JPH0720904A - プロセス制御装置のリミッタ設定装置 - Google Patents

プロセス制御装置のリミッタ設定装置

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JPH0720904A
JPH0720904A JP16494693A JP16494693A JPH0720904A JP H0720904 A JPH0720904 A JP H0720904A JP 16494693 A JP16494693 A JP 16494693A JP 16494693 A JP16494693 A JP 16494693A JP H0720904 A JPH0720904 A JP H0720904A
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JP
Japan
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limiter
output
signal
set value
value
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JP16494693A
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English (en)
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Hideyuki Iga
英幸 伊賀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、リミッタ付積分器のリミッ
タ値を関数発生器の後段に有する制限器の設定値に基づ
き自動的に設定することである。 【構成】 本実施例のプロセス制御装置のリミッタ設定
装置は、入力信号gを演算処理した出力が設定値以下の
場合は、積分特性に従う処理を行ない、出力が設定値以
上の場合はこの出力は設定値に制限する処理を行なうリ
ミッタ付積分器1と、リミッタ付積分器3から出力され
る信号が非線形な場合には、予め設定されている補正に
従い処理する関数発生器2と、関数発生器2から出力さ
れる信号が設定範囲内に制限し、制御信号を出力すると
ともに、この信号が予め設定されている値に到達した場
合、到達信号を出力する制限器5と、制御器3から到達
信号が出力された場合、その時点のリミッタ付積分器1
から出力されている信号を取り込み、この信号をリミッ
タ付積分器1の設定値として設定する設定器4とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非線形な特性を有する
制御対象を制御するプロセス制御装置のリミッタ設定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のプロセス制御装置のリミ
ッタ設定装置部分を示すものである。プロセス制御装置
100 (以下、制御装置100 と言う。)は、非線形な制御
対象10の制御を行う制御装置である。
【0003】制御装置100 には、リミッタ付積分器1お
よび非線形性を補償するための関数発生器2、制御対象
の保護等を目的として、制御対象10への制御信号を制限
する制限器3から構成されているリミッタ設定装置を備
えている。
【0004】以下、リミッタ設定装置の動作を説明す
る。リミッタ付積分器1は、この出力がリミッタ値に到
達していな場合には通常の積分器として動作し、この出
力がリミッタ値に到達している場合には出力リミッタ値
に制限される。
【0005】つまり、リミッタ値の範囲内で出力が飽和
することなく動作する積分器である。リミッタ付積分器
1の制御器出力bは、設定値gにより制限された値であ
る。
【0006】関数発生器2は、図2のように制御対象の
制御信号dに対する応答が非線形な場合に、制御器出力
bを補償する目的で設置し、制御器信号bを補償した関
数発生器出力cを出力する。
【0007】関数発生器出力cは制御対象10の保護を目
的として設置されている制御器3に入力される。ここ
で、制御器3を設定する必要性としては、例えばタービ
ン駆動のポンプ等において通常は流量相当(制御器出力
b)の回転数(関数発生器出力c)を制御信号dとする
が、タービンの保護からオーバースピードを監視する必
要があり、関数発生器2の後段に制限器3を設置する必
要がある。
【0008】ここで、制御器出力bに対して、関数発生
器2から出力される関数発生器出力cにて制限した制御
していることから、関数発生器2から出力される関数発
生器出力cを制限する制限器3の設定値をリミッタ付積
分器1の設定値に設定する必要がある。
【0009】これらの、リミッタ付積分器1および制限
器3の設定値が対応していないと、図3に示すように制
御器出力bの応答性が悪くなる。すなわち、リミッタ付
積分器1および制限器3の設定値は関数発生器2の関係
を維持し合わせる必要がある。つまり、図3において、
リミッタ付積分器1および制限器3の設定値は同一ライ
ンであればいい。同一ラインであれば、応答性が向上す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、リミ
ッタ付積分器1のリミッタ値は設定値gにて設定されて
いるが、設定値gを制限器3の設定値相当の値を求めて
個別に設定しているため、その設定に応じた関数発生器
2の変更、制限器3の変更の場合に変更ミス、変更忘れ
等の不具合が生じていた。
【0011】本発明の目的は、リミッタ付積分器1のリ
ミッタ値の変更を関数発生器2後段の制限器3の設定値
に基づき自動的に設定し、関数発生器2の変更、制限器
