JPH07206341A - エレベータのかご戸ロック点検装置 - Google Patents
エレベータのかご戸ロック点検装置Info
- Publication number
- JPH07206341A JPH07206341A JP368194A JP368194A JPH07206341A JP H07206341 A JPH07206341 A JP H07206341A JP 368194 A JP368194 A JP 368194A JP 368194 A JP368194 A JP 368194A JP H07206341 A JPH07206341 A JP H07206341A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car door
- door lock
- distance
- engagement
- car
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 かご戸ロック装置作動時のフック部と係合体
との係合距離を常時監視し、係合距離に不調をきたした
ときにはかご戸ロック装置の作動を停止することができ
るエレベータのかご戸ロック点検装置の提供。 【構成】 かご戸ロック装置１が作動時のフック部４
ａ、５ａと係合体６との距離を検出する係合距離検出部
１３、１４と、係合距離検出部１３、１４による検出結
果により、フック部４ａ、５ａと係合体６の距離が正規
であるか否かを判別する判別部Ｃを設け、判別部Ｃによ
りフック部４ａ、５ａと係合体６の距離が規定範囲外と
判別された場合、かご戸ロック装置１の作動を停止する
ようにした。
との係合距離を常時監視し、係合距離に不調をきたした
ときにはかご戸ロック装置の作動を停止することができ
るエレベータのかご戸ロック点検装置の提供。 【構成】 かご戸ロック装置１が作動時のフック部４
ａ、５ａと係合体６との距離を検出する係合距離検出部
１３、１４と、係合距離検出部１３、１４による検出結
果により、フック部４ａ、５ａと係合体６の距離が正規
であるか否かを判別する判別部Ｃを設け、判別部Ｃによ
りフック部４ａ、５ａと係合体６の距離が規定範囲外と
判別された場合、かご戸ロック装置１の作動を停止する
ようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、かご戸ロック装置作動
時のフック部と係合体との係合距離が規定範囲外の場合
はかご戸ロック装置の作動を停止するエレベータのかご
戸ロック点検装置に関する。
時のフック部と係合体との係合距離が規定範囲外の場合
はかご戸ロック装置の作動を停止するエレベータのかご
戸ロック点検装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば雑居ビルに納入されたエレベータ
では、乗かごの走行中に酔客がかご戸をこじあけようと
したり、あるいは学校などに納入されたエレベータでは
学生がかご戸をこじあけようとする場合があり、これに
伴って、乗かごの急停止により上記の乗客が乗かご内に
閉じ込められる事故が発生している。また、乗かごに閉
じ込められた乗客が開いた出入り口から転落する事故も
懸念されている。
では、乗かごの走行中に酔客がかご戸をこじあけようと
したり、あるいは学校などに納入されたエレベータでは
学生がかご戸をこじあけようとする場合があり、これに
伴って、乗かごの急停止により上記の乗客が乗かご内に
閉じ込められる事故が発生している。また、乗かごに閉
じ込められた乗客が開いた出入り口から転落する事故も
懸念されている。
【０００３】そこで従来、例えば特開昭６２−１９１３
８９号公報に記載されているように、乗かごに懸垂する
吊り金具に設けられるフック部と、前記吊り金具を移動
可能に支持するレール枠に設けられ、前記フック部と係
合可能な係合体と、この係合体を駆動する電磁コイルと
を備えたエレベータのかご戸ロック装置が提案されてい
る。このかご戸ロック装置では、かご戸が閉じて乗かご
が走行するとき、電磁コイルの駆動により係合体がフッ
ク部と係合し、これによって、かご戸を閉じた状態にロ
ックするようになっている。そして、乗かごが停止した
とき前記電磁コイルの消磁により係合体が当初の位置ま
で復帰してフック部との係合状態を解除し、これによっ
て、かご戸が開放可能となる。
８９号公報に記載されているように、乗かごに懸垂する
吊り金具に設けられるフック部と、前記吊り金具を移動
可能に支持するレール枠に設けられ、前記フック部と係
