JPH07203308A - 赤外線撮像装置 - Google Patents

赤外線撮像装置

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JPH07203308A
JPH07203308A JP6000855A JP85594A JPH07203308A JP H07203308 A JPH07203308 A JP H07203308A JP 6000855 A JP6000855 A JP 6000855A JP 85594 A JP85594 A JP 85594A JP H07203308 A JPH07203308 A JP H07203308A
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JP
Japan
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circuit
reading
write
memory
fifo
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JP6000855A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Hotta
和博 堀田
Hideaki Nakazato
英明 中里
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】TDI機能を有する赤外線撮像装置に関し、メ
モリ回路にFIFOメモリを用いて、リアルタイム性を
向上し、ハードウェア規模を縮小する。 【構成】被写体からの赤外線を複数の素子列と垂直に走
査して各素子列ごとのシリアル信号を出力する赤外線検
知器1に対して、各素子列ごとの出力信号を対応する記
憶部に蓄積するメモリ回路3Aと、各記憶部における書
込みと読出しを制御して、各素子列からのデータを記憶
部に入力するとともに、素子列間の走査時間に対応する
時間遅れを補正して同一シーンに対する各記憶部の出力
を同一タイミングで出力するように制御するメモリ制御
回路6Aと、各記憶部の出力を対応する素子ごとに積分
する積分回路4と、積分回路4の出力を素子列数で除算
して画像信号を発生する除算回路5とを有するTDI回
路を備えた赤外線撮像装置において、メモリ回路3Aに
おける各記憶部をFIFOメモリによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線撮像装置に関
し、特にTDI(Time Delay and Integration:時間遅
延積分) 機能を有する赤外線撮像装置に関するものであ
る。
【0002】TDI機能を有する赤外線撮像装置におい
ては、走査方向に複数列配列した検知素子の出力を、画
面の同一部分に対する走査時間のずれを補正して積分す
ることによって、S/Nの改善を図る方式が用いられて
いる。
【0003】この場合、TDI回路にFIFO(First
In First Out)メモリを用いることによって、高いリア
ルタイム性を持ち、かつハードウェア規模を抑えること
ができ、機械的走査速度の変化に対応可能で、レート変
換出力も可能な、赤外線撮像装置を実現することが要求
されている。
【0004】
【従来の技術】赤外線撮像装置には、検知器として複数
の素子を直線上に配列したリニアアレイ型、または複数
の素子を2次元に配列した2次元アレイ型のものを使用
し、スキャナ(走査鏡)によって素子列と垂直な方向の
光学走査を行うことによって、2次元画像を得る方式の
ものがある。
【0005】近年において、リニアアレイ型または2次
元アレイ型の赤外線検知器の多素子化が進み、標準TV
の表示範囲を埋めるのに十分な素子数のものを、製作で
きるようになった。そこで、複数サンプルの積分による
S/N改善を利用できるようにするため、素子を走査方
向に複数列配列した形式の検知器が登場するようになっ
た。
【0006】この場合、シーンの同一部分から放射され
る赤外線が、個々の検知素子に結像するタイミングは、
素子列間の間隔を走査するのに要する時間だけずれてい
るので、このずれを補正して積分する必要がある。この
場合のタイミング調整と、積分(加算および素子数によ
る割算)は、TDI回路によって行われる。
【0007】図60は、TDI回路を有する赤外線撮像
装置の構成を示したものであって、1は複数(m列)の
素子列からなる赤外線検知器を示し、2は複数の素子列
に対応して設けられた複数(m個)のアナログディジタ
ル(A/D)変換器からなるアナログディジタル(A/
D)回路、211,212 はそれぞれ偶数(even)フ
ィールドと、奇数(odd)フィールドに対応して設け
られたTDI回路、22は被写体、23は走査鏡、24
は結像用のレンズである。
【0008】被写体22上の画素列1〜mからの赤外線
は、走査鏡23によって、画素列と垂直な方向に走査さ
れて、レンズ24を経て赤外線検知器1における第1列
〜第m列の検知素子列に照射されて電気信号に変換され
たのち、A/D回路2における1〜m番目のA/D変換
器A/D1〜A/Dmにおいてディジタル信号に変換さ
れて、TDI回路211,212 に並列に入力され、偶数
フィールドと奇数フィールドで交互にTDI処理を行わ
れて、出力を発生する。
【0009】図61は、検知素子の配列と画面構成とを
例示したものであって、(a)は検知素子の配列を示
し、(b)は画面構成を示している。1列〜m列の検知
素子列はそれぞれnV 個の検知素子からなり、各列の間
隔はkサンプル分である。画面は、K列のサンプルを、
偶数フィールドと奇数フィールドと交互にnV 行配列し
て構成される。また、図62は検知素子のサンプリング
を例示したものである。
【0010】図63は、従来のTDI回路を示したもの
であって、25はm個のフレームメモリからなるフレー
ムメモリ回路、4はm個のフレームメモリの出力を加算
する積分回路、5は積分回路4の出力を素子列数(2n
=m)で割算する除算回路、26はフレームメモリ回路
25におけるm個のフレームメモリの書込み,読出しを
制御するメモリ制御回路である。以下、図61ないし図
63に基づいて、従来のTDI回路の動作を説明する。
【0011】従来のTDI回路においては、赤外線検知
器1からの、各検知素子の出力が列方向について多重化
されたシリアル・アナログ信号からなる各検知素子列の
出力を、A/D回路2における各A/D変換器でアナロ
グディジタル変換したデータを、走査開始タイミングを
示す走査(フィールド)同期クロックと、有効画素情報
が含まれている期間を表す有効画素期間信号と、画素の
切り替わりタイミングを表す画素クロックをもとに生成
される画素アドレス(ADRS)と、書込みクロック
(WE:Write Enable)とによって、各素子ごとに、別
々のフレームメモリに書き込む。ここで、有効画素期間
信号は、第1列が有効視野を走査し始めてから、最終列
が有効視野を走査し始める直前までは、全列のデータが
有効なのではない。また、第1列が有効視野の走査を終
了してから、最終列が有効視野の最終画素を走査するま
での期間も、全列のデータが有効なのではない。有効画
素期間信号においては、これらの期間も、アサートされ
ているものとする。
【0012】次いで、素子列の出力タイミングのずれに
対応するオフセットを持たせた、各フレームメモリ用画
素アドレスと、読出しクロック(OE:Output Enable
)によって、各素子列に対応するフレームメモリか
ら、シーンの同一部分を撮像したデータを読みだす。こ
れを積分回路4で足し合わせたのち、除算回路5で2n
で割ることによって、信号成分は変わらずに、ノイズ成
分が1/(2n 1/2 になるので、S/Nが(2n
1/2 倍に改善されることになる。ここで、除算回路5に
おける2n の割算は、nビットだけ下位にシフトするこ
とによって行うのが普通である。なお、フレームメモリ
は、書込み中は、読出しができないので、各フィールド
ごとに用意し、フィールド・インデックスによって交互
に書込みと読出しとを切り替えて行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の動作説明から明
らかなように、従来のTDI回路においては、データの
書込みから読出しまでに、1フィールドの時間遅延を生
じるとともに、各素子列ごとにフレームメモリを必要と
するため、ハードウェア規模が大きくなることを避けら
れないという問題があった。
【0014】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、FIFOを利用すること
によって、データの遅延時間を短縮し、メモリ容量を低
減することによって、高いリアルタイム性を有するとと
もにハードウェア規模を抑えたTDI回路を提供するこ
とを目的としている。
【0015】また本発明は、書込みクロックを検知素子
列ごとに用意して、有効画素のデータのみを入力するよ
うにし、読出しクロックの原クロックを書込みクロック
とは別に用意することによって、無駄時間をなくし、デ
ータ・レートを最小化することを目的としている。
【0016】さらに本発明は、TDI用の検知素子に欠
陥画素が含まれる場合に、TDIを行う前に、欠陥画素
データを除外するか、または有効画素に置換することに
よって、TDI出力に欠陥データを含まないようにする
ことを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
(1) 複数の素子列を有し、被写体からの赤外線をこの素
子列と垂直に走査して各素子列ごとのシリアル信号を出
力する赤外線検知器に対して、各素子列ごとの出力信号
を対応する記憶部にそれぞれ蓄積するメモリ回路と、各
記憶部における書込みと読出しとを制御することによっ
て、各素子列からのデータを記憶部に入力するととも
に、素子列間の走査時間に対応する時間ずれを補正して
同一シーンに対する各記憶部の出力を同一タイミングで
出力するように制御するメモリ制御回路と、各記憶部の
出力を対応する素子ごとに積分する積分回路と、この積
分回路の出力を素子列数で除算して画像信号を発生する
除算回路とを有するTDI回路を備えた赤外線撮像装置
において、メモリ回路における各記憶部をFIFOメモ
リから構成する。
【0018】(2) (1) の場合に、メモリ制御回路が、各
記憶部における書込みを制御することによって有効デー
タのみを各記憶部に入力するとともに、各記憶部からの
読出しを同一読出し期間に行うように構成する。
【0019】(3) (2) の場合に、メモリ制御回路が、各
記憶部に対する書込みおよび読出しを制御することによ
って、水平方向の走査サンプル数を任意数加算しまたは
減算する。
【0020】(4) (2) の場合に、メモリ制御回路が、各
記憶部に対する書込みおよび読出しを制御することによ
って、水平方向の走査サンプル数を任意倍にする。
【0021】(5) (1) の場合に、メモリ制御回路が、各
記憶部に対する書込みを同一書込み期間に行うともに、
各記憶部からの読出しを制御することによって、有効デ
ータを出力するように構成する。
【0022】(6) (5) の場合に、メモリ制御回路が、各
記憶部に対する書込みおよび読出しを制御することによ
って、水平方向の走査サンプル数を任意数加算しまたは
減算する。
【0023】(7) (5) の場合に、メモリ制御回路が、各
記憶部に対する書込みおよび読出しを制御することによ
って、水平方向の走査サンプル数を任意倍にする。
【0024】(8) (1) の場合に、メモリ制御回路が、各
記憶部に対する書込みおよび読出しを制御することによ
って、一定の書込みレートで有効データのみを書き込ん
だのち、可変の読出しレートによって読出しを行うよう
に構成する。
【0025】(9) (8) の場合に、メモリ制御回路が、各
記憶部からの読出しを同一読出し期間に行うように構成
する。
【0026】(10) (1) の場合に、素子列において任意
数の素子に欠陥があったとき、メモリ回路からの読出し
後、この欠陥素子に対応するメモリ回路の出力を他の素
子からのデータによっ置換したのち、積分回路において
積分を行う。
【0027】(11) (1) の場合に、素子列において任意
数の素子に欠陥があったとき、メモリ回路からの読出し
後、この欠陥素子に対応するメモリ回路の出力を除外し
て積分回路で積分を行うとともに、欠陥素子を除外した
素子数で除算回路において除算を行う。
【0028】
【作用】図1は、本発明の原理的構成を示したものであ
る。本発明においては、前述の第1の課題を解決するた
めに、TDI回路の各素子列間の時間補正を行う部分に
おいて、FIFOメモリからなるメモリ回路を用いてい
る。
【0029】これによって、データの遅延時間を、1フ
ィールドから(最終列のデータ入力から)数画素に短縮
し、メモリ容量を2フィールド分から、第1列〜最終列
の画素数分(数十分の一)に低減して、高いリアルタイ
ム性を有するとともにハードウェア規模を抑えたTDI
回路を実現することができる。
【0030】また、第2の課題を解決するために、書込
みクロックを検知素子列ごとに用意して、有効画素のデ
ータのみを入力するようにし、読出しクロックの原クロ
ックを書込みクロックとは別に用意するようにしてい
る。
【0031】FIFOメモリは、データの順序を変更せ
ずに、書込みと読出しのタイミングを独立に設定できる
メモリである。通常のFIFOの使用方法では、書込み
と読出しのクロックを、書込みとその開始から一定時間
遅れて開始される読出しのそれぞれの期間を示す期間信
号と、マスタ・クロックとの論理積をとって生成する手
法が採られている。この場合、入力と出力のデータ・レ
ートが同じになるが、リニア・アレイ型検知器を用い、
スキャナで光学走査を行う撮像装置では、走査効率が1
00%にできないため、1フィールド時間中に無駄時間
が含まれている。さらにTDI用の検知素子列が複数あ
る検知器では、各列で有効走査期間に列の間隔に対応す
る時間ずれがある。そのため有効画素データだけを読み
だして、データ・レートを低減することができなくな
る。
【0032】これに対して、本発明では、書込みクロッ
クを検知素子列ごとに用意して、有効画素のデータのみ
を入力するようにし、読出しクロックの原クロックを書
込みクロックとは別に用意するようにしたので、無駄時
間を無くし、データ・レートを最小化して、有用性の高
いものとすることができる。
【0033】さらに第3の課題を解決するために、TD
I用の検知素子に欠陥画素が含まれる場合に、TDIを
行う前に、欠陥画素データを除外するか、または有効画
素に置換するようにしている。
【0034】これによって、TDI用の検知素子に欠陥
画素が含まれる場合に、TDI出力には、欠陥データを
含まないようにするこかできる。
【0035】
【実施例】図2は、本発明の実施例(1)を示したもの
であって、TDI回路の構成をブロック図によって示し
ている。図中において、図63におけると同じものを同
じ番号で示し、3はm個のFIFOメモリFIFO1〜
FIFOmからなるFIFOメモリ回路、6はm個のF
IFOメモリの書込み,読出しを制御するFIFO書込
み/読出し制御回路である。この場合、積分回路4はm
個のFIFOメモリの出力を加算する。
【0036】図3は、実施例(1)におけるFIFO書
込み/読出し制御回路の詳細構成を示す図であって、3
1はフリップフロップ回路、32はオア回路、33はカ
ウンタ回路、34は書込み期間を設定するリードオンリ
ーメモリ(ROM)からなる書込み期間設定回路、35
は読出し期間を設定するROMからなる読出し期間設定
回路、361 〜36m , 371 〜37m , 381 〜38
m , 391 〜39m はそれぞれm個のアンド回路であ
る。
【0037】また図4は、図2に示されたTDI回路の
書込み/読出し期間を例示するタイムチャートである。
以下、図2〜図4に基づいて、実施例(1)の動作を説
明する。
【0038】図2において、赤外線検知器1からの、第
1列〜第m列の検知素子列の出力を、A/D回路2にお
いて、m個のA/D変換器によってそれぞれA/D変換
して、得られた信号を、FIFO書込み/読出し制御回
路6からの書込み期間信号W1〜Wmによって、FIF
Oメモリ回路3におけるm個のFIFOメモリにそれぞ
れ書込み、FIFO書込み/読出し制御回路6からの読
出し期間信号R1〜Rmによってそれぞれ読みだして、
積分回路4に入力して加算する。積分回路4の加算出力
を除算回路5において2n (=m)によって除算して平
均値を求めて、TDI出力とする。
【0039】図3において、フリップフロップ回路31
とカウンタ回路33とは、各フィールドの映像の取り込
み開始時、走査(フィールド)同期クロックRSTによ
ってクリアされる。フリップフロップ回路31は、各列
の検知素子に対する有効画素のオアをとった有効画素期
間信号の最初の入力によってセットしてQ出力を発生
し、これによって、カウンタ回路33は、1フィールド
の有効画素期間に対応する値をロードされ、有効画素期
間信号をクロックとしてカウントを開始して、有効画素
期間のカウント終了時、キャリーアウト(CO)を出力
してフリップフロップ回路31をクリアすることによっ
て、次の有効画素期間信号の入力まで停止状態となる。
【0040】書込み期間設定回路34は、カウンタ回路
33のカウント値に応じて、第1列書込み期間,第2列
書込み期間,…,第m列書込み期間の信号を出力し、ア
ンド回路361 〜36m において有効画素期間信号とア
ンドをとることによって、第1列画素書込み期間,第2
列画素書込み期間,…,第m列画素書込み期間の信号を
出力し、アンド回路371 〜37m において画素クロッ
クCLKとアンドをとることによって、各FIFOメモ
リに対する書込み制御信号W1,W2,…,Wmを発生
する。
【0041】一方、読出し期間設定回路35は、カウン
タ回路33のカウント値に応じて、第1列読出し期間,
第2列読出し期間,…,第m列読出し期間の信号を出力
し、アンド回路381 〜38m において有効画素期間信
号とアンドをとることによって、第1列画素読出し期
間,第2列画素読出し期間,…,第m列画素読出し期間
の信号を出力し、アンド回路391 〜39m において画
素クロックCLKとアンドをとることによって、各FI
FOメモリに対する読出し制御信号R1,R2,…,R
mを発生する。なお、この場合、書込み期間および読出
しの信号には、無効データの分を含んでもよく、この場
合は、例えば積分回路4においてゲーティングを行うこ
とによって、無効データに対応する出力データを阻止す
ることができる。
【0042】このように、図2に示された本発明の実施
例(1)では、各検知素子列の出力タイミングのずれに
対する補正をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ
容量は第1列から最終列までの画素数分ですみ、従来の
2フィールド分と比べて大幅に減少させることができ
る。また、書込み,読出しのデータ遅延時間は、最終列
のデータ入力から数画素分になるので、従来の1フィー
ルドから大幅に縮小して、リアルタイム性を向上させる
ことが可能となる。
【0043】図5は、本発明の実施例(2)を示したも
のであって、TDI回路の構成をブロック図によって示
している。図中において、図2におけると同じものを同
じ番号で示し、6aはm個のFIFOメモリの書込み,
読出しを制御するFIFO書込み/読出し制御回路であ
る。
【0044】図6は、実施例(2)におけるFIFO書
込み/読出し制御回路の詳細構成を示す図であって、図
3におけると同じものを同じ番号で示し、40は書込み
期間と読出し期間とを設定するROMからなる書込み/
読出し期間設定回路、411〜41m , 421 〜42m
それぞれm個のアンド回路、43,44はそれぞれアン
ド回路である。
【0045】また図7は、図5に示されたTDI回路の
書込み/読出し期間を例示するタイムチャートである。
以下、図5〜図7に基づいて、実施例(2)の動作を説
明する。
【0046】書込み/読出し期間設定回路40は、カウ
ンタ回路33のカウント値に応じて、第1列書込み期
間,第2列書込み期間,…,第m列書込み期間の信号を
出力し、アンド回路411 〜41m において有効画素期
間信号とアンドをとることによって、第1列画素書込み
期間,第2列画素書込み期間,…,第m列画素書込み期
間の信号を出力し、アンド回路421 〜42m において
画素クロックCLKとアンドをとることによって、各F
IFOメモリに対する書込み制御信号W1,W2,…,
Wmを発生する。
【0047】また、書込み/読出し期間設定回路40
は、各列に共通な列読出し期間の信号を出力し、アンド
回路43において有効画素期間信号とアンドをとること
によって、画素読出し期間の信号を出力し、アンド回路
44において画素クロックCLKとアンドをとることに
よって、各FIFOメモリに共通な読出し制御信号Rを
発生する。なお、この場合、書込み期間および読出しの
信号には、無効データの分を含んでもよく、この場合
は、例えば積分回路4においてゲーティングを行うこと
によって、無効データに対応する出力データを阻止する
ことができる。
【0048】このように、図5に示された本発明の実施
例(2)では、各検知素子列の出力タイミングのずれに
対する補正をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ
容量を減少させることができ,読出しのデータ遅延時間
を縮小して、リアルタイム性を向上させることができる
とともに、この際、各検知素子列の出力タイミングのず
れに対する補正をFIFOメモリの書込み制御のみで行
い、読出し制御信号を1系統としてFIFOメモリの読
出しを行うようにしたので、FIFO書込み/読出し制
御回路の回路規模を削減することができる。
【0049】図8は、本発明の実施例(3)を示したも
のであって、TDI回路の構成をブロック図によって示
している。図中において、図2におけると同じものを同
じ番号で示し、6bはm個のFIFOメモリの書込み,
読出しを制御するFIFO書込み/読出し制御回路であ
る。
【0050】図9は、実施例(3)におけるFIFO書
込み/読出し制御回路の詳細構成を示す図であって、図
6におけると同じものを同じ番号で示し、45,46は
それぞれアンド回路、471 〜47m , 481 〜48m
それぞれm個のアンド回路である。
【0051】また図10は、図8に示されたTDI回路
の書込み/読出し期間を例示するタイムチャートであ
る。以下、図8〜図10に基づいて、実施例(3)の動
作を説明する。
【0052】書込み/読出し期間設定回路40は、各列
に共通な列書込み期間の信号を出力し、アンド回路45
において有効画素期間信号とアンドをとることによっ
て、画素書込み期間の信号を出力し、アンド回路46に
おいて画素クロックCLKとアンドをとることによっ
て、各FIFOメモリに共通な書込み制御信号Wを発生
する。
【0053】また、書込み/読出し期間設定回路40
は、カウンタ回路33のカウント値に応じて、第1列読
出し期間,第2列読出し期間,…,第m列読出し期間の
信号を出力し、アンド回路471 〜47m において有効
画素期間信号とアンドをとることによって、第1列画素
読出し期間,第2列画素読出し期間,…,第m列画素読
出し期間の信号を出力し、アンド回路481 〜48m
おいて画素クロックCLKとアンドをとることによっ
て、各FIFOメモリに対する書込み制御信号R1,R
2,…,Rmを発生する。なお、この場合、書込み期間
および読出しの信号には、無効データの分を含んでもよ
く、この場合は、例えば積分回路4においてゲーティン
グを行うことによって、無効データに対応する出力デー
タを阻止することができる。
【0054】このように、図8は示された本発明の実施
例(3)では、各検知素子列の出力タイミングのずれに
対する補正をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ
容量を減少させることができ,読出しのデータ遅延時間
を縮小して、リアルタイム性を向上させることができる
とともに、この際、各検知素子列の出力タイミングのず
れに対する補正をFIFOメモリ読出し制御のみで行
い、書込み制御信号を1系統としてFIFOメモリの読
出しを行うようにしたので、FIFO書込み/読出し制
御回路の回路規模を削減することができる。
【0055】図11は、本発明の実施例(4)を示した
ものであって、TDI回路の構成をブロック図によって
示している。図中において、図2におけると同じものを
同じ番号で示し、6a1はm個のFIFOメモリの書込
み,読出しを制御するFIFO書込み/読出し制御回路
である。
【0056】図12は、実施例(4)におけるFIFO
書込み/読出し制御回路の詳細構成を示す図であって、
図6におけると同じものを同じ番号で示している。また
図13は、図11に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。以下、図11
〜図13に基づいて、実施例(4)の動作を説明する。
【0057】図11に示された実施例(4)において
は、図5に示された実施例(2)と異なり、FIFO書
込み/読出し制御回路6a1がK+X(Xは整数)サン
プルに対して構成されているとともに、FIFO書込み
/読出し制御回路6a1への入力信号である有効画素期
間信号Aが、K+X(Xは整数)サンプルからなってい
る。
【0058】従って図11に示された実施例において
は、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができるととも
に、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御
信号を1系統としてFIFOメモリの読出しを行うよう
にしたので、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規
模を削減することができる。さらに、K+Xサンプルか
らなる有効画素期間信号Aの入力に応じて、図12に示
された書込み/読出し期間設定回路40からの各出力を
Xサンプルオフセットするのみによって、水平方向のサ
ンプル数の設定を可変にすることができる。従ってこれ
によって、赤外線撮像装置の水平方向の画角を変更する
ことができるようになる。
【0059】図14は、本発明の実施例(5)を示した
ものであって、TDI回路の構成をブロック図によって
示している。図中において、図2におけると同じものを
同じ番号で示し、6b1はm個のFIFOメモリの書込
み,読出しを制御するFIFO書込み/読出し制御回路
である。
【0060】図15は、実施例(5)におけるFIFO
書込み/読出し制御回路の詳細構成を示す図であって、
図9におけると同じものを同じ番号で示している。また
図16は、図14に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。以下、図14
〜図16に基づいて、実施例(5)の動作を説明する。
【0061】図14に示された実施例(5)において
は、図8に示された実施例(3)と異なり、FIFO書
込み/読出し制御回路6b1がK+X(Xは整数)サン
プルに対して構成されているとともに、FIFO書込み
/読出し制御回路6b1への入力信号である有効画素期
間信号Aが、K+X(Xは整数)サンプルからなってい
る。
【0062】従って図14に示された実施例において
は、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができるととも
に、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリ読出し制御のみで行い、書込み制御信
号を1系統としてFIFOメモリの読出しを行うように
したので、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模
を削減することができる。さらに、K+Xサンプルから
なる有効画素期間信号Aの入力に応じて、図15に示さ
れた書込み/読出し期間設定回路40からの各出力をX
サンプルオフセットするのみによって、水平方向のサン
プル数の設定を可変にすることができる。従ってこれに
よって、赤外線撮像装置の水平方向の画角を変更するこ
とができるようになる。
【0063】図17は、本発明の実施例(6)を示した
ものであって、TDI回路の構成をブロック図によって
示している。図中において、図2におけると同じものを
同じ番号で示し、6a2はm個のFIFOメモリの書込
み,読出しを制御するFIFO書込み/読出し制御回路
である。
【0064】図18は、実施例(6)におけるFIFO
書込み/読出し制御回路の詳細構成を示す図であって、
図6におけると同じものを同じ番号で示している。また
図19は、図17に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。以下、図17
〜図19に基づいて、実施例(6)の動作を説明する。
【0065】図17に示された実施例(6)において
は、図5に示された実施例(2)と異なり、FIFO書
込み/読出し制御回路6a2が、KX(Xは整数)サン
プルに対して構成されているとともに、FIFO書込み
/読出し制御回路6b1への入力信号である有効画素期
間信号Aが、KX(Xは整数)サンプルからなってい
る。
【0066】従って図17に示された実施例において
は、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができるととも
に、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御
信号を1系統としてFIFOメモリの読出しを行うよう
にしたので、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規
模を削減することができる。さらに、KXサンプルから
なる有効画素期間信号Bの入力に応じて、図18に示さ
れた書込み/読出し期間設定回路40からの各出力のサ
ンプル数をX倍するのみによって、水平方向のサンプル
数の設定を可変にすることができる。従って本実施例に
よれば、赤外線撮像装置の水平方向の分解能を変更する
ことができるようになる。またこれによって、機械的走
査レートの変更に対応することが可能となる。
【0067】図20は、本発明の実施例(7)を示した
ものであって、TDI回路の構成をブロック図によって
示している。図中において、図2におけると同じものを
同じ番号で示し、6b2はm個のFIFOメモリの書込
み,読出しを制御するFIFO書込み/読出し制御回路
である。
【0068】図21は、実施例(7)におけるFIFO
書込み/読出し制御回路の詳細構成を示す図であって、
図9におけると同じものを同じ番号で示している。また
図22は、図20に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。以下、図20
〜図22に基づいて、実施例(7)の動作を説明する。
【0069】図20に示された実施例(7)において
は、図8に示された実施例(3)と異なり、FIFO書
込み/読出し制御回路6b2が、KX(Xは整数)サン
プルに対して構成されているとともに、FIFO書込み
/読出し制御回路6b2への入力信号である有効画素期
間信号Bが、KX(Xは整数)サンプルからなってい
る。
【0070】従って図20に示された実施例において
は、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができるととも
に、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリ読出し制御のみで行い、書込み制御信
号を1系統としてFIFOメモリの読出しを行うように
したので、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模
を削減することができる。さらに、KXサンプルからな
る有効画素期間信号Bの入力に応じて、図21に示され
た書込み/読出し期間設定回路40からの各出力のサン
プル数をX倍するのみによって、水平方向のサンプル数
の設定を可変にすることができる。従って本実施例によ
れば、赤外線撮像装置の水平方向の分解能を変更するこ
とができるようになる。またこれによって、機械的走査
レートの変更に対応することが可能となる。
【0071】図23は、本発明の実施例(8)を示した
ものであって、TDI回路の構成をブロック図によって
示している。図中において、図2におけると同じものを
同じ番号で示し、6cはm個のFIFOメモリの書込
み,読出しを制御するFIFO書込み/読出し制御回路
である。
【0072】図24は、実施例(8)におけるFIFO
書込み/読出し制御回路の詳細構成を示す図であって、
図3におけると同じものを同じ番号で示している。また
図25は、図23に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。以下、図23
〜図25に基づいて、実施例(8)の動作を説明する。
【0073】図23に示された実施例(8)において
は、図2に示された実施例(1)と異なり、FIFO書
込み/読出し制御回路6cの構成が相違しているととも
に、FIFO書込み/読出し制御回路6cへの入力信号
(出力用画素クロックCLKO)が増加している。
【0074】図23に示された実施例においては、各検
知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をFIF
Oメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少させるこ
とができ,読出しのデータ遅延時間を縮小して、リアル
タイム性を向上させることができる。さらに、有効画素
期間にFIFOメモリの書込み制御を行って、有効デー
タのみを画素クロックCLKでFIFOメモリに入力し
たのち、出力用画素クロックCLKOを用いることによ
って、レート変更して、出力することができる。すなわ
ち、本実施例によれば、書込みレートに対する読出しレ
ートを可変にすることができる。
【0075】図26は、本発明の実施例(9)を示した
ものであって、TDI回路の構成をブロック図によって
示している。図中において、図2におけると同じものを
同じ番号で示し、6c1はm個のFIFOメモリの書込
み,読出しを制御するFIFO書込み/読出し制御回路
である。
【0076】図27は、実施例(9)におけるFIFO
書込み/読出し制御回路の詳細構成を示す図であって、
図6におけると同じものを同じ番号で示している。また
図28は、図26に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。以下、図26
〜図28に基づいて、実施例(9)の動作を説明する。
【0077】図26に示された実施例(9)において
は、図23に示された実施例(8)と比較して、FIF
O書込み/読出し制御回路6c1の構成が異なってい
る。
【0078】図26に示された実施例においては、各検
知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をFIF
Oメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少させるこ
とができ,読出しのデータ遅延時間を縮小して、リアル
タイム性を向上させることができるとともに、各検知素
子列の出力タイミングのずれに対する補正をFIFOメ
モリの書込み制御のみで行い、読出し制御信号を1系統
としてFIFOメモリの読出しを行うようにしたので、
FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模を削減する
ことができる。さらに、有効画素期間にFIFOメモリ
の書込み制御を行って、有効データのみを画素クロック
CLKでFIFOメモリに入力したのち、出力用画素ク
ロックCLKOを用いることによって、1系統の読出し
制御信号で、レート変更したデータを出力することがで
きる。すなわち、本実施例によれば、1系統の読出し制
御信号で、書込みレートに対する読出しレートを可変に
することができる。
【0079】図29は、本発明の実施例(10)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図2におけると同じもの
を同じ番号で示し、7は画素アドレス発生部、8はm素
子内置換ROM、9はセレクタである。
【0080】図29に示された実施例(10)において
は、FIFOメモリ回路3から読出しを行ったのち、m
個の素子のデータの積分を行う前に、もしもm個の素子
のうちに欠陥素子であると判断されるものがあるとき
は、画素アドレス発生部7からの画素アドレスに応じ
て、予めm素子内置換ROM8に格納されている、素子
の置換を行うための情報を読みだして、これによってセ
レクタ9を制御して、FIFOメモリ回路3からのm素
子内の任意の他の素子のデータと置き換えたのち、m素
子のデータの積分を行ってTDI出力を得る。
【0081】従って本実施例によれば、各検知素子列の
出力タイミングのずれに対する補正をFIFOメモリを
用いて行うので、メモリ容量を減少させることができ,
読出しのデータ遅延時間を縮小して、リアルタイム性を
向上させることができる。さらに、赤外線検知器の一部
の素子に欠陥があった場合でも、その素子のデータを、
健全な他の素子のデータと置き換えて積分を行うので、
欠陥素子の存在に基づくS/Nの低下を防止することが
できる。
【0082】図30は、本発明の実施例(11)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図29におけると同じも
のを同じ番号で示し、10はアンド回路、11は欠陥情
報ROM、12は除算回路である。
【0083】図30に示された実施例(11)において
は、FIFOメモリ回路3から読出しを行ったのち、m
個の素子のデータの積分を行う前に、もしもm個の素子
のうちに欠陥素子であると判断されるものがあるとき
は、画素アドレス発生部7からの画素アドレスに応じ
て、予め欠陥情報ROM11に格納されている欠陥素子
を示す情報を読みだして、アンド回路10においてFI
FOメモリ回路3からの欠陥素子のデータを0レベルに
して、積分回路4において(m−d)回(dは欠陥素子
数)の積分を行うとともに、除算回路12において、欠
陥情報ROM11からの情報に基づいて(m−d)で除
算を行うことによって、欠陥素子の影響を受けないTD
I出力を得ることができる。
【0084】従って本実施例によれば、各検知素子列の
出力タイミングのずれに対する補正をFIFOメモリを
用いて行うので、メモリ容量を減少させることができ,
読出しのデータ遅延時間を縮小して、リアルタイム性を
向上させることができる。さらに、赤外線検知器の一部
の素子に欠陥があった場合でも、その素子のデータを除
いてFIFOメモリ回路からの各素子のデータの平均値
を求めるので、欠陥素子の存在に基づくS/Nの低下を
防止することができる。
【0085】図31は、本発明の実施例(12)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図5および図29におけ
ると同じものを同じ番号で示している。
【0086】図31に示された実施例(12)は、実施
例(2)と実施例(10)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御
信号を1系統としてFIFOメモリの読出しを行うこと
によって、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模
を削減することができるとともに、赤外線検知器の一部
の素子に欠陥があった場合でも、その素子のデータを、
健全な他の素子のデータと置き換えて積分を行うように
して、欠陥素子の存在に基づくS/Nの低下を防止する
ことができる。
【0087】図32は、本発明の実施例(13)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図5および図30におけ
ると同じものを同じ番号で示している。
【0088】図32に示された実施例(13)は、実施
例(2)と実施例(11)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御
信号を1系統としてFIFOメモリの読出しを行うこと
によって、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模
を削減することができるとともに、赤外線検知器の一部
の素子に欠陥があった場合でも、その素子のデータを除
いてFIFOメモリ回路からの各素子のデータの平均値
を求めるようにして、欠陥素子の存在に基づくS/Nの
低下を防止することができる。
【0089】図33は、本発明の実施例(14)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図8および図29におけ
ると同じものを同じ番号で示している。
【0090】図33に示された実施例(14)は、実施
例(3)と実施例(10)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリの読出し制御のみで行い、書込み制御
信号を1系統としてFIFOメモリの書込みを行うこと
によって、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模
を削減することができるとともに、赤外線検知器の一部
の素子に欠陥があった場合でも、その素子のデータを、
健全な他の素子のデータと置き換えて積分を行うように
して、欠陥素子の存在に基づくS/Nの低下を防止する
ことができる。
【0091】図34は、本発明の実施例(15)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図8および図30におけ
ると同じものを同じ番号で示している。
【0092】図34に示された実施例(15)は、実施
例(3)と実施例(11)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリ読出し制御のみで行い、書込み制御信
号を1系統としてFIFOメモリの書込みを行うことに
よって、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模を
削減することができるとともに、赤外線検知器の一部の
素子に欠陥があった場合でも、その素子のデータを除い
てFIFOメモリ回路からの各素子のデータの平均値を
求めるようにして、欠陥素子の存在に基づくS/Nの低
下を防止することができる。
【0093】図35は、本発明の実施例(16)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図11および図17にお
けると同じものを同じ番号で示し、6(a1×a2)は
m個のFIFOメモリの書込み,読出しを制御するFI
FO書込み/読出し制御回路である。
【0094】図35に示された実施例(16)は、実施
例(4)と実施例(6)とを組み合わせた構成を有し、
各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をF
IFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少させ
ることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小して、リ
アルタイム性を向上させることができるとともに、各検
知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をFIF
Oメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御信号を1
系統としてFIFOメモリの読出しを行うようにしたの
で、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模を削減
することができる。さらに、有効画素期間信号(A×
B)の入力に応じて、書込み/読出し期間設定回路から
の各出力をXサンプルオフセットすることによって、水
平方向のサンプル数の設定を変更して、赤外線撮像装置
の水平方向の画角を可変にすることができるとともに、
書込み/読出し期間設定回路からの各出力のサンプル数
をX倍することによって、水平方向のサンプル数の設定
を変更して、赤外線撮像装置の水平方向の分解能を変更
することができる。
【0095】図36は、本発明の実施例(17)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図11および図26にお
けると同じものを同じ番号で示し、6(a1×c1)は
m個のFIFOメモリの書込み,読出しを制御するFI
FO書込み/読出し制御回路である。
【0096】図36に示された実施例(17)は、実施
例(4)と実施例(9)とを組み合わせた構成を有し、
各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をF
IFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少させ
ることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小して、リ
アルタイム性を向上させることができるとともに、各検
知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をFIF
Oメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御信号を1
