JP3587389B2 - 導体サポート - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、金属閉鎖形スイッチギヤの内部に配設された導体などを支持する導体サポートに関する。
【0002】
【従来の技術】
金属閉鎖形スイッチギヤ(以下、単にスイッチギヤという)においても、内部に収納された真空遮断器の小形化や保護機器の電子化などの技術の進歩によって、真空遮断器の多段積化が進み、ユーザの設置床面積の縮小化の要請と相俟って受変電設備の縮少化が進められている。
【0003】
このうち、高圧のスイッチギヤでは、各回線ユニット毎に各機器(真空遮断器,断路器,接地装置等)を箱形の圧力容器に一括収納するガス絶縁スイッチギヤが採用されることが多い。
【0004】
このガス絶縁スイッチギヤでは、一般に内部が数個のガス区分室に分割され、これらの各ガス区分室毎に各電気機器が高密度に収納されるとともに、内部に絶縁ガスを封入して、各電気機器自体や主回路の導体の配置等を一層小形化している。
【0005】
しかし、このようなガス絶縁スイッチギヤにおいては、前述したように、主回路の機器や導体が密閉容器内に収納されているので、主回路の検相や主回路の絶縁抵抗測定を行なうときには、接地装置によって接地回路を構成し、ガス気中ブッシングを介して気中側に導体を引き出して測定する方法が一般的に採用されている。
【0006】
この接地回路の導体を支持する導体サポートには、
(1)接地回路の導体を接地電位の支持部などから確実に絶縁するとともに、主回路絶縁測定時に印加される電圧に対する絶縁耐力を備えていること。
(2)各導体の相間に加わる電磁力等の機械的強度に耐えること。
(3)スイッチギヤ本体はもとより、主回路機器の配置の高密度化を損なわないように導体をコンパクトに支持すること。
などが要求される。
【0007】
また、中低圧のスイッチギヤにおいては、上下多段に収納された真空遮断器を接続する導体が増えて、この導体の占める空間が大きいので、特に、この主回路導体の配置空間を縮小することがスイッチギヤ本体を小形化するうえで最も効果的である。
【0008】
そのためにも、この主回路導体を支持する導体サポートには、
(1)商用周波や雷インパルス耐電圧に対する絶縁耐力を備えていること。
(2)隣接した導体の相間にかかる電磁力に対する強度に耐えること。
などが要求される。
【0009】
従来のスイッチギヤにおいては、例えば図7に示すような円柱状の導体サポートを図8に示すように用いて導体を支持している。なお、図7(a)は、従来の導体サポートを示す平面図、(b)は(a)のE−E断面図を示す。
【0010】
同図に示す導体サポート10は、上下にそれぞれ埋込金具14を対称的に配置し、絶縁樹脂4で一体注形したもので、上下の埋込金具14の間を絶縁樹脂4で絶縁している。
【0011】
また、図8(a)は、導体サポート10で三相の導体を支持した状態の一例を示す平面図で、(b)は(a)の右側面図を示す。(注;スペース上90°方向を変えて示している)。同図で示すように、スイッチギヤ本体の接地電位取付部1に導体サポート10を介して各導体2をボルト7で支持固定し、それぞれの相間と対地間に対して絶縁をしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように構成された導体サポート10においては、上下に配置した埋込金具14が絶縁樹脂4の厚さtを挟んで対向配置していて、導体サポート10の高さT4が埋込金具14の高さtaと絶縁樹脂の厚さtにより決るので、高さが増える。
【0013】
また、図8に示したように、各導体2を導体サポート10により支持したことで、図8(b)に示す導体2の相間寸法T5及び対地間寸法T6が相間及び対地間の絶縁上必要な寸法(注;相間電圧に耐えるために必要な沿面距離を得るために必要な導体サポート10の高さ)以上必要となっている。
【0014】
また、導体2を介して、隣合う導体サポート10は、それぞれボルト7との干渉を避けるための寸法が長くなり、1箇所の支持寸法W2が長くなる。したがって、図8(a)において、9個の導体サポートの前後方向に占める長さ、2P+W2が長くなる。
【0015】
そこで、本発明の目的は、相間に働く電磁力に対する機械的強度を低下させることなく、導体の配設空間を減らすことのできる導体サポートを得ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、絶縁層の両端の平行な面に埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、平行な面の片面の埋金を片面の片側に埋設し、平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設したことを特徴とする。
【0017】
