JPH07207618A - 斜張橋のケ−シングパイプの設置方法及び装置 - Google Patents

斜張橋のケ−シングパイプの設置方法及び装置

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JPH07207618A
JPH07207618A JP6017894A JP1789494A JPH07207618A JP H07207618 A JPH07207618 A JP H07207618A JP 6017894 A JP6017894 A JP 6017894A JP 1789494 A JP1789494 A JP 1789494A JP H07207618 A JPH07207618 A JP H07207618A
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JP
Japan
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casing pipe
cable
installing
stayed bridge
level
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Application number
JP6017894A
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English (en)
Inventor
Toshio Ichihashi
俊夫 市橋
Hiroki Okada
浩樹 岡田
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は作業の簡素化及び設置精度の向上を
図ることができる斜張橋のケ−シングパイプの設置方法
及び装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、斜張橋のコンクリ−ト内に斜材を
通すためのケ−シングパイプの設置技術において、前記
ケ−シングパイプの視準方向端部にタ−ゲットを取り付
け、他端部には水準器を取り付け、前記水準器により前
記タ−ゲットを視準した状態で水準器の位置固定を行っ
た後、主塔又は主桁に設置したケ−シングパイプの位置
を調整することによって、予め求めておいた主塔又は主
桁側の視準点を前記水準器により視準して、ケ−シング
パイプの設置位置を決定することを特徴とした、斜張橋
のケ−シングパイプの設置技術である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜張橋のコンクリ−ト
内に斜材を通すためのケ−シングパイプの設置方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】斜張橋のケ−シングパイプは、主塔及び
主桁のコンクリ−ト内に斜材を通すためのパイプであ
り、コンクリ−トの打設に先だって設置される。また、
一般的には斜材の張力をコンクリ−トに伝達する支圧板
と一体化されており、高い精度の設置位置、設置角度が
要求される。従来は、ピアノ線を斜材の代わりに主塔と
主桁間に仮設し、これを基準としてケ−シングパイプの
設置が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には、
次のような問題点が存在する。 <イ>作業に多大な労力を必要とする。 <ロ>強風時にはピアノ線が振動し、正確な測量が困難
となる。 <ハ>ピアノ線の弛みや主桁の撓みの影響を補正しずら
い。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、作業の簡素化及び設置精度の
向上を図ることができる斜張橋のケ−シングパイプの設
置方法及び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、斜張橋
のコンクリ−ト内に斜材を通すためのケ−シングパイプ
の設置技術において、前記ケ−シングパイプの視準方向
端部にタ−ゲットを取り付け、他端部には水準器を取り
付け、前記水準器により前記タ−ゲットを視準した状態
で水準器の位置固定を行った後、主塔又は主桁に設置し
たケ−シングパイプの位置を調整することによって、予
め求めておいた主塔又は主桁側の視準点を前記水準器に
より視準して、ケ−シングパイプの設置位置を決定する
ことを特徴とした、斜張橋のケ−シングパイプの設置技
術である。また、前記主塔又は主桁側の視準点と軸心を
一致させて、主塔又は主桁側にケ−シングパイプを設置
することを特徴とした、斜張橋のケ−シングパイプの設
置技術である。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について説明する。 <イ>装置の説明 本発明に用いる装置は、図2に示すように、タ−ゲット
1、タ−ゲット取付用治具2、水準器3、水準器取付用
治具4より構成される。
【0007】(1)タ−ゲット及びタ−ゲット取付用治
具 タ−ゲット1は、図2、3に示すように、アクリル板等
の透光性材質で作製した板体の中央に、十字線11等の
視準マ−クを付した構造となっている。タ−ゲット取付
用治具2は、取付板21の中央部に視準窓としての中央
孔22を開設し、かつ取付板21の一方の面の中央孔2
2の周囲に、ケ−シングパイプへの固定装置を設ける。
この固定装置は、例えば支持部材23を取付板21から
直角方向に所要数突設し、この支持部材23に固定用ボ
ルト24を直角方向に装着した構造等が考えられる。
【0008】また、取付板21の支持部材23等を装備
した側の反対側には、十字線11の中心が中央孔22の
中心と一致するようにタ−ゲット1を取付ける。そし
て、図1、2に示すように、ケ−シングパイプ5の視準
方向端部に、上記のようにタ−ゲット1を装備したタ−
ゲット取付用治具2を装着する。タ−ゲット取付用治具
2の装着は、ケ−シングパイプ5の周面を支持する各固
定用ボルト24を微調整して、タ−ゲット1の十字線1
1が、ケ−シングパイプ5の軸線と一致するように行
う。
【0009】(2)水準器及び水準器取付用治具 水準器3はタ−ゲット1を視準するための公知の装置で
あり、図1、2に示すように、水準器取付用治具4を介
してケ−シングパイプ5と一体の支圧板51側の端部、
即ちタ−ゲット1の装着側と反対側に装備する。水準器
取付用治具4は、図2、4に示すように、支圧板51に
張り合わせる取付板41と、これと直角方向に接合した
据付台45よりなる。
【0010】取付板41の中央部には視準窓としての中
央孔42を開設し、かつケ−シングパイプ5への固定装
置を設ける。固定装置としては、例えば、取付板41の
中央孔42の周囲に放射線状に長穴43を所要数開設し
て、固定用ボルト44を装着する構造が考えられる。固
定用ボルト44は、取付板41をケ−シングパイプ5の
支圧板51に装着するためのものであり、長穴43内を
移動させることにより、支圧板51の大きさの異なるケ
−シングパイプ5にも適用可能に構成する。
【0011】据付台45は、取付板41に直角方向に接
合し、取付用ボルト46によりその上部に水準器3を固
定できるよう構成する。また、水準器3には位置調整用
ボルト31が装着されており、この位置調整用ボルト3
1を完全に縮めた状態で、取付用ボルト46を締める
と、水準器3の視準線Rとケ−シングパイプの軸線が一
致するよう構成する。
【0012】<ロ>芯出し作業 上述のように、ケ−シングパイプ5の視準方向端部に、
タ−ゲット1を装備したタ−ゲット取付用治具2を装着
し、その反対側の支圧板51には取付板41を取り付け
て水準器3を装備する。そして、水準器3によりタ−ゲ
ット1を視準し、水準器3の視準線Rとケ−シングパイ
プの軸線を一致させて芯出しをした状態で、取付用ボル
ト46を締結して水準器3の位置固定を行う。この作業
は、ケ−シングパイプ5を所定の位置に建込む前に、地
上等において事前に行うことができる。
【0013】<ハ>ケ−シングパイプの設置 次に、図1に示すように、芯出し作業を終えたケ−シン
グパイプ5を、主塔6のコンクリ−トを打設する前に露
出する鋼製枠61に据え付ける。そして、ケ−シングパ
イプ5自体の位置を調整することによって、予め求めて
おいた主桁7側の視準点Qを、水準器3により視準す
る。視準点Qを水準器3で視準したときの状態が、ケ−
シングパイプ5の正確な設置位置となる。以上でケ−シ
ングパイプ5の設置を完了する。
【0014】
【その他の実施例】上記実施例は、水準器3を装備した
ケ−シングパイプ5を主等6側に設置する場合である
が、図5に示すように、主桁7側に設置する場合もあ
る。この場合には、主桁7先端の未設コンクリ−ト空間
部に、支保工71を仮設し、その上に取付台72を設置
して、タ−ゲット1及び水準器3を装備したケ−シング
パイプ5を据え付ける。その他の方法は前記実施例と同
様である。
【0015】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>水準器の芯出しは、ケ−シングパイプを所定の位
置に建込む前に、地上等において事前に行うことができ
る。そのため、ケ−シングパイプの位置、方向確定作業
時には、視準点の視準作業だけで済む。従って、労務縮
小、工期短縮を図ることができる。
【0016】<ロ>天候に左右されることもなく、高精
度なケ−シングパイプの設置作業が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のケ−シングパイプ設置技術の一実施
例の説明図
【図2】 本発明の装置全体の一実施例の説明図
【図3】 水準器取付用治具の説明図
【図4】 タ−ゲット取付用治具の説明図
【図5】 その他の実施例の説明図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜張橋のコンクリ−ト内に斜材を通すた
    めのケ−シングパイプの設置方法において、 主塔又は主桁に設置するケ−シングパイプの視準方向端
    部にタ−ゲットを取り付け、 他端部には水準器を取り付け、 前記水準器により前記タ−ゲットを視準した状態で水準
    器の位置固定を行った後、 主塔又は主桁に設置したケ−シングパイプの位置を調整
    することによって、予め求めておいた主塔又は主桁側の
    視準点を前記水準器により視準して、ケ−シングパイプ
    の設置位置を決定することを特徴とした、 斜張橋のケ−シングパイプの設置方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の斜張橋のケ−シングパイ
    プの設置方法において、前記主塔又は主桁側の視準点と
    ケ−シングパイプ軸心を一致させて、ケ−シングパイプ
    を設置することを特徴とした、斜張橋のケ−シングパイ
    プの設置方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の斜張橋のケ−シ
    ングパイプの設置方法において、前記タ−ゲットは、視
    準窓としての中央孔を有する取付板の一方の面に、その
    中央孔に重ねて装着し、取付板の他方の面に設けた固定
    装置によってケ−シングパイプの視準方向端部に取付け
    ることを特徴とした、斜張橋のケ−シングパイプの設置
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の斜張
    橋のケ−シングパイプの設置方法において、前記水準器
    は、視準窓としての中央孔を有しケ−シングパイプの一
    端の支圧板に固定する取付板から直角方向に突設した据
    付台上に設置することを特徴とした、斜張橋のケ−シン
    グパイプの設置方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の斜張橋のケ−シングパイ
    プの設置方法において、前記取付板に設けた固定装置
    を、前記中央孔の周囲に放射線状に長穴を所要数開設
    し、この長穴内に固定用ボルトを移動可能に装着して構
    成し、前記水準器を異なる径のケ−シングパイプへ取付
    可能としたことを特徴とする、斜張橋のケ−シングパイ
    プの設置方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の斜張橋のケ−シングパイ
    プの設置方法において用いる装置であって、視準窓とし
    ての中央孔を有し、前記タ−ゲットをこの中央孔に重ね
    て一方の面に装着する取付板と、この取付板の他方の面
    に設けたケ−シングパイプへの固定装置とよりなること
    を特徴とした、斜張橋のケ−シングパイプの設置装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の斜張橋のケ−シングパイ
    プの設置方法において用いる装置であって、視準窓とし
    ての中央孔を有し、かつケ−シングパイプの一端の支圧
    板への固定装置を有する取付板と、この取付板から直角
    方向に突出し、その上部に水準器を設置する据付台とよ
    りなることを特徴とした、斜張橋のケ−シングパイプの
    設置装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の斜張橋のケ−シングパ
    イプの設置方法において、取付板のケ−シングパイプ支
    圧板への固定装置は、前記中央孔の周囲に放射線状に長
    穴を所要数開設し、この長穴内に固定用ボルトを装着し
    て構成し、水準器を異なる径のケ−シングパイプへ取付
    可能としたことを特徴とする、斜張橋のケ−シングパイ
    プの設置装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100776643B1 (ko) * 2005-10-21 2007-11-15 정상욱 교대의 부반력교좌장치를 생략한 강재사장교 시공방법
CN114000411A (zh) * 2021-11-16 2022-02-01 中铁七局集团有限公司 一种斜拉桥索导管定位方法
CN114290015A (zh) * 2021-12-20 2022-04-08 江苏永鼎光电子技术有限公司 一种透射式光电子器件的自动耦合系统及其应用方法

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