JPH0720146Y2 - 自動車用リフトの受金装置 - Google Patents

自動車用リフトの受金装置

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JPH0720146Y2
JPH0720146Y2 JP1988165226U JP16522688U JPH0720146Y2 JP H0720146 Y2 JPH0720146 Y2 JP H0720146Y2 JP 1988165226 U JP1988165226 U JP 1988165226U JP 16522688 U JP16522688 U JP 16522688U JP H0720146 Y2 JPH0720146 Y2 JP H0720146Y2
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JP
Japan
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money
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lift
vehicle body
cylinder
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Application number
JP1988165226U
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JPH0286999U (ja
Inventor
薫 志田
日出男 佐野
Original Assignee
株式会社バンザイ
ヤスヰ産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本考案は、自動車用リフトの支承アームの先端部に設け
られ、車体を持ち上げるときに使用する受金装置に関す
る。
(2)従来の技術 従来の受金装置には第3図乃至第5図に示すようなもの
が知られている。
即ち第3図に示すものは受金(a)とリフトの支承アー
ム(b)との間に調節弁(c)を挿入して高さを調節し
た固定式のものであり、第4図に示すものは受金(a)
に連設したボルト(d)をリフトの支承アーム(b)に
螺入して、該ボルト(d)を回動して高さを調節した後
ナット(e)で固定したり、ナット(e)を支承アーム
(b)に固定しボルト(d)を回動して上下動させた調
整式のものである。
又第5図に示すものはリフトの支承アーム(b)に上下
可能に嵌装され下端に上昇ストップ部(f)と上端に降
下ストップ部(g)とを有し、受金(a)を支持する摺
動子(h)と、この摺動子(h)とアーム(b)との間
に装着されて上昇ストップ部(f)がアーム(b)と係
合するように摺動子(h)を上向きに押すばね(i)と
を備えて受金をセットする際には受金を手で下方に押し
下げ、車体に当接させるものである(実開昭52−146459
号)。
尚、(j)は自動車の車体を示す。
(3)考案が解決しようとする問題点 一般に自動車をリフトで上昇させる場合は、リフトの支
承アームを旋回し所要の長さにスライドさせてアームを
引出し、車体の支持点に受金位置を合せ、第3図及び第
4図に示すように受金(a)の高さを車体(j)の支持
点に合せて(4個所)高さを調整し、リフトを少し上昇
させて受金が支持点から外れていないかを確認した後、
希望の高さまで上昇させていた。従って従来の受金装置
では受金を所定の位置にセットし、且つ高さを調整し上
昇させるまでに非常に時間がかかり能率が悪く、且つ危
険性を有していた。又第5図の場合は車体の支持点にセ
ットすることは容易であるが、車体の前後左右の支持点
の高さが異るような場合に車体が傾斜する等の欠点を有
していた。
本考案は、上記従来の受金装置の欠点を解消し、受金を
迅速且つ確実に車体の所定支持位置にセットを可能とし
て自動車の整備の作業能率を向上すると共に、車体の形
状、重量のアンバランス等によっても傾斜することなく
安全性を確保した受金装置を提供することを目的とす
る。
(4)問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本考案はリフトの支承アー
ム先端に筒体を設け、該筒体内を上下動自在に嵌挿する
中間筒体を設けると共に、受金の下面に突設した支柱を
該中間筒体内に上下動自在に嵌挿し、該中間筒体の外側
面及び該支柱の周面に上面が水平な鋸歯状の凹部を形成
すると共に、スプリングの弾性により前記中間筒体及び
支柱の凹部に先端がそれぞれ係止する2個の係止爪を前
記筒体に内方に進退自在に設けたことを特徴とする。
(5)作用 自動車等の車体の支承位置の真下に受金が位置するよう
に各支承アームを旋回して伸長した後、受金を持ち上げ
るとこれに伴い支柱の鋸歯状の凸部により係止爪がスプ
リングの弾性に抗して後退しながら該支柱が上動し、前
記受金が前記支承位置に当接したところで前記係止爪が
前記スプリングの弾性により進出してその先端が前記鋸
歯状の凹部に係止し受金が所定位置に係止しリフトによ
る車体の上昇が可能になる。
又、車体の支承位置と前記受金との高さの差が大である
場合は、該支柱が行程限度迄突出した後、前記中間筒体
が他の係止爪を前記スプリングの弾性に抗して後退させ
ながら上動を開始する。この様に該受金は2段階の上昇
が可能なので、車体の支承位置と該受金との高さの差が
大である場合にも容易に対応できる。
次に、車体を降下させる場合は、リフトを降下させた後
スプリングの弾性に抗して各係止爪を後退させると該各
係止爪の先端が前記各凹部から外されて受金が降下する
ので容易にアームを収納することができる。
(6)実施例 以下、本考案の1実施例を第1図及び第2図に従って説
明する。
(1)は受金を示し、該受金(1)は割り溝(1a)を有
する平板状をなし、その下面の中央部には断面が円形の
支柱(1c)を突設し、該支柱(1c)の中間部の周面に上
面が水平で下面が傾斜した鋸歯状の凹部(1b)を形成す
ると共に前記支柱(1c)の下端には前記鋸歯状の凸部
(1e)の外径より少許大径の円形板体(1d)が螺止され
ている。
(2)は中間筒体を示し、該中間筒体(2)は略4角形
状をなし、その一方の側面の上部には突部(2a)と該突
部(2a)の直ぐ下方に4角形の透孔(2b)が形成され、
該突部(2a)の先端部に平行な突片(2c)、(2c)が垂
下形成されている。
又前記側面と反対の側面には上面が水平で下面が傾斜し
た鋸歯状の凹部(2d)が多数形成され、中心部の上方部
は前記支柱(1c)が摺動する透孔(2e)と該透孔(2e)
と連接した段部(2f)を有しその下方部は少許大径の透
孔(2g)が削孔されており、前記支柱(1c)の円形板体
(1d)により受金(1)の上動を抑止するストッパーを
形成している。又前記中間筒体(2)の他方の一側面下
端にストッパーー(2h)が溶接されている。
(3)は支承アーム(5)の先端に溶接した筒体を示
し、該筒体(3)は4角形の角筒からなり、前記中間筒
体(2)の鋸歯状の凹部(2d)に面する側の側面の上部
には前記突部(2a)と同様の突部(3a)と該突部(3a)
の直ぐ下方に4角形の透孔(3b)が形成され、該突部
(3a)の先端部に平行な突片(3c)、(3c)が垂下形成
されている。又前記筒体(3)の他の側面の上部には前
記中間筒体(2)のストッパー(2h)と係合する止めネ
ジ(4)と当板(4a)とが螺止されている。
(6)及び(7)は係止爪を示し、これら係止爪(6)
(7)は4角形の柱状をなし、前記透孔(2b),(3b)
に対しそれぞれ、摺動しその先端部(6a)(7a)の断面
は鋭角をなし、前記鋸歯状の凹部(1b)、(2d)と係合
する。尚、一方の係止爪(6)の先端部(6a)は湾曲状
の凹形をなし、又他方の係止爪(7)の先端部(7a)は
直線状に形成されている。又前記係止爪(6)、(7)
の後端部は凹状に形成され、軸(6b)、(7b)が圧入固
着されている。
(8)(9)はレバーを示し、これらレバー(8)
(9)の上方端部はU字状に形成され前記軸(6b)、
(7b)と遊嵌すると共に、これらレバー(8)(9)の
中央部は軸(8a)(9a)により回動自在に突片(2c)、
(2c)、(3c)、(3c)に軸支されており、スプリング
(10)、(11)の弾発によりそれぞれ係止爪(6)、
(7)が内方に進出するようになっている。
以上の構成からなる受金装置の作動を次に説明する。
車体の支承点に対してアーム(5)を伸長して受金
(1)が該車体の支承点に当接するまで該受金(1)を
上方に引き上げる。この場合支柱(1c)は円形であるの
で受金(1)は自由に回動できてその割り溝(1a)が前
記支承点の突出部に嵌合可能となり、又支柱(1c)の鋸
歯状の凸部(1e)が係止爪(6)をスプリング(10)の
弾性に抗して矢印(A)方向に押圧して適宜の位置で固
定できる。又車体との距離が大である場合は支柱(1c)
のストッパー(1d)が中間筒体(2)の段部(2f)に当
り該中間筒体(2)が上動するので十分対応することが
できる。
かくて4個所の受金(1)…(1)を車体に当接した後
アーム(5)…(5)をリフトアップすることが可能と
なる。
又受金(1)を車体から外す場合はリフトを降下させ車
輪を接地させた後レバー(8)、(9)を内方にスプリ
ング(10)(11)の弾性に抗して押圧すれば係止爪(6
a)、(7a)が後退して鋸歯状凹部(1b)(2d)から外
れ受金(1)は自重により降下する。
(7)考案の効果 上記のように本考案によると、支承アームの先端に、ス
プリングの弾性により内方に進出する2個の係止爪を具
備した筒体を設け、該筒体内を上下動自在に嵌挿する中
間筒体を設けると共に、受金の下面に突設した支柱を該
中間筒体内に上下動自在に嵌挿し、該中間筒体の外側面
及び該支柱の周面に上面が水平な鋸歯状の凹部を形成
し、前記係止爪の先端がそれぞれ該中間筒体及び支柱の
凹部に係止可能にしたので、受金は2段階の上昇が可能
となり、かくて該受金を充分に高い高さまで引き上げる
ことができて車体の底面の周辺部にスカート部を有する
該車体に対しても受金を該車体の支承位置に当接でき、
更に受金を迅速且つ確実に車体の所定支承位置にセット
可能となり、自動車の整備における作業能率を向上する
と共に、車体の上昇時において車体が傾斜することもな
く水平に保持できて安全性を確保でき車体をキズつける
こともない等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の一部の截断正面図、第2図
は第1図のII−II線截断面図、第3図は従来のリフトの
固定式受金を示す側面図、第4図は従来のリフトの調整
式受金を示す側面図、第5図は従来のダンパー式受金を
示す側面図である。 (1)…受金 (1c)、(2)…支柱 (1b)、(2d)…鋸歯状凹部 (3)…筒体 (5)…支承アーム (6)、(7)…係止爪 (10)、(11)…スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リフトの支承アーム先端に筒体を設け、該
    筒体内を上下動自在に嵌挿する中間筒体を設けると共
    に、受金の下面に突設した支柱を該中間筒体内に上下動
    自在に嵌挿し、該中間筒体の外側面及び該支柱の周面に
    上面が水平な鋸歯状の凹部を形成すると共に、スプリン
    グの弾性により前記中間筒体及び支柱の凹部に先端がそ
    れぞれ係止する2個の係止爪を前記筒体に内方に進退自
    在に設けたことを特徴とする自動車用リフトの受金装
    置。
JP1988165226U 1988-12-21 1988-12-21 自動車用リフトの受金装置 Expired - Lifetime JPH0720146Y2 (ja)

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JPH0286999U JPH0286999U (ja) 1990-07-10
JPH0720146Y2 true JPH0720146Y2 (ja) 1995-05-10

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JP2009208961A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Yasui:Kk 車両用リフト装置の受具装置
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JPS63196497A (ja) * 1986-09-30 1988-08-15 杉安工業株式会社 車輌整備用二柱式リフト

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JPH0286999U (ja) 1990-07-10

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