合可能な係合体と、この係合体を駆動する電磁コイルと
を備えたエレベータのかご戸ロック装置が提案されてい
る。このかご戸ロック装置では、かご戸が閉じて乗かご
が走行するとき、電磁コイルの駆動により係合体がフッ
ク部と係合し、これによって、かご戸を閉じた状態にロ
ックするようになっている。そして、乗かごが停止した
とき前記電磁コイルの消磁により係合体が当初の位置ま
で復帰してフック部との係合状態を解除し、これによっ
て、かご戸が開放可能となる。
【０００４】このようなかご戸ロック装置にあっては、
動作状態が正常であるかどうかを点検する際、保守定期
点検時、保守員により機械室内でエレベータ制御盤の継
電器を手動操作することにより、かご戸ロック装置の電
磁コイルを励磁した後、乗場側からかご戸ロック装置を
目視したり所定個所の寸法を計測するようになってい
る。
動作状態が正常であるかどうかを点検する際、保守定期
点検時、保守員により機械室内でエレベータ制御盤の継
電器を手動操作することにより、かご戸ロック装置の電
磁コイルを励磁した後、乗場側からかご戸ロック装置を
目視したり所定個所の寸法を計測するようになってい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術ではかご戸ロック装置の動作状態の確認は、保守
定期点検時に限られていた。そこで、次回保守定期点検
までの間にかご戸ロック装置のフック部と係合体との係
合距離に不調をきたしても、かご戸ロック装置は動作を
続けることになる。仮に、かご戸ロック装置のフック部
と係合体が接近し過ぎて固渋してしまうと、フック部に
設けられたかご戸を懸垂する吊り金具およびかご戸のス
ライドが不能となり、目的階に乗かごが停止後かご戸の
開放が不能となり、乗客がかご内に閉じ込められる事故
につながるという問題があった。
来技術ではかご戸ロック装置の動作状態の確認は、保守
定期点検時に限られていた。そこで、次回保守定期点検
までの間にかご戸ロック装置のフック部と係合体との係
合距離に不調をきたしても、かご戸ロック装置は動作を
続けることになる。仮に、かご戸ロック装置のフック部
と係合体が接近し過ぎて固渋してしまうと、フック部に
設けられたかご戸を懸垂する吊り金具およびかご戸のス
ライドが不能となり、目的階に乗かごが停止後かご戸の
開放が不能となり、乗客がかご内に閉じ込められる事故
につながるという問題があった。
【０００６】本発明は、このような従来技術における実
情を鑑みてなされたもので、その目的は、かご戸ロック
装置作動時のフック部と係合体との係合距離を常時監視
し、係合距離に不調をきたしたときにはかご戸ロック装
置の作動を停止することのできるエレベータのかご戸ロ
ック点検装置を提供することにある。
情を鑑みてなされたもので、その目的は、かご戸ロック
装置作動時のフック部と係合体との係合距離を常時監視
し、係合距離に不調をきたしたときにはかご戸ロック装
置の作動を停止することのできるエレベータのかご戸ロ
ック点検装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、乗かごの吊り金具と、この吊り金具をスラ
イド可能に支持するレール枠とに、係合可能なフック部
と係合体とを設けると共に、この係合体を係合方向に駆
動する電磁コイルを備えたエレベータのかご戸ロック装
置において、上記かご戸ロック装置作動時の上記フック
部と上記係合体との距離を検出する係合距離検出手段
と、上記係合距離検出手段による検出結果により、上記
フック部と上記係合体との距離が正規であるか否かを判
別する判別手段とを設け、上記フック部と係合体の距離
が規定範囲外と判別された場合、上記かご戸ロック装置
の作動を停止する構成としたものである。
に本発明は、乗かごの吊り金具と、この吊り金具をスラ
イド可能に支持するレール枠とに、係合可能なフック部
と係合体とを設けると共に、この係合体を係合方向に駆
動する電磁コイルを備えたエレベータのかご戸ロック装
置において、上記かご戸ロック装置作動時の上記フック
部と上記係合体との距離を検出する係合距離検出手段
と、上記係合距離検出手段による検出結果により、上記
フック部と上記係合体との距離が正規であるか否かを判
別する判別手段とを設け、上記フック部と係合体の距離
が規定範囲外と判別された場合、上記かご戸ロック装置
の作動を停止する構成としたものである。
【０００８】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、かご戸
