JP2754049B2 - 壁開口部へのサッシ取付工法 - Google Patents

壁開口部へのサッシ取付工法

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JP2754049B2 JP20461189A JP20461189A JP2754049B2 JP 2754049 B2 JP2754049 B2 JP 2754049B2 JP 20461189 A JP20461189 A JP 20461189A JP 20461189 A JP20461189 A JP 20461189A JP 2754049 B2 JP2754049 B2 JP 2754049B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、外壁がガラス繊維強化セメント(GRC)パ
ネル等のコンクリート系パネルで構成された壁の開口部
にサッシを取り付ける取付工法に関する。
従来の技術 従来、壁開口部へのサッシの取り付けは、コンクリー
ト躯体への取り付けの場合、開口部へサッシを木製のく
さび等で仮止めして縦枠の鉛直、下枠の水平を確認修正
してから、サッシ枠の外側に付いているスチールアンカ
ーを躯体の差し金に溶接して本取り付けを行なう。その
後、くさびを取り外して躯体とサッシ枠との間にモルタ
ルを充填し、必要に応じて養生を行なっている。また、
鉄骨構造建物において、サッシを取り付ける場合、例え
ば、第7図及び第8図に示すように、形鋼からなるまぐ
さ30、たて枠31、窓台(敷居)32からなる取付枠に溶接
された金具33にサッシ枠34に差し込み式に固定されたア
ンカー35を溶接して固定し、サッシ枠周囲と取付枠及び
壁パネル37との隙間36にモルタルを充填し、その外方を
水切板38で覆っている。上記従来の工法におけるサッシ
周りの水切板はいずれの場合も全て金属製である。ま
た。上記のように現場での施工法の他に、工場でパネル
内部に予めサッシを取り付ける工法も一般に行なわれて
いる。
発明が解決しようとする問題点 上記のように従来のサッシの取り付けは、現場での溶
接作業やモルタルの充填作業等を必要とし、施工が面倒
で且つ位置決め等に熟練を要していた。また、工場でパ
ネルに取り付ける工法は、1パネル内にしかウインドス
ペースを設けることができず、大きなウインドスペース
を要する場合は、必然的にパネルも大きくしなければな
らず、パネルの成形や施工が困難になる問題があり、逆
にパネルの大きさを一定にすると、それに応じてサッシ
の大きさが制限される問題がある。さらに、パネルを工
場で打ち込む時点でサッシを取り付けると、パネルを蒸
気養生する場合にはサッシも同様に加熱されることにな
り、サッシが加熱でアルカリの影響を強く受ける等の不
都合がある。
一方、従来の何れの工法においてもサッシ周りは、防
水上から水切板を設けなければならないが、従来の水切
板は全て金属製であり、壁パネルと同様にコンクリート
系の成形品のみで構成することができず、コスト高にな
ると共にデザイン的にもあまり変化を持たすことができ
なかった。また、従来の工法におけるサッシの取付は、
取付枠に金具により取り付けるので、厚さ方向の位置が
限定され、サッシ取付位置を壁厚さ方向に任意に調節す
ることができなかった。
本発明は、上記従来のサッシ取付工法の欠点を解消す
るために創案されたものであって、コンクリート系パネ
ル工法において現場で簡単にサッシを取り付けることが
でき、且つ厚さ方向の取付位置も調節可能であり、さら
にサッシ周りの水切板等も全てコンクリート成形品で構
成することができ、安価でしかも美的効果にも優れたコ
ンクリート系壁パネル建造物におけるサッシ取り付け工
法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を本発明の壁開口部へのサッシ取付工法は、
コンクリートで上部水切板と一体に成形された上部建付
け枠、たて水切板と一体に成形されたたて建付け枠、下
部水切板と一体に成形された下部建付け枠とを、取付金
具を介してサッシ取付枠に固定して建付け枠を形成し、
該建付け枠にサッシを嵌合し、サッシ枠を前記コンクリ
ート製の建付け枠に止着してサッシを取り付けることを
特徴とする構成を採用することによって、達成した。
作用 GRCは肉厚を薄く成形しても十分な強度を有し、且つ
任意の形に容易に精度良く成形でき、しかもタッピング
スクリュウで簡単に取り付けることができる特長を有し
ている。本発明は、この点に着目してなされたもので、
従来取付枠に溶接又はクランプ金具によりサッシ枠を取
り付け、その隙間をモルタルで充填していたものを、取
付枠とサッシ枠の間に、GRC等のコンクリートで水切板
と一体に成形された建付け枠部材からなる建付け枠を介
在させ、該建付け枠で直接サッシを支持するようにした
ものである。したがって、前記建付け枠部材を正しく位
置決めして取付枠に取り付ければ、サッシ枠は嵌め込む
だけで正しく位置決めされる。そして、サッシ枠と建付
け枠とはタッピングスクリュウによって容易に固定する
ことができる。
また、サッシを水切板と一体に成形された建付け枠で
直接受けているので、従来のようにサッシ枠と取付枠と
の位置決め作業、溶接作業及びその隙間へのモルタル充
填作業、さらに水切板を取付る作業も必要としなくな
り、サッシ取付が非常に簡単になり短時間にできる。し
かも、重量が重く取扱いが困難なサッシ自体の位置決め
を直接行なう必要がないので、熟練を要しない。そし
て、取付枠とサッシ間が完全にコンクリート成形の建付
け枠で覆われるから、従来のように水切枠とサッシ枠外
周面との間に水が進入するような隙間が生じるおそれが
ないので、完全防水施工ができる。また、建付け枠に取
付るので、壁の厚さ方向の取付位置の調節が自在にでき
る。さらに、建付け枠の外部に面する水切板部の外方へ
突出度や形等は任意に成形することができるので、デザ
インに変化を持たせることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の方法により施工された窓開口部に
サッシを取り付けた状態の壁の側面を示し、第2図及び
第3図は窓開口部の縦方向及び横方向の断面を示してい
る。図中、1は外壁を構成するガラス繊維強化セメント
(GRC)で形成されたGRCパネルであり、縦方向の両側縁
部を内方に向かって直角に屈曲してリブ2が形成されて
いる。該パネルは、隣接するパネルのリブ間に連結用ボ
ルト3を挿通し、該連結用ボルトにフックボルト4の一
端を掛け、壁胴縁7及び、窓開口部では必要によりまぐ
さ又は敷居に係合している金具5との間にボルト締めす
ることによって、壁胴縁7に取り付けられている。この
ようにして、サッシを取り付ける開口部を除いてGRCパ
ネルを逐次胴縁に取り付けて壁を構成する。
該窓開口部周囲には、従来と同様に、胴縁間にサッシ
を取り付けるためのリップ溝形鋼で形成されたまぐさ
9、たて枠10、窓台11からなる取付枠が設けられてい
る。該取付枠に第4図から第6図に示すような、建付け
枠構成部材を取り付ける。第4図に示すものは、上部水
切板12と一体に成形された上部建付け枠13を示してい
る。第5図は同様にたて水切板14と一体に成形された縦
建付け枠15、第6図は下部水切板16と一体に成形された
下部建付け枠17を示している。これらの各建付け枠部材
は、全てGRCにより厚さが例えば8〜10mm程度に薄く成
形されている。
上記各建付け枠部材の取付枠への取付は、まぐさ9に
溶接された金具18に上部建付け枠12を、たて枠10に溶接
された金具19に縦建付け枠15を、窓台11に溶接された金
具20に下部建付け枠17を、夫々位置決めしてボルト21に
より取り付ける。このようにして、建付け枠を構成し、
これにサッシ8を嵌め込み、サッシ枠6と前記各建付け
枠部材とをタッピングスクリュウ22でに夫々固定する。
そして、サッシ枠外面端と前記各建付け枠部材の突出部
との間に夫々シーリング材23を充填して防水を図る。以
上のようにして、本取付工法によれば、簡単に壁開口部
にサッシを取り付けることができる。
なお、本発明の上記建付け枠を構成する各枠部材の形
状は上記実施例に限らず、種々設計変更が可能であり、
例えば上部建付け枠の水切板部をさらに前方に突出させ
て庇状に構成することが可能である。また、上記実施例
では、各建付け枠部材をGRCで成形した場合について説
明したが、本発明はGRCに限らず、外壁パネルが押し出
し成形セメントパネルやALCパネルの場合は、それに応
じて建付け枠も同様なセメント材で成形する。また、本
発明は、窓開口部へのサッシの取付に限らず、ドア等の
建具の取付にも適用することは云うまでもない。
効果 本発明は、以上のような構成からなり、次のような格
別な効果を奏する。
サッシを水切板と一体に成形された建付け枠で直接受
けているので、従来のようにサッシ枠と取付枠との位置
決め作業、溶接作業及びその隙間へのモルタル充填作
業、さらに水切板を取付る作業も必要としなくなり、サ
ッシ取付が非常に簡単になり短時間にできる。しかも、
重量が重く取扱いが困難なサッシ自体の位置決めを直接
行なう必要がないので、熟練を要しない。そして、取付
枠とサッシ間が完全にコンクリート成形の建付け枠で覆
われるから、従来のように水切板とサッシ枠外周面との
間に水が進入するような隙間が生じるおそれがないの
で、完全防水施工ができる。さらに、壁の厚さ方向の取
付位置の調節が自在にできる。しかも、建付け枠の外部
に面する水切板部の外方へ突出度や形等は任意に成形す
ることができるので、デザインに変化を持たせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のサッシ取付工法により壁開口部にサッ
シを取り付けた状態の壁側面図、第2図は第1図のA−
A断面図、第3図は第1図のB−B断面図、第4図は上
部建付け枠の側断面図、第5図はたて建付け枠の側断面
図、第6図は下部建付け枠の側断面図、第7図は従来の
サッシ取付部の側断面図、第8図は第7図のC−C断面
図である。 1:GRCパネル、2:リブ、6:サッシ枠、7:胴縁、8:サッ
シ、13:上部建付け枠、15:たて建付け枠、17:下部建付
け枠、20:金具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートで上部水切板と一体に成形さ
    れた上部建付け枠、たて水切板と一体に成形されたたて
    建付け枠、下部水切板と一体に成形された下部建付け枠
    とを、取付金具を介してサッシ取付枠に固定して建付け
    枠を形成し、該建付け枠にサッシを嵌合し、サッシ枠を
    前記コンクリート製の建付け枠に止着してサッシを取り
    付けることを特徴とする壁開口部へのサッシ取付工法。
JP20461189A 1989-08-09 1989-08-09 壁開口部へのサッシ取付工法 Expired - Lifetime JP2754049B2 (ja)

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