JPH07208589A - デファレンシャルの軸受潤滑装置 - Google Patents

デファレンシャルの軸受潤滑装置

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JPH07208589A
JPH07208589A JP1694994A JP1694994A JPH07208589A JP H07208589 A JPH07208589 A JP H07208589A JP 1694994 A JP1694994 A JP 1694994A JP 1694994 A JP1694994 A JP 1694994A JP H07208589 A JPH07208589 A JP H07208589A
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JP
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oil
drive pinion
bearing
ring gear
pinion shaft
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JP1694994A
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Yoshinori Takanashi
義規 高梨
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、デフキャリアをダイキャストある
いは中子不要の鋳造方法によって製造して製造コストを
低減するとともに、デフキャリアの剛性を向上させるこ
とを目的としている。 【構成】 このため、ドライブピニオンシャフト内には
リングギヤ側のオイルを第1、第2ベアリング側に供給
するとともに第1ベアリングを潤滑したオイルを前記リ
ングギヤ側に戻すオイル通路を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデファレンシャルの軸
受潤滑装置に係り、特に一端部位が推進軸に連絡される
とともに他端部位にリングギヤに噛合するドライブピニ
オンギヤが設けられたドライブピニオンシャフトを設
け、ドライブピニオンシャフトが一端側から配設された
第1、第2ベアリングを介してデフキャリアに軸支され
たデファレンシャルの軸受潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両、例えば、前置き内燃機
関後車輪駆動方式の車両に搭載された内燃機関の駆動力
は、変速機により所望のトルク・回転数に変換して取り
出され、推進軸を介して最終減速装置により夫々左右ア
クスル軸に伝達され、左右車輪を駆動する。
【0003】前記最終減速装置は、推進軸にドライブ軸
の一端が連結されており、このドライブ軸の他端側にド
ライブピニオンが固設され、このドライブピニオンがリ
ングギヤに噛合している。このリングギヤは、デフハウ
ジングに固定されている。
【0004】このデフハウジング内には、デフピニオン
軸に支持された第1、第2デフピニオンが取付けられて
いる。この第1、第2デフピニオンには、第1、第2デ
フサイドギヤが噛合している。この第1、第2デフサイ
ドギヤは、車両の左右方向に指向する第1、第2アクス
ル軸に夫々連絡されている。
【0005】前記デフハウジングは、デフサイドベアリ
ングたる第1、第2デフサイド円錐ころ軸受を介してデ
フキャリヤの第1、第2デフサイドベアリングボス部に
支持されている。この第1、第2デフサイド円錐ころ軸
受よりも外側には、第1、第2アクスル軸とデフキャリ
ヤ間のオイルシールを行う第1、第2デフサイドオイル
シールが夫々配設されている。
【0006】また、デファレンシャル装置の軸受潤滑構
造としては、実開昭61−103666号公報に開示さ
れる如く、デファレンシャルキャリアの内部でフロント
側及びリヤ側の両軸受によって回転可能に軸支されたド
ライブピニオンシャフトと、このシャフトと一体に形成
されたドライブピニオンに噛み合って回転するリングギ
ヤとを備え、リングギヤの回転によってキャリア内のフ
ロント側に供給された潤滑オイルをキャリアに形成され
たオイル戻し通路を経て再びリヤ側に戻すように構成し
たデファレンシャル装置において、オイル戻し通路のリ
ヤ側出口の近傍に位置しているドライブピニオンとリヤ
側軸受との間にドライブピニオンシャフトとともに回転
してオイル戻し通路の潤滑オイルを出口から排出させる
ようなポンプ作用を果たす羽根板を介在させたものがあ
った。
【0007】更に、デファレンシャルのインプット部の
軸受潤滑装置としては、実公昭62−30618号公報
に開示される如く、ケースの支持部に軸受を介して支承
された入力軸に、入力軸の内端面から軸受の外方に通じ
る導孔部を形成し、入力軸の内端部に回転によりケース
内の油を導孔部に強制輸送する汲上装置を設けたものが
あった。
【0008】更にまた、変速機の潤滑機構しては、実開
昭63−175349号公報に開示される如く、出力
軸、この出力軸上にベアリングを介して支持される変速
段ギヤ、変速段ギヤのボス部端面に対向するボス部端面
を有し、出力軸に一体回転的に結合するシンクロハブ、
シンクロハブのボス部端面に当接し出力軸に固定される
スナップリング、スナップリングとベアリングとの間に
配設されるスペーサ、及び変速段ギヤとシンクロハブと
の間に配されるシンクロ機構から成り、ベアリングから
シンクロハブのボス部端面に連通する油路を変速段ギヤ
のボス部内周面とスペーサ及びスナップリングの外周面
との間に形成し、かつ油路からシンクロ機構に連通する
油路を変速段ギヤのボス部端面とシンクロハブのボス部
端面との間に形成してなる変速機の潤滑機構において、
ベアリングからスナップリングの開口部に連通する油路
をスペーサの内周面と出力軸との間、もしくはスペーサ
に設けたものがあった。
【0009】また、車両用終減速装置としては、実公平
2−25964号公報に開示される如く、終減速装置に
おいて、ケーシング内のフロント軸受と減速大歯車との
間においてリヤ軸受が固定された状態で立設され、減速
大歯車の上部に向かって開口する副潤滑油溜室を形成す
る隔壁と、減速小歯車のギヤ部側の端部近傍に固設さ
れ、副潤滑油溜室から隔壁を越え且つ減速大歯車及び減
速小歯車間の噛合開始側に形成される谷部に導かれて減
速大歯車の内周側へ流れ落ちる潤滑油を受け、減速小歯
車の端面に開口する油路内へ導く案内面を備えた案内部
材とを有するものがあった。
【0010】更に、ハスバ歯車を用いた減速機の潤滑構
造としては、実開平2−113055号公報に開示され
る如く、筐体内に立設した駆動軸及び被駆動軸を上下の
軸受により支承し、各軸には互いに噛み合うハスバ歯車
を設けた減速機において、歯車の噛み合い点の上部で且
つ被駆動軸側の上部軸受の軸受ケースの肉厚部に、下面
から軸受の上面に通ずる潤滑油の通路を設けたものがあ
った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のデフ
ァレンシャルの軸受潤滑装置は、図2に示す如く、デフ
キャリア104内の第1、第2ベアリング108、11
0及びオイルシール124を潤滑するために前記デフキ
ャリア104に第1、第2オイル通路126、128が
設けられ、リングギヤ116により掻き上げられたオイ
ルを前記第1オイル通路126により前記第1、第2ベ
アリング108、110間に供給し、第1ベアリング1
08とオイルシール124とを潤滑したオイルを第2オ
イル通路128からリングギヤ116側に戻している。
前記第2ベアリング110を潤滑したオイルは、前記第
2ベアリング110内を通過してリングギヤ116側に
戻されている。
【0012】このようなデファレンシャルの軸受潤滑装
置では、デフキャリア104内に第1、第2オイル通路
126、128を形成する必要があるため、前記デフキ
ャリア104を中子を利用した鋳物または、アルミ低圧
鋳造法によって製造しなければならず、製造コストの増
加を招き、経済的に不利であるという不都合があった。
【0013】また、高速走行時には、必要以上のオイル
が前記第1、第2ベアリング108、110及びオイル
シール124側に供給されるため、駆動損失の増大を招
く惧れがあり、実用上不利であるという不都合があっ
た。
【0014】更に、図3に示す如く、中子無しでもデフ
キャリア204の製造は可能であるが、第2ベアリング
210の外側の一部をオイル通路として機能させている
ため、デフキャリア204の剛性が低下してしまい、実
用上不利であるという不都合があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、一端部位が推進軸に連絡さ
れるとともに他端部位にリングギヤに噛合するドライブ
ピニオンギヤが設けられたドライブピニオンシャフトを
設け、このドライブピニオンシャフトが一端側から配設
された第1、第2ベアリングを介してデフキャリアに軸
支されたデファレンシャルにおいて、前記ドライブピニ
オンシャフト内にはリングギヤ側のオイルを第1、第2
ベアリング側に供給するとともに前記第1ベアリングを
潤滑したオイルを前記リングギヤ側に戻すオイル通路を
設けたことを特徴とする。
【0016】また、一端部位が推進軸に連絡されるとと
もに他端部位にリングギヤに噛合するドライブピニオン
ギヤが設けられたドライブピニオンシャフトを設け、こ
のドライブピニオンシャフトが一端側から配設された第
1、第2ベアリングを介してデフキャリアに軸支された
デファレンシャルにおいて、前記ドライブピニオンシャ
フト内にはリングギヤ側のオイルを第1、第2ベアリン
グ間に供給するオイル供給通路を設けるととともに前記
第1ベアリングを潤滑したオイルをドライブピニオンシ
ャフトの一端部位から前記リングギヤ側に戻すオイル戻
り通路を設けたことを特徴とする。
【0017】更に、一端部位が推進軸に連絡されるとと
もに他端部位にリングギヤに噛合するドライブピニオン
ギヤが設けられたドライブピニオンシャフトを設け、こ
のドライブピニオンシャフトがスペーサにより所定間隔
だけ離間されて一端側から配設された第1、第2ベアリ
ングを介してデフキャリアに軸支されたデファレンシャ
ルにおいて、前記スペーサにオイル貫通孔を設け、前記
ドライブピニオンシャフト内にドライブピニオンギヤの
螺刻部位からリングギヤ側のオイルを前記スペーサに設
けられたオイル貫通孔を介して第1、第2ベアリング間
に供給するオイル供給通路を設け、前記第1ベアリング
を潤滑したオイルを前記リングギヤ側に戻すべくドライ
ブピニオンシャフトの一端部位からドライブピニオンギ
ヤの先端部位に延びるオイル戻り通路を設けたことを特
徴とする。
【0018】
【作用】上述の如く発明したことにより、内燃機関の動
作時には、ドライブピニオンシャフト内に設けられたオ
イル通路によってリングギヤ側のオイルを第1、第2ベ
アリング側に供給するとともに、前記第1ベアリングを
潤滑したオイルをオイル通路によって前記リングギヤ側
に戻している。
【0019】また、内燃機関の動作時には、ドライブピ
ニオンシャフト内に設けられたオイル供給通路によって
リングギヤ側のオイルを第1、第2ベアリング間に供給
するとともに、前記第1ベアリングを潤滑したオイルを
ドライブピニオンシャフトの一端部位から前記ドライブ
ピニオンシャフト内に設けられたオイル戻り通路によっ
て前記リングギヤ側に戻している。
【0020】更に、内燃機関の動作時には、ドライブピ
ニオンギヤの回転によりこのドライブピニオンギヤに噛
合するリングギヤが回転している。このとき、リングギ
ヤ側のオイルがドライブピニオンギヤの螺刻部位からド
ライブピニオンシャフト内に設けられたオイル供給通路
内に導入され、このオイル供給通路からスペーサに設け
られたオイル貫通孔を介して第1、第2ベアリング間に
供給されている。そして、第1ベアリングを潤滑したオ
イルは、ドライブピニオンシャフトの一端部位からこの
ドライブピニオン内に設けられたオイル戻り通路によっ
てシャフトドライブピニオンギヤの先端部位に導かれて
前記リングギヤ側に戻されている。
【0021】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0022】図1はこの発明の実施例を示すものであ
る。図1において、2は車両に備えられる最終減速装
置、4はデフキャリヤ、6はドライブピニオンシャフト
である。このドライブピニオンシャフト6は、一端側が
推進軸(図示せず)に連絡されるものであり、デフキャ
リヤ4内において第1ベアリングたる前側円錐ころ軸受
8と第2ベアリングたる後側円錐ころ軸受10とにより
軸支され、車両(図示せず)の前後方向に指向してい
る。前側・後側円錐ころ軸受8・10間には、スペーサ
12が配設されている。
【0023】また、前記ドライブピニオンシャフト6の
他端側には、ドライブピニオンギヤ14が固設され、こ
のドライブピニオンギヤ14はリングギヤ16に噛合し
ている。このリングギヤ16は、デフハウジング18に
リング固定用ボルト20によって固定されている。
【0024】更に、前記ドライブピニオンシャフト6
は、一端側にフランジ22が配設されている。デフキャ
リア4内は、デフキャリア4とフランジ22間に配設さ
れたオイルシール24によって密閉されている。
【0025】更にまた、前記ドライブピニオンシャフト
6の外面と前記スペーサ12の内面とによって第1空間
S1が形成され、前記スペーサ12の外面とデフキャリ
ア4の内面とによって第2空間S2が形成され、フラン
ジ22とオイルシール24とデフキャリア4と前側円錐
ころ軸受8の一端側とによって第3空間S3が形成され
ている。
【0026】また、ドライブピニオンシャフト6内に
は、リングギヤ16側のオイルを前側・後側円錐ころ軸
受8・10側に供給するとともに、前記前側側円錐ころ
軸受8を潤滑したオイルを前記リングギヤ16側に戻す
オイル通路たるオイル供給通路26とオイル戻り通路2
8を設けている。
【0027】更に、前記スペーサ12にオイル貫通孔1
2Aを設け、前記ドライブピニオンシャフト6内には、
リングギヤ16側のオイルを前側・後側円錐ころ軸受8
・10間に供給するオイル供給通路26を設けるととと
もに、前記前側円錐ころ軸受8を潤滑したオイルを前記
ドライブピニオンシャフト6の一端部位から前記リング
ギヤ16側に戻すオイル戻り通路28を設けている。
【0028】詳述すれば、前記オイル供給通路26は、
ドライブピニオンギヤ14の先端部位からドライブピニ
オンシャフト6の中間部位まで延びる第1オイル供給通
路30と、この第1オイル供給通路30と前記ドライブ
ピニオンギヤ14の螺刻部位とを連絡する第2オイル供
給通路32と、前記第1オイル供給通路30のオイルを
スペーサ12部位の第1空間S1に供給する第3オイル
供給通路34とにより形成されている。前記第1オイル
供給通路30は、ドライブピニオンギヤ14の先端部位
の開口部位が栓部材36によって閉塞されている。
【0029】また、前記オイル戻り通路28は、第1、
第2オイル戻り通路38、40により形成されている。
【0030】前記第1オイル戻り通路38は、フランジ
22に設けられたオイル通路用切欠き部22Aを介して
第3空間S3に連絡されている。この第1オイル戻り通
路38は、ドライブピニオンシャフト6の半径方向に形
成されている。
【0031】前記第2オイル戻り通路40は、前記前側
円錐ころ軸受8を潤滑したオイルを前記リングギヤ16
側に戻すべく前記第1オイル戻り通路38部位からドラ
イブピニオンギヤ14の先端部位に延びるべく形成され
ている。
【0032】次に作用について説明する。
【0033】内燃機関(図示せず)の動作時には、ドラ
イブピニオンギヤ14の回転によりこのドライブピニオ
ンギヤ14に噛合するリングギヤ16が回転している。
【0034】このとき、前記ドライブピニオンギヤ14
とリングギヤ16との回転によってリングギヤ16側の
オイルがドライブピニオンギヤ14の螺刻部位から第2
オイル供給通路32に導入され、この第2オイル供給通
路32から第1オイル供給通路30内に導入され、この
第1オイル供給通路30から第3オイル供給通路34に
導入されている。
【0035】前記第3オイル供給通路34内のオイル
は、まず、第1空間S1に導入され、この第1空間S1
からスペーサ12に設けられたオイル貫通孔12Aを介
して第2空間S2に導入されている。この第2空間S2
内のオイルの一部は、後側円錐ころ軸受10を潤滑した
後に後側円錐ころ軸受10内を通過してリングギヤ16
側に戻され、第2空間S2内の他のオイルは、前側円錐
ころ軸受8を潤滑した後に前側円錐ころ軸受8内を通過
して第3空間S3に導入される。
【0036】前記第3空間S3内のオイルは、フランジ
22に設けられたオイル通路用切欠き部22Aを介して
第1オイル戻り通路38に導入され、第2オイル戻り通
路40を通過してドライブピニオンギヤ14の先端部位
からリングギヤ16側に戻される。
【0037】これにより、デフキャリア4をダイキャス
トあるいは中子不要の鋳造方法によって製造でき、デフ
キャリア4の製造コストを低減し得て、実用上有利であ
るとともに、高速時に必要量のオイルをオイル供給通路
26によって前側・後側円錐ころ軸受8・10側に供給
することができ、駆動損失を低減し得て、実用上有利で
ある。
【0038】また、ドライブピニオンシャフト6内にオ
イル供給通路26とオイル戻り通路28とを設ける構成
としたことにより、従来のものにおいて形成されていた
デフキャリア側のオイル通路(図示せず)を省略でき、
デフキャリア4の剛性を向上し得て、実用上有利であ
る。
【0039】更に、ドライブピニオンシャフト6内にド
ライブピニオンギヤ14の螺刻部位からリングギヤ16
側のオイルをスペーサ12に設けられたオイル貫通孔1
2Aを介して前側・後側円錐ころ軸受8・10間に供給
するオイル供給通路26を設けたことにより、ドライブ
ピニオンギヤ14とリングギヤ16との回転時の噛合動
作によって前側・後側円錐ころ軸受8・10にオイルを
確実に供給でき、この前側・後側円錐ころ軸受8・10
の潤滑性能を向上でき、前側・後側円錐ころ軸受8・1
0の使用寿命を延長して得て、経済的に有利である。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、一端部位が推進軸に連絡されるとともに他端部位に
リングギヤに噛合するドライブピニオンギヤが設けられ
たドライブピニオンシャフトを設け、ドライブピニオン
シャフトが一端側から配設された第1、第2ベアリング
を介してデフキャリアに軸支されたデファレンシャルに
おいて、ドライブピニオンシャフト内にはリングギヤ側
のオイルを第1、第2ベアリング側に供給するとともに
第1ベアリングを潤滑したオイルを前記リングギヤ側に
戻すオイル通路を設けたので、デフキャリアをダイキャ
ストあるいは中子不要の鋳造方法によって製造でき、製
造コストを低減し得て、実用上有利であるとともに、高
速時に必要量のオイルを第1、第2ベアリング側に供給
することができ、駆動損失を低減し得て、実用上有利で
ある。また、ドライブピニオンシャフト内にオイル通路
を設ける構成としたことにより、従来のものにおいて形
成されていたデフキャリア側のオイル通路を省略でき、
デフキャリアの剛性を向上し得て、実用上有利である。
【0041】また、一端部位が推進軸に連絡されるとと
もに他端部位にリングギヤに噛合するドライブピニオン
ギヤが設けられたドライブピニオンシャフトを設け、ド
ライブピニオンシャフトが一端側から配設された第1、
第2ベアリングを介してデフキャリアに軸支されたデフ
ァレンシャルにおいて、ドライブピニオンシャフト内に
はリングギヤ側のオイルを第1、第2ベアリング間に供
給するオイル供給通路を設けるととともに第1ベアリン
グを潤滑したオイルをドライブピニオンシャフトの一端
部位からリングギヤ側に戻すオイル戻り通路を設けたの
で、デフキャリアをダイキャストあるいは中子不要の鋳
造方法によって製造でき、製造コストを低減し得て、実
用上有利であるとともに、高速時に必要量のオイルをオ
イル供給通路によって第1、第2ベアリング側に供給す
ることができ、駆動損失を低減し得て、実用上有利であ
る。また、ドライブピニオンシャフト内にオイル供給通
路とオイル戻り通路とを設ける構成としたことにより、
従来のものにおいて形成されていたデフキャリア側のオ
イル通路を省略でき、デフキャリアの剛性を向上し得
て、実用上有利である。
【0042】更に、一端部位が推進軸に連絡されるとと
もに他端部位にリングギヤに噛合するドライブピニオン
ギヤが設けられたドライブピニオンシャフトを設け、ド
ライブピニオンシャフトがスペーサにより所定間隔だけ
離間されて一端側から配設された第1、第2ベアリング
を介してデフキャリアに軸支されたデファレンシャルに
おいて、スペーサにオイル貫通孔を設け、ドライブピニ
オンシャフト内にドライブピニオンギヤの螺刻部位から
リングギヤ側のオイルをスペーサに設けられたオイル貫
通孔を介して第1、第2ベアリング間に供給するオイル
供給通路を設け、第1ベアリングを潤滑したオイルをリ
ングギヤ側に戻すべくドライブピニオンシャフトの一端
部位からドライブピニオンギヤの先端部位に延びるオイ
ル戻り通路を設けたので、デフキャリアをダイキャスト
あるいは中子不要の鋳造方法によって製造でき、製造コ
ストを低減し得て、実用上有利であるとともに、高速時
に必要量のオイルをオイル供給通路によって第1、第2
ベアリング側に供給することができ、駆動損失を低減し
得て、実用上有利である。また、ドライブピニオンシャ
フト内にオイル供給通路とオイル戻り通路とを設ける構
成としたことにより、従来のものにおいて形成されてい
たデフキャリア側のオイル通路を省略でき、デフキャリ
アの剛性を向上し得て、実用上有利である。更に、ドラ
イブピニオンシャフト内にドライブピニオンギヤの螺刻
部位からリングギヤ側のオイルをスペーサに設けられた
オイル貫通孔を介して第1、第2ベアリング間に供給す
るオイル供給通路を設けたことにより、ドライブピニオ
ンギヤとリングギヤとの回転によって第1、第2ベアリ
ングにオイルを供給でき、第1、第2ベアリングの潤滑
性能を向上でき、第1、第2ベアリングの使用寿命を延
長して得て、経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すデファレンシャルの軸
受潤滑装置の断面図である。
【図2】この発明の従来の技術を示すデファレンシャル
の軸受潤滑装置の断面図である。
【図3】他のデファレンシャルの軸受潤滑装置の断面図
である。
【符号の説明】
2 最終減速装置 4 デフキャリヤ 6 ドライブピニオンシャフト 8 前側円錐ころ軸受 10 後側円錐ころ軸受 12 スペーサ 14 ドライブピニオンギヤ 16 リングギヤ 18 デフハウジング 20 リング固定用ボルト 22 フランジ 24 オイルシール 26 オイル供給通路 28 オイル戻り通路 30 第1オイル供給通路 32 第2オイル供給通路 34 第3オイル供給通路 36 栓部材 38 第1オイル戻り通路 40 第2オイル戻り通路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部位が推進軸に連絡されるとともに
    他端部位にリングギヤに噛合するドライブピニオンギヤ
    が設けられたドライブピニオンシャフトを設け、このド
    ライブピニオンシャフトが一端側から配設された第1、
    第2ベアリングを介してデフキャリアに軸支されたデフ
    ァレンシャルにおいて、前記ドライブピニオンシャフト
    内にはリングギヤ側のオイルを第1、第2ベアリング側
    に供給するとともに前記第1ベアリングを潤滑したオイ
    ルを前記リングギヤ側に戻すオイル通路を設けたことを
    特徴とするデファレンシャルの軸受潤滑装置。
  2. 【請求項2】 一端部位が推進軸に連絡されるとともに
    他端部位にリングギヤに噛合するドライブピニオンギヤ
    が設けられたドライブピニオンシャフトを設け、このド
    ライブピニオンシャフトが一端側から配設された第1、
    第2ベアリングを介してデフキャリアに軸支されたデフ
    ァレンシャルにおいて、前記ドライブピニオンシャフト
    内にはリングギヤ側のオイルを第1、第2ベアリング間
    に供給するオイル供給通路を設けるととともに前記第1
    ベアリングを潤滑したオイルをドライブピニオンシャフ
    トの一端部位から前記リングギヤ側に戻すオイル戻り通
    路を設けたことを特徴とするデファレンシャルの軸受潤
    滑装置。
  3. 【請求項3】 一端部位が推進軸に連絡されるとともに
    他端部位にリングギヤに噛合するドライブピニオンギヤ
    が設けられたドライブピニオンシャフトを設け、このド
    ライブピニオンシャフトがスペーサにより所定間隔だけ
    離間されて一端側から配設された第1、第2ベアリング
    を介してデフキャリアに軸支されたデファレンシャルに
    おいて、前記スペーサにオイル貫通孔を設け、前記ドラ
    イブピニオンシャフト内にドライブピニオンギヤの螺刻
    部位からリングギヤ側のオイルを前記スペーサに設けら
    れたオイル貫通孔を介して第1、第2ベアリング間に供
    給するオイル供給通路を設け、前記第1ベアリングを潤
    滑したオイルを前記リングギヤ側に戻すべくドライブピ
    ニオンシャフトの一端部位からドライブピニオンギヤの
    先端部位に延びるオイル戻り通路を設けたことを特徴と
    するデファレンシャルの軸受潤滑装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017115912A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 トヨタ自動車株式会社 デファレンシャル装置の潤滑構造
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JP2021105413A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 株式会社Subaru デファレンシャル装置の冷却機構

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