系統としてFIFOメモリの読出しを行うようにしたの
で、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模を削減
することができる。さらに、有効画素期間信号の入力に
応じて、書込み/読出し期間設定回路からの各出力をX
サンプルオフセットすることによって、水平方向のサン
プル数の設定を変更して、赤外線撮像装置の水平方向の
画角を可変にすることができるとともに、FIFOメモ
リ回路の書込みクロックと読出しクロックとを異ならせ
て、1系統の読出し制御信号で、書込みレートに対する
読出しレートを可変にすることができる。
【0097】図37は、本発明の実施例(18)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図11および図31にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0098】図37に示された実施例(18)は、実施
例(4)と実施例(12)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Aの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフセットす
ることによって、水平方向のサンプル数の設定を変更し
て、赤外線撮像装置の水平方向の画角を可変にすること
ができるとともに、各検知素子列の出力タイミングのず
れに対する補正をFIFOメモリの書込み制御のみで行
い、読出し制御信号を1系統としてFIFOメモリの読
出しを行うことによって、FIFO書込み/読出し制御
回路の回路規模を削減することができ、さらに、赤外線
検知器の一部の素子に欠陥があった場合でも、その素子
のデータを、健全な他の素子のデータと置き換えて積分
を行うようにして、欠陥素子の存在に基づくS/Nの低
下を防止することができる。
【0099】図38は、本発明の実施例(19)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図11および図32にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0100】図38に示された実施例(19)は、実施
例(4)と実施例(13)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Aの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフセットす
ることによって、水平方向のサンプル数の設定を変更し
て、赤外線撮像装置の水平方向の画角を可変にすること
ができるとともに、各検知素子列の出力タイミングのず
れに対する補正をFIFOメモリの書込み制御のみで行
い、読出し制御信号を1系統としてFIFOメモリの読
出しを行うことによって、FIFO書込み/読出し制御
回路の回路規模を削減することができ、さらに、赤外線
検知器の一部の素子に欠陥があった場合でも、その素子
のデータを除いてFIFOメモリ回路からの各素子のデ
ータの平均値を求めるようにして、欠陥素子の存在に基
づくS/Nの低下を防止することができる。
【0101】図39は、本発明の実施例(20)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図17および図26にお
けると同じものを同じ番号で示し、6(a2×c1)は
m個のFIFOメモリの書込み,読出しを制御するFI
FO書込み/読出し制御回路である。
【0102】図39に示された実施例(20)は、実施
例(6)と実施例(9)とを組み合わせた構成を有し、
各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をF
IFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少させ
ることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小して、リ
アルタイム性を向上させることができるとともに、各検
知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をFIF
Oメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御信号を1
系統としてFIFOメモリの読出しを行うようにしたの
で、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模を削減
することができる。さらに、有効画素期間信号Bの入力
に応じて、書込み/読出し期間設定回路からの各出力の
サンプル数をX倍することによって、水平方向のサンプ
ル数の設定を変更して、赤外線撮像装置の水平方向の分
解能を可変にすることができるとともに、FIFOメモ
リ回路の書込みクロックと読出しクロックとを異ならせ
て、1系統の読出し制御信号で、書込みレートに対する
読出しレートを可変にすることができる。
【0103】図40は、本発明の実施例(21)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図17および図31にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0104】図40に示された実施例(21)は、実施
例(6)と実施例(12)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Bの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力のサンプル数をX倍するこ
とによって、水平方向のサンプル数の設定を変更して、
赤外線撮像装置の水平方向の分解能を変更することがで
きるとともに、各検知素子列の出力タイミングのずれに
対する補正をFIFOメモリの書込み制御のみで行い、
読出し制御信号を1系統としてFIFOメモリの読出し
を行うことによって、FIFO書込み/読出し制御回路
の回路規模を削減することができ、さらに、赤外線検知
器の一部の素子に欠陥があった場合でも、その素子のデ
ータを、健全な他の素子のデータと置き換えて積分を行
うようにして、欠陥素子の存在に基づくS/Nの低下を
防止することができる。
【0105】図41は、本発明の実施例(22)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図17および図32にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0106】図41に示された実施例(22)は、実施
例(6)と実施例(13)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Bの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力のサンプル数をX倍するこ
とによって、水平方向のサンプル数の設定を変更して、
赤外線撮像装置の水平方向の分解能を変更することがで
きるとともに、各検知素子列の出力タイミングのずれに
対する補正をFIFOメモリの書込み制御のみで行い、
読出し制御信号を1系統としてFIFOメモリの読出し
を行うことによって、FIFO書込み/読出し制御回路
の回路規模を削減することができ、さらに、赤外線検知
器の一部の素子に欠陥があった場合でも、その素子のデ
ータを除いてFIFOメモリ回路からの各素子のデータ
の平均値を求めるようにして、欠陥素子の存在に基づく
S/Nの低下を防止することができる。
【0107】図42は、本発明の実施例(23)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図26および図31にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0108】図42に示された実施例(23)は、実施
例(9)と実施例(12)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、FIFOメモリ回路の書込みクロックと読出しクロ
ックとを異ならせて、1系統の読出し制御信号で、書込
みレートに対する読出しレートを可変にすることができ
るとともに、各検知素子列の出力タイミングのずれに対
する補正をFIFOメモリの書込み制御のみで行い、読
出し制御信号を1系統としてFIFOメモリの読出しを
行うことによって、FIFO書込み/読出し制御回路の
回路規模を削減することができ、さらに、赤外線検知器
の一部の素子に欠陥があった場合でも、その素子のデー
タを、健全な他の素子のデータと置き換えて積分を行う
ようにして、欠陥素子の存在に基づくS/Nの低下を防
止することができる。
【0109】図43は、本発明の実施例(24)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図26および図32にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0110】図43に示された実施例(24)は、実施
例(9)と実施例(13)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができるととも
に、有効画素期間信号Bの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力のサンプル数をX倍するこ
とによって、水平方向のサンプル数の設定を変更して、
赤外線撮像装置の水平方向の分解能を可変にすることが
できる。かつ、FIFOメモリ回路の書込みクロックと
読出しクロックとを異ならせて、1系統の読出し制御信
号で、書込みレートに対する読出しレートを可変にする
ことができるとともに、各検知素子列の出力タイミング
のずれに対する補正をFIFOメモリの書込み制御のみ
で行い、読出し制御信号を1系統としてFIFOメモリ
の読出しを行うことによって、FIFO書込み/読出し
制御回路の回路規模を削減することができ、さらに、赤
外線検知器の一部の素子に欠陥があった場合でも、その
素子のデータを除いてFIFOメモリ回路からの各素子
のデータの平均値を求めるようにして、欠陥素子の存在
に基づくS/Nの低下を防止することができる。
【0111】図44は、本発明の実施例(25)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図35および図36にお
けると同じものを同じ番号で示し、6(a1×a2×c
1)はm個のFIFOメモリの書込み,読出しを制御す
るFIFO書込み/読出し制御回路である。
【0112】図44に示された実施例(25)は、実施
例(16)と実施例(17)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができるととも
に、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御
信号を1系統としてFIFOメモリの読出しを行うよう
にしたので、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規
模を削減することができる。さらに、有効画素期間信号
(A×B)の入力に応じて、書込み/読出し期間設定回
路からの各出力をXサンプルオフセットすることによっ
て、水平方向のサンプル数の設定を変更して、赤外線撮
像装置の水平方向の画角を可変にすることができるとと
もに、書込み/読出し期間設定回路からの各出力のサン
プル数をX倍することによって、水平方向のサンプル数
の設定を変更して、赤外線撮像装置の水平方向の分解能
を変更することができ、さらに、FIFOメモリ回路の
書込みクロックと読出しクロックとを異ならせて、1系
統の読出し制御信号で、書込みレートに対する読出しレ
ートを可変にすることができる。
【0113】図45は、本発明の実施例(26)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図35および図37にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0114】図45に示された実施例(26)は、実施
例(16)と実施例(18)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号(A×B)の入力に応じて、書込
み/読出し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフ
セットすることによって、水平方向のサンプル数の設定
を変更して、赤外線撮像装置の水平方向の画角を可変に
することができるとともに、書込み/読出し期間設定回
路からの各出力のサンプル数をX倍することによって、
水平方向のサンプル数の設定を変更して、赤外線撮像装
置の水平方向の分解能を変更することができ、さらに、
各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をF
IFOメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御信号
を1系統としてFIFOメモリの読出しを行うことによ
って、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模を削
減することができるとともに、赤外線検知器の一部の素
子に欠陥があった場合でも、その素子のデータを、健全
な他の素子のデータと置き換えて積分を行うようにし
て、欠陥素子の存在に基づくS/Nの低下を防止するこ
とができる。
【0115】図46は、本発明の実施例(27)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図35および図38にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0116】図46に示された実施例(27)は、実施
例(16)と実施例(19)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号(A×B)の入力に応じて、書込
み/読出し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフ
セットすることによって、水平方向のサンプル数の設定
を変更して、赤外線撮像装置の水平方向の画角を可変に
することができるとともに、有効画素期間信号の入力に
応じて、書込み/読出し期間設定回路からの各出力のサ
ンプル数をX倍することによって、水平方向のサンプル
数の設定を変更して、赤外線撮像装置の水平方向の分解
能を変更することができ、さらに、各検知素子列の出力
タイミングのずれに対する補正をFIFOメモリの書込
み制御のみで行い、読出し制御信号を1系統としてFI
FOメモリの読出しを行うことによって、FIFO書込
み/読出し制御回路の回路規模を削減することができる
とともに、赤外線検知器の一部の素子に欠陥があった場
合でも、その素子のデータを除いてFIFOメモリ回路
からの各素子のデータの平均値を求めるようにして、欠
陥素子の存在に基づくS/Nの低下を防止することがで
きる。
【0117】図47は、本発明の実施例(28)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図36および図37にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0118】図47に示された実施例(28)は、実施
例(17)と実施例(18)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ,読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Aの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフセットす
ることによって、水平方向のサンプル数の設定を変更し
て、赤外線撮像装置の水平方向の画角を可変にすること
ができるとともに、FIFOメモリ回路の書込みクロッ
クと読出しクロックとを異ならせて、書込みレートに対
する読出しレートを可変にすることができ、さらに、各
検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をFI
FOメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御信号を
1系統としてFIFOメモリの読出しを行うことによっ
て、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模を削減
することができるとともに、赤外線検知器の一部の素子
に欠陥があった場合でも、その素子のデータを、健全な
他の素子のデータと置き換えて積分を行うようにして、
欠陥素子の存在に基づくS/Nの低下を防止することが
できる。
【0119】図48は、本発明の実施例(29)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図36および図38にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0120】図48に示された実施例(29)は、実施
例(17)と実施例(19)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Aの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフセットす
ることによって、水平方向のサンプル数の設定を変更し
て、赤外線撮像装置の水平方向の画角を可変にすること
ができるとともに、FIFOメモリ回路の書込みクロッ
クと読出しクロックとを異ならせて、書込みレートに対
する読出しレートを可変にすることができ、さらに、各
検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をFI
FOメモリの書込み制御のみで行い、読出し制御信号を
1系統としてFIFOメモリの読出しを行うことによっ
て、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模を削減
することができるとともに、赤外線検知器の一部の素子
に欠陥があった場合でも、その素子のデータを除いてF
IFOメモリ回路からの各素子のデータの平均値を求め
るようにして、欠陥素子の存在に基づくS/Nの低下を
防止することができる。
【0121】図49は、本発明の実施例(30)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図39および図40にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0122】図49に示された実施例(30)は、実施
例(20)と実施例(21)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Bの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力のサンプル数をX倍するこ
とによって、水平方向のサンプル数の設定を変更して、
赤外線撮像装置の水平方向の分解能を可変にすることが
できるとともに、FIFOメモリ回路の書込みクロック
と読出しクロックとを異ならせて、1系統の読出し制御
信号で、書込みレートに対する読出しレートを可変にす
ることができ、さらに、各検知素子列の出力タイミング
のずれに対する補正をFIFOメモリの書込み制御のみ
で行い、読出し制御信号を1系統としてFIFOメモリ
の読出しを行うことによって、FIFO書込み/読出し
制御回路の回路規模を削減することができるとともに、
赤外線検知器の一部の素子に欠陥があった場合でも、そ
の素子のデータを、健全な他の素子のデータと置き換え
て積分を行うようにして、欠陥素子の存在に基づくS/
Nの低下を防止することができる。
【0123】図50は、本発明の実施例(31)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図39および図41にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0124】図50に示された実施例(31)は、実施
例(20)と実施例(22)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Bの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力のサンプル数をX倍するこ
とによって、水平方向のサンプル数の設定を変更して、
赤外線撮像装置の水平方向の分解能を可変にすることが
できるとともに、FIFOメモリ回路の書込みクロック
と読出しクロックとを異ならせて、1系統の読出し制御
信号で、書込みレートに対する読出しレートを可変にす
ることができ、さらに、各検知素子列の出力タイミング
のずれに対する補正をFIFOメモリの書込み制御のみ
で行い、読出し制御信号を1系統としてFIFOメモリ
の読出しを行うことによって、FIFO書込み/読出し
制御回路の回路規模を削減することができるとともに、
赤外線検知器の一部の素子に欠陥があった場合でも、そ
の素子のデータを除いてFIFOメモリ回路からの各素
子のデータの平均値を求めるようにして、欠陥素子の存
在に基づくS/Nの低下を防止することができる。
【0125】図51は、本発明の実施例(32)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図44および図45にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0126】図51に示された実施例(32)は、実施
例(25)と実施例(26)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号(A×B)の入力に応じて、書込
み/読出し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフ
セットすることによって、水平方向のサンプル数の設定
を変更して、赤外線撮像装置の水平方向の画角を可変に
することができるとともに、書込み/読出し期間設定回
路からの各出力のサンプル数をX倍することによって、
水平方向のサンプル数の設定を変更して、赤外線撮像装
置の水平方向の分解能を変更することができ、さらに、
FIFOメモリ回路の書込みクロックと読出しクロック
とを異ならせて、書込みレートに対する読出しレートを
可変にすることができるとともに、各検知素子列の出力
タイミングのずれに対する補正をFIFOメモリの書込
み制御のみで行い、読出し制御信号を1系統としてFI
FOメモリの読出しを行うことによって、FIFO書込
