JPH0720973A - バス駆動回路 - Google Patents
バス駆動回路Info
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- JPH0720973A JPH0720973A JP5189332A JP18933293A JPH0720973A JP H0720973 A JPH0720973 A JP H0720973A JP 5189332 A JP5189332 A JP 5189332A JP 18933293 A JP18933293 A JP 18933293A JP H0720973 A JPH0720973 A JP H0720973A
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- clock
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- bits
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の方法では解決しきれなくなった問題を
解決でき、同時スイッチングビット数を制限できるよう
にする。 【構成】 送信側ではDフリップフロップ20がデータ
10に1クロックの遅延をかける。オリジナルのデータ
10と、1クロック後に出力されるデータ12とは、Ex
clusive−OR論理回路23によってビット毎の排他的
論理和がとられ、その結果が多数決回路Aへ供給され
る。多数決回路Aでは、全Nビット中、「1」のビット
数がN/2ビット以上のときにのみアナログ電圧比較器
26の出力が「1」となる。従って、セレクタ21で
は、各クロックの前後で反転したビット数の合計がN/
2以上になった場合にのみオリジナルデータに対して出
力端/Qからの反転されたデータ15が出力される。ま
た、データ極性フラグ16はデータ15がデータ10に
対して反転した場合にのみ「1」となる。一方、受信側
では上記データ極性フラグ16に基づいてオリジナルデ
ータが復元される。
解決でき、同時スイッチングビット数を制限できるよう
にする。 【構成】 送信側ではDフリップフロップ20がデータ
10に1クロックの遅延をかける。オリジナルのデータ
10と、1クロック後に出力されるデータ12とは、Ex
clusive−OR論理回路23によってビット毎の排他的
論理和がとられ、その結果が多数決回路Aへ供給され
る。多数決回路Aでは、全Nビット中、「1」のビット
数がN/2ビット以上のときにのみアナログ電圧比較器
26の出力が「1」となる。従って、セレクタ21で
は、各クロックの前後で反転したビット数の合計がN/
2以上になった場合にのみオリジナルデータに対して出
力端/Qからの反転されたデータ15が出力される。ま
た、データ極性フラグ16はデータ15がデータ10に
対して反転した場合にのみ「1」となる。一方、受信側
では上記データ極性フラグ16に基づいてオリジナルデ
ータが復元される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、コンピュータ
または通信の技術分野で用いられるマルチビットの同期
式バスを駆動するバス駆動回路に関する。
または通信の技術分野で用いられるマルチビットの同期
式バスを駆動するバス駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等を用いた、動作周波数の高いマ
ルチビットの同期式バス駆動回路においては、特に、そ
の出力バッファがクロックに同期してバスを直接駆動す
る際に、1クロック前のデータに対して同時に反転する
ビット数が多くなると、LSI内部回路の動作に影響を
及ぼすことがある。このため、同時スイッチングビット
数の制限という問題が起きてくる場合がある。そこで、
従来のバス駆動回路では、LSI内部のI/Oセルの配
置を工夫したり、電源ラインを強化することで解決して
いた。
ルチビットの同期式バス駆動回路においては、特に、そ
の出力バッファがクロックに同期してバスを直接駆動す
る際に、1クロック前のデータに対して同時に反転する
ビット数が多くなると、LSI内部回路の動作に影響を
及ぼすことがある。このため、同時スイッチングビット
数の制限という問題が起きてくる場合がある。そこで、
従来のバス駆動回路では、LSI内部のI/Oセルの配
置を工夫したり、電源ラインを強化することで解決して
いた。
【0003】
【発明を解決しようとする課題】ところで、上述したマ
ルチビットの同期式バス駆動回路においては、近年、C
PUの高性能化や、バスのバンド幅の増大等に伴い、ビ
ット数が増大する傾向にある。このため、前述したLS
I内部のI/Oセルの配置を工夫したり、電源ラインを
