JPH07208663A - 配管材 - Google Patents

配管材

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JPH07208663A
JPH07208663A JP613594A JP613594A JPH07208663A JP H07208663 A JPH07208663 A JP H07208663A JP 613594 A JP613594 A JP 613594A JP 613594 A JP613594 A JP 613594A JP H07208663 A JPH07208663 A JP H07208663A
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JP
Japan
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steel pipe
pipe
resin
lining steel
joint
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Application number
JP613594A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ubagai
勉 祖母井
Hideki Kageyama
英樹 影山
Sakae Haruna
栄 春名
Toshihisa Matsushima
俊久 松島
Takashi Takahashi
隆司 高橋
Hiroki Yamaguchi
宏紀 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kajima Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】接続された内面ライニング鋼管の鋼管部が腐食
して赤水が発生したりすることがない銅合金製またはス
テンレス鋼製の配管材を提供することを目的としてい
る。 【構成】内面ライニング鋼管の端部がねじ接合される雌
ねじ部を管端内周面に有し、前記内面ライニング鋼管の
内面に密着する樹脂コアの筒状コア本体がこの雌ねじ部
に対面して設けられている銅合金製またはステンレス製
の配管材において、前記雌ねじ部は、少なくとも内面ラ
イニング鋼管の端部がねじ接合された時に非螺合部とな
る部分の表面に、樹脂コーティング層が設けられている
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内面ライニング鋼管と
ねじ接合される銅合金製やステンレス鋼製の管継手やバ
ルブなどの配管材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内面ライニング鋼管製の給水配管
に給水栓を取り付ける場合、図4に示すような管継手1
00を配管材として使用している(実開昭62−113
987号公報参照)。この管継手100は、砲金などの
銅合金鋳物製やステンレス鋼製の継手本体101の内面
に雌ねじ部102が形成されているとともに、この雌ね
じ部102に対面するように、樹脂コア103の筒状コ
ア本体104が設けられている。
【0003】樹脂コア103は、継手本体101内面に
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂,ポリブテン樹
脂等の樹脂を射出成形することによって形成されてい
る。すなわち、図5に示すように、この管継手100
は、その雌ねじ部102に内面ライニング鋼管200の
外周に設けた雄ねじ201を螺合させることで、内面ラ
イニング鋼管200と接合できるとともに、コア本体1
04が内面ライニング鋼管200の内周面の樹脂ライニ
ング層202に圧接する。
【0004】したがって、樹脂コア103によって内面
ライニング鋼管200の端面に露出した鋼管部203が
配管中を流れる水または湯水に直接曝されないようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示すよ
うに、短ねじ嵌合の場合、内面ライニング鋼管200の
端面と雌ねじ部102とコア本体104とよって囲まれ
た隙間301が大きくなるとともに、コア本体104と
樹脂ライニング層202との密着力が低下するため、配
管中を流れる水または湯水が隙間301に浸入し、内面
ライニング鋼管200の端面200aおよび継手本体1
01の雄ねじ102の非螺合部102aが水または湯水
に曝される恐れがある。
【0006】すなわち、このように、隙間301に水ま
たは湯水が浸入した場合、鋼管と砲金またはステンレス
鋼と間に自然電位の差があるため、この自然電位の差に
よって鋼管が異種金属間腐食を起こす。特に、図5に示
す短ねじ嵌合の場合のように、内面ライニング鋼管20
0の端面200aに露出した鋼管部202の接水部の面
積a0が雌ねじ102の非螺合部102aの接水部の面積
A0より小さいとき、自然電位の卑な鋼管側が著しく腐食
し、配管内に赤水が発生する恐れがある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みて、接続
された内面ライニング鋼管の鋼管部が腐食して赤水が発
生したりすることがない銅合金製またはステンレス鋼製
の配管材を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる配管材
は、このような目的を達成するために、内面ライニング
鋼管の端部がねじ接合される雌ねじ部を管端内周面に有
し、前記内面ライニング鋼管の内面に密着する樹脂コア
の筒状コア本体がこの雌ねじ部に対面して設けられてい
る銅合金製またはステンレス鋼製の配管材において、前
記雌ねじ部は、少なくとも内面ライニング鋼管の端部が
ねじ接合された時に非螺合部となる部分の表面に、樹脂
コーティング層が設けられている構成とした。
【0009】上記構成において、配管材としては、たと
えば、直管の管継手(ソケット)は勿論のこと、エル
ボ、チーズ、バルブなども含まれる。銅合金としては、
特に限定されないが、たとえば、Cu−Sn系、Cu−Sn−Zn
系合金、所謂砲金が挙げられ、砲金のうちでも特にBC
−6が好ましい。樹脂コアを構成する合成樹脂として
は、特に限定されないが、たとえば、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリブテン樹脂等の熱可塑性樹
脂が挙げられ、これらの樹脂を射出成形することによっ
て樹脂コアを形成することができる。
【0010】樹脂コーティング層となる樹脂としては、
特に限定されないが、たとえば、エポキシ樹脂、ポリア
ミド(ナイロン)樹脂等が挙げられる。
【0011】
【作用】上記構成によれば、雌ねじ部の非螺合部表面が
樹脂コーティングされているので、内面ライニング鋼管
の端面と雌ねじと樹脂コアとによって囲まれた隙間に配
管中を流れる水または湯水が浸入しても、内面ライニン
