JPH07202747A - 受信装置 - Google Patents
受信装置Info
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- JPH07202747A JPH07202747A JP33614693A JP33614693A JPH07202747A JP H07202747 A JPH07202747 A JP H07202747A JP 33614693 A JP33614693 A JP 33614693A JP 33614693 A JP33614693 A JP 33614693A JP H07202747 A JPH07202747 A JP H07202747A
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Abstract
振器を用い、かつメカニカルフィルタを必要としない安
価な構成の受信装置を提供することを目的としたもので
ある。 【構成】 ダイレクトコンバージョン方式において直交
する2つの受信信号をそれぞれ信号発生手段17からの
信号Rと信号Rに直交する信号R’でスイッチを行うス
イッチ手段15、16とスイッチ手段15、16の出力
を加算あるいは引算する演算手段とで構成している。
Description
いられる受信装置に関するものである。
シングルス−パヘテロダイン方式やダブルス−パヘテロ
ダイン方式が用いられている。しかしながら上記従来の
ヘテロダイン方式ではイメージ周波数を除去するための
帯域フィルタや隣接チャンネル信号を除去するための帯
域フィルタが必要である。そして前記帯域フィルタとし
て水晶やセラミックの機械的振動特性を利用したメカニ
カルフィルタが用いられている。そのため形状が大きい
ことや高価であること等の諸問題がある。そのため近
年、新たな受信方式としてダイレクトコンバージョン受
信方式が検討されてきている。図9に従来のダイレクト
コンバージョン受信方式のブロック図を示す。1はアン
テナ、2は高周波増幅手段、3は第一のミキシング手
段、4は隣接チャンネル信号を除去するための第一の低
域フィルタ、5は第一の低周波増幅手段、6は信号発生
手段、7は90゜位相シフター、8は第二のミキシング
手段、9は隣接チャンネル信号を除去するための第二の
低域フィルタ、10は第二の低周波増幅手段である。1
1は位相差検出手段であり、第一の波形整形手段12と
第二の波形整形手段13とD−フリップフロップ14か
らなっている。端子aは第一の低周波増幅手段5の出力
端子、端子bは第一の波形整形手段12の出力端子、端
子cは第二の低周波増幅手段10の出力端子、端子dは
第二の波形整形手段13の出力端子、端子eはD−フリ
ップフロップ14の出力端子である。さてアンテナ1に S=cos{ω+P(t)・Δω}・t P(t):1または−1の
符号列 ω:搬送波角周波数 Δω:角周波数偏移であ
り極性は正 で表わされるFSK信号Sが入力した場合について考え
る。FSK信号Sは高周波増幅手段2により増幅された
後、第一及び第二のミキシング手段3、8に入力する。
信号発生手段6では Q=COS{ω+x}・t x:搬送波角周波数ω
からの角周波数誤差 で表わされる信号Qを発生する。90゜位相シフターで
は信号発生手段6からの信号Qが90゜位相シフトされ
Q’=SIN{ω+x}・tとなる。第一のミキシング手段3で
は信号発生手段6からの信号QとFSK信号Sのかけ算
が行なわれる。第二のミキシング手段8では90゜位相
シフター7からの信号Q’とFSK信号のかけ算が行な
われる。そして第一及び第二の低域フィルター4、9に
より希望信号以外の高周波成分が除去され、第一及び第
二の低周波増幅手段5、10により希望信号が増幅され
る。従って端子a及び端子cには次の信号が出力する。
れており、Δω》xに選ばれている。説明を簡単にする
ためにx=0として以下説明する。符号列P(t)と各端子
a、b、c、d、eの信号波形の関係を図10に示し、
図10を参照しながら説明する。図10から明かなよう
に符号列P(t)が−1の時には端子aの信号に比べ端子c
の信号は位相が90゜進んでいる。一方符号列P(t)が1
の時には端子aの信号に比べ端子cの信号は位相が90
゜遅れている。従って位相差検出手段11において端子
aの信号と端子cの信号の位相差を検出することにより
元の符号列P(t)を再生することができる。位相差検出手
段11の位相の進み遅れ検出方法としてD−フリップフ
ロップを用いて図9の端子b、端子cに示す波形より、
端子eの出力波形を得ることができる。図10において
端子bの立ち下がりエッジで端子dのレベル(丸印)を
ラッチして端子eに出力する。
の構成では、信号発生手段6の発振周波数の搬送波周波
数からの誤差xが角周波数偏移Δωより大きい場合や、
符号列P(t)の符号変化速度が角周波数偏移Δωに比べ無
視できない大きさの場合には以下の問題を有していた。
視できない大きさの場合 符号列P(t)が変化しても、端子aと端子cの信号間で位
相の進み、遅れの変化が生じない。そのため符号列P(t)
を再生できない。
比べ無視できない大きさの場合 1ビット伝送時間内に端子a及び端子cの信号が1周期
に満たなくなってくる。そのため位相の進み、遅れの判
定がむずかしくなってくるため符号列P(t)正確な再生が
できない。
号はFSK信号だけである。すなわち音声信号のような
アナログ信号で変調されたFM信号やAM信号は復調す
ることができないという課題があった。
なスイッチ手段を用いて誤差xの影響をなくし、正確な
データの復調を可能とするだけでなく、音声信号のよう
なアナログ信号で変調されたFM信号やAM信号も復調
することのできる受信装置を実現することを目的とした
ものである。
に、本発明の受信装置は、受信すべき搬送波信号周波数
に近い周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、
前記第一の信号発生手段からの信号と受信信号の差の周
波数となる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前
記第一の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号
と前記受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二
のミキシング手段と、時間的に連続した矩形波信号を発
生する第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段
からの矩形波信号により前記第一のミキシング手段から
の信号をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二
の信号発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形
波信号により前記第二のミキシング手段からの信号をス
イッチする第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ
手段の出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号と
を加算または引算する演算手段と、前記第一のスイッチ
手段及び前記第二のスイッチ手段の前段あるいは後段に
設けられ前記第一及び第二のスイッチ手段の出力信号に
含まれる前記第一のミキシング手段からの信号及び第二
のミキシング手段からの信号の高調波成分を減衰させる
フィルタを備えている。
周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第
一の信号発生手段からの信号と受信信号の差の周波数と
なる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一
の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記
受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキ
シング手段と、時間的に連続した矩形波信号を発生する
第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの
矩形波信号により前記第一のミキシング手段からの信号
をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号
発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号
により前記第二のミキシング手段からの信号をスイッチ
する第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の
出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算
または引算する演算手段と、前記第一のスイッチ手段及
び前記第二のスイッチ手段の前段あるいは後段に設けら
れ前記第一及び第二のスイッチ手段の出力信号に含まれ
る前記第一のミキシング手段からの信号及び第二のミキ
シング手段からの信号の高調波成分を減衰させるフィル
タと、前記演算手段の出力信号の周波数に応じた電圧を
発生する周波数−電圧変換手段とで構成され、前記周波
数−電圧変換手段の出力電圧を復調出力とするものであ
る。
周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第
一の信号発生手段からの信号と受信信号の差の周波数と
なる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一
の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記
受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキ
シング手段と、時間的に連続した矩形波信号を発生する
第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの
矩形波信号により前記第一のミキシング手段からの信号
をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号
発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号
により前記第二のミキシング手段からの信号をスイッチ
する第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の
出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算
または引算する演算手段と、前記第一のスイッチ手段及
び前記第二のスイッチ手段の前段あるいは後段に設けら
れ前記第一及び第二のスイッチ手段の出力信号に含まれ
る前記第一のミキシング手段からの信号及び第二のミキ
シング手段からの信号の高調波成分を減衰させるフィル
タと、前記演算手段の出力信号の周波数に応じた電圧を
発生する周波数−電圧変換手段と、前記周波数−電圧変
換手段の出力電圧に応じて前記第一の信号発生手段の出
力周波数を前記受信信号の搬送波周波数と等しくなる方
向に制御する周波数補正手段とを備えたものでもある。
周波数の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第
一の信号発生手段からの信号と受信信号の差の周波数と
なる信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一
の信号発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記
受信信号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキ
シング手段と、時間的に連続した矩形波信号を発生する
第二の信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの
矩形波信号により前記第一のミキシング手段からの信号
をスイッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号
発生手段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号
により前記第二のミキシング手段からの信号をスイッチ
する第二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の
出力信号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算
または引算する演算手段と、前記第一のスイッチ手段及
び前記第二のスイッチ手段の前段あるいは後段に設けら
れ前記第一及び第二のスイッチ手段の出力信号に含まれ
る前記第一のミキシング手段からの信号及び第二のミキ
シング手段からの信号の高調波成分を減衰させるフィル
タと、前記演算手段の出力信号の周波数に応じた電圧を
発生する周波数−電圧変換手段と、前記周波数−電圧変
換手段の出力に生じるパルス状の雑音を除去する雑音除
去手段とで構成され、前記雑音除去手段の出力電圧を復
調出力とするものでもある。
第一の入力端子と第二の入力端子と出力端子と制御端子
を有し前記制御端子に入力する信号により出力端子が第
一の入力端子と導通するか第二の入力端子と導通するか
が切り替わる電子スイッチと、前記電子スイッチの第一
の入力端子に入力する信号と反転した信号を前記電子ス
イッチの第二の入力端子に出力する反転手段とで構成さ
れている。
からの信号を二値化する二値化手段と、前記二値化手段
からの信号を遅延させる遅延手段と、前記二値化手段か
らの信号と前記遅延手段からの信号の排他的論理和を出
力する排他的論理和手段と、前記排他的論理和手段の出
力信号の高周波成分を取り除くローパスフィルタとで構
成されている。
からの信号を二値化する二値化手段と、前記二値化手段
からの信号のエッジを検出するエッジ検出手段と、前記
エッジ検出手段からの信号により起動される単安定マル
チバイブレータと、前記単安定マルチバイブレータの出
力信号の高周波成分を取り除くローパスフィルタとで構
成されている。
連続した矩形波信号周波数より低い周波数に通過信号を
最大とする第一の最大通過周波数を持ち前記第一の最大
通過周波数より高い周波数では周波数に応じて減衰量が
増加する第一のフィルタと、時間的に連続した矩形波信
号周波数より高い周波数に通過信号を最大とする第二の
最大通過周波数を持ち前記第二の最大通過周波数より低
い周波数では周波数に応じて減衰量が増加する第二のフ
ィルタと、前記第一のフィルタを通過する信号エネルギ
ーに応じた信号レベルを出力する第一の出力手段と、前
記第二のフィルタを通過する信号エネルギーに応じた信
号レベルを出力する第二の出力手段と、前記第一の出力
手段の出力信号と前記第二の出力手段の出力信号の差を
出力する引算手段と、前記引算手段の出力信号の高周波
成分を取り除くローパスフィルタとで構成されたもので
もある。
手段からの出力電圧がある値を越えた時パルスを出力す
るパルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス
信号により前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧を
サンプリングホールドする保持手段とで構成されてい
る。
手段に入力する信号の零クロス点の間隔がある値以上の
時パルスを発生するパルス出力手段と、前記パルス出力
手段からのパルス信号により前記周波数−電圧変換手段
からの出力電圧をサンプリングホールドする保持手段と
で構成されたものでもある。
手段からの出力電圧がある値を越えた時パルスを出力す
るパルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス
信号を前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧から引
算を行う引算手段とで構成されてもいる。
手段に入力する信号の零クロス点の間隔がある値以上の
時パルスを発生するパルス出力手段と、前記パルス出力
手段からのパルス信号を前記周波数−電圧変換手段に入
力する信号の零クロス点の間隔に挿入するパルス挿入手
段とで構成されたものでもある。
段からの信号周波数を、受信すべき搬送波周波数と第一
の信号発生手段の発振周波数との角周波数誤差xよりも
大きく設定することにより角周波数誤差xの影響を受け
ることがない。さらに、第一のミキシング手段からの信
号及び第二のミキシング手段からの信号が非線形回路を
通ることにより発生する高調波成分を減衰させることに
より符号列P(t)を正確に再生することができることとな
る。
る。なお図9の従来例と同一の機能ブロックには同一の
番号を付与している。1はアンテナ、2は高周波増幅手
段、3は第一のミキシング手段、4は隣接チャンネル信
号を除去するための第一の低域フィルタ、101は第一
のリミッタアンプ、102は第一の高調波除去フィル
タ、6は第一の信号発生手段、7は90゜位相シフタ
ー、8は第二のミキシング手段、9は隣接チャンネル信
号を除去するための第二の低域フィルタ、103は第二
のリミッタアンプ、104は第二の高調波除去フィル
タ、15は第一のスイッチ手段、16は第二のスイッチ
手段、17は第二の信号発生手段、18は90゜移相手
段、19は加減算を行う演算手段、20は帯域フィル
タ、21は周波数−電圧変換手段、22は雑音除去手
段、23は周波数補正手段である。さてアンテナ1に入
力する信号Sとして、 S=cos{ω+Δω}・t ω:搬送波角周波数 Δω:角周波数偏移であり正負両
方の極性を有する を考える。ここでデータあるいは音声により角周波数偏
移Δωは時間的に変化する。すなわち信号Sは周波数変
調を受けた信号である。第一の信号発生手段6では、従
来例と同様 Q=COS{ω+x}・t x:搬送波角周波数ωからの角
周波数誤差 で表わされる信号Qを発生する。90゜位相シフター7
では信号発生手段6からの信号Qが90゜位相シフトさ
れQ’=SIN{ω+x}tとなる。従って従来例と同様、第一
の低域フィルタ4および第二の低域フィルタ9の出力端
子a及びcには 端子a:S×Q=COS{Δωーx}・t 端子c:S×Q’=SIN{Δωーx}・t なる信号が生じる。上記信号は第一のリミッタアンプ1
01及び第二のリミッタアンプ103で増幅され信号が
大きい場合には上下対象に信号がクリップされる。すな
わち矩形波信号に変換され、角周波数{Δωーx}の整数倍
の角周波数成分が発生する。一方、第二の信号発生手段
17では R=COS{r・t}-(1/3)・COS{3・r・t}+(1/5)・COS{5・r・t) で表される矩形波信号Rを発生させる。ここでr>(Δ
ωーx)に設定されている。
(2π)、最大周波数誤差=−4kHzとすると(Δω
ーx)の最大値は6.4kHzであるからr/(2π)=
16kHzに設定する。
プ101及び103において信号がクリップされず線形
に増幅された場合を考える。端子aの信号は第一のスイ
ッチ手段15において、第二の信号発生手段で発生する
矩形波信号Rによりスイッチングされる。一方90゜移
相手段18の出力には R’=SIN{r・t}+(1/3)・SIN{3・r・t}+(1/5)・SIN{5・r・t) なる矩形波信号R’が出力する。従って、端子cの信号
は第二のスイッチ手段16において、矩形波信号R’に
よりスイッチングされる。よって第一のスイッチ手段1
5の出力端子a’及び第二のスイッチ手段16の出力端
子c’には 端子a’:{COS{(Δωーx)・t}}・{COS{r・t}-(1/3)・COS
{3・r・t}+・・・・・・・} 端子c’:{SIN{(Δωーx)・t}}・{SIN{r・t}+(1/3)・SIN
{3・r・t}+・・・・・・・} が生じる。
19において加算される。従って演算手段19の出力端
子fには 端子f:COS{n・{{r+x}ーΔω}・t}-(1/3)・COS{{{3・r-x}+Δω}・t}+… (1) 式 なる信号が出力する。帯域フィルタ20は、第一のスイ
ッチ手段17及び第二のスイッチ手段18で発生する角
周波数rの高調波成分に関係する項、すなわち(1)式の
第二項以上を除去するためのものである。従って帯域フ
ィルタ20の出力端子f’には 端子f’:COS{{{r+x}ーΔω}・t} (2)式 なる信号が出力する。ここでr>(Δω-x)に設定され
ているため、(2)式の位相は正の時間において常に正で
ある。すなわち負の周波数が生じることはない。よって
(2)式から明かなように端子f’に生じる出力信号は{r+
x}なる角周波数を有する搬送波信号がΔωの周波数偏移
を受けた周波数変調信号とみなすことができる。従って
周波数に比例した出力電圧を発生する周波数−電圧変換
手段21により端子f’に生じた周波数変調信号を復調
することができる。さらに端子f’に生じた復調信号は
雑音除去手段22でFM復調において発生するFM復調
特有のパルス状の雑音が除去され端子gに出力される。
帯域フィルタ20は中心周波数が16kHz付近と低い
ためモノリシックICで構成することができる。なお第
一のスイッチ手段15及び第二のスイッチ手段16のス
イッチ構成によっては、角周波数rの成分がスイッチ手
段15、16の出力に生じる場合がある。この時第二の
信号発生手段17からの矩形波信号を第一のスイッチ手
段15あるいは第二のスイッチ手段16の出力に加え、
角周波数rの成分を打ち消すようにする。また第一のス
イッチ手段15及び第二のスイッチ手段16のスイッチ
構成によっては、端子aあるいは端子cの信号が第一の
スイッチ手段15あるいは第二のスイッチ手段16に生
じることがある。この端子aあるいは端子cの信号は、
帯域フィルタ20で取り除くことができるが、帯域フィ
ルタ20の代わりにローパスフィルタを用いた場合に
は、端子aあるいは端子cの信号を第一のスイッチ手段
15あるいは第二のスイッチ手段16の出力に加え、端
子aあるいは端子cの信号を打ち消すようにすればよ
い。
おいて信号がクリップされ矩形波信号に変換された場合
を考える。矩形波信号は立ち上がり、立ち下がりの変化
点において位相が不連続に変化する。従って高調波除去
フィルタ102及び104がない場合、演算手段19の
出力信号は端子a、端子cの矩形波信号の立ち上がり及
び立ち下がり点において周波数がインパルス的に変化す
ることになる。すなわち演算手段19の出力信号は広帯
域の周波数成分を有することになる。そのため次段の帯
域フィルタ20において帯域制限された時、端子a、端
子cの矩形波信号の立ち上がり及び立ち下がり点のタイ
ミングにおいて振幅が大きく下がるという現象を生じさ
せ周波数−電圧変換手段21における周波数復調出力に
歪を発生させることになる。データ伝送においてはビッ
ト誤り率を悪化させることになる。そこで本発明では第
一の高調波除去フィルタ102及び第二の高調波除去フ
ィルタ104を用いて、端子a、端子cの矩形波信号の
高調波成分を除去することにより矩形波信号の立ち上が
り及び立ち下がりをなめらかにしている。これにより演
算手段19の出力信号は周波数がインパルス的に変化す
ることはないため、帯域フィルタ20で帯域制限を行っ
ても出力信号の振幅が大きく下がることはなくなる。し
たがって周波数−電圧変換手段21における周波数復調
出力に歪が生じることはない。
の信号発生手段6で発生する信号の周波数安定度が悪く
アンテナ入力信号の周波数との誤差角周波数xが大きく
ても第二の信号発生手段17で発生する矩形波信号の角
周波数rをr>(Δω±xの最大値)に選ぶことにより
誤差角周波数xの影響を受けることなく元のデータある
いは音声信号を復調することができる。本発明の構成を
用いれば、周波数補正手段23を用いなくても信号を復
調できるが、さらに受信における安定度を向上させるた
めに、端子gの信号の直流電圧を周波数補正手段23で
検出し、端子gの直流電圧がある基準値Kになるように
第一の信号発生手段6の信号周波数を制御するようにす
ればなお効果的である。基準値Kは誤差角周波数x=0
の時に端子gより出力する電圧値に等しいように設定さ
れる。周波数補正手段23は抵抗とコンデンサより構成
されるローパスフィルタを用い、ローパスフィルタの出
力で第一の信号発生手段6の発生周波数を制御する構成
でもよいし、図1には図示していないが端子gの復調出
力から信号を受信したことを検知すると、端子gの電圧
をA/D変換した後マイクロコンピュータ処理により第
一の信号発生手段6の発生周波数を制御する直流電圧を
D/A変換で発生する構成にしてもよい。さらに図1に
は図示していないが端子gの復調出力から信号を受信し
たことを検知すると、第一の低域フィルタ4及び第二の
低域フィルタ9の遮断周波数を低くするように切り換え
る。このようにすればS/N特性を向上することができ
る。
として説明したが引算動作を行ってもかまわない。この
場合端子f’の信号は、COS{{{rーx}+Δω}・t}とな
る。
二の高調波フィルタ104を第一のスイッチ手段15及
び第二のスイッチ手段16の前段に挿入しているが、第
一のスイッチ手段15及び第二のスイッチ手段16の後
段でかつ演算手段の前段に挿入してもよい。
5及び第二のスイッチ手段16に適用できるスイッチ手
段の構成を示す。図2において、24は端子aの信号あ
るいは端子cの信号が入力する入力端子、25は第二の
信号発生手段17からの矩形波信号RあるいはR’が入
力する入力端子、26は出力端子、27は増幅度1の反
転回路、28は電子スイッチである。電子スイッチ28
は入力端子25に入力する矩形波信号Rあるいは矩形波
信号R’の位相が正か負かで出力端子と入力端子との接
続が切り替わる。このような電子スイッチ28はアナロ
グスイッチとしてCMOSで簡単に実現できるし、バイ
ポーラトランジスタを用いても簡単に構成できる。
21及び雑音除去手段22の構成を示す図及び波形図で
ある。図1では周波数−電圧変換手段21の後段に雑音
除去手段22を配置しているが、図3の例では周波数−
電圧変換手段21の中に雑音除去手段22を組み込んで
いる。図3Aにおいて40は端子f’に示す周波数変調
信号が入力する入力端子、29は増幅手段、30はコン
パレータで構成された二値化手段、31は第一の遅延手
段であり、抵抗32とコンデンサ33とコンパレータ3
4で構成される。35は排他的論理和手段、36は第二
の遅延手段、37はパルス挿入手段、38はパルス発生
手段、39はローパスフィルタ、41は復調出力端子で
ある。入力端子40に入力した信号の周波数が高くなる
と排他的論理和手段35の出力パルス間隔が狭くなり、
入力周波数が低くなると排他的論理和手段35の出力パ
ルス間隔が広くなる。従ってローパスフィルタ39で不
要な高周波成分を取り除くと排他的論理和手段35の出
力パルス間隔に応じた電圧変化を取り出すことができ
る。復調感度を上げるためには第一の遅延手段31での
遅延量を大きくすればよい。さて次に雑音除去方法につ
いて図3Bの波形図を用いて説明する。h及びiは排他
的論理和手段35の入力である。従って排他的論理和3
5の出力はjに示すようなパルス列となる。さて入力端
子40に入力する信号に雑音が含まれている場合、雑音
の影響により信号h及びiのパルス列が不規則になり、
1パルス分欠落する場合がある。このように信号h及び
iのパルスが欠落すると排他的論理和手段35の出力j
のパルスも欠落する。従って、jの信号をローパスフィ
ルタに通すとパルスが欠落した部分で大きなパルス状の
雑音が生じる。パルス発生手段38では、信号jに通常
のパルス間隔T1より充分長い時間T2(例えばT2=
2・T1)の間にパルスがなければT1毎にHIGH/LOW
を繰り返すパルス出力lを発生する。パルス出力lはj
にパルスが生じるとストップする。信号jは第二の遅延
手段36により遅延され、信号kとなる。パルス挿入手
段37では、パルス出力lの立ち上がり及び立ち下がり
エッジにあわせて信号kのパルス幅に等しいパルスを信
号kに挿入する。図3Bの波形図における信号mの○印
のパルスが挿入されたパルスである。信号mをローパス
フィルタに通し復調信号を得る。このようにパルスを挿
入することによりパルスの欠落がなくなり復調出力から
パルス状の雑音が発生することはなくなる。なお信号j
にパルスを挿入したが信号hにパルスを挿入した後、第
一の遅延手段31で信号iをつくり、排他的論理和手段
35でパルスの欠落のない信号jを作成するようにして
もよい。
21の他の構成を示す図である。図4において図3と同
一の機能ブロックには同一の番号を付与している。42
はエッジ検出手段、43は単安定マルチバイブレータで
ある。エッジ検出手段42は図3における遅延手段31
と排他的論理和手段35で構成されている。単安定マル
チバイブレータ43の出力は、端子40に入力する信号
の周波数に応じてパルス間隔が狭くなったり広くなった
りする。従って図3の場合と同様ローパスフィルタ39
で不要な高周波成分を取り除くと単安定マルチバイブレ
ータ43の出力パルス間隔に応じた電圧変化を取り出す
ことができる。図4の構成の利点は遅延手段31での遅
延量を大きくとる必要がないという点である。そのため
コンデンサ33と抵抗32で構成される回路の時定数を
大きくする必要がない。そして復調感度は単安定マルチ
バイブレータ43の出力のパルス幅を適当に選べば復調
感度を最適に設定できる。雑音除去の方法については図
3と同じである。
形図を示す。図5Aにおいて44は周波数−電圧変換手
段21の復調出力が入力する入力端子、45はデータ信
号等の希望信号を取り除いて雑音成分だけを取り出すハ
イパスフィルタ、46はあるレベル以上の雑音を取り出
すコンパレータ、47はパルス幅延長手段であり、4
5、46、47でパルス発生手段48を構成している。
49は遅延手段、50は保持手段、51は出力端子であ
る。図5Bの波形図を参照しながら雑音除去手段22の
動作を説明する。入力端子44に入力した信号vはハイ
パスフィルタ45により信号wとなる。コンパレータ4
6でパルス状の雑音だけが取り出され信号xとなる。信
号xはパルス幅延長手段47でパルス幅が広げられ信号
yとなる。一方信号vは遅延手段49で遅延され、保持
手段50では信号yのパルス出力期間中、遅延された信
号vの値がサンプリングホールドされる。従って出力端
子51の出力は信号zとなる。この信号zを図示してい
ないがローパスフィルタを通すことによりなめらかな変
化にすることができる。また保持手段50の代わりに引
算手段を用い、信号zと信号yの引算を行って雑音を除
去するように構成してもよい。なおパルス発生手段の出
力信号yとして図3の信号lを用いてもよい。
の構成を示す。図6において、60は図1における演算
手段19の出力信号が入力する入力端子、61は11k
Hz付近に中心周波数を有するバンドパスフィルタで構
成された第一のフィルタ、62は21kHz付近に中心
周波数を有するバンドパスフィルタで構成された第二の
フィルタ、63はダイオードで構成された整流回路から
なる第一の信号出力手段、64はダイオードで構成され
た整流回路からなる第二の信号出力手段、65は引算手
段、39はローパスフィルタ、66は出力端子である。
図7は図6の動作を説明するための周波数に対する出力
レベルの特性を示す特性図である。図7−Aにおける特
性1は第一のフィルタ61の出力特性、特性2は第二の
フィルタ62の出力特性である。図7−Bは引算手段6
5の出力特性である。図7−Bの特性より入力端子60
に入力する信号の周波数変化を電圧変化として出力端子
66より出力することができる。39はローパスフィル
タであり16kHz付近及びその高調波成分を取り除く
ためのフィルタである。図6の周波数−電圧変換手段を
用いれば図1における帯域フィルタ20を省略できる。
すなわち第一のフィルタ61と第二のフィルタ62が不
要な16kHzの高調波成分を取り除く帯域フィルタ2
0を兼ねている。さらに図3及び図4に示す周波数−電
圧変換手段の構成で発生するパルス状の雑音が発生しに
くいため雑音除去手段22を用いなくても誤り発生の少
ないデータ復調を行うことができるという利点がある。
なお第一のフィルタ61及び第二のフィルタ62は抵抗
とコンデンサ及びトランジスタを用いたアクティブフィ
ルタで構成することができる。
相手段18の構成を示す。52はマイクロコンピュータ
の基準クロックより作成したクロック信号が入力する入
力端子、53、54、55はD−フリップフロップであ
り、それぞれ1/2分周器を構成している。56、57
は出力端子であり、端子56から矩形波信号R、端子5
7から矩形波信号Rに直交した矩形波信号R’が出力す
る。図8の回路を用いれば簡単にIC化が可能である。
なお入力端子52に入力する信号として双安定マルチバ
イブレータ等で発振させた信号を用いてもよい。
調について説明したが、周波数変調信号だけでなく振幅
変調信号や位相変調信号の復調も図1の周波数−電圧変
換手段21のかわりに入力する変調信号に対応した復調
手段を用いることにより可能である。
成装置の入力信号としているが、高周波増幅手段2の出
力信号を周波数変換した中間周波数信号を本発明の構成
装置の入力信号としてもかまわない。
よれば、簡単な構成の電子スイッチを用いて第一の信号
発生手段の周波数安定度が悪くても正確な復調を行うこ
とができる。従って周波数安定度の良い高価な水晶発振
器を第一の信号発生手段に用いる必要がなく、また高価
なメカニカルフィルタも必要がなくかつIC化しやすい
ため安価に受信装置を実現できることとなる。加えてア
ンテナに大きなレベルの信号が入力し、受信回路でクリ
ップした場合でも復調することが可能であるためAGC
回路を必要としないという効果がある。
数安定度の悪い場合であっても、正確に周波数変調信号
の復調を行うことができる。
号の復調において、パルス状の雑音を取り除くことがで
きるためS/N特性の改善をはかることができる。
図
ック図
圧変換手段及び雑音除去手段のブロック図 (B)は波形図
段及び雑音除去手段の他のブロック図
段のブロック図 (B)は波形図
段の他のブロック図
と90゜移相手段のブロック図
Claims (12)
- 【請求項1】受信すべき搬送波信号周波数に近い周波数
の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信
号発生手段からの信号と受信信号の差の周波数となる信
号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号
発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信
号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング
手段と、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の
信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波
信号により前記第一のミキシング手段からの信号をスイ
ッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手
段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により
前記第二のミキシング手段からの信号をスイッチする第
二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信
号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または
引算する演算手段と、前記第一のスイッチ手段及び前記
第二のスイッチ手段の前段あるいは後段に設けられ前記
第一及び第二のスイッチ手段の出力信号に含まれる前記
第一のミキシング手段からの信号及び第二のミキシング
手段からの信号の高調波成分を減衰させるフィルタとで
構成された受信装置。 - 【請求項2】受信すべき搬送波信号周波数に近い周波数
の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信
号発生手段からの信号と受信信号の差の周波数となる信
号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号
発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信
号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング
手段と、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の
信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波
信号により前記第一のミキシング手段からの信号をスイ
ッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手
段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により
前記第二のミキシング手段からの信号をスイッチする第
二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信
号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または
引算する演算手段と、前記第一のスイッチ手段及び前記
第二のスイッチ手段の前段あるいは後段に設けられ前記
第一及び第二のスイッチ手段の出力信号に含まれる前記
第一のミキシング手段からの信号及び第二のミキシング
手段からの信号の高調波成分を減衰させるフィルタと、
前記演算手段の出力信号の周波数に応じた電圧を発生す
る周波数−電圧変換手段とで構成され、前記周波数−電
圧変換手段の出力電圧を復調出力とする受信装置。 - 【請求項3】受信すべき搬送波信号周波数に近い周波数
の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信
号発生手段からの信号と受信信号の差の周波数となる信
号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号
発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信
号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング
手段と、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の
信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波
信号により前記第一のミキシング手段からの信号をスイ
ッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手
段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により
前記第二のミキシング手段からの信号をスイッチする第
二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信
号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または
引算する演算手段と、前記第一のスイッチ手段及び前記
第二のスイッチ手段の前段あるいは後段に設けられ前記
第一及び第二のスイッチ手段の出力信号に含まれる前記
第一のミキシング手段からの信号及び第二のミキシング
手段からの信号の高調波成分を減衰させるフィルタと、
前記演算手段の出力信号の周波数に応じた電圧を発生す
る周波数−電圧変換手段と、前記周波数−電圧変換手段
の出力電圧に応じて前記第一の信号発生手段の出力周波
数を前記受信信号の搬送波周波数と等しくなる方向に制
御する周波数補正手段とで構成された受信装置。 - 【請求項4】受信すべき搬送波信号周波数に近い周波数
の信号を出力する第一の信号発生手段と、前記第一の信
号発生手段からの信号と受信信号の差の周波数となる信
号を取り出す第一のミキシング手段と、前記第一の信号
発生手段からの信号を位相シフトした信号と前記受信信
号の差の周波数となる信号を取り出す第二のミキシング
手段と、時間的に連続した矩形波信号を発生する第二の
信号発生手段と、前記第二の信号発生手段からの矩形波
信号により前記第一のミキシング手段からの信号をスイ
ッチする第一のスイッチ手段と、前記第二の信号発生手
段からの矩形波信号を位相シフトした矩形波信号により
前記第二のミキシング手段からの信号をスイッチする第
二のスイッチ手段と、前記第一のスイッチ手段の出力信
号と前記第二のスイッチ手段の出力信号とを加算または
引算する演算手段と、前記第一のスイッチ手段及び前記
第二のスイッチ手段の前段あるいは後段に設けられ前記
第一及び第二のスイッチ手段の出力信号に含まれる前記
第一のミキシング手段からの信号及び第二のミキシング
手段からの信号の高調波成分を減衰させるフィルタと、
前記演算手段の出力信号の周波数に応じた電圧を発生す
る周波数−電圧変換手段と、前記周波数−電圧変換手段
の出力に生じるパルス状の雑音を除去する雑音除去手段
とで構成され、前記雑音除去手段の出力電圧を復調出力
とする受信装置。 - 【請求項5】第一または第二のスイッチ手段は、第一の
入力端子と第二の入力端子と出力端子と制御端子を有し
前記制御端子に入力する信号により出力端子が第一の入
力端子と導通するか第二の入力端子と導通するかが切り
替わる電子スイッチと、前記電子スイッチの第一の入力
端子に入力する信号と反転した信号を前記電子スイッチ
の第二の入力端子に出力する反転手段とで構成された請
求項1または請求項2または請求項3または請求項4記
載の受信装置。 - 【請求項6】周波数−電圧変換手段は、演算手段からの
信号を二値化する二値化手段と、前記二値化手段からの
信号を遅延させる遅延手段と、前記二値化手段からの信
号と前記遅延手段からの信号の排他的論理和を出力する
排他的論理和手段と、前記排他的論理和手段の出力信号
の高周波成分を取り除くローパスフィルタとで構成され
た請求項2または請求項3または請求項4記載の受信装
置。 - 【請求項7】周波数−電圧変換手段は、演算手段からの
信号を二値化する二値化手段と、前記二値化手段からの
信号のエッジを検出するエッジ検出手段と、前記エッジ
検出手段からの信号により起動される単安定マルチバイ
ブレータと、前記単安定マルチバイブレータの出力信号
の高周波成分を取り除くローパスフィルタとで構成され
た請求項2または請求項3または請求項4記載の受信装
置。 - 【請求項8】周波数−電圧変換手段は、時間的に連続し
た矩形波信号周波数より低い周波数に通過信号を最大と
する第一の最大通過周波数を持ち前記第一の最大通過周
波数より高い周波数では周波数に応じて減衰量が増加す
る第一のフィルタと、時間的に連続した矩形波信号周波
数より高い周波数に通過信号を最大とする第二の最大通
過周波数を持ち前記第二の最大通過周波数より低い周波
数では周波数に応じて減衰量が増加する第二のフィルタ
と、前記第一のフィルタを通過する信号エネルギーに応
じた信号レベルを出力する第一の出力手段と、前記第二
のフィルタを通過する信号エネルギーに応じた信号レベ
ルを出力する第二の出力手段と、前記第一の出力手段の
出力信号と前記第二の出力手段の出力信号の差を出力す
る引算手段と、前記引算手段の出力信号の高周波成分を
取り除くローパスフィルタとで構成された請求項2また
は請求項3または請求項4記載の受信装置。 - 【請求項9】雑音除去手段は、周波数−電圧変換手段か
らの出力電圧がある値を越えた時パルスを出力するパル
ス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス信号に
より前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧をサンプ
リングホールドする保持手段とで構成された請求項4記
載の受信装置。 - 【請求項10】雑音除去手段は、周波数−電圧変換手段
に入力する信号の零クロス点の間隔がある値以上の時パ
ルスを発生するパルス出力手段と、前記パルス出力手段
からのパルス信号により前記周波数−電圧変換手段から
の出力電圧をサンプリングホールドする保持手段とで構
成された請求項4記載の受信装置。 - 【請求項11】雑音除去手段は、周波数−電圧変換手段
からの出力電圧がある値を越えた時パルスを出力するパ
ルス出力手段と、前記パルス出力手段からのパルス信号
を前記周波数−電圧変換手段からの出力電圧から引算を
行う引算手段とで構成された請求項4記載の受信装置。 - 【請求項12】雑音除去手段は、周波数−電圧変換手段
に入力する信号の零クロス点の間隔がある値以上の時パ
ルスを発生するパルス出力手段と、前記パルス出力手段
からのパルス信号を前記周波数−電圧変換手段に入力す
る信号の零クロス点の間隔に挿入するパルス挿入手段と
で構成された請求項4記載の受信装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33614693A JP3658769B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 受信装置 |
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---|---|---|---|
JP33614693A JP3658769B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 受信装置 |
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JPH07202747A true JPH07202747A (ja) | 1995-08-04 |
JP3658769B2 JP3658769B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
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Family Applications (1)
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JP33614693A Expired - Fee Related JP3658769B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 受信装置 |
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JP (1) | JP3658769B2 (ja) |
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