JPH07202421A - 多接続スルーホールピン及び多接続スルーホール形成方法 - Google Patents

多接続スルーホールピン及び多接続スルーホール形成方法

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JPH07202421A
JPH07202421A JP5351714A JP35171493A JPH07202421A JP H07202421 A JPH07202421 A JP H07202421A JP 5351714 A JP5351714 A JP 5351714A JP 35171493 A JP35171493 A JP 35171493A JP H07202421 A JPH07202421 A JP H07202421A
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JP
Japan
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hole
connection
circuit board
printed circuit
pin
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JP5351714A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Ichihara
博和 市原
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Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Publication date
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度な表面実装が要求されるプリント基板
において、少数のスルーホールから簡易な方法にて高密
度なスルーホール接続を確実に形成する。 【構成】 プリント基板(20)の表裏両面のスルーホ
ール用孔(30)の周囲に複数組の導電パターン(24
a〜24f,26a〜26f)を形成し、互いに接触し
ないように絶縁体部材(13)で固定された2本以上の
細径のリードピン(12a〜12f)の束を含む多接続
スルーホールピン(10)を前記スルーホール用孔(3
0)に挿入し、前記リードピン(12a〜12f)を介
して、前記プリント基板(20)の表面と裏面における
複数組の前記導電パターン(24a〜24f,26a〜
26f)を電気的に接続することによって多接続スルー
ホールを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多接続スルーホール、
およびこの多接続スルーホールを用いてプリント基板の
単一スルーホール内に複数のスルーホール接続を形成す
ることにより容易かつ低価格で高密度のスルーホールを
形成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化、高密度化に伴い、プ
リント配線基板も片面から両面さらには多層基板が使用
されるようになってきた。特に両面基板では、表裏導通
のための貫通孔(スルーホール)が必要となる。このス
ルーホールには、ジャンパ線法、ハトメ法等があるが、
貫通孔面にめっきにより約30μm程度の銅層を形成す
る銅めっきスルーホール法が最も一般的である。このス
ルーホールには、電気的に両面導通をとるだけのスルー
ホールと、部品取り付け穴を併用したスルーホールとが
ある、近年、表面実装型部品の普及で両面導通のみのス
ルーホールが多くなり、スルーホールの密度を上げるた
めにその穴径を小さくする方向にあり、現在では0.4
mmφのものも使用されている。
【0003】スルーホールめっきは、まず穴内を洗浄
し、無電解銅めっきでメタライズし、電気銅めっきで所
定の厚さまで肉付けし、最後に必要に応じてソルダめっ
きで仕上げる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プリント基板における
表面実装密度を上げるためには、多くの表裏導通を形成
する必要があり、高密度のスルーホールの形成が要求さ
れ、孔径のさらなる縮小化も行われている。しかしなが
ら、このような極小径のスルーホールを形成する場合、
ドリルによる孔開けは高精度な道具及び緻密な作業が要
求されコストが高く、高密度なスルーホールはコストの
増加につながる。さらに、小径のスルーホールを集中さ
せた場合、基板の強度が劣化する欠点があり、ある程度
以上にその数を増加させることが難しかった。特に、紙
エポキシや紙フェノールなどの比較的弱い材質を使用し
た基板には、不適当であった。また、従来は1つのスル
ーホールにて1つの配線しか形成されなかった。このた
め、従来の方法ではスルーホールの密度を大幅に高める
ことは困難であった。
【0005】また、ホールにリード線を通して表裏の接
続を行うジャンパ法においても、1つのホールで1つの
接続しか形成されなかった。このとき、2本以上のジャ
ンパを通そうとする場合、互いに接触し正確な表裏両面
の接続ができなかった。
【0006】また、スルーホールめっきの工程は穴内の
洗浄や厚さ調整が必要なメタライズ等複雑でありコスト
