JPH0720298Y2 - 扉体のロック装置 - Google Patents
扉体のロック装置Info
- Publication number
- JPH0720298Y2 JPH0720298Y2 JP1897491U JP1897491U JPH0720298Y2 JP H0720298 Y2 JPH0720298 Y2 JP H0720298Y2 JP 1897491 U JP1897491 U JP 1897491U JP 1897491 U JP1897491 U JP 1897491U JP H0720298 Y2 JPH0720298 Y2 JP H0720298Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- insertion tool
- door body
- receiving hole
- lock device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gates (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、門扉やドア等の各種
扉体を、閉扉位置などの所定の扉体ロック位置に保持し
ておくのに用いられる扉体のロック装置に関するもので
ある。
扉体を、閉扉位置などの所定の扉体ロック位置に保持し
ておくのに用いられる扉体のロック装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種のロック装置としては、例えば、
門扉の落し棒装置や、ドア用のフランス落しなどがあ
る。これらのロック装置は、いずれも扉体にロッド等の
差し込み具を往復動自在に設け、地面あるいは扉用枠体
に設けた受け穴に前記差し込み具を挿入することによ
り、扉体を閉じた位置に保持するようになっている。
門扉の落し棒装置や、ドア用のフランス落しなどがあ
る。これらのロック装置は、いずれも扉体にロッド等の
差し込み具を往復動自在に設け、地面あるいは扉用枠体
に設けた受け穴に前記差し込み具を挿入することによ
り、扉体を閉じた位置に保持するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
扉体のロック装置にあっては、受け穴に対して差し込み
具を挿脱自在とする都合上、両者の間に適当なクリアラ
ンスを設けている。そのため、風圧やその他の衝撃など
によってがたつき音が生じることがあり、このような面
での改善が望まれていた。
扉体のロック装置にあっては、受け穴に対して差し込み
具を挿脱自在とする都合上、両者の間に適当なクリアラ
ンスを設けている。そのため、風圧やその他の衝撃など
によってがたつき音が生じることがあり、このような面
での改善が望まれていた。
【0004】
【考案の目的】この考案は、閉扉位置などの扉体ロック
位置において、扉体をがたつかせること無く保持してお
くことができる扉体のロック装置を提供することを目的
としている。
位置において、扉体をがたつかせること無く保持してお
くことができる扉体のロック装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案による扉体のロ
ック装置は、所定の扉体ロック位置に設けた受け穴に、
扉体に往復動自在に設けた差し込み具を挿脱させる扉体
のロック装置において、前記差し込み具を、互いに回動
自在に連結された一対の差し込み部材で構成し、且つそ
の先端部を開閉自在とし、扉体側の固定部位と前記各差
し込み部材の間に、差し込み具の往復動作に伴って同差
し込み具の先端部を前記受け穴内で開き状態とする開閉
機構を設けた構成としており、上記構成を課題を解決す
るための手段としている。
ック装置は、所定の扉体ロック位置に設けた受け穴に、
扉体に往復動自在に設けた差し込み具を挿脱させる扉体
のロック装置において、前記差し込み具を、互いに回動
自在に連結された一対の差し込み部材で構成し、且つそ
の先端部を開閉自在とし、扉体側の固定部位と前記各差
し込み部材の間に、差し込み具の往復動作に伴って同差
し込み具の先端部を前記受け穴内で開き状態とする開閉
機構を設けた構成としており、上記構成を課題を解決す
るための手段としている。
【0006】
【考案の作用】この考案による扉体のロック装置では、
一対の差し込み部材で構成した差し込み具を往復動作さ
せるのに伴って、開閉機構によって両差し込み部材を互
いに回動させ、前記差し込み具の先端を開閉させる。つ
まり、差し込み具は、扉体側に引っ込めた状態にあると
きには先端が閉じており、受け穴に向けて突出させてい
くと先端が開き、前記受け穴の内側に接触して係合状態
となる。
一対の差し込み部材で構成した差し込み具を往復動作さ
せるのに伴って、開閉機構によって両差し込み部材を互
いに回動させ、前記差し込み具の先端を開閉させる。つ
まり、差し込み具は、扉体側に引っ込めた状態にあると
きには先端が閉じており、受け穴に向けて突出させてい
くと先端が開き、前記受け穴の内側に接触して係合状態
となる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1〜図7に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0008】この実施例では、図6に示す玄関ドアの子
ドア(扉体)に当該ロック装置を設けた場合を示してい
る。玄関ドアは、上枠A、下枠B、および左右の竪枠
C,Cからなる枠体内に、図中仮想線で示す親ドアD
