JP2005034945A - ワーク把持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 すべてのフィンガーによってワークを確実に把持することができる、ワーク把持装置を提供すること。
【解決手段】 ワーク(15)の周囲に位置し、開閉することでワークを把持しかつワークを開放する複数のフィンガー(28A〜28D)と、フィンガーの各々にその開閉方向への移動をなさせる往復台(26A〜26D)と、往復台のすべてにフィンガーの開閉方向への同時移動を行なう開閉機構(31A〜31D,30,32A〜32D,33)とを有している。フィンガーは開閉方向に沿って移動可能に往復台に支持され、ワークが傾いていても、最初にワークに接触したフィンガーがその開じ方向に逃げ、残余のフィンガーをワークに接触させる。
【選択図】 図7

Description

この発明は、ワーク把持装置に係わり、さらに詳しくは、創薬用冷凍保管庫において、試料を収容したチューブを一つずつ取り出し、ラックなどに収納するのに好適なワーク把持装置に関している。
このようなワーク把持装置としては、従来より種々のタイプのものが提案されている。例えば、複数のフィンガーと、フィンガーの各々に開閉方向への移動をなさせる往復台と、往復台のすべてにフィンガーの開閉方向への同時移動を行なう開閉機構とを備え、この開閉機構として、平行配置された一対のラックギアとラックギアの間に配置されかつ各々のラックギアに噛み合うピニオンギアとピニオンギアを回転させるロータリーソレノイドからなるものが知られている。このワーク把持装置では、各々のラックギアは往復台の各々に設けられており、ワークの非把持は、ロータリーソレノイドによってピニオンギアを回転させ、ラックギアを互いに逆方向に直線移動させ、フィンガーをワークから離間させることでなされている。一方、ワークの把持は、ロータリーソレノイドの作動を止め、ラックギアをコイルばねによって反対方向に移動させ、フィンガーをワークに押し付けることでなされている(例えば、特許文献1を参照)。
他のワーク把持装置として、四つのフィンガーと、フィンガーの各々を支持する四つの往復台と、各々の往復台に設けられたラックギアと、これらのラックギアに噛み合うピニオンギアとを備え、電動モータによりピニオンギアをある方向に回転すると、ラックギアが直線移動し、フィンガーがワークに接近してワークを保持し、電動モータによりピニオンギアを反対方向に回転すると、ラックギアが反対方向に直線移動し、フィンガーがワークから離間するようになっているものも知られている(例えば、特許文献2を参照)。
さらに、別のワーク把持装置として、フィンガーが揺動部と平行移動部とからなり、揺動部が固定基部にヒンジ結合され、平行移動部が揺動部にヒンジ結合されていると共に固定基部に平行配置された一対の弾性リンクによって支持され、空気チューブが揺動部の間に配置されたものも提供されている。このワーク把持装置では、ワークの把持あるいは非把持は、空気チューブに空気を送り込みあるいは空気チューブから空気を排出することによってなされている。空気が空気チューブに送り込まれると、揺動部が空気チューブの膨張によって固定基部上で揺動する。このときに、平行移動部は、揺動部と一緒に揺動するが、弾性リンクの撓みによって平行移動しつつ、ワークに接触して、ワークを把持する。一方、空気が排出されると、揺動部が反対方向に回転し、平行移動部は弾性リンクの弾性復元によって、ワークから離れる(例えば、特許文献3を参照)。
特開平11−300675号公報 特開2001−157990号公報 特開2003−19686号公報
しかしながら、これらのワーク把持装置では、フィンガーとワークとが一致していないと、つまり、フィンガーの把持中心とフィンガーの中心とがずれていると、一部のフィンガーのみでしかワークを把持することができない。例えば、ワークが円形断面をなし、フィンガーが互いに直交する方向からワークに接触する場合、まず、ワークに最も近いフィンガーがワークに接触し、直交するフィンガーがワークの中心からずれた位置でワークに接触し、角度180度離れたフィンガーがワークから浮いた状態でフィンガーに把持される。フィンガーはこの状態のままワークを把持して指定場所に搬送するため、ワークの把持が極めて不安定であり、ワークが他物にぶつかったり、振動が加わったりすると、ワークが簡単に落下する。
すなわち、特許文献1及び特許文献2に記載されたワーク把持装置は、単に、各々のフィンガーがラックギア及びピニオンギアによって同距離ずつ移動するだけであるため、フィンガーの把持中心とワークの中心とがずれていると、一部のフィンガーだけでワークを把持したまま、ワークを他の場所に搬送する。特許文献3に記載されたワーク把持装置は、フィンガーを支持する固定基部がスライダに支持され、スライダがベースにねじ及びコイルばねを用いたセンタリング機構によって保持され、センタリング機構によってフィンガーの把持中心の位置調整を行えるようなっている。しかしながら、フィンガーの把持中心とワークの中心とのずれはワークの寸法精度や配置位置などによって一定していないため、特定のワークの把持を確実に行うことができても、ずれが変わると把持が不安定になり、把持後に、ワークが他物にぶつかったり、振動が加わったりすると、ワークが落下するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、フィンガーの把持中心とワークの中心とがずれていても、すべてのフィンガーによってワークを常に確実に把持することができる、ワーク把持装置を得ることにある。
請求項1に記載された本発明のワーク把持装置は、ワークの周囲に位置し、開閉することでワークを把持しかつワークを開放する複数のフィンガーと、フィンガーの各々にその開閉方向への移動をなさせる往復台と、往復台のすべてにフィンガーの開閉方向への同時移動を行なう開閉機構とを有し、フィンガーが開閉方向に沿って移動可能に往復台に支持されていることを特徴としている。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載のワーク把持装置の構成に加えて、往復台がこれに対して着脱可能なフィンガー支持部材を備え、フィンガー支持部材がフィンガーの開閉方向に沿って延びる長孔を備え、スライドが長孔に挿入されていると共に、長孔に交差してフィンガー支持部材に設けたばね穴に組み込まれた弾性体によってフィンガーの閉方向に押され、フィンガーがスライドに支持されていることを特徴としている。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載のワーク把持装置の構成に加えて、スライドがフィンガーの開閉方向と交差する方向の長さを長孔におけるそれよりも長く形成され、長孔の内部での傾斜を許容されていることを特徴としている。
請求項4に記載された発明は、請求項2又は請求項3に記載のワーク把持装置の構成に加えて、フィンガー支持部材が長孔と平行に配置された第二の長孔を備え、第二のスライドが第二の長孔に挿入されていると共に、該第二の長孔に交差してフィンガー支持部材に設けた第二のばね穴に組み込まれた第二の弾性体によってフィンガーの閉方向に押圧され、前記フィンガーが前記二つのスライドに支持されていることを特徴としている。
請求項1に記載された本発明のワーク把持装置は、ワークの周囲に位置し、開閉することでワークを把持しかつワークを開放する複数のフィンガーと、フィンガーの各々にその開閉方向への移動をなさせる往復台と、往復台のすべてにフィンガーの開閉方向への同時移動を行なう開閉機構とを有し、フィンガーが開閉方向に沿って移動可能に往復台に支持されているので、開閉機構が往復台を移動させると、フィンガーが開閉され、ワークがフィンガーから離脱され、あるいはフィンガーによって把持される。そして、フィンガーが閉じたときに、各フィンガーとワークとの相対的位置関係に応じて、各フィンガーが適宜開閉方向に沿って移動するため、各フィンガーの把持中心とワークの中心とが微妙にずれている場合であっても、さらにワークが傾いていても、常にすべてのフィンガーによってワークを保持することが可能になる。そのため、ワークの搬送中に、ワークが他物に接触してもあるいは何らかの振動を受けても、ワークがフィンガーから脱落することなく、ワークの移送を常に確実に行なうことができる。また、ワークの姿勢管理も簡単になり、操作性が向上する。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載のワーク把持装置が奏する効果に加えて、往復台がこれに対して着脱可能なフィンガー支持部材を備え、フィンガー支持部材がフィンガーの開閉方向に沿って延びる長孔を備え、スライドが長孔に挿入されていると共に、長孔に交差してフィンガー支持部材に設けたばね穴に組み込まれた弾性体によってフィンガーの閉方向に押され、フィンガーがスライドに支持されているので、各フィンガーの把持中心とワークの中心とが微妙にずれていたり、ワークが傾いていたりして、ひとつのフィンガーのみが最初にワークに接触しても、残余のフィンガーがワークに接触するまで、最初にワークに接触したフィンガーが弾性体に抗してスライドを移動させながら開方向に移動し、常にワークの保持をすべてのフィンガーによって行なうことができる。そして、フィンガーがフィンガー支持部材を介して往復台に取り付けられているため、ワークの形状や把持方法などが異なっていても、フィンガー支持部材を変えることで簡単に対応させることができ、開閉機構などの他の機構の共通化が図られ、装置コストを低減することができる。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載のワーク把持装置が奏する効果に加えて、スライドがフィンガーの開閉方向と交差する方向の長さを長孔におけるそれよりも長く形成され、長孔の内部での傾斜を許容されているため、フィンガーの把持中心とワークの中心とが微妙にずれている場合であっても、ワークに向かって進行するにつれて、スライドが長孔の内で傾いて、フィンガーの向きを常にワークの中心に向くように回動させ、各フィンガーとワークとの良好な接触状態を確保することができる。
請求項4に記載された発明は、請求項2又は請求項3に記載のワーク把持装置が奏する効果に加えて、フィンガー支持部材が長孔と平行に配置された第二の長孔を備え、第二のスライドが第二の長孔に挿入されていると共に、該第二の長孔に交差してフィンガー支持部材に設けた第二のばね穴に組み込まれた第二の弾性体によってフィンガーの閉方向に押圧され、フィンガーがこれらの二つのスライドに支持されているので、各々のフィンガーが常に平行移動を行ない、一層、確実なワークの保持が実現できる。
以下、図面を参照して、本発明のワーク把持装置の実施の形態としての実施例を説明する。
この創薬用冷凍保管庫は、例えば、図11に示すように、保管用ラック10を収納する保管エリア11と、搬送用ラック12を収納する入出庫エリア13と、保管用ラック10から搬送用ラック12にチューブを移送するピッキングエリア14とを備えている。保管用ラック10及び搬送用ラック12には、ワークとしての多数のチューブが収納されている。
図1に示すように、チューブ15は、チューブ本体16及びキャップ17からなっている。チューブ本体16は、上端を開放された中空円筒状をなしているが、外周面の直径が開口端から閉塞端に向かうほど小さく形成されている。このチューブ本体16は、内部に試薬などを収容し、キャップ17によって密閉されている。
保管用ラック10及び搬送用ラック12には、チューブ15の直径に対応したチューブ挿入穴Hが格子状に設けられている。チューブ15は、キャップ17を上方に向けて、保管用ラック10又は搬送用ラック12に収納される。
チューブのピッキングは、図11において、図示はされていないが、コンピュータ端末によって、必要とする薬品の入ったチューブを指定し、移載ロボット18がターゲットとなるチューブを収納する保管用ラック10を保管エリア11からピッキングエリア14に搬送し、移載ロボット19が入出庫エリア13にある搬送用ラック12をピッキングエリア14に搬送し、ピッキングロボット20がターゲットチューブを保管用ラック10から搬送用ラック12に移し替えた後に、移載ロボット18が保管用ラック10を保管エリア11に、移載ロボット19に搬送用ラック12を入出庫エリア13に搬送することによって行われる。
本発明によるワーク把持装置は、全体を参照符号21によって示されていて、ピッキングロボット20に装着されている。チューブの移動は、ピッキングロボット20によってワーク把持装置21を保管用ラック10上に移動し、ワーク把持装置21に保管用ラック10に収納された所望のチューブを把持させた後、ピッキングロボット20によってワーク把持装置21を搬送用ラック12の指定されたチューブ挿入穴上に移動させ、ワーク把持装置21の把持を解除してチューブを搬送用ラック12に収納することによって行われる。
把持装置自体は、図1乃至図3に示すように、フィンガー28A〜28D、これらのフィンガーを支持する往復台26A〜26D及びフィンガー28A〜28Dの開閉方向に往復台を移動させる開閉機構とを有している。
フレーム22は平行配置された支持板23,24を有している。これらの支持板23,24はシリンダ25によって連結されている。片方の支持板24の下面には往復台26A〜26Dが配置されている。往復台26A〜26Dは、フィンガー支持部材29A〜29Dをそれぞれ備えている。往復台26A〜26Dは、正方形配置されていると共に、直線移動案内27A〜27Dを介して支持板24に取り付けられている。直線移動案内27A〜27Dは、支持板24に敷設されたガイドレールと往復台26A〜26Dに固定されたレールホルダからなっており、往復台26A〜26Dをガイドレールに沿ってX方向に直線移動させている。
フィンガー28A〜28D及びフィンガー支持部材29A〜29Dは、往復台26A〜26DがX方向に移動すると閉じ、反対方向に移動すると開くように構成されていると共に、往復台26A〜26Dに支持されている。
図4〜図9は、これらのフィンガー28A〜28Dのうち、フィンガー28Dを示している。フィンガー支持部材29Dは、往復台26Dにボルト固定されている。フィンガー28Dは、ほぼ板状をなすもので、図4、図7及び図8に示すように、幅広の本体41と、それに延設された幅細の延長部42とを有している。本体41には、ねじ孔43a,43bが設けられている。フィンガー28Dは、これらのねじ孔43a,43bを利用してフィンガー支持部材29Dに支持されている。
フィンガー28Dの延長部42は自由端側に把持爪44a,44bが設けられている。把持爪44a,44bは、ほぼ同一の形態をなすもので、延長部42に沿って互いにスペースを形成して配置されている。把持爪44a,44bの中央には溝部45a,45bが設けられている。把持爪44a,44bの横断面は、図9に示すようにチャネル形をなしている。さらに、把持爪44a,44bに溝部45a,45bによって形成される突出部46aの頂面は、図8に示すように、チューブ15の本体外周面16Aのテーパー面に対応する角度のテーパーを付与されている。このため、突出部46aに溝部45a,45bによって形成される稜線あるいはエッジ47aも、チューブ15の外周面16Aのテーパー面に対応する角度のテーパーを有している。
フィンガー28Dは、フィンガー支持部材29Dに浮動支持されている。このために、フィンガー支持部材29Dには、図4〜図7に示すように、長孔51a,51bがフィンガー28Dの開閉方向に沿いかつ互いに平行に設けられている。スライド53a,53bが長孔51a,51bに挿入されている。スライド自体は、中空円筒形をなす部材からなっている。ばね穴52a,52bが長孔51a,51bに直交して、すなわちX方向に延びてフィンガー支持部材29Dに設けられている。コイルばね54a,54bは、図5及び図6に示すように、ばね穴52a,52bの穴底とスライド53a,53bとの間に位置して、ばね穴52a,52bに挿入されている。フィンガー28Dは、スライド53a,53bの一端に接触して配置されていると共に、スライド53a,53bに固定されている。固定は反対側からフィンガー28Dに螺刻されたねじ孔43a,43bに螺合されたボルト55a,55bによってなされている。このため、フィンガー28Dは、フィンガー支持部材29Dの上で、コイルばね54a,54bのスプリング力に抗しながら、開方向に平行移動を行なえる。
残余のフィンガー28A〜28C及びフィンガー支持部材29A〜29Cも同様に構成され、各々のフィンガー支持部材29A〜29Cの上で、フィンガー28A〜28Dの閉方向Xと反対方向である開方向への移動を行なえる。
フィンガー28A〜28Dの開閉は、ピニオンギア30及びラックギア31A〜31Dとコイルばね32A〜32Dとによってなされている。このピニオンギア30は、図3に示すように、往復台26A〜26Dの内側縁が囲む領域あるいは空間に配置されている。ピニオンギア30は、シャフトを支持板24にある軸受に保持され、空転可能になっている。往復台26A〜26Dにはピニオンギア30に噛み合うラックギア31A〜31Dが取り付けられている。ラックギア31A〜31Dは、互いに直交するように往復台26A〜26Dに配置され、かつ往復台26A〜26Dの内側面にボルト締結されている。このため、往復台26A〜26Dのひとつ、往復台26AがX方向に摺動されると、ピニオンギア30が回転し、残る往復台26B〜26Dがラックギア31A〜31Dと一緒にX方向に直線移動して、フィンガー28A〜28Dの他端となる自由端を互いに接近させる。逆に、往復台26Aが反対方向に摺動されると、ピニオンギア30がラックギア31Aによって反対方向に回転され、残る往復台26B〜26Dがラックギア31B〜31Dと一緒に反対方向に摺動し、フィンガー28A〜28Dを互いに離間させる。
往復台26Aの移動は電磁ソレノイド33によってなされている。電磁ソレノイド33は、プランジャが直線移動するものからなっている。この電磁ソレノイド33はプランジャの移動方向を往復台26A〜26Dの摺動方向と平行に位置させて支持板24に設置されている。プランジャは連動部材35によって往復台26Aに連結されている。この連動部材35は逆L字形をなす部材からなり、曲がった端部がプランジャにピン連結され、反対側が支持板24にある開口36を貫通し、往復台26Aに向かって延び、延長端を往復台26Aの端部にボルト締結されている。
コイルばね32A〜32Dは、図3に示すように、両端を往復台26A〜26Dに固定された支柱と支持板24に固定された支柱とに係合され、フィンガー28A〜28Dを常に閉じるように往復台26A〜26Dの各々を摺動させている。コイルばね32A〜32Dは電磁ソレノイド33の励磁が停止しているときにフィンガー28A〜28Dの自由端にチューブ15の直径よりも小さなすき間を形成し、電磁ソレノイド33は励磁されるとフィンガー28A〜28Dの他端となる自由端にチューブ15の直径よりも大きな隙間をそれぞれ形成している。このため、電磁ソレノイド33が励磁されると、プランジャ及び連動部材35が直線移動して、連動部材35に連結された往復台26Aがコイルばね32Aに抗しながら摺動すると共に、残余の往復台26B〜26Dがコイルばね32B〜32Dに抗しながらラックギア31A〜31D及びピニオンギア30によって摺動し、フィンガー28A〜28Dが互いに離間し、チューブ15を自由にする。そして、電磁ソレノイド33の励磁が止まると、往復台26A〜26Dが各々の関係するコイルばね32A〜32Dによって摺動され、フィンガー28A〜28Dが互いに接近して、チューブ15が把持される。
このワーク把持装置21は、前述のように、フレーム22の支持板23を創薬用冷凍保管庫に設置されたピッキングロボット20のアームに設置される。電磁ソレノイド33はピッキングロボット20の電気制御装置に電気接続される。
把持装置21がピッキングロボット20により保管用チューブラック10に移動され、フィンガー28A〜28Dが把持しようとするチューブ15の真上に移動すると、電気制御装置が電磁ソレノイド33のコイルに電流を流し、フィンガー28A〜28Dを離間させる。ピッキングロボット20が把持装置21を下降させ、フィンガー28A〜28Dの自由端がチューブ15の周囲に位置すると、把持爪44a,44bの頂面がチューブ15の直径よりも大きなすき間を形成する。電気制御装置が電磁ソレノイド33の励磁を停止すると、コイルばね32A〜32Dにより往復台26A〜26Dが直線移動され、突出部46aの頂面がチューブ15の本体外周面16Aに圧着される。
このときに、突出部46aのエッジ47aがチューブ15の本体外周面16Aに圧着され、チューブ15は上下四箇所で線接触した状態にて把持爪44a,44bに把持される。突出部46aの頂面及びエッジ47aは、チューブ15の本体16に対応してテーパーを付与されているため、チューブ15は把持爪44a,44bの間にテーパー嵌合した状態でフィンガー28A〜28Dに把持される。
チューブ15の把持に際して、保管用ラック10の寸法誤差やピッキング装置の位置制御誤差などによって、ターゲットとなるチューブ15の中心とフィンガー28A〜28Dの把持中心とが一致していないことがある。図10は、このような状態を誇張して示し、二点鎖線は、チューブ15の中心とフィンガー28A〜28Dの把持中心とが一致した場合の把持状態を、実線はチューブ15の中心とフィンガー28A〜28Dの把持中心とが距離Lずれている場合の把持状態をそれぞれ示している。
チューブ15の中心とフィンガー28A〜28Dの把持中心とが一致していると、フィンガー28A〜28Dは、把持爪44a,44bのエッジ47aの双方がチューブ15の周面に密着した状態で、チューブ15を把持することができる。
チューブ15が本来の位置に対してフィンガー28Dの方向に距離Lずれている場合には、フィンガー28A〜28Dがチューブ15に向かって移動されると、最初にフィンガー28Dのみがチューブ15の周面に接触する。接触すると、フィンガー28Dは、コイルばね54a,54bのスプリング力に抗してあるいはコイルばね54a,54bを撓ませつつ移動する。引き続いて、フィンガー28Dに対して角度90°離れているフィンガー28A,28Cがチューブ15の周面に接触する。フィンガー28A,28Cの把持爪44a,44bがチューブ15に接触すると、スライド53a,53bが図10に二点差線で示すように長孔51a,51bの内部で傾斜し、フィンガー28A,28Cも一緒に傾斜する。すなわち、スライド53a,53bは長孔51a,51bに直角に挿入され、しかもスライド53a,53bの長さは長孔51a,51bの幅よりも大きいため、把持爪44a,44bがチューブ15の周面に接触すると、スライド53a,53bが図6に二点鎖線で示すように長孔51a,51bの内部で傾斜し、フィンガー28A,28Cの把持爪44a,44bのエッジ47aの双方をチューブ15の周面に密着させる。最後にフィンガー28Dと角度180°離れたフィンガー28Bがチューブ15に接触する。このため、チューブ15は、この場合にも、すべてのフィンガー28A〜28Dによって保持される。
フィンガー28A〜28Dがチューブ15を把持すると、電気制御装置がピッキングロボット20を上昇させる。チューブ15がラックから引き抜かれると、チューブ15は、各フィンガー28A〜28Dからの付勢力が均衡する位置に移動し、フィンガー28A,28Cのスライド53a,53bが長孔51a,51bと直交状態になり、図9に示すように再びフィンガー28A〜28Dの把持中心とチューブ15の中心が一致した状態となり、4本のフィンガーによって確実に把持される。
電気制御装置は、ピッキング装置を上昇させた後、チューブ15を搬送用ラック12に移送する。収納位置にチューブ15を挿入し、電磁ソレノイド33が再励磁される。フィンガー28A〜28Dが、チューブ15から離間し、チューブ15が搬送用ラック12に収納される。この時、上述したようにチューブ15の中心と把持中心が一致した状態でラックへの収納が行われるため、ラックの区画壁と干渉することなく所定の収納位置(チューブ挿入穴)に確実に再挿入される。
本発明によるワーク把持装置は、このように、各フィンガー28A〜28Dがその閉方向と逆向きに退避可能にフィンガー支持部材29A〜29Dに支持されているため、フィンガー28A〜28Dの把持中心とチューブ15の中心とがずれていても、すべてのフィンガーをチューブに確実に当接させることが可能になる。このため、把持後の移送中に、チューブ15が衝撃や振動を受けてもフィンガー28A〜28Dから脱落せず、チューブ15の移送を確実に行なうことができる。
さらに、フィンガー28A〜28Dは、スライド53a,53bが長孔51a,51bの内部で傾くことにより、フィンガー支持部材29A〜29Dに対して傾動可能に支持されているために、フィンガー28A〜28Dの把持中心とチューブ15の中心とがずれていても、常に、全てのフィンガー28A〜28Dとチューブ15との良好な接触状態が実現される。また、フィンガー28A〜28Dの各々は平行配置された長孔51a,51bに挿入されたスライド53a,53bに結合され、常に平行移動を行なうように案内されているため、前述の作用が確実に行われ、確実な作動を得ることができる。
また、フィンガー28A〜28Dの把持爪44a,44bがチューブ15に線接触してチューブ15を把持し、フィンガー28A〜28Dが長孔51a,51bとスライドとを介在して往復台に支持され、スライドが長孔内で傾斜して、エッジ47aのすべてをチューブ15に接触させるため、単位面積あたりの圧着力が高く、氷結などを防ぐ樹脂コートが把持爪44a,44bに施されていても、チューブが傾いても、チューブ15を確実に把持する。そして、把持爪44a,44bがテーパー嵌合によってチューブ15を把持するため、チューブ姿勢のくずれや落下が少ない。
そして、往復台26A〜26Dがフィンガー支持部材29A〜29Dを備え、フィンガー28A〜28Dがフィンガー支持部材29A〜29Dに取り付けられ、フィンガー支持部材29A〜29Dあるいはフィンガー28A〜28D及びフィンガー支持部材29A〜29Dの双方を変えることで、他のワークやシステムに適応することができるので、往復台26A〜26D、ラックギア31A〜31D、ピニオンギア30、コイルばね32A〜32D、電磁ソレノイド33などのようなコストの嵩む開閉機構を共通して使用することができ、装置コストを低減することができる。
また、電磁ソレノイド33が直線運動するプランジャを有し、プランジャの移動方向が往復台26A〜26Dの摺動方向と平行に配置されていると共に、プランジャが連動部材35によって一つの往復台26Aに連結されているため、従来の回転ソレノイドを使用したこの種の把持装置に比較して、往復台26A〜26Dと電磁ソレノイド33との間の距離が小さくなり、把持装置全体がコンパクトである。
また、往復台26Aは、電磁ソレノイド33のプランジャに連動部材35によって連結されているため、連動部材35を支持板24などに支点をもつ梃子として構成することによって、電磁ソレノイド33の小容量化を図れ、よりコンパクトなものにすることができる。
また、チューブ15の把持が、一つの往復台26Aを摺動させることで行なっているので、往復台26A〜26Dを摺動させるメカニズムが極めて簡単になるばかりか、電磁ソレノイド33が直線運動するプランジャをもつものからなるため、安価に製造することができる。そして、チューブ15の把持は、コイルばね32A〜32Dによって行なっている、つまりフィンガー28A〜28Dがコイルばね32A〜32Dによって常にチューブ15を把持する状態となっているため、万一電気系統に異常が生じても、チューブ15が搬送中に落下せず、試薬の喪失などの事故がない。
なお、以上説明した実施例において、フィンガー28A〜28Dはフィンガー支持部材29A〜29Dを介して往復台26A〜26Dに支持されているが、必要に応じて、往復台26A〜26Dに長孔51a,51bを設け、フィンガー28A〜28Dを支持するスライド53a,53bを長孔51a,51bに挿入すると共に、長孔51a,51bに交差してフィンガー支持部材29A〜29Dに設けたばね穴52a,52bに組み込まれたコイルばね54a,54bによってフィンガー28A〜28Dの閉方向に押すようにしてもよい。
さらに、スライド53a,53bはその幅を長孔51a,51bの幅よりも長く形成され、長孔51a,51bの内部で傾斜することができるが、ボルト55a,55bとスライド53a,53bのボルト孔との間に隙間を形成すると共に、ボルト55a,55bの長さをスライド53a,53bの幅よりも大きくして、フィンガー28A〜28Dがボルト55a,55bと一緒にスライド53a,53bのボルト孔内部で傾くように構成するなどしてもよい。
本発明のワーク支持装置の一実施例を示す斜視図である。 図1に示すワーク把持装置の下面から見た一部を破断された斜視図である。 図1に示すワーク把持装置の開閉機構の構成を示す説明図である。 図1に示すワーク把持装置のフィンガーまわりの正面図である。 図4の5−5線に沿う断面図である。 図5の6−6線に沿う断面図である。 図1に示すワーク把持装置のフィンガーの支持構造の分解斜視図である。 図1に示すワーク把持装置のフィンガーのワーク把持状態を示す説明図である。 図7の9−9線に沿う拡大断面図である。 図1に示すワーク把持装置のフィンガー支持構造によるワークの把持状態を示す説明図である。 図1に示すワーク把持装置を使用する創薬用冷凍保管庫の構成を示す説明図である。
符号の説明
10,12 ・・・ チューブラック
11 ・・・ 保管エリア
13 ・・・ 入出庫エリア
14 ・・・ ピッキングエリア
15 ・・・ ワーク(チューブ)
18,19 ・・・ 移載ロボット(移載ロボット)
20 ・・・ ピッキングロボット
21 ・・・ ワーク把持装置
22 ・・・ フレーム
26A〜26D ・・・ 往復台
27A〜27D ・・・ 直線移動案内
28A〜28D ・・・ フィンガー
29A〜29D ・・・ フィンガー支持部材
30 ・・・ ピニオンギア
31A〜31D ・・・ ラックギア
32A〜32D ・・・ コイルばね
33 ・・・ 電磁ソレノイド
41 ・・・ フィンガーの本体
42 ・・・ フィンガーの延長部
43a,43b ・・・ ねじ孔
44a,44b ・・・ 把持爪
45a,45b ・・・ 溝部
46a ・・・ 突出部
47a ・・・ エッジ
51a,51b ・・・ 長孔
52a,52b ・・・ ばね穴
53a,53b ・・・ スライド
54a,54b ・・・ コイルばね(弾性体)
55a,55b ・・・ ボルト

Claims (4)

  1. ワークの周囲に位置し、開閉することで前記ワークを把持しかつ前記ワークを開放する複数のフィンガーと、該フィンガーの各々にその開閉方向への移動をなさせる往復台と、該往復台のすべてに前記フィンガーの開閉方向への同時移動を行なう開閉機構とを有し、
    前記フィンガーが開閉方向に沿って移動可能に前記往復台に支持されていることを特徴とするワーク把持装置。
  2. 前記往復台がこれに対して着脱可能なフィンガー支持部材を備え、該フィンガー支持部材が前記フィンガーの開閉方向に沿って延びる長孔を備え、スライドが前記長孔に挿入されていると共に、該長孔に交差して前記フィンガー支持部材に設けたばね穴に組み込まれた弾性体によって前記フィンガーの閉方向に押され、前記フィンガーが前記スライドに支持されていることを特徴とする請求項1に記載のワーク把持装置。
  3. 前記スライドが、前記フィンガーの開閉方向と交差する方向の長さを前記長孔におけるそれよりも長く形成され、前記長孔の内部での傾斜を許容されていることを特徴とする請求項2に記載のワーク把持装置。
  4. 前記フィンガー支持部材が前記長孔と平行に配置された第二の長孔を備え、第二のスライドが第二の長孔に挿入されていると共に、該第二の長孔に交差して前記フィンガー支持部材に設けた第二のばね穴に組み込まれた第二の弾性体によって前記フィンガーの閉方向に押圧され、
    前記フィンガーが前記二つのスライドに支持されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のワーク把持装置。
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