JPH07208831A - 冷凍装置用ディストリビュータ - Google Patents
冷凍装置用ディストリビュータInfo
- Publication number
- JPH07208831A JPH07208831A JP6018814A JP1881494A JPH07208831A JP H07208831 A JPH07208831 A JP H07208831A JP 6018814 A JP6018814 A JP 6018814A JP 1881494 A JP1881494 A JP 1881494A JP H07208831 A JPH07208831 A JP H07208831A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディストリビュータの分配管20から複数の被
分配管21、22、23に分配される冷媒の分配量を均等にす
る。 【構成】 １の分配管20に並列に接続される複数の被分
配管21、22、23の管径を分配量の多くなる手前側の領域
から分配量が少なくなる先端側の領域に向かって順次太
くした。
分配管21、22、23に分配される冷媒の分配量を均等にす
る。 【構成】 １の分配管20に並列に接続される複数の被分
配管21、22、23の管径を分配量の多くなる手前側の領域
から分配量が少なくなる先端側の領域に向かって順次太
くした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機、冷水機、冷
蔵庫等の冷凍装置用ディストリビュータに関する。
蔵庫等の冷凍装置用ディストリビュータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の空気調和機の冷媒回路が図２に示
されている。空気調和装置の暖房運転時、圧縮機１から
吐出されたガス冷媒は、実線矢印で示すように、四方弁
２を経て室内熱交換器３に入り、これを流過する過程で
室内フアン４によって送られる室内空気と熱交換するこ
とによって凝縮液化して液冷媒となる。
されている。空気調和装置の暖房運転時、圧縮機１から
吐出されたガス冷媒は、実線矢印で示すように、四方弁
２を経て室内熱交換器３に入り、これを流過する過程で
室内フアン４によって送られる室内空気と熱交換するこ
とによって凝縮液化して液冷媒となる。
【０００３】この液冷媒は膨張弁等の絞り機構５で絞ら
れて断熱膨張することによって気液二相の冷媒となる。
この気液二相の冷媒は室外熱交換器６に入り、これを流
過する過程で室外フアン７によって送られる外気と熱交
換することによって蒸発気化してガス冷媒となる。この
ガス冷媒は四方弁２を経て圧縮機１に吸入され、圧縮機
１で再び圧縮される。
れて断熱膨張することによって気液二相の冷媒となる。
この気液二相の冷媒は室外熱交換器６に入り、これを流
過する過程で室外フアン７によって送られる外気と熱交
換することによって蒸発気化してガス冷媒となる。この
ガス冷媒は四方弁２を経て圧縮機１に吸入され、圧縮機
１で再び圧縮される。
【０００４】空気調和装置の冷房運転時、四方弁２を切
換えることにより冷媒は上記と逆に破線矢印で示すよう
に循環する。
換えることにより冷媒は上記と逆に破線矢印で示すよう
に循環する。
【０００５】室内熱交換器３が図示のように複数（図に
は３つ）のサーキット3a、3b、3cを具えている場合に
は、その冷媒出入口にディストリビュータ８及び９が配
設され、各サーキット3a、3b、3cに均等量の気液二相の
冷媒を流入させるため、ディストリビュータ９と各サー
キット3a、3b、3cとを結ぶ配管10a 、10b 、10c にはそ
れぞれ管路抵抗が互いに異なるキャピラリチューブ11a
、11b 、11c が介装されている。
は３つ）のサーキット3a、3b、3cを具えている場合に
は、その冷媒出入口にディストリビュータ８及び９が配
設され、各サーキット3a、3b、3cに均等量の気液二相の
冷媒を流入させるため、ディストリビュータ９と各サー
キット3a、3b、3cとを結ぶ配管10a 、10b 、10c にはそ
れぞれ管路抵抗が互いに異なるキャピラリチューブ11a
、11b 、11c が介装されている。
【０００６】また、室外熱交換器６が図示のように複数
（図には２つ）のサーキット6a、6bを具えている場合に
は、その冷媒出入口にディストリビュータ12、13が配設
され、各サーキット6a、6bに均等量の気液二相の冷媒を
流入させるため、ディストリビュータ13と各サーキット
6a、6bとを結ぶ配管14a 、14b にはそれぞれ管路抵抗が
互いに異なるキャピラリチューブ15ａ、15b が介装され
ている。
（図には２つ）のサーキット6a、6bを具えている場合に
は、その冷媒出入口にディストリビュータ12、13が配設
され、各サーキット6a、6bに均等量の気液二相の冷媒を
流入させるため、ディストリビュータ13と各サーキット
6a、6bとを結ぶ配管14a 、14b にはそれぞれ管路抵抗が
互いに異なるキャピラリチューブ15ａ、15b が介装され
ている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディストリ
ビュータ９、13は気液二相の冷媒を複数の配管に均等に
分配することが出来ないため、これら複数の配管に管路
抵抗が互いに異なるキャピラリチューブを介装していた
ので、コストが嵩むという問題があった。
ビュータ９、13は気液二相の冷媒を複数の配管に均等に
分配することが出来ないため、これら複数の配管に管路
抵抗が互いに異なるキャピラリチューブを介装していた
ので、コストが嵩むという問題があった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、冷媒回路中に設置され、一本の冷媒配管により
送られて来た冷媒を複数の被分配管に分配する冷凍装置
用ディストリビュータにおいて、１の分配管に接続され
る複数の被分配管の管径を変えて分配量の多くなる領域
には細い被分配管を、分配量が少なくなる領域には太い
被分配管を接続したことを特徴とする冷凍装置用ディス
トリビュータにある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、冷媒回路中に設置され、一本の冷媒配管により
送られて来た冷媒を複数の被分配管に分配する冷凍装置
用ディストリビュータにおいて、１の分配管に接続され
る複数の被分配管の管径を変えて分配量の多くなる領域
には細い被分配管を、分配量が少なくなる領域には太い
