JPH07205949A - ラベルの剥離方法及びその剥離装置 - Google Patents
ラベルの剥離方法及びその剥離装置Info
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- JPH07205949A JPH07205949A JP35393493A JP35393493A JPH07205949A JP H07205949 A JPH07205949 A JP H07205949A JP 35393493 A JP35393493 A JP 35393493A JP 35393493 A JP35393493 A JP 35393493A JP H07205949 A JPH07205949 A JP H07205949A
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- mount
- peeling
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- label mount
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 短冊形のラベル台紙上のラベルをその前端部
のものから後端部のものまで順次に剥離し、取り外すこ
とができるようにする。 【構成】 台紙供給機構10内の短冊形のラベル台紙P
を台紙搬送機構20、押し出し剥離機構30によって1
枚ずつ分離して剥離位置まで搬送する。ラベル台紙Pの
搬送方向前端の第1番目のラベルLの後縁側を押し出し
剥離機構30のナイフエッジ33で折曲状に押し出しな
がらラベル台紙Pを逆送し、当該ラベルLをその後縁側
から剥離し、取出口51から取り外す。次いで、第2番
目以降のラベルLの剥離に際しては、ラベル台紙Pを折
曲状に押し出しながら連続して間欠的に強制搬送し、当
該ラベルL夫々における前縁側から剥離し、取り外す。
のものから後端部のものまで順次に剥離し、取り外すこ
とができるようにする。 【構成】 台紙供給機構10内の短冊形のラベル台紙P
を台紙搬送機構20、押し出し剥離機構30によって1
枚ずつ分離して剥離位置まで搬送する。ラベル台紙Pの
搬送方向前端の第1番目のラベルLの後縁側を押し出し
剥離機構30のナイフエッジ33で折曲状に押し出しな
がらラベル台紙Pを逆送し、当該ラベルLをその後縁側
から剥離し、取出口51から取り外す。次いで、第2番
目以降のラベルLの剥離に際しては、ラベル台紙Pを折
曲状に押し出しながら連続して間欠的に強制搬送し、当
該ラベルL夫々における前縁側から剥離し、取り外す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種物品に貼付される
ラベルをそのラベル台紙から分離剥離するに際し、主と
して、短冊形の所定長さに裁断され、積み重ねられてい
るラベル台紙上のラベル夫々を連続して剥離させるラベ
ルの剥離方法及びその剥離装置に関する。
ラベルをそのラベル台紙から分離剥離するに際し、主と
して、短冊形の所定長さに裁断され、積み重ねられてい
るラベル台紙上のラベル夫々を連続して剥離させるラベ
ルの剥離方法及びその剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車機器をはじめ各種の物
品、機器、容器その他に貼付される各種のラベルは、所
定大きさのラベル台紙上に剥離可能に複数のものが貼付
されており、物品等への貼付時にラベル台紙から剥離さ
れた後に、物品等の適宜箇所に貼付されるものとしてあ
る。そのためのラベル台紙は、貼付作業の連続、大量処
理を容易にするために、表面にラベルを連続貼付した帯
状に形成され、卷回状に調製されているものである。そ
して、この卷回ロール状に調製されたラベル台紙上から
のラベルの剥離は、先端がほぼ鋭利に形成されているナ
イフエッジによってラベル台紙のみを送り方向に対して
鋭角状に反転させることで強制的に戻す一方、その反転
によって剥離するラベルをラベル台紙上から取り外すも
のとしている(例えば特開昭56−12097号公報、
実開平1−73107号公報)。
品、機器、容器その他に貼付される各種のラベルは、所
定大きさのラベル台紙上に剥離可能に複数のものが貼付
されており、物品等への貼付時にラベル台紙から剥離さ
れた後に、物品等の適宜箇所に貼付されるものとしてあ
る。そのためのラベル台紙は、貼付作業の連続、大量処
理を容易にするために、表面にラベルを連続貼付した帯
状に形成され、卷回状に調製されているものである。そ
して、この卷回ロール状に調製されたラベル台紙上から
のラベルの剥離は、先端がほぼ鋭利に形成されているナ
イフエッジによってラベル台紙のみを送り方向に対して
鋭角状に反転させることで強制的に戻す一方、その反転
によって剥離するラベルをラベル台紙上から取り外すも
のとしている(例えば特開昭56−12097号公報、
実開平1−73107号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした卷
回ロール状のラベル台紙によると、外側のラベル台紙部
分に貼付されたものと内側のラベル台紙部分に貼付され
たものとでは、前者に比し後者の曲率半径が小さいため
に、ラベル台紙上から半ば剥離している結果、その粘着
力が劣化していることがある。そればかりでなく、強制
的に卷回しているために、ラベル自身に皺等が生じ、各
種物品等への貼付に際し著しい障害となることもあっ
た。
回ロール状のラベル台紙によると、外側のラベル台紙部
分に貼付されたものと内側のラベル台紙部分に貼付され
たものとでは、前者に比し後者の曲率半径が小さいため
に、ラベル台紙上から半ば剥離している結果、その粘着
力が劣化していることがある。そればかりでなく、強制
的に卷回しているために、ラベル自身に皺等が生じ、各
種物品等への貼付に際し著しい障害となることもあっ
た。
【0004】そのため、上述の諸欠点を解消すべく、ラ
ベル台紙を短冊形に形成したものが提案されている。た
だ、この短冊形のラベル台紙上のラベルを剥離するに
は、その長さ方向に沿う送り方向に対して反転させるた
めのラベル台紙に所定長さのダミー部を連続形成してお
く必要があるから、このダミー部分が無駄であるだけで
なく、作業を度々中断してラベル台紙を再セットしなけ
ればならないから、作業能率が著しく劣るものである。
また、実開平4−27706号公報にあるように、ラベ
ル台紙自体にこれの長さ方向に沿って形成された切離線
によって二つ折りすることで、ラベルの一半分を遊離
し、ラベルを取り外すようにしたものも提案されてい
る。ただ、これによった場合には、ラベル台紙自体への
切離線の形成が必要で、取扱いも面倒であった。
ベル台紙を短冊形に形成したものが提案されている。た
だ、この短冊形のラベル台紙上のラベルを剥離するに
は、その長さ方向に沿う送り方向に対して反転させるた
めのラベル台紙に所定長さのダミー部を連続形成してお
く必要があるから、このダミー部分が無駄であるだけで
なく、作業を度々中断してラベル台紙を再セットしなけ
ればならないから、作業能率が著しく劣るものである。
また、実開平4−27706号公報にあるように、ラベ
ル台紙自体にこれの長さ方向に沿って形成された切離線
によって二つ折りすることで、ラベルの一半分を遊離
し、ラベルを取り外すようにしたものも提案されてい
る。ただ、これによった場合には、ラベル台紙自体への
切離線の形成が必要で、取扱いも面倒であった。
【0005】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、平板状のラベル台紙
上に複数のラベルを剥離可能に配置して成る短冊形のラ
ベル台紙から連続的にラベルを剥離して取り外すことが
でき、しかも、ラベル台紙上の端部に位置するものも簡
単に剥離できてラベル台紙を無駄にすることがなく、ま
た、短冊形のラベル台紙を連続供給して卷回ロール状の
ものと何等の遜色なく利用できるばかりでなく、卷回ロ
ール状のラベル台紙における端部に位置する第1番目の
ものの剥離にも転用できるラベルの剥離方法及びその剥
離装置を提供することを目的とする。
た諸事情に鑑み創出されたもので、平板状のラベル台紙
上に複数のラベルを剥離可能に配置して成る短冊形のラ
ベル台紙から連続的にラベルを剥離して取り外すことが
でき、しかも、ラベル台紙上の端部に位置するものも簡
単に剥離できてラベル台紙を無駄にすることがなく、ま
た、短冊形のラベル台紙を連続供給して卷回ロール状の
ものと何等の遜色なく利用できるばかりでなく、卷回ロ
ール状のラベル台紙における端部に位置する第1番目の
ものの剥離にも転用できるラベルの剥離方法及びその剥
離装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明方法にあっては、多数のラベルLを剥離可
能に貼付してある短冊形のラベル台紙Pを順次に供給送
り込ませ、その搬送経路(12,21,31)中で、送
り込み方向の前端に貼付されている第1番目のラベルL
の後縁側をラベル台紙Pの裏面側から折曲状に押し出し
ながらラベル台紙Pを逆送することで、第1番目のラベ
ルLをその後縁側から剥離し、次いで、第2番目以降の
ラベルLの剥離に際しては、ラベル台紙Pを同じく裏面
側から折曲状に押し出しながら順次に供給送り込むこと
で第2番目以降のラベルL夫々における前縁側から剥離
することを特徴としたものである。
ため、本発明方法にあっては、多数のラベルLを剥離可
能に貼付してある短冊形のラベル台紙Pを順次に供給送
り込ませ、その搬送経路(12,21,31)中で、送
り込み方向の前端に貼付されている第1番目のラベルL
の後縁側をラベル台紙Pの裏面側から折曲状に押し出し
ながらラベル台紙Pを逆送することで、第1番目のラベ
ルLをその後縁側から剥離し、次いで、第2番目以降の
ラベルLの剥離に際しては、ラベル台紙Pを同じく裏面
側から折曲状に押し出しながら順次に供給送り込むこと
で第2番目以降のラベルL夫々における前縁側から剥離
することを特徴としたものである。
【0007】また、多数のラベルLを剥離可能に貼付し
てある短冊形のラベル台紙Pを搬送経路(12,21,
31)中に順次に搬送する第1工程と、搬送経路(1
2,21,31)中で、ラベル台紙Pの送り込み方向の
前端に貼付されている第1番目のラベルLの後縁側をラ
ベル台紙Pの裏面側から折曲状に押し出す第2工程と、
折曲状に押し出されたラベル台紙Pを搬送経路(12,
21,31)中で逆送し、押し出し維持された折曲部分
によってラベル台紙P上から第1番目のラベルLをその
後縁側から順次に剥離する第3工程と、第1番目のラベ
ルLを剥離取り外し後で、ラベル台紙Pを再び搬送し、
