JPH07206796A - シクロプロパンカルボン酸アミドの製法 - Google Patents

シクロプロパンカルボン酸アミドの製法

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JPH07206796A
JPH07206796A JP7001338A JP133895A JPH07206796A JP H07206796 A JPH07206796 A JP H07206796A JP 7001338 A JP7001338 A JP 7001338A JP 133895 A JP133895 A JP 133895A JP H07206796 A JPH07206796 A JP H07206796A
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JP
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cyclopropanecarboxylic acid
amidation
ester
alcoholate
ammonia
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JP7001338A
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Wolfgang Dr Kleemiss
クレーミス ヴォルフガング
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Huels AG
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Huels AG
Chemische Werke Huels AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C233/57Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
    • C07C233/58Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings having the nitrogen atoms of the carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シクロプロパンカルボン酸アミドの製法 【構成】 アルコール溶液中のアンモニアを用いてシク
ロプロパンカルボン酸エステルを、60〜200℃で、
1価のアルコールのアルコレートの触媒作用下でアミド
化することにより、シクロプロパンカルボン酸アミドを
製造する場合に、式: 【化1】 のシクロプロパンカルボン酸エステルを炭化水素−溶剤
の不存在下にアミド化する。 【効果】 炭化水素−溶剤の不存在下でも高い収率が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶剤としてのアルコー
ル中のアンモニアを用いて、シクロプロパンカルボン酸
エステルをアミド化することによりシクロプロパンカル
ボン酸アミドを製造する方法に関し、その際、この反応
を、C−原子数1〜8を有する1価アルコールのアルコ
レートにより触媒作用させ、60〜200℃で実施す
る。
【0002】
【従来の技術】シクロプロパンカルボン酸アミドは、重
要なファインケミカル薬品である。例えば、これを薬剤
ー及び植物保護分野で使用されるシクロプロパンアミン
に変換することは非常に重要である。従って、製品の高
純度を保証して 同時に高収率を可能にするシクロプロ
パンカルボン酸アミドの製造法が必要である。
【0003】シクロプロパンカルボン酸エステルのアミ
ド化によるシクロプロパンカルボン酸アミドの製造は公
知である。
【0004】例えば、米国特許(US)第371154
9号では、触媒としてのメタノール中の10〜17%ナ
トリウムメチレート15モル%の使用下に、シクロプロ
パンカルボン酸エステルを80℃でアンモニアと反応さ
せており、この際、良好なアミド収率(約90%)を得
るためには、トルオールの添加が必要である。この反応
時間は、約4時間である。この米国特許第371154
9号では、アミドの方向に平衡を移行させるためには、
トルオールが必要である。この特許明細書に記載の後処
理は、非常に経費がかかる。この反応の後に、変換され
なかったシクロプロパンカルボン酸メチルエステル、ト
ルオール及びメタノールを留去する。缶内に残っている
ナトリウムメチレートを希塩酸で中和し、アミドをこう
して水中に入れる。従って、なお塩化ナトリウムを含有
する極めて希釈された溶液が生じる。
【0005】欧州特許(EP−A)0205403号明
細書中には、塩基性触媒として、多価アルコール、例え
ばグリコール又はグリセリンのナトリウム塩を使用する
際に、シクロプロパンカルボン酸と立体障害された2級
又は3級アルコールとのエステルのアミド化は、良好な
収率で成功することが記載されている。ここで、触媒の
製造は、水酸化ナトリウムを過剰の多価アルコール中に
溶かし、反応水を真空中で留去する方法で行う。アミド
化のためには、20モル%のナトリウムグリコレートを
