JPH07203377A - 磁気記録及び再生装置 - Google Patents

磁気記録及び再生装置

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JPH07203377A
JPH07203377A JP5335879A JP33587993A JPH07203377A JP H07203377 A JPH07203377 A JP H07203377A JP 5335879 A JP5335879 A JP 5335879A JP 33587993 A JP33587993 A JP 33587993A JP H07203377 A JPH07203377 A JP H07203377A
Authority
JP
Japan
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signal
phase
circuit
carrier
muse
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JP5335879A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Nogami
浩昭 野上
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MUSE信号を記録再生するためのビデオテ
ープレコーダにおいて、MUSE信号を復元する回路の
位相調整を自動化する。 【構成】 位相基準信号挿入回路を設けて、位相の基準
になり得るような信号をあらかじめ記録時に挿入してお
き、クロック内の映像信号位相検出回路とクロック単位
の映像信号位相検出回路を設けて、この信号から必要な
情報を検出し、信号処理を行うことによって、ビデオテ
ープレコーダの再生時に所定のMUSE信号に復元す
る。 【効果】 再生MUSE信号の空ラインに挿入されてい
る位相基準信号と時間軸変動補正回路のライトクロック
を位相比較し、この位相比較によって得られたデータ
を、ディレイ回路にフィードバックすることにより、自
動調整を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MUSE信号を記録再
生するためのビデオテープレコーダに係り、より詳細に
は、入力MUSE信号の正極性水平同期信号を負極性水
平同期信号に置き換えるとともに、その正極性水平同期
信号に位相同期したクロックを作り、このクロックと置
き換えられた後の負極性水平同期信号の同期先端部対応
FMキャリアとを位相同期させた後に、これをテープ上
に記録し、再生するときに再生信号に現れる時間軸変動
(以降、ジッタと呼ぶ)を同期先端部対応FMキャリア
の位相を検出することにより補正する方式、いわゆるF
Mキャリアリセット方式のビデオテープレコーダ(以
降、VCRと呼ぶ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジッタ補正方法等に関連して、FMキャ
リアを水平同期に位相同期したパルスで位相同期する方
法(以降、キャリアリセットと呼ぶ)に関しては、以下
に上げる従来技術があり、この方法を用いると以下の共
通の効果が得られる。キャリアリセットFMキャリアを
記録・再生して得られたFMキャリアは、FM変調映像
信号とFMキャリア位相との間に強い相関がある。この
FMキャリアをFM復調したとき、FMキャリアとFM
復調後の映像信号の干渉によって起こるモアレも、FM
復調後の映像信号と強い相関を持つ。
【0003】したがって、モアレは映像信号に対し静止
するので、視覚上の検知限レベルが大きくなり、特に静
止画に対してはこの効果が大きい。
【0004】以下に、キャリアリセット方式を採用した
公開済みの特許を上げる。特開昭63−274290号
公報に開示された技術は、映像信号をFM変調して記録
再生するVCRで、再生信号のジッタを補正するための
ジッタ検出信号を得るために、映像信号記録時にFMキ
ャリアの水平同期信号部分を水平同期毎にリセットして
記録し、再生時にこれを基準バーストとしてジッタを検
出、補正する方法である。しかしながら、FMキャリア
をリセットすることにより、リセットポイント前後にF
Mキャリア位相の不連続が生じるため、これを改善する
方法が種々考えられている。以下は、これらの例であ
る。
【0005】特開平3−262392号公報に開示され
た技術は、映像信号の水平同期信号のフロントポーチに
部分的にDCを加算し、そのレベルをコントロールする
方法である。
【0006】特開平3−262392号公報に開示され
た技術は、発振停止期間を設け、FMキャリアリセット
パルスを数発にする工夫をすることにより、FMキャリ
アリセット動作の精度向上をはかった方法である。特開
平4−257181号公報に開示された技術は、キャリ
アリセットを水平同期信号のフロントポーチと、同期先
端部の2箇所で行うことにより、キャリアリセット動作
の精度向上をはかった方法である。特開平4−2847
96号公報に開示された技術は、FM変調時に発生する
高調波成分を低減し、かつ、キャリアリセットするFM
変調方式である。特開平4−40089号公報に開示さ
れた技術は、業務用のUNIHI−VTR等で用いられ
ている2逓倍FM復調器で必要不可欠なハイパスフィル
タが必要ないFM変調方式である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術に記載
されているようなVCRではジッタを除去することに対
しては問題ないが、時間軸変動補正回路(以降、TBC
回路と呼ぶ)の入力のA/D変換器でのリサンプリング
位相及び、復元すべき水平同期信号の位相はその場毎に
調整しなければならないという問題点があった。この調
整を容易にし、また自動化して、再生時の同期先端部対
応FMキャリアの位相に経時変化があったとしても対応
できるようにする必要がある。また、同期先端部対応F
Mキャリアのリセット位相自体は任意の位相であり定め
られていない。また素子のバラツキや、回路の変更に対
して一定に定まらなく、そのたびにリセット位相の調整
をしなければならないという問題点があった。上記のよ
うな手段を行うことによってこの問題にも対処できる
が、本発明ではさらに精度の向上を図り、テープパター
ン上の水平同期先端部対応FMキャリアの位相を一定に
し、さらにキャリアリセットを行った後の同期先端部対
応FMキャリアの位相を定義して、位相ずれの補正の自
動調整を行うとともに、TBC入力のA/D変換器での
リサンプリング位相及び復元すべき水平同期信号のタイ
ミングを自動調整するようにした磁気記録再生装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために、本発明では、位相基準信号挿入回路を設け
て、位相の基準になり得るような信号をあらかじめ記録
時に挿入しておき、クロック内の映像信号位相検出回路
とクロック単位の映像信号位相検出回路を設けて、この
信号から必要な情報を検出し、信号処理を行うことによ
って、VCRの再生時に所定のMUSE信号に復元す
る。上記の処理をするために、MUSE信号の空ライン
にノイズを考慮し、適数のデータがえられるような位相
基準信号を挿入する。つまり、TBCは同期先端部対応
FMキャリアで動作させその位相の判定を位相基準信号
を用いて行い、クロック単位の調整は復元するMUSE
信号の正極性水平同期信号の位相で行い、かつ、クロッ
ク周期以下の調整はTBCのA/D変換器のクロックを
可変させることによって行うようにする。
【0009】
【作用】本発明は以上述べた構成としているため、再生
MUSE信号の空ラインに挿入されている位相基準信号
と時間軸変動補正回路のライトクロックを位相比較し、
この位相比較によって得られたデータを、ディレイ回路
にフィードバックすることにより、自動調整を行うこと
ができる。更に、キャリアリセットFM変調器を使用す
ることにより、テープパターン上での同期先端部FMキ
ャリアの位相を定めることができ、再生側の再生映像信
号の位相調整の安定化、回路の簡素化、精度の向上を図
ることができる。
【0010】
【実施例】最初に、この発明の第1の実施例を説明す
る。第1の実施例は、その全体構成が図1に示されてお
り、さらに図1に示した各ブロックのうちの主要ブロッ
クの具体的な構成が、図3、図4、図5、図6、図7お
よび図9に示されているが、始めに図1を参照して第1
の実施例の概略を説明し、次いで、図1中に用いられた
ブロックのうちの主要なブロックついて、対応する図面
を参照して順次説明する。
【0011】図1において、3は入力したMUSE信号
に対して、通常のMUSEデコーダと同じように、A/
D変換、クランプ、AGC等の各処理を行うMUSE入
力信号処理回路A/D変換器である。1はMUSE入力
部信号処理回路A/D変換器3からの信号を受け、同期
信号を分離し各種タイミング信号を作る同期分離回路で
あり、2のクロック発生器に対してタイミング信号を供
給するものであり、このクロック発生器2において入力
映像信号に位相同期した各種クロック(以降、CKと呼
ぶ。)を発生させる。4はMUSE入力部信号処理回路
3からの出力を受け、これを所定の特性に従ってMUS
E伝送ディエンファシスするためのMUSEディエンフ
ァシス回路、5はMUSEディエンファシス回路4から
の信号を受け、MUSE信号の正極性水平同期信号を負
極性水平同期信号に置換するための水平同期置換回路、
6はMUSE信号の空ラインに位相基準信号を挿入する
位相基準信号挿入回路である。24は、D/A変換する
第1のD/A変換器、7はD/A変換器24からの出力
をFM変調するとともに、水平同期先端部対応FMキャ
リアを位相リセットするキャリアリセットFM変調器、
8はヘッドに供給する記録電流を9のヘッド、テープ系
に対して最適値にする記録アンプである。ヘッド、テー
プ系9は、記録アンプ8の出力を受け、テープ上に記録
または再生するヘッド、テープである。尚、キャリアリ
セットFM変調器7の具体的構成については、図3、図
6と共に後で説明する。以上の各要素により磁気記録再
生装置の記録系が構成される。
【0012】10は、再生時にテープ上に記録された信
号をヘッドでピックアップし、この信号を増幅する再生
アンプ、11は再生アンプ10の信号を受け、電磁変換
特性により生じたFMキャリアの上下の側波帯のアンバ
ランスを補正するイコライザであり、これは通常のVC
Rと同じような構成である。12は、イコライザ11を
