JPH07206696A - 化学療法的腫瘍治療の際の又は泌尿生殖器領域内の細胞を保護するためのアジュバント及び薬剤 - Google Patents

化学療法的腫瘍治療の際の又は泌尿生殖器領域内の細胞を保護するためのアジュバント及び薬剤

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JPH07206696A
JPH07206696A JP7009244A JP924495A JPH07206696A JP H07206696 A JPH07206696 A JP H07206696A JP 7009244 A JP7009244 A JP 7009244A JP 924495 A JP924495 A JP 924495A JP H07206696 A JPH07206696 A JP H07206696A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化学療法的腫瘍治療の際の又は泌尿生殖器領
域内の細胞を保護するためのアジュバント及び薬剤を提
供する。 【構成】 該アジュバント及び薬剤は少なくとも1種の
フラボリグナンからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラボリグナンを化学
療法的腫瘍治療の際の又は泌尿生殖器領域内の細胞を保
護するためのアジュバントとして使用することに関す
る。
【0002】
【従来の技術】フラボリグナンは、化学的にコニフェリ
ルアルコールに化学的に結合されかつその代表的物質が
シリマリン(Silymarin)である薬理学的に有効なポリ
ヒドロキシフェニルクロマノン化合物である。シリマリ
ンは、オオアザミ(Silybum marianum Gaertn.)の果実
の抽出により得られるポリヒドロキシフェノールクロマ
ノンの混合物である(例えばドイツ連邦共和国特許出願
公開第1923082号明細書参照)。シリマリン混合
物の成分は、シリビニン、シリジアニン及びシリクリス
チンである(ドイツ連邦共和国特許出願公開第1923
082号明細書並びにTetrahedoron Letters 25, 291
1, 1968; Tetrahedoron Letters 31, 2675-2678, 197
0; 及びTetrahedoron Letters 22,1895-1899,1971参
照)。最も重要な成分は、以下の構造式を有するシリビ
ニンである:
【0003】
【化1】
【0004】シリマリン及びシリビニンは貴重な肝臓治
療薬である(例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第1
923082号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公
開第第3537656号明細書参照)。
【0005】
【発明の構成】驚異的にも、シリマリン又はその個々の
成分は腫瘍治療において及び泌尿器領域内の細胞の保護
のためにアジュバントとして使用可能であることが判明
した。
【0006】従って、本発明の対象は、少なくとも1種
のフラボリグナンを腫瘍罹病の化学療法的治療の際の又
は泌尿生殖器領域内の細胞を保護するためのアジュバン
トとして使用することである。
【0007】この目的のためにシリマリン又はその1種
以上の個々の成分を使用するのが有利である。この場
合、シリビニンが、特にそのジヘミスクシネート塩の形
で特に使用可能であることが立証された。
【0008】更に、前記のフラボリグナンは、腫瘍治療
薬により一般に誘発される障害に対してきわだった保護
を提供することが判明した。従って、本発明に基づき使
用される化合物は、化学治療薬、例えばシクロホスファ
ミド、メトトレキサート、ビンクリスチン、ビンブラス
チン、ドクソルビシン、ブレオマイシン、ミトマイシ
ン、エトポシド、テニポシド、特にカルボプラチン、シ
スプラチン又はアドリアマイシン及びそれらの誘導体で
腫瘍治療する際のアジュバントとして使用可能である。
【0009】驚異的にも、化学治療薬の抗腫瘍作用は本
発明に基づき使用される化合物によって影響されないこ
とが判明した。
【0010】公知のように、フラボリグナンは体細胞内
での蛋白生合成を向上させかつそれによりその再生を促
進する。ところで驚異的にも、この効果は選択的に及ぼ
される、即ちフラボリグナンは蛋白生合成を健康な損傷
のない細胞内でのみ向上させるが、しかし腫瘍細胞内で
は促進しないことが判明した。従って、腫瘍細胞の増殖
は促進されないので、腫瘍細胞の急速な成長は行われな
い。
【0011】更に、ラットでの動物実験調査において、
本発明に基づき使用される化合物を投与することにより
静細胞剤の腎臓毒性を明らかに軽減することができるこ
とが判明した。フラボリグナンは糸球体及び尿細管器官
の十分な保護を提供するので、腎臓実質の保護が達成さ
れることが確認された。
【0012】従って、フラボリグナンは腫瘍治療におい
て付随治療のために使用可能である。それというのも、
フラボリグナンは一方では使用される静細胞剤の腎臓毒
性を著しく軽減し、かつ他方では静細胞剤の作用に影響
を与えずかつ腫瘍細胞の増殖を促進しないからである。
【0013】更に、フラボリグナンは特に腎臓障害から
保護するため及び尿細管及び/又は糸球体器官を保護す
るために使用可能であることが判明した。フラボリグナ
ンの腎臓保護作用は、静細胞剤によって誘発される腎臓
障害においてのみ観察されるのではなく、あらゆる由来
の腎臓障害、例えば重金属、特に水銀又は鉛化合物の毒
性作用により誘発される障害、虚血性障害、炎症性障
害、即ちあらゆる原因の腎炎、特にバクテリア及びウイ
ルス性起源の腎炎並びに既に述べた、静細胞剤により誘
発される障害にも及ぶ。フラボリグナンの腎臓保護作用
は、病毒に対する保護作用として解されるべきであり、
この場合フラボリグナン自体は腎臓障害を惹起しない。
【0014】有利な実施態様によれば、フラボリグナン
は、分子組成: K:Na:H:(C657)=w:x:y:z [式中、wは0〜15の整数、xは0〜15の整数、y
は0〜3の整数、zは1〜5の整数を表し、その際z=
1;2;3;4又は5及びw+x=1〜15に相応して
w+x+y=は3;6;9;12又は15であり、その
際w=6;x=6:y=3及びz=5が有利である]を
有するアルカリ金属ヒドロゲンシトレート組成物又は化
合物もしくはそれらの水和物の少なくとも1種と組み合
わせて使用する。これらのシトレートは、ドイツ連邦共
和国特許出願公開第4328577号明細書に記載され
ている。シトレートと使用することにより、フラボリグ
ナンの腎臓保護作用は一層強化される。
【0015】本発明に基づき使用される化合物は、一般
に、通常の助剤及び添加物を含有する薬剤の形で投与す
る。該薬剤は、経口で、例えばタブレット、糖衣錠、カ
プセル、流動体の形で、又は座薬による直腸、又は腸管
外、例えば静脈内投与することができる。シリマリン
は、経口で投与する。シリビニンは経口で、例えばシク
ロデキストリン又はホスホリピド、例えばレシチンと組
み合わせて又は複合体として、又はメチルグルカミン−
もしくはジヘミスクシネート塩として投与することがで
きる。該塩は腸管外投与のためにも使用される。前記の
組み合わせ、複合体及び塩は、ヨーロッパ特許公開第4
22497号明細書、ヨーロッパ特許公開第20903
7号明細書、ヨーロッパ特許公開第209038号明細
書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3442639号
明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第23025
93号明細書に記載されている。
【0016】本発明に基づき使用される化合物は、予防
のために又は既に発生した障害を治療するために投与す
ることができる。該化合物は、腫瘍治療におけるアジュ
バントとして、これらは腫瘍化学治療薬の投与前、中又
は後で投与することができる。用量は個々の症例の状況
により決まり、一般にヒトの場合200〜500mg/
1日の範囲内にある。
【0017】以下の実験は、シリマリン又はその個々の
成分の本発明による使用を説明する。
【0018】1.シスプラチン−ネフローゼにおけるシ
リビニンの腎臓保護作用 静細胞剤シスプラチン(CP)は、尿細管腎臓障害の発
生のためのモデル物質と見なされる。
【0019】シリビニン−C−2′,3−ジヒロドゲン
スクシネート,二ナトリウム塩としてのシリビニンの保
護的影響を調査するために、雌のラットをそれぞれ以下
のように処理した: CP 5mg/体重kg(静脈内)(n=12) CP 5mg/体重kg(静脈内)+シリビニン200
