JPH07205910A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH07205910A
JPH07205910A JP35456393A JP35456393A JPH07205910A JP H07205910 A JPH07205910 A JP H07205910A JP 35456393 A JP35456393 A JP 35456393A JP 35456393 A JP35456393 A JP 35456393A JP H07205910 A JPH07205910 A JP H07205910A
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Toru Hirasawa
徹 平沢
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  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 包装物入り筒状フィルムを引き出し、能率高
速化を図る包装装置を提供する。 【構成】 帯状フィルム2を上部を開口状態として二つ
折り状態に前方へ搬送する搬送ガイド部3に開放案内部
4を設け、開放部より投入される被包装物5を収納した
帯状フィルム2の上部開口部を閉塞するシール装置6を
設け、シール後筒状フィルム2Aをチャックして引き出
し移動する移動チャック部7を設け、引き出した被包装
物5入り筒状フィルム2Aの基端部を閉塞するシール装
置8と、シール部よりやや後方部を切断する切断装置9
とを設け、切断された被包装物5入の袋2Bの口元部の
捩り処理や閉塞処理などを行う後処理装置10を設け、移
動チャック部7により引き出し切断装置9により切り離
された被包装物5入りの袋2Bを、筒状フィルム2Aの
引き出し位置を境にした左右に振り分け搬送する振り分
け機構11を設け、左右にそれぞれ後処理装置10を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒートシール可能なフ
ィルム内に被包装物を包装する包装装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、出願人は被包装物として例えば榎
茸をフィルムに包装する装置として、実公平4−548
82号などに示す包装装置を開発している。
【0003】この包装装置は、供給部から連続的にヒー
トシール可能な帯状フィルムを引き出し乍ら、二つ折り
装置により上部を開口状態とした二つ折り状態で搬送ガ
イド部により搬送し、この搬送ガイド部に設けた開放案
内部によって帯状フィルムの左右開口上縁を所定長さ開
口保持して開放し、この開放部より榎茸を投入し、この
榎茸入り帯状フィルムの上部をシール装置により筒状に
横シールするものである。
【0004】更に、この装置は、搬送ガイド部の前方に
設けた移動チャック部により筒状に形成されている榎茸
入り筒状フィルムの前端をチャックして引き出し移動
し、この基端部を縦シールすると共にその縦シール部の
やや後方を切断装置により切り離すものである。
【0005】従来のこの包装装置においては、この切り
離した有底筒形の袋を搬送支承体で受け取り、この搬送
支承体を側方へ移動させて、脱気処理,前端口元部の捩
り処理並びに口元部のシール閉塞処理などの後処理を一
側部に設けた後処理装置により行い、更に搬送支承体を
側方ヘ送ることにより後処理を終えた袋を側方へ排出す
るものである。
【0006】この搬送支承体は、側方へ移動して周回す
るベルトコンベアに多数並設したもので、所定距離側方
へ搬送すると次の搬送支承体が移動チャック部による筒
状フィルム引き出し位置下方に待機するように設計し、
この搬送支承体に次の榎茸入り筒状フィルムを引き出し
て支承し、先に側方へ搬送された榎茸入りの袋の後処理
が終えてから、更に側方へ移動して回動することによっ
てこの後処理を終えた袋を落下排出すると共に、この次
の榎茸入りの袋を側方ヘ送り後処理を続いて行うように
構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の包装装
置では、榎茸を収納した帯状フィルムの縦・横の閉塞処
理(シール処理)に加えて、脱気処理や口元部の捩り処
理や口元部のシール閉塞処理などの後処理工程が一連の
作動で行われ、この処理を終えた袋を排出できるが、こ
の後処理を終えるまでは移動チャック部により引き出し
切断装置により切り離した次の榎茸入り袋の後処理を行
えなく、引き出し位置で待機しなければならない。
【0008】そのため、この後処理を終えるまでは移動
チャック部により次の筒状フィルムを次々と引き出せ
ず、結局この筒状フィルムの引き出しタイミングや榎茸
の投入タイミングなどは、全てこの後処理の処理能力に
より決定してしまい、非常に作業スピードが遅く、作業
能率が向上しない問題点が残されていた。
【0009】本発明は、従来の包装装置にこのような改
良点があることを見い出し、前記問題点を解決した作業
能率を向上し得る秀れた包装装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0011】供給部1から連続的に引き出されるヒート
シール可能な帯状フィルム2を上部を開口状態として二
つ折り状態に前方へ搬送する搬送ガイド部3に、帯状フ
ィルム2の左右上縁を所定長さ開口保持した状態で搬送
ガイドする開放案内部4を設け、この開放案内部4の前
方に開放案内部4によって開放された開放部より投入さ
れる被包装物5を収納した帯状フィルム2の上部開口部
を筒状に閉塞するシール装置6を設け、搬送ガイド部3
の前方に前記筒状フィルム2Aの前端部をチャックして
引き出し移動する移動チャック部7を設け、移動チャッ
ク部7により前方へ引き出した被包装物5入り筒状フィ
ルム2Aの後端部を閉塞するシール装置8と、このシー
ル装置8により閉塞したシール部よりやや後方部を切断
する切断装置9とを搬送ガイド部3の前端部に設け、こ
の切断装置9により切り離された被包装物5入りの袋2
Bの脱気処理や袋2Bの前端口元部の捩り処理や前端口
元部の閉塞処理などの後処理を行う後処理装置10を設け
た包装装置において、前記移動チャック部7により引き
出し切断装置9により切り離された被包装物5入りの袋
2Bを、この袋2Bの引き出し位置を境にした左右に振
り分け搬送する振り分け機構11を設け、少なくともこの
袋2Bの引き出し位置を境にした左右に前記後処理装置
10を設けたことを特徴とする包装装置に係るものであ
る。
【0012】また、前記搬送ガイド部3を上方が開口し
た折り返し状態の帯状フィルム2の上縁部を挾持する挾
持ローラ3Aによって構成し、この挾持ローラ3Aの位
置を上下動自在に構成し、帯状フィルム2の折り返し垂
下幅に応じてこの挾持ローラ3Aを上下動させる昇降装
置12を設けたことを特徴とする請求項1記載の包装装置
に係るものである。
【0013】
【作用】移動チャック部7が筒状フィルム2Aの前端部
をチャックし前方へ移動して筒状フィルム2Aが前方へ
引き出し案内されると同時に、その前段階である帯状フ
ィルム2は供給部1から引き出されて搬送ガイド部3を
介して上部を開口状態として二つ折り状態で前方へ引き
出し搬送される。
【0014】この搬送に際して搬送ガイド部3の開放案
内部4において、帯状フィルム2の左右開口上縁が所定
長さ開口保持した状態で搬送されるため開放部が形成さ
れ、この開放部より被包装物5を投入し被包装物5を帯
状フィルム2内に収納する。また、搬送ガイド部3の開
放案内部4前方に設けたシール装置6により帯状フィル
ム2の上部開口部が筒状に閉塞される。
【0015】この被包装物5入りの筒状フィルム2Aを
移動チャック部7により引き出した後、シール装置8に
よりその後方の基端部が閉塞され、更に切断装置9によ
りこのシール部よりやや後方部が切り離される。
【0016】この切り離された有底筒状の被包装物5入
りの袋2Bが振り分け機構11により左右いずれか一側へ
振り分け退避し、その一側に設けた後処理装置10により
例えば脱気処理や前端口元部の捩り処理や前端口元部の
閉塞処理などの後処理がなされ、排出される。
【0017】この後処理を待つことなく、移動チャック
部7により次の被包装物5入り袋2Bを引き出し、振り
分け機構11により反対側へ振り分け搬送し、その反対側
の後処理装置10により後処理が行われ、前記左右の後処
理装置10・10により順次振り分け包装される。
【0018】
【実施例】被包装物5として榎茸を包装する包装装置に
本発明を適用した本実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
【0019】供給部1について説明する。
【0020】機台aの後端部に透明なポリエチレンやビ
ニールなどのヒートシール可能な帯状フィルム2を巻回
したフィルム原反Fをローラ1A上に配置して回転自在
に設け、このローラ1Aにより載置されたフィルム原反
Fから帯状フィルム2を連続的に引き出し得るように構
成している。
【0021】機台aの後端部から前方にかけて配設され
る搬送ガイド部3について説明する。
【0022】前記供給部1のローラ1Aの上方にはフィ
ルム原反Fより引き出し案内された帯状フィルム2を上
方を開口状態にして二つ折りに成形する二つ折り装置3
Bが設けられている。
【0023】この二つ折り装置3Bはハ字状縁を有する
ハ字状ガイド板13Aを後端に斜設し、このハ字状ガイド
板13Aの前方に水平板13Bを連設し、この水平板13Bの
左右両側縁にガイド側板14を形成し、このガイド側板14
間前方に挾持ローラ3Aが配されるように構成してい
る。
【0024】従って、回転可能に設けられたローラ1A
上に載置されたフィルム原反Fから引き出される帯状フ
ィルム2は、このハ字状ガイド板13Aのハ字状縁に当接
してガイド側板14へ案内されて、このガイド側板14内面
に沿って挾持ローラ3Aへ案内され、挾持ローラ3A位
置では下方で折り返され上部が開口した二つ折り状態と
なり上縁部が挾持ローラ3Aで挾持され搬送されること
となる。
【0025】また、この二つ折り装置3Bの前方に、前
記後部挾持ローラ3Aとその他前方端に前部挾持ローラ
3Aを夫々対設し、二つ折り装置3Bにより二つ折りさ
れた帯状フィルム2の上部を挾持して前方へ搬送ガイド
するように構成している。
【0026】この挾持ローラ3Aは駆動ベルトTにより
引き出し搬送に同期して駆動されている。また、この前
後の挾持ローラ3A間の下方に帯状フィルム2の底部を
支承するベルトコンベア装置Kが設けられている。
【0027】また、二つ折り装置3Bの前方側には開放
案内部4を設けている。
【0028】本実施例の開放案内部4は、前記二つ折り
装置3Bと一体的に構成されるもので、前記二つ折り装
置3Bの水平板13B上を開放案内部4とし、この水平板
13B上で左右のガイド側板14により帯状フィルム2の左
右上縁が所定長さ範囲だけ開口保持されて開放部が形成
され、この開放部より被包装物5である榎茸を投入する
ように構成している。
【0029】この投入される被包装物5は水平板13B上
に一旦載置され、帯状フィルム2の搬送に伴って移送さ
れ、水平板13Bの前方に連設した案内板4Aをならって
コンベア装置K上に送られ、帯状フィルム2内に収納さ
れた状態で搬送される。
【0030】また、この際水平板13B上に投入された被
包装物5の位置を決めるための位置規制板4Bが開閉自
在にガイド側板14間に架設されており、この位置規制板
4Bに沿わせて被包装物5を水平板13B上に載置すると
同時に、前記ガイド側板14の適宜箇所に設けた図示しな
い被包装物供給センサによって被包装物5が検知され、
この検知信号に基づいて位置規制板4Bが上方を基点と
して回動して開放し、且つ帯状フィルム2が前後の挾持
ローラ3A・3Aの駆動によって所定量だけ間欠的に搬
送される。
【0031】また、搬送ガイド部3の開放案内部4の前
方の前後の挾持ローラ3A・3A間には帯状フィルム2
の上部開口部を横シールするシール装置6を設けてい
る。
【0032】このシール装置6は、超音波溶着機により
被包装物5を投入済の帯状フィルム2の上部開口部を帯
状フィルム2の搬送に伴って溶着シールするものであ
る。
【0033】従って、このシール装置6により帯状フィ
ルム2は上部開口部がシール閉塞された筒状に成形さ
れ、この筒状フィルム2A内に被包装物5が収納され
る。
【0034】この搬送ガイド部3の前端には前記前部の
挾持ローラ3Aが設けられ、この挾持ローラ3Aから移
動チャック部7によって筒状フィルム2Aが引き出し搬
送し得るように構成している。
【0035】移動チャック部7について説明する。
【0036】移動チャック部7は、機台aの前端側に設
けられ、後方へ移動して搬送ガイド部3の前端の挾持ロ
ーラ3Aから突出する筒状フィルム2Aの前端をチャッ
クし、前方へ戻り移動して筒状フィルム2Aを引き出し
搬送し、引き出した後チャックを解除し得るように構成
している。
【0037】搬送ガイド部3の前端に設けたシール装置
8並びに切断装置9について説明する。
【0038】移動チャック部7により引き出した被包装
物5入り筒状フィルム2Aの被包装物5の後端部やや後
方の一包装分の基端部に対向する位置に縦シールを施す
熱シール装置8を設けている。
【0039】この熱シール装置8により帯状になってい
る筒状フィルム2Aはその後部が縦シールされ、前方の
口元部のみが開口した有底の筒状となり、この筒状フィ
ルム2A内に夫々所定量の被包装物5が収納されること
となる。
【0040】また、この熱シール装置8は挾着ヒータ部
8Aとこれと対向する挾着受部8Bとから成り、切断装
置9はこの挾着ヒータ部8A,挾着受部8Bの後側に配
設されたカッター刃9Aと、このカッター刃9Aを受け
入れる差込溝9Bとから成り、この切断装置9のカッタ
ー刃9Aが前記熱シール装置8の挾着ヒータ部8A,挾
着受部8Bの開閉作動に伴い、筒状フィルム2Aの側方
から突出し、この動作に連れて筒状フィルム2Aの縦シ
ール部分よりやや後方が切断される。
【0041】従って、移動チャック部7により引き出さ
れた被包装物5入り筒状フィルム2Aは後部がシールさ
れて切断され、この切断によって前端口元部のみが開口
した有底筒状の被包装物5入り袋2Bとなり、前記切断
装置9により後続の筒状フィルム2Aと切り離される。
【0042】このようにして所定のタイミングで移動チ
ャック部7を作動して次々と筒状フィルム2Aを引き出
して切り離し、この被包装物5入りの袋2Bを後処理装
置10により後処理して行くこととなる。
【0043】次に本発明の要旨である振り分け機構11並
びに後処理装置10について説明する。
【0044】振り分け機構11は、筒状フィルム2Aを引
き出して前記熱シール装置8と切断装置9とによって有
底筒状に分離される袋2Bのこの引き出し位置を境にし
て、その左右側方に交互に次々と引き出された袋2Bを
吊り下げて振り分け搬送する機構である。
【0045】本実施例では、引き出されて分離した袋2
Bの上部を挾着して移送する振り分け挾着部16を左右方
向に二体並設し、この振り分け挾着部16を左右スライド
自在に設けた左右スライド体17に垂設している。
【0046】この振り分け挾着部16を開閉させる挾着機
構は、図6に示すように振り分け挾着部16として前後に
左右一対の挾持可動片16Aを配設し、この夫々の左右一
対の挾持可動片16Aを左右方向に架設したガイド杆16B
に左右スライド自在に設け、この前記振り分け挾着部16
の片側の挾持可動片16A同志を一体とする架設板16Cに
ラック板16Dを付設し、振り分け挾着部16の反対側の挾
持可動片16A同志を一体とする架設板16Eにラック板16
Fを付設し、このラック板16Dとラック板16Fとを対向
状態に並設し、このラック板16Dとラック板16F間に伝
達ピニオン16Hを噛合させ、一方のラック板16Dを架設
方向に進退させる挾着駆動部19を設けている。従って、
図6の開放状態から挾着駆動部19によりラック板16Dを
押動させると、このラック板16Dと架設板16Cを介して
一体となっている片側の挾持可動片16Aが内側へ可動
し、また伝達ピニオン16Hを介してラック板16Fがラッ
ク板16Dと逆方向に引動されて、架設板16Eを介して一
体となっている反対側の挾持可動片16Aが内側へ可動し
て夫々の挾持可動片16A同志が挾持閉塞する。この挾着
機構による挾着(チャック)作動する振り分け挾着部16
が左右に一対並設している。
【0047】また、更に本実施例ではこの左右スライド
体17に前後方向にスライド自在に前後スライド体18を垂
設し、この前後スライド体18に前記振り分け挾着部16を
並設して前記左右スライド体17に垂設し、結局振り分け
挾着部16は前後スライド体18により前後方向に移動し得
ると共に、左右スライド体17によって左右方向に移動し
得るように構成している。
【0048】従って、本実施例では先ず右側へ振り分け
搬送する場合には、移動チャック部7により引き出し切
断装置9により切り離される被包装物5入り袋2Bの上
部を挾着駆動部19の駆動により並設した右側の振り分け
挾着部16でチャックし、前後駆動部20のロッド20Aを後
方に突出することによりこの前後駆動部20を前方へ可動
させてこの前後駆動部20と一体に設けた前後スライド体
18を前方へスライドさせながら、取付天板17Aに設けた
左右駆動部21のロッド21Aを進退させることによりこの
ロッド21Aに垂設して取付天板17Aの下方に長窓17Bを
介して垂設した左右スライド体17Cを取付天板17Aの下
面に架設したスライドガイド杆17Dをガイドとしてスラ
イドさせて、このスライドガイド杆17Dに垂設した前記
前後駆動部20,前後スライド体18を介して垂設した振り
分け挾着部16を右方へスライドさせる。従って、切り離
された被包装物5入り袋2Bは右斜め前方へ退避搬送す
ることとなり、ここで振り分け挾着部16のチャックを解
除し、その下方に設けた右側の支承体22に受け止められ
るように構成している。この実施例では単に真横側に振
り分けるのではなく右斜め前方へ振り分けることで包装
機本体に形成された機構と接触することなく後処理工程
がスムーズに行われるようにしている。
【0049】次いで、前後駆動部20により前後スライド
体18を後方へ戻り移動させると、左側の振り分け挾着部
16が筒状フィルム2Aの引き出し位置に位置するように
構成している。
【0050】そのまま次いで次の被包装物5入り筒状フ
ィルム2Aを先に右側へ振り分けた袋2Bの後処理を持
つことなく引き出し、今度は同様の要領で左斜め前方へ
被包装物5入りの袋2Bを振り分け搬送し、左側の支承
体22へ支承させる。
【0051】この左右夫々の支承体22に後処理装置10を
設け、支承体22上の被包装物5入り袋2Bの後処理を行
うように構成している。
【0052】このようにして本実施例では先に引き出し
たものの後処理の終了を待つことなく、次々と移動チャ
ック部7により引き出しては熱シール装置8と切断装置
9とによって袋2Bを分離した後、振り分け機構11によ
り左右交互に振り分け搬送し、左右夫々の後処理装置10
により後処理が行えるように構成し、作業能率が倍増す
るように構成している。
【0053】本実施例の支承体22は、筒状フィルム2A
の移送箇所から左右側方位置に設けられ、この支承体22
は支承底板部22Aの左右に立設し得る側壁板部22Bが支
承底板部22Aの両側部で左右外方へ回動するように設
け、開閉自在構造に形成している。
【0054】従って、支承体22はその左右の側壁板部22
Bを外方へ大きく開いて袋2Bの搬送を待ち、袋2Bが
上方に搬送されてきて、振り分け挾着部16によるチャッ
クが解除され、被包装物5入りの袋2Bが支承体22の支
承底板部22A上に載置されると、図8に示すように支承
体開閉駆動部22Iが駆動してリンク機構22Jを介して側
壁板部22Bの外面に突設したリンク連結部22Kを上方へ
押動して左右双方の側壁板部22Bを立ち上げ可動する。
これにより左右の側壁板部22Bが内方に向かって立ち上
がって閉じ、被包装物5入りの袋2Bを抱持する。
【0055】この側壁板22Bによる閉塞作動によって左
右に袋2Bがずれることなく、常にセンターで被包装物
5をとらえるようにして袋2Bを抱持して位置決め支承
することとなる。
【0056】そのため、その後の袋2Bの余剰部分とな
るように位置した袋2Bの端部の折り返し処理及び口元
部捩り処理などの後処理工程に不良が生じることなく、
常にスムーズな後処理を施せることとなる。
【0057】尚、支承体22の側壁板部22Bの開放作動
は、同様にしてリンク機構22Jを介して支承体開閉駆動
部22Iにより行う。
【0058】また、後処理を行うに際して本実施例では
支承体22を先ず側方(外方)へ傾斜させる。
【0059】この支承体22の傾斜機構は、図7に示すよ
うに支承体22を傾斜回動自在に設け、この回動軸22Dに
回動用腕片22Eを付設し、この回動用腕片22Eに傾斜駆
動部22Fをリンク機構Gを介して連結して回動するよう
に構成している。従って、傾斜駆動部22Fのロッド22H
を進退させることによりリンク機構22Gを介して回動用
腕片22Eを回動させて回動軸22Dを回動させ、支承体22
を傾斜させている。
【0060】次に後処理装置10について説明する。
【0061】後処理装置10は左右に設けられ、前端の口
元部のみが開口した有底筒状の被包装物5入りの袋2B
の脱気処理,袋2Bの余剰部分となる上縁部(前端口元
部)の袋折り返し処理,前端口元部の捩り処理及びその
シール閉塞処理のすべてを一連の動作で行うように構成
している。
【0062】脱気処理は、支承体22を傾斜させた後、斜
め上方から押圧シリンダー23Aにより押圧体23を押し当
てて袋2B内の余分な空気を口元部から脱気するように
行う。
【0063】袋2Bの余剰部分である上縁部の折り返し
処理は、図12に示すように袋2Bの上部のやや下方を
平板状の折り返し可動板26Aを外方へスライド移動して
袋2Bの上端を内方へ折り返すと共に、支承体22のやや
側方の上方に固定した平板状の折り返し固定板26Bによ
り折り返し、そこで支承体22が傾斜して袋2Bが傾斜す
ることにより、この折り返し固定板26B裏面により折り
返された折り返し縁が押さえ込まれることとなる。従っ
て、本実施例は折り返し可動板26Aにより折り返し基端
が確実に押しやられた状態で、折り返し固定板26Bによ
り確実に内側へ折り倒される。
【0064】袋2Bの口元部の捩り処理は、口元部を四
本の挾持爪24で挾持して、この挾持状態で挾持爪24を数
回転させて捩る。
【0065】袋2Bの口元部のシール閉塞処理は、捩っ
た口元部を熱シールする熱シール装置25によって行うよ
うに構成している。
【0066】以上の処理を一連の動作で行うように構成
し、この後処理装置10による後処理によって口元部が捩
られてシールされた被包装物5の袋2B(包装体)を形
成し、排出する。
【0067】排出機構は、本実施例では、支承体22を外
方へ傾けて(後処理の際に既に傾けられている)、外方
の側壁板部22Bを外方へ開き、支承していた袋2Bを外
方へ落下排出するように構成している。
【0068】更に本実施例の後処理装置10における袋2
Bの口元部の捩り処理機構について説明する。
【0069】本実施例では、支承体22に支承した袋2B
の上部を前述した折り返し板処理により袋2Bの上端を
内方へ折り返すように構成し、この折り返された上端を
含めて袋2Bの前端口元部を四本の挾持爪24で挾持する
ように構成している。
【0070】この挾持爪24は、一対の挾持爪24を交差状
態に二体設けて合計四体とし、その交差角θを約50度
としている。従って、夫々の挾持爪24が25度斜め上
方、25度斜め下方から中心部に向かって収束してき
て、折り返した口元部の上端の先端部2Cと折り基端部
2C'を間隔を置いて挾持しつつ集束する中心部で挾持
し、その挾持爪24群が回転するように構成することで、
確実に密封状態での捩りが行えることとなり、捩り位置
がずれてもれ開口部が生じたり捩りながら爪が外れて捩
りが行えなかったりすることを確実に防止できる構造と
している。
【0071】単に上下に所定幅を持たせた挾持板同志で
挾持して回転させ、捩り処理を行うようにすれば、捩り
もれ開口部などが生じないことになるが、これでは包装
袋のフィルムを巻き込みすぎてきれいな口元部のみを捩
った捩り処理は行えず、またフィルム引き巻き量が多く
て中の被包装物5を傷めるなどの問題がある。
【0072】そこで、本実施例は上述のようにあくまで
複数位置から集束して挾持する挾持爪構造とし、この挾
持爪を四体とし、この四体の挾持爪24が所定の角度から
集束中心に向かって集束するように構成し、前記問題が
生じず前記した良好な捩り処理が行えるように構成して
いる。
【0073】この挾持爪24は開閉集束可動する開閉アー
ム24Aの先端に設けられている。
【0074】この開閉アーム24Aは、ピニオン24Bに付
設され、このピニオン24Bが移動ラック体24Cの周面に
形成したラック歯24Dに噛合されるように形成し、この
移動ラック体24Cをラック移動駆動部24Eによりロッド
24Fを介して移動させるように構成し、この移動ラック
体24Cの移動によりピニオン24Bを回動させて開閉アー
ム24Aを開閉移動し、その先端の挾持爪24を開閉挾持可
動するように構成している。
【0075】また、この挾持爪24に回転軸24Gを設け、
(この回転軸24G内に前記ロッド24Fが配されている)
この回転軸24Gにピニオン24Hを設け、このピニオン24
Hと噛合するラック板24Iを回転駆動部24Jに設けて、
この回転駆動部24Jによりこのラック・ピニオン機構に
介して移動ラック体24Cを回転させて開閉アーム24Aと
共にその先端の挾持爪24を回転させるように構成してい
る。
【0076】また、本実施例は、袋2Bの折り返し垂下
幅に応じて前記前後の挾持ローラ3Aを上下動させる昇
降装置12を設けると共に、前記振り分け機構11の位置も
これと追従して昇降装置12Aにより上下動自在に設けて
いる。
【0077】この昇降装置12は手動によるハンドルの回
動、若しくは駆動源による回動によって歯車を回動さ
せ、この歯車の回動により螺子支承杆を回動して搬送ガ
イド部3の前後の挾持ローラ3Aを付設した取付上板15
を昇降させるように構成したものである。
【0078】この昇降に応じて同様に構成した昇降装置
12Aにより振り分け機構11の位置、即ち左右スライド体
17の位置を昇降させて振り分け挾着部16の位置を追従調
整するように構成している。
【0079】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、脱
気処理や前端口元部の捩り処理などの後処理の終了を待
つことなく、次の被包装物入り筒状フィルムを引き出
し、その後処理を行うことができるため、作業能率が極
めて向上し、作業スピードも倍増し得、装置の高速化を
図ることができる極めて秀れた包装装置となる。
【0080】また、帯状フィルムの折り返し垂下幅に応
じて搬送ガイド部の挾持ローラを昇降自在に設ければ、
被包装物の充填量に応じて帯状フィルムの寸法を可変し
てもこれに追従して調整使用できるため実用性に秀れた
包装装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略構成側面図である。
【図2】本実施例の概略構成平面図である。
【図3】本実施例の概略構成説明図である。
【図4】本実施例の移動チャック部による引き出し部分
の説明斜視図である。
【図5】本実施例の振り分け機構及び後処理装置の概略
構成正面図である。
【図6】本実施例の振り分け機構の説明平面図である。
【図7】本実施例の後処理装置の支承体の作動を示す説
明正面図である。
【図8】本実施例の後処理装置の支承体の説明側面図で
ある。
【図9】本実施例の後処理装置の捩り処理機構などを示
す説明斜視図である。
【図10】本実施例の後処理装置の捩り処理機構などを
示す作動説明図である。
【図11】本実施例の後処理装置の捩り処理機構などを
示す説明側面図である。
【図12】本実施例の袋の口元部の折り返し処理の作動
説明図である。
【符号の説明】
1 供給部 2 帯状フィルム 2A 筒状フィルム 2B 袋 3 搬送ガイド部 3A 挾持ローラ 4 開放案内部 5 被包装物 6 シール装置 7 移動チャック部 8 シール装置 9 切断装置 10 後処理装置 11 振り分け機構 12 昇降装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給部から連続的に引き出されるヒート
    シール可能な帯状フィルムを上部を開口状態として二つ
    折り状態に前方へ搬送する搬送ガイド部に、帯状フィル
    ムの左右上縁を所定長さ開口保持した状態で搬送ガイド
    する開放案内部を設け、この開放案内部の前方に開放案
    内部によって開放された開放部より投入される被包装物
    を収納した帯状フィルムの上部開口部を筒状に閉塞する
    シール装置を設け、搬送ガイド部の前方に前記筒状フィ
    ルムの前端部をチャックして引き出し移動する移動チャ
    ック部を設け、移動チャック部により前方へ引き出した
    被包装物入り筒状フィルムの後端部を閉塞するシール装
    置と、このシール装置により閉塞したシール部よりやや
    後方部を切断する切断装置とを搬送ガイド部の前端部に
    設け、この切断装置により切り離された被包装物入りの
    袋の脱気処理や袋の前端口元部の捩り処理や前端口元部
    の閉塞処理などの後処理を行う後処理装置を設けた包装
    装置において、前記移動チャック部により引き出し切断
    装置により切り離された被包装物入りの袋を、この袋の
    引き出し位置を境にした左右に振り分け搬送する振り分
    け機構を設け、少なくともこの袋の引き出し位置を境に
    した左右に前記後処理装置を設けたことを特徴とする包
    装装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ガイド部を上方が開口した折り
    返し状態の帯状フィルムの上縁部を挾持する挾持ローラ
    によって構成し、この挾持ローラの位置を上下動自在に
    構成し、帯状フィルムの折り返し垂下幅に応じてこの挾
    持ローラを上下動させる昇降装置を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の包装装置。
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