経由した信号をFM復調するFM復調器、13は再生F
Mキャリアから水平同期信号先端部対応FMキャリアを
検出するとともに、この信号を基にTBCを動作させる
ためのライトクロックを生成する再生基準バースト信号
検出回路、16は通常のフィードバック型TBCと同様
にライトクロックパルスを発生させるためのライトCK
発生回路、14は再生MUSE信号をA/D変換するA
/D変換器、15はVCR再生時に発生する時間軸変動
を補正するTBC主回路である。18は、FM復調した
後の再生MUSE信号中の記録時に挿入した位相基準信
号とライトクロック発生回路からのライトクロック信号
を位相比較し、誤差信号を生成するCK内映像信号位相
検出回路、17はCK内映像信号位相検出回路18から
の誤差信号を受け、ディレイ量をコントロールするDL
回路である。19は、位相基準信号の位置をクロック単
位で検出し、この信号を用いて所定のクロックの位置で
水平同期信号を復元するための基準信号を生成するCK
単位映像信号位相検出回路、20は、TBCの出力信号
中のMUSE信号の空ラインに記録時に挿入した位相基
準信号を元のクランプレベル(レベル128)に戻す位
相基準信号部復元回路、21は負極性水平同期信号をM
USE信号の正極性水平同期信号に復元するMUSE正
極性水平同期復元回路、22は、記録時に処理したディ
エンファシスを復元するためMUSE信号の伝送エンフ
ァシス処理を行うMUSEエンファシス回路、23は、
MUSEエンファシス回路22からの出力をD/A変換
し、VCRの再生時のMUSE信号として出力する第二
のD/A変換器である。以上の各要素により、磁気記録
再生装置の再生系が構成される。尚、CK内の映像信号
位相検出回路18の具体的な例は図9と共に後で説明す
る。
【0013】図1中再生基準バースト信号検出回路13
の入力は再生アンプ10の出力に接続されているが、イ
コライザー11の出力に接続しても良い。また、MUS
Eディエンファシス回路4、水平同期置換回路5、位相
基準信号挿入回路6の順序は図1に限る必要はない。例
えば、水平同期置換回路5、位相基準信号挿入回路6、
MUSEディエンファシス回路4の接続でもよい。ま
た、位相基準信号部分復元回路20、MUSE正極性水
平同期復元回路21、MUSEディエンファシス回路2
2も同様に図1中の順序に限らない。例えば、MUSE
正極性水平同期復元回路21、MUSEディエンファシ
ス回路22、位相基準信号部分復元回路20の接続でも
良い。
【0014】なお、この磁気記録装置の動作概要は以下
のとおりである。入力MUSE信号が、MUSE入力部
信号処理回路A/D変換器3に入力されると、通常のM
USEデコーダと同様に、AGC、クランプ処理を行
い、その後、A/D変換器によってA/D変換される。
次に、同期分離回路1では、A/D変換器3の信号を受
け、フレームパルスと水平同期信号が分離されると共
に、クロック発生器2では、同期分離回路1の出力を受
け、入力映像信号に位相同期したクロックを生成し、各
部分の信号処理に必要な信号を供給する。また、MUS
Eディエンファシス回路4では、A/D変換器3のもう
1方の出力を受け、MUSE信号で良好な伝送特性を得
るために送信側で行われているノンリニアエンファシス
を、元の信号に戻すためのディエンファシス処理を行
い、さらに、水平同期置換回路5では、MUSE信号の
正極性水平同期信号を負極性水平同期信号に置き換え
る。位相基準信号挿入回路6では、MUSE信号の空き
ラインに適数のデータが得られるような位相基準信号を
挿入し、第1のD/A変換器24でD/A変換する。キ
ャリアリセットFM変調器7では、FM変調時にFMキ
ャリアを水平同期信号ごとに位相リセットし、記録アン
プ8で、次段のヘッド、テープ系9で最良な記録再生特
性が得られるように記録電流を設定し、ヘッド、テープ
系9に記録する。以上の各ブロックにより、磁気記録再
生装置の記録系が構成される。
【0015】次に再生系について説明する。再生アンプ
10は、再生時にテープ上に記録された信号をヘッドで
ピックアップした後、増幅し、イコライザ11では、再
生アンプ10の信号を受け、電磁変換特性により生じ
た、FMキャリアの上下の側波帯のアンバランスを補正
する各処理を通常のVCRと同様に行う。FM復調器1
2では、イコライザ11の信号を受け、再生FMキャリ
アをFM復調し、再生基準バースト信号検出回路13で
は、再生FMキャリアから水平同期信号先端部対応FM
キャリアを検出し、ライトクロック発生回路16では、
TBCのライトクロックを水平同期信号先端部対応FM
キャリアより抽出した基準信号と位相同期(PLLルー
プを形成)をとった信号から生成し、CK内の映像信号
位相検出回路18では、FM復調器12出力より記録時
に挿入した位相基準信号を抽出し、この信号とライトク
ロック位相を位相比較し、位相エラー信号を生成する。
DL回路17では、CK内の映像信号位相検出回路18
からの位相エラー信号を受けて遅延量を調整し、リサン
プリング位相が正規の値となるように制御する。A/D
変換器14では、上記の処理をされたライトクロックに
よりディジタル信号に変換され、TBC主回路15で再
生時のジッタを補正する。CK単位の映像信号位相検出
