JPH07202021A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH07202021A
JPH07202021A JP5351049A JP35104993A JPH07202021A JP H07202021 A JPH07202021 A JP H07202021A JP 5351049 A JP5351049 A JP 5351049A JP 35104993 A JP35104993 A JP 35104993A JP H07202021 A JPH07202021 A JP H07202021A
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folded
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bit lines
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォールデッドBL方式よりメモリセル面積
を縮小することができ、オープンBL方式よりもセンス
アンプの設計ルールを緩和することができ、かつビット
線間のノイズを低減し得るDRAMを提供すること。 【構成】 WLとBLとの交点の2/3にセルを配置し
たセルアレイを複数個配設してなり、アレイ内のBLの
2/3は複数のBL対を形成しアレイ端でSAに接続さ
れてフォールデッドBL構成をなし、アレイ内のBLの
残り1/3は、フォールデッドBL構成をなすビット線
対のうちの参照BLを共用してビット線対を形成し、S
A動作前まではフォールデッドBL構成をなし、SA動
作後のリストア動作時には、アレイとSAを介して隣接
する他のアレイ内のBLの1/3とビット線対を形成
し、オープンBL構成をなすDRAMにおいて、アレイ
内のBLは3本で組をなし、アレイを3分割した位置で
2本を交差させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイナミック型半導体
記憶装置(DRAM)に係わり、特にセンスアンプ方式
の改良をはかったDRAMに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、1トランジスタ/1キャパシタの
メモリセル構造を持つDRAMは、メモリセル構造の改
良と微細加工技術の進歩により著しく高集積化が進んで
おり、ビット線やワード線等の配線、トランジスタの設
計ルールも縮小している。このDRAMにおけるセンス
アンプ方式としては、16Kビットまではオープン・ビ
ットライン方式(Open Bit Line :以後オープンBL方
式と記す)が用いられ、16Kビット〜現在の64Mビ
ットまでの世代ではフォールデッド・ビットライン方式
(Folded Bit Line :以後フォールデッドBL方式と記
す)が用いられているのが現状である。
【0003】従来のオープンBL方式とフォールデッド
BL方式の構成を、図9,10に示す。図9はフォール
デッドBL方式、図10はオープンBL方式であり、S
Aはセンスアンプ、WLはワード線、BLはビット線、
MCはメモリセルを示している。
【0004】オープンBL方式は、ビット線とワード線
の交点の全てにメモリセルを配置できるため、メモリセ
ル部の面積を縮小できる利点があるが、ビット線が2つ
のセルアレイ間に渡るため、センスアンプをビット線幅
に1個配置する必要があり、センスアンプ部のレイアウ
トが非常に困難である。図10に示すように、セルアレ
イ間で交互にセンスアンプを配置しても(リラックス・
オープンBL方式)、ビット数2本に1個のセンスアン
プが必要となり、センスアンプ部の設計ルールが厳しく
なる問題点があった。
【0005】これに対して64KビットDRAM時代か
ら現在まで主流のフォールデッドBL方式は、ワード線
とビット線の交点のうちの半分にしかメモリセルがな
く、1つのセルアレイ内でビット線対を構成するため、
図9に示すようにセルアレイの両端に交互にセンスアン
プを配置することにより(ダブル・フォールデッドBL
方式)、ビット線4本に1個のセンスアンプがあればよ
い。このため、センスアンプピッチを大幅に改善でき、
設計ルールのきついセンスアンプ部を容易にレイアウト
することができ、広くDRAMに用いられてきた。
【0006】しかしながら、フォールデッドBL方式で
は、ワード線とビット線の交点の半分にしかメモリセル
を配置できず、メモリセル部の面積が大きくなってチッ
