JPH0723181A - カラー光学スキャナ装置 - Google Patents

カラー光学スキャナ装置

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JPH0723181A
JPH0723181A JP6120677A JP12067794A JPH0723181A JP H0723181 A JPH0723181 A JP H0723181A JP 6120677 A JP6120677 A JP 6120677A JP 12067794 A JP12067794 A JP 12067794A JP H0723181 A JPH0723181 A JP H0723181A
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JP6120677A
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David W Boyd
デイヴィッド・ウェイン・ボイド
Greg A Degi
グレッグ・アレキサンダー・デギ
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Hewlett Packard Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキャン速度に無関係にオブジェクトの正確
な表示画像を作成できるカラー光学スキャナ装置を提供
することを目的とする。 【構成】 オブジェクト12の位置合わせされた部分に
照明光を結像アセンブリ18で画像領域に合焦させ、画
像領域内に第1、第2のリニア光センサを配置してそれ
ぞれ異なる色の結像光を受光して、第1、第2のデータ
信号を生成し、選択したスキャン速度で変位アセンブリ
40を掃引させて、オブジエクト12と結像アセンブリ
18との間を相対変位させることにより、オブジェクト
12の掃引スキャン画像を画像領域内に作り、データ・
プロセッサ・アセンブリにより、第1のデータ信号から
のデータを第2のデータ信号からのデータと相関させ、
スキャン速度に無関係にオブジェクト上の同一の全体位
置からの輝度を表すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全般的にはカラー光学
スキャナ装置に関し、特に、3ライン光学センサ・アレ
イを使用する可変速単一パスのカラー光学スキャナ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー光学スキャナは、スキャンされる
文書(オブジェクト)を表すデータが、スキャンされる
文書の画像を光学センサに投影することによって作られ
るという点で、白黒光学スキャナに類似している。光学
センサは、それに当たる光の輝度を表すデータ信号を作
る。これらのデータ信号は、通常はディジタル化され、
適当なデータ記憶媒体に記憶される。このように記憶さ
れたデータは、後に、たとえばパーソナル・コンピュー
タとコンピュータ・モニタなどを介して、スキャンされ
たオブジェクトの表示画像を作るのに使用できる。スキ
ャンされたオブジェクトの画像は、移動する走査線を使
用することによって、増分式に光学光センサ・アレイに
投影される。移動する走査線は、スキャナ光学アセンブ
リに対して文書を移動するか、文書に対してスキャナ光
学アセンブリを移動することによって作られる。
【0003】カラー光学スキャナは、あるオブジェクト
のカラー表示画像を作るために、そのオブジェクトの複
数のカラー成分画像を集め、記憶しなければならない点
で白黒スキャナと異なる。通常、スキャンされたオブジ
ェクトの赤、緑および青の成分のカラー画像を表すデー
タを作り、相関させて記憶する。
【0004】カラー光学スキャナでは、複数成分のカラ
ー画像を表すデータを集めるためにさまざまな技法が使
用される。その一つが、色の異なる光源を使用して、複
数のスキャン・パスの間に単一のリニア・センサ・アレ
イに結像光を投影することである。たとえば、ある文書
を、まず赤の光だけ、次に緑の光だけ、最後に青の光だ
けを使用してスキャンする。この技法の変形では、白色
光源を使用して3回のスキャン・パスを行うが、結像光
がセンサ・アレイに入る前に、三つのパスのそれぞれの
間に異なる色のカラー・フィルタを用いて結像光をフィ
ルタリングする。
【0005】どちらもその開示全体に対する参照によっ
て本明細書に組み込まれるビンセント(Vincent )の米
国特許第4,709,144号明細書およびボイド(Bo
yd)他の米国特許第4,926,041号明細書に記載
のものなどのもう一つの技法は、多色走査線光ビームを
複数のカラー成分ビームに分割し、複数のリニア光セン
サ・アレイに投影することである。たとえば、ある文書
の同一の狭い走査線領域からの結像光を、赤、緑および
青の成分のビームに分割し、これらを同時に別々のリニ
ア光センサ・アレイに投影する。この技法を使用する
と、特定の走査線から生成される成分カラー画像データ
が、同時に生成され、したがって、相関した形で記憶す
るのが簡単である。
【0006】多色光ビームから複数のカラー成分画像を
生成するためのもう一つの技法が、その開示全体に対す
る参照によって本明細書に組み込まれるタケウチ・アー
ル(Takeuchi, R.)他、(1986年)非衝撃印刷科学
技術におけるアドバンス第3回国際会議、SPSE代議
員会議の「RGBリニア画像センサを備えたカラー画像
スキャナ」(「Color Image Scanner with an RGB Line
ar Image Sensor,」PSE Conference, The Third Intern
ational Congress on Advances in Non-ImpactPrinting
Technologies), PP339-346 、1986年8月に記載
のものなど、ある文書の異なる走査線領域からの光を別
々のリニア光センサ・アレイに同時に投影することであ
る。この技法を使用する場合、文書のある走査線区域の
異なる成分カラー画像が異なる時刻に生成されるので、
データ操作を行って、異なる走査線成分画像を表すデー
タを相関させる必要が生じる。
【0007】さまざまなタイプの光センサ・デバイスを
光学スキャナに使用できる。現在光学スキャナに最も一
般的に使用されている光センサ・デバイスは、電荷結合
光センサ素子または「CCD」である。CCDは、露光
に応答して電荷を蓄積する。蓄積される電荷のサイズ
は、露光の強度と持続時間に依存する。
【0008】光学スキャナでは、CCDセルがリニア・
アレイに整列される。セルまたは「画素」のそれぞれ
は、走査線がスキャンされるオブジェクトを掃引する際
に走査線画像が当たる部分を有する。画素のそれぞれに
蓄積された電荷は、規則的な「サンプリング間隔」で測
定され、その後に放電される。近代的な光学スキャナの
大半では、CCDアレイのサンプリング間隔が固定され
ている。典型的なCCDサンプリング間隔は、4.5ミ
リ秒である。
【0009】前に述べたように、文書の走査線部分の画
像は、スキャナ光学系によってスキャナのリニア・セン
サ・アレイに投影される。スキャナ光学系には、結像レ
ンズが含まれ、この結像レンズは通常、投影される画像
のサイズを元の文書のサイズからかなり縮小し、たとえ
ば7.9:1の比率で縮小する。スキャナのリニア光セ
ンサ・アレイ内の画素は、「クロス」方向すなわち、そ
れに投影される走査線画像の長軸と平行で、オブジェク
トを横切る走査線の移動方向に垂直の方向に整列され
る。「クロス」方向に垂直で、オブジェクトの走査線移
動に平行な方向を、本明細書では「スキャン」方向と称
する。各画素は、クロス方向で測定される「長さ」とス
キャン方向で測定される「幅」を有する。ほとんどのC
CDアレイでは、画素の長さと幅が等しく、たとえばど
ちらも8μmである。リニアCCDアレイの「ライン
幅」は、アレイ内の個々の画素のそれぞれの幅と同一で
ある。
【0010】オブジェクトをスキャンしている間のどの
瞬間にも、CCDアレイ内の各画素は、それに結像され
つつある区域に対応するオブジェクト上の区域を有す