グ鋼管の鋼管部と配管材を構成する銅合金またはステン
レス鋼とが水または湯水を介して電気的に導通すること
がなくなる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかかる
銅合金製配管材の1実施例である直管の管継手を断面で
あらわしている。図に示すように、この管継手1は、筒
状の継手本体2と樹脂コア3とを備えている。
【0013】継手本体2は、図2に示すように、砲金
(BC−6)によって形成されており、両端部の内周面
に雌ねじ21,22が形成されている。また、継手本体
2は、その中央部に樹脂コア3の嵌合溝23が設けられ
ていて、継手本体2の両端から雌ねじ21,22の数山
を除く内周面に、樹脂コーティング層4が形成されてい
る。なお、図1および図2では本発明を理解しやすくす
るため、樹脂コーティング層4を実際より厚く描いてい
る。
【0014】樹脂コア3は、この継手本体2の嵌合溝2
3に嵌合部31が嵌合するように、射出成形によって形
成されていて、嵌合部31の一側に後述する内面ライニ
ング鋼管の内壁面に圧接される筒状のコア本体32が延
出している。この管継手1は上記のようになっており、
図3に示すように、内面ライニング鋼管5の端部外周面
に設けた雄ねじ51を雌ねじ21に螺合させて接続する
と、雌ねじ21と対面して設けられたコア本体32が内
面ライニング鋼管5の内面の樹脂ライニング層52に圧
接して鋼管端部53が配管中を流れる水または湯水等に
直接曝されないようになっている。
【0015】また、図3に示す短ねじ嵌合の場合のよう
に、コア本体32の樹脂ライニング層52への圧接が不
十分で内面ライニング鋼管端部53、樹脂コア本体32
および雌ねじ21の非螺合部21aとに囲まれた隙間6
に配管中を流れる水または湯水が流れ込んでも、雌ねじ
21の非螺合部21aの表面には樹脂ライニング層4が
形成されているので、隙間6に流れ込んだ水または湯水
に継手本体2の砲金部が全く接水することがない。
【0016】すなわち、水または湯水を介して隙間6に
臨む端面53に露出した鋼管部54と継手本体2の砲金
部とが電気的に導通することがないため、自然電位の差
によって鋼管部54が異種金属間腐食することを防止す
ることができる。さらに、この実施例の管継手1におい
ては、継手本体2の両端から雌ねじ21,22の数山を
除く内周面に、樹脂コーティング層4が形成されている
ので、内面ライニング鋼管5の雄ねじ51が容易に雌ね
じ21に螺合できる。
【0017】次に、より具体的な実施例を比較例と対比
して詳しく説明する。 (実施例1)呼び径20mmの管継手1端部から10mmま
で短ねじ嵌合するように内面ライニング鋼管5を図3に
示すように管継手1に接合した状態で配管中に、3%食
塩水を封入し、室温で10日間放置した後、食塩水中に
溶出した全鉄量を測定した。
【0018】なお、樹脂コーティング層4を構成する樹
脂としては、エポキシ樹脂を用いた。 (比較例1)雌ねじの表面に樹脂コーティング層を設け
ていない管継手を用いた以外は、実施例1と同様にして
接合した状態で配管中に、3%食塩水を封入し、室温で
10日間放置した後、食塩水中に溶出した全鉄量を測定
した。
【0019】なお、実施例1および比較例1とも測定は
3回ずつ実施した。その結果を表1に示す。
【0020】
【表1】 上記表1から、実施例1の管継手は、比較例1の従来の
管継手に比べて、溶出全鉄量が少なく、短ねじ嵌合の場
合であっても鋼管部の腐食を十分に防止できることが判
る。
【0021】
【発明の効果】本発明にかかる配管材は、以上のよう
に、雌ねじ部の非螺合部表面が樹脂コーティングされて
いるので、内面ライニング鋼管の端面と雌ねじと樹脂コ
アとよって囲まれた隙間に配管中を流れる水または湯水
が浸入しても、内面ライニング鋼管の鋼管部と配管材を
構成する銅合金またはステンレス鋼とが水および湯水を
介して電気的に導通することがなくなる。
【0022】したがって、鋼管部が異種金属腐食を起こ
すことがなくなり、配管内での赤水の発生を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる銅合金製配管材の1実施例であ
る管継手をあらわす断面図である。
【図2】図1の管継手の継手本体の断面図である。
【図3】図1の管継手にライニング鋼管を短ねじ嵌合さ
せた状態をあらわす断面図である。
【図4】従来の管継手の断面図である。
【図5】図5の管継手にライニング鋼管を短ねじ嵌合さ
せた状態をあらわす断面図である。
【符号の説明】
1 管継手(配管材) 2 継手本体 3 樹脂コア 4 樹脂コーティング層 5 ライニング鋼管 21 雌ねじ部 32 コア本体 51 雄ねじ 52 樹脂ライニング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松島 俊久 東京都町田市能ケ谷町842−23 (72)発明者 高橋 隆司 埼玉県和光市本町31−14−902 (72)発明者 山口 宏紀 千葉県千葉市若葉区都賀の台4−24−9

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面ライニング鋼管の端部がねじ接合され
    る雌ねじ部を管端内周面に有し、前記内面ライニング鋼
    管の内面に密着する樹脂コアの筒状コア本体がこの雌ね
    じ部に対面して設けられている銅合金製またはステンレ
    ス製の配管材において、前記雌ねじ部は、少なくとも内
    面ライニング鋼管の端部がねじ接合された時に非螺合部
    となる部分の表面に、樹脂コーティング層が設けられて
    いることを特徴とする配管材。
JP613594A 1994-01-25 1994-01-25 配管材 Pending JPH07208663A (ja)

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JP613594A JPH07208663A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 配管材

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220431A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Ck Metals Co Ltd 防食管継手
CN108458173A (zh) * 2017-02-20 2018-08-28 新昌县广远管业有限公司 内衬不锈钢复合钢管的螺纹连接结构

Cited By (3)

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JP2011220431A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Ck Metals Co Ltd 防食管継手
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