JPH09150511A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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Publication number
JPH09150511A
JPH09150511A JP31332895A JP31332895A JPH09150511A JP H09150511 A JPH09150511 A JP H09150511A JP 31332895 A JP31332895 A JP 31332895A JP 31332895 A JP31332895 A JP 31332895A JP H09150511 A JPH09150511 A JP H09150511A
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JP
Japan
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ink
substrate
nozzle
plate
common
Prior art date
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Pending
Application number
JP31332895A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Satake
健一 佐武
Koichi Baba
弘一 馬場
Yoshiko Uryu
嘉子 瓜生
Toshio Nishino
俊夫 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Publication of JPH09150511A publication Critical patent/JPH09150511A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14419Manifold

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板表面に多数のノズルが配設されたインク
ジェットヘッドにおいて、その製作工程と、その製作工
程における部材管理を簡素化できるようにする。 【解決手段】 対向する表面10a、10bを有する基
板10に、インク共通流路11、インク共通流路11に
連通するインク供給路13、インク供給路13に連通す
る加圧室14、及び、基板10の一方の表面10aに開
口すると共に、加圧室14が加圧されることによりイン
ク滴が吐出されるノズル16を備え、インク共通流路1
1は基板10の一方の表面10aに形成された溝11a
に被覆プレート11bが配設されて構成され、ノズル1
6はインク出口に撥水性を持たせるためのノズルプレー
ト16bが配設されて構成され、被覆プレート11bと
ノズルプレート16bが一体に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置等に用いられるインクジェットヘッドに関し、更
に詳しくは、基板の表面に多数のノズルが配列形成さ
れ、そのノズルからインク滴が吐出されるようにしたイ
ンクジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェットヘッド
は、その要部断面図である図7に示すように、対向する
表面100a、100bを有する矩形状の基板100を
備えている。この基板100の一方の表面100a側に
は、その長手方向に沿ってインク共通流路101が形成
されている。このインク共通流路101は、基板100
に溝101aを形成し、この溝101aを覆うように基
板100に被覆プレート101bを配設することにより
構成されている。このように構成されたインク共通流路
101の長手方向の一端は閉じられているが、他端は基
板100の側面に通じており、この他端側から外部に配
設されたインクタンクのインクが供給されるようになっ
ている。
【0003】また、基板100の一方の表面100a側
には、インク共通流路101に沿って多数のノズル10
2が一定のピッチで一列に並べられて形成されている。
この基板100の一方の表面100aには、ノズル10
2のインク吐出口に撥水性を持たせるため、ノズル10
2に沿って金属板からなるノズルプレート102aが配
設されている。
【0004】また、基板100の内部には、インク共通
流路101と基板100の他方の表面100bとの間に
ノズル102に対応して多数のインク供給路103が形
成されている。このインク供給路103の一端はインク
共通流路101に連通し、他端は基板100の他方の表
面100bに開口している。
【0005】また、基板100の他方の表面100b側
には、インク供給路103に対応して多数の加圧室10
4が形成されている。この加圧室104は、基板100
に溝104aを形成し、この溝104aを覆うように基
板100に振動板105を配設することにより構成され
ている。この振動板105は、同時にインク供給路10
3の開口部分をも覆っている。この加圧室104の一端
はインク供給路103の他端に連通され、加圧室104
の他端はノズル102側に連通されている。また、振動
板105の外面側の加圧室104と対応する箇所には圧
電素子106が配設されている。
【0006】このように構成されたインクジェットヘッ
ドは、駆動信号が与えられて圧電素子106が駆動する
と、振動板105が振動することによって加圧室104
が加圧され、それによりインク共通流路101からイン
ク供給路103を介して供給された加圧室104のイン
クがノズル102側に送出され、ノズル102からイン
ク滴が吐出されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成されたインクジェットヘッドにおいては、基
板100の同じ一方の表面100aに被覆プレート10
1bとノズルプレート102aの2種類のプレートを別
々に配設する必要があるため、インクジェットヘッドの
製作工程が複雑になるという問題があった。また、上記
の2種類のプレートが必要であることから、インクジェ
ットヘッドを構成するための部材点数が増加し、インク
ジェットヘッドの製作工程における部材管理が煩雑にな
るという問題があった。
【0008】従って、本発明は、インクジェットヘッド
の製作工程を簡素化すると共に、インクジェットヘッド
の製作工程における部材管理を簡素化することのできる
インクジェットヘッドを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に係るインクジェットヘッドは、対向
する表面を有する基板に、この基板の一方の表面に形成
された溝に被覆プレートが配設されて構成されたインク
共通流路と、このインク共通流路に連通するインク供給
路と、このインク供給路に連通する加圧室と、前記基板
の一方の表面に開口し、そのインク吐出口に撥水性を持
たせるためのノズルプレートが配設されて構成されたノ
ズルとを備え、前記被覆プレートと前記ノズルプレート
が一体に形成されていることを特徴としている。
【0010】この請求項1に係るインクジェットヘッド
においては、インク共通流路を構成する被覆プレートと
ノズルを構成するノズルプレートが一体に形成されてい
るため、両プレートの基板への取り付けが同時に行なわ
れる。
【0011】また、請求項2に係るインクジェットヘッ
ドは、請求項1記載のものにおいて、前記インク供給路
は前記インク共通流路と前記基板の他方の表面との間に
基板の厚み方向に沿って形成され、前記加圧室は前記基
板の他方の表面と前記ノズルとの間に基板の厚み方向に
沿って形成されていることを特徴としている。
【0012】この請求項2に係るインクジェットヘッド
においては、インク共通流路を構成する被覆プレートと
ノズルを構成するノズルプレートが一体に形成されてい
るため、両プレートの基板への取り付けが同時に行なわ
れる。また、インク供給路がインク共通流路と基板の他
方の表面との間に基板の厚み方向に沿って形成され、加
圧室が基板の他方の表面とノズルとの間に基板の厚み方
向に沿って形成されているため、ノズルがインク共通流
路に近接して配設でき、ノズルの列間隔が狭められてノ
ズルの配置密度が高められる。
【0013】また、請求項3に係るインクジェットヘッ
ドは、請求項1又は2記載のものにおいて、前記一体に
形成された被覆プレートとノズルプレートは金属板から
なり、少なくともそのノズルプレート部分が撥水性を有
する材料で被覆されてなることを特徴としている。
【0014】この請求項3に係るインクジェットヘッド
においては、ノズルプレート部分が撥水性を有する材料
で被覆されているため、ノズルからインクが良好に吐出
される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係るイ
ンクジェットヘッドの平面図であり、図2は図1のA−
A線に沿う拡大断面図で、上下方向を逆転して示したも
のである。
【0016】これらの図において、インクジェットヘッ
ドは、対向する表面10a、10bを有する樹脂からな
る矩形状の基板10を備えている。この基板10の内部
には、その長手方向に沿い、かつ、一方の表面10a側
に複数のインク共通流路11が一定の間隔をおいて形成
されている。このインク共通流路11は、基板10に溝
11aを形成し、この溝11aを覆うように基板10に
共通プレート12を配設することにより構成されてい
る。この共通プレート12は、被覆プレート11bを一
体に備えており、その被覆プレート11b部分が溝11
aを覆うように配設されている。このように構成された
インク共通流路11の長手方向の一端は閉じられている
が、他端は基板10の側面に通じており、この他端側か
ら外部に配設されたインクタンクのインクが供給される
ようになっている。
【0017】また、基板10の内部には、インク共通流
路11に沿って多数のインク供給路13が一定のピッチ
で形成されている。このインク供給路13は、インク共
通流路11と基板10の他方の表面10bとの間に、基
板10の厚み方向(基板10の対向する表面10a、1
0b間方向)に沿って形成されており、一端がインク共
通流路11に連通されると共に、他端が基板10の他方
の表面10b側に開口している。また、このインク供給
路13には、インク共通流路11との連通部分に後述す
るノズルと同径かそれよりも細い径の隘路13aが形成
されている。
【0018】また、基板10の内部には、多数の加圧室
14が他方の表面10b側で、かつ、インク共通流路1
1の長手方向と直交する方向に形成されている。この加
圧室14の一端はインク供給路13の他端に連通されて
いる。この加圧室14は、基板10の他方の表面10b
に溝14aが形成され、この溝14aを覆うように基板
10に振動板15が配設されて構成されている。この振
動板15は、ガラス等の絶縁材料から形成され、貼着等
の手段で基板10の略全域に取り付けられており、上記
インク供給路13の開口部をも覆っている。
【0019】また、基板10の内部には、インク共通流
路11の側部に多数のノズル16が一定のピッチで1列
に並べられて形成されている。このノズル16は、基板
10の厚み方向に沿って形成され、その一端が基板10
の一方の表面10aに開口している。また、基板10の
内部には、一端が基板10の他方の表面10bに開口
し、他端がノズル16の他端に連通するインク供給路1
7が基板10の厚み方向に沿って形成されている。この
インク供給路17の開口部は上記振動板15で覆われて
いる。
【0020】また、このノズル16は、そのインク吐出
口に撥水性を持たせるため、基板10に上記共通プレー
ト12が配設されて構成されている。この共通プレート
12は、インク吐出孔16aの形成されたノズルプレー
ト16bを一体に備えており、このノズルプレート16
b部分が基板10の一方の表面10aの所定の位置に配
設されてノズル16を構成している。この共通プレート
12は、例えば、ステンレス鋼板等の金属板の表面に撥
水性を有する樹脂材料を塗布手段により被覆したり、撥
水性を有する金属材料をめっき手段により被覆したりし
て形成したものである。この共通プレート12は、その
インク吐出孔16a部分がノズル16の形成位置に正確
に位置合わせされ、接着剤等で貼着することによって基
板10に取り付けられる。このとき、共通プレート12
は、同時にインク共通流路11を構成する溝11aを覆
うことになる。なお、共通プレート12を金属板に撥水
性を有する材料を被覆して形成する場合、少なくともノ
ズルプレート16b部分が被覆されておればよい。
【0021】また、上記振動板15の外側面には、加圧
室14を構成する溝14aに対応する位置にチタン酸ジ
ルコン酸鉛等からなる圧電素子18が配設されている。
【0022】このように構成されたインクジェットヘッ
ドは、インクジェット記録装置等に取り付けられて圧電
素子18に駆動信号が与えられると、振動板15が振動
することによって加圧室14が加圧され、それによりイ
ンク共通流路11からインク供給路13を介して供給さ
れた加圧室14のインクがノズル16側に送出され、ノ
ズル16からインク滴が吐出される。なお、上記インク
供給路13の隘路13aは、加圧室14が加圧されたと
きにインクがインク共通流路11側に逆流しないように
設けたものである。
【0023】このように構成されたインクジェットヘッ
ドは、インク共通流路11を構成する溝11aを覆う被
覆プレート11bと、ノズル16のインク吐出口に撥水
性を持たせるためのノズルプレート16bとが一体に形
成されているので、基板10に両プレート11b、16
bを別々に取り付ける必要がなくなり、インクジェット
ヘッドの製作工程を簡素化することができる。また、イ
ンクジェットヘッドを構成する部材点数が削減されるこ
とから、インクジェットヘッドの製作工程における部材
管理を簡素化することができる。
【0024】なお、上記の実施形態におけるノズル16
は、インク共通流路11の一方の側部に沿って1列に配
設したものであるが、図3に示すように、インク共通流
路11の両方の側部に沿って2列に配設するようにして
もよい。この場合、インク供給路13はインク共通流路
11の幅方向側縁両側に2列に配設され、インク供給路
17を介してノズル16と連通する加圧室14は各列の
インク供給路13に対応して配設される。また、共通プ
レート12は、インク共通流路11の被覆プレート11
bの両側にノズル16のノズルプレート16bを一体に
備えて形成される。
【0025】また、ノズル16をインク共通流路11の
両方の側部に配設する場合、図4に示すように、インク
供給路13をインク共通流路11の幅方向中間位置に1
列に配設すると共に、両方の側部のノズル16を互いに
半ピッチずらせて配設し、この両方の側部のノズル16
をインク供給路17及び加圧室14を介して交互にイン
ク供給路13に連通するようにしてもよい。
【0026】また、上記の実施形態における共通プレー
ト12は、1つのインク共通流路11と、この同じイン
ク共通流路11からインクの供給されるノズル16とを
1つの単位として形成されたものであるが、別のインク
共通流路11とノズル16を含むように形成することも
できる。
【0027】図5は本発明の別の実施形態に係るインク
ジェットヘッドの平面図であり、図6は図5のB−B線
に沿う拡大断面図で、上下方向を逆転して示したもので
ある。 これらの図において、インクジェットヘッド
は、対向する表面20a、20bを有する樹脂からなる
矩形状の基板20を備えている。この基板20の内部に
は、その長手方向に沿い、かつ、一方の表面20a側に
複数のインク共通流路21が一定の間隔をおいて形成さ
れている。このインク共通流路21は、基板20に溝2
1aを形成し、この溝21aを覆うように基板20に共
通プレート22を配設することにより構成されている。
この共通プレート22は、溝21aを覆う被覆プレート
21bを長手方向中央部に一体に備えており、その被覆
プレート21b部分が溝21aを覆うように配設されて
いる。このように構成された各インク共通流路21の長
手方向の一端は閉じられているが、他端は基板20の側
面に通じており、この他端から図略のインクタンクのイ
ンクが供給されるようになっている。
【0028】また、基板20の内部には、インク共通流
路21に沿って多数のインク供給路23が一定のピッチ
で形成されている。このインク供給路23は、インク共
通流路21と基板20の他方の表面20bとの間に、基
板20の厚み方向(基板20の対向する表面20a、2
0b間方向)に沿って形成されており、一端がインク共
通流路21の幅方向中間位置に連通されると共に、他端
が基板20の他方の表面20b側に開口している。
【0029】また、基板20の内部には、インク共通流
路21の両方の側部に多数のノズル24が互いに半ピッ
チずれた状態でそれぞれ1列に並べられて形成されてい
る。このノズル24は、一端が基板20の一方の表面2
0aに開口すると共に、基板20の厚み方向に沿って形
成されており、インク共通流路21の一方の側部のノズ
ル24が1つおきのインク供給路23と対応するように
配設され、他方の側部のノズル24が残る1つおきのイ
ンク供給路23と対応するように配設されている。
【0030】また、このノズル24は、そのインク吐出
口に撥水性を持たせるため、基板20に上記共通プレー
ト22が配設されて構成されている。この共通プレート
22は、インク吐出孔24aの形成されたノズルプレー
ト24bを長手方向両側部に一体に備えており、このノ
ズルプレート24b部分が基板10の一方の表面10a
の所定の位置に配設されてノズル24を構成している。
この共通プレート22は、先の実施形態のものと同様
に、例えば、ステンレス鋼板等の金属板の表面に撥水性
を有する樹脂材料をコーティングして形成したものであ
る。この共通プレート22は、そのインク吐出孔24a
部分がノズル24の形成位置に正確に位置合わせされ、
接着剤等で貼着することによって基板20に取り付けら
れる。このとき、共通プレート22は、同時にインク共
通流路21を構成する溝21aを覆うことになる。
【0031】また、基板20の内部には、インク共通流
路21の両側に多数の加圧室25が各ノズル24に対応
して同じピッチで1列に並べられて形成されている。こ
の加圧室25は、基板20の他方の表面20bとノズル
24との間に溝25aが形成され、この溝25aを覆う
ように基板20に振動板26が配設されて構成されてい
る。この振動板26は、ガラス等の絶縁材料から形成さ
れ、貼着等の手段で基板20の略全域に取り付けられて
いる。上記溝25aは、一端が基板20の他方の表面2
0bに開口し、他端がノズル24の他端に連通されてお
り、基板20の厚み方向と直交する方向である横断面が
四角形状に形成されると共に、他端側が先細り形状に形
成され、全体として四角錐に近似した形状を有してい
る。
【0032】また、基板20の他方の表面20bには、
インク供給路23とそのインク供給路23と対応する位
置の加圧室25とに連通する溝27が形成されている。
この溝27は、基板20の厚み方向におけるインク共通
流路21と対向する位置に形成されており、対向するイ
ンク共通流路21の幅方向側部から外側へはみ出ないよ
うになっている。この溝27は、インク供給路23の開
口部と共に上記振動板26で覆われることにより、イン
ク供給路23の一部となる隘路28を構成する。
【0033】また、上記振動板26の外面側には、加圧
室25を構成する溝25aに対応する位置にチタン酸ジ
ルコン酸鉛等からなる圧電素子29が配設されている。
【0034】このように構成されたインクジェットヘッ
ドは、先の実施形態のものと同様に、基板20の一方の
表面20aに多数のノズル24が複数列に配設されたも
のとなり、インクジェット記録装置等に取り付けられて
圧電素子29に駆動信号が与えられると、振動板26が
振動することによって加圧室25が加圧され、インク共
通流路21からインク供給路23を介して供給された加
圧室25内部のインクがノズル24から吐出され、記録
用紙等に所定の画像を記録する。
【0035】また、このように構成されたインクジェッ
トヘッドは、先の実施形態のものと同様に、インク共通
流路21を構成する溝21aを覆う被覆プレート21b
と、ノズル24のインク吐出口に撥水性を持たせるため
のノズルプレート24bとが共通プレート22として一
体に形成されているので、基板に両プレート21b、2
4bを別々に取り付ける必要がなくなり、インクジェッ
トヘッドの製作工程を簡素化することができる。また、
インクジェットヘッドを構成する部材点数が削減される
ことから、インクジェットヘッドの製作工程における部
材管理を簡素化することができる。
【0036】なお、この実施形態における共通プレート
22は、図示では基板20の一方の表面20a上に配設
したものであるが、基板20の一方の表面20aと面一
となるように配設してもよい。また、この実施形態にお
ける共通プレート22は、1つのインク共通流路21
と、この同じインク共通流路21からインクの供給され
るノズル24とを1つの単位として形成されたものであ
るが、別のインク共通流路21とノズル24を含むよう
に形成することもできる。
【0037】また、インク供給路23は、その一端がイ
ンク共通流路21の幅方向中間位置において連通されて
いるが、インク共通流路11の幅方向側部において連通
されるようにしてもよい。また、ノズル24は、インク
共通流路21の両方の側部に互いに半ピッチずらせて配
設されているが、インク共通流路21の両方の側部に互
いに対向するように配設してもよい。さらに、ノズル2
4は、インク共通流路21の片方の側部のみに配設する
こともできる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至3の発明に
よれば、インク共通流路を構成する溝を覆う被覆プレー
トと、ノズルのインク吐出口に撥水性を持たせるための
ノズルプレートが一体に形成されているので、基板に両
プレートを別々に取り付ける必要がなくなり、インクジ
ェットヘッドの製作工程を簡素化することができる。ま
た、インクジェットヘッドを構成する部材点数が削減さ
れることから、インクジェットヘッドの製作工程におけ
る部材管理を簡素化することができる。
【0039】また、請求項2の発明によれば、インク供
給路がインク共通流路と基板の他方の表面との間に形成
され、加圧室が基板の他方の表面とノズルとの間に形成
されているので、ノズルをインク共通流路に近接して配
設することができ、ノズルの列間隔が狭められることか
らノズルの配置密度を高めることができる。
【0040】また、請求項3の発明によれば、少なくと
もノズルプレート部分が撥水性を有する材料で被覆され
ているので、ノズルからインクを良好に吐出させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッ
ドの一部を切り欠いて示す平面図である。
【図2】図1のインクジェットヘッドのA−A線の断面
図であり、図1とは上下方向を逆転させて示したもので
ある。
【図3】本発明のインクジェットヘッドの変形例を示す
要部平面図である。
【図4】本発明のインクジェットヘッドの他の変形例を
示す要部平面図である。
【図5】本発明の別の実施形態に係るインクジェットヘ
ッドの一部を切り欠いて示す平面図である。
【図6】図5のインクジェットヘッドのB−B線の断面
図であり、図5とは上下方向を逆転させて示したもので
ある。
【図7】従来のインクジェットヘッドの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
10、20 基板 11、21 インク共通流路 11b、21b 被覆プレート 12、22 共通プレート 13、23 インク供給路 14、25 加圧室 15、26 振動板 16、24 ノズル 16b、24b ノズルプレート 18、29 圧電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 俊夫 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する表面を有する基板に、この基板
    の一方の表面に形成された溝に被覆プレートが配設され
    て構成されたインク共通流路と、このインク共通流路に
    連通するインク供給路と、このインク供給路に連通する
    加圧室と、前記基板の一方の表面に開口し、そのインク
    吐出口に撥水性を持たせるためのノズルプレートが配設
    されて構成されたノズルとを備え、前記被覆プレートと
    前記ノズルプレートが一体に形成されていることを特徴
    とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記インク供給路は前記インク共通流路
    と前記基板の他方の表面との間に基板の厚み方向に沿っ
    て形成され、前記加圧室は前記基板の他方の表面と前記
    ノズルとの間に基板の厚み方向に沿って形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記一体に形成された被覆プレートとノ
    ズルプレートは金属板からなり、少なくともそのノズル
    プレート部分が撥水性を有する材料で被覆されてなるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットヘ
    ッド。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6457818B1 (en) 1998-12-24 2002-10-01 Seiko Epson Corporation Ink jet type recording head
US7284835B2 (en) 2003-08-14 2007-10-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet head
US7992970B2 (en) 2003-09-29 2011-08-09 Fujifilm Corporation Droplet ejecting apparatus
JP2015150882A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 京セラ株式会社 流路部材、およびそれを用いた液体吐出ヘッド、ならびに記録装置
JP2018130967A (ja) * 2014-04-24 2018-08-23 株式会社リコー インクを循環させるインクジェットヘッド

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