JPH07205421A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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Publication number
JPH07205421A
JPH07205421A JP489994A JP489994A JPH07205421A JP H07205421 A JPH07205421 A JP H07205421A JP 489994 A JP489994 A JP 489994A JP 489994 A JP489994 A JP 489994A JP H07205421 A JPH07205421 A JP H07205421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
nozzle
recording head
barrier
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP489994A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ota
真 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP489994A priority Critical patent/JPH07205421A/ja
Publication of JPH07205421A publication Critical patent/JPH07205421A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】インクに含まれるゴミがノズルで詰まりを生じ
るのを防止する。 【構成】バリア11は、基板1のインク導入開口部に一
体形成された櫛状部分で、開口部の深さを歯丈とする板
状の歯が幅方向に4個並設される形である。しかも、各
歯の隙間Lは、ノズルの幅未満に設計される。この構成
によって、ノズルで詰まるような寸法のゴミは、バリア
11によって侵入阻止される。ここには図示してない
が、この変形例としてバリア11の歯より歯幅の狭い板
状の歯が並設されたバリアを、溝の奥行き方向に2個、
つまり2段に並べて設ける構成もある。この構成によっ
て、ノズルで詰まるような寸法のゴミは、バリア11の
場合よりさらに確実に侵入阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インクに含まれるゴ
ミがノズルで詰まりを生じるのを未然に防止するゴミ侵
入防止用バリア付きのインクジェット記録ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来例の周辺について、図5の従来例の
周辺部を含めた側面図、図6の同じくその背面図を参照
しながら説明する。これらの図において、主要部の記録
ヘッド11と、これを保持するホルダ12と、このホルダ12
に接続されるインク供給チューブ6 と、インクを収容す
る容器である柔軟なフィルムからなるインク袋7 とから
インクジェット記録用の記録ヘッドユニットが構成され
る。記録ヘッド10は、インク噴射用の4個のノズルを有
し、対応する記録信号によって駆動される圧電素子によ
って各ノズルからインク噴射され、記録がおこなわれ
る。インク供給チューブ16と、インク袋7 とは組をな
し、一般に4 色、つまり黄, 赤, 青, 黒の各色のインク
に対応して合計4組が具備される。ここで、インク供給
チューブ16は、インク袋7 への挿入箇所で熱的に接合,
封止され、インク供給チューブ16と、記録ヘッド10と
は、詳しく後述するように、それぞれホルダ12との接続
箇所で接着剤を用いて接着, 封止される。
【0003】図4は従来例周辺の要部の断面図である。
図において、インク供給チューブ16と、ホルダ12との接
続部には、前者を後者の穴に挿入し、その挿入箇所を封
止するための第1の接着剤13をまず付着させ、その上に
強度付与のための第2の接着剤14を付着させて接着剤に
よる二重の固着をおこなう。記録ヘッド10と、ホルダ12
との接続部についても、基本的には同様の接着剤による
二重固着方式がとられる。また、17はフィルタである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、図4に示
したフィルタ17に関して次のような問題がある。その第
1は、フィルタ17の製造工程で非常に微細なゴミや油の
付着が避けられないため予備洗浄がどうしても必要にな
るだけでなく、その除去が非常に困難であり、洗浄後の
フィルタ17にゴミなどが残留していたらインクとともに
流れてインクノズルで詰まり障害を起こすこと、その第
2は、フィルタ17をインク供給チューブ16に挿入すると
き圧縮されるため多少の差はあれインクの流れの抵抗に
なることである。第2の問題は、作業要領によって低減
させることができるが、第1の問題は、どうしても避け
られない面がある。
【0005】この発明が解決すべき課題は、従来の技術
がもつ以上の問題点を解消し、インクに含まれるゴミが
ノズルで詰まりを生じるのを未然に防止するインクジェ
ット記録ヘッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るインクジ
ェット記録ヘッドは、基板表面にノズルと加圧室と流路
とが連通,形成されてなる溝のインク導入側開口部に、
溝深さを高さとする突起状体が溝幅方向に並設されてな
る櫛状バリアを設ける。
【0007】請求項2に係るインクジェット記録ヘッド
は、基板表面にノイズと加圧室と流路とが連通,形成さ
れてなる溝のインク導入側開口部に、溝深さを高さとす
る突起状体が溝幅方向に並設されてなる櫛状バリアの複
数個を、溝の奥行き方向に並設するとともに、隣り合う
バリア同士の突起状体の並びを半ピッチずらせるように
する。
【0008】請求項3に係るインクジェット記録ヘッド
は、請求項1または2に記載の記録ヘッドにおいて、バ
リアの隣り合う突起状体の隙間が、ノズル幅の寸法未満
である。請求項4に係るインクジェット記録ヘッドは、
請求項2に記載の記録ヘッドにおいて、隣り合うバリア
の隙間が、ノズル幅の寸法未満である。
【0009】
【作用】この発明では、溝のインク導入側開口部に設け
られた櫛状バリアによって、インクに含まれるゴミの侵
入が防止される。また、バリアは、その複数個が溝の奥
行き方向に並設するとともに、隣り合うバリア同士の突
起状体の並びを半ピッチずれるようにすることもある。
さらに、バリアの隣り合う突起状体の隙間、または隣り
合うバリアの間隔をいずれもノズル幅の寸法未満である
ようにする。
【0010】
【実施例】この発明に係るインクジェット記録ヘッド
(以下、記録ヘッドという)の実施例について、以下に
図を参照しながら説明する。まず、記録ヘッドの基板の
構成について、その分解斜視図である図3を参照しなが
ら説明する。図3において、1は基板で、シリコンから
なるが、一般にガラスや、セラミックス,金属の板が用
いられる。この基板1の表面に、その左端面から順に、
ノズル2と、供給路3と、加圧室5と、供給路4と、イ
ンク池6とが一つの連通した溝として成形される。そし
て、ここでは4個の溝が並列される形で図示される。こ
の各溝の右端部に位置するインク導入開口部に、発明の
主要部であるバリヤ11または12が設けられる。これにつ
いては詳しく後述する。溝の加工には、機械加工やエッ
チング法が適用される。基板1に、その溝を覆う形で振
動板7が接合される。さらに、振動板7の、基板1と逆
側の表面に圧電素子8が、加圧室5に対応して位置決め
されて接着される。この構成において、圧電素子8にパ
ルス状の電気信号が印加されると、振動板7が加圧室5
の内側に向かって変形し、その容積を急激に減少させ、
その容積分のインクを、供給路3を介してノズル2から
噴射させる。この噴射インクが、ここでは図示してない
が、ノズル2に近接対向して位置する記録紙上に点着
し、印字することになる。
【0011】インク導入開口部に設けられたバリヤの詳
細について、図1,図2を参照しながら説明する。図1
は実施例の要部の斜視図である。図1において、バリア
11は、基板1のインク導入開口部に一体形成された櫛
状部分であり、開口部の深さを歯丈とする板状の歯が幅
方向に4個並設される形である。しかも、各歯の隙間L
は、図3に示したノズル2の幅未満に設計される。この
構成によって、ノズル2で詰まるような寸法のゴミは、
バリア11によって侵入阻止される。
【0012】図2は実施例要部の変形例の斜視図であ
る。この変形例では、先のバリア11の歯より奥行き寸
法、つまり歯幅の小さい板状の歯が並設されたバリア1
2が、溝の奥行き方向に2個、つまり2段に並べられて
いる。しかも、各歯の隙間と、各バリア12の間隔と
は、いずれもノズル2の幅未満に設計される。この構成
によって、ノズル2で詰まるような寸法のゴミは、バリ
ア11の場合よりさらに確実に侵入阻止される。
【0013】
【発明の効果】この発明では、溝のインク導入側開口部
に設けられた櫛状バリアによって、インクに含まれるゴ
ミの侵入が防止される。したがって、ノズルでのインク
詰まりが未然に防止され印字品質の向上が図れる。ま
た、バリアは、その複数個を溝の奥行き方向に並設する
とともに、隣り合うバリア同士の突起状体の並びを半ピ
ッチずれるようにすることによって、ノズルでのインク
詰まり防止効果がさらに向上する。さらに、バリアの隣
り合う突起状体の隙間、または隣り合うバリアの間隔を
いずれもノズル幅の寸法未満であるようにすることによ
って、ゴミの侵入の防止効果をより確実にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例の要部の斜視図
【図2】実施例要部の変形例の斜視図
【図3】実施例の分解斜視図
【図4】従来例周辺の要部の断面図
【図5】従来例の周辺部を含めた側面図
【図6】同じくその背面図
【符号の説明】
1 基板 2 ノズル 3,4 供給路 5 加圧室 6 インク池 7 振動板 8 圧電素子 9 導入開口部 10 記録ヘッド 11,12 バリア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板表面にノズルと加圧室と流路とが連
    通,形成されてなる溝のインク導入側開口部に、溝深さ
    を高さとする突起状体が溝幅方向に並設されてなる櫛状
    バリアを設けたことを特徴とするインクジェット記録ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】基板表面にノズルと加圧室と流路とが連
    通,形成されてなる溝のインク導入側開口部に、溝深さ
    を高さとする突起状体が溝幅方向に並設されてなる櫛状
    バリアの複数個を、溝の奥行き方向に並設するととも
    に、隣り合うバリア同士の突起状体の並びを半ピッチず
    らせるようにしたことを特徴とするインクジェット記録
    ヘッド。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の記録ヘッドにお
    いて、バリアの隣り合う突起状体の隙間が、ノズル幅の
    寸法未満であることを特徴とするインクジェット記録ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の記録ヘッドにおいて、隣
    り合うバリアの隙間が、ノズル幅の寸法未満であること
    を特徴とするインクジェット記録ヘッド。
JP489994A 1994-01-21 1994-01-21 インクジェット記録ヘッド Pending JPH07205421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP489994A JPH07205421A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 インクジェット記録ヘッド

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JP489994A JPH07205421A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 インクジェット記録ヘッド

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Publication Number Publication Date
JPH07205421A true JPH07205421A (ja) 1995-08-08

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ID=11596523

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JP489994A Pending JPH07205421A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 インクジェット記録ヘッド

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JP (1) JPH07205421A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044379A (ja) * 2002-07-03 2008-02-28 Dimatix Inc プリントヘッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008044379A (ja) * 2002-07-03 2008-02-28 Dimatix Inc プリントヘッド

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