る。このスキャンされるオブジェクト上の対応区域を、
本明細書では「ネーティブ・オブジェクト画素」または
「ネーティブ画素」と称する。ネーティブ・オブジェク
ト画素は、リニア光センサ・アレイ上での対応する画素
の寸法にスキャナ結像レンズの拡大率をかけた値に等し
い寸法を有する。
【0011】スキャナは通常、CCDサンプリング間隔
のそれぞれの間に1ネーティブ・オブジェクト画素幅を
横断するような走査線掃引速度で動作する。しかし、そ
の開示全体に対する参照によって本明細書に組み込まれ
るメイヤ(Meyer)他の米国特許第5,047,871号
明細書に開示されているように、スキャナによって生成
されるデータを用いて作られる表示画像の解像度、した
がって、表示画像の寸法を、スキャナの走査線掃引速度
を制御することによって制御できることが発見された。
たとえば、走査線掃引速度をCCD間隔あたり1走査線
からCCD間隔あたり2走査線に増やすことによって、
CCDが、単一の感知間隔の間に2走査線幅のスキャン
された文書を「見る」ようになる。その結果、高速のス
キャン速度のCCDデータ信号から作られる表示画像
は、低速のスキャン速度で生成されるCCD信号から作
られる表示画像の半分の寸法になる。この現象を別の言
葉で表現すると、スキャン速度の増大が、オブジェクト
画素の幅の効果的な増加をもたらす。CCD間隔毎に2
走査線のスキャン速度は、ネーティブ・オブジェクト画
素の幅の2倍の「有効オブジェクト画素」をもたらす。
スキャナ掃引速度を制御することによって、表示装置に
よって作られる画像を「スケーリング」する能力は、最
近の多くのスキャナが備える重要な特徴である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】タケウチの論文に記載
のカラー光学スキャナは、多重パス・カラー光学スキャ
ナよりはるかに高速に動作する。表示画像の寸法変更
は、ズーム・レンズ・アセンブリの使用を介して達成さ
れた。しかし、このようなレンズ・アセンブリがある
と、光学スキャナのコストがかなり高くなる。画像スケ
ーリングを達成しようとして、タケウチ論文のスキャナ
をそのスキャナの一つの設定速度と異なるスキャン速度
で動作させる場合、結果のデータがスクランブルされ
(まぜあわされ)、使用不能になる。
【0013】本発明は、文書の1走査線領域の複数のカ
ラー成分画像を異なる時刻に作るが、それにもかかわら
ずスキャン速度の調節を介して画像データの選択的スケ
ーリングを行える単一パスのカラー光学スキャナ装置を
提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明に
は、スキャンされたオブジェクトのカラー画像を表す機
械可読データを作るための光学スキャナ装置が含まれ
る。この光学スキャナ装置には、スキャンされるオブジ
ェクトを照明するための光源と、そのオブジェクトの位
置合せされた部分からの結像光を、光センサ・アセンブ
リの表面と一致した位置にある画像領域に集光するため
の結像アセンブリが含まれる。したがって、結像アセン
ブリは、画像領域に、オブジェクトの現在位置合せされ
ている部分の画像をもたらす。
【0015】光センサ・アセンブリは、連続的なサンプ
リング間隔で動作し、当初はスクランブルされた形であ
るが、スクランブル解除されたならばオブジェクトのカ
ラー画像を表す画像データを生成する。光センサ・アセ
ンブリには、それぞれが同一の光センサ・ライン幅を有
する複数のリニア光センサ・アレイが含まれる。リニア
光センサ・アレイは、互いに平行に位置合せされ、それ
ぞれが異なる色のカラー・フィルタで覆われる。本発明
の一実施例では、それぞれ赤、緑および青のフィルタで
覆われる三つの第1〜第3のリニア光センサ・アレイが
ある。したがって、第1のリニア光センサ・アレイは、
赤の光だけを受光し、第2の光センサ・アレイは、緑の
光だけを受光し、第3の光センサ・アレイは、青の光だ
けを受光する。
【0016】この光学スキャナには、スキャンされてい
るオブジェクトとスキャナ結像アセンブリの間の相対変
位を作るための変位アセンブリが含まれる。この変位ア
センブリによって、オブジェクトの掃引スキャン画像
を、リニア光センサ・アレイを含む画像領域に作ること
ができるようになる。
【0017】この光学スキャナ装置には、変位アセンブ
リ用の異なるスキャン速度を選択する手段も含まれる。
スキャン速度選択アセンブリは、選択されたスキャン速
度を示すスキャン速度信号を作る。
【0018】リニア光センサ・アレイからのデータ信号
とスキャン速度信号を受け取り、処理するデータ処理ア
センブリを設ける。データ処理アセンブリは、スキャン
速度信号を使用してリニア光センサ・アレイからのデー
タを相関させ、異なるリニア光センサからの相関された
データが、選択されたスキャン速度と無関係に、スキャ
ンされるオブジェクト上の同一の全体位置からの光の輝
度を表すようにする。その結果、相関されたデータ信号
を使用して、どの走査速度(スケーリング係数)が選択
されたかに無関係に、オブジェクトの正確な表示画像を
作ることができる。
【実施例】図1ないし図3および図7は、図6に示され
るようにグラフィックスをその上に表示された1枚の紙
などのスキャンされるオブジェクト12のカラー画像を
表す機械可読データを作るように適合されている光学ス
キャナ装置10を示す図である。スキャンされるオブジ
ェクト12は、スキャナ装置の上パネル上の透明板14上
に支持することができる。このスキャナ装置には、オブ
ジェクト12を照明するための光源アセンブリ16が含
まれ、また、(図7に概略的に示されるように)オブジ
ェクト12の位置合せされた部分90からの結像光を光
センサ・アセンブリ20の画像領域22に集光して、画
像領域にオブジェクトの位置合せされた部分の画像11
(図4)をもたらすための結像アセンブリ18(図7に
概略を示す)も含まれる。
【0019】スキャナ装置の光センサ・アセンブリ20
は、連続的なサンプリング間隔で動作し、当初はスクラ
ンブルされた形であるオブジェクト12のカラー画像を
表す画像データを生成する。光センサ・アセンブリは、
3ラインCCD光センサ・ユニットとすることができ
る。図4および図5に示されるように、光センサ・アセ
ンブリ20には、たとえば8μmなどの所定の光センサ
・ライン幅(画素幅)を有し、画像領域22(好ましい
実施例の一つでは像平面である)内に置かれ、それに当
たる結像光の輝度を表す第1のデータ信号を生成する第
1のリニア光センサ24が含まれる。第1のリニア光セ
ンサと同一の所定の幅を有する第2のリニア光センサ2
6も、画像領域22内に置かれる。第2のリニア光セン
サは、第1のリニア光センサ24と平行に位置決めさ
れ、第1および第2のリニア光センサ24および26の
中心線の間で測定される図7の光センサ・ギャップ距離
30だけそこから離される。光センサ・アセンブリ20
は、本発明から逸脱することなく、二つのリニア光セン
サだけに制限することができ、また、三つ、四つもしく
はそれ以上の光センサを含めることができる。しかし、
ほとんどの光学スキャナでは、3原色すなわち赤、緑、
青の光を検出するのに三つの光センサが使用され、した
がって、本明細書では、特に3ライン光センサを使用す
る実施例を具体的に説明する。そのような実施例では、
第3のリニア光センサ28が、第1および第2のリニア
光センサと平行に位置決めされ、第1および第2のリニ
ア光センサと同一のライン幅を有する。第3のリニア光
センサ28は、最初の二つのリニア光センサと平行に画
像領域22内に配置され、第2および第3のリニア光セ
ンサ26および28の中心線の間で測定される図7の第
2の光センサ・ギャップ距離32だけ第2のリニア光セ
ンサ26から離される。第1、第2および第3のカラー
・フィルタ34、36および38が、それぞれ第1、第
2および第3のリニア光センサ24、 26および28と
機能的に関連して、リニア光センサに合焦された結像光
をフィルタリングし、第1のリニア光センサ24が第1
の事前に選択された色、たとえば赤の光だけを受光し、
第2のリニア光センサが第2の選択された色、たとえば
緑の光だけを受光し、第3のリニア光センサが第3の事