が閉じているとき電磁コイルの駆動により係合体が吊り
金具のフック部と係合して、かご戸が閉じた状態にロッ
クされる。このとき、前記フック部と係合体との係合距
離を係合距離検出手段により検出する。次いで、前記係
合距離検出手段により検出した係合距離の検出結果によ
り、前記フック部と前記係合体との距離が正規であるか
否かを判別する。これによって、保守定期点検時以外で
も前記かご戸ロック装置作動毎に、前記かご戸ロック装
置の前記フック部と前記係合体との係合距離が正規範囲
内か否かを判別することができる。
が閉じているとき電磁コイルの駆動により係合体が吊り
金具のフック部と係合して、かご戸が閉じた状態にロッ
クされる。このとき、前記フック部と係合体との係合距
離を係合距離検出手段により検出する。次いで、前記係
合距離検出手段により検出した係合距離の検出結果によ
り、前記フック部と前記係合体との距離が正規であるか
否かを判別する。これによって、保守定期点検時以外で
も前記かご戸ロック装置作動毎に、前記かご戸ロック装
置の前記フック部と前記係合体との係合距離が正規範囲
内か否かを判別することができる。
【０００９】また、前記かご戸ロック装置の前記フック
部と前記係合体との係合距離に不調をきたした場合、前
記電磁コイルの駆動を停止するので前記かご戸ロック装
置の作動を停止する。これによって、かご戸がロックし
た状態を解除でき、目的階に乗かごが停止後かご戸が開
放不能になることはなくなる。このため、前記かご戸ロ
ック装置の前記フック部と前記係合体との係合距離に不
調をきたしたために乗客がかご内に閉じ込められる事故
は防ぐことができる。
部と前記係合体との係合距離に不調をきたした場合、前
記電磁コイルの駆動を停止するので前記かご戸ロック装
置の作動を停止する。これによって、かご戸がロックし
た状態を解除でき、目的階に乗かごが停止後かご戸が開
放不能になることはなくなる。このため、前記かご戸ロ
ック装置の前記フック部と前記係合体との係合距離に不
調をきたしたために乗客がかご内に閉じ込められる事故
は防ぐことができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明のエレベータのかご戸ロック点
検装置の実施例を図に基づいて説明する。図１は本発明
によるエレベータのかご戸ロック点検装置の全体構成を
示す正面図、図２は本発明によるエレベータのかご戸ロ
ック点検装置の詳細を示す正面図、図３は図１および図
２で説明するエレベータのかご戸ロック点検装置および
その関係部分の電気回路図である。なお、図１、図２と
もエレベータのかご戸ロック点検装置の作動時の状態を
示す。
検装置の実施例を図に基づいて説明する。図１は本発明
によるエレベータのかご戸ロック点検装置の全体構成を
示す正面図、図２は本発明によるエレベータのかご戸ロ
ック点検装置の詳細を示す正面図、図３は図１および図
２で説明するエレベータのかご戸ロック点検装置および
その関係部分の電気回路図である。なお、図１、図２と
もエレベータのかご戸ロック点検装置の作動時の状態を
示す。
【００１１】一般にエレベータは、図１に示すように、
乗かご２０に備えられた例えば両開きタイプのかご戸
２、３と、これらのかご戸２、３を開閉するドアモータ
２１と、乗かごの走行時にかご戸２、３を閉じた状態に
ロックするかご戸ロック装置１と、これらのドアモータ
２１およびかご戸ロック装置１などに種々の制御指令を
出力するエレベータの制御回路２２とを有している。
乗かご２０に備えられた例えば両開きタイプのかご戸
２、３と、これらのかご戸２、３を開閉するドアモータ
２１と、乗かごの走行時にかご戸２、３を閉じた状態に
ロックするかご戸ロック装置１と、これらのドアモータ
２１およびかご戸ロック装置１などに種々の制御指令を
出力するエレベータの制御回路２２とを有している。
【００１２】上述したかご戸ロック装置１は、一方のか
ご戸２を懸垂する吊り金具４の上部に設けられるフック
部４ａと、他方のかご戸３を懸垂する吊り金具５の上部
に設けられるフック部５ａと、前記の吊り金具４、５を
ガイドレール２３を介してスライド可能に支持するレー
ル枠２４に設けられ、前記のフック部４ａ、５ａと係合
可能な係合体６と、この係合体６を駆動する電磁コイル
７と、この電磁コイル７を励磁する励磁回路８からなっ
ている。この励磁回路８は、図３に示すように、前記の
電磁コイル７と直列接続され、かご戸２、３のロック指
令信号の出力により閉じる常開接点Ｂを含んでいる。ま
た、前記のフック部４ａ、５ａは、図１に示すかご戸