回路19では、クロック単位の映像信号の位相を検出
し、この位相データを次段の各回路20〜22に供給す
る。位相基準信号部復元回路20では、記録時に挿入し
た位相基準信号を元のレベルに復元し、MUSE正極性
水平同期復元回路21では、記録時に置き換えた負極性
水平同期信号を元の正極性水平同期信号に置き換える。
MUSEエンファシス回路22では、MUSE信号の規
定のエンファシス処理を行い、第2のD/A変換器23
では、D/A変換し、VCR再生時のMUSE信号を得
る。以上の各ブロックにより、再生系が構成される。
【0016】次に図1、図7を用いて、基準位相検出及
び補正動作について説明する。映像信号の位相をFM復
調器12の出力信号中の位相基準信号の中間のサンプル
点(図7のレベル128)から検出し、これをTBC主
回路25のA/D変換器14の入力のクロックの本来あ
るべき位相基準信号のサンプル点(図7のレベル12
8)をリサンプリングするクロックの位相と位相比較
し、位相エラーがある場合はDL回路17を用いて上記
のクロック周期以下の位相調整、つまりリサンプリング
位相を調整する構成である。例えば、図7の信号波形で
述べると♯29が位相基準信号の中間レベル(レベル1
28)であり、このポイントをA/D変換器のライトク
ロック位相と位相比較する。尚、位相基準信号の中間レ
ベルであれば♯25、♯27、♯467のサンプル点を
使用しても良い。CK単位の位相調整は、ディジタル信
号の段階でサーボ回路からのドラム位相基準信号発生器
(以降、PGと呼ぶ)からの信号と位相基準信号のパタ
ーンから所定のサンプルレベルを判定して行う。この場
合は、A/D変換器14のクロック入力端子から上記の
位相比較部分の入力までの遅延を無視できるようにする
のは簡単であるが、FM変調器の出力から位相基準信号
の位相を検出するために回路を通さなければならず、そ
の回路の部品のバラツキ、回路構成の変更、回路素子の
変更時には初期調整が必要である。また、その回路の経
時変化が問題となる場合にも調整が必要である。初期調
整を行った後、通常の場合は、テープ、ヘッドの特性に
よる再生基準バースト信号の位相の変化や、FM復調
器、イコライザー等の回路変更に対し自動調整が行われ
る。図7は実施例に用いた位相基準信号の例である。
【0017】本発明の場合はTBCを動作させるのは、
先端部対応FMキャリアから生成した信号であるので、
上記のような位相の調整は水平同期周波数単位である必
要はなく、また必要とされる情報は、再生MUSE信号
の再生時の位相のみである(ジッタではない)ので、M
USE信号の空きライン(1フレームに1ライン)にノ
イズを考慮し、適数のデータが得られるような信号を挿
入するのが適切である。つまり、TBC主回路15は同
期先端部対応FMキャリアで動作させ、その位相の判定
を位相基準信号を用いて行い、かつ、クロック単位の調
整は復元するMUSEの正極性同期の位相で行い、クロ
ック周期以下の調整はTBCのA/D変換器のクロック
を遅延させることで行う。位相基準信号は、4〜6[M
Hz]の単一周波数のバースト状の正弦波や、MUSE
の正極性水平同期信号に似た信号を数10個繰り返した
ような信号を用いる。数10個のデータを平均すること
でノイズマージンを取ることができる。また、キャリア
リセットFM変調器7では、回路の伝搬時間が問題とな
らないような場所で、入力映像信号の負極性同期信号部
分と同期先端部対応FMキャリアの位相差を検出し、こ
れを同期先端部対応FMキャリアの位相と定義する。ま
た、この位相差をエラー信号に変換し、DL回路にフィ
ードバックすることによって、同期先端部対応FMキャ
リアの位相を一定に保つことができる。したがって、前
述の同期先端部対応FMキャリアと映像信号の位相は、
位相検出部分からDLまでの回路にのみ依存し、入力M
USE信号の同期分離回路の内容やゲート数等には無関
係となる。この位相基準信号は図7のようなバースト状
の波形である。
【0018】この後、図1のD/A変換器24でD/A
変換を行い得られた記録MUSE信号をキャリアリセッ
トFM変調器7でFM変調し、記録アンプ8を通してヘ
ッド、テープ系9上に記録する。この時のクロック周波
数は16.2[MHz]で行う。このようにすることに
より、再生MUSE信号のリサンプル位相を合わせるこ
とができる。TBCのA/D変換は、このA/D、D/
A変換による波形劣化を減少させるため、前述のクロッ
ク周波数の2倍の32.4[MHz]で行う。従って、
リサンプル位相は、波形伝送の点での影響は少なく、こ
の後に行うMUSE信号の正極性水平同期復元の位相決
定への影響が大きい。また、このA/D変換器14での
再生MUSE信号の位相とクロックの位相は、後にMU
SE信号の正極性水平同期信号を復元する時のクロック
周期内での位相を決めることになる。図7の信号の周波
数、波数、位置等はこの値に限らない。ただし、位相を
検出するのはゼロクロス点(信号レベルの中間値)であ
るので、この部分を波形データとして規定することが精
度向上のために必要である。したがって、周波数は動作
クロックの整数分の1に限られる。波形ひずみを考慮す
ると立ち上がり、立ち下がりの両方のゼロクロス点を用
いるのが好ましく、つまり、位相基準信号の周波数は動
作クロックの偶数分の1にするのが好ましい。図7の波
形の場合は、動作クロックが16.2[MHz]なの
で、位相基準信号の周波数は1/4の4.05[MH
z]にしてある。図7のようなバースト状の位相基準信
号を用いた図1の実施例の精度は、ジッタ除去の精度と
再生時のSNRとDL量調整時の最小単位によってほぼ
決まる。
【0019】4.05[MHz]のサイン波のゼロクロ
ス点の傾きは、 2・π・f・A f=4.05[MHz] A:サイン波の振幅 0.5[nsec]の検出精度を得るのに必要なSNR
は A/(2・π・f・A・0.5・10-9)=78.6 →37.9[dBpp/pp] →46.9[dBpp/rms] である。
【0020】再生MUSE信号のSNRが40[dB]
とすると(再生MUSE信号の帯域幅は8[MHz]と
してSNRを考える)、1[MHz]のバンドパスフィ
ルタを通すことによってSNRは49[dB]になる。
したがって、上記の条件を満たす。
【0021】図1、2に共通に用いたキャリアリセット
FM変調器を図3に、位相の自動調整の動作波形を図6
に示す。ここで使用するDL回路と位相エラー信号発生
回路の例を、それぞれ図4、5に示すが、これらは、こ
の例の回路に限らない。
【0022】次に図3と図6をもちいて外部リセット機
能付きキャリアリセットFM変調器について説明する。
図3において、1は、通常のVCR用のエンファシスと
同様にエンファシス処理を行うVCRエンファシス回路
(波形は図6のA)、2はVCRエンファシス回路1の
出力を受け、これを、水平同期信号毎に位相リセット
し、FM変調する外部リセット機能付きFM変調器であ
る。4ー1、4−2は、同時に入力MUSE信号の水平
同期に位相同期したクロックと、タイミングパルスを図
1の同期分離回路1とCK発生器2の出力を受け、これ
を、規定の位相になるように遅延するDL回路、3は、
DL回路の信号を受けて、この信号でキャリアリセット
パルスを作り、水平同期信号の先端部分でFMキャリア
をリセットする外部リセット機能付きFM変調器2に入
力するパルスを生成するキャリアリセットタイミング信
号発生回路である。ここでは、2種類のリセットパルス
によってFMキャリアをリセットしているが、この方法
に限る必要はない。
【0023】9−1は、エンファシス処理の後の記録M
USE信号から、水平同期信号を同期分離するコンパレ
ータ(図6のB)、9−2は外部リセット機能付きFM
変調器2の出力を矩形波にするコンパレータ(図6の
F)である。8−1、8−2は、2つのコンパレータ出
力の信号を受けて、必要な部分だけゲートするゲート回
路(図6のC、G、M)、7は、ゲート回路8−2の出
力を水平同期信号の後縁の信号を使用するために、位相
を合わせるためのDL回路で、遅延した後の水平同期先
端対応FMキャリアの位相(図6のN)と入力された記
録MUSE信号のコンパレート、ゲート出力(図6の
C)の位相が合うようにする。6は、ゲート回路8−1
出力とゲート回路8ー2出力及びDL回路7の出力を受
けて、位相進みまたは遅れ信号を出力する位相比較回路
である(図6のI、O)。5は、位相比較器6からの信
号を受け、この信号からDL量をコントロールする信号
を生成し、DL回路4ー1、4−2に位相エラー信号を
フィードバックし、遅延量を制御する位相エラー信号発
生回路である。そのために図3のようなキャリアリセッ
トFM変調器を用いる。
【0024】入力映像信号の負極性水平同期信号に同期
したクロックとタイミングパルスを発生させ、かつ、そ
れぞれDL回路4−1、4−2を通した後のタイミング
パルスとクロックから入力映像信号の水平同期に位相同
期したキャリアリセットパルスを生成する。キャリアリ
セットFM変調器2を用い、無変調キャリアを入力映像
信号でFM変調し、その負極性水平同期信号の先端部に
対応するFMキャリアの位相をキャリアリセットパルス
でリセットする。この同期先端部対応FMキャリアと入
力映像信号をコンパレートし、この2つのパルスの位相
差を位相比較器6で検出する。この位相差をエラー信号
に変換し、前述のDL回路4−1、4−2にフィードバ
ックし、入力映像信号と同期先端部対応FMキャリアの
ある特定部分の位相を一定にする。この位相差を検出す
るにあたり、入力映像信号とFMキャリアの伝搬時間が
問題とならないようにしなければならない。
【0025】また、コンパレータとゲートの素子のバラ
ツキの影響を受けないように、それぞれ同一パッケージ
のコンパレータ、ゲートを用いた方が良い。位相差検出
の精度はコンパレータ9−1、9−2と位相比較器6の
精度とDL回路7の調整の最小単位によって決まる。記
録時のFM変調器で、このような信号処理を行うことに
よって、テープパターン上での同期先端部対応FMキャ
リアの位相を定めることができ、前述の再生側の再生映
像信号の位相調整の安定化、回路の簡素化精度の向上を
図ることができる。
【0026】DL回路の例は図4に示す。精度によっ
て、遅延素子の種類とディレイ量と数(図4−1、3、
5、7、9、11、13)を選べばよい。この信号は図
4の遅延回路を用いた場合は、どのスイッチ(図4−
2、4、6、8、10、12、14)をONまたはOF
Fするかという制御信号でΦ1〜Φ6のディジタルデー
タにより制御する。水平同期先端部対応FMキャリアの
位相が進んでいる場合は、DL回路(図3の7)出力は
図6のHのように図6のCの信号と位相がずれている
が、上記の動作をさせることによって、図6のOと図6
のCのように位相が一致するように制御される。水平同
期先端部対応FMキャリアの位相の設定はDL回路(図
3の7)のDL量を調整することで行う。また、この位
相制御の精度を向上させるため、VCRエンファシス回
路1の出力から位相比較器6の入力までと、外部リセッ
ト機能付きFM変調器2の出力から位相比較器6の入力
までの遅延量の差が図3の7の遅延量に一致する必要が
ある。したがって、この2つの信号ラインのプリント基
板のパターンはなるべく同じ長さにし、コンパレータ回
路9−1、9−2とゲート回路8−1、8−2はそれぞ
れ同一パッケージ内の素子を用いる。この位相制御の精
度はコンパレータ回路9−1、9−2の立ち上がり時
間、パッケージの中の素子のバラツキ、位相比較器6の
精度、DL回路7の調整最小単位に影響をうける。ま
た、経時変化については位相比較器6の影響が大きく、
他の素子の影響は少ない。
【0027】図5に実施例に用いた位相エラー信号発生
回路の例を示す。1は、位相比較器出力からの信号を位
相進み遅れ判別回路に入力するとともに、タイミングパ
ルスから生成した基準信号を、3−1と3−2のモノマ
ルに入力し、位相の進み遅れの信号とその量がパルス幅
となって現れる信号、即ち、PWM信号を生成する。2
は、位相進み遅れ判別回路1からの信号を受け、この信
号から位相エラー信号を生成する7ビットカウンタ回路
である。この位相エラー信号は、位相進みのときはカウ
ンタの量を増やすとともに、キャリアリセットのタイミ
ングをDL回路により遅延量を増やして遅らせる。
【0028】又、位相遅れの時にはカウンタの量を減ら
すとともにキャリアリセットのタイミングをDL回路に
より遅延量を減らして進ませる。TBCには残留ジッタ
があるので、1ライン内のすべてにわたる位相基準信号
のデータを平均して、再生MUSE信号の位相を検出す
ると精度が落ちてしまう。残留ジッタの影響が少ないラ
イン内の位置を選び位相基準信号を挿入する必要があ
る。
【0029】図7の位相基準信号は、バンドパスフィル
タでの影響を少なくするため波形の数を多くしてある
が、位相の検出は負極性水平同期信号の後縁から次の負
極性同期信号の前縁までのライン内であればよい。尚、
図7に示す実施例はジッタの影響を考慮して4〜5[u
sec]の範囲のゼロクロス点を用いている。
【0030】図1の実施例に用いるCK内の映像信号位
相検出回路の例を図9に示す。1は、FM復調器出力か
らの映像信号のうち位相基準信号を抜き出すためのBP
F回路であり、5は、水平同期信号を抜き出すための同
期分離回路である。
【0031】BPF回路1では、位相基準信号部分を抜
き出し、2のDL回路でタイミングを調整し、3のコン
パレータで論理レベルに変換して所定のパルスを得る。
一方、同期分離回路5では、FM復調器出力信号から、
同期信号部分だけを抜き出し、ドラムPG信号から生成
したタイミングで、6の後段のゲート回路でA/D変換
器入力のクロック信号から位相が合うべきクロックの1
パルスをゲートし、7の位相比較器に入力すると共に、
もう一つの4のゲート回路で位相基準信号のいくつかあ
る波形のうち1つの波形をゲートし、この二つの信号を
7の位相比較器で位相比較し、位相エラー信号を得る。
この位相比較器から得られた位相エラー信号を8のDL
量信号発生回路で図4に示したDL回路の制御信号(Φ
0〜Φ6)を生成し、DL量を調整し位相を合わせる。
【0032】次に、この発明の第2の実施例を説明す
る。第2の実施例は全体構成が図2に示されており、さ
らに、図2に示したブロックのうちの主要ブロックの具
体的な構成が図3、図4、図5、図6、図8および図1
0に示されている。第2の実施例の説明は、第1の実施
例との相違点を中心に図8及び図10を用いて行う。図
2において、図1の実施例とほぼ同じ信号処理を行うの
で、変更点についてのみ述べる。
【0033】変更点は、再生時、再生MUSE信号のリ
サンプル位相を検出するのは、図1の実施例では、FM
復調器12のFM復調出力であったが、図2の実施例で
は、TBC主回路15のTBC出力の信号を用いる点で
あるが、位相基準信号の中間レベルのサンプリング点を
レベル128にすることでは図1の実施例と同様である
が、さらに、再生MUSE信号のリサンプル位相を自動
調整する効果が得られる。つまり、CK内の映像信号位
相検出回路18の入力とTBCの出力が接続されてい
る。2つの方式による効果の違いは2点ある。まず1点
目は、図1の実施例がCK内の映像信号位相検出回路の
出力と再生MUSE信号のリサンプル位相の結果を初期
調整する必要があるのに対し、図2の実施例の場合は、
再生MUSE信号のリサンプルの結果を特定サンプル点
のレベルから検出し、TBCの入力クロックの位相を調
整するので初期調整が必要ないという点である。2点目
は精度である。初期調整を含めて、これらの位相調整を
行うような構成のシステムを図2に示す。TBCのA/
D変換器14でA/D変換してから、位相基準信号のパ
ターンから所定のレベルをクロスするべきポイントを判
断し、そのクロックのデータが所定のレベルになるよう
