JPH07208026A - 掃き出しサッシの躯体等との取合いに係る下部構造 - Google Patents

掃き出しサッシの躯体等との取合いに係る下部構造

Info

Publication number
JPH07208026A
JPH07208026A JP2334394A JP2334394A JPH07208026A JP H07208026 A JPH07208026 A JP H07208026A JP 2334394 A JP2334394 A JP 2334394A JP 2334394 A JP2334394 A JP 2334394A JP H07208026 A JPH07208026 A JP H07208026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sash
drainer
sweeping
balcony
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2334394A
Other languages
English (en)
Inventor
Suzuo Kumagai
鈴夫 熊谷
Isato Ishimori
勇人 石森
Katsuhide Kida
克英 喜田
Fumio Takada
文男 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP2334394A priority Critical patent/JPH07208026A/ja
Publication of JPH07208026A publication Critical patent/JPH07208026A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 止水効果を有するとともに、水切り部を含め
た取合部施工に手間が掛らない掃き出しサッシの躯体等
との取合いに係る下部構造を提供する。 【構成】 止水板30を平らな躯体20部分に突設する
ように設ける。掃き出しサッシ10に対し、バルコニー
A側の正面に断面凸型状の水切り40を設ける。その
後、防水モルタル等を充填し、止水板30を内包した取
付け用基礎50が形成される。凸部分40aの上下両端
部に形成された水切り40の取合い部表面を止水用のコ
ーキング箇所60とする。さらに、水切り40の凸部分
40aを掃き出しサッシ10の見込み寸法内に納める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルコニー掃き出しサ
ッシの躯体等の取合いに係る下部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、掃き出しサッシの取合い下部は、
バルコニー床よりも室内床を形成する躯体部分を高めに
形成して、バルコニー床から室内床への雨水等の水の侵
入を防ぐ構成になっていた。また、掃き出しサッシ下部
に設けられる水切りは、サッシ取合い部より外側に張り
出して外方に水を流下させることができるように、略L
字型に形成された水切りが逆L字状に下方に被さるよう
に形成されていた。さらに、水切りと躯体との取合いに
おけるコーキングは、上記下方に被さるように形成され
た水切りの下側から行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のような
掃き出しサッシの取合い下部の躯体は、バルコニー床面
と室内床面とに使用する躯体に高低差を付けるため、ス
ラブ段差を設けたり、低めの立ち上がりコンクリートを
形成したりしなければならず、段差のない表面が平らな
躯体施工に比べ手間がかかり面倒であった。さらに、立
ち上がりコンクリートは、その立ち上がり部が大きいた
めにバルコニー側から室内へ資材搬入を行なうときには
往々にして邪魔となった。
【0004】また、水切りが掃き出しサッシ取合い部よ
り外側に張り出す構造に形成されていたため、どうして
も作業中に水切りにぶつかり易く傷等をつけやすかっ
た。そのため、水切り部分は施工中に傷をつけないよう
別途特別に養生を施す必要があった。さらに、水切りと
躯体との取合いは、水が侵入しないようにコーキングが
施されていたが、従来の方法では、コーキングは水切り
部分の施工後に行なわなければならず、水切りの下方か
らコーキング材を詰める必要があった。そのため、大変
に作業がしにくく、水止めの重要な作業にも拘らず、そ
のコーキングの品質を維持することが難しかった。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて、
止水効果を有するとともに、水切り部を含めた取合い部
の施工に手間が掛らないバルコニー掃き出しサッシの躯
体等との取合いに係る下部構造を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、躯体上に設けた室内部分の
バルコニー側への開口部に取り付けられる掃き出しサッ
シの躯体等との取合いに係る下部構造において、室内床
とバルコニー床とを形成するそれぞれの躯体上面の高さ
が段差のない同一高であり、躯体の前記掃き出しサッシ
の取付け位置にバルコニー床から室内床への浸透水遮断
用の止水板を設けるとともに、サッシ下部の取付け位置
に前記止水板を内包する掃き出しサッシの取付け用基礎
を設け、前記取付け用基礎のバルコニー側の正面に水切
りを設けた。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明の水切りを、掃き出しサッシの正面に対して非突出
状態に設けるとともに、水切りの取付け用基礎との取合
いを取付け用基礎の正面側に設け、且つ、前記取合いの
正面側にコーキング箇所を設けた。
【0008】また、請求項3に係る発明では、請求項1
又は2に記載の発明の水切りを、断面略凸型の長尺状に
形成するとともに、前記水切りの凸面の両端片が水切り
の取付け用基礎の正面部分との取合い部であるようにし
た。
【0009】
【作用】本発明の構成では、掃き出しサッシと躯体との
取合いが形成される掃き出しサッシの取付け用基礎が、
前記躯体に形成された浸透水遮断用の止水板を内包する
ように形成されているため、バルコニー床と室内床を形
成する躯体を同一レベル面としても、仮にバルコニー床
から浸透した水があっても止水板で堰き止められ、室内
床へ水が浸透することはない。また、取付け用基礎のバ
ルコニー側の正面に設けた水切りを、掃き出しサッシの
正面に対して非突出状態に設けることにより、突出した
水切りを設けた場合には必要であった衝突等による損傷
を防ぐための養生を不要とすることができる。
【0010】さらに、水切りの取付け用基礎との取合い
を取付け用基礎の正面側に設けるとともに、前記取合い
の正面側にコーキング箇所を設けているため、従来は作
業性が悪かったコーキング作業を、バルコニー側の正面
から容易に行なうことができ、止水防止として重要なコ
ーキングを的確に行なえる。また、上記構成の水切り
を、断面略凸型の長尺状に形成し、前記水切りの凸面部
が掃き出しサッシの正面に対して非突出状態であるとと
もに、前記水切りの凸面の長手方向の両端片が水切りの
取付け用基礎の正面部分との取合い部とすることによ
り、コーキング部分が水切りの凸部分と掃き出しサッシ
の正面下部との間、及び水切りの凸部分と躯体との間に
形成されるため、コーキング作業が行ない易い水切りの
形状を得ることができる。
【0011】
【実施例】本実施例を図1により説明する。図1は、掃
き出しサッシ10の躯体20等との取合いに係る下部の
要所を示した断面説明図である。本発明の実施例に係る
躯体20は、予め鉄筋等で配筋された上に打設されたコ
ンクリート製スラブである。この躯体20を形成するス
ラブは、バルコニーAのバルコニー床イと室内部分Bの
室内床ロとが設けられる箇所に段差がない同一平面状に
形成されている。
【0012】さらに、躯体20の配筋部分21に、掃き
出しサッシ10の取合い部に合わせた長さの断面L字型
の止水板30を、打設コンクリートにより形成される躯
体20面に対してほぼ垂直になる程度にL字型の一方の
翼部分が突設するように溶接等で固定されている。止水
板30の設置箇所は、止水板30の突設部分30aが、
掃き出しサッシ10の取付け相当部分の下方位置にあた
るように設定されていればよい。
【0013】この止水板30は、本実施例では、断面L
字型に形成したが、躯体20上面に止水効果を有するよ
うに突設し得るものであればよく、例えば、基本的に
は、平板を躯体20上面に対してほぼ垂直になるように
躯体20内部に差し込むような形で形成しても構わな
い。但し、この場合は、止水板30が抜けないように注
意しなければならない。また、躯体20上面に沿って浸
透する水を止めることができる形状であれば、止水板3
0は躯体20内部から遮断するように形成されていなく
ても構わないが、その場合は、躯体20上面に沿って浸
透する水等を効果的に阻止することができるように、止
水板30と躯体20上面との取付け箇所の目地部分の止
水処置を確実に行なうことが必要である。
【0014】一方、水切り40は、掃き出しサッシの正
面部分に合わせた長さの断面略凸型状に形成され、凸部
分40aの長手方向に沿って両側に取付け用の端片4
1、42が設けられている。このように形成された水切
り40は、端片41を掃き出しサッシ10のサッシ枠下
辺部分11に設けた固定片12に、端片42を配筋部分
21に予め溶接された水切り取付け部材22にそれぞれ
ビス止めすることにより固定されている。また、サッシ
枠下辺部分11には、サッシ枠取付用アンカー13がサ
ッシ枠下辺部分11の突片14を挟み込むようにして取
り付けられ、配筋部分21にこのサッシ枠取付用アンカ
ー13が溶接固定されている。さらに、水切り40の凸
部分40aは固定片12に取り付けた状態で、掃き出し
サッシ10の見込み寸法からはみ出さないように設定さ
れている。
【0015】また、水切り40の端片42部分と躯体2
0との間に堰板23を設け、サッシ枠下辺部分11と水
切り40、堰板23とで囲まれた空間部分に、防水モル
タル等を充填して、前記止水板30を内包した取付け用
基礎50が形成されている。堰板23(図中では点線で
示す。)は上記モルタル等の硬化後に取り除かれる。
尚、取付け用基礎50は、凸部分50aが帯状に設けら
れた形状になっているため、施工がし易いように、上記
のように水切り40をサッシ枠下辺部分11等に先に固
定してから硬練り防水モルタル等を充填する方法で形成
される。
【0016】さらに、このようにして掃き出しサッシ1
0正面の長手方向に沿って形成された水切り40の凸部
分40aとサッシ枠下辺部分11との間、及び凸部分4
0aと躯体20面との間に形成された両凹部分をコーキ
ング箇所60とし、コーキング材を詰めて、仕上げ表面
が掃き出しサッシ10の正面にほぼ合うようにコーキン
グが施されている。また、取付け用基礎50の室内部分
B側の側面には、発泡ウレタン70を吹きつけるととも
に敷居80を形成して畳寄せ相当部分90が設けられて
いる。さらに、畳寄せ相当部分90に接して室内床ロが
形成され、その上に畳100を敷くことができるように
なっている。
【0017】
【発明の効果】本発明により、バルコニー床から室内床
への水の侵入は十分に防止されるため、バルコニーと室
内部分を同時に躯体上に形成する場合に、従来のように
躯体部分に段差を設ける必要がない。そのため、施工の
手間及び費用の大幅な低減を図ることができる。さらに
は、段差のない躯体により施工性が向上するため、オム
ニア板を使用した工業化法の納まりを良好にすることが
できる。サッシの見込み寸法内に水切りを収めるので、
外観上すっきりとしたものになり、デザイン的にも良好
なものとなる。また、水切りが従来のように張り出して
いないため、施工中にも水切りが邪魔にならず、従来行
なわれていた衝突による損傷を防止するための養生が不
要である。さらに、水切りの取合いコーキングを正面部
分から行なうことができるため、従来とは異なり、コー
キングは最終仕上げ時点でもよく、コーキングの施工性
が大幅に向上するとともに、コーキングの質を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】掃き出しサッシの躯体等との取合いに係る下部
の要所を示した断面説明図である。
【符号の説明】
10 掃き出しサッシ 20 躯体 30 止水板 40 水切り 50 取付け用基礎 60 コーキング箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 文男 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号株式 会社フジタ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体上に設けた室内部分のバルコニー側
    への開口部に取り付けられる掃き出しサッシの躯体等と
    の取合いに係る下部構造において、室内床とバルコニー
    床とを形成するそれぞれの躯体上面の高さが段差のない
    同一高であり、躯体の前記掃き出しサッシの取付け位置
    にバルコニー床から室内床への浸透水遮断用の止水板を
    設けるとともに、サッシ下部の取付け位置に前記止水板
    を内包する掃き出しサッシの取付け用基礎を設け、前記
    取付け用基礎のバルコニー側の正面に水切りを設けたこ
    とを特徴とする掃き出しサッシの躯体等との取合いに係
    る下部構造。
  2. 【請求項2】 水切りは、掃き出しサッシの正面に対し
    て非突出状態に設けられるとともに、水切りの取付け用
    基礎との取合いが取付け用基礎の正面側に設けられ、且
    つ、前記取合いの正面側にコーキング箇所を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の掃き出しサッシの躯体等
    との取合いに係る下部構造。
  3. 【請求項3】 水切りは、断面略凸型の長尺状に形成さ
    れるとともに、前記水切りの両端片が水切りの取付け用
    基礎の正面部分との取合い部であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の掃き出しサッシの躯体等との取合
    いに係る下部構造。
JP2334394A 1994-01-24 1994-01-24 掃き出しサッシの躯体等との取合いに係る下部構造 Pending JPH07208026A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2334394A JPH07208026A (ja) 1994-01-24 1994-01-24 掃き出しサッシの躯体等との取合いに係る下部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2334394A JPH07208026A (ja) 1994-01-24 1994-01-24 掃き出しサッシの躯体等との取合いに係る下部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07208026A true JPH07208026A (ja) 1995-08-08

Family

ID=12107954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2334394A Pending JPH07208026A (ja) 1994-01-24 1994-01-24 掃き出しサッシの躯体等との取合いに係る下部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07208026A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017096014A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社長谷工コーポレーション 下枠装着部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017096014A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 株式会社長谷工コーポレーション 下枠装着部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5458828A (en) Method for constructing one-step grout fixed window frames in a concrete-structured building
JPH07208026A (ja) 掃き出しサッシの躯体等との取合いに係る下部構造
KR101376407B1 (ko) 창문 일체형 pc 패널의 구조
JP2000226936A (ja) 水平スリット施工部材
JP3227550B2 (ja) 扉のある間仕切の施工法
JPS63184665A (ja) 手摺支柱取付け用アンカーの埋設装置
JPH0813922A (ja) コンクリート躯体開口部のサッシ取り付け構造
JPH049402Y2 (ja)
JP2557772B2 (ja) バルコニーと室内との境界構造
JPH0714482Y2 (ja) ベランダ又はテラス用中柱取付構造
JPH0219454Y2 (ja)
JP2754049B2 (ja) 壁開口部へのサッシ取付工法
JPH0449347Y2 (ja)
JPH0312903Y2 (ja)
JP3920147B2 (ja) サッシ下部の止水構造体
JPS6239204Y2 (ja)
JPH0322403Y2 (ja)
JPH0613281Y2 (ja) ユニツトハウス
JPH0750459Y2 (ja) 溝蓋受枠
JPS608061Y2 (ja) 取替ドア
JPS5846207Y2 (ja) 出入口用サツシ枠
JPH0748947Y2 (ja) サッシの雨切り装置
JPH0235921Y2 (ja)
JPS5838146Y2 (ja) サツシ窓枠
JPH0219467Y2 (ja)