使用するのが有利である。均質な反応混合物を得るため
には、大過剰のグリコール又は炭化水素−溶剤、例えば
キシロールを使用する。この媒体中で、約100℃で、
かつアンモニア圧3〜6バールでのシクロプロパンカル
ボン酸エステルの反応は、約3時間の後に、>99%の
変換率をもたらす。しかしながら、このアミドの後処理
は困難である。反法混合物を0℃まで冷却して、充分に
生成物を晶出させねばならない。引き続き、この瀘別さ
れ生成物をブタノールで洗浄する。母液は、ブタノール
の留去の後に新たなアミド化のために使用することがで
きる。5回の反応サイクルの後に、92%の平均収率が
得られる。しかしながらこの方法は、少なくとも2種の
異なる溶剤を使用し、更に触媒の調製に非常に経費がか
かる欠点を有する。
【0006】この製造のもう一つの簡素化は、欧州特許
(EP−A−)0365970号明細書に記載されてい
る。ここでは、
【0007】
【化2】
【0008】〔式中Rは直鎖又は分枝鎖のC4〜C8−ア
ルキル基を表わす〕のシクロプロパンカルボン酸エステ
ルを、1価のC1〜C8−アルコールのアルカリ金属アル
コレートの存在で変換させる。この際、非常に良好なシ
クロプロパンカルボン酸アミドの収率が得られ、この特
許で、付加的な炭化水素−溶剤は不必要であることが言
及されている。反応の後の濾過により生成物が取得され
る。母液は、過剰のブタノールの蒸留による分離の後
に、更に数回の変換のために使用できる。従って、アミ
ド収率は実際に定量的である。
【0009】この方法で、エステル変換率は>99%で
あり、この際、それからアミドが晶出される反応混合物
は、なお撹拌可能であり、濾過可能である。この反応時
に生ぜしめられるブタノールは、室温での濾過により充
分な生成物を得るために充分である程度に濃縮されてい
る取扱可能な反応混合物を得るために役立つ。
【0010】しかしながら、この方法は、高級アルコー
ル(C4〜C8)のシクロプロパンカルボン酸エステルの
使用に限定されている。それというのも、このエステル
の使用の際にのみ、アミド化時に生じるアルコールは9
95の変換率の後にもこの反応混合物が室温でなお撹拌
可能であり、良好に濾過可能であるように配慮している
からである。
【0011】低級アルコール(C1〜C3)のエステルの
使用の際には、−同じアルコレート濃度の使用下で−完
全なエステル変換の後に、もはや濾過可能ではない固体
反応混合物が生じる。しかしながら、より著しく希釈さ
れたアルコレート溶液を使用する場合には、アミド化の
反応速度は、著しく低下する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、シクロプロパンカルボン酸と短鎖アルコールとのエ
ステルのアミド化によるシクロプロパンカルボン酸アミ
ドを、温和な条件下で、かつ付加的炭化水素溶剤の不使
用下で、高収率で製造することである。この場合に、使
用触媒も簡単に入手でき、できるだけ市場に供給されて
いるべきである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
り、式:
【0014】
【化3】
【0015】〔式中、Rは、C1〜C3−アルキル基又は
シクロプロピル基である〕のシクロプロパンカルボン酸
エステルを、アルコール溶液中のアンモニアを用い、C
−原子数1〜8の1価アルコールのアルコレートの触媒
作用下に、60〜200℃でアミド化することにより解
決される。
【0016】アミド化を>99%の変換率まで行う場合
には、室温で、後処理の際に、取扱が困難な固体反応生
成物が生じる。従って、60〜90%の変換率までアミ
ド化し、生じるシクロプロパンカルボン酸アミドを分離
し、残る母液を新たなアミド化に供給するのが有利であ
る。
【0017】この手段により、シクロプロパンカルボン
酸アミドは、米国特許第3711549号の記載に比べ
て、例えば、トルオールの添加なしにも、80%以上、
有利に90%以上の高い収率で製造することに成功す
る。
【0018】本発明の有利な実施形の重要な1態様は、
母液が更なるアミド化のために使用されるので、低級ア
ルコールのシクロプロパンルボン酸エステルのアミド化
を60〜90%、有利に70〜85%のエステル変換率
にまで実施することである。従って、生じる反応混合物
は、室温でもなお撹拌可能である。この混合物は、問題
なく濾過又は遠心分離することができる。アルコレート
と共になお未反応のエステルを含有する母液は、場合に
よってはエステルの補充の後に、新たなアミド化のため
に使用される。
【0019】好適なシクロプロパンカルボン酸のエステ
ルは、例えば、メチル−、エチル−、プロピル−及びイ
ソプロピルエステルである。シクロプロパンカルボン酸
メチル−及びエチルエステルを使用するのが有利であ
る。それというのも、反応の後に生じるアルコール即ち
メタノール及びエタノールは、比較的低温で留去できる
からである。
【0020】触媒としては、マグネシウム−、カルシウ
ム−、バリウム−及び特にアルカリ金属アルコレートが
これに該当する。この際、アルカリ金属 リチウム、ナ
トリウム、カリウム、ルビジウム又はセシウムのアルコ
レートが使用でき、この際、ナトリウム−及びカリウム
アルコレートが有利である。
【0021】例えばメタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノール、n−ブタノール、t−ブタノ
ール、ヘキサノール、ヘプタノール又はオクタノールの
アルコレートを使用することができる。しかしながら、
1〜C4−アルコールのアルコレートを使用するのが有
利であり、この際、アルカリメチレートが特に有利であ
る。この際に、一般に、溶剤として使用され、それから
アルコレートが誘導されるアルコールは、同じC−原子
数を有する。
【0022】このアルコレートは、シクロプロパンカル
ボン酸エステルのモル数に対して2〜40モル%、特に
10〜30モル%の量で使用するのが有利である。
【0023】アルコール中のアンモニアの良好な溶解性
に基づき、比較的低いアンモニア圧でアミド化すること
ができる。このアミド化は、1〜6バール、特に1〜3
バールのアンモニア圧で実施するのが有利である。本発
明の特別な特徴は、アミド化を1バールのアンモニア圧
でも実施でき、その際、アミドは高収率で得られること
である。
【0024】このアミド化は、60〜150℃で実施す
るのが有利であり、この際、60〜100℃の温度が特
に有利である。
【0025】結晶としてのシクロプロパンカルボン酸ア
ミドの分離(これは一般に、0〜25℃での濾過又は遠
心分離により行われる)の際に、条件を混合物中のアル
コレートの飽和濃度を越えないように選択するのが有利
である。これにより、実際に、アルコレートの全量が新
たなアミド化のために再使用することができる。この第
二のアミド化のために、シクロプロパンカルボン酸エス
テルを後配量するのが有利である。
【0026】この方法の主要な利点は、アミド化を付加
的溶剤例えば、トルオールキシロール、エチレングリコ
ール又はグリセリンの添加なしに実施することができ、
それにもかかわらず、低級アルコールのシクロプロパン
カルボン酸エステルを使用できることである。更に、低
級アルコール(C1〜C3)のシクロプロパンカルボン酸
エステルは、例えば、ドイツ特許(DE−A−)422
2497号により容易に製造することができる。
【0027】このエステルの使用は、アミド化の空時収
率をも高める。化合物としてシクロプロパンカルボン酸
のメチル−又はエチルエステルを使用する際に、最大の
空時収率が得られる。低級アルコールのエステルの選択
は、アミド化の際に生じるアルコールを簡単な方法で、
低い温度で留去することを可能にする。
【0028】本発明の方法の実施の際に、一般に、相応
するアルコール中の10〜40%溶液の形のアルコレー
トがシクロプロパンカルボン酸エステルを生じるように
進行する。アンモニアの添加の後に、オートクレーブ中
で、反応温度まで加熱する。
【0029】この反応の後に、生成物を濾過し、アルコ
ールで洗浄する。母液を濃縮し、エステルの補充の後
に、次のアミド化のために使用することがでる。エステ
ルの変換率に対して計算すると、アミドの収率は、複数
の反応サイクルにわたり実際に定量的である。
【0030】選択的に、アミド化反応の後に、この反応
混合物を0〜5℃に2時間冷却することができる。シク
ロプロパンカルボン酸アミドを濾過し、アルコールで洗
浄する。母液を濃縮し、同様に、シクロプロパンカルボ
ン酸エステルのアミド化のために使用することができ
る。ここでも、エステルに対するこうして得られたアミ
ドの収率は、この反応が複数サイクルにわたり実施され
る際に、殆ど定量的である。
【0031】
【実施例】次の実施例につき、本発明を説明する。
【0032】例1 (母液を再使用しない場合の完全なエステル変換)5−
l−撹拌オートクレーブ中に、シクロプロパンカルボン
酸メチルエステル500g(5モル)及び30%ナトリ
ウムメチレート溶液90g(0.5モル)を70℃で予
め装入する。5バールの圧力までアンモニアを圧入す
る。この際、2分以内に温度は80℃まで上昇する。8
0℃及び5〜5.5バールのアンモニア圧で5時間反応
させる。次いで冷却し、もはやアンモニアを後圧入しな
いと、圧力は約2バールまで低下する。固体反応器内容
物をメタノール500g中に入れる。GC−分析による
と、>99%のエステル変換率が得られる。この溶液を
蒸留フラスコ中で濃縮乾固させる。残分を熱メタノール
から再結晶させ、生成物を冷メタノールで洗浄する(3
12g、純度:99.5%、収率:73%)。引き続
き、母液(480g)を濃縮して182gにし、5℃ま
で冷却する。生じたアミドを濾過し、冷メタノールで洗
浄する(49g、純度:99.5%、収率:11.5
%)。
【0033】総収率:84.5% 例2 (母液を再使用しない場合の完全なエステル変換)アミ
ド化を、例1と同様に実施する(エステル変換率:>9
9%)。固体反応器内容物をメタノール500gを用い
てオートクレーブから取り出す。この溶液に、20%塩
酸242gを加える(この溶液のpH値は7である)。
この混合物を濃縮乾固させ、残分をメタノール中に入れ
る。
【0034】固体塩化ナトリウムを濾過する。溶液を再
度濃縮乾固させる。改めてメタノール中に入れ、塩化ナ
トリウム残分を濾去する。メタノール溶液を濃縮して4
00gにし、5℃まで冷却する。沈殿したアミドを濾過
し、冷メタノールで洗浄する(345g、純度:99.
5%、収率:81%)。次いで母液を濃縮して100g
にし、5℃まで冷却する。沈殿したアミドを濾過し、少
量の冷メタノールで洗浄する(55g、GC−純度:9
9.5%、収率:13%)。
【0035】総収率:94% 例3 (母液の再使用の場合の不完全なエステル変換)2−l
−四頚フラスコ中に、シクロプロパンカルボン酸メチル
エステル700.7g(7モル)及び30%ナトリウム
メチレート溶液252.7g(1.4モル)を60℃で
予め装入する。撹拌下に、アンモニアをこの混合物中に
導入する。約1.1〜1.3バールの過圧になる程度に
アンモニアを持続的に後配量する。60℃で14時間撹
拌する。この時間の後に、エステル変換率は71%であ
る。
【0036】反応混合物を5℃まで冷却し、このアミド
を2時間後に濾過する。生成物を冷メタノールで洗浄
し、乾燥させる(280g、3.3モル、47%)。
【0037】このメタノールの一部分(200g)を母
液から留出させる。残りの母液に、第1のバッチ中で変
換されている分(480g;4.89モル)のエステル
をこれに加える。
【0038】60℃まで加温し、12.5時間にわたり
アンモニアを導入する(エステル変換率:81%)。引
き続き、5℃まで冷却する。沈殿したアミドを濾過し、
メタノールで洗浄し、乾燥させる(450g;5.3モ
ル;93%)。母液を再び濃縮させる(留去されたメタ
ノール量;200g)。第2の反応サイクルの結果は次
の通りである:エステル変換率:79%もしくは70
%;変換率に対する収率:85%もしくは90%。
【0039】例4 (母液の再使用の場合の不完全なエステル変換)2−l
−四頚フラスコ中に、シクロプロパンカルボン酸メチル
エステル700.7g(7モル)及び30%ナトリウム
メチレート溶液252.7g(1.4モル)を60℃で
予め装入する。撹拌下に、アンモニアをこの混合物中に
導入する。1.1〜1.3バールの過圧になる程度の量
のアンモニアを持続的に後配量する。60℃で14時間
撹拌する。この時間の後に、エステル変換率は、約70
%である。引き続き、このアミド化の際に生じたメタノ
ール(157g)を留去する。この際に、なお溶けてい
るアンモニアに基づき、変換率は約80%まで上昇す
る。この反応混合物を室温まで冷却し、晶出した生成物
を濾過し、冷メタノール(0〜5℃)100gで後洗浄
する。収量:287g(3.37モル;変換率に対して
60%)。
【0040】母液にシクロプロパンカルボン酸メチルエ
ステル560g(5.6モル)を加え、反応を改めて開
始させる。再び、70%の変換率まで変換させ、次い
で、反応メタノール(157g)を留去すると、80%
のエステル変換率が得られる。アミド収量は、423g
(4.97モル;エステル変換率に対して89%)であ
る。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シクロプロパンカルボン酸エステルを、
    C−原子数1〜8を有する1価アルコールのアルコレー
    トの触媒作用下に、アルコール溶液中のアンモニアを用
    いて、60〜200℃でアミド化することにより、シク
    ロプロパンカルボン酸アミドを製造する場合に、式: 【化1】 〔式中、Rは、C1〜C3−アルキル基又はシクロプロピ
    ル基である〕のシクロプロパンカルボン酸エステルを、
    炭化水素−溶剤の不存在下にアミド化することを特徴と
    する、シクロプロパンカルボン酸アミドの製法。
  2. 【請求項2】 60〜90%の変換率までアミド化し、
    固体シクロプロパンカルボン酸アミドを分離し、かつ、
    残っている母液を新たなアミド化のために供給する、請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 シクロプロパンカルボン酸メチルエステ
    ル又はシクロプロパンカルボン酸エチルエステルを使用
    する、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 アルカリアルコレートで触媒作用をさせ
    る、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 アルコールはC−原子数1〜4を有す
    る、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 シクロプロパンカルボン酸エステルのモ
    ル数に対して2〜40モル%のアルコレートを使用す
    る、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 1〜6バールのアンモニア圧で操作す
    る、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 60〜150℃でアミド化を実施する、
    請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 シクロプロパンカルボン酸エステルを、
    70〜85%まで変換させる、請求項2に記載の方法。
  10. 【請求項10】 結晶としてのシクロプロパンカルボン
    酸アミドの分離の際に、反応混合物中のアルコレートの
    飽和濃度を越えさせない、請求項2に記載の方法。
  11. 【請求項11】 シクロプロパンカルボン酸エステルの
    補充の後の母液をアミド化に供給する、請求項2に記載
    の方法。
JP7001338A 1994-01-07 1995-01-09 シクロプロパンカルボン酸アミドの製法 Pending JPH07206796A (ja)

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DE4400328A DE4400328A1 (de) 1994-01-07 1994-01-07 Verfahren zur Herstellung von Cyclopropancarbonsäureamid
DE4400328.5 1994-01-07

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US (1) US5659081A (ja)
EP (1) EP0662470B1 (ja)
JP (1) JPH07206796A (ja)
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