にTBCのクロックの位相を0〜数10[nsec]遅
延(クロックの周期以内)し、再生時のリサンプリング
位相を合わせる。位相基準信号のパターンから復元すべ
き正極性水平同期のクロックの位置がわかるので、その
クロックの位置にMUSE信号の正極性水平同期信号を
挿入する。このような構成にすることで、上記のような
初期調整や、位相の検出回路の経時変化等に対しても自
動調整が行われる。
【0034】再生時、水平同期先端部対応FMキャリア
の位相を検出し、再生基準バーストとしてTBCを動作
させるわけであるが、上記の調整とは原理的には別に行
うものである。しかし、TBCでは再生基準バースト位
相とTBCのA/D変換器入力クロックの位相を同期さ
せジッタを除去するので、この時、再生基準バーストが
上記のリサンプリング位相に大きな影響を与える。この
再生基準バーストとリサンプリングの位相がほぼ同じ位
相であると、動作の安定性、高精度調整をする上で都合
が良い。また、水平同期先端部対応FMキャリアを特定
の位相(上記の位相調整時の位相に合うような位相)に
テープパターン上で規定する必要がある。図2の実施例
の場合の精度は、ジッタ除去の精度とA/D変換後の最
下位ビットのレベルに対応する位相基準信号の傾きとD
L量の調整時の最小単位によってほぼ決まる。
【0035】次に、図8を用いて動作を説明する図8の
波形の場合の波形は、クロック12個で1つのパターン
ができる。また、この図1の実施例の場合は、図8のよ
うな波形を用いるとバンドパスフィルタを用いた時に波
形が変化し精度が落ちるので、図7の波形を採用してい
る。図8の位相基準信号の場合には、負極性水平同期信
号の後縁から次の負極性同期信号の前縁までのライン内
であればよい。尚、図8に示す実施例はジッタの影響を
考慮して1.5〜29[μsec]の部分に位相基準信
号を挿入している。図8の位相基準信号を用いた場合は
2クロック分(CK周波数16.2[MHz])の周期
123.5[nsec]をビット数128で割った時間
が検出精度となる。したがって、 123.5/128=0.96[nsec/bit] となる。
【0036】図1の実施例に比較し、精度が約1/2と
なる。振幅を2倍にすれば精度は0.48[nsec]
となるが、A/D変換器の入力でDC値がずれると誤検
出するので図8の波形にしている。
【0037】また、図2の実施例に図7のようなバース
ト状の信号を使う場合は、前述のようにA/D変換器に
入力のダイナミックレンジに余裕を持たせるため振幅を
1/2にし、同じような計算によって、 (SIN-1((A/64)/A))/(2・π・f′)
=0.62[nsec] となる。ノイズマージンに対しては1ライン内の16個
のデータを平均し、また、MUSE信号の場合は、4フ
レームで完結するので4フレーム分のデータを平均する
ことで対応している。
【0038】上記2つの信号のどちらにするかは信号処
理のしやすさと精度を考えて選べば良い。図2の実施例
の場合は信号処理にしやすさから図8の波形を採用して
いる。図2の実施例に用いるCK内映像信号位相検出回
路の例を図10に、MUSE信号水平同期信号波形を図
11に示す。図11に示すようにMUSE信号の水平同
期部分は正極性水平同期信号であり、サンプリング周波
数である16.2MHzでリサンプリングされていて、
水平同期信号部分のサンプルNoは図11に示すように
1〜11まで規定されている。
【0039】このような再生MUSE信号(TBCから
のディジタル信号)を1のレジスタ1回路に入力し、こ
の出力を2の加算器2に入力する。この入力ポイント
は、図11のサンプルNo4、5、7、8の4点であ
り、この4点を3の乗算器1回路で平均化し、4の算術
加算回路に入力する。また、もう一方の入力は、図11
に示すサンプルNo6のポイントでこのサンプル値と4
点の平均化した値とを比較し位相エラーデータを得る。
一方、6のタイミングパルス発生回路からの信号より、
5の立ち上がり立ち下がり判別回路で位相のズレ方向を
判別し、立ち上がりの時は+1を、立ち下がりの時は−
1を7の乗算器2回路に位相エラーデータとともに入
れ、さらに、8のレジスタ2回路、10のディジタルル
ープフィルタ回路を通してノイズ成分等を除去する。
さらに、11のレジスタ3回路では、15個のレジスタ
を通し、その出力を12の加算器2回路で加算し、13
の次段の算術乗算2回路で平均化することにより、16
ライン内のデータを平均化してライン単位の補正を行
い、同様に14のレジスタ4回路、15の加算器3回
路、16の算術乗算3回路で4個のデータよりフレーム
単位のデータを平均化して補正を行っている。上記のよ
うな処理をすることにより、17のDL量データ発生回
路で図4に示したDL回路の制御信号(Φ0〜Φ6)を
生成する。これらの回路は例にあげた回路に限らない。
【0040】
【発明の効果】上記のように、位相の基準となる信号を
挿入し利用することによって、VCRの再生時に、MU
SE信号を復元するための位相の調整を自動化すること
ができる。また、同期先端部対応FMキャリアの特定部
分と入力映像信号の負極性水平同期の位相差を検出して
同期先端部対応FMキャリアの位相を定義し、その位相
差を遅延回路にフィードバックすることによって、同期