被分配管を接続したことを特徴とする冷凍装置用ディス
トリビュータにある。
【０００９】先端の閉塞された分配管に手前側より先端
側に向かって順次管径が太くなる被分配管を並列にそれ
ぞれ接続することができる。
側に向かって順次管径が太くなる被分配管を並列にそれ
ぞれ接続することができる。
【００１０】先端が複数に分岐された又状の分配管に接
続される複数の被分配管のうち管路抵抗の大きい被分配
管を太く、管路抵抗の小さい被分配管を細くすることが
できる。
続される複数の被分配管のうち管路抵抗の大きい被分配
管を太く、管路抵抗の小さい被分配管を細くすることが
できる。
【００１１】
【作用】本発明においては、１の分配管から複数の被分
配管にそれぞれ均等量の冷媒を分配して流入させること
ができる。
配管にそれぞれ均等量の冷媒を分配して流入させること
ができる。
【００１２】
【実施例】本発明の１実施例が図１に示されている。
(C)図に示すように、室内熱交換器３の気液二相冷媒の
入口側にはディストリビュータＡが配設され、室外熱交
換器６の気液二相冷媒の入口側にはディストリビュータ
Ｂが配設されている。
(C)図に示すように、室内熱交換器３の気液二相冷媒の
入口側にはディストリビュータＡが配設され、室外熱交
換器６の気液二相冷媒の入口側にはディストリビュータ
Ｂが配設されている。
【００１３】ディストリビュータＡの部分的縦断面図が
(A)図に示され、このディストリビュータＡは先端が閉
塞された分配管20とこれに並列に接続された管径が互い
に異なる複数の被分配管21、22、23とからなり、分配管
20の手前側から先端側に向かって被分配管21、22、23の
管径が順次太くされている。従って、分配量が多くなる
手前側の領域に接続された被分配管21の径は細くされ、
分配量が少なくなる先端側の領域に接続された被分配管
23の径は太くされている。
(A)図に示され、このディストリビュータＡは先端が閉
塞された分配管20とこれに並列に接続された管径が互い
に異なる複数の被分配管21、22、23とからなり、分配管
20の手前側から先端側に向かって被分配管21、22、23の
管径が順次太くされている。従って、分配量が多くなる
手前側の領域に接続された被分配管21の径は細くされ、
分配量が少なくなる先端側の領域に接続された被分配管
23の径は太くされている。
【００１４】ディストリビュータＢは、 (B)図に示すよ
うに、先端が複数( 図には２つ）に分岐された又状の分
配管24と、この各先端に接続された複数の被分配管25、
26とからなり、これら被分配管25、26のうち管路抵抗が
大きい管26は大径とされ、管路抵抗が小さい管25は小径
とされている。他の構成は図２に示す従来のものと同様
であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
うに、先端が複数( 図には２つ）に分岐された又状の分
配管24と、この各先端に接続された複数の被分配管25、
26とからなり、これら被分配管25、26のうち管路抵抗が
大きい管26は大径とされ、管路抵抗が小さい管25は小径
とされている。他の構成は図２に示す従来のものと同様
であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
【００１５】しかして、空気調和機の暖房運転時、絞り
機構５から流出した気液二相の冷媒はディストリビュー
タＢの分配管24から被分配管25、26に均等に分配される
ので室外熱交換器６の複数のサーキット6a、6bを流過す
る過程で効率的に蒸発する。
機構５から流出した気液二相の冷媒はディストリビュー
タＢの分配管24から被分配管25、26に均等に分配される
ので室外熱交換器６の複数のサーキット6a、6bを流過す
る過程で効率的に蒸発する。
【００１６】空気調和機の冷房運転時、絞り機構５から
流出した気液二相の冷媒はディストリビュータＡの分配
管20から被分配管21、22、23に均等に分配されるので、
室内熱交換器３のサーキット3a、3b、3cを流過する過程
で効率的に蒸発する。
流出した気液二相の冷媒はディストリビュータＡの分配
管20から被分配管21、22、23に均等に分配されるので、
室内熱交換器３のサーキット3a、3b、3cを流過する過程
で効率的に蒸発する。
【００１７】なお、ディストリビュータＡを室内熱交換
器３のガス冷媒の入口側又は室外熱交換器６のガス冷媒
又は気液二相冷媒の入口側に設置することができる。ま
た、ディストリビュータＢを室外熱交換器６のガス冷媒
の入口側又は室内熱交換器３のガス冷媒又は気液二相冷
媒の入口側に設置することができる。
器３のガス冷媒の入口側又は室外熱交換器６のガス冷媒
又は気液二相冷媒の入口側に設置することができる。ま
た、ディストリビュータＢを室外熱交換器６のガス冷媒
の入口側又は室内熱交換器３のガス冷媒又は気液二相冷
媒の入口側に設置することができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明においては、１の分配管に接続さ
れる複数の被分配管の管径を変えて分配量の多くなる領
域には細い被分配管を、分配量が少なくなる領域には太
い被分配管を接続したため、構成が簡単で、安価に製造
できるとともに複数の被分配管にそれぞれ均等量の冷媒
を分配して流入させることができる。
れる複数の被分配管の管径を変えて分配量の多くなる領
域には細い被分配管を、分配量が少なくなる領域には太
い被分配管を接続したため、構成が簡単で、安価に製造
できるとともに複数の被分配管にそれぞれ均等量の冷媒
を分配して流入させることができる。
【図１】本発明の１実施例を示し、 (A)はディストリビ
ュータＡの部分的縦断面図、(B) はディストリビュータ
Ｂの部分的外観斜視図、 (C)は空気調和機の冷媒回路図
である。
ュータＡの部分的縦断面図、(B) はディストリビュータ
Ｂの部分的外観斜視図、 (C)は空気調和機の冷媒回路図
である。
【図２】従来の空気調和機の冷媒回路図である。
Ａ、Ｂ ディストリビュータ 20 分配管 21、22、23 被分配管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年６月２３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
Claims (3)
- 【請求項１】 冷媒回路中に設置され、一本の冷媒配管
により送られて来た冷媒を複数の被分配管に分配する冷
凍装置用ディストリビュータにおいて、１の分配管に接