前に選択された色、たとえば青の光だけを受光するよう
にする。光センサ・アセンブリ20とこれに関連する第
1〜第3のカラー・フィルタ34、36および38は、
その開示全体に対する参照によって本明細書に組み込ま
れるマイケル・ジョン・スタインルおよびスティーブン
・ローレンス・ウェッブ(Michael John Steinle and S
teven Lawrance Webb )の米国特許出願番号第869,
273号、「複合リニア・センサおよび配列フィルタを
備えたカラー画像検知アセンブリ」(「OLORIMAGE SENS
ING ASSEMBLY WITH MULTIPLE LINEAR SENSORS AND ALIG
NED FILTERS」)、1992年4月15日出願明細書に
詳細に記載されているものと同一のタイプとすることが
できる。
【0020】光学スキャナ装置10には、図2の変位ア
センブリ40を含めることができ、変位アセンブリ40
には、駆動モータ42、駆動ベルト44およびキャリッ
ジ・アセンブリ46が含まれる。
【0021】キャリッジ・アセンブリ46は、その中に
光源アセンブリ16、結像アセンブリ18および光セン
サ・アセンブリ20を支持することができる。キャリッ
ジ・アセンブリ46は、光スリット48と光スリット規
定義構造49をも支持することができる。光スリット規
定構造49は、1対の螢光管を含めることのできる光源
アセンブリ16をも支持することができる。光スリット
48は、三つの第1〜第3のリニア光センサのすべてを
含む画像領域22に画像11をもたらすのに十分な幅を
有する。複数の鏡50,52および54をキャリッジ・
アセンブリ内に設けて、オブジェクト12の現在スキャ
ンされている部分13(図6)から光スリット48を通
り、鏡50、鏡52、鏡54を経た後に結像アセンブリ
18から光センサ・アセンブリ20へ延びる屈曲した光
路56を得ることができる。光センサ・アセンブリ20
は、キャリッジ・アセンブリ46によって支持される囲
い板部材58内に設けることができる。
【0022】キャリッジ・アセンブリ46を、透明板1
4とその上に支持されたオブジェクト12に対して相対
的に変位させて、オブジェクトの掃引スキャン画像を画
像領域22に作る。光スリット48の幅が三つの第1〜
第3のリニア光センサのすべてを含む画像をもたらすの
に十分な幅である必要があるという事実と、結像アセン
ブリ18から光学的に下流にある光学系の配置が異なる
という事実を除いて、光学スキャナ装置10の物理構造
は、これまでに説明したように、上で参照によって組み
込まれたボイド(Boyd)他の米国特許第4,926,0
41号明細書に記載の光学スキャナに類似または同一と
することができる。
【0023】図1からわかるように、この光学スキャナ
装置には、通常の押しボタン選択機構とすることのでき
るスキャン速度選択機構60と、通常のLCD表示装置
とすることのできるスキャン速度選択表示装置62が含
まれる。代替案では、スキャン速度選択機構とスキャン
速度表示装置を、通常のCRT表示装置などの表示装置
66を有し、通常のハード・ディスクなどの記憶媒体を
有する実行可能に接続されたパーソナル・コンピュータ
64(図8)上に導入された適当なソフトウェアの使用
を介して実現することができる。図1に示された実施例
では、スキャン速度選択機構60が、選択されたスキャ
ン速度を表す信号を供給する。
【0024】光学スキャナ装置10には、スキャン速度
信号に応答して第1、第2および第3のデータ信号から
データを相関し、相関されたデータが、選択されたスキ
ャン速度に無関係に、スキャンされるオブジェクト12
の同一の全体位置からの光の輝度を表すようにする、デ
ータ・プロセッサ・アセンブリ70が含まれる。データ
・プロセッサ・アセンブリ70の基本的な入出力は、図
8の通りである。
【0025】図7は、第1、第2および第3のリニア光
センサ24、26および28によって境界を定められる
画像領域22の部分80を示す概略図である。図7に
は、画像領域の部分80に対応するスキャンされるオブ
ジェクト12の区域90も示されている。説明のため、
画像領域である部分80は、I0 0ないしIn 48(画素行
を上付き添え字、画素列を下付き添え字で示す)と記さ
れた像平面画素6個の格子として表されている。したが
って、n画素長の第1のリニア光センサ24には、画素
0 0ないしIn 0 がまれ、その幅は、1(画像)走査線
幅「w」である。上記の走査線に隣接する画像読取り部
分である部分80内の走査線は、画素I1 0ないしI1nに
よって表される走査線である。第2のリニア光センサ2
6には、画素I0 24 ないしI24 0 が含まれ、第3のリニ
ア光センサ28には、画素I48 0 ないしI48 n が含まれ
る。
【0026】図7にはさらに、画像領域である部分80
に対応するスキャンされるオブジェクトの区域90を、
格子または「ネーティブ画素」に分割でき、各ネーティ
ブ画素が、上付きと下付きの添え字のついた文字「N」
によって表されることが示されている。ネーティブ画素
「N」のそれぞれの上付きと下付きの添え字は、部分8
0内の関連する画像画素の上付きと下付きの添え字に対
応し、すなわち、I0 0はN0 0に、I48 n はN48 n'に対応
する。スキャンされるオブジェクト12が結像アセンブ
リ18に関して移動される向きを、矢印92によって示
す。したがって、1ネーティブ画素のスキャナ変位すな
わち1ネーティブ走査線幅の移動によって、画素N48 0
ないしN48 n によって表されるオブジェクト上のネーテ
ィブ走査線が、部分80内で対応する画像画素の変位を
有するN47 0 ないしN47 n が現在占有する位置へ下に1
ネーティブ走査線幅だけ移動される。
【0027】図7は、スキャン動作中のどの特定の時点
であっても、第1のリニア光センサ24に投影されるオ
ブジェクト走査線、たとえばN0 0ないしN0 n 、第2の
リニア光センサ26に投影される走査線、たとえばN24
0 ないしN24 n と異なる走査線であり、後者が、第3の
リニア光センサ28に投影される走査線、たとえばN48
0 ないしN48 n'と異なる走査線であることを示す図であ
る。これら三つのネーティブ画素走査線N0 0ないしN0
n 、N24 0 ないしN24 n およびN48 0 ないしN48 n は、
画像領域22上の光センサ間の光センサ・ギャップ距離
30および32に対応するオブジェクト面上の距離だけ
互いに離されている。ネーティブ画素走査線のそれぞれ
は、画像走査線幅「w」に対応する幅「W」すなわちw
=W×(レンズ縮小率)を有する。
【0028】図7をさらに参照すると、矢印92の向き
のスキャナ変位が、光センサ動作間隔あたり1ネーティ
ブ画素走査線幅の速度で行われる場合、サンプリング間
隔の間にリニア光センサのそれぞれに投影される光は、
一般に、オブジェクト上の1ネーティブ走査線からの情
報を表すことがわかる。また、スキャン速度を高める
(サンプリング間隔は一定のままで)場合、複数のネー
ティブ画素走査線からの光が、サンプリング間隔の間に
光センサのそれぞれに結像されることもわかる。たとえ
ば、光センサ動作間隔あたり3オブジェクト画素走査線
の割合のスキャン速度では、単一の光センサ間隔の間
に、三つの隣接するネーティブ走査線からの結像光がリ
ニア光センサに当たる。その結果、この動作間隔の終わ
りのリニア光センサの出力が、三つの隣接する走査線の
平均を表すようになる。概念上、一つの光センサ動作間
隔の間に横切られるネーティブ走査線の数が、単一の
「有効」オブジェクト走査線を表すと考えると有用であ
る。したがって、たとえば、動作間隔あたり1走査線の
速度より8倍速いスキャン速度では、像平面上の対応す
る有効走査線幅に対するオブジェクト面上の有効走査線
幅は、八つの通常走査線幅すなわちネーティブ画素走査
線幅に等しい。というのは、センサが、光センサ動作間
隔のそれぞれの間に八つのネーティブ走査線を「見る」
からである。したがって、図7に示された実施例では、
第1のリニア光センサ24が、通常の走査線幅の24個
分のオフセット・ギャップだけ第2のリニア光センサ2