と、子ドアEを備えている。そして、前記子ドアEの召
し合わせ部分の上下に、ロック装置が設けてある。ま
た、下枠Bには、図1に示すように、受け穴Fを形成す
る壺金具Gが設けてある。
ドア(扉体)に当該ロック装置を設けた場合を示してい
る。玄関ドアは、上枠A、下枠B、および左右の竪枠
C,Cからなる枠体内に、図中仮想線で示す親ドアD
と、子ドアEを備えている。そして、前記子ドアEの召
し合わせ部分の上下に、ロック装置が設けてある。ま
た、下枠Bには、図1に示すように、受け穴Fを形成す
る壺金具Gが設けてある。
【0009】図1〜図4に示す下側のロック装置1は、
前記子ドアEの見込み壁内側にねじ止めされて扉体側の
固定部位となるプレ−ト2と、子ドアEの下端から突出
する差し込み具3と、前記差し込み具3を上下に往復動
させるための連結具4を備えている。
前記子ドアEの見込み壁内側にねじ止めされて扉体側の
固定部位となるプレ−ト2と、子ドアEの下端から突出
する差し込み具3と、前記差し込み具3を上下に往復動
させるための連結具4を備えている。
【0010】前記プレ−ト2は、上端寄りの中央に竪の
第一長孔5を有すると共に、この長孔5の両側に竪のガ
イド孔6,6を有し、下端部の中央には竪の第二長孔7
を有している。前記両ガイド孔6,6は、下端部分が互
いに逆の方向に屈曲した形状になっている。
第一長孔5を有すると共に、この長孔5の両側に竪のガ
イド孔6,6を有し、下端部の中央には竪の第二長孔7
を有している。前記両ガイド孔6,6は、下端部分が互
いに逆の方向に屈曲した形状になっている。
【0011】前記差し込み具3は、中間部分を屈曲させ
た一対の差し込み部材8,8をはさみのように交差状に
組み合わせ、前記両差し込み部材8,8の中間を枢軸9
で互いに回動自在に連結したものであって、下向きとな
った先端部が開閉自在になっている。また、各差し込み
部材8,8の上端には、係合ピン10,10が設けてあ
る。前記差し込み具3は、プレ−ト2の第二長孔7に、
前記枢軸9を摺動自在に係合し、同プレ−ト2の各ガイ
ド孔6,6に、各係合ピン10,10を摺動自在に係合
することにより、上下方向に案内される。このとき、前
記各ガイド孔6,6と各係合ピン10,10により、差
し込み具3の往復動作に伴って同差し込み具3の先端部
を開閉させる開閉機構を構成している。
た一対の差し込み部材8,8をはさみのように交差状に
組み合わせ、前記両差し込み部材8,8の中間を枢軸9
で互いに回動自在に連結したものであって、下向きとな
った先端部が開閉自在になっている。また、各差し込み
部材8,8の上端には、係合ピン10,10が設けてあ
る。前記差し込み具3は、プレ−ト2の第二長孔7に、
前記枢軸9を摺動自在に係合し、同プレ−ト2の各ガイ
ド孔6,6に、各係合ピン10,10を摺動自在に係合
することにより、上下方向に案内される。このとき、前
記各ガイド孔6,6と各係合ピン10,10により、差
し込み具3の往復動作に伴って同差し込み具3の先端部
を開閉させる開閉機構を構成している。
【0012】前記連結具4は、前記プレ−ト2の第一長
孔5に摺動自在に係合する連結ピン11、および前記各
係合ピン10,10と係合する連結孔12,12を有し
ている。前記各連結孔12,12は、前記ガイド孔6の
屈曲分に対応して、横方向の長孔になっている。また、
前記連結具4の上部には、これにねじ止めされるストッ
パプレ−ト13とともにロッド14が連結してあって、
このロッド14の図外の上端は、当該ロック装置1の操
作部(図6に示す)Hに連結してある。
孔5に摺動自在に係合する連結ピン11、および前記各
係合ピン10,10と係合する連結孔12,12を有し
ている。前記各連結孔12,12は、前記ガイド孔6の
屈曲分に対応して、横方向の長孔になっている。また、
前記連結具4の上部には、これにねじ止めされるストッ
パプレ−ト13とともにロッド14が連結してあって、
このロッド14の図外の上端は、当該ロック装置1の操
作部(図6に示す)Hに連結してある。
【0013】上記構成を備えたロック装置において、差
し込み具3は、子ドアE側の上昇位置にあるときには、
先端が閉じた状態になっている。次に、操作部Hを操作
することにより、ロッド14を介して連結具4を下降さ
せると共に、差し込み具4を下方に突出させていくと、
各係合ピン10,10がガイド孔6,6に案内されるこ
とによって各差し込み部材8,8の上端部同士が離間す
る。これにより、差し込み具3は、図5に示すように、
受け穴Fに突入しながら枢軸9を支点にして先端部が開
き、前記受け穴Fの内面に接触して係合状態となる。こ
のようにして、子ドアEは、見込み方向に完全に規制さ
れた状態となり、がたつくこと無く保持されることとな
る。
し込み具3は、子ドアE側の上昇位置にあるときには、
先端が閉じた状態になっている。次に、操作部Hを操作
することにより、ロッド14を介して連結具4を下降さ
せると共に、差し込み具4を下方に突出させていくと、
各係合ピン10,10がガイド孔6,6に案内されるこ
とによって各差し込み部材8,8の上端部同士が離間す
る。これにより、差し込み具3は、図5に示すように、
受け穴Fに突入しながら枢軸9を支点にして先端部が開
き、前記受け穴Fの内面に接触して係合状態となる。こ
のようにして、子ドアEは、見込み方向に完全に規制さ
れた状態となり、がたつくこと無く保持されることとな
る。
【0014】また、上側のロック装置は、図7に示すよ
うに、上述のロック装置1と上下逆向きに取り付けら
れ、差し込み具3を上枠Aに設けた壺金具Gの受け穴F
に対して挿脱する。
うに、上述のロック装置1と上下逆向きに取り付けら
れ、差し込み具3を上枠Aに設けた壺金具Gの受け穴F
に対して挿脱する。
【0015】なお、上記実施例では、扉体側の固定部位
となるプレ−ト2に設けたガイド孔6と、これに係合す
る係合ピン10で開閉機構を構成したものとしたが、差
し込み部材側にガイド孔に相当するものを設けたり、こ
れらの凹凸関係を逆にしたりすることができる。また、
例えば、一対の差し込み部材の上端部同士を連結して成
る差し込み具を用いると共に、開閉機構の配置を適宜変
更することも可能であるが、上記実施例のように、差し
込み具の中間に枢軸を設け、各差し込み部材の上端を案
内する構成とすれば、てこの作用により、小さい操作力
で受け穴と差し込み具との強固な係合状態を得ることが
できる。
となるプレ−ト2に設けたガイド孔6と、これに係合す
る係合ピン10で開閉機構を構成したものとしたが、差
し込み部材側にガイド孔に相当するものを設けたり、こ
れらの凹凸関係を逆にしたりすることができる。また、
例えば、一対の差し込み部材の上端部同士を連結して成
る差し込み具を用いると共に、開閉機構の配置を適宜変
更することも可能であるが、上記実施例のように、差し
込み具の中間に枢軸を設け、各差し込み部材の上端を案
内する構成とすれば、てこの作用により、小さい操作力
で受け穴と差し込み具との強固な係合状態を得ることが
できる。
【0016】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案の扉
体のロック装置によれば、差し込み具の開いた先端部が
受け穴の内面に接触して係合状態となるので、扉体をが
たつかせること無く強固に保持することができ、がたつ
きによる騒音なども確実に防止することができる。
体のロック装置によれば、差し込み具の開いた先端部が
受け穴の内面に接触して係合状態となるので、扉体をが
たつかせること無く強固に保持することができ、がたつ
きによる騒音なども確実に防止することができる。
【図1】この考案の一実施例におけるロック装置の扉体
内側からの正面図である。
内側からの正面図である。
【図2】図1に示すロック装置の背面図である。
【図3】玄関用ドアの召し合わせ部分の水平断面図であ
る。
る。
【図4】図1に示すロック装置の側面図である。
【図5】図1に示すロック装置のロック状態を示す正面
図である。
図である。
【図6】玄関用ドアを説明する斜視図である。
【図7】上枠側のロック装置を説明する断面図である。
1 ロック装置 3 差し込み具 6 ガイド孔 8 差し込み部材 10 係合ピン E 子ドア(扉体) F 受け穴 (6,10 開閉機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 関 根 ▲隆▼治 埼玉県三郷市鷹野5丁目430番地 山崎産 業株式会社 内 (56)参考文献 実開 昭48−22097(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】所定の扉体ロック位置に設けた受け穴に、
扉体に往復動自在に設けた差し込み具を挿脱させる扉体
のロック装置において、前記差し込み具を、互いに回動
自在に連結された一対の差し込み部材で構成してその先
端部を開閉自在とし、扉体側の固定部位と前記各差し込
み部材の間に、差し込み具の往復動作に伴って同差し込
み具の先端部を前記受け穴内で開き状態とする開閉機構
を設けたことを特徴とする扉体のロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1897491U JPH0720298Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 扉体のロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1897491U JPH0720298Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 扉体のロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04114957U JPH04114957U (ja) | 1992-10-12 |
JPH0720298Y2 true JPH0720298Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31905344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1897491U Expired - Lifetime JPH0720298Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 扉体のロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720298Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP1897491U patent/JPH0720298Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04114957U (ja) | 1992-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |