JPH0720661B2 - 線部材の曲げ成形装置 - Google Patents

線部材の曲げ成形装置

Info

Publication number
JPH0720661B2
JPH0720661B2 JP3100091A JP3100091A JPH0720661B2 JP H0720661 B2 JPH0720661 B2 JP H0720661B2 JP 3100091 A JP3100091 A JP 3100091A JP 3100091 A JP3100091 A JP 3100091A JP H0720661 B2 JPH0720661 B2 JP H0720661B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
pair
hose
wire member
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3100091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04270630A (ja
Inventor
幸正 中村
聡一郎 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP3100091A priority Critical patent/JPH0720661B2/ja
Publication of JPH04270630A publication Critical patent/JPH04270630A/ja
Publication of JPH0720661B2 publication Critical patent/JPH0720661B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線材、パイプ、樹脂ホ
ースなどを三次元形状に曲げ成形する場合に用いられる
曲げ成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の性能及び居住性が格段に
向上し、それに伴ってエンジンルーム内の各種部品の搭
載密度が極めて高くなっている。そのためエンジンルー
ム内の配管系統も、複雑な三次元形状とせざるを得なく
なっている。例えば燃料の供給用などに用いられる樹脂
ホースは、予め所定の三次元形状に曲げ成形された状態
で組付けられている。そして従来この樹脂ホースを曲げ
成形するには、図3に示すように姿ゲージ200を利用
して行われている。
【0003】すなわち、先ず両端に口金101が結合さ
れた樹脂ホース100をその軟化点まで加熱し、塑性変
形可能な状態とする。そして口金101を位置決め固定
した後、予め所定の三次元形状のガイド溝201などが
形成された姿ゲージ200にホース100を沿わせて変
形させ、その後ホース100内外部から冷風を当てて冷
却して形状を固定することで行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した従来
の曲げ成形方法にあっては、軟化したホースを作業者が
姿ゲージに1本1本セットする方法であるため、工数が
多大となっていた。またホースが軟化している状態の間
に素早く曲げ成形する必要があるため、作業者の熟練を
要するという問題もあった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、姿ゲージを不要として工数を低減できる曲
げ成形装置とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の曲げ成形装置は、それぞれ型面をもつ一対の第1型
部材と、一対の第1型部材をそれぞれの型面が互いに近
接する第1方向へ駆動する第1駆動装置と、よりなる第
1プレス装置と、それぞれ型面をもつ一対の第2型部材
と、一対の第2型部材をそれぞれの型面が互いに近接し
第1方向と交差する第2方向へ駆動する第2駆動装置
と、よりなる第2プレス装置と、からなり、線部材を先
ず一対の第1型部材の間で曲げ成形し、次いで一対の第
2型部材の間で曲げ成形することにより三次元形状に曲
げ成形するように構成されたことを特徴とする。
【0007】本発明にいう線部材とは、金属製または樹
脂製の塑性変形可能な材質から形成されたものをいい、
中実の線材あるいは中空の管材を用いることができる。
本発明の曲げ成形装置は、第1プレス装置と第2プレス
装置の2つのプレス装置からなり、それぞれのプレス方
向は交差しているところに特色を有する。その交差角度
は、目的とする三次元形状により種々選択できる。な
お、第1型部材と第2型部材は、それぞれ冷却水が流れ
る冷却通路をもつことが望ましい。このようにすれば、
加熱された樹脂ホースなどから間接的に温められ冷却に
要する時間が長くなるような不具合を未然に防止するこ
とができる。
【0008】
【作用】本発明の曲げ成形装置では、先ず線部材を一対
の第1型部材の型面どうしの間に配置し、第1型部材は
第1駆動装置によりそれぞれの型面が互いに近接する第
1方向へ駆動される。これにより線部材は第1型部材の
型面形状にプレス成形される。すなわち第1プレス装置
で曲げ成形された線部材は、第1方向を含む平面内で曲
折した2次元形状となっている。
【0009】次に一対の第1型部材が開かれ、2次元形
状の線部材は一対の第2型部材の型面どうしの間に配置
される。このとき第2型部材のプレス方向は、線部材の
曲折部分を含む平面に対して交差する第2方向となって
いる。そして第2駆動装置によりそれぞれの型面が互い
に近接する第2方向へ駆動される。これにより線部材は
2次元形状がさらに第2型部材の型面形状にプレス成形
され、所定の3次元形状に曲げ成形される。
【0010】
【発明の効果】すなわち本発明の曲げ成形装置によれ
ば、連続する2回のプレス成形により3次元形状とする
ため、人手に頼らなくとも確実に曲げ成形することがで
きる。したがって工数を低減することができ、かつ生産
性が向上する。
【0011】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図1
に本発明の一実施例の曲げ成形装置を示す。この曲げ成
形装置は、固定型部材1と、第1可動型部材2と、第2
可動型部材3とから構成される。固定型部材1は断面略
L字状をなし、第1固定型面10と、第1固定型面10
に略直交する第2固定型面11とが形成されている。そ
して図示しない基台に固定されている。
【0012】第1可動型部材2は、図示しない油圧シリ
ンダ装置により固定型部材1に近接する図示X方向(第
1方向)へ前後進駆動され、第1可動型面20をもつ。
この第1可動型面20は、第1固定型面10と対向して
一対のプレス型(第1プレス装置)を構成している。ま
た第2可動型部材3は、図示しない別の油圧シリンダ装
置により固定型部材1に近接する図示Y方向(第2方
向)へ前後進駆動され、第2可動型面30をもつ。この
第2可動型面30は、第2固定型面11と対向して一対
のプレス型(第2プレス装置)を構成している。なおX
方向を含む平面とY方向を含む平面とは、互いに直交し
ている。
【0013】固定型部材1、第1可動型部材2及び第2
可動型部材3には、図示しないが冷却水が流れる冷却通
路が形成され、常時冷却可能に構成されている。上記の
ように構成された本実施例の曲げ成形装置では、両端に
口金101が結合されポリアミド樹脂から形成されたホ
ース100が曲げ成形される。先ずホースを170℃前
後に加熱し、軟化させて塑性変形可能な状態とする。そ
して口金101をそれぞれ図示しない2つの固定部に配
置して位置決めする。ここで2つの固定部は通常は所定
位置にあるが、一定以上の応力が作用した場合にはX方
向及びY方向にそれぞれ変位自在に構成されている。
【0014】次に第1可動型部材2がX方向に前進駆動
され、第1可動型面20が第1固定型面10に近接する
ことにより、ホース100はプレス成形される。このと
きホース100の曲折形状は、図2に示すようにX方向
を含む平面4内に含まれる二次元形状となっている。そ
してホース100が塑性変形可能なうちに、第1可動型
部材2を後退させた後、第2可動型部材3をY方向に前
進駆動して第2可動型面30を第2固定型面11に近接
させる。これにより二次元形状のホース100は、図2
に示すようにさらにY方向にプレス成形され、所定の三
次元形状となる。
【0015】その後ホース100内に冷風を供給して冷
却し、形状を固定した後第2可動型部材3を後退させホ
ース100を取り出す。したがって本実施例の曲げ成形
装置によれば、作業者は最初に口金101をセットする
だけで確実に所定の三次元形状に曲げ成形することがで
き、工数が小さく生産性が高い。また冷却水により型面
の加熱が防止されているため、ホース100の冷却に要
する時間が短く、これによっても生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の曲げ成形装置の斜視図であ
る。
【図2】図1の装置の作用の模式的説明図である。
【図3】従来の曲げ成形装置の斜視図である。
【符号の説明】
1:固定型部材 2:第1可動型部材 3:
第2可動型部材 4:平面 10:第1固定型面 11:
第2固定型面 20:第1可動型面 30:第2可動型面 10
0:ホース X:第1方向 Y:第2方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ型面をもつ一対の第1型部材
    と、一対の該第1型部材をそれぞれの該型面が互いに近
    接する第1方向へ駆動する第1駆動装置と、よりなる第
    1プレス装置と、それぞれ型面をもつ一対の第2型部材
    と、一対の該第2型部材をそれぞれの該型面が互いに近
    接し該第1方向と交差する第2方向へ駆動する第2駆動
    装置と、よりなる第2プレス装置と、からなり、線部材
    を先ず一対の該第1型部材の間で曲げ成形し、次いで一
    対の該第2型部材の間で曲げ成形することにより三次元
    形状に曲げ成形するように構成されたことを特徴とする
    線部材の曲げ成形装置。
JP3100091A 1991-02-26 1991-02-26 線部材の曲げ成形装置 Expired - Fee Related JPH0720661B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3100091A JPH0720661B2 (ja) 1991-02-26 1991-02-26 線部材の曲げ成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3100091A JPH0720661B2 (ja) 1991-02-26 1991-02-26 線部材の曲げ成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04270630A JPH04270630A (ja) 1992-09-28
JPH0720661B2 true JPH0720661B2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=12319311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3100091A Expired - Fee Related JPH0720661B2 (ja) 1991-02-26 1991-02-26 線部材の曲げ成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0720661B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6411415B2 (ja) * 2016-08-08 2018-10-24 本田技研工業株式会社 シート状部材の成形方法及び装置
JP7032949B2 (ja) * 2018-02-14 2022-03-09 三桜工業株式会社 曲げ成形型