２、３が閉じた状態で互いに近傍の端部位置に設けられ
ている。前記の係合体６は、コの字状に形成されてお
り、かご戸２、３が閉じたときに電磁コイル７の駆動に
より係合体６の両端部が前記のフック部４ａ、５ａをは
さむように係合する。このとき、かご戸２、３のスライ
ド動作が阻止されておりロック状態に保持される。この
係合体６と電磁コイル７間には、係合体６を上方、すな
わちフック部４ａ、５ａと反対方向に付勢するコイルば
ね９が介設されている。
ご戸２を懸垂する吊り金具４の上部に設けられるフック
部４ａと、他方のかご戸３を懸垂する吊り金具５の上部
に設けられるフック部５ａと、前記の吊り金具４、５を
ガイドレール２３を介してスライド可能に支持するレー
ル枠２４に設けられ、前記のフック部４ａ、５ａと係合
可能な係合体６と、この係合体６を駆動する電磁コイル
７と、この電磁コイル７を励磁する励磁回路８からなっ
ている。この励磁回路８は、図３に示すように、前記の
電磁コイル７と直列接続され、かご戸２、３のロック指
令信号の出力により閉じる常開接点Ｂを含んでいる。ま
た、前記のフック部４ａ、５ａは、図１に示すかご戸
２、３が閉じた状態で互いに近傍の端部位置に設けられ
ている。前記の係合体６は、コの字状に形成されてお
り、かご戸２、３が閉じたときに電磁コイル７の駆動に
より係合体６の両端部が前記のフック部４ａ、５ａをは
さむように係合する。このとき、かご戸２、３のスライ
ド動作が阻止されておりロック状態に保持される。この
係合体６と電磁コイル７間には、係合体６を上方、すな
わちフック部４ａ、５ａと反対方向に付勢するコイルば
ね９が介設されている。
【００１３】そして、上記のかご戸ロック装置１の上記
のフック部４ａ、５ａと上記の係合体６との係合距離が
規定範囲外の場合は、上記のかご戸ロック装置１の作動
を停止するかご戸ロック点検装置１０は、図２に示すよ
うに、上記のフック部４ａ、５ａの先端に設けられる常
時均一な磁界を発生させる磁性体１１、１２と、上記の
係合体６に設けられ、上記の磁性体１１あるいは１２に
接近すると閉路する常開接点Ａ１、Ａ２を備えた係合距
離検出部１３、１４と、上記の係合距離検出部１３、１
４に備えられた接点Ａ１、Ａ２が閉路すると、上記のフ
ック部４ａ、５ａと上記の係合体６の距離が規定範囲外
に接近し過ぎていると判別し開路する常閉接点Ｃ１を備
えた判別部Ｃとを備えている。
のフック部４ａ、５ａと上記の係合体６との係合距離が
規定範囲外の場合は、上記のかご戸ロック装置１の作動
を停止するかご戸ロック点検装置１０は、図２に示すよ
うに、上記のフック部４ａ、５ａの先端に設けられる常
時均一な磁界を発生させる磁性体１１、１２と、上記の
係合体６に設けられ、上記の磁性体１１あるいは１２に
接近すると閉路する常開接点Ａ１、Ａ２を備えた係合距
離検出部１３、１４と、上記の係合距離検出部１３、１
４に備えられた接点Ａ１、Ａ２が閉路すると、上記のフ
ック部４ａ、５ａと上記の係合体６の距離が規定範囲外
に接近し過ぎていると判別し開路する常閉接点Ｃ１を備
えた判別部Ｃとを備えている。
【００１４】さらに、かご戸ロック点検装置１０は、図
３に示すように、判別部Ｃを含む第１の回路３１と、上
記の電磁コイル７を励磁する励磁回路８および判別部Ｃ
の常閉接点Ｃ１を含む第２の回路３２とを備えている。
第１の回路３１は、前記の係合距離検出部１３、１４に
備えられた常開接点Ａ１、Ａ２が並列に接続され、さら
に常開接点Ａ１、Ａ２が閉路すると、上記のフック部４
ａ、５ａと上記の係合体６の距離が規定範囲外に接近し
過ぎていると判別し常閉接点Ｃ１を開路する判別部Ｃが
直列接続された構成となっている。第２の回路３２は、
かご戸２、３のロック指令信号の出力により閉じる常開
接点Ｂと直列接続された電磁コイル７から構成される励
磁回路８と、上記の判別部Ｃが上記のフック部４ａ、５
ａと上記の係合体６の距離が規定範囲外に接近し過ぎて
いると判別すると判別部Ｃにより開路する常閉接点Ｃ１
が、直列接続された構成となっている。
３に示すように、判別部Ｃを含む第１の回路３１と、上
記の電磁コイル７を励磁する励磁回路８および判別部Ｃ
の常閉接点Ｃ１を含む第２の回路３２とを備えている。
第１の回路３１は、前記の係合距離検出部１３、１４に
備えられた常開接点Ａ１、Ａ２が並列に接続され、さら
に常開接点Ａ１、Ａ２が閉路すると、上記のフック部４
ａ、５ａと上記の係合体６の距離が規定範囲外に接近し
過ぎていると判別し常閉接点Ｃ１を開路する判別部Ｃが
直列接続された構成となっている。第２の回路３２は、
かご戸２、３のロック指令信号の出力により閉じる常開
接点Ｂと直列接続された電磁コイル７から構成される励
磁回路８と、上記の判別部Ｃが上記のフック部４ａ、５
ａと上記の係合体６の距離が規定範囲外に接近し過ぎて
いると判別すると判別部Ｃにより開路する常閉接点Ｃ１
が、直列接続された構成となっている。
【００１５】この実施例にあっては、図２において前記
のかごドアロック装置１が作動時、前記のフック部４ａ
が係合体６に規定範囲外に接近し過ぎていると、磁性体
１１から発生される磁界の磁束密度が前記の係合距離検
出部１３に備えられた常開接点Ａ１が閉路するほど薄く
なる。これにより、常開接点Ａ１が閉路し図３におい
て、電源（Ｐ）−常開接点Ａ１−判別部Ｃ−電源（Ｎ）
の回路が閉成されるので常閉接点Ｃ１が開路する。これ
により、かご戸２、３のロック指令信号の出力により閉
じる常開接点Ｂが閉路しているにも拘らず、常閉接点Ｃ
１が開いていたため、電磁コイル７の励磁が停止され
る。これにより、係合体６はコイルばね９によりフック
部４ａ、５ａと反対方向に付勢され、かご戸２、３のロ
ック状態は解除される。同様に、前記のフック部５ａが
係合体６に規定範囲外に接近し過ぎた場合でも、かご戸
２、３のロック状態は解除される。
のかごドアロック装置１が作動時、前記のフック部４ａ
が係合体６に規定範囲外に接近し過ぎていると、磁性体
１１から発生される磁界の磁束密度が前記の係合距離検
出部１３に備えられた常開接点Ａ１が閉路するほど薄く
なる。これにより、常開接点Ａ１が閉路し図３におい
て、電源（Ｐ）−常開接点Ａ１−判別部Ｃ−電源（Ｎ）
の回路が閉成されるので常閉接点Ｃ１が開路する。これ
により、かご戸２、３のロック指令信号の出力により閉
じる常開接点Ｂが閉路しているにも拘らず、常閉接点Ｃ
１が開いていたため、電磁コイル７の励磁が停止され
る。これにより、係合体６はコイルばね９によりフック
部４ａ、５ａと反対方向に付勢され、かご戸２、３のロ
ック状態は解除される。同様に、前記のフック部５ａが
係合体６に規定範囲外に接近し過ぎた場合でも、かご戸
２、３のロック状態は解除される。
【００１６】このように構成した実施例では、かご戸ロ
ック装置作動時のフック部と係合体との係合距離を常時
監視し、係合距離に不調をきたしたときにはかご戸ロッ
ク装置の作動を停止することができる。
ック装置作動時のフック部と係合体との係合距離を常時
監視し、係合距離に不調をきたしたときにはかご戸ロッ
ク装置の作動を停止することができる。
【００１７】なお、この実施例では、かご戸ロック点検
装置１０と通信装置２５および通信回線２７を介して監
視センタ２６とを接続してあるので、係合距離に不調を
きたしかご戸ロック装置の作動を停止したことを前記の
監視センタ２６に発報することができ、保守員による前
記のかごドアロック装置１の復旧を迅速に実施すること
ができる。
装置１０と通信装置２５および通信回線２７を介して監
視センタ２６とを接続してあるので、係合距離に不調を
きたしかご戸ロック装置の作動を停止したことを前記の
監視センタ２６に発報することができ、保守員による前
記のかごドアロック装置１の復旧を迅速に実施すること
ができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、か
ご戸ロック装置作動時のフック部と係合体との係合距離
を常時監視し、係合距離に不調をきたしたときにはかご
戸ロック装置の作動を停止することができ、これにより
かご戸ロック装置のフック部と係合体との係合距離に不
調をきたしたために乗客がかご内に閉じ込められる事故
は防ぐことができる。
ご戸ロック装置作動時のフック部と係合体との係合距離
を常時監視し、係合距離に不調をきたしたときにはかご
戸ロック装置の作動を停止することができ、これにより
かご戸ロック装置のフック部と係合体との係合距離に不
調をきたしたために乗客がかご内に閉じ込められる事故
は防ぐことができる。
【図１】本発明によるエレベータのかご戸ロック点検装
置の一実施例の全体構成を示す正面図である。
置の一実施例の全体構成を示す正面図である。
【図２】本発明によるエレベータのかご戸ロック点検装
置の一実施例の詳細を示す正面図である。
置の一実施例の詳細を示す正面図である。
【図３】図１および図２で説明するエレベータのかご戸
ロック点検装置およびその関係部分の電気回路図であ
る。
ロック点検装置およびその関係部分の電気回路図であ
る。
１ かご戸ロック装置 ２、３ かご戸 ４、５ 吊り金具 ４ａ、５ａ フック部 ６ 係合体 ７ 電磁コイル ８ 励磁回路 ９ コイルばね １０ かご戸ロック点検装置 １１、１２ 磁性体 １３、１４ 係合距離検出部 ２０ 乗かご ２１ ドアモータ ２２ エレベータ制御回路 ２３ ガイドレール ２４ レール枠 ２５ 通信装置 ２６ 監視センタ ２７ 通信回線 ３１ 第１の回路 ３２ 第２の回路
Claims (1)
- 【請求項１】 乗かごの吊り金具と、この吊り金具をス
ライド可能に支持するレール枠とに、係合可能なフック
部と係合体とを設けると共に、この係合体を係合方向に
駆動する電磁コイルを備えたエレベータのかご戸ロック
装置において、上記かご戸ロック装置作動時の上記フッ
ク部と上記係合体との距離を検出する係合距離検出手段
と、上記係合距離検出手段による検出結果により、上記
フック部と上記係合体との距離が正規であるか否かを判
別する判別手段とを設け、上記フック部と係合体の距離
が規定範囲外と判別された場合、上記かご戸ロック装置
の作動を停止することを特徴とするエレベータのかご戸
ロック点検装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP368194A JPH07206341A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | エレベータのかご戸ロック点検装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP368194A JPH07206341A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | エレベータのかご戸ロック点検装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07206341A true JPH07206341A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11564152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP368194A Pending JPH07206341A (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | エレベータのかご戸ロック点検装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07206341A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1794077A1 (en) * | 2004-09-27 | 2007-06-13 | Otis Elevator Company | Elevator door lock sensor device |
| JP2008180466A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 電装箱 |
| CN102928882A (zh) * | 2012-11-17 | 2013-02-13 | 无锡忻润汽车安全系统有限公司 | 一种汽车门锁锁体装配件检漏装置 |
| US10479648B2 (en) | 2017-05-12 | 2019-11-19 | Otis Elevator Company | Automatic elevator inspection systems and methods |
| US10577222B2 (en) | 2017-05-12 | 2020-03-03 | Otis Elevator Company | Coded elevator inspection and positioning systems and methods |
| US10577221B2 (en) | 2017-05-12 | 2020-03-03 | Otis Elevator Company | Imaging inspection systems and methods for elevator landing doors |
| US11440769B2 (en) | 2017-05-12 | 2022-09-13 | Otis Elevator Company | Automatic elevator inspection systems and methods |
-
1994
- 1994-01-18 JP JP368194A patent/JPH07206341A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1794077A1 (en) * | 2004-09-27 | 2007-06-13 | Otis Elevator Company | Elevator door lock sensor device |
| EP1794077A4 (en) * | 2004-09-27 | 2010-05-12 | Otis Elevator Co | ELEVATOR LEFT DOOR LATCH DETECTION DEVICE |
| JP2008180466A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 電装箱 |
| CN102928882A (zh) * | 2012-11-17 | 2013-02-13 | 无锡忻润汽车安全系统有限公司 | 一种汽车门锁锁体装配件检漏装置 |
| US10479648B2 (en) | 2017-05-12 | 2019-11-19 | Otis Elevator Company | Automatic elevator inspection systems and methods |
| US10577222B2 (en) | 2017-05-12 | 2020-03-03 | Otis Elevator Company | Coded elevator inspection and positioning systems and methods |
| US10577221B2 (en) | 2017-05-12 | 2020-03-03 | Otis Elevator Company | Imaging inspection systems and methods for elevator landing doors |
| US11440769B2 (en) | 2017-05-12 | 2022-09-13 | Otis Elevator Company | Automatic elevator inspection systems and methods |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPWO2010100802A1 (ja) | エレベータ装置及びその検査方法 | |
| JPWO2004002869A1 (ja) | エレベータのドア制御装置 | |
| CN106966251A (zh) | 方法和电梯 | |
| JP5668865B2 (ja) | エレベータの安全装置 | |
| JPH07206341A (ja) | エレベータのかご戸ロック点検装置 | |
| JP5004123B2 (ja) | エレベータシステム | |
| JP6584686B2 (ja) | エレベータ制御回路 | |
| JPWO2005102900A1 (ja) | エレベータの乗場戸解錠装置 | |
| JPH04235881A (ja) | 個人住宅用エレベータ非常時遠隔救出装置 | |
| JP4519527B2 (ja) | エレベータ装置 | |
| JP2015117090A (ja) | エレベータドアの制御装置 | |
| JP2000128453A (ja) | エレベータの安全装置 | |
| JPH07330256A (ja) | エレベータのかご戸ロック状態検出装置 | |
| JP2002154774A (ja) | エレベーターのドア装置 | |
| JPH06171874A (ja) | エレベータのかご戸ロック点検装置 | |
| JP2002068629A (ja) | エレベーターの地震時管制運転装置 | |
| JP5138240B2 (ja) | エレベータ装置 | |
| JPH0859153A (ja) | エレベータのかご戸ロック装置 | |
| JPH0680363A (ja) | エレベータのかご戸ロック装置 | |
| JP2019167229A (ja) | ダブルデッキエレベータ | |
| JPH0710439A (ja) | エレベータのかご戸ロツク機構用点検装置 | |
| JPS5829106Y2 (ja) | エレベ−タの救出装置 | |
| KR200461555Y1 (ko) | 엘리베이터 승강장 도어 개폐장치 | |
| JPH04173677A (ja) | ホームエレベータの救出装置 | |
| JP2005162437A (ja) | エレベータ装置 |