アップにつながるため、より簡易なスルーホール形成方
法が望まれていた。
【0007】本発明の目的は、前述の従来例の方法にお
ける問題点に鑑み、高密度な表面実装が要求されるプリ
ント基板において、少数のスルーホール用孔から簡易な
方法にて高密度なスルーホールを確実に形成できるよう
にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、プリント基板の単一のスルーホー
ル用孔に挿入して複数のスルーホールを形成するための
多接続スルーホールピンが接続される。該スルーホール
ピンは、互いに接触しないように絶縁体部材で固定され
た2本以上の細径のリードピンの束を含み、前記プリン
ト基板のスルーホール用孔に挿入され前記リードピンを
介して前記プリント基板の表面と裏面における複数組の
導電パターンを電気的に接続可能とする。なお、前記絶
縁体部材としては例えば樹脂モールドとされる。
【0009】また、本発明によれば、プリント基板の単
一のスルーホール用孔から複数のスルーホール接孔を形
成するための多接続スルーホール形成方法が接続され、
この方法は、前記プリント基板にスルーホール用孔を形
成するとともに前記プリント基板の表裏両面の前記スル
ーホール用孔の周囲に複数組の導電パターンを形成する
段階と、互いに接触しないように絶縁体部材で固定され
た2本以上の細径のリードピンの束を含む多接続スルー
ホールピンを、前記スルーホール用孔に挿入し、前記リ
ードピンを介して、前記プリント基板の表面と裏面にお
ける複数組の前記導電パターンを電気的に接続する段階
とを含む。
【0010】
【作用】上記構成においては、まずプリント基板にスル
ーホール用孔を形成し、その表裏両面においてスルーホ
ール用孔の周囲に複数組の導電パターンを形成する。つ
ぎに互いに接触しないように絶縁体部材で固定された2
本以上の細径のリードピンを含む多接続スルーホールピ
ンをスルーホール用孔に挿入する。そしてプリント基板
の表面及び裏面のそれぞれにおいて、プリント基板に形
成した導電パターンとリードピンを接続し、リードピン
を介してプリント基板の表面と裏面の導電パターンを例
えばはんだ付けにより電気的に接続する。この各リード
ピンは、プリント基板の表裏のパターンを電気的に接続
しているため、従来のスルーホールと同様の機能を果た
す、従って。プリント基板に形成した1つのスルーホー
ル用孔において、複数のスルーホールを形成することが
可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図1に、本発明の多接続スルーホールピンの
第1の実施例、及びこのスルーホールピンを用いて多接
続スルーホールが形成されるプリント基板の一部を示
す。本図においては、多接続スルーホールピン10及び
プリント基板20は斜視図で示されている。
【0012】多接続スルーホールピン10は、例えば6
本のリードピン12a,12b,12c,12d,12
e,12fが円筒形状に縦方向に配置され、それらが互
いに接触しないように樹脂モールドのような絶縁体部材
13で固定されて構成されている。各リードピンの長さ
は、多接続スルーホールピンをプリント基板20に挿入
した際に、各リードピンを曲げてプリント基板20上の
パターン(24a〜24f,26a〜26f)と接続可
能な長さに調節しておく。このとき片側の各リードピン
を図のように予め曲げておくと、プリント基板挿入時に
抜けにくく、作業の効率を高めることができる。リード
ピン12a〜12fは、導電性の材料で形成され、銅線
などが適している。なお、リードピンは円形である必要
はなく平板型のものでもよい。絶縁体部材は、各リード
ピンを固定できる程度に使用すれば十分であり、内部が
樹脂で充填されていても或いは中空でもよい。ただし、
プリント基板20の厚さよりあまり厚くすると、リード
ピンの曲げ作業が難しくなる場合もある。
【0013】本実施例に示す多接続スルーホールピン1
0は、複数のリードピン用の穴を底面に開けた円筒に、
リードピンを予め円筒形状にさし込み、そこに樹脂を流
し込むことで簡単に形成できる。中空にする場合は、そ
の円筒の中に小さな円筒部材を挿入しておけばよい。
【0014】一方、プリント基板20には、予め多接続
スルーホールピン10を挿入できるためのホールが開け
られており、かつ表裏両面において多接続スルーホール
ピン10のリードピン12a〜12fと接続できる導電
パターン24a〜24f及び26a〜26fが形成され
ている。この導電パターンは、めっき及びエッチングに
よって容易に形成できる。
【0015】多接続スルーホールピン10をプリント基
板20に挿入することによって、1つのホールでプリン
ト基板の表裏の導通配線が6本構成できる。本実施例で
は、リード線は6本であるが、任意の本数が選択可能で
ある。
【0016】次に、多接続スルーホールの形成方法につ
いて、図1及び図2を参照して説明する。図2も、図1
と同様に多接続スルーホール形成方法の第1の実施例を
説明する図であるが、多接続スルーホールピンの挿入後
のプリント基板断面図(ただし図1のA−A線におけ
る)を示す。まず、図1に示すようにプリント基板20
に、多接続スルーホールピン10を挿入する。このと
き、多接続スルーホールピン10のリードピン12a〜
12fと、プリント基板20のホール30の周囲に形成
されている導電パターン24a〜24fが一致するよう
に挿入する。多接続スルーホールピン10のリードピン
12a〜12fの上部が、折り曲げられていると、下方
に抜けることはないのでリードピンと導電パターンが合
わせやすい。挿入後の様子は、図2の断面図によって確
認できる。
【0017】次に、図2に示すようにリードピン12a
〜12fの下方をプリント基板20の裏面の導電パター
ン26a〜26fに合わせるように折り曲げる。
【0018】最後にプリント基板20の表裏両面におい
て、それぞれリードピンと導電パターンをはんだ(40
a〜40f,50a〜50f)等で電気的に接合する。
各リードピンは、プリント基板の表裏のパターンを電気
的に接続しているため、従来のスルーホールと同様の機
能を果たす。
【0019】以上の方法によって、プリント基板20内
の1つのスルーホールにおいて、表面の6つの導電パタ
ーンと裏面の導電パターンとのスルーホールが形成でき
る。本実施例では、6つのリードピンを設けた多接続ス
ルーホールピンについて示したが、さらに多くのリード
ピンを設ければ、さらにスルーホールの密度を高くする
ことが可能となる。特に紙フェノール等の弱い基板材料
を使用する場合でも、小径のスルーホールを数多く開け
ることなく、高密度なスルーホールを形成することが可
能となる。また、各リード線は絶縁体部材で堅実に固定
されているため、プリント基板の表裏間の多くの接続を
僅かな面積を利用して確実に行うことができる。この点
は、単にジャンパ線の数を増やして高密度化を行う考え
とは構造的に大きく異なる。
【0020】なお、上記の実施例では、多接続スルーホ
ールピンのリードピンを、プリント基板20内のホール
30の側面に対して平行に配置した場合について説明し
た。従って、プリント基板20の表裏の対応する導電パ
ターンが導通する。しかし、例えば、表面の右方向から
のパターンと裏面の左方向からのパターンを接続したい
場合も生じる。そのためには、リードピンを絶縁体部材
の内部で交差して配置させればそのような接続も可能と
なる。このようにフレキシブルな接続が可能であるとい
う点においても、単なるジャンパ法に対して有利な効果
を備えている。
【0021】
【発明の効果】以上のように,本発明によれば、複数の
リードピンを有するスルーホールピンを1つのスルーホ
ール内に挿入しプリント基板の表裏の接続を図ることに
より、きわめて容易に高密度なスルーホールの形成が可
能となる。また、リードピンの配線方法によっては、単
なる表裏パターンの接続だけでなく、交差が必要なパタ
ーンの接続等も容易に行える。
【0022】さらに、基板が細径のスルーホールの形成
に耐えられないような、弱い基板においても、確実でか
つ高密度のスルーホールを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による多接続スルーホー
ルピン、及びこの多接続スルーホールピンを使用して多
接続スルーホールが形成されるプリント基板を示す斜視
図である。
【図2】本発明にしたがって多接続スルーホールを形成
する場合における、多接続スルーホールピンをプリント
基板に挿入した状態を示す図1のA−A線における断面
図である。
【符号の説明】
10 多接続スルーホールピン 12a,12b,12c,12d,12e,12f リ
ードピン 13 絶縁体部材 20 プリント基板 24a,24b,24c,24d,24e,24f 導
電パターン 26a,26b,26c,26d,26e,26f 導
電パターン 30 ホール 40a,40b,40c,40d,40e,40f は
んだ 50a,50b,50c,50d,50e,50f は
んだ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板の単一のスルーホール用孔
    に挿入して複数のスルーホールを形成するための多接続
    スルーホールピンであって、 互いに接触しないように絶縁体部材で固定された2本以
    上の細径のリードピンの束を含み、前記プリント基板の
    スルーホール用孔に挿入され前記リードピンを介して前
    記プリント基板の表面と裏面における複数組の導電パタ
    ーンを電気的に接続可能としたことを特徴とする多接続
    スルーホールピン。
  2. 【請求項2】 プリント基板の単一のスルーホール用孔
    から複数のスルーホール接続を形成するための多接続ス
    ルーホール形成方法であって、 前記プリント基板にスルーホール用孔を形成するととも
    に前記プリント基板の表裏両面の前記スルーホール用孔
    の周囲に複数組の導電パターンを形成する段階と、 互いに接触しないように絶縁体部材で固定された2本以
    上の細径のリードピンの束を含む多接続スルーホールピ
    ンを、前記スルーホール用孔に挿入し、前記リードピン
    を介して、前記プリント基板の表面と裏面における複数
    組の前記導電パターンを電気的に接続する段階と、 を含む多接続スルーホール形成方法。
JP5351714A 1993-12-29 1993-12-29 多接続スルーホールピン及び多接続スルーホール形成方法 Pending JPH07202421A (ja)

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