JPH07205999A - コンテナー内への被収納体の案内構造 - Google Patents
コンテナー内への被収納体の案内構造Info
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- JPH07205999A JPH07205999A JP35405093A JP35405093A JPH07205999A JP H07205999 A JPH07205999 A JP H07205999A JP 35405093 A JP35405093 A JP 35405093A JP 35405093 A JP35405093 A JP 35405093A JP H07205999 A JPH07205999 A JP H07205999A
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- container
- space
- piston
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンテナーを小形化すると共に、このコンテ
ナーにおける被収納体の収納用空間に対し、挿入過程の
被収納体の位置に多少の寸法誤差が生じたとしても、上
記挿入作業が円滑になされるようにする。 【構成】 互いに離れて対面する複数の縦仕切板10、
もしくは横仕切板11を基板13側から突出させる。こ
れら縦仕切板10、もしくは横仕切板11の突出方向に
沿った軸心を有して横断面形状が円形のピストン2を、
そのほぼ軸方向に沿って移動させることにより隣り合う
上記縦仕切板10、もしくは横仕切板11間の空間に挿
入可能とする。上記縦仕切板10、もしくは横仕切板1
1間の空間14に対する上記ピストン2の挿入位置に対
応させて、上記縦仕切板10、もしくは横仕切板11の
突出端縁10a,11aにほぼV字状の案内切り欠き1
8を形成する。
ナーにおける被収納体の収納用空間に対し、挿入過程の
被収納体の位置に多少の寸法誤差が生じたとしても、上
記挿入作業が円滑になされるようにする。 【構成】 互いに離れて対面する複数の縦仕切板10、
もしくは横仕切板11を基板13側から突出させる。こ
れら縦仕切板10、もしくは横仕切板11の突出方向に
沿った軸心を有して横断面形状が円形のピストン2を、
そのほぼ軸方向に沿って移動させることにより隣り合う
上記縦仕切板10、もしくは横仕切板11間の空間に挿
入可能とする。上記縦仕切板10、もしくは横仕切板1
1間の空間14に対する上記ピストン2の挿入位置に対
応させて、上記縦仕切板10、もしくは横仕切板11の
突出端縁10a,11aにほぼV字状の案内切り欠き1
8を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、隣り合う両仕切板間
に被収納体を挿入させる場合に、この被収納体を上記両
仕切板間の所定位置に案内するコンテナー内への被収納
体の案内構造に関する。
に被収納体を挿入させる場合に、この被収納体を上記両
仕切板間の所定位置に案内するコンテナー内への被収納
体の案内構造に関する。
【0002】
【従来の技術】横断面が円形の被収納体を挿入させて収
納させるコンテナーには、従来、次のように構成された
ものがある。
納させるコンテナーには、従来、次のように構成された
ものがある。
【0003】即ち、互いに離れて対面する複数の仕切板
が基部側から突出し、これら仕切板は碁盤目状に配設さ
れている。これら横方向と縦方向とでそれぞれ隣り合う
仕切板間に横断面が正方形の角柱状空間が形成されてい
る。そして、上記被収納体は、その軸心を上記仕切板の
突出方向に沿わせた姿勢で、そのほぼ軸方向に沿って移
動させられることにより、上記空間に挿入可能とされて
いる。
が基部側から突出し、これら仕切板は碁盤目状に配設さ
れている。これら横方向と縦方向とでそれぞれ隣り合う
仕切板間に横断面が正方形の角柱状空間が形成されてい
る。そして、上記被収納体は、その軸心を上記仕切板の
突出方向に沿わせた姿勢で、そのほぼ軸方向に沿って移
動させられることにより、上記空間に挿入可能とされて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記空間に
被収納体を収納したときの余剰空間をあまり大きくする
と、コンテナーが過大な形状になる。