mg/kg(静脈内)シリビニン−C−2′,3−ジヒ
ロドゲンスクシネート,二ナトリウム塩として(CP適
用の1h前;n=11) 2つの別のグループは、シリビニン(n=10)だけか
又は賦形剤(NaCl;n=12)を含有し、かつ対照
として利用した。全てのグループのラットを、適用後2
1日間に亙って規則的にそれらの腎臓機能に関して調査
した。その際、以下のパラメータでシリビニンの保護作
用が判明した: 体重経過曲線:CPで処理した後、明らかな体重減少が
生じた。シリビニンで前処理した場合には、体重減損は
明らかに減少した(図1)。
【0020】クレアチニン浄化値:糸球体濾過率(GF
R)を、クレアチニン浄化値を介して測定した。
【0021】CPでの処理は、GFRの強度の低下を生
じた。シリビニンで前処理した場合には、GFRは正常
範囲に維持された(図2)。
【0022】尿素:GFRにおける制限に並行して、C
Pの投与後に血清中の尿素濃度の上昇が生じた。シリビ
ニンでの前処理により、血清中の尿素値の上昇が防止さ
れた。
【0023】蛋白排出:CPでの処理は、蛋白尿の上昇
を生じた。シリビニンはこの上昇を防止した(図3)。
【0024】フィビロネクチン:構造蛋白質フィビロネ
クチンの尿濃度は、CPで処理すると著しく高められ
た。シリビニンで前処理することにより、該値は対照に
対して不変に維持された(図4)。
【0025】N−アセチル−β−D−グルコサミニダー
ゼ(NAG):尿内の酵素NAGの排出は、CP投与後
にNaClグループに比して高められた。シリビニンで
前処理した動物では、NAG値はCPで処理したラット
に比して著しく低かった(図5)。
【0026】アラニン−アミノペプチターゼ(AA
P):NAGにおけると類似した所見が生じた。尿内の
CP誘発上昇は、シリビニンで前処理すると著しく低下
した(図6)。
【0027】マグネシウム:CP処理したラットではマ
グネシウム排出の著しい上昇が生じた。この効果は、シ
リビニン+CPグループにおいては、確認されなかった
(図7)。
【0028】組織病理学:組織病理学的判定において、
CP処理したラットでは腎臓細管の塊状の壊死が見られ
た。シリビニンを付加的に投与すると、退化性変化を伴
う散発的細管上皮細胞が観察されたに過ぎない。
【0029】従って、CP誘発ネフローゼにおいて、以
下に挙げるパラメータがシリビニンによって好ましい影
響を受けた。以下のことが判明した:体重減損の減少、
クレアチニン浄化率の低下が生じない、血清内の尿素値
の上昇が生じない、蛋白尿が生じない、フィビロネクチ
ン尿の減少、酵素尿の減少(NAG,AAP)、腎性マ
グネシウム減少が生じない、組織病理学的変化の明らか
な減少。
【0030】2.アドリアマイシン−ネフローゼにおけ
るシリビニンの腎臓保護作用 静細胞剤アドリアマイシン(ADR)は、糸球体毒性腎
臓病を発生するためのモデル物質と見なされる。シリビ
ニン−C−2′,3−ジヒロドゲンスクシネート,二ナ
トリウム塩(シリビニンジヘミスクシネート)としての
シリビニンのADR腎臓毒性に対する影響を調査するた
めに、雌のウィスタル・ラットをそれぞれ以下のように
処理した: ADR 5mg/kg(静脈内)(n=12) ADR 5mg/kg(静脈内)+シリビニン200m
g/kg(静脈内)シリビニン−C−2′,3−ジヒロ
ドゲンスクシネート,二ナトリウム塩として(ADR適
用の1h前;n=12) 付加的に、グループ毎にシリビニン(n=10)又は賦
形剤(NaCl;n=6)だけで処理し、かつ対照とし
て利用した。
【0031】ラットを適用後21日間に亙って規則的に
それらの腎臓機能に関して調査した。以下のパラメータ
はシリビニンによって好ましい影響を受けた: 体重経過曲線:ADRでの処理は漸進的体重減損を生じ
た。この効果はシリビニンで処理することにより十分に
補償された(図8)。
【0032】蛋白排出: ADR排出:ADRは蛋白尿の明らかな上昇を生じた。
シリビニン+ADRグループのラットは、同様に上昇を
示したが、種々の時点でADRグループの著しく下に維
持された(図9)。
【0033】フィビロネクチン:フィビロネクチン排出
は、ADR適用後に明らかに上昇した。この効果は、シ
リビニンで前処理したラットの場合には遅延を呈した
(図10)。
【0034】マロンジアルデヒド:ADRの投与後に、