第2番目のラベルLの前縁側をラベル台紙Pの裏面側か
ら折曲状に押し出す第4工程と、折曲状に押し出された
ラベル台紙Pを搬送経路(12,21,31)中で再度
搬送し、押し出し維持された折曲部分によってラベル台
紙P上から第2番目のラベルLをその前縁側から順次に
剥離する第5工程と、第2番目のラベルLを剥離取り外
し後で、ラベル台紙Pを再び搬送し、第3番目以降のラ
ベルLを第2番目のラベルLの剥離と同様に剥離取り外
す第6工程とから成ることを特徴としたものである。
てある短冊形のラベル台紙Pを搬送経路(12,21,
31)中に順次に搬送する第1工程と、搬送経路(1
2,21,31)中で、ラベル台紙Pの送り込み方向の
前端に貼付されている第1番目のラベルLの後縁側をラ
ベル台紙Pの裏面側から折曲状に押し出す第2工程と、
折曲状に押し出されたラベル台紙Pを搬送経路(12,
21,31)中で逆送し、押し出し維持された折曲部分
によってラベル台紙P上から第1番目のラベルLをその
後縁側から順次に剥離する第3工程と、第1番目のラベ
ルLを剥離取り外し後で、ラベル台紙Pを再び搬送し、
第2番目のラベルLの前縁側をラベル台紙Pの裏面側か
ら折曲状に押し出す第4工程と、折曲状に押し出された
ラベル台紙Pを搬送経路(12,21,31)中で再度
搬送し、押し出し維持された折曲部分によってラベル台
紙P上から第2番目のラベルLをその前縁側から順次に
剥離する第5工程と、第2番目のラベルLを剥離取り外
し後で、ラベル台紙Pを再び搬送し、第3番目以降のラ
ベルLを第2番目のラベルLの剥離と同様に剥離取り外
す第6工程とから成ることを特徴としたものである。
【0008】一方、上述した本発明剥離方法の実施に直
接使用される剥離装置にあっては、多数のラベルLが剥
離可能に貼付してある短冊形のラベル台紙Pを複数枚で
重ねた状態で保持する台紙保持機構10と、この台紙保
持機構10からラベル台紙Pを1枚ずつ搬出させ、ラベ
ル台紙Pの前端に貼付された第1番目のラベルLの後縁
までを剥離位置に搬送し、折曲された後に逆送し、ま
た、第2番目以降のラベルLの前縁までを剥離位置に順
次に間欠搬送する台紙搬送機構20と、搬送されたラベ
ル台紙Pを、第1番目のラベルLの剥離時にあってはそ
の後縁側位置で、また、第2番目以降のラベルLの剥離
時にあってはその前縁側位置でラベル台紙Pの裏面側か
ら夫々折曲状に押し出す押し出し剥離機構30と、折曲
状に押し出し維持された状態の剥離位置で、ラベル台紙
Pから次第に剥離されるラベルLを外出させる取出口5
1とを備えたことを特徴とする。
接使用される剥離装置にあっては、多数のラベルLが剥
離可能に貼付してある短冊形のラベル台紙Pを複数枚で
重ねた状態で保持する台紙保持機構10と、この台紙保
持機構10からラベル台紙Pを1枚ずつ搬出させ、ラベ
ル台紙Pの前端に貼付された第1番目のラベルLの後縁
までを剥離位置に搬送し、折曲された後に逆送し、ま
た、第2番目以降のラベルLの前縁までを剥離位置に順
次に間欠搬送する台紙搬送機構20と、搬送されたラベ
ル台紙Pを、第1番目のラベルLの剥離時にあってはそ
の後縁側位置で、また、第2番目以降のラベルLの剥離
時にあってはその前縁側位置でラベル台紙Pの裏面側か
ら夫々折曲状に押し出す押し出し剥離機構30と、折曲
状に押し出し維持された状態の剥離位置で、ラベル台紙
Pから次第に剥離されるラベルLを外出させる取出口5
1とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、台紙保持機構10は、溝状に窪ませ
て形成したストック部11の底部に搬出口12を開口
し、積み重ねた状態で上方から投入されるラベル台紙P
を搬出口12側縁に弾撥的に押圧する押圧手段15をス
トック部11内に配置して構成することができる。
て形成したストック部11の底部に搬出口12を開口
し、積み重ねた状態で上方から投入されるラベル台紙P
を搬出口12側縁に弾撥的に押圧する押圧手段15をス
トック部11内に配置して構成することができる。
【0010】台紙搬送機構20は、台紙保持機構10に
おける搬出口12から押し出し剥離機構30位置に至る
までの給紙ガイド板21と、この給紙ガイド板21面に
沿うラベル台紙Pを搬送させるよう、搬送モータ22に
よって給紙方向にあるいはストック部11側に戻すべく
逆送方向に従動される給紙ローラー24とを備えてお
り、更には、給紙ローラー24に対して給紙方向前方に
おける搬送経路(12,21,31)位置でほぼ対向さ
せ、給紙ローラー24の搬送方向の従動時では逆転さ
れ、逆送方向の従動時では停止される分離ローラー25
を付設して構成することができる。
おける搬出口12から押し出し剥離機構30位置に至る
までの給紙ガイド板21と、この給紙ガイド板21面に
沿うラベル台紙Pを搬送させるよう、搬送モータ22に
よって給紙方向にあるいはストック部11側に戻すべく
逆送方向に従動される給紙ローラー24とを備えてお
り、更には、給紙ローラー24に対して給紙方向前方に
おける搬送経路(12,21,31)位置でほぼ対向さ
せ、給紙ローラー24の搬送方向の従動時では逆転さ
れ、逆送方向の従動時では停止される分離ローラー25
を付設して構成することができる。
【0011】押し出し剥離機構30は、台紙搬送機構2
0によるラベル台紙Pの給紙方向に沿って配置され、裏
面側からラベル台紙Pを支持するエッジスライドガイド
31と、このエッジスライドガイド31を貫挿してラベ
ル台紙P裏面側からラベル台紙Pを折曲状に押し出す進
退自在なナイフエッジ33と、エッジスライドガイド3
1及び前進したナイフエッジ33と共に搬送させるよ
う、剥離モータ46によって給紙方向にあるいはストッ
ク部11側に戻すべく逆送方向に従動される上下一対の
剥離搬送ローラー45とを備えて構成することができ
る。また、そのナイフエッジ33は、エッジ進退機構3
5によってエッジスライドガイド31に貫挿進退される
ものとされ、そのためのエッジ進退機構35は、エッジ
モータ36による回転駆動力をクランクアーム手段37
を介して、ナイフエッジ33が連結されているエッジベ
ース41を前後方向に案内進退させるものとして構成す
ることができる。
0によるラベル台紙Pの給紙方向に沿って配置され、裏
面側からラベル台紙Pを支持するエッジスライドガイド
31と、このエッジスライドガイド31を貫挿してラベ
ル台紙P裏面側からラベル台紙Pを折曲状に押し出す進
退自在なナイフエッジ33と、エッジスライドガイド3
1及び前進したナイフエッジ33と共に搬送させるよ
う、剥離モータ46によって給紙方向にあるいはストッ
ク部11側に戻すべく逆送方向に従動される上下一対の
剥離搬送ローラー45とを備えて構成することができ
る。また、そのナイフエッジ33は、エッジ進退機構3
5によってエッジスライドガイド31に貫挿進退される
ものとされ、そのためのエッジ進退機構35は、エッジ
モータ36による回転駆動力をクランクアーム手段37
を介して、ナイフエッジ33が連結されているエッジベ
ース41を前後方向に案内進退させるものとして構成す
ることができる。
【0012】
【作用】本発明に係るラベルの剥離方法及びその剥離装
置にあって、台紙保持機構10は、投入されたラベル台
紙Pをストック部11内で積み重ね状で保持させ、台紙
搬送機構20における給紙ローラー24の正転及び分離
ローラー25の逆転、押し出し剥離機構30における剥
離搬送ローラー45の正転夫々によってラベル台紙Pを
1枚ずつで分離させて搬出口12から剥離位置側へ搬出
させる(第1工程)。
置にあって、台紙保持機構10は、投入されたラベル台
紙Pをストック部11内で積み重ね状で保持させ、台紙
搬送機構20における給紙ローラー24の正転及び分離
ローラー25の逆転、押し出し剥離機構30における剥
離搬送ローラー45の正転夫々によってラベル台紙Pを
1枚ずつで分離させて搬出口12から剥離位置側へ搬出
させる(第1工程)。
【0013】台紙搬送機構20、押し出し剥離機構30
夫々によるラベル台紙Pの搬送は、押し出し剥離機構3
0における剥離位置であるナイフエッジ33の出没位置
に、ラベル台紙Pにおける第1番目のラベルLと第2番
目のラベルLとの間の空隙位置が到達するまで当該ラベ
ル台紙Pを給紙させて、その位置で一旦停止する。台紙
搬送機構20、押し出し剥離機構30による搬送停止後
に押し出し剥離機構30におけるナイフエッジ33が前
進し、このナイフエッジ33の前進は、ラベル台紙Pを
その裏面側から折曲状に押し出させる(第2工程)。
夫々によるラベル台紙Pの搬送は、押し出し剥離機構3
0における剥離位置であるナイフエッジ33の出没位置
に、ラベル台紙Pにおける第1番目のラベルLと第2番
目のラベルLとの間の空隙位置が到達するまで当該ラベ
ル台紙Pを給紙させて、その位置で一旦停止する。台紙
搬送機構20、押し出し剥離機構30による搬送停止後
に押し出し剥離機構30におけるナイフエッジ33が前
進し、このナイフエッジ33の前進は、ラベル台紙Pを
その裏面側から折曲状に押し出させる(第2工程)。
【0014】ナイフエッジ33の前進後は、台紙搬送機
構20、押し出し剥離機構30が再び始動し、今度は給
紙ローラー24、剥離搬送ローラー45が逆転し、分離
ローラー25が停止することでラベル台紙Pを台紙保持
機構10側に戻すように逆送させる。この逆送は、ナイ
フエッジ33における下方位置で、ラベル台紙P本体に
比し剛性が高い第1番目のラベルLの後縁側をラベル台
紙P本体から次第に剥離させ、その接着面層を上方に向
けて取出口51に外出させた後に搬送を停止する(第3
工程)。
構20、押し出し剥離機構30が再び始動し、今度は給
紙ローラー24、剥離搬送ローラー45が逆転し、分離
ローラー25が停止することでラベル台紙Pを台紙保持
機構10側に戻すように逆送させる。この逆送は、ナイ
フエッジ33における下方位置で、ラベル台紙P本体に
比し剛性が高い第1番目のラベルLの後縁側をラベル台
紙P本体から次第に剥離させ、その接着面層を上方に向
けて取出口51に外出させた後に搬送を停止する(第3
工程)。
【0015】第1番目のラベルLの取り外し後は、押し
出し剥離機構30におけるナイフエッジ33を後退さ
せ、台紙搬送機構20、押し出し剥離機構30のラベル
台紙Pの逆送作動によって、第1番目のラベルLが剥離
された状態のラベル台紙Pを台紙保持機構10側の所定
位置まで逆送、停止させる。その停止後は、台紙搬送機
構20、押し出し剥離機構30が再び始動して、第1工
程と同様にラベル台紙Pを搬送させ、このときの搬送
は、第2番目のラベルLの前縁位置を剥離位置に至るま
でのものとさせて再び停止する。その停止後は、押し出
し剥離機構30が再び作動し、ナイフエッジ33を再度
前進させてラベル台紙Pを折曲状に押し出し、その押し
出した前進位置でナイフエッジ33を停止維持させる
(第4工程)。
出し剥離機構30におけるナイフエッジ33を後退さ
せ、台紙搬送機構20、押し出し剥離機構30のラベル
台紙Pの逆送作動によって、第1番目のラベルLが剥離
された状態のラベル台紙Pを台紙保持機構10側の所定
位置まで逆送、停止させる。その停止後は、台紙搬送機
構20、押し出し剥離機構30が再び始動して、第1工
程と同様にラベル台紙Pを搬送させ、このときの搬送
は、第2番目のラベルLの前縁位置を剥離位置に至るま
でのものとさせて再び停止する。その停止後は、押し出
し剥離機構30が再び作動し、ナイフエッジ33を再度
前進させてラベル台紙Pを折曲状に押し出し、その押し
出した前進位置でナイフエッジ33を停止維持させる
(第4工程)。
【0016】ナイフエッジ33の前進位置での停止後
は、台紙搬送機構20、押し出し剥離機構30が再び作
動し、給紙ローラー24の正転及び分離ローラー25の
逆転、剥離搬送ローラー45の正転夫々によってラベル
台紙Pを強制的に搬送させる。この強制搬送は、第2番
目のラベルLの前縁側をナイフエッジ33における上方
位置でラベル台紙P本体から次第に剥離させ、その接着
面層を下方に向けて取出口51に外出させた後に搬送を
停止する(第5工程)。
は、台紙搬送機構20、押し出し剥離機構30が再び作
動し、給紙ローラー24の正転及び分離ローラー25の
逆転、剥離搬送ローラー45の正転夫々によってラベル
台紙Pを強制的に搬送させる。この強制搬送は、第2番
目のラベルLの前縁側をナイフエッジ33における上方
位置でラベル台紙P本体から次第に剥離させ、その接着
面層を下方に向けて取出口51に外出させた後に搬送を
停止する(第5工程)。
【0017】第2番目のラベルLの取り外しは、台紙搬
送機構20、押し出し剥離機構30を再び作動させ、前
進位置にあるナイフエッジ33前端縁でラベル台紙Pを
折曲させながら搬送させ、第3番目のラベルLを取出口
51前方に外出させ、これの取り外しによって再びこれ
以降のラベルLを同様に外出させる(第6工程)。
送機構20、押し出し剥離機構30を再び作動させ、前
進位置にあるナイフエッジ33前端縁でラベル台紙Pを
折曲させながら搬送させ、第3番目のラベルLを取出口
51前方に外出させ、これの取り外しによって再びこれ
以降のラベルLを同様に外出させる(第6工程)。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するに、図において示される符号1は機枠であり、こ
の機枠1には、各種の物品に貼付される多数のラベルL
が剥離可能に貼付してある短冊形のラベル台紙Pを複数
枚で積み重ねた状態で保持する台紙保持機構10と、こ
の台紙保持機構10からラベルLの剥離位置にラベル台
紙を1枚ずつ送り込む台紙搬送機構20と、ラベル台紙
P上からラベルLを順次剥離するために、ラベル台紙P
裏面側からラベル台紙Pを鋭角な折曲状に押し出す押し
出し剥離機構30と、剥離されたラベルLを取り出す取
出口51と、ラベルL剥離後のラベル台紙P本体を排出
口61に案内搬送する排出機構60とを配装してある。
そして、台紙搬送機構20、押し出し剥離機構30との
共働によって、台紙供給機構10から順次に供給送り込
まれるラベル台紙Pにおいて、送り込み方向の前端に貼
付されている第1番目のラベルLの後縁側を折曲状に押
し出しながらラベル台紙Pを逆送することで、第1番目
のラベルLをその後縁側から剥離し、次いで、第2番目
以降のラベルLの剥離に際しては、ラベル台紙Pを折曲
状に押し出しながら順次に供給送り込むことで第2番目
以降のラベルL夫々をそれらの前縁側から剥離するもの
である。
明するに、図において示される符号1は機枠であり、こ
の機枠1には、各種の物品に貼付される多数のラベルL
が剥離可能に貼付してある短冊形のラベル台紙Pを複数
枚で積み重ねた状態で保持する台紙保持機構10と、こ
の台紙保持機構10からラベルLの剥離位置にラベル台
紙を1枚ずつ送り込む台紙搬送機構20と、ラベル台紙
P上からラベルLを順次剥離するために、ラベル台紙P
裏面側からラベル台紙Pを鋭角な折曲状に押し出す押し
出し剥離機構30と、剥離されたラベルLを取り出す取
出口51と、ラベルL剥離後のラベル台紙P本体を排出
口61に案内搬送する排出機構60とを配装してある。
そして、台紙搬送機構20、押し出し剥離機構30との
共働によって、台紙供給機構10から順次に供給送り込
まれるラベル台紙Pにおいて、送り込み方向の前端に貼
付されている第1番目のラベルLの後縁側を折曲状に押
し出しながらラベル台紙Pを逆送することで、第1番目
のラベルLをその後縁側から剥離し、次いで、第2番目
以降のラベルLの剥離に際しては、ラベル台紙Pを折曲
状に押し出しながら順次に供給送り込むことで第2番目
以降のラベルL夫々をそれらの前縁側から剥離するもの
である。
【0019】この機枠1自体は、底部に配した機枠ベー
ス2前部の左右に相対峙した左右側板3を立設する一
方、全体を機枠カバー4によって覆うことでほぼ直方体
状のボックス形に形成されており、機枠カバー4の前部
の上部に台紙保持機構10を設け、前側壁に取出口51
及びこれの下方に排出口61夫々を開口形成してある。
そして、機枠1内に配装してある台紙搬送機構20によ
って台紙保持機構10から押し出し剥離機構30にラベ
ル台紙Pを搬送することで、取出口51からラベルLの
みを剥離して取り外させ、ラベル台紙P本体のみを排出
口61から排出させるものとしてある(図1参照)。
ス2前部の左右に相対峙した左右側板3を立設する一
方、全体を機枠カバー4によって覆うことでほぼ直方体
状のボックス形に形成されており、機枠カバー4の前部
の上部に台紙保持機構10を設け、前側壁に取出口51
及びこれの下方に排出口61夫々を開口形成してある。
そして、機枠1内に配装してある台紙搬送機構20によ
って台紙保持機構10から押し出し剥離機構30にラベ
ル台紙Pを搬送することで、取出口51からラベルLの
みを剥離して取り外させ、ラベル台紙P本体のみを排出
口61から排出させるものとしてある(図1参照)。
【0020】台紙保持機構10は、機枠1前部における
上部に区画形成されており、機枠カバー4の上側壁に溝
状に窪ませて形成したストック部11の底部に搬出口1
2を開口し、積み重ねた状態で上方から投入されるラベ
ル台紙Pを搬出口12側縁に弾撥的に押圧する押圧手段
15をストック部11内に配置して成るものである。
上部に区画形成されており、機枠カバー4の上側壁に溝
状に窪ませて形成したストック部11の底部に搬出口1
2を開口し、積み重ねた状態で上方から投入されるラベ
ル台紙Pを搬出口12側縁に弾撥的に押圧する押圧手段
15をストック部11内に配置して成るものである。
【0021】図示にあってのストック部11は、機枠1
の前面に沿って配置される台紙搬送機構20における上
下方向に沿う後述の給紙ガイド板21の上部を前壁と
し、この給紙ガイド板21との間にラベル台紙Pの肉厚
相当分の間隙である搬出口12を設定して側面ほぼL字
形の保持板13を後壁、底壁として機枠1の上側壁下方
で区画形成されたものであり(図1参照)、上側壁自体
に切欠形成したストック部11の開口を開閉する開閉蓋
14を備えている。また、開閉蓋14自体は、これの後
縁にて上側壁にヒンジ等を介して揺動自在に支承されて
おり、ストック部11を開口した開閉蓋14の揺動起立
時では、後端部側を機枠1の後方に位置させて積み重ね
状のラベル台紙P前端部全体をストック部11内にほぼ
垂直状態に保持するものとしてあり(図1、図5参
照)、このときのラベル台紙Pに貼付のラベルLは、機
枠1の正面側に向けられている。
の前面に沿って配置される台紙搬送機構20における上
下方向に沿う後述の給紙ガイド板21の上部を前壁と
し、この給紙ガイド板21との間にラベル台紙Pの肉厚
相当分の間隙である搬出口12を設定して側面ほぼL字
形の保持板13を後壁、底壁として機枠1の上側壁下方
で区画形成されたものであり(図1参照)、上側壁自体
に切欠形成したストック部11の開口を開閉する開閉蓋
14を備えている。また、開閉蓋14自体は、これの後
縁にて上側壁にヒンジ等を介して揺動自在に支承されて
おり、ストック部11を開口した開閉蓋14の揺動起立
時では、後端部側を機枠1の後方に位置させて積み重ね
状のラベル台紙P前端部全体をストック部11内にほぼ
垂直状態に保持するものとしてあり(図1、図5参
照)、このときのラベル台紙Pに貼付のラベルLは、機
枠1の正面側に向けられている。
【0022】この台紙保持機構10において、図6、図
7に示すように、ラベル台紙Pの左右を両側から挟み込
むように、内側面にラバー等を貼着した横倒れ防止板1
6を、例えば開放起立させた開閉蓋14にスライド自在
に装着しておくことができる。こうすれば、この横倒れ
防止板16によってストック部11内に保持した多数の
ラベル台紙Pの横倒れを防止し、押し出し剥離機構30
に対して搬送方向を規制した送り込みを可能にし、適確
な剥離作業を行なわせることができる。
7に示すように、ラベル台紙Pの左右を両側から挟み込
むように、内側面にラバー等を貼着した横倒れ防止板1
6を、例えば開放起立させた開閉蓋14にスライド自在
に装着しておくことができる。こうすれば、この横倒れ
防止板16によってストック部11内に保持した多数の
ラベル台紙Pの横倒れを防止し、押し出し剥離機構30
に対して搬送方向を規制した送り込みを可能にし、適確
な剥離作業を行なわせることができる。
【0023】押圧手段15は、ストック部11内でほぼ
垂直状に保持されるラベル台紙Pの前端部を給紙ガイド
板21側に押圧して、台紙搬送機構20によって搬出さ
せるラベル台紙Pを搬出口12から確実に搬出させるよ
うにしている。このための図1、図4に示される押圧手
段15は、拡開傾向の弾撥性がある側面ほぼ逆V字形な
いし逆U字形のスプリング板材を保持板13の後壁に固
定したものであり、これの自由端部と給紙ガイド板21
との間に強制的に挿入されたラベル台紙Pを押圧するも
のとしてあり、更に、ラベル台紙Pの幅員に対応可能な
ように、正面から見て適当幅員での短冊状に分割されて
いる(図4参照)。また、図7に示されるように、保持
板13後方から弾撥的に押圧するよう、ストック部11
内の後部に配置した押圧板17に連繋したガイドロッド
18に、押圧板17を前進傾向に弾撥させるコイルスプ
リング19を縮装しておくことによって、ラベル台紙P
全体を満遍なく押圧することができ、マーキング機構2
0による搬出作動を一層確実にさせることができる。も
とより、この押圧手段15は、これらの図示例に限ら
ず、油空圧構造、軟弾性のゴム材等の適当な押圧作用が
得られるものに変更可能なものである。
垂直状に保持されるラベル台紙Pの前端部を給紙ガイド
板21側に押圧して、台紙搬送機構20によって搬出さ
せるラベル台紙Pを搬出口12から確実に搬出させるよ
うにしている。このための図1、図4に示される押圧手
段15は、拡開傾向の弾撥性がある側面ほぼ逆V字形な
いし逆U字形のスプリング板材を保持板13の後壁に固
定したものであり、これの自由端部と給紙ガイド板21
との間に強制的に挿入されたラベル台紙Pを押圧するも
のとしてあり、更に、ラベル台紙Pの幅員に対応可能な
ように、正面から見て適当幅員での短冊状に分割されて
いる(図4参照)。また、図7に示されるように、保持
板13後方から弾撥的に押圧するよう、ストック部11
内の後部に配置した押圧板17に連繋したガイドロッド
18に、押圧板17を前進傾向に弾撥させるコイルスプ
リング19を縮装しておくことによって、ラベル台紙P
全体を満遍なく押圧することができ、マーキング機構2
0による搬出作動を一層確実にさせることができる。も
とより、この押圧手段15は、これらの図示例に限ら
ず、油空圧構造、軟弾性のゴム材等の適当な押圧作用が
得られるものに変更可能なものである。
【0024】台紙保持機構10からラベル台紙Pを1枚
毎に搬出させて押し出し剥離機構30に搬送する台紙搬
送機構20は、機枠1における前側壁内側で上下方向に
沿ってラベル台紙Pを搬送するもので、台紙保持機構1
0における搬出口12から押し出し剥離機構30位置に
至るまでの給紙ガイド板21と、この給紙ガイド板21
面に沿うラベル台紙Pを搬送させるべく給紙方向にある
いはストック部11側に戻すべく逆送方向に従動される
給紙ローラー24とを備えている。この台紙搬送機構2
0におけるラベル台紙Pの搬送間隔は、搬送方向に沿う
ラベルLの長さに対応しており、図示を省略したラベル
長さ調製ダイヤルの操作によって、後述のスイッチSW
1によるラベル台紙P前端の頭出し検出動作に関連し
て、例えば搬送時間のタイマー設定による時間制御のも
のとしてある。
毎に搬出させて押し出し剥離機構30に搬送する台紙搬
送機構20は、機枠1における前側壁内側で上下方向に
沿ってラベル台紙Pを搬送するもので、台紙保持機構1
0における搬出口12から押し出し剥離機構30位置に
至るまでの給紙ガイド板21と、この給紙ガイド板21
面に沿うラベル台紙Pを搬送させるべく給紙方向にある
いはストック部11側に戻すべく逆送方向に従動される
給紙ローラー24とを備えている。この台紙搬送機構2
0におけるラベル台紙Pの搬送間隔は、搬送方向に沿う
ラベルLの長さに対応しており、図示を省略したラベル
長さ調製ダイヤルの操作によって、後述のスイッチSW
1によるラベル台紙P前端の頭出し検出動作に関連し
て、例えば搬送時間のタイマー設定による時間制御のも
のとしてある。
【0025】給紙ガイド板21は、機枠1の前側壁内側
の上部に上下方向に沿って配置されており、正面から見
てほぼ鋸歯状を呈している。
の上部に上下方向に沿って配置されており、正面から見
てほぼ鋸歯状を呈している。
【0026】給紙ローラー24は、前記左右側板3相互
間に回転自在に支承されており、機枠1の後部側に配置
した正逆転する搬送モータ22による駆動力によって、
例えばベルトにて従動回転される歯車状、プーリ状等の
中継手段23を介して従動されるものとしてある(図5
参照)。そして、給紙ガイド板21の鋸歯形状に対応し
てこれ21と噛み合うように多数の溝が形成されており
(図2、図3参照)、給紙ガイド板21の板面に沿うラ
ベル台紙Pに当接し、給紙ローラー24の回転によって
摩擦接触するラベル台紙Pをストック部11から搬出す
るようになっている。
間に回転自在に支承されており、機枠1の後部側に配置
した正逆転する搬送モータ22による駆動力によって、
例えばベルトにて従動回転される歯車状、プーリ状等の
中継手段23を介して従動されるものとしてある(図5
参照)。そして、給紙ガイド板21の鋸歯形状に対応し
てこれ21と噛み合うように多数の溝が形成されており
(図2、図3参照)、給紙ガイド板21の板面に沿うラ
ベル台紙Pに当接し、給紙ローラー24の回転によって
摩擦接触するラベル台紙Pをストック部11から搬出す
るようになっている。
【0027】また、この給紙ローラー24の従動回転に
よるラベル台紙Pの給紙に関連して、必要とする1枚の
みのラベル台紙Pを押し出し剥離機構30に供給するよ
う、当該ラベル台紙Pに重ねられる他のラベル台紙Pの
給紙を規制する分離ローラー25を、給紙ローラー24
に対して給紙方向前方における位置でほぼ対向させ、給
紙ローラー24とは逆方向に従動回転されるようにして
左右側板3相互間に支承してある。この分離ローラー2
5は、前記中継手段23を介して搬送モータ22の駆動
力によって給紙ローラー24と同期的に従動回転される
もので、給紙ガイド板21板面上で形成される搬送経路
に対して給紙ローラー24と共に相互に対向して臨出し
ていることで、給紙ローラー24によって搬出されるラ
ベル台紙Pに重なって給紙される他のラベル台紙Pをス
トック部11側へ戻すものとなっている。
よるラベル台紙Pの給紙に関連して、必要とする1枚の
みのラベル台紙Pを押し出し剥離機構30に供給するよ
う、当該ラベル台紙Pに重ねられる他のラベル台紙Pの
給紙を規制する分離ローラー25を、給紙ローラー24
に対して給紙方向前方における位置でほぼ対向させ、給
紙ローラー24とは逆方向に従動回転されるようにして
左右側板3相互間に支承してある。この分離ローラー2
5は、前記中継手段23を介して搬送モータ22の駆動
力によって給紙ローラー24と同期的に従動回転される
もので、給紙ガイド板21板面上で形成される搬送経路
に対して給紙ローラー24と共に相互に対向して臨出し
ていることで、給紙ローラー24によって搬出されるラ
ベル台紙Pに重なって給紙される他のラベル台紙Pをス
トック部11側へ戻すものとなっている。
【0028】この分離ローラー25は、ラベル台紙Pに
おける前端側の第1番目のラベルLを剥離するとき等に
あって、搬送モータ22の逆転駆動によって中継手段2
3を介して給紙ローラー24が戻し方向に逆回転すると
き、同一の中継手段23によって今度は給紙方向に従動
回転されようとするときには停止するようになってい
る。すなわち、分離ローラー25にはワンウエイクラッ
チ手段26を組み込んであり、このワンウエイクラッチ
手段26は、例えば図2、図8、図7に示すように、中
継手段23の回転によって従動回転されるクラッチホイ
ール27内に分離ローラー25軸をフリーで回転可能に
支承しておき、クラッチホイール27内周面と分離ロー
ラー25軸外周面との間に、クラッチホイール27内周
面に突設した係合ピン28にクラッチホイール27の給
紙方向での回転時には係合し、戻し方向での回転時には
スリップする渦巻状のクラッチバネ29を介装したもの
である。
おける前端側の第1番目のラベルLを剥離するとき等に
あって、搬送モータ22の逆転駆動によって中継手段2
3を介して給紙ローラー24が戻し方向に逆回転すると
き、同一の中継手段23によって今度は給紙方向に従動
回転されようとするときには停止するようになってい
る。すなわち、分離ローラー25にはワンウエイクラッ
チ手段26を組み込んであり、このワンウエイクラッチ
手段26は、例えば図2、図8、図7に示すように、中
継手段23の回転によって従動回転されるクラッチホイ
ール27内に分離ローラー25軸をフリーで回転可能に
支承しておき、クラッチホイール27内周面と分離ロー
ラー25軸外周面との間に、クラッチホイール27内周
面に突設した係合ピン28にクラッチホイール27の給
紙方向での回転時には係合し、戻し方向での回転時には
スリップする渦巻状のクラッチバネ29を介装したもの
である。
【0029】ラベル台紙P上面のラベルLを剥離する押
し出し剥離機構30は、台紙搬送機構20によるラベル
台紙Pの給紙方向に沿って配置され、裏面側からラベル
台紙Pを支持するエッジスライドガイド31と、このエ
ッジスライドガイド31を貫挿してラベル台紙P裏面側
からラベル台紙Pを折曲状に押し出す進退自在なナイフ
エッジ33と、エッジスライドガイド31及び前進した
ナイフエッジ33と共に搬送させるべく給紙方向にある
いはストック部11側に戻すべく逆送方向に従動される
上下一対の剥離搬送ローラー45とを備える。
し出し剥離機構30は、台紙搬送機構20によるラベル
台紙Pの給紙方向に沿って配置され、裏面側からラベル
台紙Pを支持するエッジスライドガイド31と、このエ
ッジスライドガイド31を貫挿してラベル台紙P裏面側
からラベル台紙Pを折曲状に押し出す進退自在なナイフ
エッジ33と、エッジスライドガイド31及び前進した
ナイフエッジ33と共に搬送させるべく給紙方向にある
いはストック部11側に戻すべく逆送方向に従動される
上下一対の剥離搬送ローラー45とを備える。
【0030】エッジスライドガイド31は、図示のよう
に、機枠1における機枠ベース2の前部上に立設された
サポート板5に固定されており、エッジスライドガイド
31前面の搬送面は、台紙搬送機構20における給紙ガ
イド板21による搬送面に対し僅かに前方に位置してい
て、両者21,31で滑らかに連続するラベル台紙Pの
搬送経路面を機枠1の上下方向で形成している。また、
このエッジスライドガイド31には、ナイフエッジ33
を貫挿進退させる進退出没窓32をほぼ中央部に開口形
成してあり、この進退出没窓32は、後述するナイフエ
ッジ33における出没部分である前端部の断面形状に対
応するよう正面から見て柵状に形成されている。なお、
サポート板5にも、進退出没窓32と対応している窓口
6が開口形成されていて、サポート板5後方に後退され
るナイフエッジ33がエッジスライドガイド31前方と
の間で円滑に進退されるものとしてある。
に、機枠1における機枠ベース2の前部上に立設された
サポート板5に固定されており、エッジスライドガイド
31前面の搬送面は、台紙搬送機構20における給紙ガ
イド板21による搬送面に対し僅かに前方に位置してい
て、両者21,31で滑らかに連続するラベル台紙Pの
搬送経路面を機枠1の上下方向で形成している。また、
このエッジスライドガイド31には、ナイフエッジ33
を貫挿進退させる進退出没窓32をほぼ中央部に開口形
成してあり、この進退出没窓32は、後述するナイフエ
ッジ33における出没部分である前端部の断面形状に対
応するよう正面から見て柵状に形成されている。なお、
サポート板5にも、進退出没窓32と対応している窓口
6が開口形成されていて、サポート板5後方に後退され
るナイフエッジ33がエッジスライドガイド31前方と
の間で円滑に進退されるものとしてある。
【0031】ナイフエッジ33は、前端が側面ほぼV字
形に形成されていて、この前端縁がラベル台紙Pの裏面
側から前進してラベル台紙P自体を折曲させるとき、ラ
ベル台紙P本体部分に比し剛性があるラベルLには撓曲
性を付与せずにラベルLをその片縁から剥離させるよ
う、ラベル台紙P本体部分のみを撓曲させるに十分な鋭
利な角度が前端縁に設定形成されているものである。ま
た、このナイフエッジ33の前端部における上下の傾斜
面夫々には、エッジスライドガイド31と共に、ラベル
台紙Pの折曲、搬送を円滑にするための底面がほぼ水平
状である多数の噛み合い溝34を形成してある。
形に形成されていて、この前端縁がラベル台紙Pの裏面
側から前進してラベル台紙P自体を折曲させるとき、ラ
ベル台紙P本体部分に比し剛性があるラベルLには撓曲
性を付与せずにラベルLをその片縁から剥離させるよ
う、ラベル台紙P本体部分のみを撓曲させるに十分な鋭
利な角度が前端縁に設定形成されているものである。ま
た、このナイフエッジ33の前端部における上下の傾斜
面夫々には、エッジスライドガイド31と共に、ラベル
台紙Pの折曲、搬送を円滑にするための底面がほぼ水平
状である多数の噛み合い溝34を形成してある。
【0032】しかして、このナイフエッジ33は、エッ
ジ進退機構35によってエッジスライドガイド31に貫
挿進退される。このエッジ進退機構35は、図1、図
2、図4、図5に示すように、機枠1のほぼ中央部に配
置したエッジモータ36による回転駆動力をクランクア
ーム手段37を介して、ナイフエッジ33が連結されて
いるエッジベース41を前後方向に案内進退させるもの
として成る。クランクアーム手段37は、エッジモータ
36軸に固着されたクランクアーム38と、このクラン
クアーム38の回転中心に対し偏心位置で揺動自在に連
繋したスライダー39とを備えている。また、エッジベ
ース41は、側面ほぼL字形に形成されていて、垂直部
分の上部にナイフエッジ33を連結固定し、また、水平
部分は、前記機枠ベース2上面に配置したスライドベー
ス42上で、このスライドベース42左右両側に固定し
たスライドガイド43に案内されることでスライド可能
にしてスライダー39に連繋されている。ここで、エッ
ジモータ36の回転は、クランクアーム手段37を介し
てエッジベース41における前後のスライド進退作用に
変換され、ナイフエッジ33を前後に進退させるもので
ある。
ジ進退機構35によってエッジスライドガイド31に貫
挿進退される。このエッジ進退機構35は、図1、図
2、図4、図5に示すように、機枠1のほぼ中央部に配
置したエッジモータ36による回転駆動力をクランクア
ーム手段37を介して、ナイフエッジ33が連結されて
いるエッジベース41を前後方向に案内進退させるもの
として成る。クランクアーム手段37は、エッジモータ
36軸に固着されたクランクアーム38と、このクラン
クアーム38の回転中心に対し偏心位置で揺動自在に連
繋したスライダー39とを備えている。また、エッジベ
ース41は、側面ほぼL字形に形成されていて、垂直部
分の上部にナイフエッジ33を連結固定し、また、水平
部分は、前記機枠ベース2上面に配置したスライドベー
ス42上で、このスライドベース42左右両側に固定し
たスライドガイド43に案内されることでスライド可能
にしてスライダー39に連繋されている。ここで、エッ
ジモータ36の回転は、クランクアーム手段37を介し
てエッジベース41における前後のスライド進退作用に
変換され、ナイフエッジ33を前後に進退させるもので
ある。
【0033】なお、このエッジ進退機構35は、以上の
ようなモータ駆動式のものに代えて油空圧制御のシリン
ダ構造のものその他に変更することも可能である。
ようなモータ駆動式のものに代えて油空圧制御のシリン
ダ構造のものその他に変更することも可能である。
【0034】また、剥離搬送ローラー45は、エッジス
ライドガイド31前面、及びこのエッジスライドガイド
31前方に突出するナイフエッジ33の前端部における
上下の傾斜面夫々に対向するよう、前記左右側板3相互
間に回転自在に支承されており、機枠1の後部側に配置
した正逆転する剥離モータ46による駆動力によって、
例えばベルトにて従動回転される歯車状、プーリ状等の
中継手段47を介して同期的に従動されるものとしてあ
る(図5参照)。この剥離搬送ローラー45が回転され
るときは、エッジスライドガイド31前面及びナイフエ
ッジ33の前端部の上下の傾斜面に沿って給紙方向ある
いは逆送方向にラベル台紙Pを搬送させる。
ライドガイド31前面、及びこのエッジスライドガイド
31前方に突出するナイフエッジ33の前端部における
上下の傾斜面夫々に対向するよう、前記左右側板3相互
間に回転自在に支承されており、機枠1の後部側に配置
した正逆転する剥離モータ46による駆動力によって、
例えばベルトにて従動回転される歯車状、プーリ状等の
中継手段47を介して同期的に従動されるものとしてあ
る(図5参照)。この剥離搬送ローラー45が回転され
るときは、エッジスライドガイド31前面及びナイフエ
ッジ33の前端部の上下の傾斜面に沿って給紙方向ある
いは逆送方向にラベル台紙Pを搬送させる。
【0035】この剥離搬送ローラー45の前方には、機
枠1の前側壁となる上下の剥離案内板48を配装してあ
り、剥離案内板48相互間の空隙をラベルLを取り出す
ための取出口51と成してあり、この取出口51の上下
開口縁である剥離案内板48夫々の上下部分は、ラベル
Lの接着層によっても接着されない非接着処理が施され
た傾斜面に形成してある。非接着処理は、例えば粗雑面
としたり、剥離容易なる剥離層面としたりして形成す
る。なお、図中符号52は、後述するスイッチSW3に
おける検出光を投光するための透過孔である。
枠1の前側壁となる上下の剥離案内板48を配装してあ
り、剥離案内板48相互間の空隙をラベルLを取り出す
ための取出口51と成してあり、この取出口51の上下
開口縁である剥離案内板48夫々の上下部分は、ラベル
Lの接着層によっても接着されない非接着処理が施され
た傾斜面に形成してある。非接着処理は、例えば粗雑面
としたり、剥離容易なる剥離層面としたりして形成す
る。なお、図中符号52は、後述するスイッチSW3に
おける検出光を投光するための透過孔である。
【0036】そして、取出口51からラベルLが取出さ
れることでラベルLが剥離された後のラベル台紙P本体
を排出する排出機構60は、機枠1における前側壁の下
部に開口形成した排出口61にラベルL剥離後のラベル
台紙P本体を案内排出するもので、ラベル台紙Pの搬送
面を形成している前記エッジスライドガイド31下端と
排出口61下端縁とに連続させて介在される湾曲した排
出案内板62を備えている。
れることでラベルLが剥離された後のラベル台紙P本体
を排出する排出機構60は、機枠1における前側壁の下
部に開口形成した排出口61にラベルL剥離後のラベル
台紙P本体を案内排出するもので、ラベル台紙Pの搬送
面を形成している前記エッジスライドガイド31下端と
排出口61下端縁とに連続させて介在される湾曲した排
出案内板62を備えている。
【0037】なお、搬送経路(12,21,31)を形
成する給紙ガイド板21、エッジスライドガイド31の
搬送面は、ラベル台紙Pの滑りを良好にするよう、例え
ばテフロン樹脂膜が形成され、また、給紙ローラー2
4、剥離搬送ローラー45夫々は、ラベルLにおける接
着層が接着されないようにシリコン樹脂等にて形成され
ている。
成する給紙ガイド板21、エッジスライドガイド31の
搬送面は、ラベル台紙Pの滑りを良好にするよう、例え
ばテフロン樹脂膜が形成され、また、給紙ローラー2
4、剥離搬送ローラー45夫々は、ラベルLにおける接
着層が接着されないようにシリコン樹脂等にて形成され
ている。
【0038】また、台紙搬送機構20によるラベル台紙
Pの給紙、押し出し剥離機構30によるラベル台紙P上
からのラベルLの剥離は、ラベル台紙Pの送り込みに関
連して行なわれるもので、ラベル台紙Pの正逆方向への
搬送、ラベルLの取出し等を検知して各機構20,30
を制御するスイッチSW1,SW2…が配装されている
(図1、図10参照)。すなわち、スイッチSW1は、
押し出し剥離機構30におけるエッジスライドガイド3
1上部に配された反射形フォトマイクロのもので、台紙
搬送機構20によって給紙されるラベル台紙Pの前端縁
の頭出しを検出し、その搬送距離を制御させる。スイッ
チSW2は、押し出し剥離機構30におけるナイフエッ
ジ33の後部に配された反射形フォトマイクロのもの
で、ナイフエッジ33がエッジスライドガイド31前方
に前進したことを確認し、1枚のラベル台紙P内におけ
る第1番目のラベルLの剥離時ではラベル台紙Pを逆送
させ、また、第2番目以降のラベルLの剥離ではラベル
台紙Pを連続給紙させる。スイッチSW3は、機枠1の
前側壁の取出口51に配されたミニ光電の透過形のもの
で、取出口51内に剥離外出されるラベルLによって検
出光が遮断されることで台紙搬送機構20、押し出し剥
離機構30の作動を停止させ、ラベルLの取り外しによ
って検出光が投光されることで台紙搬送機構20、押し
出し剥離機構30の作動を再開させる。スイッチSW4
は、同じく押し出し剥離機構30におけるナイフエッジ
33の後部に配された反射形フォトマイクロのもので、
ナイフエッジ33が後退位置にあることを確認し、第1
番目のラベルLの取り外し後でラベル台紙Pを再度搬送
させる。スイッチSW5は、押し出し剥離機構30にお
けるエッジスライドガイド31下部に配された反射形フ
ォトマイクロのもので、台紙搬送機構20によって給紙
されるラベル台紙Pが押し出し剥離機構30後方の排出
機構60に到達されることを検出し、ラベル台紙Pの搬
送停止あるいは連続給紙を続行させる。
Pの給紙、押し出し剥離機構30によるラベル台紙P上
からのラベルLの剥離は、ラベル台紙Pの送り込みに関
連して行なわれるもので、ラベル台紙Pの正逆方向への
搬送、ラベルLの取出し等を検知して各機構20,30
を制御するスイッチSW1,SW2…が配装されている
(図1、図10参照)。すなわち、スイッチSW1は、
押し出し剥離機構30におけるエッジスライドガイド3
1上部に配された反射形フォトマイクロのもので、台紙
搬送機構20によって給紙されるラベル台紙Pの前端縁
の頭出しを検出し、その搬送距離を制御させる。スイッ
チSW2は、押し出し剥離機構30におけるナイフエッ
ジ33の後部に配された反射形フォトマイクロのもの
で、ナイフエッジ33がエッジスライドガイド31前方
に前進したことを確認し、1枚のラベル台紙P内におけ
る第1番目のラベルLの剥離時ではラベル台紙Pを逆送
させ、また、第2番目以降のラベルLの剥離ではラベル
台紙Pを連続給紙させる。スイッチSW3は、機枠1の
前側壁の取出口51に配されたミニ光電の透過形のもの
で、取出口51内に剥離外出されるラベルLによって検
出光が遮断されることで台紙搬送機構20、押し出し剥
離機構30の作動を停止させ、ラベルLの取り外しによ
って検出光が投光されることで台紙搬送機構20、押し
出し剥離機構30の作動を再開させる。スイッチSW4
は、同じく押し出し剥離機構30におけるナイフエッジ
33の後部に配された反射形フォトマイクロのもので、
ナイフエッジ33が後退位置にあることを確認し、第1
番目のラベルLの取り外し後でラベル台紙Pを再度搬送
させる。スイッチSW5は、押し出し剥離機構30にお
けるエッジスライドガイド31下部に配された反射形フ
ォトマイクロのもので、台紙搬送機構20によって給紙
されるラベル台紙Pが押し出し剥離機構30後方の排出
機構60に到達されることを検出し、ラベル台紙Pの搬
送停止あるいは連続給紙を続行させる。
【0039】次に、図10、図11を参照して、短冊形
のラベル台紙P上のラベルLを順次に剥離し、取り外す
ときの各機構10,20,30,60の作動及び手順に
ついて説明すると、ラベル台紙Pを積み重ねたままで、
ラベルLを前方ないし上方に向けた状態で、台紙保持機
構10における開放起立させた開閉蓋14に跨がるよう
にして前端部分をストック部11内に投入セットする
(図1、図5、図10(1)参照)。次いで、ラベル長
さ調製ダイヤルの操作及び作動開始スイッチの投入によ
って台紙搬送機構20における搬送モータ22及び押し
出し剥離機構30における剥離モータ46夫々の正転始
動によって給紙ローラー24が正転してラベル台紙Pを
給紙ガイド板21面に沿ってストック部11から搬出す
る。このとき、給紙ローラー24の正転に伴ない逆転す
る分離ローラー25が余分なラベル台紙Pを分離逆送し
て1枚分のラベル台紙Pを押し出し剥離機構30側へ搬
送し、また、押し出し剥離機構30におけるエッジスラ
イドガイド31前面で剥離搬送ローラー45によって搬
送する(図10(2)参照)。この搬送中、スイッチS
W1のON動作によってラベル台紙Pの前端縁を検出
し、その前端縁からラベルLの1枚分の長さを搬送した
位置、すなわち第1番目のラベルLと第2番目のラベル
Lとの間の空隙位置が、押し出し剥離機構30における
ナイフエッジ33前端の前方位置に対応したエッジスラ
イドガイド31前面位置に到達したときに搬送モータ2
2を停止させる。
のラベル台紙P上のラベルLを順次に剥離し、取り外す
ときの各機構10,20,30,60の作動及び手順に
ついて説明すると、ラベル台紙Pを積み重ねたままで、
ラベルLを前方ないし上方に向けた状態で、台紙保持機
構10における開放起立させた開閉蓋14に跨がるよう
にして前端部分をストック部11内に投入セットする
(図1、図5、図10(1)参照)。次いで、ラベル長
さ調製ダイヤルの操作及び作動開始スイッチの投入によ
って台紙搬送機構20における搬送モータ22及び押し
出し剥離機構30における剥離モータ46夫々の正転始
動によって給紙ローラー24が正転してラベル台紙Pを
給紙ガイド板21面に沿ってストック部11から搬出す
る。このとき、給紙ローラー24の正転に伴ない逆転す
る分離ローラー25が余分なラベル台紙Pを分離逆送し
て1枚分のラベル台紙Pを押し出し剥離機構30側へ搬
送し、また、押し出し剥離機構30におけるエッジスラ
イドガイド31前面で剥離搬送ローラー45によって搬
送する(図10(2)参照)。この搬送中、スイッチS
W1のON動作によってラベル台紙Pの前端縁を検出
し、その前端縁からラベルLの1枚分の長さを搬送した
位置、すなわち第1番目のラベルLと第2番目のラベル
Lとの間の空隙位置が、押し出し剥離機構30における
ナイフエッジ33前端の前方位置に対応したエッジスラ
イドガイド31前面位置に到達したときに搬送モータ2
2を停止させる。
【0040】すると、押し出し剥離機構30におけるエ
ッジモータ36の駆動によってクランクアーム手段37
を介してナイフエッジ33が前進して、エッジスライド
ガイド31前面にあるラベル台紙Pをその裏面側から折
曲状に押し出し、ナイフエッジ33の前進を検出したス
イッチSW2のON動作によってエッジモータ36を停
止させると同時に、搬送モータ22及び剥離モータ46
を逆転始動させる(図10(3)参照)。この逆転始動
によってラベル台紙Pが台紙保持機構10側へ逆送され
るのに伴ない、ラベル台紙P本体に比し剛性が高いラベ
ルLは、ナイフエッジ33前端縁の折曲部分でラベル台
紙P本体から次第に剥離され、その接着面層が上方に向
けられた状態で取出口51前方に外出する(図10
(4)参照)。取出口51前方に外出したラベルLはス
イッチSW3における検出光を遮断しこれがOFFされ
ると、搬送モータ22、剥離モータ46夫々を停止させ
る。そこで、この1番目のラベルLをラベル台紙P本体
から取り外し、所定の各種物品へ貼付するのであり、取
り外すことでON動作されるスイッチSW3はエッジモ
ータ36を始動してナイフエッジ33を後退させ、後退
位置に至るとスイッチSW4のON動作によってエッジ
モータ36を停止させると共に搬送モータ22及び剥離
モータ46夫々を逆転始動させる。この逆転始動によっ
て、第1番目のラベルLが剥離された状態のラベル台紙
Pは台紙保持機構10側へ逆送され、ラベル台紙Pの前
端縁位置をスイッチSW1のOFF動作によって検出す
ると、搬送モータ22及び剥離モータ46夫々を停止さ
せる。
ッジモータ36の駆動によってクランクアーム手段37
を介してナイフエッジ33が前進して、エッジスライド
ガイド31前面にあるラベル台紙Pをその裏面側から折
曲状に押し出し、ナイフエッジ33の前進を検出したス
イッチSW2のON動作によってエッジモータ36を停
止させると同時に、搬送モータ22及び剥離モータ46
を逆転始動させる(図10(3)参照)。この逆転始動
によってラベル台紙Pが台紙保持機構10側へ逆送され
るのに伴ない、ラベル台紙P本体に比し剛性が高いラベ
ルLは、ナイフエッジ33前端縁の折曲部分でラベル台
紙P本体から次第に剥離され、その接着面層が上方に向
けられた状態で取出口51前方に外出する(図10
(4)参照)。取出口51前方に外出したラベルLはス
イッチSW3における検出光を遮断しこれがOFFされ
ると、搬送モータ22、剥離モータ46夫々を停止させ
る。そこで、この1番目のラベルLをラベル台紙P本体
から取り外し、所定の各種物品へ貼付するのであり、取
り外すことでON動作されるスイッチSW3はエッジモ
ータ36を始動してナイフエッジ33を後退させ、後退
位置に至るとスイッチSW4のON動作によってエッジ
モータ36を停止させると共に搬送モータ22及び剥離
モータ46夫々を逆転始動させる。この逆転始動によっ
て、第1番目のラベルLが剥離された状態のラベル台紙
Pは台紙保持機構10側へ逆送され、ラベル台紙Pの前
端縁位置をスイッチSW1のOFF動作によって検出す
ると、搬送モータ22及び剥離モータ46夫々を停止さ
せる。
【0041】この停止と同時に搬送モータ22及び剥離
モータ46を再び正転始動してラベル台紙Pを押し出し
剥離機構30におけるエッジスライドガイド31前面に
搬送させる。このとき、先の(2)、(3)におけると
同様に、SW1のON動作によって、ラベル台紙Pの前
端縁からラベルLの1枚分の長さを搬送した位置がナイ
フエッジ33前端の前方位置に対応した位置に到達した
ときに搬送モータ22を停止させる。すなわち、第2番
目のラベルLの前縁位置がナイフエッジ33前端の前方
位置に対応した位置に到達させたものとさせるのである
(図10(5)参照)。
モータ46を再び正転始動してラベル台紙Pを押し出し
剥離機構30におけるエッジスライドガイド31前面に
搬送させる。このとき、先の(2)、(3)におけると
同様に、SW1のON動作によって、ラベル台紙Pの前
端縁からラベルLの1枚分の長さを搬送した位置がナイ
フエッジ33前端の前方位置に対応した位置に到達した
ときに搬送モータ22を停止させる。すなわち、第2番
目のラベルLの前縁位置がナイフエッジ33前端の前方
位置に対応した位置に到達させたものとさせるのである
(図10(5)参照)。
【0042】こうして、搬送モータ22及び剥離モータ
46が停止されたラベル台紙Pの搬送停止によって再び
エッジモータ36が始動して、ラベル台紙Pを折曲状に
押し出すようにナイフエッジ33をエッジスライドガイ
ド31前方に進出させると、スイッチSW2のON動作
によってエッジモータ36を停止させ、ナイフエッジ3
3を前進させたままでその位置を維持する。また、スイ
ッチSW2のON動作によって再び剥離モータ46を正
転させてラベル台紙Pを搬送させるもので、この搬送に
伴ない、第2番目のラベルLがナイフエッジ33前端縁
の折曲部分でラベル台紙P本体から次第に剥離され、そ
の接着面層が下方に向けられた状態で取出口51前方に
外出する(図10(6)参照)。取出口51前方に外出
したラベルLはスイッチSW3における検出光を遮断し
これがOFFされると、剥離モータ46を停止させる。
そこで、この第2番目のラベルLをラベル台紙P本体か
ら取り外すことでON動作されるスイッチSW3は剥離
モータ46を再度正転始動して、前進位置にあるナイフ
エッジ33前端縁で折曲させながらラベル台紙Pを搬送
させることで第3番目のラベルLを取出口51前方に外
出させる。外出されたラベルLを取り外すことで、以下
同様に作業を行なうものであり、ラベルLが剥離された
ラベル台紙P本体は、排出機構60における排出案内板
62を経て排出口61から排出される。
46が停止されたラベル台紙Pの搬送停止によって再び
エッジモータ36が始動して、ラベル台紙Pを折曲状に
押し出すようにナイフエッジ33をエッジスライドガイ
ド31前方に進出させると、スイッチSW2のON動作
によってエッジモータ36を停止させ、ナイフエッジ3
3を前進させたままでその位置を維持する。また、スイ
ッチSW2のON動作によって再び剥離モータ46を正
転させてラベル台紙Pを搬送させるもので、この搬送に
伴ない、第2番目のラベルLがナイフエッジ33前端縁
の折曲部分でラベル台紙P本体から次第に剥離され、そ
の接着面層が下方に向けられた状態で取出口51前方に
外出する(図10(6)参照)。取出口51前方に外出
したラベルLはスイッチSW3における検出光を遮断し
これがOFFされると、剥離モータ46を停止させる。
そこで、この第2番目のラベルLをラベル台紙P本体か
ら取り外すことでON動作されるスイッチSW3は剥離
モータ46を再度正転始動して、前進位置にあるナイフ
エッジ33前端縁で折曲させながらラベル台紙Pを搬送
させることで第3番目のラベルLを取出口51前方に外
出させる。外出されたラベルLを取り外すことで、以下
同様に作業を行なうものであり、ラベルLが剥離された
ラベル台紙P本体は、排出機構60における排出案内板
62を経て排出口61から排出される。
【0043】なお、第2番目以降のラベルLを剥離させ
るためのラベル台紙Pの搬送条件は、スイッチSW1は
OFF、スイッチSW2はON、スイッチSW3はO
N、スイッチSW5はONの状態のものとされている。
また、1枚のラベル台紙Pから全てのラベルLが剥離さ
れてラベル台紙P本体が排出されると、スイッチSW5
のOFF動作によってエッジモータ36が作動してナイ
フエッジ33を後退させることで、ナイフエッジ33の
後退位置を検出してON動作するスイッチSW4によっ
て初期状態に復旧し、再度、次葉のラベル台紙Pに対し
て最初から始動されるものである。
るためのラベル台紙Pの搬送条件は、スイッチSW1は
OFF、スイッチSW2はON、スイッチSW3はO
N、スイッチSW5はONの状態のものとされている。
また、1枚のラベル台紙Pから全てのラベルLが剥離さ
れてラベル台紙P本体が排出されると、スイッチSW5
のOFF動作によってエッジモータ36が作動してナイ
フエッジ33を後退させることで、ナイフエッジ33の
後退位置を検出してON動作するスイッチSW4によっ
て初期状態に復旧し、再度、次葉のラベル台紙Pに対し
て最初から始動されるものである。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、複数のラベルLを剥離可能に配置して成る
短冊形の平板状ラベル台紙P上から連続的にラベルLを
剥離して取り外すことができ、しかも、ラベル台紙P上
の端部に位置する第1番目のものから最終位置に至るも
のまでの全てのラベルLを簡単に剥離でき、ダミー用の
余分な非接着部分を形成する必要がないからラベル台紙
Pを無駄にすることがないのである。
これがため、複数のラベルLを剥離可能に配置して成る
短冊形の平板状ラベル台紙P上から連続的にラベルLを
剥離して取り外すことができ、しかも、ラベル台紙P上
の端部に位置する第1番目のものから最終位置に至るも
のまでの全てのラベルLを簡単に剥離でき、ダミー用の
余分な非接着部分を形成する必要がないからラベル台紙
Pを無駄にすることがないのである。
【0045】また、短冊形のラベル台紙Pを積み重ねた
状態で投入セットしておくことでこれらを連続供給でき
るから、卷回ロール状のものと何等の遜色なく利用でき
るばかりでなく、卷回ロール状のラベル台紙における第
1番目のものを剥離する場合の剥離方法、剥離装置にも
転用できるものである。
状態で投入セットしておくことでこれらを連続供給でき
るから、卷回ロール状のものと何等の遜色なく利用でき
るばかりでなく、卷回ロール状のラベル台紙における第
1番目のものを剥離する場合の剥離方法、剥離装置にも
転用できるものである。
【0046】すなわち、本発明方法にあっては、短冊形
のラベル台紙Pを順次に搬送経路(12,21,31)
中に供給送り込ませ、送り込み方向前端の第1番目のラ
ベルLの後縁側をラベル台紙Pの裏面側から折曲状に押
し出しながらラベル台紙Pを逆送して第1番目のラベル
Lを剥離し、次いで、第2番目以降のラベルLの剥離に
際しては、ラベル台紙Pを同じく裏面側から折曲状に押
し出しながら順次に供給送り込むことで第2番目以降の
ラベルL夫々を剥離するものとしたからであり、これに
よって、短冊形の平板状ラベル台紙P上から連続的にラ
ベルLを剥離、取り外すことができる。
のラベル台紙Pを順次に搬送経路(12,21,31)
中に供給送り込ませ、送り込み方向前端の第1番目のラ
ベルLの後縁側をラベル台紙Pの裏面側から折曲状に押
し出しながらラベル台紙Pを逆送して第1番目のラベル
Lを剥離し、次いで、第2番目以降のラベルLの剥離に
際しては、ラベル台紙Pを同じく裏面側から折曲状に押
し出しながら順次に供給送り込むことで第2番目以降の
ラベルL夫々を剥離するものとしたからであり、これに
よって、短冊形の平板状ラベル台紙P上から連続的にラ
ベルLを剥離、取り外すことができる。
【0047】そして、ラベル台紙Pを搬送経路(12,
21,31)中に順次に搬送する第1工程と、搬送経路
(12,21,31)中で第1番目のラベルLの後縁側
をラベル台紙Pの裏面側から折曲状に押し出す第2工程
と、折曲させたままで逆送してラベル台紙P上から第1
番目のラベルLを剥離する第3工程と、第1番目のラベ
ルLを剥離取り外し後にラベル台紙Pを再び搬送し、第
2番目のラベルLの前縁側をラベル台紙Pの裏面側から
折曲状に押し出す第4工程と、折曲させたままでラベル
台紙Pを再度搬送して第2番目のラベルLを剥離する第
5工程と、第2番目のラベルLを剥離取り外し後のラベ
ル台紙Pの再搬送で第3番目以降のラベルLを同様に剥
離取り外す第6工程とから成るものとしてあるから、ラ
ベル台紙P上に貼付のラベルLをその端部のものから最
終位置のものまで、1枚ずつ確実に剥離できるものであ
る。
21,31)中に順次に搬送する第1工程と、搬送経路
(12,21,31)中で第1番目のラベルLの後縁側
をラベル台紙Pの裏面側から折曲状に押し出す第2工程
と、折曲させたままで逆送してラベル台紙P上から第1
番目のラベルLを剥離する第3工程と、第1番目のラベ
ルLを剥離取り外し後にラベル台紙Pを再び搬送し、第
2番目のラベルLの前縁側をラベル台紙Pの裏面側から
折曲状に押し出す第4工程と、折曲させたままでラベル
台紙Pを再度搬送して第2番目のラベルLを剥離する第
5工程と、第2番目のラベルLを剥離取り外し後のラベ
ル台紙Pの再搬送で第3番目以降のラベルLを同様に剥
離取り外す第6工程とから成るものとしてあるから、ラ
ベル台紙P上に貼付のラベルLをその端部のものから最
終位置のものまで、1枚ずつ確実に剥離できるものであ
る。
【0048】また、本発明装置にあっては、短冊形のラ
ベル台紙Pを保持する台紙保持機構10と、この台紙保
持機構10からラベル台紙Pを1枚ずつ搬出させ、第1
番目のラベルLの後縁までを剥離位置に搬送し、折曲さ
れた後に逆送し、また、第2番目以降のラベルLの前縁
までを剥離位置に順次に間欠搬送する台紙搬送機構20
と、搬送されたラベル台紙Pを、第1番目のラベルLの
剥離時ではその後縁位置で、また、第2番目以降のラベ
ルLの剥離時ではその前縁側位置でラベル台紙Pの裏面
側から夫々折曲状に押し出す押し出し剥離機構30と、
剥離位置で剥離されるラベルLを外出させる取出口51
とを備えているから、ラベル台紙Pの確実な搬送、ラベ
ルLの剥離を適確に処理できるばかりでなく、剥離、取
り外し後で次番目以降のラベルLを順次に剥離位置に供
給でき、各種物品へのラベルLの貼付作業を混乱なく行
なえるものである。
ベル台紙Pを保持する台紙保持機構10と、この台紙保
持機構10からラベル台紙Pを1枚ずつ搬出させ、第1
番目のラベルLの後縁までを剥離位置に搬送し、折曲さ
れた後に逆送し、また、第2番目以降のラベルLの前縁
までを剥離位置に順次に間欠搬送する台紙搬送機構20
と、搬送されたラベル台紙Pを、第1番目のラベルLの
剥離時ではその後縁位置で、また、第2番目以降のラベ
ルLの剥離時ではその前縁側位置でラベル台紙Pの裏面
側から夫々折曲状に押し出す押し出し剥離機構30と、
剥離位置で剥離されるラベルLを外出させる取出口51
とを備えているから、ラベル台紙Pの確実な搬送、ラベ
ルLの剥離を適確に処理できるばかりでなく、剥離、取
り外し後で次番目以降のラベルLを順次に剥離位置に供
給でき、各種物品へのラベルLの貼付作業を混乱なく行
なえるものである。
【0049】更に、台紙保持機構10の溝状に窪ませて
形成したストック部11には、積み重ねた状態で上方か
ら投入したラベル台紙Pを搬出口12側縁に弾撥的に押
圧する押圧手段15を配置してあるから、台紙搬送機構
20による給紙ローラー24の正転及び分離ローラー2
5の逆転による搬出作動によって、1枚ずつで適確に、
しかも連続してラベル台紙Pを剥離位置に送り込むこと
ができる。
形成したストック部11には、積み重ねた状態で上方か
ら投入したラベル台紙Pを搬出口12側縁に弾撥的に押
圧する押圧手段15を配置してあるから、台紙搬送機構
20による給紙ローラー24の正転及び分離ローラー2
5の逆転による搬出作動によって、1枚ずつで適確に、
しかも連続してラベル台紙Pを剥離位置に送り込むこと
ができる。
【0050】押し出し剥離機構30は、搬送経路を形成
するエッジスライドガイド31前面にまで搬送されたラ
ベル台紙Pに対して折曲状に押し出すべく進退制御され
るナイフエッジ33を備えているから、このナイフエッ
ジ33上下に配装されて、正逆転する上下一対の剥離搬
送ローラー45と相俟ち、折曲状に押し出したラベル台
紙P上のラベルLをその前縁側あるいは後縁側から次第
に剥離させることができるのである。しかも、この進退
制御されるナイフエッジ33によって、第1番目のラベ
ルLではその後縁側から剥離させるから、前端部からラ
ベルLがきっちりと貼付されている短冊形のラベル台紙
Pの第1番目のラベルLであっても、これを確実に剥離
できるのである。また、第2番目以降のラベルLではそ
の前縁側から剥離させるから、ラベル台紙Pの前方への
強制搬送と相俟ち、順次にそれらを確実に剥離できるの
である。
するエッジスライドガイド31前面にまで搬送されたラ
ベル台紙Pに対して折曲状に押し出すべく進退制御され
るナイフエッジ33を備えているから、このナイフエッ
ジ33上下に配装されて、正逆転する上下一対の剥離搬
送ローラー45と相俟ち、折曲状に押し出したラベル台
紙P上のラベルLをその前縁側あるいは後縁側から次第
に剥離させることができるのである。しかも、この進退
制御されるナイフエッジ33によって、第1番目のラベ
ルLではその後縁側から剥離させるから、前端部からラ
ベルLがきっちりと貼付されている短冊形のラベル台紙
Pの第1番目のラベルLであっても、これを確実に剥離
できるのである。また、第2番目以降のラベルLではそ
の前縁側から剥離させるから、ラベル台紙Pの前方への
強制搬送と相俟ち、順次にそれらを確実に剥離できるの
である。
【0051】更に、台紙搬送機構20及び押し出し剥離
機構30によるラベル台紙Pの正逆方向の搬送、押し出
し剥離機構30によるラベル台紙P上からのラベルLの
剥離は、ラベル台紙Pの送り込みに関連して制御され、
ラベル台紙P上からのラベルLの剥離開始後の一旦停
止、剥離後の取り外しに伴ない自動的に始動されるか
ら、一連の剥離作業の自動化を図り得、作業能率を著し
く向上できる。
機構30によるラベル台紙Pの正逆方向の搬送、押し出
し剥離機構30によるラベル台紙P上からのラベルLの
剥離は、ラベル台紙Pの送り込みに関連して制御され、
ラベル台紙P上からのラベルLの剥離開始後の一旦停
止、剥離後の取り外しに伴ない自動的に始動されるか
ら、一連の剥離作業の自動化を図り得、作業能率を著し
く向上できる。
【図1】本発明の一実施例における側断面図である。
【図2】同じく平断面図である。
【図3】図1におけるX−X線矢視断面図である。
【図4】図1におけるY−Y線矢視断面図である。
【図5】台紙搬送機構、押し出し剥離機構における駆動
系を表わす概略側面図である。
系を表わす概略側面図である。
【図6】台紙保持機構の他の実施例における要部斜視図
である。
である。
【図7】同じく台紙保持機構の他の実施例における要部
側断面図である。
側断面図である。
【図8】ワンウエイクラッチ手段の平断面図である。
【図9】ワンウエイクラッチ手段の側断面図である。
【図10】これの(1)乃至(6)夫々は作動状態を説
明する要部の概略側断面図である。
明する要部の概略側断面図である。
【図11】フローチャート図である。
L ラベル P ラベル台紙 1 機枠 2 機枠ベース 3 左右側板 4 機枠カバー 5 サポート板 6 窓口 10 台紙保持機構 11 ストック
部 12 搬出口 13 保持板 14 開閉蓋 15 押圧手段 16 横倒れ防止板 17 押圧板 18 ガイドロッド 19 コイルス
プリング 20 台紙搬送機構 21 給紙ガイ
ド板 22 搬送モータ 23 中継手段 24 給紙ローラー 25 分離ロー
ラー 26 ワンウエイクラッチ手段 27 クラッチ
ホイール 28 係合ピン 29 クラッチ
バネ 30 押し出し剥離機構 31 エッジス
ライドガイド 32 進退出没窓 33 ナイフエ
ッジ 34 噛み合い溝 35 エッジ進
退機構 36 エッジモータ 37 クランク
アーム手段 38 クランクアーム 39 スライダ
ー 41 エッジベース 42 スライド
ベース 43 スライドガイド 45 剥離搬送
ローラー 46 剥離モータ 47 中継手段 48 剥離案内板 51 取出口 52 透過孔 60 排出機構 61 排出口 62 排出案内板 SW1,SW2,SW3,SW4,SW5 スイッチ
部 12 搬出口 13 保持板 14 開閉蓋 15 押圧手段 16 横倒れ防止板 17 押圧板 18 ガイドロッド 19 コイルス
プリング 20 台紙搬送機構 21 給紙ガイ
ド板 22 搬送モータ 23 中継手段 24 給紙ローラー 25 分離ロー
ラー 26 ワンウエイクラッチ手段 27 クラッチ
ホイール 28 係合ピン 29 クラッチ
バネ 30 押し出し剥離機構 31 エッジス
ライドガイド 32 進退出没窓 33 ナイフエ
ッジ 34 噛み合い溝 35 エッジ進
退機構 36 エッジモータ 37 クランク
アーム手段 38 クランクアーム 39 スライダ
ー 41 エッジベース 42 スライド
ベース 43 スライドガイド 45 剥離搬送
ローラー 46 剥離モータ 47 中継手段 48 剥離案内板 51 取出口 52 透過孔 60 排出機構 61 排出口 62 排出案内板 SW1,SW2,SW3,SW4,SW5 スイッチ
Claims (8)
- 【請求項1】 多数のラベルを剥離可能に貼付してある
短冊形のラベル台紙を順次に供給送り込ませ、その搬送
経路中で、送り込み方向の前端に貼付されている第1番
目のラベルの後縁側をラベル台紙の裏面側から折曲状に
押し出しながらラベル台紙を逆送することで、第1番目
のラベルをその後縁側から剥離し、次いで、第2番目以
降のラベルの剥離に際しては、ラベル台紙を同じく裏面
側から折曲状に押し出しながら順次に供給送り込むこと
で第2番目以降のラベル夫々における前縁側から剥離す
ることを特徴としたラベルの剥離方法。 - 【請求項2】 多数のラベルを剥離可能に貼付してある
短冊形のラベル台紙を搬送経路中に順次に搬送する第1
工程と、搬送経路中で、ラベル台紙の送り込み方向の前
端に貼付されている第1番目のラベルの後縁側をラベル
台紙の裏面側から折曲状に押し出す第2工程と、折曲状
に押し出されたラベル台紙を搬送経路中で逆送し、押し
出し維持された折曲部分によってラベル台紙上から第1
番目のラベルをその後縁側から順次に剥離する第3工程
と、第1番目のラベルを剥離取り外し後で、ラベル台紙
を再び搬送し、第2番目のラベルの前縁側をラベル台紙
の裏面側から折曲状に押し出す第4工程と、折曲状に押
し出されたラベル台紙を搬送経路中で再度搬送し、押し
出し維持された折曲部分によってラベル台紙上から第2
番目のラベルをその前縁側から順次に剥離する第5工程
と、第2番目のラベルを剥離取り外し後で、ラベル台紙
を再び搬送し、第3番目以降のラベルを第2番目のラベ
ルの剥離と同様に剥離取り外す第6工程とから成ること
を特徴としたラベルの剥離方法。 - 【請求項3】 多数のラベルが剥離可能に貼付してある
短冊形のラベル台紙を複数枚で重ねた状態で保持する台
紙保持機構と、この台紙保持機構からラベル台紙を1枚
ずつ搬出させ、ラベル台紙の前端に貼付された第1番目
のラベルの後縁までを剥離位置に搬送し、折曲された後
に逆送し、また、第2番目以降のラベルの前縁までを剥
離位置に順次に間欠搬送する台紙搬送機構と、搬送され
たラベル台紙を、第1番目のラベルの剥離時にあっては
その後縁側位置で、また、第2番目以降のラベルの剥離
時にあってはその前縁側位置でラベル台紙の裏面側から
夫々折曲状に押し出す押し出し剥離機構と、折曲状に押
し出し維持された状態の剥離位置で、ラベル台紙から次
第に剥離されるラベルを外出させる取出口とを備えたこ
とを特徴とするラベルの剥離装置。 - 【請求項4】 台紙保持機構は、溝状に窪ませて形成し
たストック部の底部に搬出口を開口し、積み重ねた状態
で上方から投入されるラベル台紙を搬出口側縁に弾撥的
に押圧する押圧手段をストック部内に配置して成る請求
項3記載のラベルの剥離装置。 - 【請求項5】 台紙搬送機構は、台紙保持機構における
搬出口から押し出し剥離機構位置に至るまでの給紙ガイ
ド板と、この給紙ガイド板面に沿うラベル台紙を搬送さ
せるよう、搬送モータによって給紙方向にあるいはスト
ック部側に戻すべく逆送方向に従動される給紙ローラー
とを備えている請求項3または4記載のラベルの剥離装
置。 - 【請求項6】 台紙搬送機構には、給紙ローラーに対し
て給紙方向前方における搬送経路位置でほぼ対向させ、
給紙ローラーの搬送方向の従動時では逆転され、逆送方
向の従動時では停止される分離ローラーを付設してある
請求項5記載のラベルの剥離装置。 - 【請求項7】 押し出し剥離機構は、台紙搬送機構によ
るラベル台紙の給紙方向に沿って配置され、裏面側から
ラベル台紙を支持するエッジスライドガイドと、このエ
ッジスライドガイドを貫挿してラベル台紙裏面側からラ
ベル台紙を折曲状に押し出す進退自在なナイフエッジ
と、エッジスライドガイド及び前進したナイフエッジと
共に搬送させるよう、剥離モータによって給紙方向にあ
るいはストック部側に戻すべく逆送方向に従動される上
下一対の剥離搬送ローラーとを備えている請求項3乃至
6のいずれか記載のラベルの剥離装置。 - 【請求項8】 ナイフエッジは、エッジ進退機構によっ
てエッジスライドガイドに貫挿進退され、このエッジ進
退機構は、エッジモータによる回転駆動力をクランクア
ーム手段を介して、ナイフエッジが連結されているエッ
ジベースを前後方向に案内進退させるものとしてある請
求項7記載のラベルの剥離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35393493A JPH07205949A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | ラベルの剥離方法及びその剥離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35393493A JPH07205949A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | ラベルの剥離方法及びその剥離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07205949A true JPH07205949A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=18434211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35393493A Pending JPH07205949A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | ラベルの剥離方法及びその剥離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07205949A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007062833A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Ies:Kk | ラベル剥離装置 |
JP2013095499A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-20 | Seiko Epson Corp | ラベル剥離機構、ラベル剥離機構の制御方法およびラベル印刷装置 |
JP6081642B1 (ja) * | 2016-05-02 | 2017-02-15 | 株式会社アイ・イーエス | ラベル剥離装置及びラベル剥離・貼付装置 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35393493A patent/JPH07205949A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007062833A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Ies:Kk | ラベル剥離装置 |
JP2013095499A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-20 | Seiko Epson Corp | ラベル剥離機構、ラベル剥離機構の制御方法およびラベル印刷装置 |
JP6081642B1 (ja) * | 2016-05-02 | 2017-02-15 | 株式会社アイ・イーエス | ラベル剥離装置及びラベル剥離・貼付装置 |
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