被収納体を収納したときの余剰空間をあまり大きくする
と、コンテナーが過大な形状になる。
【0005】そこで、上記空間に収納される被収納体と
各仕切板との間の隙間が小さくなるようにして、各空間
の横断面積が小さくされており、これにより、コンテナ
ーの小形化が図られている。
各仕切板との間の隙間が小さくなるようにして、各空間
の横断面積が小さくされており、これにより、コンテナ
ーの小形化が図られている。
【0006】一方、上記被収納体を上記各空間に、例え
ばロボットを用いて挿入させようとすると、上記空間
と、これに対する挿入過程の被収納体の位置には、多少
の寸法誤差が生じることがある。
ばロボットを用いて挿入させようとすると、上記空間
と、これに対する挿入過程の被収納体の位置には、多少
の寸法誤差が生じることがある。
【0007】このため、上記のようにしての被収納体の
挿入時には、この被収納体の軸方向端面の一部が上記仕
切板の突出端縁に当接し易くなって、円滑な挿入作業が
阻害されるという問題を生じる。
挿入時には、この被収納体の軸方向端面の一部が上記仕
切板の突出端縁に当接し易くなって、円滑な挿入作業が
阻害されるという問題を生じる。
【0008】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、コンテナーを小形化すると共に、こ
のコンテナーにおける被収納体の収納用空間に対し、挿
入過程の被収納体の位置に多少の寸法誤差が生じたとし
ても、上記挿入作業が円滑になされるようにすることを
目的とする。
てなされたもので、コンテナーを小形化すると共に、こ
のコンテナーにおける被収納体の収納用空間に対し、挿
入過程の被収納体の位置に多少の寸法誤差が生じたとし
ても、上記挿入作業が円滑になされるようにすることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明は、次の如くである。
のこの発明は、次の如くである。
【0010】なお、この「課題を解決するための手段」
の項において、下記した括弧内の用語は、特許請求の範
囲の用語に対応するものである。
の項において、下記した括弧内の用語は、特許請求の範
囲の用語に対応するものである。
【0011】この発明のコンテナー内への被収納体の案
内構造は、互いに離れて対面する複数の縦仕切板(仕切
板)10、もしくは横仕切板(仕切板)11を基板(基
部)13側から突出させ、これら縦仕切板(仕切板)1
0、もしくは横仕切板(仕切板)11の突出方向に沿っ
た軸心を有して横断面形状が円形のピストン(被収納
体)2を、そのほぼ軸方向に沿って移動させることによ
り隣り合う上記縦仕切板(仕切板)10、もしくは横仕
切板(仕切板)11間の空間に挿入可能としたコンテナ
ー7において、上記縦仕切板(仕切板)10、もしくは
横仕切板(仕切板)11間の空間14に対する上記ピス
トン(被収納体)2の挿入位置に対応させて、上記縦仕
切板(仕切板)10、もしくは横仕切板(仕切板)11
の突出端縁10a,11aにほぼV字状の案内切り欠き
18を形成したものである。
内構造は、互いに離れて対面する複数の縦仕切板(仕切
板)10、もしくは横仕切板(仕切板)11を基板(基
部)13側から突出させ、これら縦仕切板(仕切板)1
0、もしくは横仕切板(仕切板)11の突出方向に沿っ
た軸心を有して横断面形状が円形のピストン(被収納
体)2を、そのほぼ軸方向に沿って移動させることによ
り隣り合う上記縦仕切板(仕切板)10、もしくは横仕
切板(仕切板)11間の空間に挿入可能としたコンテナ
ー7において、上記縦仕切板(仕切板)10、もしくは
横仕切板(仕切板)11間の空間14に対する上記ピス
トン(被収納体)2の挿入位置に対応させて、上記縦仕
切板(仕切板)10、もしくは横仕切板(仕切板)11
の突出端縁10a,11aにほぼV字状の案内切り欠き
18を形成したものである。
【0012】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0013】なお、この「作用」の項において、下記し
た括弧内の用語は、特許請求の範囲の用語に対応するも
のである。
た括弧内の用語は、特許請求の範囲の用語に対応するも
のである。
【0014】図1において、ピストン(被収納体)2の
外径寸法dに比べて、両縦仕切板(仕切板)10や、横
仕切板(仕切板)11間の空間14の幅寸法wをあまり
大きくしないで、コンテナー7をできるだけ小形化した
場合には、上記空間14に対し、挿入過程のピストン
(被収納体)2の径方向位置につき、寸法誤差が多少で
も生じると、このピストン(被収納体)2の挿入方向前
面たる下面2aの一部が上記縦仕切板(仕切板)10や
横仕切板(仕切板)11の各突出端縁10a,11aに
当接して、円滑な挿入作業が阻害されるおそれを生じ
る。
外径寸法dに比べて、両縦仕切板(仕切板)10や、横
仕切板(仕切板)11間の空間14の幅寸法wをあまり
大きくしないで、コンテナー7をできるだけ小形化した
場合には、上記空間14に対し、挿入過程のピストン
(被収納体)2の径方向位置につき、寸法誤差が多少で
も生じると、このピストン(被収納体)2の挿入方向前
面たる下面2aの一部が上記縦仕切板(仕切板)10や
横仕切板(仕切板)11の各突出端縁10a,11aに
当接して、円滑な挿入作業が阻害されるおそれを生じ
る。
【0015】そこで、上記空間14に対する上記ピスト
ン(被収納体)2の挿入位置に対応させて、上記縦仕切
板(仕切板)10や横仕切板(仕切板)11の各突出端
縁10a,11aにほぼV字状の案内切り欠き18を形
成してある。
ン(被収納体)2の挿入位置に対応させて、上記縦仕切
板(仕切板)10や横仕切板(仕切板)11の各突出端
縁10a,11aにほぼV字状の案内切り欠き18を形
成してある。
【0016】このため、図3から図5中実線で示すよう
に、上記ピストン(被収納体)2の下面2aが上記突出
端縁10a,11aに当接しようとするとき、上記ピス
トン(被収納体)2の下面2aの周縁が、まず、上記案
内切り欠き18の上部の両縁部に当接することとなる。
に、上記ピストン(被収納体)2の下面2aが上記突出
端縁10a,11aに当接しようとするとき、上記ピス
トン(被収納体)2の下面2aの周縁が、まず、上記案
内切り欠き18の上部の両縁部に当接することとなる。
【0017】この状態から、上記ピストン(被収納体)
2を更に上記空間14内に向って挿入すると、同上図3
から図5中一点鎖線で示すように、上記ピストン(被収
納体)2の下面2aの周縁は上記案内切り欠き18の上
下中途部の縁部をその頂点19側に向って摺動する。す
ると、同上図3から図5中二点鎖線で示すように、上記
ピストン(被収納体)2は上記コンテナー7の縦方向と
横方向の双方において、空間14の軸心15側に案内さ
れる。
2を更に上記空間14内に向って挿入すると、同上図3
から図5中一点鎖線で示すように、上記ピストン(被収
納体)2の下面2aの周縁は上記案内切り欠き18の上
下中途部の縁部をその頂点19側に向って摺動する。す
ると、同上図3から図5中二点鎖線で示すように、上記
ピストン(被収納体)2は上記コンテナー7の縦方向と
横方向の双方において、空間14の軸心15側に案内さ
れる。
【0018】よって、ピストン(被収納体)2を収納す
る空間14の幅寸法wを小さくして、コンテナー7を小
形化させた場合で、しかも、上記コンテナー7に対し、
挿入過程のピストン(被収納体)2の径方向位置につ
き、多少の寸法誤差が生じたとしても、上記ピストン
(被収納体)2は案内切り欠き18によって空間14内
の所定位置に案内される。
る空間14の幅寸法wを小さくして、コンテナー7を小
形化させた場合で、しかも、上記コンテナー7に対し、
挿入過程のピストン(被収納体)2の径方向位置につ
き、多少の寸法誤差が生じたとしても、上記ピストン
(被収納体)2は案内切り欠き18によって空間14内
の所定位置に案内される。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0020】図2において、符号1はピストン2の搬送
装置で、この搬送装置1はロボット3を備えている。こ
のロボット3は軸心垂直の支柱4と、この支柱4に支持
されてこの支柱4の軸心回りに回動自在とされるアーム
5を有し、このアーム5の回動端にはハンド(不図示)
が設けられている。
装置で、この搬送装置1はロボット3を備えている。こ
のロボット3は軸心垂直の支柱4と、この支柱4に支持
されてこの支柱4の軸心回りに回動自在とされるアーム
5を有し、このアーム5の回動端にはハンド(不図示)
が設けられている。
【0021】上記ロボット3の側方には、コンテナー7
を搬送する送り込みコンベア8と、送り出しコンベア9
とが並設され、上記送り込みコンベア8は、空のコンテ
ナー7を上記搬送装置1の外部から上記ロボット3の側
方近傍の積載位置にまで送り込む(図2中矢印A)。
を搬送する送り込みコンベア8と、送り出しコンベア9
とが並設され、上記送り込みコンベア8は、空のコンテ
ナー7を上記搬送装置1の外部から上記ロボット3の側
方近傍の積載位置にまで送り込む(図2中矢印A)。
【0022】そして、製造工程で成形された上記ピスト
ン2が、上記アーム5のハンドにより把持されて、上記
送り込みコンベア8上のコンテナー7の所定位置に挿入
され、ここに収納される。つまり、上記ピストン2は上
記コンテナー7における被収納体である。
ン2が、上記アーム5のハンドにより把持されて、上記
送り込みコンベア8上のコンテナー7の所定位置に挿入
され、ここに収納される。つまり、上記ピストン2は上
記コンテナー7における被収納体である。
【0023】上記送り込みコンベア8上のコンテナー7
が上記ピストン2で満杯になると、上記コンテナー7は
送り出しコンベア9上に横移動させられ(図2中矢印
B)、この送り出しコンベア9によって、上記搬送装置
1の外部に送り出される(図2中矢印C)。また、上記
ピストン2で満杯になったコンテナー7が上記したよう
に送り出しコンベア9上に横移動させられるのと同時
に、上記送り込みコンベア8によって、空のコンテナー
7が上記積載位置にまで送り込まれ、以下、上記作業が
繰り返される。
が上記ピストン2で満杯になると、上記コンテナー7は
送り出しコンベア9上に横移動させられ(図2中矢印
B)、この送り出しコンベア9によって、上記搬送装置
1の外部に送り出される(図2中矢印C)。また、上記
ピストン2で満杯になったコンテナー7が上記したよう
に送り出しコンベア9上に横移動させられるのと同時
に、上記送り込みコンベア8によって、空のコンテナー
7が上記積載位置にまで送り込まれ、以下、上記作業が
繰り返される。
【0024】図1において、上記コンテナー7は樹脂製
で、かつ、平面視で互いにほぼ直交するそれぞれ複数の
縦仕切板10と横仕切板11とを備え、平面視で碁盤目
状をなしている。上記縦仕切板10は、図中矢印Dで示
す縦方向に延びて、同上図1中矢印Eで示す横方向で互
いに等間隔に離れて対面している。一方、上記横仕切板
11は、上記横方向に延びて、縦方向で互いに等間隔に
離れて対面し、上記縦仕切板10同士の間隔と、横仕切
板11同士の間隔は同じとされている。
で、かつ、平面視で互いにほぼ直交するそれぞれ複数の
縦仕切板10と横仕切板11とを備え、平面視で碁盤目
状をなしている。上記縦仕切板10は、図中矢印Dで示
す縦方向に延びて、同上図1中矢印Eで示す横方向で互
いに等間隔に離れて対面している。一方、上記横仕切板
11は、上記横方向に延びて、縦方向で互いに等間隔に
離れて対面し、上記縦仕切板10同士の間隔と、横仕切
板11同士の間隔は同じとされている。
【0025】これら縦仕切板10と横仕切板11とは、
互いに同形同大で、ほぼ水平に延びる基部たる基板13
側からほぼ垂直上方に向って延びている。また、これら
隣り合う縦仕切板10,10間と、横仕切板11,11
間の空間14は、その軸心15がほぼ垂直で、横断面が
ほぼ正方形の角柱状をなしている。
互いに同形同大で、ほぼ水平に延びる基部たる基板13
側からほぼ垂直上方に向って延びている。また、これら
隣り合う縦仕切板10,10間と、横仕切板11,11
間の空間14は、その軸心15がほぼ垂直で、横断面が
ほぼ正方形の角柱状をなしている。
【0026】前記ロボット3により把持されたピストン
2の軸心16は、上記縦仕切板10と横仕切板11の各
突出方向に沿っており、つまり、上記軸心15に沿って
いる。そして、上記ロボット3の作動により、上記ピス
トン2は、そのほぼ軸方向に沿った移動で、上記空間1
4に挿入可能とされ、この挿入で上記空間14内に収納
される。
2の軸心16は、上記縦仕切板10と横仕切板11の各
突出方向に沿っており、つまり、上記軸心15に沿って
いる。そして、上記ロボット3の作動により、上記ピス
トン2は、そのほぼ軸方向に沿った移動で、上記空間1
4に挿入可能とされ、この挿入で上記空間14内に収納
される。
【0027】上記空間14に対する上記ピストン2の挿
入位置に対応するよう、上記各空間14を形成している
縦仕切板10と横仕切板11の各上端縁たる突出端縁1
0a,11aの長手方向ほぼ中央部に、案内部17が形
成され、より具体的にはほぼV字状の案内切り欠き18
が形成されている。
入位置に対応するよう、上記各空間14を形成している
縦仕切板10と横仕切板11の各上端縁たる突出端縁1
0a,11aの長手方向ほぼ中央部に、案内部17が形
成され、より具体的にはほぼV字状の案内切り欠き18
が形成されている。
【0028】上記の場合、ピストン2の外径寸法dに比
べて空間14の各幅寸法wは大きいが、近い値とされて
おり、これにより、コンテナー7の小形化が図られてい
る。
べて空間14の各幅寸法wは大きいが、近い値とされて
おり、これにより、コンテナー7の小形化が図られてい
る。
【0029】このため、上記空間14に対し、挿入過程
のピストン2の径方向位置につき、寸法誤差が多少でも
生じると、このピストン2の挿入方向前面たる下面2a
の一部が上記縦仕切板10や横仕切板11の各突出端縁
10a,11aに当接して、円滑な挿入作業が阻害され
るおそれを生じる。
のピストン2の径方向位置につき、寸法誤差が多少でも
生じると、このピストン2の挿入方向前面たる下面2a
の一部が上記縦仕切板10や横仕切板11の各突出端縁
10a,11aに当接して、円滑な挿入作業が阻害され
るおそれを生じる。
【0030】そこで、上記したように案内切り欠き18
が形成されている。このため、図3から図5中実線で示
すように、上記ピストン2の下面2aが上記突出端縁1
0a,11aに当接しようとするとき、上記ピストン2
の下面2aの周縁が、まず、上記案内切り欠き18の上
部の両縁部に当接することとなる。
が形成されている。このため、図3から図5中実線で示
すように、上記ピストン2の下面2aが上記突出端縁1
0a,11aに当接しようとするとき、上記ピストン2
の下面2aの周縁が、まず、上記案内切り欠き18の上
部の両縁部に当接することとなる。
【0031】この状態から、上記ピストン2を更に上記
空間14内に向って挿入すると、同上図3から図5中一
点鎖線で示すように、上記ピストン2の下面2aの周縁
は上記案内切り欠き18の上下中途部の縁部をその頂点
19側に向って、つまり、下方に向って摺動する。する
と、同上図3から図5中二点鎖線で示すように、上記ピ
ストン2は上記コンテナー7の縦方向と横方向の双方に
おいて、空間14の軸心15側に案内されることとな
る。
空間14内に向って挿入すると、同上図3から図5中一
点鎖線で示すように、上記ピストン2の下面2aの周縁
は上記案内切り欠き18の上下中途部の縁部をその頂点
19側に向って、つまり、下方に向って摺動する。する
と、同上図3から図5中二点鎖線で示すように、上記ピ
ストン2は上記コンテナー7の縦方向と横方向の双方に
おいて、空間14の軸心15側に案内されることとな
る。
【0032】よって、ピストン2を収納する空間14の
幅寸法wを小さくして、コンテナー7を小形化させた場
合で、しかも、上記コンテナー7に対し、挿入過程のピ
ストン2の径方向位置につき、多少の寸法誤差が生じた
としても、上記ピストン2は案内切り欠き18によって
空間14内の所定位置に案内される。
幅寸法wを小さくして、コンテナー7を小形化させた場
合で、しかも、上記コンテナー7に対し、挿入過程のピ
ストン2の径方向位置につき、多少の寸法誤差が生じた
としても、上記ピストン2は案内切り欠き18によって
空間14内の所定位置に案内される。
【0033】なお、以上は図示の例によるが、この実施
例でピストン2を例とした被収納体は、円筒体や円錐台
形であってもよい。また、コンテナー7は金属製や木製
であってもよい。更に、縦仕切板10と横仕切板11と
はいずれか一方のみを設けてもよく、空間14は六角柱
状であってもよい。また、この実施例では基板13を例
とした基部は縦仕切板10や横仕切板11と別体であっ
てもよい。また、上記空間14はその軸心15が横向き
でもよい。更に、案内切り欠き18の両縁の各角部は面
取りしてもよく、このようにすれば、ピストン2の案内
が、より円滑、かつ、確実になされる。
例でピストン2を例とした被収納体は、円筒体や円錐台
形であってもよい。また、コンテナー7は金属製や木製
であってもよい。更に、縦仕切板10と横仕切板11と
はいずれか一方のみを設けてもよく、空間14は六角柱
状であってもよい。また、この実施例では基板13を例
とした基部は縦仕切板10や横仕切板11と別体であっ
てもよい。また、上記空間14はその軸心15が横向き
でもよい。更に、案内切り欠き18の両縁の各角部は面
取りしてもよく、このようにすれば、ピストン2の案内
が、より円滑、かつ、確実になされる。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、互いに離れて対面す
る複数の仕切板を基部側から突出させ、これら仕切板の
突出方向に沿った軸心を有して横断面形状が円形の被収
納体を、そのほぼ軸方向に沿って移動させることにより
隣り合う上記両仕切板間の空間に挿入可能としたコンテ
ナーにおいて、上記両仕切板間の空間に対する上記被収
納体の挿入位置に対応させて、上記仕切板の突出端縁に
ほぼV字状の案内切り欠きを形成してあり、このため、
次の効果がある。
る複数の仕切板を基部側から突出させ、これら仕切板の
突出方向に沿った軸心を有して横断面形状が円形の被収
納体を、そのほぼ軸方向に沿って移動させることにより
隣り合う上記両仕切板間の空間に挿入可能としたコンテ
ナーにおいて、上記両仕切板間の空間に対する上記被収
納体の挿入位置に対応させて、上記仕切板の突出端縁に
ほぼV字状の案内切り欠きを形成してあり、このため、
次の効果がある。
【0035】即ち、上記被収納体の外径寸法に比べて、
両仕切板間の空間の幅寸法をあまり大きくしないで、コ
ンテナーをできるだけ小形化した場合には、上記空間に
対し、挿入過程の被収納体の径方向位置につき、寸法誤
差が多少でも生じると、この被収納体の挿入方向前面の
一部が上記仕切板の各突出端縁に当接して、円滑な挿入
作業が阻害されるおそれを生じる。
両仕切板間の空間の幅寸法をあまり大きくしないで、コ
ンテナーをできるだけ小形化した場合には、上記空間に
対し、挿入過程の被収納体の径方向位置につき、寸法誤
差が多少でも生じると、この被収納体の挿入方向前面の
一部が上記仕切板の各突出端縁に当接して、円滑な挿入
作業が阻害されるおそれを生じる。
【0036】そこで、上記したように、空間に対する上
記被収納体の挿入位置に対応させて、上記仕切板の各突
出端縁にほぼV字状の案内切り欠きを形成してあり、こ
のため、上記被収納体の前面が上記突出端縁に当接しよ
うとするとき、上記被収納体の前面の周縁が、まず、上
記案内切り欠きの上部の両縁部に当接することとなる。
記被収納体の挿入位置に対応させて、上記仕切板の各突
出端縁にほぼV字状の案内切り欠きを形成してあり、こ
のため、上記被収納体の前面が上記突出端縁に当接しよ
うとするとき、上記被収納体の前面の周縁が、まず、上
記案内切り欠きの上部の両縁部に当接することとなる。
【0037】この状態から、上記被収納体を更に上記空
間内に向って挿入すると、上記被収納体の前面の周縁は
上記案内切り欠きの上下中途部の縁部をその頂点側に向
って摺動する。すると、上記被収納体は上記コンテナー
の縦方向と横方向の双方において、空間の軸心側に案内
される。
間内に向って挿入すると、上記被収納体の前面の周縁は
上記案内切り欠きの上下中途部の縁部をその頂点側に向
って摺動する。すると、上記被収納体は上記コンテナー
の縦方向と横方向の双方において、空間の軸心側に案内
される。
【0038】よって、被収納体を収納する空間の幅寸法
を小さくして、コンテナーを小形化させた場合で、しか
も、上記コンテナーに対し、挿入過程の被収納体の径方
向位置につき、多少の寸法誤差が生じたとしても、上記
被収納体は案内切り欠きによって空間内の所定位置に案
内され、よって、上記挿入作業は円滑にできることとな
る。
を小さくして、コンテナーを小形化させた場合で、しか
も、上記コンテナーに対し、挿入過程の被収納体の径方
向位置につき、多少の寸法誤差が生じたとしても、上記
被収納体は案内切り欠きによって空間内の所定位置に案
内され、よって、上記挿入作業は円滑にできることとな
る。
【図1】ピストンと仕切板の展開斜視図である。
【図2】搬送装置の全体平面図である。
【図3】ピストンと仕切板の作用説明平面図である。
【図4】ピストンと仕切板の作用説明側面図である。
【図5】ピストンと仕切板の作用説明斜視図である。
1 搬送装置 2 ピストン(被収納体) 2a 下面 7 コンテナー 10 縦仕切板(仕切板) 10a 突出端縁 11 横仕切板(仕切板) 11a 突出端縁 13 基板(基部) 14 空間 15 軸心 16 軸心 18 案内切り欠き d 外径寸法 w 幅寸法
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに離れて対面する複数の仕切板を基
部側から突出させ、これら仕切板の突出方向に沿った軸
心を有して横断面形状が円形の被収納体を、そのほぼ軸
方向に沿って移動させることにより隣り合う上記両仕切
板間の空間に挿入可能としたコンテナーにおいて、 上記両仕切板間の空間に対する上記被収納体の挿入位置
に対応させて、上記仕切板の突出端縁にほぼV字状の案
内切り欠きを形成したコンテナー内への被収納体の案内
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35405093A JPH07205999A (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | コンテナー内への被収納体の案内構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35405093A JPH07205999A (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | コンテナー内への被収納体の案内構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07205999A true JPH07205999A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=18434967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35405093A Pending JPH07205999A (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | コンテナー内への被収納体の案内構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07205999A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6463968B1 (en) | 1998-08-11 | 2002-10-15 | Sunstar Engineering, Inc. | High-consistency liquid filling system for soft vessel and tubular member, as vessel, transporting system and high-consistency liquid filling system and method of filling high-consistency liquid into soft vessel and device and vessel for filling high-consistency liquid |
-
1993
- 1993-12-30 JP JP35405093A patent/JPH07205999A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6463968B1 (en) | 1998-08-11 | 2002-10-15 | Sunstar Engineering, Inc. | High-consistency liquid filling system for soft vessel and tubular member, as vessel, transporting system and high-consistency liquid filling system and method of filling high-consistency liquid into soft vessel and device and vessel for filling high-consistency liquid |
US6546973B2 (en) | 1998-08-11 | 2003-04-15 | Sunstar Engineering Inc. | Equipment for filling flexible container with viscous material. |
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