全てのグループにおいてマロンジアルデヒドに関する血
漿レベルの著しい上昇が生じた。しかしながら、これは
付加的にシリビニンで処理したグループにおいては著し
く低かった(図11)。
【0035】従って、ADRで誘発されたネフローゼの
場合には、シリビニンで前処理することにより以下のパ
ラメータに好ましい影響を及ぼすことができた。以下の
ことが判明した:体重減損の減少、蛋白尿の減少、フィ
ビロネクチン尿の減少、マロンジアルデヒドに関する血
漿レベルの低下。
【0036】3.塩化水銀の例での毒性ネフローゼを有
するラットでのシリビニンによる腎臓保護 塩化水銀−腎臓病におけるシリビニン(シリビニン−
2′,3−ジヒロドゲンスクシネート,二ナトリウム
塩)の保護作用を調査するために、雌のウィスタル・ラ
ットをそれぞれ以下のように処理した: HgCl2 5mg/kg(i.p.)(n=10) HgCl2 5mg/kg(i.p.)+シリビニン2
00mg/kg(i.v.)(HgCl2適用の30分
前;n=10) 処理前及び適用2日目に、血液及び尿検査を実施した。
適用3日目に、動物を解剖し、腎臓を組織病理学的に調
査した。その際、以下のパラメータでシリビニンの保護
作用が判明した: クレアチニン:HgCl2の投与によって、血漿中のク
レアチニン値は明らかに高められた。シリビニンで前処
理したラットの場合には、上昇は低かった(以下の表1
参照)。
【0037】マレートデヒドロゲナーゼ(MDH) HgCl2での処理は尿内のMDHの上昇を惹起した。
シリビニングループにおいては、これは明らかに低く抑
制された(以下の表1参照)。
【0038】ガンマグルタミルトランスフェラーゼ(γ
−GT):HgCl2で処理した動物の尿中には、強度
に高められたγ−GT活性度を検出することができた。
それに対して、シリビニンで前処理した動物の場合に
は、低い程度の上昇が確認されたにすぎない(以下の表
1参照)。
【0039】ラクテートデヒドロゲナーゼ(LDH):
MDH及びγ−GTにおけると類似して、HgCl2
誘発された尿内のLDHの酵素上昇はシリビニンで前処
理することにより明らかに減少させることができた(以
下の表1参照)。
【0040】グルコース尿:HgCl2の投与により、
グルコース排出の著しい上昇が確認された。シリビニン
で前処理したラットでは、尿内のグルコース濃度は著し
く低かった(以下の表1参照)。
【0041】組織病理学:組織病理学的判定において、
HgCl2で処理したラットの腎臓には壊死に至るまで
の細管の変質が見られた。この変化は、シリビニンで前
処理したラットにおいては明らかに少ないことが判明し
た。
【0042】従って、シリビニンでの前処理により、塩
化水銀で誘発された毒性腎臓病の発生に好ましく影響を
及ぼすことができる。以下のことが判明した:クレアチ
ニン血漿レベルの上昇の低下、酵素尿の減少(MDH,
γ−GT,LDH)、グルコース尿の著しい減少、細管
障害の組織病理学的に明らかな減少。
【0043】
【表1】
【0044】4.HepG2ヒト腫瘍細胞に対するシス
プラチン媒介細胞毒性に対する変化上記に示したよう
に、シリビニンはシスプラチン、アドリアマイシン及び
塩化水銀の腎臓毒性に対して腎臓保護活性を有する。静
細胞剤を用いた腫瘍治療の際に、本発明に基づき使用さ
れるアジュバントによる静細胞作用の劣化は、アジュバ
ントによる腫瘍成長と同様に望ましくない。このことを
調査するために、HepG2ヒト腫瘍細胞に対するシス
プラチン媒介細胞毒性に対する可能な変化を試験管内で
調査した。
【0045】HepG2腫瘍細胞は、シスプラチン媒介
細胞毒性の敏感なインジケータであり、従ってシスプラ
チンの静細胞効果の変化を確認するために、試験管内モ
デルとして好適である。
【0046】シリビニンの静細胞作用に対する効果を調
査するために、細胞DNA内への3H−チミジンの導入
によるDNA合成を測定することにより、腫瘍細胞の成
長を追跡した。
【0047】細胞内の全蛋白剛性を3H−チミジンの導
入により測定し、かつシリビニンが腫瘍細胞の蛋白合成
に対して望ましくない刺激活性を有するがどうかを決定
することができる。
【0048】シリビニンは二ナトリウムシリビニン−ジ
ヘミスクシネート(以下には短縮してシリビニンと記載
する)の形でジメチルスルホキシドに溶かして使用し
た。対照は未処理の(ネガチブ)対照、溶剤対照(=1
%ジメチルスルホキシドを含有する媒体)、シスプラチ
ンを含有しないシリビニン及びシリビニンを含有しない
シスプラチンを使用して実施した。
【0049】シリビニンとシスプラチンとの間に直接的
相互作用が存在するかどうかを確認するために、シリビ
ニン前インキュベーション後に両者の物質のコ−インキ
ュベーションを実施した。
【0050】両者の処理期間の終了後に、DNA合成か
又は全蛋白合成を測定した。
【0051】両者のの最終点のために、2つの無関係な
実験を実施した。
【0052】DNA合成 シリビニン処理期間中に、細胞を付着性細胞の数のため
のパラメータとして利用される14C−チミジン5mCi
/mlで標識付けした。次いで、細胞をRPMIで2回
洗浄しかつ1時間シスプラチンで処理した。引き続き、
細胞をRPMIで洗浄し、かつ3H−チミジン2.5μ
Ci/ml(0.5μCi/培養)を含有する媒体20
0μlを摂食させた。1時間の放射性標識付け後に、細
胞を前記と同様に収穫した。
【0053】取り込まれた3H及び14Cの量を液体シン
チレーション計数管で測定した。細胞数に関して修正し
たDNA合成を得るために、3H/14C比を計算した。
この比を比DNA合成と称する。
【0054】全蛋白合成 2.5×105HepG2細胞/培養を、前記にDNA
合成のために記載したように、24ウエルプレート内で
シリビニン及びシスプラチンで処理した。RPMIでの
洗浄後に、細胞に10FCSで補足したRPMIを摂食
させた。引き続き即座に、新たに合成された細胞蛋白質
を標識付けするために、ウエル当たり3H−ロイシン
0.5μCi/mlを加えた。2時間の標識付け後に、
該媒体を吸引濾過しかつ単層をPBSで洗浄した。細胞
内容物をPBS中の0.1% Nonidet NP 40 1mlを
添加しかつ30分間激しく震盪することにより遊離させ
た。
【0055】成分200μlを、Biorad着色剤で着色し
た後に分光光度計を使用して595nmで蛋白質測定の
ために使用した。成分500μlをポリプロピレンから
なる遠心分離管に移行させ、氷冷した60%トリクロル
酢酸(TCA)500μlを加え、かつ酸不溶性物質を
40℃で30分間沈殿させた。4000rpmで10分
間遠心分離下後に、ペレットを30%のTCA(4℃)
で洗浄しかつ60℃で0.3N NaOH 0.5mlで
少なくとも10分間可溶化した。
【0056】該溶液を0.1N HCl 0.1mlで中
和させた。
【0057】取り込まれた3H−ロイシンの量を液体シ
ンチレーション計数管で測定した。細胞数に関して修正
した全蛋白合成を得るために、3Hdpm/OD595値を
計算した。この値を比蛋白合成と称する。
【0058】実験のために以下の濃度を選択した: シリビニン前処理:50.00及び300.00μg/
ml シスプラチン:1.00;10.00及び1000.0
0μg/ml。
【0059】両者の実験において、シリビニンでのプレ
インキュベーションは、HepG2細胞のDNA合成で
測定されるシスプラチンの静細胞活性の劣化を生じなか
った。
【0060】シリビニンだけ50μg/ml又は300
μg/mlでの処理は、使用したHepG2細胞のDN
A合成もまた蛋白合成も増大させなかった。このこと
は。シリビニンは腫瘍細胞を活性化する特性を有しない
ことを示す。
【0061】従って要約すれば、シリビニンはシスプラ
チンの細胞毒性もまたHepG2細胞に対する好ましく
ない刺激活性も有しないことが確認される。
【0062】得られた結果は、以下の表2及び3並びに
図12〜16にまとめて示す。
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】シスプラチン(CP)−ネフローゼにおける体
重の経過曲線を示す図である。
【図2】シスプラチン(CP)−ネフローゼにおけるク
レアチニン浄化値の変化を示す図である。
【図3】シスプラチン(CP)−ネフローゼにおける蛋
白尿の変化を示す図である。
【図4】シスプラチン(CP)−ネフローゼにおける2
4時間当たりのフィビロネクチン排出量の変化を示す図
である。
【図5】シスプラチン(CP)−ネフローゼにおける尿
中の酵素N−アセチル−β−D−グルコサミニダーゼの
排出量の変化を示す図である。
【図6】シスプラチン(CP)−ネフローゼにおける尿