み/読出し制御回路の回路規模を削減することができ、
かつ、赤外線検知器の一部の素子に欠陥があった場合で
も、その素子のデータを、健全な他の素子のデータと置
き換えて積分を行うようにして、欠陥素子の存在に基づ
くS/Nの低下を防止することができる。
【0127】図52は、本発明の実施例(33)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図44および図46にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0128】図52に示された実施例(33)は、実施
例(25)と実施例(27)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号(A×B)の入力に応じて、書込
み/読出し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフ
セットすることによって、水平方向のサンプル数の設定
を変更して、赤外線撮像装置の水平方向の画角を可変に
することができるとともに、書込み/読出し期間設定回
路からの各出力のサンプル数をX倍することによって、
水平方向のサンプル数の設定を変更して、赤外線撮像装
置の水平方向の分解能を変更することができ、さらに、
FIFOメモリ回路の書込みクロックと読出しクロック
とを異ならせて、1系統の読出し制御信号で、書込みレ
ートに対する読出しレートを可変にすることができると
ともに、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する
補正をFIFOメモリの書込み制御のみで行い、読出し
制御信号を1系統としてFIFOメモリの読出しを行う
ことによって、FIFO書込み/読出し制御回路の回路
規模を削減することができ、かつ、赤外線検知器の一部
の素子に欠陥があった場合でも、その素子のデータを除
いてFIFOメモリ回路からの各素子のデータの平均値
を求めるようにして、欠陥素子の存在に基づくS/Nの
低下を防止することができる。
【0129】図53は、本発明の実施例(34)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図14および図20にお
けると同じものを同じ番号で示し、6(b1×b2)は
m個のFIFOメモリの書込み,読出しを制御するFI
FO書込み/読出し制御回路である。
【0130】図53に示された実施例(34)は、実施
例(5)と実施例(7)とを組み合わせた構成を有し、
各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をF
IFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少させ
ることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小して、リ
アルタイム性を向上させることができるとともに、各検
知素子列の出力タイミングのずれに対する補正をFIF
Oメモリ読出し制御のみで行い、書込み制御信号を1系
統としてFIFOメモリの読出しを行うようにしたの
で、FIFO書込み/読出し制御回路の回路規模を削減
することができる。さらに、有効画素期間信号(A×
B)の入力に応じて、書込み/読出し期間設定回路から
の各出力をXサンプルオフセットすることによって、水
平方向のサンプル数の設定を可変にして、赤外線撮像装
置の水平方向の画角を変更することができるとともに、
書込み/読出し期間設定回路からの各出力のサンプル数
をX倍することによって、水平方向のサンプル数の設定
を可変にして、赤外線撮像装置の水平方向の分解能を変
更することができ、またこれによって、機械的走査レー
トの変更に対応することが可能となる。
【0131】図54は、本発明の実施例(35)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図14および図33にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0132】図54に示された実施例(35)は、実施
例(5)と実施例(14)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Aの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフセットす
ることによって、水平方向のサンプル数の設定を可変に
して、赤外線撮像装置の水平方向の画角を変更すること
ができるとともに、各検知素子列の出力タイミングのず
れに対する補正をFIFOメモリ読出し制御のみで行
い、書込み制御信号を1系統としてFIFOメモリの書
込みを行うことによって、FIFO書込み/読出し制御
回路の回路規模を削減することができ、さらに、赤外線
検知器の一部の素子に欠陥があった場合でも、その素子
のデータを、健全な他の素子のデータと置き換えて積分
を行うようにして、欠陥素子の存在に基づくS/Nの低
下を防止することができる。
【0133】図55は、本発明の実施例(36)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図14および図34にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0134】図55に示された実施例(36)は、実施
例(5)と実施例(15)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Aの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフセットす
ることによって、水平方向のサンプル数の設定を可変に
して、赤外線撮像装置の水平方向の画角を変更すること
ができるとともに、各検知素子列の出力タイミングのず
れに対する補正をFIFOメモリ読出し制御のみで行
い、書込み制御信号を1系統としてFIFOメモリの書
込みを行うことによって、FIFO書込み/読出し制御
回路の回路規模を削減することができ、さらに、赤外線
検知器の一部の素子に欠陥があった場合でも、その素子
のデータを除いてFIFOメモリ回路からの各素子のデ
ータの平均値を求めるようにして、欠陥素子の存在に基
づくS/Nの低下を防止することができる。
【0135】図56は、本発明の実施例(37)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図20および図33にお
けると同じものを同じ番号で示し、6(b×b2)はm
個のFIFOメモリの書込み,読出しを制御するFIF
O書込み/読出し制御回路である。
【0136】図56に示された実施例(37)は、実施
例(7)と実施例(14)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Bの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力のサンプル数をX倍するこ
とによって、水平方向のサンプル数の設定を可変にし
て、赤外線撮像装置の水平方向の分解能を変更すること
ができ、またこれによって、機械的走査レートの変更に
対応することが可能になるとともに、各検知素子列の出
力タイミングのずれに対する補正をFIFOメモリの読
出し制御のみで行い、書込み制御信号を1系統としてF
IFOメモリの書込みを行うことによって、FIFO書
込み/読出し制御回路の回路規模を削減することがで
き、さらに、赤外線検知器の一部の素子に欠陥があった
場合でも、その素子のデータを、健全な他の素子のデー
タと置き換えて積分を行うようにして、欠陥素子の存在
に基づくS/Nの低下を防止することができる。
【0137】図57は、本発明の実施例(38)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図20および図34にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0138】図57に示された実施例(38)は、実施
例(7)と実施例(15)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号Bの入力に応じて、書込み/読出
し期間設定回路からの各出力のサンプル数をX倍するこ
とによって、水平方向のサンプル数の設定を可変にし
て、赤外線撮像装置の水平方向の分解能を変更すること
ができ、またこれによって、機械的走査レートの変更に
対応することが可能になるとともに、各検知素子列の出
力タイミングのずれに対する補正をFIFOメモリの読
出し制御のみで行い、書込み制御信号を1系統としてF
IFOメモリの書込みを行うことによって、FIFO書
込み/読出し制御回路の回路規模を削減することができ
るとともに、赤外線検知器の一部の素子に欠陥があった
場合でも、その素子のデータを除いてFIFOメモリ回
路からの各素子のデータの平均値を求めるようにして、
欠陥素子の存在に基づくS/Nの低下を防止することが
できる。
【0139】図58は、本発明の実施例(39)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図53および図54にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0140】図58に示された実施例(39)は、実施
例(34)と実施例(35)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号(A×B)の入力に応じて、書込
み/読出し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフ
セットすることによって、水平方向のサンプル数の設定
を可変にして、赤外線撮像装置の水平方向の画角を変更
することができるとともに、書込み/読出し期間設定回
路からの各出力のサンプル数をX倍することによって、
水平方向のサンプル数の設定を可変にして、赤外線撮像
装置の水平方向の分解能を変更することができ、またこ
れによって、機械的走査レートの変更に対応することが
可能であり、さらに、各検知素子列の出力タイミングの
ずれに対する補正をFIFOメモリ読出し制御のみで行
い、書込み制御信号を1系統としてFIFOメモリの書
込みを行うことによって、FIFO書込み/読出し制御
回路の回路規模を削減することができるとともに、赤外
線検知器の一部の素子に欠陥があった場合でも、その素
子のデータを、健全な他の素子のデータと置き換えて積
分を行うようにして、欠陥素子の存在に基づくS/Nの
低下を防止することができる。
【0141】図59は、本発明の実施例(40)を示し
たものであって、TDI回路の構成をブロック図によっ
て示している。図中において、図53および図55にお
けると同じものを同じ番号で示している。
【0142】図59に示された実施例(40)は、実施
例(34)と実施例(36)とを組み合わせた構成を有
し、各検知素子列の出力タイミングのずれに対する補正
をFIFOメモリを用いて行うので、メモリ容量を減少
させることができ、読出しのデータ遅延時間を縮小し
て、リアルタイム性を向上させることができる。さら
に、有効画素期間信号(A×B)の入力に応じて、書込
み/読出し期間設定回路からの各出力をXサンプルオフ
セットすることによって、水平方向のサンプル数の設定
を可変にして、赤外線撮像装置の水平方向の画角を変更
することができるとともに、書込み/読出し期間設定回
路からの各出力のサンプル数をX倍することによって、
水平方向のサンプル数の設定を可変にして、赤外線撮像
装置の水平方向の分解能を変更することができ、またこ
れによって、機械的走査レートの変更に対応することが
可能であり、さらに、各検知素子列の出力タイミングの
ずれに対する補正をFIFOメモリ読出し制御のみで行
い、書込み制御信号を1系統としてFIFOメモリの書
込みを行うことによって、FIFO書込み/読出し制御
回路の回路規模を削減することができるとともに、赤外
線検知器の一部の素子に欠陥があった場合でも、その素
子のデータを除いてFIFOメモリ回路からの各素子の
データの平均値を求めるようにして、欠陥素子の存在に
基づくS/Nの低下を防止することができる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、T
DI回路にFIFOメモリを用いることによって、デー
タの遅延時間を短縮することによって、高いリアルタイ
ム性を実現することができるとともに、メモリ容量を低
減することによって、ハードウェア規模を抑えることが
でき、さらに、機械的走査速度の変化に対応可能で、か
つレート変換出力も可能な、赤外線撮像装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例(1)を示す図である。
【図3】実施例(1)におけるFIFO書込み/読出し
制御回路の詳細構成を示す図である。
【図4】図2に示されたTDI回路の書込み/読出し期
間を例示するタイムチャートである。
【図5】本発明の実施例(2)を示す図である。
【図6】実施例(2)におけるFIFO書込み/読出し
制御回路の詳細構成を示す図である。
【図7】図5に示されたTDI回路の書込み/読出し期
間を例示するタイムチャートである。
【図8】本発明の実施例(3)を示す図である。
【図9】実施例(3)におけるFIFO書込み/読出し
制御回路の詳細構成を示す図である。
【図10】図8に示されたTDI回路の書込み/読出し
期間を例示するタイムチャートである。
【図11】本発明の実施例(4)を示す図である。
【図12】実施例(4)におけるFIFO書込み/読出
し制御回路の詳細構成を示す図である。
【図13】図11に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。
【図14】本発明の実施例(5)を示す図である。
【図15】実施例(5)におけるFIFO書込み/読出
し制御回路の詳細構成を示す図である。
【図16】図14に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。
【図17】本発明の実施例(6)を示す図である。
【図18】実施例(6)におけるFIFO書込み/読出
し制御回路の詳細構成を示す図である。
【図19】図17に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。
【図20】本発明の実施例(7)を示す図である。
【図21】実施例(7)におけるFIFO書込み/読出
し制御回路の詳細構成を示す図である。
【図22】図20に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。
【図23】本発明の実施例(8)を示す図である。
【図24】実施例(8)におけるFIFO書込み/読出
し制御回路の詳細構成を示す図である。
【図25】図23に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。
【図26】本発明の実施例(9)を示す図である。
【図27】実施例(9)におけるFIFO書込み/読出
し制御回路の詳細構成を示す図である。
【図28】図26に示されたTDI回路の書込み/読出
し期間を例示するタイムチャートである。
【図29】本発明の実施例(10)を示す図である。
【図30】本発明の実施例(11)を示す図である。
【図31】本発明の実施例(12)を示す図である。
【図32】本発明の実施例(13)を示す図である。
【図33】本発明の実施例(14)を示す図である。
【図34】本発明の実施例(15)を示す図である。
【図35】本発明の実施例(16)を示す図である。
【図36】本発明の実施例(17)を示す図である。
【図37】本発明の実施例(18)を示す図である。
【図38】本発明の実施例(19)を示す図である。
【図39】本発明の実施例(20)を示す図である。
【図40】本発明の実施例(21)を示す図である。
【図41】本発明の実施例(22)を示す図である。
【図42】本発明の実施例(23)を示す図である。
【図43】本発明の実施例(24)を示す図である。
【図44】本発明の実施例(25)を示す図である。
【図45】本発明の実施例(26)を示す図である。
【図46】本発明の実施例(27)を示す図である。
【図47】本発明の実施例(28)を示す図である。
【図48】本発明の実施例(29)を示す図である。
【図49】本発明の実施例(30)を示す図である。
【図50】本発明の実施例(31)を示す図である。
【図51】本発明の実施例(32)を示す図である。
【図52】本発明の実施例(33)を示す図である。
【図53】本発明の実施例(34)を示す図である。
【図54】本発明の実施例(35)を示す図である。
【図55】本発明の実施例(36)を示す図である。
【図56】本発明の実施例(37)を示す図である。
【図57】本発明の実施例(38)を示す図である。
【図58】本発明の実施例(39)を示す図である。
【図59】本発明の実施例(40)を示す図である。
【図60】TDI回路を有する赤外線撮像装置の構成を
示す図である。
【図61】検知素子の配列と画面構成とを例示する図で
ある。
【図62】検知素子のサンプリングを例示する図であ
る。
【図63】従来のTDI回路を示す図である。
【符号の説明】
1 赤外線検知器 3A メモリ回路 4 積分回路 5 除算回路 6A メモリ制御回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の素子列を有し、被写体からの赤外
    線を該素子列と垂直に走査して各素子列ごとのシリアル
    信号を出力する赤外線検知器(1)に対して、 各素子列ごとの出力信号を対応する記憶部にそれぞれ蓄
    積するメモリ回路(3A)と、各記憶部における書込み
    と読出しとを制御することによって、各素子列からのデ
    ータを記憶部に入力するとともに、該素子列間の走査時
    間に対応する時間ずれを補正して同一シーンに対する各
    記憶部の出力を同一タイミングで出力するように制御す
    るメモリ制御回路(6A)と、該各記憶部の出力を対応
    する素子ごとに積分する積分回路(4)と、該積分回路
    (4)の出力を素子列数で除算して画像信号を発生する
    除算回路(5)とを有するTDI回路を備えた赤外線撮
    像装置において、 前記メモリ回路(3A)における各記憶部がFIFOメ
    モリからなることを特徴とする赤外線撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリ制御回路(6A)が、各記憶
    部における書込みを制御することによって有効データの
    みを各記憶部に入力するとともに、各記憶部からの読出
    しを同一読出し期間に行うようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の赤外線撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の赤外線撮像装置におい
    て、前記メモリ制御回路(6A)が、各記憶部に対する
    書込みおよび読出しを制御することによって、水平方向
    の走査サンプル数を任意数加算しまたは減算することを
    特徴とする赤外線撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の赤外線撮像装置におい
    て、前記メモリ制御回路(6A)が、各記憶部に対する
    書込みおよび読出しを制御することによって、水平方向
    の走査サンプル数を任意倍にすることを特徴とする赤外
    線撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリ制御回路(6A)が、各記憶
    部に対する書込みを同一書込み期間に行うともに、各記
    憶部からの読出しを制御することによって、有効データ
    を出力するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の赤外線撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の赤外線撮像装置におい
    て、前記メモリ制御回路(6A)が、各記憶部に対する
    書込みおよび読出しを制御することによって、水平方向
    の走査サンプル数を任意数加算しまたは減算することを
    特徴とする赤外線撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の赤外線撮像装置におい
    て、前記メモリ制御回路(6A)が、各記憶部に対する
    書込みおよび読出しを制御することによって、水平方向
    の走査サンプル数を任意倍にすることを特徴とする赤外
    線撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリ制御回路(6A)が、各記憶
    部に対する書込みおよび読出しを制御することによっ
    て、一定の書込みレートで有効データのみを書き込んだ
    のち、可変の読出しレートによって読出しを行うように
    したことを特徴とする請求項1に記載の赤外線撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の赤外線撮像装置におい
    て、前記メモリ制御回路(6A)が、各記憶部からの読
    出しを同一読出し期間に行うようにしたことを特徴とす
    る赤外線撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記素子列において任意数の素子に欠
    陥があったとき、前記メモリ回路(3A)からの読出し
    後、該欠陥素子に対応するメモリ回路(3A)の出力を
    他の素子からのデータによっ置換したのち前記積分回路
    (4)において積分を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の赤外線撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記素子列において任意数の素子に欠
    陥があったとき、前記メモリ回路(3A)からの読出し
    後、該欠陥素子に対応するメモリ回路(3A)の出力を
    除外して前記積分回路(4)で積分を行うとともに、該
    欠陥素子を除外した素子数で前記除算回路(5)におい
    て除算を行うことを特徴とする請求項1に記載の赤外線
    撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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