プサイズが拡大する問題がある。特に、64Mビット,
256Mビット以上のDRAMにおいて、DRAMの製
造での困難さから容易に設計ルールを縮小することが不
可能となってきており、現在のフォールデッドBL方式
では、オープンBL方式に比べてメモリセル部の縮小が
困難であることが大きな問題となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のDR
AMにおいては、オープンBL方式はメモリセル面積は
小さいがセンスアンプの設計ルールが非常に厳しく、セ
ンスアンプの配置が困難である問題点があり、一方フォ
ールデッドBL方式はセンスアンプの設計ルールは大幅
に緩和できるが、メモリセル面積が大きくチップサイズ
が大きくなる問題点があった。
【0008】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、フォールデッドBL方
式に比べメモリセル面積を縮小することができ、かつオ
ープンBL方式に比べセンスアンプの設計ルールを緩和
することができ、メモリセル面積の縮小,センスアンプ
の設計ルールの緩和という2つの要望を同時に達成する
ことができ、さらにビット線間のノイズを低減し得る半
導体記憶装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、オープ
ンBL方式とフォールデッドBL方式を最適に組み合わ
せることによって、それぞれの特徴を生かしたDRAM
を構成すると共に、ビット線間ノイズを低減するため
に、ビット線のツイスト構造を採用することにある。
【0010】即ち本発明は、複数本のワード線と複数本
のビット線との交点の2/3にメモリセルを配置したセ
ルアレイを複数個配設してなり、セルアレイ内の複数本
のビット線の2/3は、複数のビット線対を形成してセ
ルアレイ端でセンスアンプ部に接続され、フォールデッ
ド・ビット線構成をなし、セルアレイ内の複数本のビッ
ト線の残りの1/3は、フォールデッド・ビット線構成
をなすビット線対のうちのリファレンス側のビット線を
共用してビット線対を形成し、センスアンプ動作前まで
はフォールデッド・ビット線構成をなし、センスアンプ
動作後のメモリセルにデータを再書込みするリストア動
作時には、セルアレイとセンスアンプを介して隣接する
他のセルアレイ内の複数のビット線の1/3とビット線
対を形成し、オープン・ビット線構成をなすようにした
ダイナミック型の半導体記憶装置において、セルアレイ
内のビット線は、3本で組をなし、セルアレイを3の倍
数で分割した位置で、3本の組のうちの2本を交差させ
てなることを特徴とする。
【0011】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) セルアレイ内のビット線は、1/3に分割された各
位置で3本のうち2本が交差され、各々のビット線はそ
れぞれ2回交差されること。 (2) セルアレイ内のビット線は、1/6に分割された各
位置で3本のうち2本が交差され、各々のビット線はそ
れぞれ4回交差されること。
【0012】
【作用】本発明によれば、ビット線とワード線の交点の
数とメモリセルの数が等しいオープンBL方式と、交点
の数の半分のメモリセル数のフォールデッドBL方式の
組み合わせにより、メモリセルの数はオープンBL方式
よりは少ないものの、フォールデッドBL方式よりも多
くできるので、従来のフォールデッドBL方式よりセル
面積が大幅に縮小できる。さらに、センスアンプ部のビ
ット線間方向のピッチに関しては、最大でビット線2本
に1個しか配置できないオープンBL方式よりもピッチ
が緩和でき、最大でビット線4本に1個しか配置しなく
てもよいフォールデッドBL方式より厳しいが、オープ
ンBL方式と比べると大幅にセンスアンプ部の設計ルー
ルは緩和できる。
【0013】また、ビット線2本に1個のセンスアンプ
を配置するオープンBL方式(リラックス・オープンB
L方式)は、元来のビット線1本に1個のセンスアンプ
を配置する非常にセンスアンプピッチの厳しいオープン
BL方式に比べ、セルアレイの数が増大する欠点があっ
たが、本方式はセルアレイ数の増加もなしにリラックス
・オープンBL方式より大きいセンスアンプピッチとな
る。このように本発明では、従来のオープンBL方式と
フォールデッドBL方式の各々の最大の欠点を克服し、
かつ各々の最大の長所を生かすことが可能となる。
【0014】また本発明によれば、ビット線3本で2つ
のBL対をなす、即ちビット線3本で2つのセンスアン
プにつながるセルアレイにおいて、セルアレイと3分割
した位置で3本のうちの2本を交差させることで、3本
の組内で考えると、3本内のどの2本が組をなしてフォ
ールデッドBLになっても、残り1本から同じBL−B
L容量結合を持つため、残り1本からのBL−BL間ノ
イズはキャンセルされる。
【0015】つまり、選択したワード線の位置により参
照ビット線の位置が3本内のどこに来ても、ビット線3
本内の2つのBL対は残り1本より同じノイズが乗り、
従来のフォールデッドBL方式よりノイズが低減でき
る。さらに、6分割した場合は3本の組と隣接する両側
の2つの3本の組内のBLからのノイズでも、3本の組
内のBL対は同じ容量結合を受けるBLを作ることがで
き、ノイズは従来のフォールデッドBLより半減でき
る。
【0016】
【実施例】実施例を説明する前に、本発明の基本となる
構成について説明する。
【0017】フォールデッドBL方式に比べメモリセル
面積を縮小することができ、かつオープンBL方式に比
べセンスアンプの設計ルールを緩和することができ、メ
モリセル面積の縮小、センスアンプ設計ルールの緩和と
いう2つの要望を同時に達成するために本発明者らは、
以下に示す新たな構成の半導体記憶装置を既に提案して
いる(特願平5−229215号)。
【0018】これは、複数本のワード線と複数本のビッ
ト線との交点位置に選択的にメモリセルを配置したセル
アレイを複数個配設してなるダイナミック型の半導体記
憶装置において、第1のセルアレイの複数のビット線の
一部は、複数のビット線対を形成して第1のセルアレイ
端でセンスアンプ部と接続され、フォールデッド・ビッ
トライン構成をなし、第1のセルアレイの複数のビット
線の残りは、フォールデッド・ビットライン構成をなす
ビット線対のうちのリファレンス側のビット線と共用し
てビット線対を形成し、センスアンプ動作前までフォー
ルデッド・ビットライン構成をなし、センスアンプ動作
後のメモリセルにデータを再書込みするリストア動作時
には、第1のセルアレイにセンスアンプ部を介して隣接
する第2のセルアレイの複数のビット線の一部と2本で
組を形成してオープン・ビットライン構成をなすことを
特徴とするものである。
【0019】この構成により、メモリセルの数はオープ
ンBL方式よりは少ないものの、フォールデッドBL方
式よりも多くできるので、従来のフォールデッドBL方
式よりセル面積が大幅に縮小できる。さらに、センスア
ンプ部のビット線間方向のピッチに関しては、最大でビ
ット線2本に1個しか配置できないオープンBL方式よ
りもピッチが緩和でき、最大でビット線4本に1個しか
配置しなくてもよいフォールデッドBL方式より厳しい
が、オープンBL方式と比べると大幅にセンスアンプ部
の設計ルールは緩和できる。
【0020】上記提案における回路構成及び駆動信号を
図5、図6に示す(特願平5−229215号の図8、
図9と同じ)。この提案では、読出し時はフォールデッ
ドBL方式となるので、読出し時にはオープンBL特有
のワード線を介したノイズは起こらず、フォールデッド
BLの長所である非選択WLを介したノイズをキャンセ
ルできる方式と同じになりノイズの低減がはかれる。
【0021】しかしながら、次のような問題点がある。
DRAM高密度化により、ビット線間(BL−BL間)
の容量の増大に伴うビット線間ノイズがクローズアップ
されてきた(例えば、H.Hidaka "Twisted Bitline,Arch
itecture for Multi-MegabitDRAM's" IEEE Journal of
Solid-State Circuits vol.24,No.1 pp.21-27,1989Fe
b.)。
【0022】図5の構成におけるBL−BL間ノイズ例
を考えてみる。図7に、図5の読出し時のフォールデッ
ドBL構成時の簡易化した図を示す。
【0023】センスアンプSA0 に注目するとBL対
(BL1 ,BL2 )において、BL1はBL0 よりBL
−BL間容量をCBB、読出し信号をVs とすると+CBB
s のノイズを受け、BL2 はBL1 とBL9 から−2
BBs のノイズを受け最大3CBBs のノイズを受け
る。これに対して、従来のフォールデッドBL方式、リ
ラックスドオープンBL方式のBL−BL間ノイズは、
図9,図10より最大2CBBs となる。
【0024】図5の構成は、読出しがフォールデッドB
L方式となるのでオープンBL方式固有のワード線,プ
レート,基板等を介したノイズは低減されるが、逆にB
L−BL間ノイズは従来比1.5倍にもなってしまう。
さらに悪いことには、選択したワード線WLの位置によ
り、参照ビット線の位置が動いてしまうので、図8に示
すようなビット線を2n (nは自然数)で分割し、ビッ
ト線BLをツイストすることによりノイズを低減する方
法が適用できない。また、ビット線3本で組をなしてい
る点でも、従来のツイスト法が適用できない問題点があ
った。
【0025】本発明は、新たなビット線ツイスト方式を
考えてこの問題をも解決したものである。以下、本発明
の実施例を図面を参照して説明する。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例に係わるD
RAMの回路構成を示す図であり、2つのアレイ(A,
B)の例を示している。なお、本実施例の動作波形は図
6と同様であるので省略する。
【0026】図1において、WA0〜WA2,WB0〜WB2
ワード線、SAはセンスアンプ、φA1,φA0.2,φAE
φBE,φB1.2,φB0,φC0,φC1.2,φCE,φDE,φ
D0.2,φD1,φY1,φY0.2,φYE,φX1,φX0.2,φXE
はクロック、BLA ,/BLA,BLB ,/BLB ,B
0 〜BL17,BLA ,BLA ,BLB ,BLB はビッ
ト線である。
【0027】アレイBの右端、アレイAの左端はフォー
ルデッドBL方式のセンスアンプ(SA)で、アレイB
の右端のSAはさらに右のセルアレイとSAを共有して
いるシェアドSA方式であり、アレイAの左端のSAは
さらに左のセルアレイとSAを共有しているシェアドS
A方式である。
【0028】アレイA,B間のセンスアンプは、アレイ
Bのワード線が選択された場合は、3本1組のビット線
のうちメモリセルがある1本のビット線と、残りフォー
ルデッドBLを組むビット線対のうちリファレンス側の
ビット線を同時に参照ビット線として対を組み、フォー
ルデッドBLとしてSA動作する。メモリセルにデータ
を再書込みする場合、参照ビット線を切り離し、アレイ
Aの3本のビット線対のうちの1本と逆にペアを組みオ
ープンBL方式として動作する。この動作により、読出
し時にはオープンBL特有のワード線を介したノイズは
起こらず、フォールデッドBLの長所である非選択ワー
ド線を介したノイズをキャンセルできる方式と同じにな
りノイズの低減がはかれる。
【0029】さらに、オープンBL方式でリストアする
ために、通常のリストア,ビット線のイコライズが可能
となる。同様に、アレイAのワード線が選択されても、
読出し時はアレイAのビット線をリファレンスとして、
書き込み時はアレイBのビット線とアレイAのビット線
が対となり、オープンBL方式と同様にリストアでき
る。
【0030】セルアレイは、ワード線とビット線の交点
の数の2/3にメモリセルを配置したもので、従来の交
点の数とメモリセルの数の等しいオープンBL方式より
はメモリセル数が少ないが、交点の数の半分のメモリセ
ルの数のフォールデッドBL方式よりメモリセルの数が
多いため、フォールデッドBL方式に比べ大幅にメモリ
セルの面積を縮小できる。また、本実施例におけるセン
スアンプのピッチは、ビット線(BL)の3本に1個の
センスアンプ(SA)を配置すればよく、オープンBL
方式に比べ、大幅にSAの設計ルールを緩和できる。
【0031】このようなセルアレイ構成において、本実
施例では図1に示すように1つのアレイを6分割し、そ
の分割点で、3本1組のビット線内の2本を図のように
交差させている。
【0032】図1はアレイA,Bの右端も含めて、6回
交差させているがこの右端の1回は交差部での抵抗,容
量のアンバランスを減らすためで、本質的には6分割し
た間の5回の交差でよい。こうした場合、交差なしで1
つのアレイ内の1本のビット線が隣接するビット線から
受けるBL−BL間容量をCBBとすると、本実施例のB
L−BL間容量結合は、BL3 ,BL4 ,BL5 の3本
1組のビット線が受けるものを見ると、図2のようにな
る。
【0033】まず、BL3,4,5 組内で考えると、3本内
のどの2本が組をなしフォールデッドBLになっても、
残り1本から同じBL−BL容量=(2/3)CBBの結
合を持つため、残り1本からのBL−BL間ノイズはキ
ャンセルされる。BL3,4,5は対称なため、即ち選択し
たワード線の位置により参照ビット線の位置が3本内の
どこに来てもビット線3本内の2つりBL対は残り1本
より同じノイズが乗りノイズが低減できる。
【0034】例えば、ワード線WLA2が選択され、読出
し時に図2中に丸が付けてあるBL1,7,4 が参照ビット
線で、BL3 ,BL4 が第1のBL対、BL5 ,BL4
が第2のBL対となる時、第1のBL対はBL5 から同
じ容量(2/3)CBBのカップリングを受け、第2のB
L対はBL3 より同じ容量(2/3)CBBのカップリン
グを受ける。各対の電位差はこのノイズにより減少しな
いので、このノイズをキャンセルできる。さらに、この
組の両側の2つの3本の組からのノイズも考えると、例
えばBL4 ,BL5 のBL対は、BL0 ,BL6 から各
々、同じ容量の(1/6)CBBだけカップリングを受け
るので、これもキャンセルされる。
【0035】BL4 が参照の時は、BL1 ,BL7 も参
照であるのでBL1 ,BL7 からのノイズはなく、結果
として残るノイズはBL5 −BL4 間が(2/3)CBB
であり、BL4 −BL8 ,BL4 −BL2 間が各々(1
/6)CBBであるので、容量カップリングによりノイズ
となる合計容量は(2/3+1/6+1/6)CBB=C
BBとなる。従って、従来のフォールデッドBL,オープ
ンBLのBL−BL間ノイズの半分に低減できる。
【0036】図2を見ても分かるように、BL3 ,BL
4 ,BL5 に対して対称なため、選択したWLの位置に
拘らずノイズは半減される。BLを交差する以外は、動
作方式は、前記図6と同じである。図6(a)(b)
(c)は、各々、アレイB内の3種類のワード線WA0
A1,WA2が選択された時のタイミングチャートを示し
ている。
【0037】例えば、ワード線WA0が選択されたケース
を考える。このとき、3本で1組のビット線において、
BL3 ,BL4 にはデータが読出され、BL5 は参照ビ
ット線となる。このとき、φA1,φB1.2は“L”で
φAE,φA0.2,φBE,φB0は“H”であるため、BL4
とBL5 の電位が(アレイB)の右側のSAと接続され
たフォールデッドBLのSAを構成する。このとき、B
4 はセルデータ、BL5はリファレンスデータとな
る。同時に、BL3 とBL5 のデータが(アレイB)の
左側のSAと接続され、フォールデッドBLのSAを構
成し、BL3 はセルデータ、BL5 は右のSAと共用し
たリファレンスデータとなる。
【0038】セルデータ十分読出された後、φAE,φ
A0.2,φBE,φB0は“L”レベルとなり左右のSAは活
性化され、BLA ,/BLA ,BLB ,/BLB の電位
差が増幅される。ある程度増幅した後に読出したデータ
をメモリセルにリストア(再書込み)するために、右の
フォールデッドBL方式のSAのデータは、φAE,φA0
.2が再度“H”レベルとなり、BL4 とBL5 が再びビ
ット線対を構成し、WA0とBL4 の交点のメモリセルに
データが再書込みされる。その後、WA0が下がり、BL
4 ,BL5 を接続することによりビット線はイコライズ
される。
【0039】次に、左のフォールデッドBLを構成した
SAのデータは、BL5 が右のSAで利用されていて右
のSAと同様なことはできないので、左のSAのアレイ
B側のφBEとアレイA側のφCEが“H”レベルとなり、
左右のアレイのビット線BL3 ,BL14で対をなすオー
プンBLのSAを構成し、SAのBLB のデータをBL
3 に通し、/BLB のデータをBL14に通し、WA0とB
3 の交点のメモリセルにデータを再書込みする。その
後、WA0が下がり、BL3 とBL14を接続してビット線
をイコライズする。
【0040】このように読出し時は、参照ビット線を共
用するフォールデットBLとフォールデッドBL構成を
取り、読出し時のノイズをフォールデッドBLレベルに
し、リストア時はフォールデッドBLとオープンBL構
成をとり、再書込みとイコライズを実現する。図6
(b)(c)は他のワード線であるWA1,WA2を選択し
た場合だが、メモリセルの位置がWA0と異なるため、そ
れに応じてフォールデッドとオープンとなるBLの位置
が、BL3 ,BL4 ,BL5 ,BL12,BL13,BL14
の間で変わるだけで、他の動作は同じとなる。(実施例
2)図3は、本発明の第2の実施例に係わるDRAMの
回路構成を示す図であり、2つのアレイ(A,B)の例
を示している。この実施例が第1の実施例と異なる点
は、セルアレイを3分割して3本の組内の2本を交差し
ている点である。3分割した間の2箇所の交差は必ず必
要であり、右端の交差は抵抗,容量のアンバランスを減
らすためで必ずしも必要ない。各アレイの右端ツイスト
は、図1と同じで抵抗,空気アンバランスを減らすため
にある。
【0041】図4に、この実施例の場合のBL3,4,5
組から見た容量結果を示す。本実施例で最大ノイズを受
ける場合、例えばBL4 ,BL7 (図中に丸印で示す)
が参照ビット線で、BL5 ,BL4 のBL対を見てみる
と、BL4,5 はBL3 から同じ容量結合の(2/3)C
BBを受けるのでこのノイズはキャンセルされる。
【0042】BL7 −BL5 間は、BL7 が参照BLで
あるので受けず、ノイズはBL5 −BL4 間の(2/
3)CBB、BL5 −BL6 間の(1/3)CBB、BL4
−BL2 間,BL4 −BL0 間の(1/3)CBBの合計
(5/3)CBBだけの容量カップリングによるものだけ
である。従って、従来のフォールデッドBL,オープン
BLの2CBBよりノイスが低減できる。また、動作は第
1の実施例と同じであるので省略する。
【0043】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、オ
ープンBL方式とフォールデッドBL方式を最適に組み
合わせることにより、フォールデッドBL方式に比べメ
モリセル面積を縮小することができ、かつオープンBL
方式に比べセンスアンプの設計ルールを緩和することが
でき、メモリセルの面積の縮小,センスアンプ設計ルー
ルの緩和という2つの要望を同時に達成することができ
る。さらに、ビット線のツイストを利用することによ
り、ビット線間のノイズを低減し得る半導体記憶装置を
実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるDRAMの回路
構成を示す図。
【図2】図1の構成におけるBL間容量を示す模式図。
【図3】本発明の第2の実施例に係わるDRAMの回路
構成を示す図。
【図4】図3の構成におけるBL間容量を示す模式図。
【図5】本発明者らが既に提案したDRAMの回路構成
を示す図。
【図6】図5の装置における動作を説明するための信号
波形図。
【図7】図5の構成におけるフォールデッドBL構成時
を簡易化して示す図。
【図8】従来の2n でセルアレイを分割しBLを交差す
る方式を示す図。
【図9】従来のフォールデッドBL方式を示す図。
【図10】従来のオープンBL方式を示す図。
【符号の説明】
SA…センスアンプ WL…ワード線 φ…クロック、 BL…ビット線 CBB…BL−BL間容量。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本のワード線と複数本のビット線との
    交点に選択的にメモリセルを配置したセルアレイを複数
    個配設してなるダイナミック型の半導体記憶装置におい
    て、 前記セルアレイ内の複数本のビット線の2/3は、複数
    のビット線対を形成してセルアレイ端でセンスアンプ部
    に接続され、フォールデッド・ビット線構成をなし、 前記セルアレイ内の複数本のビット線の残りの1/3
    は、前記フォールデッド・ビット線構成をなすビット線
    対のうちのリファレンス側のビット線を共用してビット
    線対を形成し、センスアンプ動作前まではフォールデッ
    ド・ビット線構成をなし、センスアンプ動作後のメモリ
    セルにデータを再書込みするリストア動作時には、前記
    セルアレイとセンスアンプを介して隣接する他のセルア
    レイ内の複数のビット線の1/3とビット線対を形成
    し、オープン・ビット線構成をなし、 前記セルアレイ内のビット線は、3本で組をなし、セル
    アレイを3の倍数で分割した位置で、3本の組のうちの
    2本を交差させてなることを特徴とする半導体記憶装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100673110B1 (ko) * 1999-12-30 2007-01-22 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의 비트라인 센싱방법
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JP2009533787A (ja) * 2006-03-30 2009-09-17 エヌエックスピー ビー ヴィ メモリマトリクスを備えた電子回路、及びビットラインノイズを補償する読出し方法

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