JPH09177025A - ケーブル制振装置の取付け方法 - Google Patents

ケーブル制振装置の取付け方法

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JPH09177025A
JPH09177025A JP34213395A JP34213395A JPH09177025A JP H09177025 A JPH09177025 A JP H09177025A JP 34213395 A JP34213395 A JP 34213395A JP 34213395 A JP34213395 A JP 34213395A JP H09177025 A JPH09177025 A JP H09177025A
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JP
Japan
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fan
cable
shaped member
mounting
damping device
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Application number
JP34213395A
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English (en)
Inventor
Takuya Murakami
琢哉 村上
Katsuaki Takeda
勝昭 武田
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、風が生起している斜張橋等の現
場において、ケーブルに簡単な操作で迅速に制振装置を
取付けることのできる方法を提供する。 【解決手段】 環状に形成させる決められた扇形部材取
付け位置の一つに、一つの扇形部材5aをケーブル2か
ら遠くなる方向にずらして仮取付けし、その後、順次他
の扇形部材を決められた扇形部材取付け位置に取付け
て、最後に前記仮取付けした扇形部材5aを決められた
扇形部材取付け位置に取付ける。仮取付けした扇形部材
5aにより風が吹いていてもケーブル振動を抑制するこ
とができるので、他の扇形部材は振動を制振させた状態
で楽に取付け作業及び設置の調整を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は斜張橋ケーブル等に
用いるケーブル制振装置の取付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】斜張橋に仮設されたケーブルは、風に起
因する振動現象が問題となる場合が多い。振動現象とし
ては、雨と強風の相互作用で生じるレインバイブレーシ
ョン、カルマン渦に起因する渦励振等が知られている。
【0003】レインバイブレーションは頻度が少ない
(過去の観測では年数回)が、一度生起すると1m以上
の大振幅をもたらすことがある。一方、渦励振は振幅は
大きくないものの、風速が2〜3m/s以上で生起する
ために頻度が非常に多い。
【0004】これらの振動は、ケーブル定着部の疲労
や、歩行者、走行者への不安を与える等より、振動を抑
制する対策が講じられている。
【0005】振動の抑制手段としては、ケーブル自体の
断面形状を変化させる空力的対策もあるが、ケーブルに
構造を付加する構造力学的対策が実施されている場合が
多い。構造力学的対策としては、従来はケーブル同士を
結合する対策が採用されていたが、景観上の配慮、事前
に付加減衰の予想がある程度可能であることから、近年
では、ダンパーを設置する方式が、ケーブルの有効な制
振方法として頻繁に採用されている。制振に必要な付加
減衰は、レインバイブレーションではδ=0.02〜
0.03、渦励振ではδ=0.01程度といわれている
(δは対数減衰率)。
【0006】ダンパーを設置する方式の従来技術として
は、「オイルダンパー」、「粘性せん断型ダンパー」、
「粘弾性体を用いたケーブル制振装置(特開平6−13
6718号公報及び特開平7−119115号公報)」
がある。
【0007】その中で、粘弾性体を用いた制振装置につ
いては、あらゆる振動方向に対処するために環状に形成
し、一方をケーブル(可動点)に、他方を定着管、鋼床
版に代表されるほぼ固定点に取り付けることにより、ケ
ーブルの振動により粘弾性体がせん断変形し、その変形
による発熱によりケーブルの振動エネルギーを消費する
構造になっている。
【0008】粘弾性体の量は所要の減衰を得るように定
められており、環の内側とケーブルとが接触しない様な
大きさをとっている。
【0009】制振装置の形状は環状体であるものの、ケ
ーブル仮設後に取り付ける場合には、環状体を一体成形
すると取付けが困難になるため、いくつかに分割して
(例えば半円形状、扇形状)製作し、現地で組み立てて
取付けている。
【0010】その取付け方法は、環状体を形成する部材
を同時に取り付ける方法及び各部材を一つずつ取付ける
方法が実施されているが、どちらも具体的な手順は明確
にされていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の制振装置につい
ては、実際に取付ける場合に以下のような問題がある。
ほとんどの制振装置は、ケーブル仮設後に取り付けられ
るように制振装置を2つ以上に分割して製作されてお
り、ケーブルの仮設誤差等の理由により、据え付け用の
ボルト孔は、制振装置の取付け位置の調整が可能なよう
に長孔となっている。現地で取付ける段階においては、
制振装置を形成する環状体の中心がケーブル径の中心か
らずれた場合には、ケーブルと制振装置とのクリアラン
スが小さくなり、ケーブルの変形が大きい場合には制振
装置に接触してしまうため、制振装置の環状体の中心と
ケーブルの中心とをなるべく一致させる必要がある。
【0012】しかしながら、現地では、微風速(数m/
s)においても渦励振による振動が生じているため、上
記のような制振装置の環状体の中心とケーブルの中心の
位置を一致させるための調節は難しい。振動が生じてい
るケーブルに強引に取り付ける場合には、ほとんどの場
合再度調整しなければならず手間と時間を要するため、
何らかの対策が必要とされていた。
【0013】制振装置とケーブルが接触しない様に偏心
予想量を大きく見積もって製作する(施工誤差を大きく
とる)ことも考えられるが、制振装置自体が大きくな
り、コスト高となるために実用的でない。
【0014】また、仮設ロープでケーブルと主桁を連結
して振動を拘束する場合には、ケーブル一本、一本に対
して対策を施さなければならず、手間がかかる。
【0015】また、仮設ロープを節にして振動が生じる
場合もあり、必ずしも十分にケーブルを制振できず、設
置方法には問題があった。
【0016】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、風が生起している現場におい
て、簡単な操作で迅速に制振装置を取付けることのでき
る方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は構
造物に一端を張設されたケーブルの定着部側から、ケー
ブルを非接触に囲む固定側取付け部材とケーブルに接触
させた可動側取付け部材を軸方向に対向させて設け、固
定側取付け部材と可動側取付け部材の対向面間に、制振
材を組み込んだ複数の扇形部材を環状に形成させるケー
ブル制振装置の取付け方法であって、前記環状に形成さ
せる決められた扇形部材取付け位置の一つに、一つの扇
形部材をケーブルから遠くなる方向にずらして仮取付け
し、その後、順次他の扇形部材を決められた扇形部材取
付け位置に取付けて、最後に仮取付けした扇形部材を決
められた扇形部材取付け位置に取付けることを特徴とし
たケーブル制振装置の取付け方法である。
【0018】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、環状に形成させる決められた扇形部材取付
け位置の一つに、一つの扇形部品をケーブルから遠くな
る方向にずらして仮取付けした後に、他の扇形部材とケ
ーブルの間に楔状あるいはテーパー状の治具を挿入して
その扇形部材とケーブルの間の距離を距離計で測定して
から、その扇形部材を決められた扇形部材取付け位置に
取付ける方法である。
【0019】本発明は上記のような構成により、前述し
たように、制振に必要な付加減衰は、レインバイブレー
ションではδ=0.02〜0.03、渦励振ではδ=
0.01程度といわれている(δは対数減衰率)ので、
仮取付けした扇形部材により風が吹いていてもケーブル
振動を抑制することができるので、他の扇形部材は振動
を制振させた状態で楽に取付け作業及び設置の調整を行
うことができる。
【0020】また、ケーブルの振動を抑制した後の作業
であるから、制振装置の取付け精度を向上できる。
【0021】従って、設計上、施工誤差を小さく見積も
ることが可能となり、制振装置の寸法を小さくでき、安
価な制振装置ができる。
【0022】さらに、楔状あるいはテーパー状の治具を
扇形部材とケーブルの間に介入させて、定規、巻尺、あ
るいはあらかじめ治具に必要とするクリアランス(距
離)に印をつけておき、制振装置とケーブル間の距離を
計測することにより、容易で誤差の少ない設置が可能と
なる。
【0023】これにより、さらに、取付け精度の向上に
より、制振装置の大きさを小さくすることが可能とな
り、コスト低減を計れる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
よって説明する。図1は本発明により設置したケーブル
制振装置の一実施の形態を示す側面図であり、図2は図
1のA−A線矢視による正面図である。
【0025】図1、図2において、1はケーブル制振装
置で、斜張橋ケーブルの基端部S側から順にケーブル2
を非接触に囲む固定側取付け部材3と、ケーブル2に接
触させた可動側取付け部材4を軸方向に対向させて設
け、固定側取付け部材3と可動側取付け部材4の対向面
間に、制振材を組み込んだ扇形部材5a、5bを環状に
形成させて構成したものである。Tは定着材で固定側取
付け部材3を固定する。Fはフランジである。
【0026】本発明による扇形部材は図3(a)、
(b)に示すような2分割したものが用いられている。
(a)図は扇形部材の平面図であり、(b)図は
(a)図のB−B線矢視による側面図である。
【0027】扇形部材は二枚の支持板6a、6b間に制
振材7が介挿されて組み込まれており、支持板6aの表
側にはボルト孔8aを有する取付け金具8を溶着してい
る。また、支持板6bの表側にはボルト孔9aを有する
取付け金具9を溶着している。
【0028】扇形部材に組み込まれる制振材は通常用い
られる減衰機能を有する天然ゴム等(高減衰ゴム)の粘
弾性材等である。粘弾性材の形状は半円状であっても矩
形状、円形状であってもよい。
【0029】扇形部材の個数については、2分割したも
のに限定されるものではなく、さらには3分割、4分割
した等のものも用いることができる。
【0030】図1、図2にもどって、固定側取付け部材
3は定着材Tか又は後述する補剛桁に固定した制振装置
用架台に、ケーブルを非接触に囲むように取付けられて
いる。
【0031】可動側取付け部材4は制振材7を組み込ん
だ扇形部材5a、5bのケーブル空中側(ケーブル基端
部側と反対側)でケーブルに接触させて取り付けられて
いる。
【0032】扇形部材は可動側取付け部材4の取付け金
具10に設けたボルト長孔10aと取付け金具8のボル
ト孔8aを合せて、ボルト11で可動側取付け部材4に
固定される。
【0033】また、固定側取付け部材3の取付け金具1
2に設けたボルト長孔12aと取付け金具9のボルト孔
9aを合せて、ボルト13で固定側取付け部材3に固定
される。
【0034】上記の実施の形態に示すように、取付け金
具等の位置関係から、扇形部材を取り付ける位置は通常
あらかじめ決められている。
【0035】図4〜図6は本発明によるケーブル制振装
置の取付け方法の一つの手順を示す説明図である。ここ
では2分割の扇形部材を用いている。
【0036】図4は、1つ目の扇形部材を取り付けた状
態を示す図であり、(a)図は側面図であり、(b)図
は(a)図のC−C線矢視による正面図である。
【0037】図4において、補剛桁14に固定した制振
装置用架台15に、ケーブル2を非接触に囲むように固
定側取付け部材3が取り付けられ、固定側取付け部材3
のケーブル空中側にケーブル2に接触させた可動側取付
け部材4が軸方向に対向させて設けられている。
【0038】固定側取付け部材3と可動側取付け部材4
の対向面間には、制振材を組み込んだ1つ目の扇形部材
5aが環状に形成させる決められた扇形部材取付け位置
の一つに、ケーブルから遠くなる方向にずらして仮取付
けしている。
【0039】ここでは2分割の扇形部材を用いているの
で、ケーブルの中心線Mから距離Lだけずらしている。
【0040】ケーブルから遠くなる方向にずらすための
目安として、可動側取付け部材4の取付け金具10に設
けたボルト長孔10aの位置に、一つ目の扇形部材5a
の取付け金具8のボルト孔8aを合せて、ボルト11で
可動側取付け部材4に仮取り付けする。
【0041】ここではケーブルから遠くなる方向にずら
して一つ目の扇形部材5aの仮取り付けしているので、
ケーブルと扇形部材5aの取付けによって形成される環
の中心を厳密に一致させる必要がないので、取付けを迅
速に行うことができる。
【0042】図5は、2つ目の扇形部材を取り付けた状
態を示す図であり、(a)図は側面図であり、(b)図
は(a)図のD−D線矢視による正面図であり、(c)
図は(a)図の丸Pで囲んで示した扇形部材とケーブル
の間に楔状の治具を用いた場合の状態を示す一部断面図
である。
【0043】1つ目の扇形部材5aが決められた扇形部
材取付け位置の一つに、ケーブルから遠くなる方向にず
らして仮取付けすることにより、通常風で生起するケー
ブルの振動(渦励振)が抑制できるため、2つ目の扇形
部材5bは、一つ目の決められた扇形部材取付け位置に
的確に取付けられる。
【0044】この場合、(c)図に示すように2つ目の
扇形部材5bとケーブル2の間に楔状あるいはテーパー
状の治具16を挿入して扇形部材5bとケーブル2の間
の距離を定規または巻尺あるいはあらかじめ必要とする
クリアランス(距離)に印をつけた治具等の距離計で測
定して、扇形部材5bを決められた扇形部材取付け位置
により的確に取付けることができる。治具16は使用後
取り除かれる。
【0045】図6は、扇形部材を取り付けて仕上げした
状態を示す図であり、(a)図は側面図であり、(b)
図は(a)図のE−E線矢視による正面図である。
【0046】2つ目の扇形部材5bが決められた扇形部
材取付け位置に的確に取り付けられ、ケーブルの振動が
抑制されているので、1つ目の扇形部材5aは、仮取り
付けを止めて、決められた扇形部材取付け位置に的確に
取り付けられる。
【0047】上記のように、本発明によれば、現場作業
において、ケーブルの振動を抑制しているので、風の生
起に関係なく、扇形部材を決められた取付け位置に迅速
に的確に取り付けられる。
【0048】図7〜図9は本発明によるケーブル制振装
置の取付け方法の他の手順を示す説明図である。ここで
は4分割の扇形部材を用いている。
【0049】図7は、1つ目の扇形部材を取り付けた状
態を示す図であり、(a)図は側面図であり、(b)図
は(a)図のF−F線矢視による正面図である。
【0050】図7において、補剛桁14に固定した制振
装置用架台15に、ケーブル2を非接触に囲むように固
定側取付け部材3が取り付けられ、固定側取付け部材3
のケーブル空中側にケーブル2に接触させた可動側取付
け部材4が軸方向に対向させて設けられている。
【0051】固定側取付け部材3と可動側取付け部材4
の対向面間には、制振材を組み込んだ1つ目の扇形部材
5aが環状に形成させる決められた扇形部材取付け位置
の一つに、ケーブルから遠くなる方向にずらして仮取付
けしている。
【0052】ケーブルから遠くなる方向にずらすための
目安として、可動側取付け部材4の取付け金具10に設
けたボルト長孔10aの位置に、一つ目の扇形部材5a
の取付け金具8のボルト孔8aを合せて、ボルト11で
可動側取付け部材4に仮取り付けする。可動側取付け部
材4には4分割の扇形部材に対応して4つの取付け金具
10が設けられており、その各々にボルト長孔10aが
設けられている。
【0053】ここではケーブルから遠くなる方向にずら
して一つ目の扇形部材5aの仮取付けをするので、ケー
ブルと扇形部材5aの取り付けによって形成される環状
体の中心を厳密に一致させる必要がないので、取付けを
迅速に行うことができる。
【0054】図8は、4つ目の扇形部材を取り付けた状
態を示す図であり、(a)図は側面図であり、(b)図
は(a)図のG−G線矢視による正面図である。
【0055】図8において、1つ目の扇形部材5aが決
められた扇形部材取付け位置の一つに、ケーブル2から
遠くなる方向にずらして仮取付けして、ケーブルの振動
が抑制されているので、2つ目の扇形部材5b、3つ目
の扇形部材5c、4つ目の扇形部材5dは、順次、決め
られた扇形部材取付け位置に的確に取り付けられてい
る。この場合、図5に説明したように、2つ目以降の扇
形部材5b、5c、5dとケーブル2の間に楔状あるい
はテーパー状の治具を挿入して扇形部材5b、5c、5
dとケーブル2の間の距離を定規または巻尺等の距離計
で測定して、扇形部材5b、5c、5dを決められた扇
形部材取付け位置に、より的確に取付けることができ
る。治具は使用後取り除かれる。
【0056】図9は、扇形部材を取り付けて仕上げした
状態を示す図であり、(a)図は側面図であり、(b)
図は(a)図のH−H線矢視による正面図である。
【0057】図9において、2つ目の扇形部材5b、3
つ目の扇形部材5c、4つ目の扇形部材5dが決められ
た扇形部材取付け位置に的確に取り付けられ、ケーブル
の振動が抑制されているので、1つ目の扇形部材5a
は、仮取り付けを止めて、決められた扇形部材取付け位
置に的確に取り付けられる。
【0058】上記のように、本発明によれば、現場作業
において、ケーブルの振動を抑制しているので、風の生
起に関係なく、扇形部材を決められた取付け位置に迅速
に的確に取り付けられる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、制振装
置の環状体を形成する一つ目の扇形部材をケーブルから
離れた位置に仮取付けさせると云う簡単な操作を組み入
れることによって、現場作業で、風の生起に関係なく、
ケーブルの振動を抑制して、ケーブル制振装置を迅速に
的確に取付けることができる。また、扇形部材とケーブ
ルの間の楔状等の治具を介入させることにより、クリア
ランスを迅速に正確に測定して、扇形部材を容易に取付
けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により設置したケーブル制振装置の一実
施の形態を示す側面図である。
【図2】図2は図1のA−A線矢視による正面図であ
る。
【図3】本発明に用いる扇形部材の一実施の形態を示す
図で、(a)図は扇形部材の平面図であり、(b)図は
(a)図のB−B線矢視による側面図である。
【図4】本発明の2分割の場合の1つ目の扇形部材を取
り付けた状態を示す図であり、(a)図は側面図であ
り、(b)図は(a)図のC−C線矢視による正面図で
ある。
【図5】本発明の2分割の場合の2つ目の扇形部材を取
り付けた状態を示す図であり、(a)図は側面図であ
り、(b)図は(a)図のD−D線矢視による正面図で
あり、(c)図は(b)図の丸Pで囲んで示した扇形部
材とケーブルの間に楔状の治具を用いた場合の状態を示
す一部断面図である。
【図6】本発明の2分割の場合の扇形部材を取り付けて
仕上げした状態を示す図であり、(a)図は側面図であ
り、(b)図は(a)図のE−E線矢視による正面図で
ある。
【図7】本発明の4分割の場合の1つ目の扇形部材を取
り付けた状態を示す図であり、(a)図は側面図であ
り、(b)図は(a)図のF−F線矢視による正面図で
ある。
【図8】本発明の4分割の場合の4つ目の扇形部材を取
り付けた状態を示す図であり、(a)図は側面図であ
り、(b)図は(a)図のG−G線矢視による正面図で
ある。
【図9】本発明の4分割の場合の扇形部材を取り付けて
仕上げした状態を示す図であり、(a)図は側面図であ
り、(b)図は(a)図のH−H線矢視による正面図で
ある。
【符号の説明】
1 ケーブル制振装置 2 ケーブル 3 固定側取付け部材 4 可動側取付け部材 5a、5b、5c、5d 扇形部材 6a、6b 支持板 7 制振材 8 取付け金具(扇形部材) 8a ボルト孔 9 取付け金具 9a 孔 10 取付け金具(可動側取付け部材) 10a ボルト長孔 11、13 ボルト 12 取付け金具(固定側取付け部材) 12a ボルト長孔 14 補剛桁 15 制振装置用架台 16 楔状あるいはテーパー状の治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物に一端を張設されたケーブルの定
    着部側から、ケーブルを非接触に囲む固定側取付け部材
    とケーブルに接触させた可動側取付け部材を軸方向に対
    向させて設け、前記固定側取付け部材と可動側取付け部
    材の対向面間に、制振材を組み込んだ複数の扇形部材を
    環状に形成させるケーブル制振装置の取付け方法であっ
    て、前記環状に形成させる決められた扇形部材取付け位
    置の一つに、一つの扇形部材をケーブルから遠くなる方
    向にずらして仮取付けし、その後、順次他の扇形部材を
    決められた扇形部材取付け位置に取付けて、最後に前記
    仮取付けした扇形部材を決められた扇形部材取付け位置
    に取付けることを特徴としたケーブル制振装置の取付け
    方法。
  2. 【請求項2】 環状に形成させる決められた扇形部材取
    付け位置の一つに、一つの扇形部材をケーブルから遠く
    なる方向にずらして仮取付けした後に、他の扇形部材と
    ケーブルの間に楔状あるいはテーパー状の治具を挿入し
    てその扇形部材とケーブルの間の距離を距離計で測定し
    てから、その扇形部材を決められた扇形部材取付け位置
    に取付けることを特徴とした請求項1記載のケーブル制
    振装置の取付け方法。
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