6から離されているので、スキャン速度が光センサ間隔
あたり8通常走査線幅の時には、リニア光センサが、三
つの「有効」走査線幅のギャップだけ離されている。
【0029】図8のデータ処理手段としてのデータ・プ
ロセッサ・アセンブリ70が実行する作業は、第1、第
2および第3のリニア光センサ24、26および28の
それぞれからのデータを、文書の同一の「有効走査線」
部分から来る他のリニア光センサからのデータとグルー
プ化することによって、各リニア光センサからのデータ
を相関させることである。この形での異なるリニア光セ
ンサからのデータのグループ化は、下でさらに説明する
ように、走査線間の第1、第2の光センサ・ギャップ距
離30および32内の有効走査線の数の判定に基づく。
【0030】ここで、データ・プロセッサ・アセンブリ
70の動作を説明するのに使用する用語を定義する。本
明細書では、単語「基準ライン本数値」が、第1または
第2の光センサ・ギャップ距離30または32を単一の
像平面ネーティブ画素または走査線の幅「w」で割った
値を意味する。したがって、「基準ライン本数値」は、
1対の光センサ、たとえば第1および第2のリニア光セ
ンサ24および26の間の通常の走査線幅の本数を表
す。
【0031】単語「基準スキャン速度値」は、画像領域
の部分80上の画像が光センサ・サンプリング間隔あた
り1光センサ・ライン幅を移動する時のスキャン速度を
意味する。
【0032】単語「サンプリング間隔オフセット数」
は、基準スキャン速度値を実際のスキャン速度で割り、
基準ライン本数値をかけた値を意味する。上の定義か
ら、サンプリング間隔オフセット数が、二つの光センサ
・アレイ、たとえば第1と第2のリニア光センサ・アレ
イ24と26の中心線の間の「有効走査線幅」の数を表
すことがわかる。
【0033】データ・プロセッサ・アセンブリ70が、
相関データ画像信号を作るために光センサ信号とスキャ
ン速度を処理する方法の概略を、図9に示す。データ・
プロセッサ・アセンブリ70は、スキャン速度信号を継
続的に監視し、それからスキャナの現在の動作速度を判
定する(ステップS1)。次に、データ・プロセッサ・
アセンブリは、第1の光センサ・ギャップ距離30を光
センサ・ライン幅「w」で割ることによって、第1の基
準ライン本数値を計算する(ステップS2)。次に、デ
ータ・プロセッサ・アセンブリは、光センサ・ライン幅
「w」を光センサ・サンプリング間隔で割ることによっ
て、基準スキャン速度値を計算する(ステップS3)。
次に、データ・プロセッサ・アセンブリは、基準スキャ
ン速度値を現在のスキャン速度値で割り、その結果に第
1基準ライン本数をかけることによって、第1のサンプ
リング間隔オフセット数を計算する(ステップS4)。
すべての非整数値は、最も近い整数に丸める(したがっ
て、最大の色ずれは、有効走査線幅の1/2である。そ
の代わりに、整数値の速度選択またはスケーリングだけ
を許可するように速度選択機構をセットすることがで
き、この場合、制御アルゴリズムによって誘導される色
ずれ誤差はない)。次に、データ・プロセッサ・アセン
ブリは、第2の光センサ・ギャップ距離32を光センサ
・ライン幅「w」で割ることによって、第2基準ライン
本数を計算する(ステップS5)。次に、基準スキャン
速度値を現在のスキャン速度値で割り、その結果に第2
基準ライン本数をかけることによって、第2のサンプリ
ング間隔オフセット数を計算する(ステップS6)。や
はり、必要な場合には上の記載に従って丸めを行う。
【0034】さらに図10に示されているように、各サ
ンプリング間隔の後に、データ・プロセッサが、データ
が集められたサンプリング間隔を表す形で第1のセンサ
・アレイからのデータを記憶し(ステップS7)、第2
および第3のセンサ・アレイからのデータに関しても同
一の機能を実行する(ステップS8、ステップS9)。
データ・プロセッサ・アセンブリは、第1のセンサ・ア
レイからの記憶データを、第1センサ・アレイからのデ
ータより第1のサンプリング間隔オフセット数だけ後に
記憶された第2のセンサ・アレイからの記憶データと相
関させる。この第1のセンサ・アレイと第2のセンサ・
アレイからの相関されたデータは、さらに、第1のセン
サ・アレイからのデータより第1のサンプリング間隔オ
フセット数と第2サンプリング間隔オフセット数の合計
だけ後に記憶された第3のセンサ・アレイからのデータ
と相関される(ステッブS10)。
【0035】したがって、スキャンされるオブジェクト
12の正確なカラー画像を表す相関されたデータ信号が
得られる。このデータ信号は、通常は、オブジェクトの
表示画像の生成に使用され、また、後にオブジェクトの
表示画像を生成するのに使用するため適当なコンピュー
タ画像ファイル・フォーマットで記憶される(ステップ
S11)。
【0036】全般的にデータ・プロセッサ・アセンブリ
70の動作を説明し終えたので、これよりこの方法論を
コンピュータ・ソフトウェアで実施する方法の具体的な
説明を行う。
【0037】ソフトウェア実施態様 スキャナと関連ソフトウェアは、図11に示されるよう
な三つの第1、第2および第3のリニア光センサ24、
26よび28から画像データを有するコンピュータ・フ
ァイルを作成できる。図11の例では、Rのそれぞれが
赤を感知する第1のリニア光センサ24からのデータを
表し、Gが緑を感知する第2のリニア光センサ26から
のデータを表し、Bが青を感知する第3のリニア光セン
サ28からのデータを表す。ライン番号のそれぞれは、
「有効」走査線(ネーティブ走査線ではなく)からの情
報を示す。図11に示されたセルのそれぞれのR,G,
B成分は、スキャンされるオブジェクトの異なる位置か
ら与えられたものである。たとえば、スキャナが、オフ
セット数が3になるようなスキャン速度で動作する場
合、有効走査線0、画素0からの青成分は、図11の丸
で囲まれた成分によって示されるように、実際にはライ
ン3、画素0からの緑成分およびライン6、画素0から
の赤成分と関連する。
【0038】この時点で行わなければならないのは、フ
ァイル内のデータを並べ換え、その結果、オブジェクト
上の特定の位置に関連するR,G,B成分が一緒に格納
されるようにすることである。
【0039】ある実施例では、図11に示された形で記
憶されたR,G,B成分をソートするアルゴリズムで、
まず諸成分を異なるプレーンに分離する。この分離は、
図12の形で表現できる。このような実施例では、各プ
レーンを別々のデータ・ファイルに書き込むことができ
る。
【0040】赤の第1のリニア光センサ24と緑の第2
のリニア光センサ26の間のオフセット数が3であり、
緑の第2のリニア光センサ26と青の第3のリニア光セ
ンサ28の間のオフセット数も3である場合の例を使用
して、上で説明したカラー・プレーンを達成する方法を
示す。まず、メモリを割り振って、原画像のライン6本
全体を記憶する。この割り振られたメモリ区域は、環状
バッファとして働く。画像ファイルの最初の6本のライ
ンを読み取った後のバッファ(未相関のデータを含む)
は、図13のようになる。
【0041】次に、赤画素のすべてをライン0(環状バ
ッファ内)から読み取り、赤ファイルに送る。次に、緑
画素をライン3から読み取り、緑ファイルに送る。ライ
ン0は完了したので、画像ファイルのライン6を、ライ
ン0がバッファ内で占めていたプレーンに読み取ること
ができる。その後、青画素のすべてを、画像のライン6
(バッファのライン0にある)から取り出し、青ファイ
ルに送る。この時点で、バッファは図14のようにな
る。
【0042】次に、データの次の行に同じ技法を使用す
る。 (1).ライン1から赤ファイルへ、赤画素を読み取
る。 (2).ライン4から緑ファイルへ、緑画素を読み取
る。 (3).画像からライン1があった区域へ、ライン7を
読み取る。 (4).画像のライン7(バッファのライン1にある)
から青ファイルへ、青画素を読み取る。
【0043】その後再び、 (1).ライン2から赤ファイルへ、赤画素を読み取
る。 (2).ライン5から緑ファイルへ、緑画素を読み取
る。 (3).ライン2の上にライン8を読み取る。 (4).画像のライン8(バッファのライン2にある)
から青ファイルへ、青画素を読み取る。
【0044】これと同一の4ステップのシーケンスを、
原画像ファイル内にある有効走査線の数だけ繰り返す。
【0045】上で説明したようにバッファ・ラインが再
利用されるので、モジューラ系演算または他の都合のよ
い技法を使用して、環状バッファのどのラインに現画像
ラインの赤、緑および青の画素が含まれるのかを判定で
きる。上記のソフトウェア実施例のソース・コードを、
付録Aとして添付する。これは、本明細書の開示の一部
を形成する。
【0046】ハードウェア実施態様 図15は、三つの第1、第2および第3のリニア光セン
サ24、26および28からのカラー成分データを、デ
ータ・プロセッサ・アセンブリ70のランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)へ入力し、記憶し、出力する一般
的な方法を示す概略図である。図16は、図15に示さ
れた一般化されたデータ記憶動作の一特定のハードウェ
ア実施例を示す図である。
【0047】図15に示されるように、カラー1(colo
r1)を指定された第1のRAM部分210を、赤を感知
する第1のリニア光センサ24からのデータを一時記憶
するためにとっておく。カラー2(color2)を指定され
た第2のRAM部分212を、緑を感知する第2のリニ
ア光センサ26からのデータを一時記憶するためにとっ
ておく。この実施例では、RAM全体に、m個のリニア
・アドレッシング可能位置が存在する必要がある。ただ
し、mは、第1のリニア光センサ24と第3のリニア光
センサ28の間の有効走査線幅の数に走査線あたりの画
素数をかけた値と、第2のリニア光センサ・アレイと第
3のリニア光センサ・アレイの間の有効走査線数の和で
ある。
【0048】四つのRAMポインタ222、224、2
26および228がRAM部分210に関連し、四つの
RAMポインタ232、234、236および238が
RAM部分212に関連する。単語「ポインタ」は、デ
ータが入出力されるRAM内のアドレスを指す。ポイン
タ222(カラー1スタート)は、第1の(赤の)リニ
ア光センサ24からの入力データすなわちカラー1のた
めのRAM空間の先頭を示す。RAMポインタ224
(カラー1エンド)は、カラー1用のRAM空間の末尾
を示す。他の二つのRAMポインタ232および238
(カラー2スタートおよびカラー2エンド)は、緑の第
2のリニア光センサ26からのデータ(カラー2)のた
めのRAMブロックの先頭と末尾を示す。システムの他
の部分を制約することによって、これらのRAMポイン
タの一部またはすべてを、実際に実施するのではなく設
計に内在化することができる。たとえば、カラー2スタ
ートは、通常はカラー1エンド+1になるので、明示的
に記憶するのではなく、カラー1エンドの派生物と置換
することができる。同様に、カラー1スタートは、しば
しば0になるので、システムをそのように制限するので
あれば、これを除去することができる。最後に、RAM
セグメントが2のべき乗になるように適切に選択される
ならば、二進オーバーフローを使用してカラー・セグメ
ントの位置を定義できるように、ポインタ長(値の保持
に使用されるビット数)を選択することができる。他の
四つのRAMポインタ224,226,234および2
36は、RAM部分210および212からの赤と緑の
カラー成分データの出力を遅延して、同一の走査線から
の三つのカラー成分データ信号を関連付けるのに必要
な、二つのFIFO(先入れ先出し)待ち行列を実施す
る。これらのRAMポインタは、ロード可能であり、増
分可能であり、それぞれのRAMセグメントの先頭にリ
セットできることが必要である。RAMポインタ22
4,226,234および236は、それぞれc1out 、
c1in、c2out およびc2inと称する。
【0049】上で説明したソフトウェアなどの外部コン
トローラが、カラー1とカラー3の間およびカラー2と
カラー3の間に所望される遅延のライン数を判定する。
次に、外部コントローラが、下記のようにFIFOのR
AMポインタ224,226,234および236を設
定する。 c1out = カラー1スタート;c1in = (カラー1スター
ト+ラインあたりの画素数 *カラー1とカラー3の間の
ライン数); c2out = カラー2スタート; c2in = カラー2スタート+ ラインあたりの画素数 *カ
ラー2とカラー3の間のライン数;
【0050】次に、入力の三つのカラー値の組のそれぞ
れについて、下記を行う。 (1).カラー1の値を位置c1inにストアする; (2).c1inを増分する; (3). c1in > カラー1エンドならば、次ににc1in <
= カラー1スタート; (4).位置c1out の内容を読み取り、出力する; (5).c1out を増分する; (6). c1out >カラー1エンドならば、次に c1out <
= カラー1スタート; (7).カラー2の値を位置c2inに記憶する; (8).c2inを増分する; (9). c2in > カラー2エンドならば、次にc2in <=
カラー2スタート; (10).位置c2out の内容を読み取り、出力する; (11).c2out を増分する; (12). c2out >カラー2エンドならば、次に c2out
<= カラー2スタート;(13).カラー3の値を出力
する; この実施例の出力mは、カラー1遅延が終了するまでの
最初のライン(カラー1とカラー3の間のライン)につ
いては無効である。
【0051】図15のデータ記憶転送方式の具体的な実
施例の一つを、図16に示す。この配置では、64Kバ
イトのアドレス可能記憶空間を有するRAMが設けら
れ、したがって、必要な位置をユニークにアドレッシン
グするためには16ビットのポインタが必要である。し
たがって、この配置には、ポインタc1out に関連するカ
ウンタ252とポインタc1inに関連するカウンタ254
という、最下位15ビット用の15ビット・カウンタと
最上位ビット用の2進0を含む二つのカウンタが含まれ
る。ポインタc2inとc2out に関連する他の二つのカウン
タ256および258には、最下位15ビット用の15
ビット・カウンタと最上位ビット用の2進1が含まれ
る。カウンタ252,254,256および258から
の出力は、マルチプレクサ260を介してRAM部分2
10および212に供給され、マルチプレクサ260
は、事前にプログラムされたシーケンサ262からのタ
イミング信号に従って動作する。また、このシーケンサ
は、RAM部分210および212とアイソレータ26
4にタイミング信号を供給し、各光センサ動作間隔の後
にカウンタ252,254,256および258を増分
する。外部コントローラからのデータ・バス270が、
機能的にカウンタ254および258に接続される。
【0052】外部コントローラは、カラー1とカラー3
の間に必要な遅延を判定し、この値をポインタc1inにロ
ードする。これは、適当な値をデータ・バス270に置
いた後に、制御信号writec1in 272をストローブする
ことによって行われる。これによって、データ・バス2
70上の値が、ポインタc1inに関連するカウンタ254
にロードされ、制御信号writec1in 272は、ポインタ
c1out に関連するカウンタ252の「クリア(clear)」
線にもつながっているので、効果的にこのカウンタに0
がロードされる。ポインタc1inに関連するカウンタ25
4とポインタc1out に関連するカウンタ252の差が、
この時点でカラー1とカラー3の間の所望の遅延になっ
ている。ここで外部コントローラは、カラー2とカラー
3の間に必要な遅延を判定し、この値をポインタc2inに
関連するカウンタ258にロードする。これは、上のc1
inのロードと同様に行われるが、制御線writec2in 27
4が使用され、その結果、ポインタc2inに関連するカウ
ンタ258とポインタc2out に関連するカウンタ256
の間の差が所望の遅延になる。ポインタc2inに関連する
カウンタ258とポインタc2out に関連するカウンタ2
56は、最上位ビットが1になっているので、これらが
指すアドレスは、そのカウンタの値ではなく、32K+
カウンタの値である。c1inとc1out の15ビット・カウ
ンタは、32K−1までしか進むことができず、c2inと
c2out は、32Kと64K−1の間で変化するように制
限されているので、この2組のポインタによってアドレ
ッシングされる位置は、相互に排他的であり、色のそれ
ぞれが、効果的にRAMのうちのそれ自体の半分を有す
る。
【0053】外部コントローラがこの回路を設定し終え
たので、制御がシーケンサに渡され、シーケンサは、下
記の事象のシーケンスに従う。 (1).カラー・データ・バス280をデータ出力バス
282に接続するようにアイソレータ264をセット
し、c1inをRAMのアドレス・バス286に接続するよ
うにマルチプレクサ260をセットする。この時点でカ
ラー・データ・バス280上にある値は、CCDからの
カラー1の値である。 (2).カラー・データを、c1inの指すRAM位置に書
き込む。 (3).c1inを増分する(カラー1エンドは32Kであ
り、c1in= カラー1エンドのテストとそれが成り立つ場
合にc1inをカラー1スタートにセットすることは、15
ビット・カウンタのロールオーバーによって暗黙のうち
に行われることに留意されたい)。 (4).カラー・データ・バス280をデータ出力バス
282から分離するようにアイソレータ264をセット
し、ポインタc1out をRAMのアドレス・バス286に
置くようにマルチプレクサ260をセットする。 (5).c1out の指すRAM位置が、現在データ出力バ
ス282に出力されている。これは、遅延されたカラー
1データである。 (6).c1out を増分する(やはり、明示的な比較とロ
ードではなく、カウンタ・ロールオーバーを使用す
る)。 (7).カラー・データ・バス280をデータ出力バス
282に接続するようにアイソレータ264をセットす
る。カラー・データ・バス上の値は、現在、CCDから
のカラー2の値になっている。ポインタc2inをRAMの
アドレス・バス286に置くようにマルチプレクサ26
0をセットする。 (8).c2inが指すRAM位置にカラー・データを書き
込む。 (9).c2inを増分する(やはり、比較とロードの代わ
りにカウンタ・ロールオーバーを使用する)。 (10).カラー・データ・バス280をデータ出力バ
ス282から分離するようにアイソレータ264をセッ
トし、ポインタc2out をRAMのアドレス・バス上に置
くようにマルチプレクサ260をセットする。 (11).c2out が指すRAM位置が、現在データ出力
バスに出力されている。これは、遅延されたカラー2デ
ータである。 (12).c2out を増分する(やはり、比較とロードの
代わりにカウンタ・ロールオーバーを使用する)。 (13).カラー・データ・バス280とデータ出力バ
ス282を接続するようにアイソレータ264をセット
する。カラー・データ・バス280上の値は、現在、C
CDからのカラー3の値であり、この値が、遅延なしで
渡される。 (14).このサイクルを繰り返す。
【0054】やはり、一般的な場合と同様に、意味のあ
るデータが出力に現れる前に、この回路を通じて最長の
遅延に等しい数のラインを刻時しなければならない。
【0055】本明細書に記載の発明の概念は、他のさま
ざまな形で実施できると想定され、請求項は、従来技術
によって制限される範囲を除いて、本発明の代替実施例
を含むものと解釈されると想定される。
【0056】以上本発明の各実施例について詳述した
が、ここで各実施例の理解を容易にするために各実施例
を要約して以下に列挙する。
【0057】(1).(a).オブジェクトを照明する
ための光源と、(b).前記オブジェクトの位置合わせ
された部分の画像を画像領域に提供するため、前記オブ
ジェクトの前記位置合わせされた部分からの結像光を前
記画像領域に合焦するための結像手段と、(c).
(1).そこに当たる結像光の輝度を表す第1のデータ
信号を生成するため、前記画像領域内に置かれ、所定の
光センサ・ライン幅を有する第1のリニア光センサ手段
と、(2).そこに当たる結像光の輝度を表す第2のデ
ータ信号を生成するため、前記画像領域内に置かれ、前
記所定の光センサ・ライン幅を有する前記第1リニア光
センサ手段と平行に位置決めされ、それから第1の光セ
ンサ・ギャップ距離だけ離された第2のリニア光センサ
手段とを含む、前記オブジェクトのカラー画像を表す画
像データを生成するため連続するサンプリング間隔で動
作できる光センサ・アセンブリと、(d).前記リニア
光センサに合焦された結像光をフィルタリングし、これ
によって前記第1の光センサ手段が第1の事前に選択さ
れた色の光だけを受光し、前記第2の光センサ手段が第
2の事前に選択された色の光だけを受光するための、そ
れぞれ前記第1および第2のリニア光センサ手段に機能
的に関連する第1および第2のカラー・フィルタ手段
と、(e).前記画像領域内に前記オブジェクトの掃引
スキャン画像を作るため、前記オブジェクトと前記結像
手段の間の相対変位を作るための変位手段と、(f).
前記変位手段の異なるスキャン速度のうちの選択された
スキャン速度を示すスキャン速度信号を生成するための
スキャン速度表示手段と、(g).前記スキャン速度信
号に応答して、前記第1のデータ信号からのデータを前
記第2のデータ信号からのデータと相関させ、相関され
たデータが、選択されたスキャン速度に無関係に前記オ
ブジェクト上の同一の全体位置からの光の輝度を表すよ
うにするためのデータ処理手段とを含むスキャンされる
前記オブジェクトのカラー画像を表す機械可読データを
生成するためのカラー光学スキャナ装置である。
【0058】(2). 前記データ処理手段が、
(a).前記第1の光センサ・ギャップ距離を前記所定
の光センサ・ライン幅で割った値を表す基準ライン本数
値を記憶する手段と、(b).画像領域に対するスキャ
ン画像の掃引変位の速度が前記所定の光センサ・ライン
幅を光センサ・サンプリング間隔の持続時間で割った値
と等しくなるスキャン速度を表す基準スキャン速度値を
記憶する手段と、(c).現スキャン速度値を判定する
ため前記スキャン速度選択手段からの前記信号を処理す
る手段と、(d).前記基準スキャン速度値を前記現ス
キャン速度値で割り、その結果に前記基準ライン本数値
をかけて、サンプリング間隔オフセット数を判定するた
めの手段と、を具備する前記1のカラー光学スキャナ装
置である。
【0059】(3).前記データ処理手段が、各サンプ
リング間隔の後に、データが集められたサンプリング間
隔を表す形で前記第1のデータ信号からのデータを順に
記憶するための第1の記憶手段と、各サンプリング間隔
の後に、データが集められたサンプリング間隔を表す形
で前記第2のデータ信号からのデータを順に記憶するた
めの第2の記憶手段と、各サンプリング間隔の後に前記
第1のデータ記憶手段に記憶されたデータを、所定のサ
ンプリング間隔数の後に前記第2のデータ記憶手段に記
憶されたデータと相関させる手段と、を含み、前記所定
のサンプリング間隔の後の数が前記サンプリング間隔オ
フセット数と等しい前記2のカラー光学スキャナ装置で
ある。
【0060】(4).さらに(a).それに当たる結像
光の輝度を表す第3のデータ信号を生成するため、前記
画像領域内に置かれ、前記所定の光センサ・ライン幅と
等しいライン幅を有し、前記第2のリニア光センサ手段
と平行に位置決めされ、それから第2の光センサ・ギャ
ップ距離だけ離された第3のリニア光センサ手段と、
(b).前記第3のリニア光センサ手段に集光された結
像光をフィルタリングし、これによって、前記第3のリ
ニア光センサ手段が第3の事前に選択された色の光だけ
を受け取るようにする、前記第3のリニア光センサ手段
に機能的に関連する第3のカラー・フィルタ手段とを含
み、前記データ処理手段が、前記スキャン速度信号に応
答して、前記第1のデータ信号からのデータを前記第2
のデータ信号および前記第3のデータ信号からのデータ
と相関させ、相関されたデータのすべてが、選択された
スキャン速度に無関係にオブジェクト上の同一の位置か
らの光の輝度を表すようにする前記1のカラー光学スキ
ャナ装置である。
【0061】(5).前記データ処理手段が、(a).
前記第1の光センサ・ギャップ距離を前記所定の光セン
サ・ライン幅で割った値を表す第1基準ライン本数値を
記憶する手段と、(b).像領域に対するスキャン画像
の掃引変位の速度が前記所定の光センサ・ライン幅を光
センサ・サンプリング間隔の持続時間で割った値と等し
くなるスキャン速度を表す基準スキャン速度値を記憶す
る手段と、(c).スキャン速度を判定するための、前
記スキャン速度選択手段からの前記信号を処理する手段
と、(d).前記基準スキャン速度値を前記現スキャン
速度値で割り、その結果に前記第1の基準ライン本数値
をかけて、第1のサンプリング間隔オフセット数を判定
するための手段と、(e).前記第2の光センサ・ギャ
ップ距離を前記所定の光センサ・ライン幅で割った値を
表す第2の基準ライン本数値を記憶する手段と、
(f).前記現スキャン速度値を前記基準スキャン速度
値で割り、その結果に前記第2の基準ライン本数値をか
けて、第2のサンプリング間隔オフセット数を判定する
ための手段とを含む前記4のカラー光学スキャナ装置で
ある。
【0062】(6).前記データ処理手段が、各サンプ
リング間隔の後に、データが集められたサンプリング間
隔を表す形で前記第1のデータ信号からのデータを順に
記憶するための第1の記憶手段と、各サンプリング間隔
の後に、データが集められたサンプリング間隔を表す形
で前記第2のデータ信号からのデータを順に記憶するた
めの第2の記憶手段と、各サンプリング間隔の後に、デ
ータが集められたサンプリング間隔を表す形で前記第3
のデータ信号からのデータを順に記憶するための第3の
記憶手段と、各サンプリング間隔の後に前記第1のデー
タ記憶手段に記憶されたデータを、第1の所定のサンプ
リング間隔数の後に前記第2のデータ記憶手段に記憶さ
れたデータと相関させ、各サンプリング間隔の後に前記
第1のデータ記憶手段に記憶されたデータを、第2の所
定のサンプリング間隔数の後に前記第3のデータ記憶手
段に記憶されたデータと相関させる手段とを含み、前記
第1の所定のサンプリング間隔後の数が前記第1のサン
プリング間隔オフセット数と等しく、前記第2の所定の
サンプリング間隔後の数が前記第1のサンプリング間隔
オフセット数と前記第2のサンプリング間隔オフセット
数との和と等しい前記5のカラー光学スキャナ装置であ
る。
【0063】(7).前記リニア光センサ・アレイのそ
れぞれが、CCDアレイを含む前記1のカラー光学スキ
ャナ装置である。
【0064】(8).前記リニア光センサ・アレイのそ
れぞれが、CCDアレイを含む前記4のカラー光学スキ
ャナ装置である。
【0065】(9).前記第1、第2および第3のカラ
ー・フィルタ手段が、赤、緑および青のカラー・フィル
タを含む前記8のカラー光学スキャナ装置である。
【0066】(10).(a).光学スキャナのスキャ
ン速度を判定するステップと、(b).スキャン速度の
関数として、第1のリニア光センサ・アレイからのデー
タを第2のリニア光センサ・アレイからのデータと相関
させ、相関されたデータの組のそれぞれが、スキャナの
スキャン速度と無関係にオブジェクト上の同一の位置か
らの光の輝度を表すようにするステップとを含むそれぞ
れに異なる色のカラー・フィルタが関連し、それぞれが
同一の光センサ・サンプリング間隔を有し、それぞれが
同一の所定の光センサ幅を有し、所定の光センサ・ギャ
ップ距離だけ離され、オブジェクトの多色スキャン画像
が投影される画像領域内に両方が置かれるカラー光学ス
キャナの第1および第2のリニア光センサ・アレイによ
って生成された画像データを相関させるための方法であ
る。
【0067】(11).データを相関させるステップ
に、(a).所定の光センサ・ギャップ距離を所定の光
センサ・ライン幅で割った値を表す基準ライン本数値を
計算するステップと、(b).画像領域に対するスキャ
ン画像の変位の速度が所定の光センサ・ライン幅を光セ
ンサ・サンプリング間隔の持続時間で割った値と等しく
なるスキャン速度を表す基準スキャン速度値を計算する
ステップと、(c).サンプリング間隔オフセット数を
判定するため、基準スキャン速度値を現スキャン速度値
で割り、その結果に基準ライン本数値をかけるステップ
とが含まれる前記10の方法である。
【0068】(12).データを相関させるステップ
に、さらに(a).各サンプリング間隔の後に、データ
が集められたサンプリング間隔を表す形で第1センサ・
アレイからのデータ・セットを順に記憶するステップ
と、(b).各サンプリング間隔の後に、データが集め
られたサンプリング間隔を表す形で第2のセンサ・アレ
イからのデータ・セットを順に記憶するステップと、
(c).第1のセンサ・アレイからの記憶されたデータ
・セットを、第1のセンサ・アレイからのデータ・セッ
トよりサンプリング間隔オフセット数のサンプリング間
隔だけ後に記憶された第2のセンサ・アレイからのデー
タを相関させるステップと、が含まれる前記11の方法
である。
【0069】(13).さらに、第1および第2のリニ
ア光センサ・アレイからの相関されたデータを使用し
て、オブジェクトのディスプレイ画像を生成するステッ
プを含む前記10の方法である。
【0070】(14).さらに、相関されたデータをデ
ータ記憶媒体に記憶するステップを含む前記12の方法
である。
【0071】なお、以下の付録Aは、コンピュータ・ソ
フトウェアを使用することによって本明細書に記載の制
御動作を実施するための具体的な方法を示すソース・コ
ードの写しである。
【0072】 付録A /*********************************************************************** これは、三つの平行なカラー・フィルタを使用するスキャナによってスキャン される画像のスクランブル解除のためのソフトウェア・アルゴリズムを示すコー ド断片である。 ------------------------------------------------------------------------ 完全なプログラムでは、ここに変数の宣言があり、その後に初期設定やディス ク・ファイルのオープン動作があるはずである。 . . . . . . プログラムのこの点で、スクランブル化された入力ファイルの位置を突き止め 、オープンする。三つのカラー・プレーンのための出力ファイルがディスク上に 作成されており、スクランブル化されたファイルの読取り、スクランブル解除、 整列された赤、緑および青のファイルへの書出しを開始する準備ができている。 まず、赤、緑、青の画素それぞれに一つ、三つの出力バッファをセットアップ する。各バッファは、データの出力ラインを1ライン分保持し、画像のラインご とに再利用される。 */ rbuff = (char *)malloc(npix); gbuff = (char *)malloc(npix); bbuff = (char *)malloc(npix); rptr = rbuff; gptr = gbuff; bptr - bbuff; /* ここでメモリ内に環状バッファを作成する。このバッファは、現ライン上で一 緒になる赤、緑および青の画素が同時にバッファ内に入るように、十分な画像を 保持する必要がある。この例では、各色を3ラインだけシフトして、次の色と一 致させる。 */ shift_lines = 3; shift_buff = (char *)malloc(shift _lines*npix*2*3); /* ここで入力画像を読み取って、環状バッファを満たす。 */ read(ifileno,shift _buff,shift_lines*npix*2*3); /* ここでメイン・ループを開始する。画像内のラインごとに、赤画素を環状バッ ファから赤出力バッファにコピーする。次に、緑画素を環状バッファから緑出力 バッファにコピーする。次に、スクランブルされたデータの新しいラインを環状 バッファに読み込み、青画素をそこから青出力バッファにコピーする。最後に、 3つの出力バッファをファイルに書き込む。 */ for (i=0;i<nlines;i++) { /*このラインのための正しい赤画素が 環状バッファのどこにあるかを計算する */ iptr= shift_buff + ( i % ( 2*shift _lines))*npix*3 +2; /*赤画素を赤出力バッファにコピーする */ for (j=0;j<npix;j++) { *rptr++ = *iptr; iptr += 3; } /*このラインのための正しい緑画素が 環状バッファのどこにあるかを計算する */ iptr = shift _buff + ((i + shift_lines) % (2*shift _lines))*npix*3 + 1; /*緑画素を緑出力バッファにコピーする */ for (j=0;j<npix;j++) { *gptr++ = *iptr; iptr += 3; } /*このラインの青画素が環状バッファのどこに入るべきかを計算する */ iptr = shift_buff + (i % (2*shift_lines))*npix*3; /*スクランブルされたデータの次のラインを読み取る */ read(ifileno,iptr,npix*3); /*青画素をそこから青出力バッファにコピーする */ for (j=0;j<npix;j++) { *bptr++ = *iptr; iptr += 3; } /*出力バッファをスクランブル解除さ れたデータのファイルに書き出す */ write (rfileno,rbuff,npix); write (gfileno,gbuff,npix); write (bfileno,bbuff,npix); rptr = rbuff; gptr = gbuff; bptr = bbuff; } /* メイン・ループの終わり。プログラムのこの点で、すべてのファイルをクロー ズして終了する。 */
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、オブジ
ェクトの位置合わせされた部分にオブジェクトをスキャ
ンする照明光を結像手段により画像領域に合焦させ、こ
の画像領域内にそれぞれ所定の光センサ・ライン幅を有
し、光センサ・ギャップ距離の間隔をもって互いに平行
をなす第1、第2のリニア光センサ手段を備えた光セン
サ・アセンブリを配置し、第1、第2のリニア光センサ
手段において、合焦された結像光をそれぞれ第1、第2
のカラーフィルタ手段でフィルタリングして、第1、第
2のリニア光センサから所定の色の光だけを受光させて
結像光の輝度を表す第1、第2のデータ信号をそれぞれ
生成させ、選択されたスキャン速度で変位手段を結像手
段とオブジェクトとの間に掃引することにより、結像手
段とオブジェクトとの間を相対変位させて画像領域内に
オブジェクトの掃引スキャン画像を生成するとともに、
選択されたスキャン速度に応じてデータ処理手段により
第1のデータ信号からのデータを第2のデータ信号から
のデータと相関させ、その相関したデータをスキャン速
度に無関係にオブジェクト上の同一の全体位置からの光
の輝度を表すようにしたので、オブジェクトの1走査領
域の複数のカラー成分画像を異なる時刻に作ることがで
きるとともに、選択されたスキャン速度に無関係にオブ
ジェクトの正確な表示画像を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー光学スキャナ装置の透視図であ
る。
【図2】上パネルを取り除いた状態の図1のカラー光学
スキャナ装置の透視図である。
【図3】図1および図2のカラー光学スキャナ装置のキ
ャリッジ部分の側面断面図である。
【図4】図1ないし図3のカラー光学スキャナ装置に使
用される光センサ・アセンブリの平面図である。
【図5】図4の光センサ・アセンブリの側面断面図であ
る。
【図6】カラー光学スキャナ装置によってスキャンされ
つつある文書を示し、その文書を横切る走査線の移動を
示す平面図である。
【図7】3ライン光センサ・アセンブリに関連する画像
領域と、スキャンされるオブジェクトのそれに対応する
部分を、それぞれが画素サイズの格子に分割された状態
で示す概略図である。
【図8】画像データの相関に使用されるデータ・プロセ
ッサ・アセンブリの主な入出力を示すブロック図であ
る。
【図9】図8のデータ・プロセッサ・アセンブリによっ
て実行される前段の基本動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】図8のデータ・プロセッサ・アセンブリによ
って実行される後段の基本動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】光学スキャナ装置からの赤、緑および青の結
像データを最初にコンピュータ・ファイルに記憶する方
法を示す概略図である。
【図12】原結像データを再構成した後に、結像データ
をコンピュータ・ファイルに記憶する方法を示す説明図
である。
【図13】環状バッファとして働き、スキャナ動作の時
間のうちの1時点を表すデータを供給されるコンピュー
タ・メモリ区域を示す説明図である。
【図14】第2の時点での図13の環状バッファを示す
説明図である。
【図15】三つの第1、第2および第3のリニア光セン
サ24、26および28からのカラー成分データを、デ
ータ・プロセッサ・アセンブリ70のRAMへ入力し、
記憶し、出力する一般的な方法を示す概略図である。
【図16】図15に示された一般化されたデータ記憶動
作の一特定のハードウェア実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 光学スキャナ装置 11 位置合わせされた部分の画像 12 オブジェクト 13 現在走査されている部分 15 光源アセンブリ 18 結像アセンブリ 20 光センサ・アセンブリ 22 画像領域 24 第1のリニア光センサ 26 第2のリニア光センサ 28 第3のリニア光センサ 30 第1の光センサ・ギャツプ距離 32 第2の光センサ・ギャップ距離 34 第1のカラーフィルタ 36 第2のカラーフィルタ 38 第3のカラーフィルタ 42 駆動モータ 46 キャリッジ・アセンブリ 49 スリット規定構造 50、52、54 鏡 56 光路 60 スキャナ速度選択機構 62 スキャナ速度選択表示装置 64 パーソナル・コンピュータ 70 データ・プロセッサ・アセンブリ 210 第1のRAM部分 212 第2のRAM部分 222、224、226、228、232、236、2
38 RAMポインタ 252、254、256、258 カウンタ 260 マルチプレクサ 262 シーケンサ 264 アイソレータ 270 データ・バス 272 制御信号writec1in 274 制御線writec2in 280 カラー・データ・バス 282 データ出力バス 286 アドレス・バス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a).オブジェクトを照明するための光
    源と、 (b).前記オブジェクトの位置合わせされた部分の画
    像を画像領域に提供するため、前記オブジェクトの前記
    位置合わせされた部分からの結像光を前記画像領域に合
    焦するための結像手段と、 (c).(1).そこに当たる結像光の輝度を表す第1
    のデータ信号を生成するため、前記画像領域内に置か
    れ、所定の光センサ・ライン幅を有する第1のリニア光
    センサ手段と、 (2).そこに当たる結像光の輝度を表す第2のデータ
    信号を生成するため、前記画像領域内に置かれ、前記所
    定の光センサ・ライン幅を有する前記第1リニア光セン
    サ手段と平行に位置決めされ、それから第1の光センサ
    ・ギャップ距離だけ離された第2のリニア光センサ手段
    とを含む、前記オブジェクトのカラー画像を表す画像デ
    ータを生成するため連続するサンプリング間隔で動作で
    きる光センサ・アセンブリと、 (d).前記リニア光センサに合焦された結像光をフィ
    ルタリングし、これによって前記第1の光センサ手段が
    第1の事前に選択された色の光だけを受光し、前記第2
    の光センサ手段が第2の事前に選択された色の光だけを
    受光するための、それぞれ前記第1および第2のリニア
    光センサ手段に機能的に関連する第1および第2のカラ
    ー・フィルタ手段と、 (e).前記画像領域内に前記オブジェクトの掃引スキ
    ャン画像を作るため、前記オブジェクトと前記結像手段
    の間の相対変位を作るための変位手段と、 (f).前記変位手段の異なるスキャン速度のうちの選
    択されたスキャン速度を示すスキャン速度信号を生成す
    るためのスキャン速度表示手段と、 (g).前記スキャン速度信号に応答して、前記第1の
    データ信号からのデータを前記第2のデータ信号からの
    データと相関させ、相関されたデータが、選択されたス
    キャン速度に無関係に前記オブジェクト上の同一の全体
    位置からの光の輝度を表すようにするためのデータ処理
    手段とを含むスキャンされる前記オブジェクトのカラー
    画像を表す機械可読データを生成するためのカラー光学
    スキャナ装置。
JP6120677A 1993-05-10 1994-05-10 カラー光学スキャナ装置 Pending JPH0723181A (ja)

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