続される複数の被分配管の管径を変えて分配量の多くな
る領域には細い被分配管を、分配量が少なくなる領域に
は太い被分配管を接続したことを特徴とする冷凍装置用
ディストリビュータ。 - 【請求項２】 先端の閉塞された分配管に手前側より先
端側に向かって順次管径が太くなる被分配管を並列にそ
れぞれ接続したことを特徴とする請求項１記載の冷凍装
置用ディストリビュータ。 - 【請求項３】 先端が複数に分岐された又状の分配管に
接続される複数の被分配管のうち管路抵抗の大きい被分
配管を太く、管路抵抗の小さい被分配管を細くしたこと
を特徴とする請求項１記載の冷凍装置用ディストリビュ
ータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6018814A JPH07208831A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 冷凍装置用ディストリビュータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6018814A JPH07208831A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 冷凍装置用ディストリビュータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07208831A true JPH07208831A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11982049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6018814A Pending JPH07208831A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 冷凍装置用ディストリビュータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07208831A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09257339A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-10-03 | Hitachi Ltd | 冷媒分流器及びその製造方法 |
| JPH10148419A (ja) * | 1996-11-19 | 1998-06-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷媒分岐管およびこの冷媒分岐管を取り付けた空気調和装置 |
| JP2005134009A (ja) * | 2003-10-29 | 2005-05-26 | Mitsubishi Electric Corp | 冷媒分配器 |
| JP2009210226A (ja) * | 2008-03-06 | 2009-09-17 | Panasonic Corp | 冷媒分流器及び冷媒分流器を備えた熱交換器 |
| JP2012013289A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Mitsubishi Electric Corp | 冷媒分配器及びこの冷媒分配器を用いたヒートポンプ装置 |
| JP2017083115A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 東芝キヤリア株式会社 | 空気調和装置の室内ユニット |
| JPWO2017033412A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2018-06-14 | 三洋電機株式会社 | バッテリシステム及びバッテリシステムを備える電動車両 |
| WO2019142575A1 (ja) * | 2018-01-22 | 2019-07-25 | ダイキン工業株式会社 | 分岐ユニット、冷凍装置、及び冷凍装置の設置方法 |
| CN113310173A (zh) * | 2020-02-26 | 2021-08-27 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 风冷机组及其控制系统和控制方法 |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP6018814A patent/JPH07208831A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09257339A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-10-03 | Hitachi Ltd | 冷媒分流器及びその製造方法 |
| JPH10148419A (ja) * | 1996-11-19 | 1998-06-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷媒分岐管およびこの冷媒分岐管を取り付けた空気調和装置 |
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| WO2019142575A1 (ja) * | 2018-01-22 | 2019-07-25 | ダイキン工業株式会社 | 分岐ユニット、冷凍装置、及び冷凍装置の設置方法 |
| JP2019128057A (ja) * | 2018-01-22 | 2019-08-01 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置の設置方法 |
| CN113310173A (zh) * | 2020-02-26 | 2021-08-27 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 风冷机组及其控制系统和控制方法 |
| CN113310173B (zh) * | 2020-02-26 | 2023-02-24 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 风冷机组的控制系统和控制方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021210 |