3の変更も柔軟に対応可能とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力信号
を演算処理した出力が設定値以下の場合は、積分特性に
従う処理を行ない、出力が設定値以上の場合はこの出力
は設定値に制限する処理を行なう積分手段と、前記積分
手段から出力される信号が非線形な場合には、予め設定
されている補正に従い処理する関数発生手段と、前記関
数発生手段から出力される信号が設定範囲内に制限し、
制御信号を出力するとともに、この信号が予め設定され
ている値に到達した場合、到達信号を出力する制限手段
と、前記制限手段から到達信号が出力された場合、その
時点の前記積分手段から出力されている信号を取り込
み、この信号を前記積分手段の設定値として設定する手
段とを有する。
【0013】第2の発明は、入力信号を演算処理した出
力が設定値以下の場合は、積分特性に従う処理を行な
い、出力が設定値以上の場合はこの出力は設定値に制限
する処理を行なう積分手段と、前記積分手段から出力さ
れる信号が非線形な場合には、予め設定されている補正
に従い処理する関数発生手段と、前記関数発生手段から
出力される信号を設定値内に制限し、制御信号を出力す
る制限手段と、前記制限手段に設定されている設定値を
前記関数発生手段で行われる補正とは逆の補正に従い処
理し、この信号を前記積分手段の設定値として設定する
設定手段とを有することを特徴とする。
【0014】
【作用】第1の発明のプラント制御装置のリミット設定
装置は、設定値を有する信号が積分手段に入力され、設
定値が設定される。そして、関数発生手段では、積分手
段から出力される信号が非線形な場合には予め設定され
ている補正に従い処理する。そして、制限手段では関数
発生手段から出力される信号が設定範囲内に制限し、制
御信号を出力するとともに、この信号が予め設定されて
いる値に到達した場合、到達信号を出力する。そして、
設定手段では制限手段から到達信号が出力された場合
に、その時点の積分手段から出力されている信号を積分
手段の設定値として設定する。
【0015】第2の発明のプラント制御装置のリミッタ
設定装置は、設定値を有する信号が積分手段に入力さ
れ、設定値が設定される。そして、関数発生手段では、
積分手段から出力される信号が非線形な場合には予め設
定されている補正に従い処理する。そして制限手段では
関数発生手段から出力される信号が設定範囲内に制限
し、制御信号を出力すると出力する。そして、設定手段
では制限手段に設定されている設定値を関数発生手段で
の補正処理とは逆の補正処理に従い処理し、制限手段の
設定値とし設定する。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例プロセス制御装置
のリミッタ設定装置部分を示すものである。プロセス制
御装置100 (以下、制御装置100 と言う。)は、非線形
な制御対象10の制御を行う制御装置である。
【0017】制御装置100 には、リミッタ付積分器1お
よび非線形性を補償するための関数発生器2、制御対象
の保護等を目的として、制御対象10への制御信号を制限
するとともに制限器3、リミッタ付積分器1と制限器3
から出力される信号によりリミッタ付積分器1の設定値
を設定する設定器4から構成されているリミッタ設定装
置を備えている。
【0018】以下、リミッタ設定装置を説明する。リミ
ッタ付積分器1は、この出力がリミッタ値に到達してい
ない場合には通常の積分器として動作し、この出力がリ
ミッタ値に到達している場合には出力リミッタ値に制限
される。
【0019】つまり、リミッタ値の範囲内で出力が飽和
することなく動作する積分器である。リミッタ付積分器
1の制御器出力bは、設定器4からの設定値gにより制
限された値である。
【0020】関数発生器2は、図2のように制御対象の
制御信号dに対する応答が非線形な場合に、制御器出力
bを補償する目的で設置し、制御器信号bを補償した関
数発生器出力cを出力する。
【0021】関数発生器出力cは制御対象10の保護を目
的として設置されている制限器3に入力される。ここ
で、制限器3を設定する必要性としては、例えばタービ
ン駆動のポンプ等において通常は流量相当(制御器出力
b)の回転数(関数発生器出力c)を制御信号dとする
が、タービンの保護からオーバースピードを監視する必
要があり、関数発生器2の後段に制限器3を設置する必
要がある。
【0022】ここで、制御器出力bに対して、関数発生
器2から出力される関数発生器出力cにて制限した制御
していることから、関数発生器2から出力される関数発
生器出力cを制限する制限器3の設定値をリミッタ付積
分器1の設定値に設定する必要がある。
【0023】これらの、リミッタ付積分器1および制限
器3の設定値が対応していないと、図3に示すように制
御器出力bの応答性が悪くなる。すなわち、リミッタ付
積分器1および制限器3の設定値は関数発生器2の関係
を維持し合わせる必要がある。
【0024】つまり、図3において、リミッタ付積分器
1および制限器3の設定値は同一ラインであればいい。
同一ラインであれば、応答性が向上する。制限器3で
は、関数発生器出力cが設定値に到達したか否かを検出
し、到達した場合には制限器動作検出用信号eを設定器
4に出力する。
【0025】設定器4に制限器動作検出用信号eが出力
されたら、その時点の制御器出力bを取り入れ、リミッ
タ付積分器1のリミッタ設定値gとしてリミッタ付積分
器1に設定する。
【0026】なお、リミッタ付積分器1のリミッタ設定
値gの初期値は、制御器出力bに制限がかからない値と
する。ここで、設定器4の動作を以下詳細に説明する。