強化する方法だけでは、同時スイッチングビット数の制
限という問題を回避できないという問題が生じる。
ルチビットの同期式バス駆動回路においては、近年、C
PUの高性能化や、バスのバンド幅の増大等に伴い、ビ
ット数が増大する傾向にある。このため、前述したLS
I内部のI/Oセルの配置を工夫したり、電源ラインを
強化する方法だけでは、同時スイッチングビット数の制
限という問題を回避できないという問題が生じる。
【0004】そこで本発明は、バスのビット数の増大に
よって、LSI内部のI/Oセルの配置の工夫、電源ラ
インの強化等だけでは解決しきれなくなった問題を解決
でき、同時スイッチングビット数を制限できるバス駆動
回路を提供することを目的としている。
よって、LSI内部のI/Oセルの配置の工夫、電源ラ
インの強化等だけでは解決しきれなくなった問題を解決
でき、同時スイッチングビット数を制限できるバス駆動
回路を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるバス駆動回路は、マルチビットの同期
式バス駆動回路において、バス上に1クロック前に送出
したデータと、次のクロックで送出するオリジナルデー
タとを比較し、クロックの前後で値の変化したビットの
数を判定する判定手段と、判定結果に基づいて、次のク
ロックでバス上に送出するオリジナルデータを一度に反
転して出力する反転手段と、バス上のデータがオリジナ
ルデータに対して反転していることを示すデータ極性フ
ラグを出力するフラグ出力手段と、受信側において、前
記極性フラグの値に応じて、受信データを反転して取込
む取込手段とを具備することを特徴としている。
め、本発明によるバス駆動回路は、マルチビットの同期
式バス駆動回路において、バス上に1クロック前に送出
したデータと、次のクロックで送出するオリジナルデー
タとを比較し、クロックの前後で値の変化したビットの
数を判定する判定手段と、判定結果に基づいて、次のク
ロックでバス上に送出するオリジナルデータを一度に反
転して出力する反転手段と、バス上のデータがオリジナ
ルデータに対して反転していることを示すデータ極性フ
ラグを出力するフラグ出力手段と、受信側において、前
記極性フラグの値に応じて、受信データを反転して取込
む取込手段とを具備することを特徴としている。
【0006】また、判定手段は、デジタル入力の各ビッ
トの重みが等しい一種のD/Aコンバータと、前記D/
Aコンバータのアナログ出力電圧に対して、しきい値が
ビット数の1/2に設定された電圧比較器とを有するよ
うにしてもよい。
トの重みが等しい一種のD/Aコンバータと、前記D/
Aコンバータのアナログ出力電圧に対して、しきい値が
ビット数の1/2に設定された電圧比較器とを有するよ
うにしてもよい。
【0007】
【作用】本発明では、バス上に1クロック前に送出した
データと、次のクロックで送出するオリジナルデータと
を判定手段によって比較し、クロックの前後で値の変化
したビットの数を判定し、該判定結果に基づいて、次の
クロックでバス上に送出するオリジナルデータを反転手
段により一度に反転して出力するとともに、バス上のデ
ータがオリジナルデータに対して反転されているか、あ
るいは反転されていないかを示すデータ極性フラグをフ
ラグ出力手段により出力する。一方、受信側において
は、取込手段により、上記極性フラグの値に応じて、受
信データを反転して取込む。この結果、マルチビットの
同期式バス上において、クロックの前後でビット反転を
生じる信号線の数を、判定手段により設定されるビット
数以下に制限できる。
データと、次のクロックで送出するオリジナルデータと
を判定手段によって比較し、クロックの前後で値の変化
したビットの数を判定し、該判定結果に基づいて、次の
クロックでバス上に送出するオリジナルデータを反転手
段により一度に反転して出力するとともに、バス上のデ
ータがオリジナルデータに対して反転されているか、あ
るいは反転されていないかを示すデータ極性フラグをフ
ラグ出力手段により出力する。一方、受信側において
は、取込手段により、上記極性フラグの値に応じて、受
信データを反転して取込む。この結果、マルチビットの
同期式バス上において、クロックの前後でビット反転を
生じる信号線の数を、判定手段により設定されるビット
数以下に制限できる。
【0008】また、判定手段において、デジタル入力の
各ビットの重みが等しい一種のD/Aコンバータと、前
記D/Aコンバータのアナログ出力電圧に対して、しき
い値がビット数の1/2に設定された電圧比較器とを有
するようにすることにより、クロックの前後でビット反
転を生じる信号線の数を、常に、全ビット数の1/2以
下に制限できる。
各ビットの重みが等しい一種のD/Aコンバータと、前
記D/Aコンバータのアナログ出力電圧に対して、しき
い値がビット数の1/2に設定された電圧比較器とを有
するようにすることにより、クロックの前後でビット反
転を生じる信号線の数を、常に、全ビット数の1/2以
下に制限できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。なお、バスのデータビット数をNビット
として説明する。但し、Nは偶数であるものとする。
ック図である。なお、バスのデータビット数をNビット
として説明する。但し、Nは偶数であるものとする。
【0011】図において、10は、内部信号バス(以
下、バスという)を介して供給されるNビットのデータ
であり、このデータ10は、Dフリップフロップ20お
よびExclusive(排他的)−OR論理回路23の一方の
入力端に供給される。Dフリップフロップ20は、上記
データ10と同数のビット構成であり、同相出力Q、反
転出力/Qを有している。Dフリップフロップ20は、
クロック信号11によって上記Nビットのデータ10に
1クロックの遅延をかけた後、このNビットのデータを
同相出力Q、反転出力/Qから、それぞれ、Nビットの
セレクタ21の入力端A,Bに供給する。セレクタ21
は、セレクト信号Sが「0」の時に入力端Aに供給され
たデータを出力端Yへ出力し、「1」の時に入力端Bに
供給されたデータを出力端Yへ出力する。そして、セレ
クタ21の出力端Yから出力される遅延されたデータ1
2は、Exclusive−OR論理回路23の他方の入力端
と、出力バッファ27とに供給される。
下、バスという)を介して供給されるNビットのデータ
であり、このデータ10は、Dフリップフロップ20お
よびExclusive(排他的)−OR論理回路23の一方の
入力端に供給される。Dフリップフロップ20は、上記
データ10と同数のビット構成であり、同相出力Q、反
転出力/Qを有している。Dフリップフロップ20は、
クロック信号11によって上記Nビットのデータ10に
1クロックの遅延をかけた後、このNビットのデータを
同相出力Q、反転出力/Qから、それぞれ、Nビットの
セレクタ21の入力端A,Bに供給する。セレクタ21
は、セレクト信号Sが「0」の時に入力端Aに供給され
たデータを出力端Yへ出力し、「1」の時に入力端Bに
供給されたデータを出力端Yへ出力する。そして、セレ
クタ21の出力端Yから出力される遅延されたデータ1
2は、Exclusive−OR論理回路23の他方の入力端
と、出力バッファ27とに供給される。
【0012】出力バッファ27は、Nビットの外部バス
15を駆動する。なお、図示する出力制御信号(/ENAB
LE)17は、必要に応じて、出力バッファ27の出力を
ハイ・インピーダンス状態にするものである。
15を駆動する。なお、図示する出力制御信号(/ENAB
LE)17は、必要に応じて、出力バッファ27の出力を
ハイ・インピーダンス状態にするものである。
【0013】一方、Exclusive−OR論理回路23は、
オリジナルのデータ10と、1クロック後に出力される
データ12とに対して、ビット毎のExclusive(排他
的)−ORをとることにより、クロックの前後で反転し
たビットを検出する。このExclusive−OR論理回路2
3が出力するデータ13は、破線部Aで示すNビットの
入力端を有する多数決回路に入力される。24,24,
…は、電流スイッチであり、データ13の各ビットによ
ってコントロールされ、「0」の時にオフ、「1」の時
にオンとなる。25,25,…は、各ビットの電流値が
iの定電流源であり、それぞれに対応する電流スイッチ
24,24,…がオンとなることで抵抗R1に電流iを
供給する。
オリジナルのデータ10と、1クロック後に出力される
データ12とに対して、ビット毎のExclusive(排他
的)−ORをとることにより、クロックの前後で反転し
たビットを検出する。このExclusive−OR論理回路2
3が出力するデータ13は、破線部Aで示すNビットの
入力端を有する多数決回路に入力される。24,24,
…は、電流スイッチであり、データ13の各ビットによ
ってコントロールされ、「0」の時にオフ、「1」の時
にオンとなる。25,25,…は、各ビットの電流値が
iの定電流源であり、それぞれに対応する電流スイッチ
24,24,…がオンとなることで抵抗R1に電流iを
供給する。
【0014】また、26はアナログ電圧比較器であり、
プラス入力端子に印加される電圧をV+、マイナス入力
端子に印加される電圧をV−とすると、V+≧V−の時
に正論理「1」、V+≦V−の時に負論理「0」を出力
する。
プラス入力端子に印加される電圧をV+、マイナス入力
端子に印加される電圧をV−とすると、V+≧V−の時
に正論理「1」、V+≦V−の時に負論理「0」を出力
する。
【0015】上記アナログ電圧比較器26のマイナス端
子には、データ13のNビット中、mビットが「1」の
場合、抵抗R1に流れる電流がm×iであることから、 Vcomp- = V1−R1mi ……………………………………… (1) の電圧が印加される。一方、アナログ電圧比較器26の
プラス端子には、 Vcomp+ = (VRF1−VRF2)・R3/(R2+R3) ……… (2) の基準電圧が印加されている。
子には、データ13のNビット中、mビットが「1」の
場合、抵抗R1に流れる電流がm×iであることから、 Vcomp- = V1−R1mi ……………………………………… (1) の電圧が印加される。一方、アナログ電圧比較器26の
プラス端子には、 Vcomp+ = (VRF1−VRF2)・R3/(R2+R3) ……… (2) の基準電圧が印加されている。
【0016】したがって、多数決回路では、m=N/2
であるから、(1)式と(2)式とから、 R3/(R2+R3)=(V1−R1・Ni/2)/(VRF1−VRF2) …… (3) となるように、抵抗器R2、R3を選択すれば、全Nビッ
ト中、「1」のビット数がN/2ビット以上のときに、
アナログ電圧比較器26の出力信号14が「1」とな
る。このアナログ電圧比較器26の出力信号14は、D
フリップフロップ22に供給される。
であるから、(1)式と(2)式とから、 R3/(R2+R3)=(V1−R1・Ni/2)/(VRF1−VRF2) …… (3) となるように、抵抗器R2、R3を選択すれば、全Nビッ
ト中、「1」のビット数がN/2ビット以上のときに、
アナログ電圧比較器26の出力信号14が「1」とな
る。このアナログ電圧比較器26の出力信号14は、D
フリップフロップ22に供給される。
【0017】このアナログ電圧比較器26の出力信号1
4は、Dフリップフロップ22において、Dフリップフ
ロップ20に供給されるクロックと同じクロック信号1
1によって1クロックの遅延がかけられ、前述したセレ
クタ21のセレクト信号Sとして供給されている。
4は、Dフリップフロップ22において、Dフリップフ
ロップ20に供給されるクロックと同じクロック信号1
1によって1クロックの遅延がかけられ、前述したセレ
クタ21のセレクト信号Sとして供給されている。
【0018】したがって、セレクタ21の出力データ1
2に注目してみると、各クロックの前後で、反転してい
るビット数の合計がN/2以上になると、外部バス15
にはオリジナルデータに対して、反転したデータが出力
される。したがって、外部バス15上のデータにおいて
は、クロックの前後で、反転するビット数の合計は、常
にN/2以下になっている。
2に注目してみると、各クロックの前後で、反転してい
るビット数の合計がN/2以上になると、外部バス15
にはオリジナルデータに対して、反転したデータが出力
される。したがって、外部バス15上のデータにおいて
は、クロックの前後で、反転するビット数の合計は、常
にN/2以下になっている。
【0019】また、現在、出力中のデータが、オリジナ
ルデータに対して反転しているか否かを受信側に知らせ
るために、データ極性フラグ16として、反転している
場合は「1」、オリジナルデータと同じ場合は「0」と
なる信号が出力される。なお、28は、データ極性フラ
グ16を駆動する出力バッファである。
ルデータに対して反転しているか否かを受信側に知らせ
るために、データ極性フラグ16として、反転している
場合は「1」、オリジナルデータと同じ場合は「0」と
なる信号が出力される。なお、28は、データ極性フラ
グ16を駆動する出力バッファである。
【0020】上述した構成において、データ10は、D
フリップフロップ20およびExclusive(排他的)−O
R論理回路23の一方の入力端に供給される。Dフリッ
プフロップ20は、クロック信号11によって上記Nビ
ットのデータ10に1クロックの遅延をかけた後、この
Nビットのデータを同相出力Q、反転出力/Qから、そ
れぞれ、Nビットのセレクタ21の入力端A,Bに供給
する。セレクタ21は、セレクト信号Sが「0」の時に
入力端Aに供給されたデータを出力端Yへ出力し、
「1」の時に入力端Bに供給されたデータを出力端Yへ
出力する。そして、セレクタ21の出力端Yから出力さ
れる遅延されたデータ12は、Exclusive−OR論理回
路23の他方の入力端と、出力バッファ27とに供給さ
れる。
フリップフロップ20およびExclusive(排他的)−O
R論理回路23の一方の入力端に供給される。Dフリッ
プフロップ20は、クロック信号11によって上記Nビ
ットのデータ10に1クロックの遅延をかけた後、この
Nビットのデータを同相出力Q、反転出力/Qから、そ
れぞれ、Nビットのセレクタ21の入力端A,Bに供給
する。セレクタ21は、セレクト信号Sが「0」の時に
入力端Aに供給されたデータを出力端Yへ出力し、
「1」の時に入力端Bに供給されたデータを出力端Yへ
出力する。そして、セレクタ21の出力端Yから出力さ
れる遅延されたデータ12は、Exclusive−OR論理回
路23の他方の入力端と、出力バッファ27とに供給さ
れる。
【0021】一方、Exclusive−OR論理回路23は、
オリジナルのデータ10と、1クロック後に出力される
データ12とに対して、ビット毎のExclusive(排他
的)−ORをとることにより、クロックの前後で反転し
たビットを検出し、その結果を多数決回路Aへ供給す
る。多数決回路Aにおいては、全Nビット中、「1」の
ビット数がN/2ビット以上のときにのみ、アナログ電
圧比較器26の出力信号14が「1」となる。このアナ
ログ電圧比較器26の出力信号14は、Dフリップフロ
ップ22に供給される。
オリジナルのデータ10と、1クロック後に出力される
データ12とに対して、ビット毎のExclusive(排他
的)−ORをとることにより、クロックの前後で反転し
たビットを検出し、その結果を多数決回路Aへ供給す
る。多数決回路Aにおいては、全Nビット中、「1」の
ビット数がN/2ビット以上のときにのみ、アナログ電
圧比較器26の出力信号14が「1」となる。このアナ
ログ電圧比較器26の出力信号14は、Dフリップフロ
ップ22に供給される。
【0022】このアナログ電圧比較器26の出力信号1
4は、Dフリップフロップ22において、クロック信号
11によって1クロックの遅延がかけられた後、セレク
タ21のセレクト信号Sとして供給されるとともに、出
力バッファ27を介して、データ極性フラグ16として
出力される。したがって、セレクタ21の出力データ1
2に注目してみると、各クロックの前後で反転したビッ
ト数の合計がN/2以上になった場合にのみ、外部バス
には、オリジナルデータに対して出力端/Qから出力さ
れる反転したデータ15が出力され、上記ビット数の合
計がN/2より小さい場合には、出力端Qから出力され
るデータ10と同一のデータ15が出力される。また、
データ極性フラグ16は、データ15がオリジナルのデ
ータ10に対して反転している場合は「1」、オリジナ
ルのデータ10と同じ場合は「0」となる。
4は、Dフリップフロップ22において、クロック信号
11によって1クロックの遅延がかけられた後、セレク
タ21のセレクト信号Sとして供給されるとともに、出
力バッファ27を介して、データ極性フラグ16として
出力される。したがって、セレクタ21の出力データ1
2に注目してみると、各クロックの前後で反転したビッ
ト数の合計がN/2以上になった場合にのみ、外部バス
には、オリジナルデータに対して出力端/Qから出力さ
れる反転したデータ15が出力され、上記ビット数の合
計がN/2より小さい場合には、出力端Qから出力され
るデータ10と同一のデータ15が出力される。また、
データ極性フラグ16は、データ15がオリジナルのデ
ータ10に対して反転している場合は「1」、オリジナ
ルのデータ10と同じ場合は「0」となる。
【0023】次に、図2は同実施例の受信側の構成を示
すブロック図である。この図において、バッファ40
は、外部回路より供給されるデータ30をNビットのD
フリップフロップ41に供給する。上記データ30は、
図1に示すデータ15に相当する。Dフリップフロップ
41は、同相出力Q、反転出力/Qを持ち、クロック信
号33によって上記外部バス上にあるNビットのデータ
30に1クロックの遅延をかけた後、このNビットのデ
ータを同相出力Q、反転出力/Qから、それぞれ、Nビ
ットのセレクタ42の入力端A,Bに供給する。
すブロック図である。この図において、バッファ40
は、外部回路より供給されるデータ30をNビットのD
フリップフロップ41に供給する。上記データ30は、
図1に示すデータ15に相当する。Dフリップフロップ
41は、同相出力Q、反転出力/Qを持ち、クロック信
号33によって上記外部バス上にあるNビットのデータ
30に1クロックの遅延をかけた後、このNビットのデ
ータを同相出力Q、反転出力/Qから、それぞれ、Nビ
ットのセレクタ42の入力端A,Bに供給する。
【0024】また、32は、図1に示すデータ極性フラ
グ16と同一のものであって、このデータ極性フラグ3
2は、バッファ43を介して、Dフリップフロップ44
に供給される。Dフリップフロップ44は、データ極性
フラグ32をクロック信号33によって1クロックの遅
延をかけ、これをセレクタ22のセレクト信号Sとして
供給するようになっている。
グ16と同一のものであって、このデータ極性フラグ3
2は、バッファ43を介して、Dフリップフロップ44
に供給される。Dフリップフロップ44は、データ極性
フラグ32をクロック信号33によって1クロックの遅
延をかけ、これをセレクタ22のセレクト信号Sとして
供給するようになっている。
【0025】セレクタ42は、セレクト信号Sが「0」
の時に入力端Aに供給されたデータを出力端Yへ出力
し、「1」の時に入力端Bに供給されたデータを出力端
Yに出力する。このセレクト信号Sは、セレクタ42の
入力信号に同期(遅延)したデータ極性フラグ32によ
って切り替えられる。なお、Dフリップフロップ41と
44とには、各々、クロック信号33が供給されてお
り、このクロック信号33は、図1に示すクロック信号
11と周波数、および位相が一致しているものとする。
の時に入力端Aに供給されたデータを出力端Yへ出力
し、「1」の時に入力端Bに供給されたデータを出力端
Yに出力する。このセレクト信号Sは、セレクタ42の
入力信号に同期(遅延)したデータ極性フラグ32によ
って切り替えられる。なお、Dフリップフロップ41と
44とには、各々、クロック信号33が供給されてお
り、このクロック信号33は、図1に示すクロック信号
11と周波数、および位相が一致しているものとする。
【0026】上述した構成において、データ30は、バ
ッファ40を介してDフリップフロップ41に供給され
る。Dフリップフロップ41は、クロック信号33によ
ってデータ30に1クロックの遅延をかけた後、これを
同相出力Q、反転出力/Qからそれぞれ出力する。ま
た、データ極性フラグ32は、バッファ43を介してD
フリップフロップ44に供給される。Dフリップフロッ
プ44は、データ極性フラグ32をクロック信号33に
よって1クロックの遅延をかけた後、これをセレクタ2
2のセレクト信号Sとして出力する。
ッファ40を介してDフリップフロップ41に供給され
る。Dフリップフロップ41は、クロック信号33によ
ってデータ30に1クロックの遅延をかけた後、これを
同相出力Q、反転出力/Qからそれぞれ出力する。ま
た、データ極性フラグ32は、バッファ43を介してD
フリップフロップ44に供給される。Dフリップフロッ
プ44は、データ極性フラグ32をクロック信号33に
よって1クロックの遅延をかけた後、これをセレクタ2
2のセレクト信号Sとして出力する。
【0027】したがって、セレクタ42においては、セ
レクト信号Sが「0」の場合、すなわち、外部回路から
供給されたデータ30(15)がオリジナルのデータ1
0と同じ場合には、入力端Aに供給されたそのままのデ
ータ15が出力端Yへ出力され、セレクト信号Sが
「1」の場合、すなわち、外部回路から供給されたデー
タ30(15)がオリジナルのデータ10に対して反転
されている場合には、入力端Bに供給された、反転され
たデータ10が出力端Yへ出力される。以上から、内部
バス31には、図1の10と同じオリジナルデータが復
元される。
レクト信号Sが「0」の場合、すなわち、外部回路から
供給されたデータ30(15)がオリジナルのデータ1
0と同じ場合には、入力端Aに供給されたそのままのデ
ータ15が出力端Yへ出力され、セレクト信号Sが
「1」の場合、すなわち、外部回路から供給されたデー
タ30(15)がオリジナルのデータ10に対して反転
されている場合には、入力端Bに供給された、反転され
たデータ10が出力端Yへ出力される。以上から、内部
バス31には、図1の10と同じオリジナルデータが復
元される。
【0028】なお、ここでは、全ビット数の1/2に対
して、同時スイッチングの制限ビット数に多少の余裕が
あるようにすべきであり、したがって、多数決回路Aは
高精度である必要はない。
して、同時スイッチングの制限ビット数に多少の余裕が
あるようにすべきであり、したがって、多数決回路Aは
高精度である必要はない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバス駆動
回路では、送信側において、バス上に1クロック前に送
出したデータと、次のクロックで送出するオリジナルデ
ータとを判定手段によって比較し、クロックの前後で値
の変化したビットの数を判定し、該判定結果に基づい
て、次のクロックでバス上に送出するオリジナルデータ
を反転手段により一度に反転して出力するとともに、バ
ス上のデータがオリジナルデータに対して反転されてい
るか、あるいは反転されていないかを示すデータ極性フ
ラグをフラグ出力手段により出力し、一方、受信側にお
いては、取込手段により、上記極性フラグの値に応じ
て、受信データを反転して取込むようにしたため、クロ
ックの前後でビット反転を生じる信号線の数を、判定手
段により設定されるビット数以下に制限できる。また、
判定手段において、デジタル入力の各ビットの重みが等
しい一種のD/Aコンバータと、前記D/Aコンバータ
のアナログ出力電圧に対して、しきい値がビット数の1
/2に設定された電圧比較器とを有するようにすること
により、クロックの前後でビット反転を生じる信号線の
数を、常に全ビット数の1/2以下に制限できる。した
がって、LSI等を用いて特にその出力バッファが、ク
ロックに同期してバスを直接駆動する際に生じる、同時
スイッチング・ビット数の制限という課題において、バ
スのビット数の増大によって、LSI内部のI/Oセル
の配置の工夫、電源ラインの強化等だけでは解決しきれ
なくなった問題を解決できるという利点が得られる。
回路では、送信側において、バス上に1クロック前に送
出したデータと、次のクロックで送出するオリジナルデ
ータとを判定手段によって比較し、クロックの前後で値
の変化したビットの数を判定し、該判定結果に基づい
て、次のクロックでバス上に送出するオリジナルデータ
を反転手段により一度に反転して出力するとともに、バ
ス上のデータがオリジナルデータに対して反転されてい
るか、あるいは反転されていないかを示すデータ極性フ
ラグをフラグ出力手段により出力し、一方、受信側にお
いては、取込手段により、上記極性フラグの値に応じ
て、受信データを反転して取込むようにしたため、クロ
ックの前後でビット反転を生じる信号線の数を、判定手
段により設定されるビット数以下に制限できる。また、
判定手段において、デジタル入力の各ビットの重みが等
しい一種のD/Aコンバータと、前記D/Aコンバータ
のアナログ出力電圧に対して、しきい値がビット数の1
/2に設定された電圧比較器とを有するようにすること
により、クロックの前後でビット反転を生じる信号線の
数を、常に全ビット数の1/2以下に制限できる。した
がって、LSI等を用いて特にその出力バッファが、ク
ロックに同期してバスを直接駆動する際に生じる、同時
スイッチング・ビット数の制限という課題において、バ
スのビット数の増大によって、LSI内部のI/Oセル
の配置の工夫、電源ラインの強化等だけでは解決しきれ
なくなった問題を解決できるという利点が得られる。
【図1】本発明に係るバス駆動回路の送信側の一実施例
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例の上記バス駆動回路の受信側の一実施
例の構成を示すブロック図である。
例の構成を示すブロック図である。
A 多数決回路部(判定手段) 10,12,15 データ 11 クロック信号 13 NビットExclusive−OR出力信号 14 電圧比較器出力信号 16 データ極性フラグ 17 バッファ出力制御信号 20 NビットDフリップフロップ(反転手段) 21 Nビットセレクタ(反転手段) 22 Dフリップフロップ(フラグ出力手段) 23 NビットExclusive−OR論理回路(判定手段) 24 電流スイッチ(D/Aコンバータ) 25 定電流源(D/Aコンバータ) 26 アナログ電圧比較器(電圧比較器) 27 Nビット外部バス出力バッファ 28 データ極性フラグ出力バッファ 30,31 データ 32 データ極性フラグ 33 クロック信号 40 Nビット外部バス入力バッファ 41 NビットDフリップフロップ 42 Nビットセレクタ 43 データ極性フラグ入力バッファ 44 Dフリップフロップ V1 電源 V2 電源 VRF1 電源 VRF2 電源 R1 抵抗器 R2 抵抗器 R3 抵抗器
Claims (2)
- 【請求項1】 マルチビットの同期式バス駆動回路にお
いて、 バス上に1クロック前に送出したデータと、次のクロッ
クで送出するオリジナルデータとを比較し、クロックの
前後で値の変化したビットの数を判定する判定手段と、 判定結果に基づいて、次のクロックでバス上に送出する
オリジナルデータを一度に反転して出力する反転手段
と、 バス上のデータがオリジナルデータに対して反転してい
ることを示すデータ極性フラグを出力するフラグ出力手
段と、 受信側において、前記極性フラグの値に応じて、受信デ
ータを反転して取込む取込手段とを具備することを特徴
とするバス駆動回路。 - 【請求項2】 判定手段は、デジタル入力の各ビットの
重みが等しい一種のD/Aコンバータと、前記D/Aコ
ンバータのアナログ出力電圧に対して、しきい値がビッ
ト数の1/2に設定された電圧比較器とを有することを
特徴する請求項1記載のバス駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5189332A JPH0720973A (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | バス駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5189332A JPH0720973A (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | バス駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720973A true JPH0720973A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=16239580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5189332A Pending JPH0720973A (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | バス駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720973A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH096500A (ja) * | 1995-06-16 | 1997-01-10 | Nec Corp | インターフェース回路 |
WO1997011420A1 (fr) * | 1995-09-18 | 1997-03-27 | Hitachi, Ltd. | Procede de commande de bus, circuit de commande de bus et processeur utilisant ledit procede |
US6946867B2 (en) | 2002-08-21 | 2005-09-20 | Nec Corporation | Data output circuit and data output method |
US6999352B2 (en) | 2002-10-08 | 2006-02-14 | Elpida Memory, Inc. | Data inversion circuit and semiconductor device |
JP2015210533A (ja) * | 2014-04-23 | 2015-11-24 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | データバス駆動回路、それを備えた半導体装置及び半導体記憶装置 |
JP2018010663A (ja) * | 2017-08-25 | 2018-01-18 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | モジュール、及び、システム |
-
1993
- 1993-07-01 JP JP5189332A patent/JPH0720973A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH096500A (ja) * | 1995-06-16 | 1997-01-10 | Nec Corp | インターフェース回路 |
WO1997011420A1 (fr) * | 1995-09-18 | 1997-03-27 | Hitachi, Ltd. | Procede de commande de bus, circuit de commande de bus et processeur utilisant ledit procede |
US6946867B2 (en) | 2002-08-21 | 2005-09-20 | Nec Corporation | Data output circuit and data output method |
US6999352B2 (en) | 2002-10-08 | 2006-02-14 | Elpida Memory, Inc. | Data inversion circuit and semiconductor device |
JP2015210533A (ja) * | 2014-04-23 | 2015-11-24 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | データバス駆動回路、それを備えた半導体装置及び半導体記憶装置 |
JP2018010663A (ja) * | 2017-08-25 | 2018-01-18 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | モジュール、及び、システム |
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