中の酵素アラニン−アミノペプチダーゼ(AAP)の排
出量の変化を示す図である。
【図7】シスプラチン(CP)−ネフローゼにおける分
別マグネシウム排出量の変化を示す図である。
【図8】アドリアマイシン−ネフローゼにおける体重経
過曲線を示す図である。
【図9】アドリアマイシン−ネフローゼにおける24時
間当たりの蛋白排出量の変化を示す図である。、
【図10】アドリアマイシン−ネフローゼにおける24
時間当たりのフィビロネクチン排出量の変化を示す図で
ある。
【図11】アドリアマイシン−ネフローゼにおけるマロ
ンジアルデヒド(MDA)の血漿レベルの上昇の変化を
示す図である(白抜き棒:処理直前、クロスハッチング
を付した棒:処理1時間後)。
【図12】シスプラチン処理におけるDNA合成の影響
を示す図である。
【図13】シスプラチン処理におけるHepG2細胞の
比DNA合成の変化を示す図である(実験I)。
【図14】シスプラチン処理におけるHepG2細胞の
比蛋白合成の変化を示す図である(実験I)。
【図15】シスプラチン処理における比DNA及び蛋白
合成の変化を示す図である(実験II)。
【図16】シスプラチン処理における比DNA及び蛋白
合成の変化を示す図である(実験II)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール−ペーター オーデンタール ドイツ連邦共和国 グレーフェンブロイヒ ヴェストフェルトシュトラーセ 17 (72)発明者 ヒルマー シュトルテ ドイツ連邦共和国 バート オインハウゼ ン カイザーシュトラーセ 15

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種のフラボリグナンからな
    ることを特徴とする、化学療法的腫瘍治療の際の又は泌
    尿生殖器領域内の細胞を保護するためのアジュバント。
  2. 【請求項2】 腫瘍治療に起因する障害を軽減するため
    に使用される請求項1記載のアジュバント。
  3. 【請求項3】 腎臓障害を予防及び治療するために使用
    される請求項1又は2記載のアジュバント。
  4. 【請求項4】 尿細管及び/又は糸球体器官を保護する
    ために使用される請求項1又は2記載のアジュバント。
  5. 【請求項5】 シスプラチン又はアドリアマイシン又は
    それらの誘導体のアジュバントとして使用される請求項
    1又は2記載のアジュバント。
  6. 【請求項6】 フラボリグナンがシリマリン又はその少
    なくとも1種の個々の成分からなる請求項1から5まで
    のいずれか1項記載のアジュバント。
  7. 【請求項7】 シリビニンからなる請求項6記載のアジ
    ュバント。
  8. 【請求項8】 フラボリグナンと、分子組成: K:Na:H:(C657)=w:x:y:z [式中、wは0〜15の整数、xは0〜15の整数、y
    は0〜3の整数、zは1〜5の整数を表し、その際z=
    1;2;3;4又は5及びw+x=1〜15に相応して
    w+x+y=は3;6;9;12又は15である]を有
    するアルカリ金属シトレート組成物又は化合物もしくは
    それらの水和物の少なくとも1種とを組み合わせた請求
    項1から7までのいずれか1項記載のアジュバント。
  9. 【請求項9】 少なくとも1種の腫瘍治療薬及び少なく
    とも1種のフラボリグナンを含有する、化学療法的腫瘍
    治療の際の又は泌尿生殖器領域内の細胞を保護するため
    の薬剤。
  10. 【請求項10】 フラボリグナンとしてシリマリン又は
    その個々の成分の少なくとも1種を含有する請求項9記
    載の薬剤。
  11. 【請求項11】 シリマリンの個々の成分がシリビニン
    である請求項10記載の薬剤。
  12. 【請求項12】 腫瘍治療薬がシスプラチン又はアドリ
    アマイシンもしくはそれらの誘導体である請求項9から
    11までのいずれか1項記載の薬剤。
  13. 【請求項13】 付加的に請求項8で定義した少なくと
    も1種のアルカリ金属シトレート組成物又は化合物を含
    有する請求項9から12までのいずれか1項記載の薬
    剤。
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