【0027】初期状態において、設定器にて設定されて
いる4のリミッタ設定値gは、上/下限値ともリミッタ
付積分器1の出力に対して十分大きい値を設定する。つ
まり、リミッタ付積分器1の出力はリミッタ設定値gに
制限されることはない。
【0028】そこで、制限器3の制限器動作検出用信号
eが成立した時に、予め設定器4に入力されている制御
器出力bをリミッタ設定値gとして設定する。このよう
にして、制限器3の上/下限のリミッタ値相当の値が、
リミッタ付積分器1の上/下限値のリミッタ値として設
定される。
【0029】以上より、リミッタ付積分器1のリミッタ
値の設定が制限器3の設定のみにより自動的に行うこと
が可能となり、さらに関数発生器2の設定値の変更も柔
軟に対応可能となる。
【0030】上記実施例に限らず図4に示す様に関数発
生器後段の制限器設定値hを関数発生器8(設定関数は
関数発生器2の逆関数)に入力する事により、制御器内
制限器設定値gを作成し、自動的に設定する事も可能。
【0031】
【発明の効果】本発明による回路を設置する事により関
数発生器後段の制限器の設定値に相当する値を制御器内
制限器に自動的に設定する事が可能となり、設定値変更
に対して柔軟な対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の実施例のプロセス制御装置
のリミッタ設定装置の構成図。
【図2】制御器出力と関数発生器出力の対応グラフ。
【図3】プロセス制御装置のリミッタ設定装置の応答性
を示すグラフ。
【図4】本発明の請求項2の実施例のプロセス制御装置
のリミッタ設定装置の構成図。
【図5】従来のプロセス制御装置のリミッタ設定装置の
構成図。
【符号の説明】
1…リミッタ付積分器、2,5…関数発生器、3…制限
器、4…設定器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を演算処理した出力が設定値以
    下の場合は、積分特性に従う処理を行ない、出力が設定
    値以上の場合はこの出力は設定値に制限する処理を行な
    う積分手段と、 前記積分手段から出力される信号が非線形な場合には、
    予め設定されている補正に従い処理する関数発生手段
    と、 前記関数発生手段から出力される信号を設定値内に制限
    し、制御信号を出力するとともに、この信号が予め設定
    されている値に到達した場合、到達信号を出力する制限
    手段と、 前記制限手段から到達信号が出力された場合、その時点
    の前記積分手段から出力されている信号を取り込み、こ
    の信号を前記積分手段の設定値として設定する設定手段
    とを有することを特徴とするプロセス制御装置のリミッ
    タ設定装置。
  2. 【請求項2】 入力信号を演算処理した出力が設定値以
    下の場合は、積分特性に従う処理を行ない、出力が設定
    値以上の場合はこの出力は設定値に制限する処理を行な
    う積分手段と、 前記積分手段から出力される信号が非線形な場合には、
    予め設定されている補正に従い処理する関数発生手段
    と、 前記関数発生手段から出力される信号を設定値内に制限
    し、制御信号を出力する制限手段と、 前記制限手段に設定されている設定値を前記関数発生手
    段で行われる補正とは逆の補正に従い処理し、この信号
    を前記積分手段の設定値として設定する設定手段とを有
    することを特徴とするプロセス制御装置のリミッタ設定
    装置。
JP16494693A 1993-07-05 1993-07-05 プロセス制御装置のリミッタ設定装置 Pending JPH0720904A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4321109A1 (de) * 1993-06-25 1995-01-05 Sanol Arznei Schwarz Gmbh Verbindungen mit Nitrosohydrazinpartialstruktur
US5405857A (en) * 1991-02-12 1995-04-11 A/S Gea Farmaceutisk Fabrik 3-substituted 1,2,3,4,-oxatriazole-5-imine compounds, a process for the preparation thereof and a pharmaceutical preparation containing said compounds
JP2007285307A (ja) * 2007-08-08 2007-11-01 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd インバータ駆動回転型圧縮機

Cited By (4)

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DE4321109C2 (de) * 1993-06-25 1998-01-29 Sanol Arznei Schwarz Gmbh Pharmakologisch aktive Verbindungen mit Nitrosohydrazinpartialstruktur
JP2007285307A (ja) * 2007-08-08 2007-11-01 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd インバータ駆動回転型圧縮機

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