また、請求項2に記載の発明は、絶縁層の両端の平行な面にめねじ付き埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、平行な面の片面の埋金を片面の片側に埋設し、平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設したことを特徴とする。
【0018】
また、請求項3に記載の発明は、絶縁層の両端の平行な面に埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、絶縁層を扁平な柱状とし、平行な面の片面の埋金を片面の片側に埋設し、平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設したことを特徴とする。
【0019】
また、請求項4に記載の発明は、絶縁層の両端の平行な面に埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、埋金のうち少なくとも片面側を凸字状とし、平行な面の片面の埋金を片面の片側に埋設し、平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設したことを特徴とする。
【0020】
【作用】
請求項1,2及び請求項3に記載の発明においては、導体サポートの両面で導体を支持するときには、導体の両側に配置された導体サポートは、その一部を導体を介して重ねることが可能となる。
【0021】
また、請求項4に記載の発明においては、導体サポートの両面で導体を支持するときには、導体の両面に対向した導体サポートは同一軸心線上に配置可能となる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の導体サポートの一実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の導体サポート3Aを示す図で、(a)は、従来の技術で示した図7(a)に対応する平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)の前面図である。
【0023】
図1において、導体サポート3Aの絶縁樹脂4には、裏面の後方に一対のめねじ付埋金5Aが間隔Xで埋め込まれ、絶縁樹脂4の表面の前方には、同じくめねじ付埋金5Aが後方のめねじ付埋金と平面図において間隔Yで対称的に埋め込まれている(注;各埋金の表面は、絶縁樹脂4の表面よりも約1mm突き出ている)。
【0024】
ここで、この導体サポート3Aの表裏に配置しためねじ付埋金5Aの配置寸法X,Yは、以下の条件で決まる。
(1)左右のめねじ付埋金5Aの間隔Xは、左右のめねじ付埋金5Aを介してこの導体サポート3Aに締め付けられる導体に挿入されるボルトを締め付ける締付工具による締付け作業が可能であること。すなわち、スパナを挿着することができ、且つこのスパナを30°以上回転させることができること。
(2)表裏のめねじ付埋金5Aの間隔Yは、表裏のめねじ付埋金5Aに取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁樹脂層の厚さto+めねじ付埋金5Aの直径d以上であること。なお、絶縁樹脂層の外周には沿面距離を延ばすための図示しないひだが形成され、めねじ付埋金5Aの外周には、絶縁樹脂4からの引抜き力を上げるために凹凸が形成されているので、その凹凸による電界強度及び電界による長期に亘るコロナ放電による劣化も考慮してある。
【0025】
したがって、図3(a)の側面図の図3(b)に示すように、導体2を導体サポート3Aで支持することによって、導体2の図3(b)で示す相間寸法T2と対地間寸法T3を必要最小寸法(絶縁上必要な寸法)に減らすことができる。
【0026】
また、導体2を介して隣合う導体サポート3Aは、埋込金物5Aをずらして配置したことにより、それぞれ、ボルト7との干渉を避けるための寸法を短くすることができ、1箇所の支持寸法W1を短くすることができる。したがって、接地装置の接地回路の導体や中低圧スイッチギヤに配設される導体の配設に要する空間を減らすことができる。
【0027】
また、導体サポートの形状は、従来の導体サポートのように、埋金が上下で対向配置になっていないことから、図1(a)の平面図において正方形となっている。また、正方形の各四隅は、成形樹脂の成形後の型離上からも面取りがなされている。また、正方形の各辺も同様である。
【0028】
図2は、本発明の導体サポートの他の実施例を示す図で、めねじ付埋金の配置を、図1に示した表裏平行配置から交差配置にしたもので、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)の前面図を示す。
【0029】
この場合には、導体2を締め付けるボルトの間隔が図1の導体サポート3Aと比べてルート2倍に増えるので、用途(注;導体の幅が狭いときなど)によっては絶縁樹脂4の小形化やボルトの呼び径の増加などの対応ができる利点がある。
【0030】
また、図4は、本発明の導体サポートの異なる他の実施例を示す図で、(a)は平面図、(b)はC−C断面図、(c)は(a)の前面図である。図4においては、絶縁樹脂4の裏面の片側には、図1と同様にめねじ付埋金5Aが埋め込まれているが、絶縁樹脂4の表面には、(b),(c)において凸字状のねじなし埋金5Bが凸部5bを突き出して埋設されている。この導体サポート3Cは、図5で後述する導体サポート3Dと組み合わせて、後述する図6に示すように用いることができる。
【0031】
図5は、本発明の導体サポートの更に異なる他の実施例を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D断面図、(c)は(a)の前面図である。図5においては、図4に示した導体サポート3Cの裏面側のめねじ付埋金5Aの代りに、図4の前面に埋設したねじなし埋金5Bが埋設されている。
【0032】
図6は、図4で示した導体サポート3Cと図5で示した導体サポート3Dを用いて、箱体の角部にL字形に形成された接地電位取付部1に対して、L字形の支持金物6を介して三相分の導体2Aを支持したときを示す。
【0033】
図6において、(a)は平面図、(b)は(a)の側面から見た組立過程を示す分解図、(c)は、(a)の組立完了後の側面図である。図6においては、図6(a)において、左端の導体2A(図6(b),(c)においては後端の導体2A)を2本のボルト7と導体サポート3Cで接地電位取付部1に固定し、次に、導体2Aの図6(a)において右側に、図5で示した導体サポート3Dを導体2Aに形成された図示しない埋金挿入穴に挿入する。
【0034】
次に、この導体サポート3Dの右側に導体2を導体サポート3Dの右側に突き出たねじなし埋金5Bの凸部に挿入することで配設し、この導体2Aの右側に、図4で示した導体サポート3Cのねじなし埋金5Bの凸部5bを挿入し、この導体サポート3Cの右側に図6で示すL字形の支持金物6をボルト7で固定する。最後に、この支持金物6を導体サポート3Cに押し付けて、ボルト13で接地電位取付部1に溶接された溶接ナットに締付ける。
【0035】
この場合には、各導体2Aには、導体サポート3C及び導体サポート3Dに埋設されたねじなし埋金5Bの凸部5bが嵌合するために、図3で示した導体2に形成されたボルト締付用の穴よりも大きい取付穴が形成されているが、ボルトの締付作業が図3に示した導体配置に比べて大幅に減少するので、スイッチギヤの組立時間を減らすことができる利点がある。
【0036】
さらに、図6(c)に示すように、各導体サポート3Cと各導体サポート3Dは、横に一列に配列されており、従来技術の図8(a)で示した導体支持部の幅W2を大幅に減らすことができるので、ガス絶縁スイッチギヤの接地装置の接地回路の導体や中低圧スイッチギヤの導体の配置に要する空間を大幅に減らすことができる。
【0037】
なお、上記実施例では、ガス絶縁スイッチギヤの接地回路用導体や中低圧スイッチギヤの導体として説明したが、他の低・中・高圧スイッチギヤに配置される導体を支持する導体サポート用としても当然適用することができ、これらのスイッチギヤの導体の占める空間を縮小することができ、この空間の縮小によるスイッチギヤの外形の小形化と設置床面積の縮小化に寄与することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上、請求項1に記載の発明によれば、絶縁層の両端の平行な面に埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、平行な面の片面の埋金を片面の片側に埋設し、平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設することで、導体サポートの両面で導体を支持するときには、導体の両側に配置された導体サポートの一部を導体を介して重ねることが可能となるので、相間にかかる電磁力に耐える強度を低下させることなく、導体の配設空間を減らすことのできる導体サポートを得ることができる。
【0039】
また、請求項2に記載の発明によれば、絶縁層の両端の平行な面にめねじ付き埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、平行な面の片面の埋金を片面の片側に埋設し、平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設することで、導体サポートの両面で導体を支持するときには、導体の両側に配置された導体サポートの一部を導体を介して重ねることが可能となるので、相間にかかる電磁力に耐える強度を低下させることなく、導体の配設空間を減らすことのできる導体サポートを得ることができる。
【0040】
また、請求項3に記載の発明によれば、絶縁層の両端の平行な面に埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、絶縁層を扁平な柱状とし、平行な面の片面の埋金を片面の片側に埋設し、平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設することで、導体サポートの両面で導体を支持するときには、導体の両側に配置された導体サポートの一部を導体を介して重ねることが可能となるので、相間にかかる電磁力に耐える強度を低下させることなく、導体の配設空間を減らすことのできる導体サポートを得ることができる。
【0041】
さらに、請求項4に記載の発明は、絶縁層の両端の平行な面に埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、埋金のうち少なくとも片面側を凸字状とし、平行な面の片面の埋金を片面の片側に埋設し、平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設することで、導体サポートの両面で導体を支持するときには、導体の両面に対向した導体サポートを同一軸心線上に配置可能としたので、相間にかかる電磁力に耐える強度を低下させることなく、導体の配設空間を減らすことのできる導体サポートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導体サポートの一実施例を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)の前面図。
【図2】本発明の導体サポートの他の実施例を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)の前面図。
【図3】本発明の導体サポートの作用を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の右側面図。
【図4】本発明の導体サポートの異なる他の実施例を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C断面図、(c)は(a)の前面図。
【図5】本発明の導体サポートの更に異なる他の実施例を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D断面図、(c)は(a)の前面図。
【図6】本発明の導体サポートの図3と異なる作用を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の右側面から見た分解図、(c)は(a)の右側面図。
【図7】従来の導体サポートの一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のE−E断面図。
【図8】従来の導体サポートの作用を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の右側面図。
【符号の説明】
1…接地電位取付部、2,2A…導体、3A,3B,3C,3D…導体サポート、4…絶縁樹脂、5A…めねじ付埋金、5B…ねじなし埋金、6…支持金物、7…ボルト。
Claims (4)
- 絶縁層の両端の平行な面に埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、前記平行な面の片面の埋金を前記片面の片側に埋設し、前記平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設したことを特徴とする導体サポート。
- 絶縁層の両端の平行な面にめねじ付き埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、前記平行な面の片面の埋金を前記片面の片側に埋設し、前記平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設したことを特徴とする導体サポート。
- 絶縁層の両端の平行な面に埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、前記絶縁層を扁平な柱状とし、前記平行な面の片面の埋金を前記片面の片側に埋設し、前記平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設したことを特徴とする導体サポート。
- 絶縁層の両端の平行な面に埋金が埋設され、片面又は両面で帯板状の導体を支持する導体サポートにおいて、前記埋金のうち少なくとも片面側を凸字状とし、前記平行な面の片面の埋金を前記片面の片側に埋設し、前記平行な面の他面の埋金を、前記片面の埋金の前記平行な面上の位置と、前記片面の埋金と前記他面の埋金に取り付けられる導体にかかる相間電圧に耐える絶縁層厚さに埋金の直径を加えた距離ずらした位置に埋設したことを特徴とする導体サポート。
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