先端部対応FMキャリアの位相を定義された位相に自動
調整することができる。この2つの調整行うことによっ
て、テープパターンでの水平同期先端部対応FMキャリ
アの位相を一定にし、MUSE信号を復元する時の位相
調整の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図3】本発明の外部リセット機能付きFM変調器を用
いたキャリアリセットFM変調器のブロック図である。
【図4】本発明の実施例に用いたDL回路のブロック図
である。
【図5】本発明の実施例に用いた位相エラー信号発生回
路のブロック図である。
【図6】本発明の実施例の各部の信号を示す図である。
【図7】本発明の実施例に用いた位相基準信号の波形図
である。
【図8】本発明の実施例に用いた位相基準信号の別例の
波形図である。
【図9】本発明の図1の実施例中のCK内の映像信号位
相検出回路のブロック図である。
【図10】本発明の図2の実施例中のCK内の映像信号
位相検出回路のブロック図である。
【図11】MUSE信号の水平同期信号波形図である。
【符号の説明】
1 同期分離回路 2 クロック発生器 3 MUSE入力信号処理回路A/D変換器 4 MUSEディエンファシス回路 5 水平同期置換回路 6 位相基準信号挿入回路 7 キャリアリセットFM変調器 8 記録アンプ 9 ヘッド、テープ系 10 再生アンプ 11 コライザー 12 FM復調器 13 再生基準バースト信号検出回路 14 A/D変換器 15 TBC主回路 16 ライトCK発生回路 17 DL回路 18 CK内映像信号位相検出回路 19 CK単位映像信号位相検出回路 20 位相基準信号部復元回路 21 MUSE正極性水平同期復元回路 22 MUSEエンファシス回路 23 第2のD/A変換器 24 第1のD/A変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MUSE入力部信号処理回路A/D変換
    器と同期分離回路とクロック発生回路とMUSEディエ
    ンファシス回路と水平同期置換回路と位相基準信号挿入
    回路と第1のD/A変換器とキャリアリセットFM変調
    器と記録アンプを備え、前記、水平同期置換回路によっ
    て、時間軸を圧縮せずに正極性水平同期信号を負極性水
    平同期信号に置換するとともに、前記、キャリアリセッ
    トFM変調器によって、FMキャリアを水平同期信号先
    端部分で位相リセットし、このFMキャリアをジッタ補
    正時の基準バースト信号として使用し、さらに位相基準
    信号を挿入したことにより、再生時、時間軸変動補正回
    路のライトクロックの位相制御と水平同期信号復元時の
    基準信号として使用したことを特徴とする磁気記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気記録装置において、
    キャリアリセットFM変調器は、調整可能な遅延回路と
    キャリアリセットタイミング信号発生回路とビデオエン
    ファシス回路と外部リセット機能付きFM変調器とコン
    パレータとゲート回路と通常の遅延回路と位相比較器と
    位相エラー発生回路とゲートパルス発生回路を備え、前
    記、外部リセット機能付きFM変調器によってFMキャ
    リアを水平同期信号先端部分で位相リセットし、このF
    Mキャリアを再生時のジッタ補正の基準信号とし、さら
    に、前記、位相比較器と位相エラー発生回路よって、F
    Mキャリアのリセットタイミングを一定の値にし、自動
    調整にしたことを特徴とした磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 再生アンプとイコライザとFM復調器と
    再生基準バースト信号検出回路とライトクロック発生回
    路とA/D変換器と遅延回路と再生時に発生する時間軸
    変動を補正する時間軸補正回路とクロック内映像信号位
    相検出回路とクロック単位の映像信号位相検出回路と位
    相基準信号部復元回路とMUSE正極性水平同期復元回
    路とMUSEエンファシス回路と第2のD/A変換器を
    備え、記録系で挿入した位相基準信号から抽出した基準
    信号により時間軸変動補正回路のライトクロック位相を
    制御し、また、水平同期復元位相を制御することにより
    リサンプル位相を一定の値にしたことを特徴とした磁気
    再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の磁気再生装置において、
    クロック内映像信号位相検出回路の位相検出点を時間軸
    変動補正回路出力より検出し、クロック内の位相制御を
    自動化したこと特徴とした磁気再生装置。
  5. 【請求項5】 FMキャリアをリセットした信号を記録
    する請求項1に記載の磁気記録装置と、FMキャリアを
    リセットした信号から時間軸補正基準となるバースト信
    号を抽出する請求項3に記載の磁気再生装置とを有する
    磁気記録再生装置。
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