JPH07201346A - 燃料電池とその固体高分子電解質膜および電極 - Google Patents
燃料電池とその固体高分子電解質膜および電極Info
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- JPH07201346A JPH07201346A JP5354654A JP35465493A JPH07201346A JP H07201346 A JPH07201346 A JP H07201346A JP 5354654 A JP5354654 A JP 5354654A JP 35465493 A JP35465493 A JP 35465493A JP H07201346 A JPH07201346 A JP H07201346A
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Abstract
性を向上させる。 【構成】 燃料電池における電解質膜10と陰極30と
の間には、白金を担持したカーボン粒子からなる陰極側
触媒反応層14と、白金を担持しないカーボン粒子から
なる耐火層16とを備え、陰極側触媒反応層14を耐火
層16で取り囲んでいる。この陰極側触媒反応層14と
耐火層16の境界においては、カーボン粒子同士が接触
している。そして、陰極側触媒反応層14の外周縁は耐
火層16のカーボン粒子で隙間なく覆われている。この
ため、誤って酸素が水素ガスに混入して白金の触媒作用
により水素の燃焼が生じても、陰極側触媒反応層14の
外周縁で発生した熱は、耐火層16の個々のカーボン粒
子で遮られる。
Description
分子電解質膜とを有し該固体高分子電解質膜を電極で挟
持した燃料電池と、対向する電極間に位置し触媒を担持
した導電性粒子からなる触媒層を介在させて前記電極に
挟持される固体高分子電解質膜と、ガス拡散性を有する
電極基材から形成され、触媒を担持した導電性粒子から
なる触媒層を介在させて電解質を挟持する電極に関す
る。
燃料電池(固体高分子電解質型燃料電池)では、電極反
応を促進させるための触媒層を併用し、固体高分子電解
質膜の両膜面に触媒層を介在させて固体高分子電解質膜
を電極で挟持する。このような燃料電池を作成するに当
たっては、固体高分子電解質膜,触媒層および電極をポ
ットプレスすることが行なわれている。このような燃料
電池の陽極(酸素極)および陰極(水素極)において進
行する電極反応は、以下の通りである。 陰極(水素極): 2H2 →4H+ +4e- … 陽極(酸素極): 4H+ +4e- +O2 →2H2O …
水素イオンがH+ (xH2O)の水和状態で固体高分子電
解質膜を透過(拡散)して陽極に至り、の反応式が進
行するのである。なお、陰極には反応に必要な水素(ガ
ス)が供給され、陽極には酸素(ガス)が供給されてい
る。また、触媒層は、白金等の触媒を担持した導電性粒
子、例えばカーボン粒子を凝集・積層して形成されてい
る。
される水素ガス中に何らかの原因で酸素が混じることが
有り得る。例えば、水素ガスの供給配管に異物の衝突等
により僅かな損傷,亀裂等が生じると、当該配管中に大
気が流入し水素ガス中に大気中の酸素が混じる。また、
水素ガス供給装置、例えば低級アルコールの改質器にお
いて酸素が混入することも有り得る。或いは、燃料電池
における電極と固体高分子電解質膜との間のシール不良
或いはシール劣化により、陰極周辺に酸素が残留する場
合がある。
が、陰極に酸素が存在すると陰極において水素の燃焼
(水素と酸素の反応)が起きることが予想される。この
ような燃焼は電極反応を促進させる触媒層の外周縁で起
きると考えられ、当該外周縁で燃焼が起きると、その時
に発生する熱により固体高分子電解質膜が損傷を受け、
電池性能の低下或いは運転停止を招く虞がある。
に、特開平5−174845には、固体高分子電解質膜
と電極との間にフッ素樹脂等の樹脂被膜を電極の周縁と
重なるよう設ける技術が提案されている。
た樹脂被膜を設けても、図11に示すように、触媒を担
持したカーボン粒子からなる触媒層100および電極1
02と固体高分子電解質膜104とをホットプレスして
密着した場合、樹脂被膜106の厚みによっては、樹脂
被膜106の内周縁と触媒層100との間に、空隙10
8が生じることがある。このような場合には、この空隙
108において上記した燃焼が起きると固体高分子電解
質膜104の損傷は避けられない。また、触媒層100
の外周縁にあっては燃焼による熱は当初は樹脂被膜10
6に遮られるものの、当該被膜が熱による損傷を受けれ
ば固体高分子電解質膜104もやがて損傷を受けること
になる。つまり、樹脂被膜を設けても、固体高分子電解
質膜、延いては燃料電池の耐久性に欠ける場合があっ
た。
され、燃料電池における固体高分子電解質膜の耐久性を
向上させることを目的とする。
めに発明の採用した手段は、請求項1記載の燃料電池で
は、対向する電極と固体高分子電解質膜とを有し、該固
体高分子電解質膜を電極で挟持した燃料電池であって、
前記固体高分子電解質膜と電極との間に、触媒を担持し
た導電性粒子からなる触媒層と、該触媒層をその外周縁
に沿って取り囲み該触媒層の占める領域を区画する触媒
隣接領域に、耐火性を有する粒子を敷設してなる耐火層
とを備えることをその要旨とする。
では、対向する電極間に位置し、触媒を担持した導電性
粒子からなる触媒層を介在させて前記電極に挟持される
固体高分子電解質膜であって、前記触媒層が接触する触
媒接触領域を該領域の外周縁に沿って取り囲み前記触媒
接触領域を区画する触媒隣接領域に、耐火性を有する粒
子を膜面に敷設してなる耐火層を備えることをその要旨
とする。
いて本発明の採用した手段は、請求項3記載の電極で
は、ガス拡散性を有する電極基材から形成され、触媒を
担持した導電性粒子からなる触媒層を介在させて電解質
を挟持する電極であって、前記電解質と対向する触媒層
をその外周縁に沿って取り囲み該触媒層の占める領域を
区画する触媒隣接領域に、耐火性を有する粒子を敷設し
てなる耐火層を備えることをその要旨とする。
は、固体高分子電解質膜と電極との間に備える耐火層の
敷設領域を、触媒層をその外周縁に沿って取り囲みこの
触媒層の占める領域を区画する触媒隣接領域とした。こ
のため、耐火層を耐火性を有する粒子(耐火性粒子)で
敷設したことと相俟って、導電性粒子からなる触媒層の
外周縁においては、触媒層の導電性粒子と耐火層の耐火
性粒子とを接触させる。従って、触媒層の外周縁と耐火
層との間に不用意に空隙を残さなくなり、この耐火層
で、触媒層の外周縁で水素と酸素の反応が生じた場合の
熱を遮る。
耐火層の敷設領域を、固体高分子電解質膜の膜面に接触
する触媒層の触媒接触領域をその外周縁に沿って取り囲
みかつこの触媒接触領域を区画する領域とした。このた
め、耐火層を耐火性を有する粒子(耐火性粒子)で敷設
したことと相俟って、導電性粒子からなる触媒層の外周
縁においては、触媒層の導電性粒子と耐火層の耐火性粒
子とを接触させる。従って、触媒層の外周縁と耐火層と
の間に不用意に空隙を残さなくなり、この耐火層で、触
媒層の外周縁で水素と酸素の反応が生じた場合の熱を遮
る。
域を、電解質と対向する触媒層をその外周縁に沿って取
り囲みかつこの触媒層の占める領域を区画する領域とし
た。このため、耐火層を耐火性を有する粒子で敷設した
ことと相俟って、導電性粒子からなる触媒層の外周縁に
おいては、触媒層の導電性粒子と耐火層の耐火性粒子と
を接触させる。従って、触媒層の外周縁と耐火層との間
に不用意に空隙を残さなくなり、触媒層を介在させて電
解質を挟持した場合には、固体高分子電解質膜の膜面に
おいては、触媒層の外周縁に電極の耐火層の耐火性粒子
を接触させて触媒層を電極の耐火層で取り囲む。この結
果、触媒層の外周縁で水素と酸素の反応が生じた場合の
熱は、電極の耐火層で遮られる。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は、この実施例における燃料電池(固体高
分子型燃料電池)のセル構造の模式図である。図示する
ように、セルは、その中央に電解質膜10を備え、その
両側に、電解質膜10の膜面に密着した陽極側触媒反応
層12および陰極側触媒反応層14と、これら各触媒反
応層に密着した陽極20および陰極30と、それぞれの
極に密着するとともに電解質膜10との間でガスシール
15によりシールされた集電体40,42と、各セルを
仕切るセパレータ44を備える。
を経て得られるカーボンクロスからなり、それぞれの集
電体40,42に形成された凹所46に組み込まれてい
る。そして、陽極側触媒反応層12,陰極側触媒反応層
14の周囲には、これら触媒反応層を取り囲む耐火層1
6が電解質膜10およびそれぞれの電極面に密着して設
けられている。なお、陽極側触媒反応層12,陰極側触
媒反応層14および耐火層16の作製工程については後
述する。
ン交換基としてスルホン基を有する高分子陽イオン交換
膜(以下、単に陽イオン交換膜ともいう)の固体高分子
電解質膜であり、水素イオンを膜厚方向に沿って選択的
に透過する。具体的に説明すると、電解質膜10は、フ
ッ素系スルホン酸高分子樹脂から作製された陽イオン交
換膜(例えばパーフルオロカーボンスルホン酸高分子膜
(商品名:ナフィオン膜, Du Pont社製))であり、そ
の膜厚は100μmである。
14は、後述する陽極20,陰極30と電解質膜10と
の間に介在し、これらのホットプレスを経ることで、電
解質膜10の膜面および各電極面に密着される。この陽
極側触媒反応層12,陰極側触媒反応層14は、触媒と
して白金を20wt%担持したカーボン粒子が電解質膜
10膜面に対して0.4mg/cm2 の割合となるよう
凝集・積層したカーボン粒子凝集層であり、ホットプレ
スに先立ち電解質膜10膜面或いは電極膜面に塗布さ
れ、その後のホットプレスを経て作製される。なお、こ
の作製工程については、後述する。
ボンクロス(厚さ約0.4mm)を電極基材として用
い、このカーボンクロスにフッ素樹脂等によりはっ水処
理が施されたカーボン粒子を塗り込むことで作製されて
いる。
を有するポーラスカーボンにより形成されており、気孔
率が40ないし80%のものである。また、集電体40
には、陽極燃料である酸素含有ガスの流路であると共に
陽極20で生成する水の集水路をなす流路41が形成さ
れており、集電体42には、陰極燃料である水素含有ガ
スと水蒸気との混合ガス(加湿水素ガス)の流路43が
形成されている。この流路41,43は、セルの両端
(図1の紙面の表面側および裏面側)においてそれぞれ
の集電体端面において開口しており、この開口から燃料
ガスを供給する。なお、図中のセルの上下端面におい
て、この開口の様子を一点鎖線で示す。
ス不透過としたガス不透過カーボンにより形成されてお
り、電解質膜10,陽極20,陰極30,集電体40,
42により構成されるセルを積層する際の隔壁をなす。
なお、本実施例では、集電体40,42およびセパレー
タ44を別体として形成したが、集電体40とセパレー
タ44をガス不透過カーボンにより一体として形成する
構成や集電体42とセパレータ44をガス不透過カーボ
ンにより一体として形成する構成、集電体40,42お
よびセパレータ44をガス不透過カーボンにより一体と
して形成する構成も好適である。
反応層14および耐火層16の作製工程と燃料電池(セ
ル)の製造工程について説明する。まず、陽極20,陰
極30となるカーボンクロス50(はっ水処理が施され
たカーボン粒子の塗り込み完了品)を用意し、以下の工
程を順次行なう。この際、次の触媒層形成用のペースト
と耐火層形成用のペーストを予め準備する。
金を20wt%担持したカーボン粒子(Pt0.4mg
/cm2 )を、陽イオン交換樹脂溶液、例えば電解質膜
10と同質のフッ素系スルホン酸高分子樹脂溶液(当該
樹脂の固形分5wt%をプロパノール,水の混合溶液に
配合した溶液)に徐々に加え、樹脂固形分が1mg/c
m2 相当となるまでカーボン粒子を混合して得られるカ
ーボンペーストである。耐火層形成用のペーストは、触
媒を担持していない単独のカーボン粒子を、触媒層形成
用のペーストの場合と同様に上記のフッ素系スルホン酸
高分子樹脂溶液に徐々に加え、樹脂固形分が1mg/c
m2 相当となるまでカーボン粒子を混合して得られるカ
ーボンペーストである。
ンクロス50中央の触媒層形成領域52に亘って、触媒
層形成用のペーストを、白金を担持したカーボン粒子
(白金担持カーボン粒子)が0.4mg/cm2 の割合
となるよう、塗布する。このペーストの塗布を経ると、
触媒層形成領域52に亘っては、白金担持カーボン粒子
がフッ素系スルホン酸高分子樹脂溶液を介して0.4m
g/cm2 の割合で凝集・積層する。
層形成領域52以外の領域、即ち触媒層形成領域52を
その外周に沿って取り囲んで区画する触媒層隣接領域5
4に亘って、耐火層形成用のペーストを、カーボン粒子
が0.4mg/cm2 の割合となるよう、塗布する。こ
のペーストの塗布を経ると、触媒層隣接領域54に亘っ
ては、カーボン粒子がフッ素系スルホン酸高分子樹脂溶
液を介して0.4mg/cm2 の割合で凝集・積層す
る。そして、各領域の区画線において、白金担持カーボ
ン粒子とカーボン粒子とが接触することになる。
0に施して、一方を陽極20に、他方を陰極30とす
る。なお、図2(B)には、触媒層隣接領域54がカー
ボンクロス50の外周縁から僅かに距離をおいて描かれ
ているが、触媒層隣接領域54は、触媒層形成領域52
をその外周に沿って取り囲んで区画するものであれば十
分であり、この外周縁にまで達するか否かは問わない。
ので、この陽極20,陰極30をペースト塗布側が外側
になるようそれぞれの集電体40,42の凹所46に組
み込む。その後、陽極20と陰極30との間に陽極側触
媒反応層12,陰極側触媒反応層14を介在させて電解
質膜10を挟持し、これらをホットプレス(120℃,
100kg/cm2 )する。その後、集電体40,42
およびセパレータ44を密着して組み付け燃料電池(セ
ル)を完成させる。つまり、白金担持カーボン粒子が触
媒層形成領域52に亘って凝集・積層して陽極側触媒反
応層12または陰極側触媒反応層14となり、触媒を担
持しないカーボン粒子が触媒層隣接領域54に亘って凝
集・積層して耐火層16となる。そして、耐火層16が
陰極側触媒反応層14とその周囲で接触して取り囲むこ
とになる。
集電体40,42の流路41,43から燃料ガス(加湿
水素ガス,酸素ガス)が供給されると、陽極側触媒反応
層12,陰極側触媒反応層14において、上述した式
,に示す反応を進行させ、電気エネルギを生成す
る。
評価について説明する。対比する燃料電池(比較例)
は、カーボンクロス50の全面に亘って上記の触媒層形
成用のペーストを塗布して陽極側触媒反応層12,陰極
側触媒反応層14を形成したものである。つまり、本実
施例の燃料電池と対比する燃料電池とは、電極や触媒反
応層を有する点や電解質膜10の膜厚等では共通し、陽
極側触媒反応層12,陰極側触媒反応層14を取り囲む
耐火層16の有無でのみ、その構成が異なる。
電池について、通常運転時には起きることはない悪条件
下での耐久性について調べた。つまり、陰極側の集電体
42の流路43から空気を30vol%(酸素6vol
%)の割合で混入した水素ガス(酸素過剰混在水素ガ
ス)を供給し、酸素過剰混在水素ガスの供給を開始して
からの経過時間と燃料電池出力(セル電圧)の変化の様
子を調べた。なお、通常運転時における酸素の混入割合
は、1vol%以下である。
スの供給を開始してから約1分経過後にセル電圧が急激
に低下し、約2〜30分経過後には電圧は0となった。
これに対して、実施例燃料電池では、約1時間経過して
も、通常運転時に得られるセル電圧の約3%しか低減し
なかった。
な低下が観察された時点で両燃料電池を分解し、電解質
膜10の様子を調べた。すると、比較例燃料電池では、
陰極側触媒反応層14の外周縁近傍において電解質膜1
0の膜面に燃焼熱によるこげや変形(膜に穴があき、電
極間でクロスリークが生じた)がみられた。これに対し
て、実施例燃料電池では、焦げや変形等の異常は見られ
なかった。
媒反応層14とその外周縁で接触して取り囲む耐火層1
6を有する実施例燃料電池によれば、水素ガス中に30
vol%の割合の空気が混入しているという劣悪な条件
であっても、長時間に亘って電解質膜10に異常をもた
らさない。このため、実施例燃料電池によれば、電解質
膜10、延いては燃料電池自体の耐久性を向上すること
ができる。
のは、以下のようにして説明できる。実施例燃料電池で
は、図3の模式図に示すように、陰極側触媒反応層14
と耐火層16との境界(図では点線で示す)において、
白金担持カーボン粒子と白金を担持しないカーボン粒子
とが接触している。そして、陰極側触媒反応層14の外
周縁は耐火層16のカーボン粒子で隙間なく覆われるこ
とになる。このような状態にあれば、陰極側の集電体4
2の流路43から酸素過剰混在水素ガスが図中矢印で示
すように供給され白金の触媒作用により水素の燃焼が生
じても、陰極側触媒反応層14の外周縁で発生した熱
は、ガスシール15端面の空隙15aの有無に拘らず、
耐火層16の個々のカーボン粒子で遮られ電解質膜10
には直接伝わらない。また、耐火層16のカーボン粒子
は白金を担持していないので触媒作用が働かず、耐火層
16自体が電解質膜10に燃焼熱を伝えることはない。
よって、熱による変形等の異常が電解質膜10には起こ
り難く耐久性に富むといえる。
層16が存在しないので、図4の模式図に示すように、
陰極側触媒反応層14の外周縁において発生した熱は、
ガスシール15を介して間接的に、或いはガスシール1
5端面に空隙15aがあればこの空隙15aから直接に
電解質膜10に伝わる。このため、熱による電解質膜1
0の異常が起き易く、耐久性に欠けることになる。もっ
とも、ガスシール15端面の空隙15aを皆無とするこ
とは、陰極側触媒反応層14の形成工程が煩雑となるた
め現実的ではないので、電解質膜10には、空隙15a
から熱が直接伝わることになる。
の第2実施例の燃料電池は、上記した第1実施例の燃料
電池と、耐火層16を形成するための耐火層形成用のペ
ーストの塗布領域が異なる。この第2実施例では、ま
ず、第1実施例と同様に、カーボンクロス50中央の触
媒層形成領域52に亘って、触媒層形成用のペーストを
塗布する(図2(A))。次に、図5に示すように、こ
の触媒層形成領域52の内側にその外周に沿って入り込
んだ領域を有する触媒層干渉隣接領域56に亘って、耐
火層形成用のペーストを塗布する。このペーストの塗布
を経ると、触媒層隣接領域54に白金担持カーボン粒子
が凝集・積層して、触媒層隣接領域54が陽極側触媒反
応層12,陰極側触媒反応層14となる。一方、触媒層
干渉隣接領域56にカーボン粒子が凝集・積層して、触
媒層干渉隣接領域56が耐火層16となる。この耐火層
16は、図5に示すように、陽極側触媒反応層12,陰
極側触媒反応層14の上にその外周縁に沿ってdの幅で
重なることになる。
電解質膜10を挟んで第1実施例と同様にホットプレス
する。上記工程を経る第2実施例では、耐火層16周辺
は次のようになる。つまり、図6の模式図に示すよう
に、陰極側触媒反応層14の外周縁の下面には、耐火層
16のカーボン粒子が行き渡りこの耐火層16から伸び
た触媒下面耐火層16aが形成されている。このため、
陰極側触媒反応層14と耐火層16および触媒下面耐火
層16aとの境界(図では点線で示す)において、白金
担持カーボン粒子と白金を担持しないカーボン粒子とが
接触する。そして、陰極側触媒反応層14の外周縁はそ
の下面を含めてカーボン粒子で隙間なく覆われることに
なる。
あっても、水素の燃焼により陰極側触媒反応層14の外
周縁で発生した熱は、耐火層16および触媒下面耐火層
16aの個々のカーボン粒子で遮られ電解質膜10には
直接伝わらない。この結果、第2実施例の燃料電池によ
れば、熱による変形等の異常を電解質膜10に起こり難
くして、電解質膜10は勿論燃料電池自体の耐久性を向
上することができる。また、この第2実施例では、触媒
層形成用および耐火層形成用のペースト塗布範囲を幅d
に亘り重ねているので、耐火層16のカーボン粒子によ
る陰極側触媒反応層14の外周縁をより確実に隙間なく
覆うことができ、耐久性の向上に効果的である。
反応層14および耐火層16の形成のために、触媒層形
成用および耐火層形成用のペーストを電解質膜10に塗
布する実施例(第3実施例,第4実施例)について説明
する。この第3実施例,第4実施例では、ペーストの塗
布対象が電解質膜10となり、その塗布順序等が異な
る。
膜10の両膜面の中央の触媒層形成領域52に亘って、
触媒層形成用のペーストを塗布し、その後、この触媒層
形成領域52を取り囲む触媒層隣接領域54に亘って、
耐火層形成用のペーストを塗布する(図2参照)。つま
り、この第3実施例では、第1実施例と耐火層形成用お
よび触媒層形成用のペーストの塗布対象が電解質膜10
であるが、それぞれのペーストの塗布範囲と塗布順序は
同じである。
54には白金担持カーボン粒子が電解質膜10の膜面に
凝集・積層して、触媒層隣接領域54が陽極側触媒反応
層12,陰極側触媒反応層14となる。一方、触媒層干
渉隣接領域56にはカーボン粒子が電解質膜10の膜面
に凝集・積層して、触媒層干渉隣接領域56が耐火層1
6となる。そして、この電解質膜10を陽極20,陰極
30で挟持してホットプレスすると、この耐火層16
は、図3に示すように、陰極側触媒反応層14とその境
界において、白金担持カーボン粒子と白金を担持しない
カーボン粒子を介して接触する。このため、陰極側触媒
反応層14の外周縁は耐火層16のカーボン粒子で隙間
なく覆われることになるので、この第3実施例の燃料電
池であっても、水素の燃焼により陰極側触媒反応層14
の外周縁で発生した熱を耐火層16の個々のカーボン粒
子で遮って電解質膜10には直接伝えない。この結果、
第3実施例の燃料電池によれば、熱による変形等の異常
を電解質膜10に起こり難くして、電解質膜10は勿論
燃料電池自体の耐久性を向上することができる。
火層形成用のペーストを電解質膜10の両膜面に塗布す
る。その塗布範囲は、電解質膜10の両膜面の中央の触
媒層形成領域52とその外周縁に沿ってdの幅で重な
り、触媒層形成領域52の内側にその外周に沿って入り
込んだ触媒層干渉隣接領域56である(図5参照)。次
いで、この触媒層干渉隣接領域56と一部重なりその内
側に当たる触媒層形成領域52に亘って、触媒層形成用
のペーストを塗布する(図5参照)。つまり、この第4
実施例では、第2実施例と耐火層形成用および触媒層形
成用のペーストの塗布範囲は同一であるが、その塗布対
象と塗布順序が異なる。
に、陰極側触媒反応層14の外周縁の下面にまで入り込
んだ触媒下面耐火層16aを有する耐火層16で、陰極
側触媒反応層14が取り囲まれ、陰極側触媒反応層14
の外周縁はその下面を含めてカーボン粒子で隙間なく覆
われることになる。
ても、水素の燃焼により陰極側触媒反応層14の外周縁
で発生した熱を耐火層16および触媒下面耐火層16a
の個々のカーボン粒子で遮り、電解質膜10に直接伝え
ない。この結果、第4実施例の燃料電池によれば、熱に
よる変形等の異常を電解質膜10に起こり難くして、電
解質膜10は勿論燃料電池自体の耐久性を向上すること
ができる。
第5実施例は、まず、図7に示すように、カーボンクロ
ス50の片面のほぼ全面に、即ちカーボンクロスの外周
縁から僅かに控えた範囲で陽極側触媒反応層12,陰極
側触媒反応層14となる領域を含有する触媒層含有領域
58に亘って触媒層形成用のペーストを塗布する(図7
(A))。次いで、このカーボンクロス50中央の触媒
層形成領域52を取り囲む触媒層隣接領域54に亘っ
て、耐火層形成用のペーストを塗布済みの触媒層形成用
のペーストと一部重なるよう塗布する(図7(B))。
つまり、この第5実施例では、触媒層形成用のペースト
の塗布に当たり、その塗布領域が触媒層形成領域52を
含有する触媒層含有領域58である点で、第1実施例と
異なる。この場合、触媒層含有領域58をカーボンクロ
ス50の片面全面とすることもできる。
解質膜10を挟んでホットプレスし燃料電池を完成させ
る。上記工程を経る第5実施例における耐火層16周辺
では、図8の模式図に示すように、触媒下面耐火層16
aが、陰極側触媒反応層14の外周縁の下面において、
図6の第2実施例の場合より広い範囲で当該下面に入り
込んで形成される。
あっても、水素の燃焼により陰極側触媒反応層14の外
周縁で発生した熱は、耐火層16および触媒下面耐火層
16aの個々のカーボン粒子で遮られ電解質膜10には
直接伝わらない。この結果、第5実施例の燃料電池によ
れば、熱による変形等の異常を電解質膜10に起こり難
くして、電解質膜10は勿論燃料電池自体の耐久性を向
上することができる。また、この第5実施例では、触媒
層形成用および耐火層形成用のペーストを広い範囲で重
ねて塗布しているので、耐火層16のカーボン粒子によ
る陰極側触媒反応層14の外周縁をより確実に隙間なく
覆うことができ、耐久性の向上に効果的である。更に、
触媒層形成用のペーストの塗布に当たり、その塗布領域
を大まかな触媒層含有領域58とし触媒層形成領域52
を考慮する必要がない。よって、第5実施例によれば、
塗布工程を簡略化することができる。
電解質膜10とし、ペーストの塗布順序を変更するよう
に変形することもできる。つまり、電解質膜10の両膜
面に触媒層形成領域52を取り囲む触媒層隣接領域54
に亘って、耐火層形成用のペースト塗布し(図7(B)
参照)、次いで、触媒層形成領域52を含有する触媒層
含有領域58に亘って、触媒層形成用のペーストを塗布
する(図7(A)参照)。そして、この電解質膜10を
陽極20,陰極30となるカーボンクロス50で挟持し
てホットプレスする。この変形例にあっても、図8の模
式図に示すように、触媒下面耐火層16aを有する耐火
層16が得られるので、上記の第5実施例と同様の効果
を奏することができる。
第6実施例では、陽極側触媒反応層12,陰極側触媒反
応層14はそれぞれのカーボンクロス50にペーストの
塗布を経て形成し、耐火層16は電解質膜10にペース
トの塗布を経て形成する。つまり、図9に示すように、
カーボンクロス50中央の触媒層形成領域52に亘って
触媒層形成用のペーストを塗布し(図9(A))、両電
極(陽極20,陰極30)を用意する。一方、電解質膜
10の膜面中央の触媒層形成領域52を取り囲む触媒層
隣接領域54に亘って、電解質膜10の両膜面に耐火層
形成用のペーストを塗布し(図9(B))、電解質膜1
0を用意する。その後は、上記した各実施例と同様に、
電解質膜10を両電極(陽極20,陰極30)挟んでホ
ットプレスし燃料電池を完成させる。上記工程を経る第
6実施例における耐火層16周辺では、既述した第1実
施例と同様に(図3参照)、陰極側触媒反応層14の外
周縁は耐火層16のカーボン粒子で隙間なく覆われるこ
とになる。上記の第1実施例と同様の効果を奏すること
ができる。
に触媒層形成領域52に亘って触媒層形成用のペースト
を塗布し(図9(A)参照)、カーボンクロス50の片
面に触媒層隣接領域54に亘って、耐火層形成用のペー
ストを塗布する(図9(B)参照)よう変形することが
できる。また、カーボンクロス50における触媒層形成
用のペーストの塗布領域を、触媒層形成領域52より広
い触媒層含有領域58やカーボンクロス50の全面とし
たり(図7(A)参照)、電解質膜10における耐火層
形成用のペーストの塗布領域を、触媒層形成領域52と
一部重なった触媒層干渉隣接領域56とする(図5参
照)よう変形することができる。このように触媒層形成
用のペーストをカーボンクロス50の全面に塗布した場
合には、陰極側触媒反応層14の外周縁周辺では、図1
0に示すように、その下面にまで入り込んだ触媒下面耐
火層16aを有する耐火層16が形成され、触媒下面耐
火層16aの範囲のカーボン粒子がホットプレスにより
電解質膜10膜面に埋没するので、陰極側触媒反応層1
4はその外周縁下端において耐火層16表層部のカーボ
ン粒子にて取り囲まれることになる。この場合であって
も、水素の燃焼により陰極側触媒反応層14の外周縁で
発生した熱は、耐火層16表層および触媒下面耐火層1
6aの個々のカーボン粒子で遮られ電解質膜10には直
接伝わらないので、電解質膜10は勿論燃料電池自体の
耐久性を向上することができる。
が、本発明はこの様な実施例になんら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
媒反応層14を取り囲む耐火層16を形成するための耐
火層形成用のペーストを、はっ水処理が施されたカーボ
ン粒子のペーストとすることもできる。このようにすれ
ば、耐火層16においてはっ水性を呈することで、電極
から水分を除去して水分の電極内滞留を防止することが
でき好ましい。また、耐火層16の形成のためのカーボ
ン粒子を、耐火性を有する他の粒子、例えば、Al2O3
(アルミナ),BN(窒化ホウ素),SiC(炭化ケイ
素)等としたり、陽極側触媒反応層12,陰極側触媒反
応層14の形成のためのカーボン粒子を、導電性および
耐腐食性を有する他の粒子とすることもできる。
電池では、固体高分子電解質膜と電極との間に備える触
媒層と耐火層とを、触媒層の外周縁において触媒層の導
電性粒子と耐火層の耐火性粒子により接触させる。従っ
て、請求項1記載の燃料電池では、触媒層の外周縁で水
素と酸素の反応が生じた場合の熱が固体高分子電解質膜
に伝わることを、触媒層の外周縁と耐火層との間の空隙
をこの粒子で埋めることができることを通して、この耐
火層で抑制する。この結果、請求項1記載の燃料電池に
よれば、熱による固体高分子電解質膜の劣化の抑制を通
して、固体高分子電解質膜の耐久性は勿論、電解質膜の
耐久性をも向上することができる。
固体高分子電解質膜の膜面に接触する触媒層と耐火層と
を、触媒層の外周縁において触媒層の導電性粒子と耐火
層の耐火性粒子により接触させる。従って、請求項2記
載の固体高分子電解質膜では、触媒層の外周縁と耐火層
との間の空隙をこの粒子で埋めることができることを通
して、この耐火層で、触媒層の外周縁で水素と酸素の反
応が生じた場合の熱を遮ることができる。この結果、請
求項2記載の固体高分子電解質膜によれば、燃料電池に
おける固体高分子電解質膜の耐久性を向上することがで
きる。
せて電解質を挟持した場合には、固体高分子電解質膜の
膜面においては、触媒層の外周縁と電極の耐火層との間
の間隙を耐火性粒子で埋めた状態で、触媒層を電極の耐
火層で取り囲む。この結果、請求項3記載の電極によれ
ば、触媒層の外周縁で水素と酸素の反応が生じた場合の
熱を電極の耐火層で遮ることを通して、固体高分子電解
質膜の耐久性を向上することができる。
模式図。
めの説明図。
14の外周縁周辺の様子を示す模式図。
の外周縁周辺の様子を示す模式図。
めの説明図。
14の外周縁周辺の様子を示す模式図。
めの説明図。
14の外周縁周辺の様子を示す模式図。
めの説明図。
層14の外周縁周辺の様子を示す模式図。
めの説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】 対向する電極と固体高分子電解質膜とを
有し、該固体高分子電解質膜を電極で挟持した燃料電池
であって、 前記固体高分子電解質膜と電極との間に、 触媒を担持した導電性粒子からなる触媒層と、 該触媒層をその外周縁に沿って取り囲み該触媒層の占め
る領域を区画する触媒隣接領域に、耐火性を有する粒子
を敷設してなる耐火層とを備えることを特徴とする燃料
電池。 - 【請求項2】 対向する電極間に位置し、触媒を担持し
た導電性粒子からなる触媒層を介在させて前記電極に挟
持される固体高分子電解質膜であって、 前記触媒層が接触する触媒接触領域を該領域の外周縁に
沿って取り囲み前記触媒接触領域を区画する触媒隣接領
域に、耐火性を有する粒子を膜面に敷設してなる耐火層
を備えることを特徴とする固体高分子電解質膜。 - 【請求項3】 ガス拡散性を有する電極基材から形成さ
れ、触媒を担持した導電性粒子からなる触媒層を介在さ
せて電解質を挟持する電極であって、 前記電解質と対向する触媒層をその外周縁に沿って取り
囲み該触媒層の占める領域を区画する触媒隣接領域に、
耐火性を有する粒子を敷設してなる耐火層を備えること
を特徴とする電極。
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1993
- 1993-12-29 JP JP35465493A patent/JP3271410B2/ja not_active Expired - Fee Related
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