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04270630A (ja) 1992-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4843859A (en) Pipe bender
RU2260511C2 (ru) Способ и устройство для горячей формовки изделий из термопластичного материала
CN209902101U (zh) 一种三通管的成型装置及成型系统
JPH0720661B2 (ja) 線部材の曲げ成形装置
JP3000017B1 (ja) 管素材の曲げ加工方法
JPH0813377B2 (ja) 管成形プレス装置
EP1777062A2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Verschweissen von Kunststoffform- bzw. Kunststoffhohlkörpern
JP2775490B2 (ja) 蛇腹管の製造装置
JP2547694Y2 (ja) ベンダー
JP3962156B2 (ja) クリップ成形方法及びクリップ成形装置
JP2652124B2 (ja) ベンダー
JP2002239639A (ja) パイプの曲げ加工方法及び曲げ加工装置
CN113400566B (zh) 注塑成型工装及注塑成型方法
JPH02179313A (ja) 自動車フレーム、バンパー、サイドシール等のアルミニウム製押出曲成品の製造方法
JP2639189B2 (ja) 長尺コルゲートチューブ成形装置
JPH03180214A (ja) ワークの軸線曲げ方法および装置
US5056346A (en) Method and device for manufacturing bellows pipe
CN216369772U (zh) 一种新型管件加工设备
JP4600900B2 (ja) 細径金属管の曲げ加工方法およびその装置
JP2548578B2 (ja) 熱可塑性樹脂細径長尺材の曲げ加工方法
CN219853321U (zh) 一种分体式管路折弯轮模夹具
JPH09122763A (ja) ベンディング装置
JPH08247580A (ja) 分配器の配管構造とその配管方法
JP2001071039A (ja) 金属製パイプの曲げ加工装置とパイプ曲げ加工工法
JPS6340617A (ja) パイプ蛇行曲げ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080308

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090308

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100308

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees