JP3224094B2 - ヘッドユニットの接続構造 - Google Patents
ヘッドユニットの接続構造Info
- Publication number
- JP3224094B2 JP3224094B2 JP32264698A JP32264698A JP3224094B2 JP 3224094 B2 JP3224094 B2 JP 3224094B2 JP 32264698 A JP32264698 A JP 32264698A JP 32264698 A JP32264698 A JP 32264698A JP 3224094 B2 JP3224094 B2 JP 3224094B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- head unit
- head
- flow path
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/10—Finger type piezoelectric elements
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プリン
タ、ファックスなどに適用されるインクジェット式記録
装置に搭載されるヘッドユニットの接続構造に関する。
タ、ファックスなどに適用されるインクジェット式記録
装置に搭載されるヘッドユニットの接続構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、複数のノズルからインクを吐
出する記録ヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記
録するインクジェット式記録装置が知られている。かか
るインクジェット式記録装置では、被記録媒体に対向す
る記録ヘッドはヘッドホルダに設けられ、ヘッドホルダ
はキャリッジに搭載されて被記録媒体の搬送方向とは直
交する方向に走査される。
出する記録ヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記
録するインクジェット式記録装置が知られている。かか
るインクジェット式記録装置では、被記録媒体に対向す
る記録ヘッドはヘッドホルダに設けられ、ヘッドホルダ
はキャリッジに搭載されて被記録媒体の搬送方向とは直
交する方向に走査される。
【０００３】このようなヘッドチップユニットの一例の
分解概略を図８に、その断面を図９に示す。図８及び図
９に示すように、圧電セラミックプレート１０１には、
複数の溝１０２が並設され、各溝１０２は、側壁１０３
で分離されている。各溝１０２の長手方向一端部は圧電
セラミックプレート１０１の一端面まで延設されてお
り、他端部は、他端面までは延びておらず、深さが徐々
に浅くなっている。また、各溝１０２内の両側壁１０３
の開口側表面には、長手方向に亘って、駆動電界印加用
の電極１０５が形成されている。
分解概略を図８に、その断面を図９に示す。図８及び図
９に示すように、圧電セラミックプレート１０１には、
複数の溝１０２が並設され、各溝１０２は、側壁１０３
で分離されている。各溝１０２の長手方向一端部は圧電
セラミックプレート１０１の一端面まで延設されてお
り、他端部は、他端面までは延びておらず、深さが徐々
に浅くなっている。また、各溝１０２内の両側壁１０３
の開口側表面には、長手方向に亘って、駆動電界印加用
の電極１０５が形成されている。
【０００４】また、圧電セラミックプレート１０１の溝
１０２の開口側には、カバープレート１０４が接着剤１
０６を介して接合されている。カバープレート１０４に
は、各溝１０２の浅くなった他端部と連通する凹部とな
るインク室１０７と、このインク室１０７の底部から溝
１０２とは反対方向に貫通するインク供給口１０８とを
有する。
１０２の開口側には、カバープレート１０４が接着剤１
０６を介して接合されている。カバープレート１０４に
は、各溝１０２の浅くなった他端部と連通する凹部とな
るインク室１０７と、このインク室１０７の底部から溝
１０２とは反対方向に貫通するインク供給口１０８とを
有する。
【０００５】また、圧電セラミックプレート１０１とカ
バープレート１０４との接合体の溝１０２が開口してい
る端面には、各溝１０２に対向する位置にノズル開口１
０９を有するノズルプレート１１０が接合されている。
さらに、カバープレート１０４の圧電セラミックプレー
ト１０１とは逆側には、一端がカバープレート１０４と
の接合面側に開口し、インク供給口１０８と連通されて
インク流路を形成するインク導入路１１１を有するヘッ
ドカバー１１２が接着剤によって接着されている。一
方、圧電セラミックプレート１０１側には、図示しない
駆動回路等が搭載されるベースプレート１１４が接合さ
れている。また、各電極１０５と駆動回路とは、ボンデ
ィングワイヤ１１５等で接続され、電極１０５に駆動電
圧を印加できるようになっている。
バープレート１０４との接合体の溝１０２が開口してい
る端面には、各溝１０２に対向する位置にノズル開口１
０９を有するノズルプレート１１０が接合されている。
さらに、カバープレート１０４の圧電セラミックプレー
ト１０１とは逆側には、一端がカバープレート１０４と
の接合面側に開口し、インク供給口１０８と連通されて
インク流路を形成するインク導入路１１１を有するヘッ
ドカバー１１２が接着剤によって接着されている。一
方、圧電セラミックプレート１０１側には、図示しない
駆動回路等が搭載されるベースプレート１１４が接合さ
れている。また、各電極１０５と駆動回路とは、ボンデ
ィングワイヤ１１５等で接続され、電極１０５に駆動電
圧を印加できるようになっている。
【０００６】このように構成されるヘッドチップユニッ
トでは、インク室１０７から各溝１０２内にインクを充
填し、所定の溝１０２の両側の側壁１０３に電極１０５
を介して所定の駆動電界を作用させると、側壁１０３が
変形して所定の溝１０２内の容積が変化し、これによ
り、溝１０２内のインクがノズル開口１０９から吐出す
る。
トでは、インク室１０７から各溝１０２内にインクを充
填し、所定の溝１０２の両側の側壁１０３に電極１０５
を介して所定の駆動電界を作用させると、側壁１０３が
変形して所定の溝１０２内の容積が変化し、これによ
り、溝１０２内のインクがノズル開口１０９から吐出す
る。
【０００７】例えば、図１０に示すように、溝１０２ａ
に対応するノズル開口１０９からインクを吐出する場合
には、その溝１０２ａ内の電極１０５ａ，１０５ｂに正
の駆動電圧を印加すると共にそれぞれに対向する電極１
０５ｃ，１０５ｄを接地するようにする。これにより、
側壁１０３ａ，１０３ｂには溝１０２ａに向かう方向の
駆動電界が作用し、これが圧電セラミックプレート１０
１の分極方向と直交すれば、圧電厚みすべり効果により
側壁１０３ａ，１０３ｂが溝１０２ａ方向に変形し、溝
１０２ａ内の容積が減少して圧力が増加し、ノズル開口
１０９からインクが吐出する。
に対応するノズル開口１０９からインクを吐出する場合
には、その溝１０２ａ内の電極１０５ａ，１０５ｂに正
の駆動電圧を印加すると共にそれぞれに対向する電極１
０５ｃ，１０５ｄを接地するようにする。これにより、
側壁１０３ａ，１０３ｂには溝１０２ａに向かう方向の
駆動電界が作用し、これが圧電セラミックプレート１０
１の分極方向と直交すれば、圧電厚みすべり効果により
側壁１０３ａ，１０３ｂが溝１０２ａ方向に変形し、溝
１０２ａ内の容積が減少して圧力が増加し、ノズル開口
１０９からインクが吐出する。
【０００８】また、このようなヘッドチップユニット
は、実際には、さらに、インクカートリッジを着脱自在
に保持するヘッドホルダに固定されると共に、インクカ
ートリッジとヘッドカバーのインク導入路とを連通する
インク流路を有する流路基板に接合される。そして、こ
のインク流路を介してインクカートリッジからヘッドチ
ップユニットへインクが供給される。
は、実際には、さらに、インクカートリッジを着脱自在
に保持するヘッドホルダに固定されると共に、インクカ
ートリッジとヘッドカバーのインク導入路とを連通する
インク流路を有する流路基板に接合される。そして、こ
のインク流路を介してインクカートリッジからヘッドチ
ップユニットへインクが供給される。
【０００９】このような構造では、ヘッドカバーと流路
基板とは、突出部と開口部とを嵌合することにより両者
のインク流路が連通するように構成され、両者の接合
は、ヘッドカバーの接合面及び突出部の外周面に接着剤
を塗布後、ヘッドカバーと流路基板とを押しつけて接着
する。
基板とは、突出部と開口部とを嵌合することにより両者
のインク流路が連通するように構成され、両者の接合
は、ヘッドカバーの接合面及び突出部の外周面に接着剤
を塗布後、ヘッドカバーと流路基板とを押しつけて接着
する。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造では、接着剤の量が多すぎる場合には、接着剤が
インク流路内や外部まではみ出してしまい、インクの流
れを阻害したり、外観を損ねてしまうという問題があ
る。また、逆に接着剤の量が少なすぎる場合には、両者
が確実に接着されずに剥がれ易いという問題がある。
た構造では、接着剤の量が多すぎる場合には、接着剤が
インク流路内や外部まではみ出してしまい、インクの流
れを阻害したり、外観を損ねてしまうという問題があ
る。また、逆に接着剤の量が少なすぎる場合には、両者
が確実に接着されずに剥がれ易いという問題がある。
【００１１】本発明は、このような事情に鑑み、ヘッド
カバーと流路基板とを適量の接着剤で確実且つ容易に接
着することのできるヘッドユニットの接続構造を提供す
ることを課題とする。
カバーと流路基板とを適量の接着剤で確実且つ容易に接
着することのできるヘッドユニットの接続構造を提供す
ることを課題とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第１の態様は、ノズル開口に連通する複数の溝にイ
ンクを供給するインク室と当該インク室にインクを供給
するインク流路とを有するヘッドユニットと、該ヘッド
ユニットを保持するヘッドホルダに取り付けられ且つ前
記ヘッドユニットのインク流路と連通されるインク流路
を有する流路基板との接続構造において、前記ヘッドユ
ニット及び前記流路基板の何れか一方に設けられてその
先端に前記インク流路が開口する突出部と、他方に設け
られて前記突出部が挿入されると共にその底部に前記イ
ンク流路が開口するインク連結口とを有し、前記インク
連結口は、前記突出部よりも若干大きい内径を有すると
共に前記突出部の高さと略同一の高さを有し且つ当該イ
ンク連結口に挿入された前記突出部との間に間隙を画成
し、前記ヘッドユニット及び前記流路基板の少なくとも
一方には、前記突出部と前記インク連結口との間に画成
される間隙から外部まで連通して前記間隙に接着剤を充
填するための連通孔が少なくとも一つ設けられ、前記ヘ
ッドユニットと前記流路基板とは、前記間隙に前記連通
孔を介して充填された接着剤によって接着されているこ
とを特徴とするヘッドユニットの接続構造にある。
明の第１の態様は、ノズル開口に連通する複数の溝にイ
ンクを供給するインク室と当該インク室にインクを供給
するインク流路とを有するヘッドユニットと、該ヘッド
ユニットを保持するヘッドホルダに取り付けられ且つ前
記ヘッドユニットのインク流路と連通されるインク流路
を有する流路基板との接続構造において、前記ヘッドユ
ニット及び前記流路基板の何れか一方に設けられてその
先端に前記インク流路が開口する突出部と、他方に設け
られて前記突出部が挿入されると共にその底部に前記イ
ンク流路が開口するインク連結口とを有し、前記インク
連結口は、前記突出部よりも若干大きい内径を有すると
共に前記突出部の高さと略同一の高さを有し且つ当該イ
ンク連結口に挿入された前記突出部との間に間隙を画成
し、前記ヘッドユニット及び前記流路基板の少なくとも
一方には、前記突出部と前記インク連結口との間に画成
される間隙から外部まで連通して前記間隙に接着剤を充
填するための連通孔が少なくとも一つ設けられ、前記ヘ
ッドユニットと前記流路基板とは、前記間隙に前記連通
孔を介して充填された接着剤によって接着されているこ
とを特徴とするヘッドユニットの接続構造にある。
【００１３】本発明の第２の態様は、第１の態様におい
て、前記連通孔は、少なくとも二つあり、一方は、接着
剤充填の際の空気排出口となることを特徴とするヘッド
ユニットの接続構造にある。本発明の第３の態様は、第
１又は２の態様において、前記連通孔は、前記インク連
結口に対応して、それぞれ設けられていることを特徴と
するヘッドユニットの接続構造にある。
て、前記連通孔は、少なくとも二つあり、一方は、接着
剤充填の際の空気排出口となることを特徴とするヘッド
ユニットの接続構造にある。本発明の第３の態様は、第
１又は２の態様において、前記連通孔は、前記インク連
結口に対応して、それぞれ設けられていることを特徴と
するヘッドユニットの接続構造にある。
【００１４】本発明の第４の態様は、第１〜３の何れか
の態様において、前記インク連結口と前記突出部とはそ
れぞれ複数あり、それぞれの間に形成された前記間隙
は、前記インク連結口が開口した面に形成された溝によ
りそれぞれ連通されていることを特徴とするヘッドユニ
ットの接続構造にある。本発明の第５の態様は、第１〜
４の何れかの態様において、前記突出部の先端面と当接
する前記インク連結口の底面部が、テーパ面となってい
ることを特徴とするヘッドユニットの接続構造にある。
の態様において、前記インク連結口と前記突出部とはそ
れぞれ複数あり、それぞれの間に形成された前記間隙
は、前記インク連結口が開口した面に形成された溝によ
りそれぞれ連通されていることを特徴とするヘッドユニ
ットの接続構造にある。本発明の第５の態様は、第１〜
４の何れかの態様において、前記突出部の先端面と当接
する前記インク連結口の底面部が、テーパ面となってい
ることを特徴とするヘッドユニットの接続構造にある。
【００１５】本発明の第６の態様は、第５の態様におい
て、前記突出部の先端面の周縁部が、テーパ面となって
いることを特徴とするヘッドユニットの接続構造にあ
る。本発明の第７の態様は、第１〜６の何れかの態様に
おいて、前記ヘッドホルダには、前記ヘッドユニットの
駆動回路が搭載されていることを特徴とするヘッドユニ
ットの接続構造にある。
て、前記突出部の先端面の周縁部が、テーパ面となって
いることを特徴とするヘッドユニットの接続構造にあ
る。本発明の第７の態様は、第１〜６の何れかの態様に
おいて、前記ヘッドホルダには、前記ヘッドユニットの
駆動回路が搭載されていることを特徴とするヘッドユニ
ットの接続構造にある。
【００１６】本発明の第８の態様は、第７の態様におい
て、前記ヘッドホルダには、インクを収容したインクカ
ートリッジが着脱自在に保持できることを特徴とするヘ
ッドユニットの接続構造にある。かかる本発明では、ヘ
ッドカバーと流路基板とが、常に、適量の接着剤で確実
且つ容易に接着され、インク流路を良好に連通すること
ができる。
て、前記ヘッドホルダには、インクを収容したインクカ
ートリッジが着脱自在に保持できることを特徴とするヘ
ッドユニットの接続構造にある。かかる本発明では、ヘ
ッドカバーと流路基板とが、常に、適量の接着剤で確実
且つ容易に接着され、インク流路を良好に連通すること
ができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図１は、本発明の一実施
形態に係るヘッドチップの分解斜視図である。図１に示
すように、圧電セラミックプレート１１には、複数の溝
１２が並設され、各溝１２は、側壁１３で分離されてい
る。各溝１２の長手方向一端部は圧電セラミックプレー
ト１１の一端面まで延設されており、他端部は、他端面
までは延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。ま
た、各溝１２内の両側壁１３の開口側表面には、長手方
向に亘って、駆動電界印加用の電極１５が形成されてい
る。
いて本発明を詳細に説明する。図１は、本発明の一実施
形態に係るヘッドチップの分解斜視図である。図１に示
すように、圧電セラミックプレート１１には、複数の溝
１２が並設され、各溝１２は、側壁１３で分離されてい
る。各溝１２の長手方向一端部は圧電セラミックプレー
ト１１の一端面まで延設されており、他端部は、他端面
までは延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。ま
た、各溝１２内の両側壁１３の開口側表面には、長手方
向に亘って、駆動電界印加用の電極１５が形成されてい
る。
【００１８】ここで、圧電セラミックプレート１１に形
成される各溝１２は、例えば、円盤状のダイスカッター
により形成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイ
スカッターの形状を利用して形成される。また、各溝１
２内に形成される電極１５は、例えば、公知の斜め方向
からの蒸着により形成される。このような圧電セラミッ
クプレート１１の溝１２の開口側には、インク室プレー
ト１７が接合されている。インク室プレート１７には、
各溝１２の浅くなった他端部と連通する凹部となるイン
ク室２１と、このインク室２１の底部から溝１２とは反
対方向に貫通するインク供給口２２とを有する。
成される各溝１２は、例えば、円盤状のダイスカッター
により形成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイ
スカッターの形状を利用して形成される。また、各溝１
２内に形成される電極１５は、例えば、公知の斜め方向
からの蒸着により形成される。このような圧電セラミッ
クプレート１１の溝１２の開口側には、インク室プレー
ト１７が接合されている。インク室プレート１７には、
各溝１２の浅くなった他端部と連通する凹部となるイン
ク室２１と、このインク室２１の底部から溝１２とは反
対方向に貫通するインク供給口２２とを有する。
【００１９】ここで、本実施形態では、各溝１２は、黒
色（Ｂ）、イエロー（Ｙ）、マゼンダ（Ｍ）、シアン
（Ｃ）の各色のインクに対応したグループに分かれてお
り、インク室２１及びインク供給口２２は、それぞれ４
つずつ設けられている。なお、インク室プレート１７
は、セラミックプレート、金属プレートなどで形成する
ことができるが、圧電セラミックプレート１１との接合
後の変形等を考えると、熱膨張率の近似したセラミック
プレートを用いるのが好ましい。
色（Ｂ）、イエロー（Ｙ）、マゼンダ（Ｍ）、シアン
（Ｃ）の各色のインクに対応したグループに分かれてお
り、インク室２１及びインク供給口２２は、それぞれ４
つずつ設けられている。なお、インク室プレート１７
は、セラミックプレート、金属プレートなどで形成する
ことができるが、圧電セラミックプレート１１との接合
後の変形等を考えると、熱膨張率の近似したセラミック
プレートを用いるのが好ましい。
【００２０】また、圧電セラミックプレート１１とイン
ク室プレート１７との接合体の溝１２が開口している端
面には、ノズルプレート２５が接合されており、ノズル
プレート２５の各溝１２に対向する位置にはノズル開口
２７が形成されている。本実施形態では、ノズルプレー
ト２５は、圧電セラミックプレート１１とインク室プレ
ート１７との接合体の溝１２が開口している端面の大き
さより大きくなっている。また、ノズルプレート２５
は、ポリイミドフィルムなどに、例えば、エキシマレー
ザ装置を用いてノズル開口２７を形成したものである。
ク室プレート１７との接合体の溝１２が開口している端
面には、ノズルプレート２５が接合されており、ノズル
プレート２５の各溝１２に対向する位置にはノズル開口
２７が形成されている。本実施形態では、ノズルプレー
ト２５は、圧電セラミックプレート１１とインク室プレ
ート１７との接合体の溝１２が開口している端面の大き
さより大きくなっている。また、ノズルプレート２５
は、ポリイミドフィルムなどに、例えば、エキシマレー
ザ装置を用いてノズル開口２７を形成したものである。
【００２１】なお、本実施形態では、圧電セラミックプ
レート１１とインク室プレート１７との接合体の溝１２
が開口している端部の周囲には、ノズル支持プレート２
８が配置されている。このノズル支持プレート２８は、
ノズルプレートの接合体端面の外側と接合されて、ノズ
ルプレート２８を安定して保持するためのものである。
レート１１とインク室プレート１７との接合体の溝１２
が開口している端部の周囲には、ノズル支持プレート２
８が配置されている。このノズル支持プレート２８は、
ノズルプレートの接合体端面の外側と接合されて、ノズ
ルプレート２８を安定して保持するためのものである。
【００２２】勿論、このノズル支持プレート２８は設け
なくてもよい。また、このようなヘッドチップの駆動原
理等は従来技術で述べたとおりであるので、ここでの説
明は省略する。さらに、このようなヘッドチップ３０を
駆動するための配線等の設け方も特に限定されないが、
以下に、その一例を示す。
なくてもよい。また、このようなヘッドチップの駆動原
理等は従来技術で述べたとおりであるので、ここでの説
明は省略する。さらに、このようなヘッドチップ３０を
駆動するための配線等の設け方も特に限定されないが、
以下に、その一例を示す。
【００２３】図２及び図３には、上述したヘッドチップ
３０をヘッドチップユニット４０とする製造工程の一例
を示す。図２に示すように、圧電セラミックプレート１
１のノズル開口側とは反対側の端部には電極１５に接続
される図示しない配線パターンが形成されており、この
配線パターンには異方性導電膜３１を介してフレキシブ
ルケーブル３２が接合される。また、圧電セラミックプ
レート１１とインク室プレート１７との接合体のノズル
支持プレート２８の後端側には、圧電セラミックプレー
ト１１側のアルミニウム製のベースプレート３３と、イ
ンク室プレート１７側のヘッドカバー３４とが組み付け
られる。ベースプレート３３とヘッドカバー３４とは、
ベースプレート３３の係止孔３３ａにヘッドカバー３４
の係止シャフト３４ａを係合することにより固定され、
両者で圧電セラミックプレート１１とインク室プレート
１７との接合体を挟持する。ヘッドカバー３４には、イ
ンク室プレート１７のインク供給口２２のそれぞれに連
通するインク導入路３５が設けられている。また、この
インク導入路３５のインク室プレート１７とは逆側の開
口部分は、他の部分よりも突出した突出部３５ａとなっ
ており、さらにその周囲には、後述する流路基板４５の
ヘッド連結口４６側の先端部分と嵌合可能な大きさの凹
部３６が形成されている。なお、詳しくは後述するが、
流路基板４５のインク連結口４６に突出部３５ａが挿入
固定されると共に、凹部３６に流路基板４５の接合面側
の先端部分が嵌合されて、ヘッドカバー３４のインク導
入路３５及び流路基板４５のインク流路とが連通され
る。
３０をヘッドチップユニット４０とする製造工程の一例
を示す。図２に示すように、圧電セラミックプレート１
１のノズル開口側とは反対側の端部には電極１５に接続
される図示しない配線パターンが形成されており、この
配線パターンには異方性導電膜３１を介してフレキシブ
ルケーブル３２が接合される。また、圧電セラミックプ
レート１１とインク室プレート１７との接合体のノズル
支持プレート２８の後端側には、圧電セラミックプレー
ト１１側のアルミニウム製のベースプレート３３と、イ
ンク室プレート１７側のヘッドカバー３４とが組み付け
られる。ベースプレート３３とヘッドカバー３４とは、
ベースプレート３３の係止孔３３ａにヘッドカバー３４
の係止シャフト３４ａを係合することにより固定され、
両者で圧電セラミックプレート１１とインク室プレート
１７との接合体を挟持する。ヘッドカバー３４には、イ
ンク室プレート１７のインク供給口２２のそれぞれに連
通するインク導入路３５が設けられている。また、この
インク導入路３５のインク室プレート１７とは逆側の開
口部分は、他の部分よりも突出した突出部３５ａとなっ
ており、さらにその周囲には、後述する流路基板４５の
ヘッド連結口４６側の先端部分と嵌合可能な大きさの凹
部３６が形成されている。なお、詳しくは後述するが、
流路基板４５のインク連結口４６に突出部３５ａが挿入
固定されると共に、凹部３６に流路基板４５の接合面側
の先端部分が嵌合されて、ヘッドカバー３４のインク導
入路３５及び流路基板４５のインク流路とが連通され
る。
【００２４】次に、図３（ａ）に示すように、圧電セラ
ミックプレート１１の後端側に突出したベースプレート
３３上には配線基板３７が固着される。ここで、配線基
板３７上にはヘッドチップを駆動するための集積回路な
どの駆動回路３８が搭載され、駆動回路３８とフレキシ
ブルケーブル３２とが異方性導電膜３９を介して接続さ
れる。これにより、図３（ｂ）のヘッドチップユニット
４０が完成する。
ミックプレート１１の後端側に突出したベースプレート
３３上には配線基板３７が固着される。ここで、配線基
板３７上にはヘッドチップを駆動するための集積回路な
どの駆動回路３８が搭載され、駆動回路３８とフレキシ
ブルケーブル３２とが異方性導電膜３９を介して接続さ
れる。これにより、図３（ｂ）のヘッドチップユニット
４０が完成する。
【００２５】さらに、このようなヘッドチップユニット
４０は、例えば、インクカートリッジを着脱自在に保持
するタンクホルダに組み付けられてヘッドホルダユニッ
トを構成する。このようなタンクホルダ４１及びインク
ホルダユニット５０の一例を図４及び図５に示す。な
お、図４は、ヘッドホルダ及びヘッドホルダユニットの
斜視図であり、図５は、ヘッドホルダユニット５０の要
部断面図である。
４０は、例えば、インクカートリッジを着脱自在に保持
するタンクホルダに組み付けられてヘッドホルダユニッ
トを構成する。このようなタンクホルダ４１及びインク
ホルダユニット５０の一例を図４及び図５に示す。な
お、図４は、ヘッドホルダ及びヘッドホルダユニットの
斜視図であり、図５は、ヘッドホルダユニット５０の要
部断面図である。
【００２６】図示するように、タンクホルダ４１は、一
方面が開口した略箱形形状をなし、図示しないインクカ
ートリッジが着脱自在に保持可能なものである。また、
底壁上面には、インクカートリッジの底部に形成された
開口部であるインク供給口と連結する連結部４２が設け
られている。連結部４２は、例えば、黒色（Ｂ）、イエ
ロー（Ｙ）、マゼンダ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各色のイ
ンク毎に設けられている。
方面が開口した略箱形形状をなし、図示しないインクカ
ートリッジが着脱自在に保持可能なものである。また、
底壁上面には、インクカートリッジの底部に形成された
開口部であるインク供給口と連結する連結部４２が設け
られている。連結部４２は、例えば、黒色（Ｂ）、イエ
ロー（Ｙ）、マゼンダ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各色のイ
ンク毎に設けられている。
【００２７】連通部４２内には図示しないインク流路が
形成され、その開口となる連結部４２の先端には、フィ
ルタ４３が設けられている。また、連結部４２内に形成
されたインク流路は底壁の裏面側まで連通して形成さ
れ、各インク流路は、タンクホルダ４１の裏面側に設け
られた流路基板４５内のインク流路を介して流路基板４
５の側壁に開口するヘッド連結口４６に連通する。この
ヘッド連結口４６は、タンクホルダ４１の側面側に開口
し、当該側壁の底部には、上述したヘッドチップユニッ
ト４０を保持するヘッドチップユニット保持部４７が設
けられている。ヘッドチップユニット保持部４７には、
配線基板３７上に設けられた駆動回路３８を包囲する略
コ字状に立設された包囲壁４８と、包囲壁４８内にあっ
てヘッドチップユニット４０のベースプレート３３及び
配線基板３７に設けられた係止孔４０ａと係合する係合
シャフト４９が立設されている。
形成され、その開口となる連結部４２の先端には、フィ
ルタ４３が設けられている。また、連結部４２内に形成
されたインク流路は底壁の裏面側まで連通して形成さ
れ、各インク流路は、タンクホルダ４１の裏面側に設け
られた流路基板４５内のインク流路を介して流路基板４
５の側壁に開口するヘッド連結口４６に連通する。この
ヘッド連結口４６は、タンクホルダ４１の側面側に開口
し、当該側壁の底部には、上述したヘッドチップユニッ
ト４０を保持するヘッドチップユニット保持部４７が設
けられている。ヘッドチップユニット保持部４７には、
配線基板３７上に設けられた駆動回路３８を包囲する略
コ字状に立設された包囲壁４８と、包囲壁４８内にあっ
てヘッドチップユニット４０のベースプレート３３及び
配線基板３７に設けられた係止孔４０ａと係合する係合
シャフト４９が立設されている。
【００２８】また、ヘッドホルダ４１に固定される流路
基板４５には、ヘッドカバー３４の各インク導入口３５
に対応して、ヘッド連結口４６が設けられている。この
ヘッド連結口４６は、ヘッドカバー３４の突出部３５ａ
の外径よりも大きく且つ流路基板４５のインク流路５１
よりも大きい内径で形成されている。また、このインク
連結口５６の深さは、突出部３５ａの高さと略同一、又
は若干浅く形成されている。したがって、インク連結口
４６に突出部３５ａが挿入されると、インク連結口４６
の内周面と突出部３５ａの外周面との間に間隙５２が画
成され、この間隙５２は、突出部３５ａの先端部分がイ
ンク連結口５６の底面部５６ａに当接することによって
封止される。
基板４５には、ヘッドカバー３４の各インク導入口３５
に対応して、ヘッド連結口４６が設けられている。この
ヘッド連結口４６は、ヘッドカバー３４の突出部３５ａ
の外径よりも大きく且つ流路基板４５のインク流路５１
よりも大きい内径で形成されている。また、このインク
連結口５６の深さは、突出部３５ａの高さと略同一、又
は若干浅く形成されている。したがって、インク連結口
４６に突出部３５ａが挿入されると、インク連結口４６
の内周面と突出部３５ａの外周面との間に間隙５２が画
成され、この間隙５２は、突出部３５ａの先端部分がイ
ンク連結口５６の底面部５６ａに当接することによって
封止される。
【００２９】なお、このインク連結口５６の底面部５６
ａの形状は、特に限定されないが、本実施形態では、テ
ーパ形状とし、突出部３５ａの先端面が確実に当接する
ようにしている。また、さらに、突出部３５ａの先端面
の周縁部をテーパ形状としてもよく、これにより、突出
部３５ａの先端面とインク連結口５６の底面部５６ａと
がより確実に当接する。
ａの形状は、特に限定されないが、本実施形態では、テ
ーパ形状とし、突出部３５ａの先端面が確実に当接する
ようにしている。また、さらに、突出部３５ａの先端面
の周縁部をテーパ形状としてもよく、これにより、突出
部３５ａの先端面とインク連結口５６の底面部５６ａと
がより確実に当接する。
【００３０】また、流路基板４５のヘッドホルダ４１と
の接合面とは反対面の各ヘッド連結口４６に対応する領
域には、それぞれ、間隙５２と外部とを連通する微小径
の連通孔５３が形成されている。この連通孔５３は、少
なくとも一つがこの間隙に接着剤を充填するための充填
孔５３ａとして用いられ、残りの連通孔５３は、接着剤
を充填する際に間隙５２内の空気を排出する排出孔５３
ｂとして用いられる。
の接合面とは反対面の各ヘッド連結口４６に対応する領
域には、それぞれ、間隙５２と外部とを連通する微小径
の連通孔５３が形成されている。この連通孔５３は、少
なくとも一つがこの間隙に接着剤を充填するための充填
孔５３ａとして用いられ、残りの連通孔５３は、接着剤
を充填する際に間隙５２内の空気を排出する排出孔５３
ｂとして用いられる。
【００３１】さらに、本実施形態では、流路基板４５の
ヘッドカバー３４との当接面には、各インク連通口４６
間に渡って、例えば、断面略半円形状の溝部５４が設け
られている。すなわち、流路基板４５とヘッドカバー３
４を接合した状態でも、全ての間隙５２が溝部５４によ
って連通される。これにより、一つの充填孔５３ａから
全ての間隙５２に接着剤を充填することができる。
ヘッドカバー３４との当接面には、各インク連通口４６
間に渡って、例えば、断面略半円形状の溝部５４が設け
られている。すなわち、流路基板４５とヘッドカバー３
４を接合した状態でも、全ての間隙５２が溝部５４によ
って連通される。これにより、一つの充填孔５３ａから
全ての間隙５２に接着剤を充填することができる。
【００３２】以上のような構成で、ヘッドチップユニッ
ト保持部４７にヘッドチップユニット４０が搭載されて
ヘッドホルダユニット５０が完成する。以下、このヘッ
ドカバーと流路基板との接合工程について説明する。ま
ず、図６（ａ）に示すように、ヘッドカバー３４の各イ
ンク導入路３５の突出部３５ａが、それぞれに対応する
流路基板４５のインク連結口４６に挿入され、且つ流路
基板４５の接合面側の先端部分４５ａが、ヘッドカバー
３４の凹部３６に嵌合されるように、ヘッドチップユニ
ット４０をヘッドホルダ４１のヘッドチップユニット保
持部４７に搭載する。このとき、各インク連結口４６と
突出部３５ａとの間には間隙５２が画成され、各間隙５
２は、流路基板４５の溝部５４によって全て連通されて
いることになる。
ト保持部４７にヘッドチップユニット４０が搭載されて
ヘッドホルダユニット５０が完成する。以下、このヘッ
ドカバーと流路基板との接合工程について説明する。ま
ず、図６（ａ）に示すように、ヘッドカバー３４の各イ
ンク導入路３５の突出部３５ａが、それぞれに対応する
流路基板４５のインク連結口４６に挿入され、且つ流路
基板４５の接合面側の先端部分４５ａが、ヘッドカバー
３４の凹部３６に嵌合されるように、ヘッドチップユニ
ット４０をヘッドホルダ４１のヘッドチップユニット保
持部４７に搭載する。このとき、各インク連結口４６と
突出部３５ａとの間には間隙５２が画成され、各間隙５
２は、流路基板４５の溝部５４によって全て連通されて
いることになる。
【００３３】次に、これらのヘッドカバー３４及び流路
基板４５をクランプして、図６（ｂ）に示すように、流
路基板４５の一つの連通孔５３（充填孔５３ａ）から、
所定の治具等を用いて、間隙５２内に接着剤５５を充填
する。この際、接着剤５５は溝部５４を介して間隙５２
全てに順次充填されていく。また、間隙５２内に存在す
る空気は、その他の連通孔５３（排出孔５３ｂ）から排
出され、充填孔５３ａから接着剤５５を容易に充填する
ことができる。なお、連通孔５３は、微小径であるた
め、この連通孔５３から接着剤５５が外部に漏れ出すこ
とがない。
基板４５をクランプして、図６（ｂ）に示すように、流
路基板４５の一つの連通孔５３（充填孔５３ａ）から、
所定の治具等を用いて、間隙５２内に接着剤５５を充填
する。この際、接着剤５５は溝部５４を介して間隙５２
全てに順次充填されていく。また、間隙５２内に存在す
る空気は、その他の連通孔５３（排出孔５３ｂ）から排
出され、充填孔５３ａから接着剤５５を容易に充填する
ことができる。なお、連通孔５３は、微小径であるた
め、この連通孔５３から接着剤５５が外部に漏れ出すこ
とがない。
【００３４】そして、接着剤５５が固化することによっ
てヘッドカバー３４と流路基板４５とが接着固定され
る。このようにヘッドホルダ４１とヘッドチップユニッ
トとは、ヘッドカバー３４に形成されたインク導入路３
５が流路基板４５のヘッド連結口４６に連結されて、接
着固定される。これにより、タンクホルダ４１の連結部
４２を介してインクカートリッジから導入されたインク
は、流路基板４５内のインク流路を通ってヘッドチップ
ユニット４０のインク導入路３５に導入され、インク室
２２及び溝１２内に充填される。
てヘッドカバー３４と流路基板４５とが接着固定され
る。このようにヘッドホルダ４１とヘッドチップユニッ
トとは、ヘッドカバー３４に形成されたインク導入路３
５が流路基板４５のヘッド連結口４６に連結されて、接
着固定される。これにより、タンクホルダ４１の連結部
４２を介してインクカートリッジから導入されたインク
は、流路基板４５内のインク流路を通ってヘッドチップ
ユニット４０のインク導入路３５に導入され、インク室
２２及び溝１２内に充填される。
【００３５】なお、本実施形態では、ヘッドカバー３４
のインク導入路３５の開口部分を突出部３５ａとして、
流路基板４５のインク流路５１の開口部分をこの突出部
３５ａの外径よりも大きい内径を有するインク連結口４
６としたが、これに限定されず、逆であってもよい。こ
のようなヘッドユニット５０は、例えば、インクジェッ
ト式記録装置のキャリッジに搭載されて使用される。こ
の使用態様の一例の概略を図７に示す。
のインク導入路３５の開口部分を突出部３５ａとして、
流路基板４５のインク流路５１の開口部分をこの突出部
３５ａの外径よりも大きい内径を有するインク連結口４
６としたが、これに限定されず、逆であってもよい。こ
のようなヘッドユニット５０は、例えば、インクジェッ
ト式記録装置のキャリッジに搭載されて使用される。こ
の使用態様の一例の概略を図７に示す。
【００３６】図７に示すように、キャリッジ６１は、一
対のガイドレール６２ａ及び６２ｂ上に軸方向に移動自
在に搭載されており、カイドレール６２の一端側に設け
られてキャリッジ駆動モータ６３に連結されたプーリ６
４ａと、他端側に設けられたプーリ６４ｂとに掛け渡さ
れたタイミングベルト６５を介して搬送される。キャリ
ッジ６１の搬送方向と直交する方向の両側には、ガイド
レール６２ａ及び６２ｂに沿ってそれぞれ一対の搬送ロ
ーラ６６及び６７が設けられている。これらの搬送ロー
ラ６６及び６７は、キャリッジ６１の下方に当該キャリ
ッジ６１の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Ｓを
搬送するものである。
対のガイドレール６２ａ及び６２ｂ上に軸方向に移動自
在に搭載されており、カイドレール６２の一端側に設け
られてキャリッジ駆動モータ６３に連結されたプーリ６
４ａと、他端側に設けられたプーリ６４ｂとに掛け渡さ
れたタイミングベルト６５を介して搬送される。キャリ
ッジ６１の搬送方向と直交する方向の両側には、ガイド
レール６２ａ及び６２ｂに沿ってそれぞれ一対の搬送ロ
ーラ６６及び６７が設けられている。これらの搬送ロー
ラ６６及び６７は、キャリッジ６１の下方に当該キャリ
ッジ６１の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Ｓを
搬送するものである。
【００３７】キャリッジ６１上には、上述したヘッドユ
ニット５０が搭載され、このヘッドユニット５０には上
述したインクカートリッジを着脱自在に取付可能であ
る。このようなインクジェット式記録装置によると、被
記録媒体Ｓを送りつつキャリッジ６１をその送り方向と
は直交方向に走査することにより、ヘッドチップによっ
て被記録媒体Ｓ上に文字及び画像を記録することができ
る。
ニット５０が搭載され、このヘッドユニット５０には上
述したインクカートリッジを着脱自在に取付可能であ
る。このようなインクジェット式記録装置によると、被
記録媒体Ｓを送りつつキャリッジ６１をその送り方向と
は直交方向に走査することにより、ヘッドチップによっ
て被記録媒体Ｓ上に文字及び画像を記録することができ
る。
【００３８】以上、一実施形態について説明したが、本
発明はこのような構成に限定されるものではない。
発明はこのような構成に限定されるものではない。
【００３９】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ヘッド
カバーと流路基板とを、ヘッドカバーのインク導入路の
突出部と流路基板のインク連結口との間に画成された間
隙、及び溝部に接着剤を充填することにより接着固定す
るようにした。これにより、ヘッドカバーと流路基板と
を、常に適量の接着剤で接着することができ、接合強度
が向上する。また、接着剤が外部に漏れることもなく、
ヘッドの外観も損なうことがないという効果を奏する。
カバーと流路基板とを、ヘッドカバーのインク導入路の
突出部と流路基板のインク連結口との間に画成された間
隙、及び溝部に接着剤を充填することにより接着固定す
るようにした。これにより、ヘッドカバーと流路基板と
を、常に適量の接着剤で接着することができ、接合強度
が向上する。また、接着剤が外部に漏れることもなく、
ヘッドの外観も損なうことがないという効果を奏する。
【図１】本発明の一実施形態に係るヘッドチップの分解
斜視図である。
斜視図である。
【図２】本発明の一実施形態に係るヘッドユニットの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図３】本発明の一実施形態に係るヘッドチップの接合
行程を示す断面図である。
行程を示す断面図である。
【図４】本発明の一実施形態に係るヘッドホルダユニッ
トの組立を示す斜視図である。
トの組立を示す斜視図である。
【図５】本発明の一実施形態に係るヘッドホルダユニッ
トの要部断面図である。
トの要部断面図である。
【図６】本発明の一実施形態に係るヘッドホルダユニッ
トの接合工程の概略を示す断面図である。
トの接合工程の概略を示す断面図である。
【図７】本発明の一実施形態に係るヘッドチップを用い
たユニットの使用態様を示す斜視図である。
たユニットの使用態様を示す斜視図である。
【図８】従来技術に係る記録ヘッドの概要を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図９】従来技術に係る記録ヘッドの概要を示す断面図
である。
である。
【図１０】従来技術に係る記録ヘッドの概要を示す断面
図である。
図である。
１１ 圧電セラミックプレート １２ 溝 １３ 側壁 １５ 電極 １７ インク室プレート ２２ インク供給口 ２５ ノズルプレート ２７ ノズル開口 ２８ ノズル支持プレート ３３ ベースプレート ３４ ヘッドカバー ３６ インク導入路 ４１ タンクホルダ ４５ 流路基板 ４６ インク連結口 ５０ ヘッドホルダユニット ５３ 連通孔 ５４ 溝部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 2/175 B41J 2/01
Claims (6)
- 【請求項１】 ノズル開口に連通する複数の溝にインク
を供給するインク室と当該インク室にインクを供給する
複数のインク流路とを有するヘッドユニットと、該ヘッ
ドユニットを保持するヘッドホルダに取り付けられ且つ
前記ヘッドユニットのインク流路と連通される複数のイ
ンク流路を有する流路基板との接続構造において、 前記ヘッドユニット及び前記流路基板の何れか一方に設
けられてその先端に前記インク流路が対応して開口する
複数の突出部と、他方に設けられて前記複数の突出部が
対となって挿入されると共にその底部に前記インク流路
が開口する複数のインク連結口とを有し、前記インク連
結口は、前記突出部よりも若干大きい内径を有すると共
に前記突出部の高さと略同一の高さを有し且つ当該イン
ク連結口に挿入された前記突出部との間に間隙を画成
し、前記ヘッドユニット及び前記流路基板の少なくとも
一方には、前記突出部と前記インク連結口との間に画成
される間隙から外部まで連通して前記間隙に接着剤を充
填するための連通孔が前記インク流路に対応してそれぞ
れに且つ前記突出部先端側に設けられ、前記インク連結
口と前記突出部との間に形成された前記間隙は前記イン
ク連結口が開口した面に形成された溝によりそれぞれ連
通され、該溝によって連通されることにより前記インク
連結口に対応してそれぞれ設けられた前記連通孔のうち
少なくとも一つの前記連通孔は接着剤充填の際の空気排
出口となり、 前記ヘッドユニットと前記流路基板とは、前記間隙に前
記連通孔を介して充填された接着剤によって接着されて
いることを特徴とするヘッドユニットの接続構造。 - 【請求項２】 請求項１において、前記突出部の先端面
と当接する前記インク連結口の底面部が、テーパ面とな
っていることを特徴とするヘッドユニットの接続構造。 - 【請求項３】 請求項２において、前記突出部の先端面
の周縁部が、テーパ面となっていることを特徴とするヘ
ッドユニットの接続構造。 - 【請求項４】 請求項１〜３の何れかにおいて、前記ヘ
ッドホルダには、前記ヘッドユニットの駆動回路が搭載
されていることを特徴とするヘッドユニットの接続構
造。 - 【請求項５】 請求項１〜４の何れかにおいて、前記ヘ
ッドホルダには、インクを収容したインクカートリッジ
が着脱自在に保持できることを特徴とするヘッドユニッ
トの接続構造。 - 【請求項６】 請求項１〜５のいずれかの接続構造をも
つヘッドユニットを具備し、該ヘッドユニットを保持す
るヘッドホルダをキャリッジに搭載し、該ヘッドホルダ
に着脱自在に保持されたインクカートリッジに収納され
たインクを前記ヘッドホルダを介して複数のノズルを有
する前記ヘッドユニットに供給し、供給された前記イン
クを前記ヘッドユニットから被記録媒体に吐出して記録
を行うことを特徴とするインクジェット式記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32264698A JP3224094B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | ヘッドユニットの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32264698A JP3224094B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | ヘッドユニットの接続構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000141683A JP2000141683A (ja) | 2000-05-23 |
| JP3224094B2 true JP3224094B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=18146035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32264698A Expired - Lifetime JP3224094B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | ヘッドユニットの接続構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3224094B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7589420B2 (en) | 2006-06-06 | 2009-09-15 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Print head with reduced bonding stress and method |
| JP5019058B2 (ja) * | 2007-11-02 | 2012-09-05 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 |
| US8439494B2 (en) | 2007-11-02 | 2013-05-14 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting head, method for making the same, and liquid ejecting apparatus |
| JP2009190278A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 |
| US8240833B2 (en) | 2008-02-21 | 2012-08-14 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting head, method of manufacturing the same, and liquid ejecting apparatus |
-
1998
- 1998-11-12 JP JP32264698A patent/JP3224094B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000141683A (ja) | 2000-05-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3212068B2 (ja) | インクジェットヘッド | |
| JP3224094B2 (ja) | ヘッドユニットの接続構造 | |
| JP2009184213A (ja) | 液体噴射ヘッドユニット | |
| JP4662519B2 (ja) | ヘッドチップ、ヘッドチップユニット、インクジェット式記録装置、及びヘッドチップの製造方法。 | |
| JP2002326354A (ja) | ヘッドチップ | |
| JPH07290701A (ja) | インクジェットヘッド | |
| US6851790B2 (en) | Ink jet head, ink jet recording apparatus, and method for removing dust from the ink jet head | |
| JP2008207349A (ja) | ヘッドチップユニット | |
| JP2003094654A (ja) | ヘッドチップ及びその製造方法 | |
| US6585357B1 (en) | Ink jet head | |
| JP3218664B2 (ja) | インクジェット印字ヘッド | |
| JP2000141651A (ja) | ヘッドユニット及びヘッドホルダユニット | |
| JP2000141641A (ja) | ヘッドチップ及びヘッドユニット | |
| JP2000141652A (ja) | ヘッドチップ及びヘッドユニット | |
| JP4442979B2 (ja) | ヘッドチップ及びヘッドユニット | |
| JP3491193B2 (ja) | インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 | |
| JP2004074735A (ja) | ヘッドチップ及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置 | |
| JP2001212959A (ja) | ヘッドチップ及びヘッドユニット | |
| JPH106518A (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JP2000141640A (ja) | ヘッドチップ及びこれを用いたヘッドユニット | |
| JP2002160365A (ja) | ヘッドチップ及びその製造方法 | |
| JP2003080705A (ja) | インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置 | |
| JP4137518B2 (ja) | ヘッドチップ及びその製造方法 | |
| JP2001219561A (ja) | ヘッドチップ及びヘッドユニット | |
| JP3964262B2 (ja) | ヘッドチップ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824 Year of fee payment: 9 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824 Year of fee payment: 12 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |