JPH07201300A - Fib操作用レイアウトオーバーレイ - Google Patents

Fib操作用レイアウトオーバーレイ

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JPH07201300A
JPH07201300A JP6210030A JP21003094A JPH07201300A JP H07201300 A JPH07201300 A JP H07201300A JP 6210030 A JP6210030 A JP 6210030A JP 21003094 A JP21003094 A JP 21003094A JP H07201300 A JPH07201300 A JP H07201300A
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JP
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Pending
Application number
JP6210030A
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English (en)
Inventor
Christopher G Talbot
ジイ. タルボット クリストファー
Douglas Masnaghetti
マスナゲッティ ダグラス
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SHIYURUNBERUJIE TECHNOL Inc
Schlumberger Technologies Inc
Original Assignee
SHIYURUNBERUJIE TECHNOL Inc
Schlumberger Technologies Inc
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Filing date
Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals
    • H01J37/3045Object or beam position registration
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/302Contactless testing
    • G01R31/303Contactless testing of integrated circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/317Processing objects on a microscale
    • H01J2237/3174Etching microareas
    • H01J2237/31742Etching microareas for repairing masks

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 IC等の試料の選択した特徴部の位置を決定
する改良した方法及び装置を提供する。 【構成】 隠されている下側の層の導体を露出させるか
または切断するために装置のパワープレインを介してF
IBミリングを行うことは、その隠されている導体と相
対的にFIB操作を行うための境界を画定するボックス
を正確に位置決めする必要がある。これは、通常、FI
BまたはSEM画像において見ることの可能な表面情報
(トポロジィまたは電圧コントラスト)を該装置を記述
する格納されているデータから発生したオーバーレイ画
像と整合させることによって実現可能である。見ること
の可能な表面情報と相対的な隠されている導体の位置
は、その格納されているデータから決定する。FIB操
作ボックスを正確に位置決めするのに必要な画素分解能
及びオーバーレイ精度を維持しながら、より大きな区域
にわたり整合を可能とするために、画像形成区域は電子
的に正確に偏向される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷電粒子ビーム処理技術
に関するものであって、更に詳細には、サンプル即ち試
料の選択した特徴の位置を決定する技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】フォーカス型イオンビーム(FIB)シ
ステムは、半導体集積回路(IC)装置の診断及び修復
において使用される。該システムは、導体の上側に存在
する物質をミリングによって除去し該導体を露出させる
か、該導体を切断するか、又は導体を電気的に相互接続
させるために導電性物質を付着させるために使用され
る。該導体が上側に存在する層によって隠されている場
合には、FIBがミリングを行なうために正確に位置決
めさせることが可能であるようにそれが探し出されねば
ならない。
【0003】集積回路装置の表面にわたって電子ビーム
又はイオンビームをスキャニングさせ且つ二次帯電粒子
を検知することによってコントラスト画像を得ることが
可能である。トポロジィ即ち地形的なコントラスト又は
電圧コントラストが可視的である画像を発生するため
に、典型的には、検知器信号が使用される。集積回路装
置の表面に関する情報のみが可視的である。然しなが
ら、集積回路装置の表面のコントラスト画像は、ある場
合には、導体の位置を表わす場合があり、例えば、導体
の形状に沿った上側に存在する絶縁層における地形的な
コントラストとして導体の端部が可視的即ち見える場合
がある。
【0004】ミリングを行なうべき位置が識別される
と、FIBが位置決めされ且つミリングを開始すべく支
持が与えられる。例えばIDS7000FIBステーシ
ョン(商標)システム(カリフォルニア州サンノゼのシ
ュルンベルジェテクノロジィズ社から入手可能)等のF
IBシステムにおいては、コントラスト画像が表示され
且つソフトウエアツールがオペレータがその画像上にF
IB操作ボックスを描くことを可能とする。このFIB
操作ボックスは、ミリングされるか又はその他の処理が
行なわれるべき領域の境界を画定する。
【0005】三層又は四層の金属層を有するIC装置は
ますます一般的となっており、五層又はそれ以上の金属
層を有する装置が将来において予測されている。パワー
プレーン即ち電力面はICの大きな区域をカバーするこ
とが可能であり、特に、例えばマイクロプロセサ等の進
化した高度に集積化した論理装置の場合にはそうであ
る。このような「平坦化」した装置の下側に存在する層
は隠されており、埋め込まれた導体を探し出すことを困
難としている。この場合に、該装置のコントラスト画像
は、特定の埋め込まれた導体を探し出す上でほとんど有
用な情報を与えるものではない。どの場所をミリングす
るかを決定することは困難である。何故ならば、表示さ
れた画像の中には見えない装置の特徴と相対的にFIB
操作ボックスをオペレータが正確に位置決めすることは
できないからである。見ることができる特徴を使用しそ
れらから三角測量を行なうことによって見えない特徴を
探し出すことは厄介であり、不正確であり且つエラーが
発生し易い。
【0006】FIBシステムにおけるFIBカラムはX
YステージによってIC装置と相対的に位置されてい
る。然しながら、該コラムを基準マーク又はその他の公
知の位置から並進運動させる場合に、精密機械的ステー
ジであっても典型的な装置の特徴と相対的にFIBの充
分に正確な位置決めを確保することは不可能である。例
えば干渉計等のエンコーダを具備するような精密機械的
ステージを具備する現在の市販されているシステムは、
最も良い場合においても0.5ミクロンの残留ビーム位
置決めエラーを有しており、より一般的には、1乃至2
ミクロンのエラーを有している。このような制限は軸受
精度及びステージ剛性(アッベエラー)、カラム、ステ
ージ及び真空室剛性、熱膨脹、軸受及びリードスクリュ
ー摩耗、整合エラー、ダイレベル整合に続くビームドリ
フト、等に起因するものである。0.5ミクロンの幅の
埋め込まれている見えない信号導体を切断又は接触させ
るための簡単なFIB操作は、FIB操作ボックスを
0.1ミクロン又はそれ以上の精度で、好適には0.0
5ミクロンの精度で位置決めさせることを必要とする。
0.5ミクロンの位置決めエラーがあると、FIBミリ
ング操作は埋め込まれている導体を完全にミスする場合
がある。
【0007】コンピュータ補助設計(CAD)データを
使用して見えない導体を探し出すための従来の技術は公
知である。CADデータから調整したマスクレイアウト
オーバーレイを集積回路装置のコントラスト画像の上に
重畳させる。該オーバーレイは該コントラスト画像とレ
ジスタ(位置合せ)され、従ってコントラスト画像内に
おいて見ることの可能な集積回路装置の特徴部がレイア
ウトオーバーレイの対応する特徴部と整合される。コン
トラスト画像において見ることの可能な特徴部と相対的
にコントラスト画像内において見ることのできない特徴
部(例えば、導体)の位置はCADデータから決定され
る。次いで、その隠されている特徴部と相対的にFIB
操作ボックスを正確に位置決めさせることが可能であ
る。このような技術は、図1A−1Bの例に示した如
く、シュルンベルジェ社のIDS7000FIBステー
ション等によって実施することが可能である。
【0008】図1Aはある装置の一部のコントラスト画
像ディスプレイ100を示しており、その中には、導体
102,104,106,108,110が可視的即ち
見ることができる。図1Bはレイアウト画像ディスプレ
イ150を示しており、その中において、上側金属層の
導体160,162,164,166,168と、上側
金属層より下の中間金属層の導体170,172,17
3,174,176,178と、中間金属層より下の下
側金属層の導体180がコントラストを表わす陰線を付
けて示してある(好適には、IDS7000FIBステ
ーションシステムにおいてはコントラストカラーで示さ
れる)。図1Bのディスプレイにおいて、中間金属層の
導体の部分は、上側金属層の導体の下側を通過する箇所
において隠されている。図1Bの導体の輪郭のグラフィ
ックディスプレイが調整され且つ図1Aのコントラスト
画像グラフィックディスプレイの上に重畳される。図1
Aのディスプレイ上に重畳された輪郭は、図1Bのディ
スプレイにおいて隠されている導体の部分を包含してい
る。即ち、ライン120,122,124,126,1
28は、夫々、上側金属導体160,162,164,
166,168の輪郭に対応しており、導体130,1
32,133,134,136,138は、夫々、導体
170,172,173,174,176,178の輪
郭に対応しており、且つライン140は導体180の輪
郭に対応している。
【0009】重畳させたグラフィクディスプレイが、図
1Aに示した如く、コントラスト画像ディスプレイの見
ることができる導体と整合されると、隠されている導体
172及び178の位置はレイアウトライン132及び
138から明らかとなる。レイアウト画像ディスプレイ
150を検査すると、導体172及び178はFIB操
作ボックス190及び192によって画定される領域に
おいてミリングを行なうことによって露出させることが
可能であることが分かる。FIB操作ボックス190及
び192は、オペレータによって該画像の上にマークが
付けられ、導体172と178とを相互接続するために
FIBの金属付着を行なうべき領域を定義するFIB操
作ボックス194も同じくマークが付けられる。オーバ
ーレイ技術は、例えばShimase et al.の
米国特許第4,683,378号にも記載されている。
【0010】局所化した視野内において見ることのでき
る装置の特徴部を使用してマスクレイアウトオーバーレ
イを正確にレジスタ(位置合せ)させるために充分なる
独特のトポグラフィ即ち地形的情報をコントラスト画像
が有している場合には、オーバーレイ技術は良好に動作
することが可能である。然しながら、パワープレーン即
ち電力面がますます大型化すると、コントラスト画像は
オーバーレイの位置決めのために有用な表面トポグラフ
ィ即ち地形的構成に関する情報はますます少なくなる。
意図したFIB操作の近くにおける進化したICの表面
トポグラフィは、しばしば、オーバーレイを所要の精度
でレジスタさせるのには不充分である。例えば、0.1
ミクロンの分解能でFIB操作ボックスの位置決めを行
なうことを可能とする最小のコントラスト画像画素寸法
は0.1ミクロンである。この場合に、「画素」という
用語は、コントラスト画像を記述する採取されたデータ
の組の個別的な1つの要素のことを意味し、それはコン
トラスト画像がディスプレイ即ち表示されているディス
プレイスクリーンの個別的な1個の要素に対応する場合
も対応しない場合もある。「画素寸法」という用語は、
画像形成される装置の寸法と相対的に、採取したデータ
組の個別的な要素の間隔のことである。0.01ミクロ
ンの最小画像寸法が好適であり、この場合には、10個
の画素内においてFIB操作ボックスを位置決めさせる
ことを可能とし、且つ0.1ミクロン以下の最悪の場合
の整合エラーを確保する。
【0011】図2(A)及び(B)は、レジストレーシ
ョン即ち位置合せの精度が、どのようにして画素分解能
及びコントラスト画像の視野(FOB)によって制限さ
れるかの1つの例を示している。図2(A)は0.01
ミクロンの画素寸法を有する5ミクロン×5ミクロンF
OBを有する画像部分200を示している。画像部分2
00は0.5ミクロン幅の導体205を包含しており、
その上にFIB操作ボックス210を配置させる。図2
(B)の拡大図においては、導体205は50個の画素
の幅として示されており、従って0.1ミクロンの最大
許容可能位置決めエラーは10個の画素と等価である。
【0012】最大で1,000×1,000画素までの
コントラスト画像は今日市販されているFIBシステム
にとって一般的である。それより高い分解能は特に望ま
しいものではない。何故ならば、アップデートされた画
像を採取するのに時間がかかり且つ高分解能ディスプレ
イの入手可能性も制限されているからである。例えば、
0.01ミクロン画素分解能を有する1mm×1mmの
視野(FOB)を有する単一の画像は、画素当たり25
6個のグレイレベルに対して10ギガバイトの格納量を
必要とする。即ち、同等の分解能の単一の1,000×
1,000画素画像におけるデータの10,000倍で
あり且つ採取するのに10,000倍時間がかかる。低
ビーム電流(高空間分解能に対し5pA乃至50pA)
において高分解能の1,000×1,000画素画像を
採取するのに10秒乃至60プラス秒かかり、従って1
0ギガバイトの単一の画像を採取するのには数時間又は
数日かかることとなる。
【0013】画素分解能の1,000倍に制限されてい
る画像寸法で0.01ミクロン乃至0.1ミクロンの画
素寸法の場合には、その画像のFOBは10ミクロン×
10ミクロン乃至100ミクロン×100ミクロンの範
囲である。その画像内において見ることの可能な最も近
い表面トポグラフィがFIB操作ボックスを配置すべき
区域から数百ミクロン離れている場合には、0.1ミク
ロンの整合精度を達成することは不可能である。そのF
OBは、その表面トポグラフィと操作ボックス配置区域
とを視野に入れるためには画素分解能を所要の位置決め
精度よりも大きくズームさせねばならない。
【0014】隠されている導体の問題と同様の問題はエ
イリアシング問題であり、それはランダムアクセスメモ
リ(DRAM及びSRAM)等の規則的繰返し構造を有
する装置の場合に存在し、その場合には、アレイの端部
からカウントすることによってのみ個々のセルの正確な
識別を行なうことが可能である。例えば、図3(A)は
規則的な繰返しのRAMセルからなるブロックを有する
DRAMチップ300を示している。図3(B)は繰返
しのセル330−346を有する区域310内のチップ
300の一部320の簡略化し拡大した状態を示してい
る。FIBカラムを選択したセル342の上に中心位置
決めさせるためにFIBシステムのステージをX方向に
移動させる場合に、ステージエラーaがDRAMセルの
繰返し周期pの半分と等しいか又はそれより大きい場合
には、そのセルを一時的に識別することは不可能であ
る。従って、1ミクロン平方のDRAMセルの場合に
は、FIBカラムをそのセルに位置決めさせるためには
0.5ミクロンより良好なステージ精度(好適には、
0.25ミクロンより良好なステージ精度)が必要であ
る。装置の幾何学的形状がますます小さくなるので、選
択した装置の特徴部を正確に探し出すためには改良した
技術が必要である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、例えばIC等の試料の選択した特徴部の位
置を決定するための改良した方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コント
ラスト画像の視野より大きな区域にわたって試料のコン
トラスト画像とオーバーレイ画像とのレジストレーショ
ン即ち位置合せを行なうことが可能であり、その場合に
該試料の選択した特徴部と相対的にFIB操作ボックス
又はその他のマーカーを正確に位置決めさせるために必
要な画素分解能及びオーバーレイ精度を維持することが
可能である。本発明方法及び装置はIC装置のFIBに
よる修正及び修復を行なうのに特に適している。本発明
の好適実施例によれば、ステージを移動させることなし
に又はFIBの動作条件を変化させることなしに、画像
形成区域を電子的に正確に偏向させることが可能であ
る。本発明に基づく好適な方法では、(a)試料の選択
した特徴部の予定した位置を有する領域にわたってビー
ム供給源からのビームを該試料の表面に指向させること
が可能であるようにビーム供給源を試料の表面と相対的
に固定し、(b)前記表面の第一整合区域にわたって前
記ビームをスキャニングし、第一特徴を見ることが可能
であり且つ前記選択した特徴部の予測される位置を排除
している第一コントラスト画像を採取し、(c)前記第
一コントラスト画像を表示し、(d)前記試料の特徴を
記述する格納されているデータから前記第一特徴部の表
示を有する第一オーバーレイ画像を発生し、(e)前記
第一オーバーレイ画像を表示し、(f)前記第一コント
ラスト画像において見ることの可能な前記第一特徴部及
び前記第一オーバーレイ画像内の前記第一特徴部の表示
を第一整合点として使用して前記第一オーバーレイ画像
を前記第一コントラスト画像とレジスタさせ、(g)前
記第一整合点を基準として使用して前記格納されている
データから前記選択された特徴部の位置を決定する、上
記各ステップを有することを特徴としている。
【0017】
【実施例】本発明方法は、以下に図6を参照して説明す
るように修正したFIBシステムで実施することが可能
である。以下に説明する修正部分を有することのないこ
のようなシステムについては例えばTalbot et
al.の米国特許第5,140,164号に記載され
ている。
【0018】図4は例えばシュルンベルジェ社のIBS
7000FIBステーションシステム等の従来のFIB
ステーション400の主要な構成要素を示した概略図で
ある。このシステムは、FIB410を発生するための
液体金属イオン源(LMIS)404及びイオン光学レ
ンズ406及び408、FIBの偏向を制御するための
制御信号に応答する八極子要素412、及びIC416
又はその他のサンプル即ち試料と相対的にFIBカラム
402を位置決めするための制御可能なステージ414
を具備するFIBカラム402を有している。シンチレ
ータ420及び増倍型光電管422を具備する検知器4
18は二次粒子を検知して対応する検知信号を発生し、
該検知信号はアナログ・デジタル変換器(ADC)42
4においてデジタル化される。このデジタル化された検
知信号はサンプルされてコントラスト画像を定義する1
組のデータを発生する。該データはメモリ428の画像
メモリ426内に格納することが可能であり、及び/又
はディスプレイ装置430上においてディスプレイ即ち
表示させることが可能である。システム動作は制御CP
U432によって制御される。メモリ428のXアドレ
スメモリ部分434及びYアドレスメモリ部分436内
に格納されるものとして概略的に示したX及びY画素ア
ドレス情報は、それぞれ、X偏向制御デジタル・アナロ
グ変換器(DAC)438及びY偏向制御DAC440
へ供給される。DAC438及び440は、FIB41
0の偏向制御のために八極子412へアナログ制御信号
を供給する。
【0019】コントラスト画像を採取するためには、F
IB410が興味のある領域にわたってスキャニングを
行なうことが可能であるようにIC416と相対的にF
IBカラム402を位置決めさせる。その領域にわたっ
てFIB410をスキャニングさせるために八極子41
2が制御されるので、デジタル化された検知信号がサン
プルされる。採取された画像の分解能は、ICの表面に
わたりFIB偏向単位当たり採取される検知器信号のサ
ンプル数によって決定される。画像の倍率及びFOB
は、検知器信号サンプルが採取されるFIB偏向の限界
によって決定される。
【0020】図5は本発明に基づいてFIB操作を実施
する一例を示している。尚、この図面は縮尺通りではな
い。500は0.5mm×0.5mm又はそれ以上のI
C表面の1つの領域の輪郭である。領域500の中心近
くに一対の埋め込まれた導体502及び504が存在し
ており、それらは領域506のコントラスト画像におい
ては見ることはできない。導体504を露出させるか又
は切断するために、ミリングを行なうべき区域の境界を
画定するFIB操作ボックス508を精密に配置させる
ことが望まれる。導体502及び504は見えないの
で、FIB操作ボックス508を正確に配置させること
が可能であるためには、CADレイアウトオーバーレイ
を使用せねばならない。然しながら、領域506のコン
トラスト画像は、コントラスト画像に対してレイアウト
オーバーレイをレジストレーション即ち位置合せするた
めに使用するための見ることの可能な特徴部を与えるも
のではない。
【0021】更に、領域500を介して上側金属導体、
例えばそれぞれ領域514及び516のコントラスト画
像内において見ることの可能なパワーバス510及び5
12が通過している。領域516においては、例えば角
部520等のアライメント即ち整合点として有用な特徴
部が存在している。FOBが領域506,514,51
6を包含するように拡大されたとすると、正確なレジス
トレーション即ち位置合せのために必要な分解能で画像
を採取するのには余りにも多くの時間とメモリとを必要
とし、そうでなければ充分に精密な画像のレジストレー
ションを確保するためには分解能が低過ぎることとな
る。整合点の間でFIBカラムを移動させるためにステ
ージ414を操作することはステージの精度が制限され
ているので許容可能なものではない。
【0022】本発明の好適実施例によれば、FIBカラ
ム402を移動させるためにステージ414を操作する
ことなしに且つFIBの操作条件を変化させることなし
に、FIBの画像形成区域を電子的にシフトさせること
によってFOBは正確にオフセットされる。このこと
は、所要の精度でFIB操作ボックスを位置決めさせる
のに必要な画素分解能及びオーバーレイ精度を維持しな
がら、個々のコントラスト画像のFOBよりも一層大き
な区域にわたってマスクレイアウトオーバーレイをコン
トラスト画像とレジストレーション即ち位置合せするこ
とを可能としている。
【0023】例示的手順 以下の例示的手順の場合には、選択した特徴部の予測さ
れる位置を包含するFOV内において何等有用な整合情
報が存在しない場合であっても、試料の選択した特徴部
の位置(例えば、IC装置の埋め込まれた導体、又は繰
返しRAM構造の特定したセル)を決定することが可能
である。
【0024】(a)試料の選択した特徴部の予測した位
置を包含する領域にわたってビーム供給源からのビーム
を試料の表面に指向させることが可能であるように試料
の表面と相対的にビーム供給源を固定させる。
【0025】選択した特徴部の表示を見ることが可能な
試料の表示した画像(例えば、レイアウト画像)を参照
することによって選択した特徴部の予測される位置を決
定する。レイアウト画像上の選択した特徴部の表示と相
対的にFIB操作ボックス508又はその他のマークを
位置決めさせることが可能である。
【0026】FIBのDCオフセットがゼロの状態で選
択した特徴部の予測される位置のほぼ中央にFIB41
0が位置決めされるようにカラム402を位置決めさ
せ、従って軸からずれた光学レンズ収差の影響を最小と
するためにFIBの光軸上又はその近くで最終的なFI
B操作を実行することを確保する。従って、FIB操作
ボックス508を配置すべき領域506にわたってスキ
ャニングを行なう場合に、FIB410はカラム402
の光軸とほぼ整合される。この粗い位置決め動作は、ス
テージ414を操作し且つ例えば試料の角部等の既知の
位置からのXY変位をカウントすることによって実施す
ることが可能である。このXY変位は、レイアウト画像
又は試料の特徴を記述するその他の格納されているデー
タから決定される。位置決めがされると、操作からのス
テージの不正確の不確定性を取除くために固定される。
【0027】(b)該表面の第一整合区域(514)に
わたってビームをスキャニングさせ、第一特徴部(51
8)を見ることが可能であり且つ選択した特徴部の予測
される位置を排除した第一コントラスト画像を採取す
る。
【0028】整合区域を識別するために、好適には、F
IB画像FOVは、ズームアウトされて、オーバーレイ
整合のために有用な見ることのできる表面特徴部を有す
る1つ又はそれ以上の区域を有する低倍率低分解能画像
を獲得する。例えば、正確なオーバーレイレジストレー
ションを達成するのには低過ぎるが導体510及び51
2を可視的に探し出すのに充分高い分解能で整合区域5
00をカバーする画像を得るためにFIB倍率が低下さ
れる。整合点を選択するための基準としてレイアウト画
像ディスプレイを使用することが可能である。選択され
る整合区域は、好適には、FIB操作区域に可及的に近
いものであり且つ互いに可及的に離れたものである。例
えば、領域500の反対側の角部にある領域514及び
520は、整合点として使用するのに適した見ることの
できるトポグラフィ即ち地形的特徴を有するものとして
識別されている。
【0029】整合区域を選択した後に、FIB画像のF
OVをズームインして高倍率高分解能画像を獲得し、F
IBスキャン区域を第一整合区域へシフトさせ、且つ第
一整合区域のコントラスト画像を採取する。例えば、領
域514の寸法の画像区域をカバーするために倍率を低
下させ、且つFIBスキャン区域を領域506から領域
514へシフトさせて領域514のコントラスト画像を
採取する。
【0030】(c)第一コントラスト画像(例えば、区
域514のもの)を表示する。
【0031】(d)試料の特徴部を記述する格納されて
いるデータから、第一特徴部の表示を包含する第一オー
バーレイ画像を発生させる。
【0032】格納されているデータは、図1Bに示した
タイプの又は図1Aにおいてオーバーレイさせて示した
タイプのレイアウト画像が発生されるCADレイアウト
データとすることが可能である。この格納されているデ
ータは、例えばSEMトポロジィコントラスト画像又は
SEM電圧コントラスト画像、又は光学的画像を画定す
るデータ等の試料の特徴部を記述する任意のタイプのデ
ータとすることが可能である。
【0033】(e)第一オーバーレイ画像(例えば、C
ADレイアウト画像)を表示させる。
【0034】このオーバーレイ画像は、コントラスト画
像(例えば図1Aにおけるもの)上に重畳して又はコン
トラスト画像(図1Bにおけるもの)に隣接して表示さ
せることが可能であり、又は、これらのオーバーレイ画
像及びコントラスト画像は相次いで表示させることが可
能である。
【0035】(f)第一オーバーレイ画像における第一
特徴部の表示及び第一コントラスト画像において見るこ
との可能な第一特徴部を第一整合点として使用して第一
オーバーレイ画像を第一コントラスト画像とレジスタ、
即ち位置合せさせる。
【0036】典型的には、整合点として使用すべき特徴
部は整合区域のコントラスト画像内において選択され、
対応する特徴部はオーバーレイ画像内において選択さ
れ、且つ該画像の各々の座標における整合点を識別する
データが格納される。例えば、領域514のコントラス
ト画像において及び領域514のCADレイアウト画像
において、点518が選択され、且つ識別データが格納
される。その識別データは、例えば、コントラスト画像
及びCADレイアウト画像の各々に対するレジスタされ
た整合点のXY座標、又はそれらの画像の相対的な整合
を記述するベクトルを有することが可能であり、又はそ
の他の適当な整合データが格納される。これらの画像
は、例えば図1Aにおける如く、互いに重畳して表示さ
れる場合に、互いに位置合せさせた状態で表示させるこ
とが可能であるが、これら2つの画像の各々に対して整
合点の位置が既知である限り、このような態様で表示さ
せることが必要ではない。
【0037】(g)第一整合点を基準として使用して格
納されているデータから選択した特徴部の位置を決定す
る。
【0038】オーバーレイ座標系における選択した特徴
部の及び整合点の座標は、試料を記述する格納されてい
るデータから既知である。コントラスト画像の座標系
(例えば、コントラスト画像を採取するためにFIBを
偏向させるために使用される座標系)における整合点の
位置は既知である。従って、選択した特徴部の位置は、
整合点を基準として使用して格納されているデータから
容易に決定することが可能である。
【0039】例えば、ICのCADレイアウト記述の座
標系において及び領域514のコントラスト画像の座標
系において整合点518の位置が既知であると、FIB
操作ボックス508を配置させるべき箇所である例えば
導体504等の特徴部の位置は、ICのCADレイアウ
ト記述から決定することが可能である。
【0040】試料表面がFIBカラム402の光軸に対
して直交しており且つレイアウト画像とのコントラスト
画像の正確な回転方向の整合が既に得られている場合で
あって且つ画像倍率が正確に較正されている場合には、
単一の整合区域(単一点整合)で充分である。試料表面
がFIBカラム402の光軸に対して直交している場合
には、2つの整合区域(二点整合)で充分である。3つ
の整合区域(三点整合)の場合には、カラム402の光
軸に対して傾斜されている試料表面を補正することを可
能とする。選択した整合点を使用して画素対画素の画像
の整合を行なわせる技術は従来公知である。例えば、こ
の点に関してはFlinois etal.の米国特許
第5,054,097号を参照するとよい。倍率は、既
知の寸法をスタンダートとして使用して較正することが
可能であり、又、多点整合の場合には、レイアウト画像
を基準として使用して較正することが可能である。多点
整合は、更に、例えば、試料の静電気及び/又は磁界に
よって発生される不所望のビーム偏向等の一般的なエラ
ー発生源を検証し且つ補正するために使用することが可
能である。
【0041】第二整合点が必要とされる場合には、ビー
ムを第二整合区域にわたってスキャニングさせ、第二特
徴部が可視的即ち見ることができ且つ選択した特徴部の
予測される位置を排除する第二コントラスト画像を採取
する。例えば、FIBスキャン区域を領域514から領
域516へシフトさせ且つ領域516のコントラスト画
像を採取する。この第二コントラスト画像を表示させ
る。第二特徴部の表示を包含する第二オーバーレイ画像
を発生し、その第二オーバーレイ画像を表示させる。第
二コントラスト画像において見ることの可能な第二特徴
部及び第二オーバーレイ画像における第二特徴部の表示
を第二整合点として使用して、第二オーバーレイ画像を
第二コントラスト画像とレジスタ即ち位置合せさせる。
例えば、領域516における点520をCADレイアウ
ト表示上の対応する点と整合させる。この手順を、必要
な場合には、第三整合点のために繰返し実施することが
可能である。選択した特徴部の位置は、第一及び第二
(又は、第一、第二及び第三)整合点を基準として使用
して格納されているデータから決定される。
【0042】選択した特徴部の位置が決定されると、F
IB操作を開始させるために、FIBスキャン区域をF
IB操作区域上のほぼ中心の位置へシフトさせることが
可能である。FIB操作区域のコントラスト画像は、オ
プションとして採取することが可能であるが、その区域
の画像を採取するか又は表示することなしに、FIB操
作を開始するために単にFIBをシフトさせることが可
能である。例えば、FIB操作ボックス508を埋め込
まれている導体504の上側へ配置させるべき位置にほ
ぼ中心位置決めさせて、FIBスキャン区域を領域50
6のFOVをカバーするためにシフトさせる。FIB操
作区域のオーバーレイ画像は、該区域のコントラスト画
像上に重畳させ、且つ格納されている整合点データを使
用して該区域のコントラスト画像とレジスタさせること
が可能である(図1Aにおける如く)。従って、オーバ
ーレイ画像上にマークが付けられたFIB操作ボックス
は、FIB操作区域のコントラスト画像上に正確に位置
決めされる。例えば、整合点518及び520に対する
格納されているデータを使用して、導体502及び50
4を示すオーバーレイが領域506のコントラスト画像
とレジスタされる。従って、FIB操作ボックス508
は、領域506の表示において導体504上に正確に位
置決めされる。
【0043】当業者にとって明らかな如く、FIBカラ
ムの操作条件は、ビームを著しくオフセットさせること
があるような態様で変化させるものであってはならな
い。このことは、通常は、ビーム電流を変化させないこ
とを意味する。必要な場合には、ICの表面上にFIB
操作区域のマークを付けるために、FIB操作(例え
ば、FIBミリング操作)を画像形成電流で開始させる
ことが可能である。ミリングを行なうのに好適な一層高
いFIB電流において採取されるコントラスト画像にお
いて見ることが可能であるように表面が充分にマークが
付けられている場合には、FIB電流が増加される。F
IB電流を増加させる場合にビームオフセットを発生さ
せる場合には、コントラスト画像が出現してFIB操作
ボックスと相対的にシフトする。従って、FIB電流変
化に起因する画像シフトを補正するために、FIB操作
ボックスは見ることの可能なミリングされた区域とレジ
スタ即ち位置合せさせることが可能である。
【0044】FIBシステム典型例 本発明に基づくFIBシステムの変形例の場合には、F
IB操作ボックスを0.1ミクロン未満で位置決めさせ
るのに充分な画素分解能及び全体的な精度を維持しなが
ら、典型的な1,000×1,000画素画像よりも著
しく大きな区域にわたって整合を行なうために正確に画
像形成区域をシフトすることを可能とする。
【0045】例えば、図6は本発明に基づいて変形され
た図4のFIBシステムの概略図である。図4及び6に
おいて、同一の構成要素には同一の参照番号を付してあ
る。制御CPUがバス602を介してデジタルシフト制
御信号をX偏向DAC604及びY偏向DAC606へ
供給する。DAC604はアナログXオフセット信号を
加算用接続部608へ供給し、そこではXオフセット信
号がDAC438からのX偏向スキャン波形と加算され
る。この加算されたX軸信号は、バッファ610を介し
て、八極子要素412のX軸制御入力ライン612へ供
給される。DAC606は、アナログYオフセット信号
を、加算用接続部614へ供給し、そこにおいて、Yオ
フセット信号はDAC440からのY偏向スキャン波形
と加算される。この加算されたY軸信号は、バッファ6
16を介して、八極子要素412のX軸制御入力ライン
618へ供給される。
【0046】制御CPU432から適宜のXオフセット
及びYオフセット信号を供給することによって、機械的
なステージ414を動作させることなしに又FIB41
0の動作パラメータを変化させることなしに、FIBス
キャン区域を1つの領域から別の領域へシフトさせるこ
とが可能である。その結果FIBスキャン区域の正確な
電子的シフト動作が得られ、それはFIBのスキャン限
界内において任意に導入され又は変化させることが可能
である。例えば、図5におけるFIBスキャン区域は、
制御CPU432からDAC604及びDAC606へ
供給されるXオフセット及びYオフセット値を単に変化
させることによって領域506,514,516の間で
容易にシフトさせることが可能である。例えば0.1ミ
クロンの全体的な精度で整合点を選択することが所望さ
れ且つ0.1ミクロン当たり5個の画素とするために
0.02ミクロンの画像分解能(画素寸法)が使用され
ると仮定すると、1mm×1mmの大きさの領域500
に対して必要とされるリニアな分解能は1000ミクロ
ン/0.02ミクロン=500,000<216である。
DAC604及びDAC606は、直線性エラーが1ビ
ット未満の現在入手可能な16ビット装置とすることが
可能である。今日の市販されているシステムの場合、X
及びY方向の各々において0.25mmのビーム偏向が
典型的であり、それは0.5mm×0.5mmのFOV
を与える。一般的に、所望の精度の約1/5乃至1/1
0の分解能が好適である。
【0047】当業者にとって明らかな如く、図6のハー
ドウエアの変形例は、FIBスキャン区域のオフセット
を実現する単なる1つの態様に過ぎない。この結果を得
るために図4のシステムを別の態様でハードウエアを変
形させることが可能であり、例えばDAC438及び4
40を必要なX及びY偏向範囲を取扱うことが可能な高
分解能回路で実現することが可能である。Xアドレスメ
モリ434及びYアドレスメモリ436内に格納されて
いるスキャン偏向アドレスはCPU432の制御下で確
立されるので、それらは、適用されるオフセットの量任
意にインクリメント又はデクリメントさせることが可能
である。
【0048】大きなビーム偏向に対するエラー源 図7は例えば領域506から領域514又は領域516
へスキャン区域をシフトする場合に発生するようなFI
B410の大きな偏向に対する潜在的なエラー発生源を
示している。ビームは対物焦点レンズ408を介して通
過し、八極子要素412によって偏向され、且つ試料I
C416上に入射する前に、カラムノーズコーン702
を介してFIBカラム402から出る。説明の便宜上、
FIBは704においては偏向されていないように示し
てあり且つ706において偏向されている状態を示して
ある。八極子412からIC416への距離が40mm
であり且つ偏向角度710が0.0125ラジアンであ
る場合には、IC416の表面にわたってのビーム偏向
は1.0mm直径のスキャン区域をカバーする。これら
の仮定の下において、ビームが偏向される場合の八極子
412からIC416への作業距離の変化は3ミクロン
未満である。100ミクロンの程度の典型的な焦点深度
と比較して、この作業距離の変化は著しくビームの焦点
をずらせる影響を与えるものではない。この例における
幾何学的なエラーは0.04ミクロン(0.01%未
満)未満であると予測され且つ補正可能なものと予測さ
れる。与えられたシステムにおいて実際に遭遇するエラ
ーはシステム設計ファクタに依存する。
【0049】画像アスペクト比の適応 思い起こされるように、採取された画像の分解能は、ビ
ーム偏向あたりに取られた検知器信号サンプルの数によ
って決定される。画像倍率は、サンプルが取られたビー
ム偏向の範囲によって決定される。画像のアスペクト比
は、独立的にX軸及びY軸スキャニング限界及びサンプ
リング周波数を設定することによって選択することが可
能である。図8(A)及び(B)は画像アスペクト比を
ICのトポロジィに対して適応させる1つの例を示して
いる。整合区域アスペクト比を見ることの可能なトポグ
ラフィへ適用させることによって、1つの軸において整
合精度を増加させ且つその軸における位置決め精度を対
応して増加させることを可能とする。コントラスト画像
を採取するのに必要な時間及びデータ格納領域は、画像
レジストレーション精度を犠牲にすることなしに減少さ
れる。
【0050】図8(A)は一連の100ミクロン幅の並
列なパワーバス802,804,806,808,81
0,812を有するIC800の一部を示している。ボ
ックスは、レイアウト画像をコントラスト画像と整合さ
せるべきIC800の矩形状の領域814のアウトライ
ンである。図8(B)は領域814の拡大図を示してお
り、それは約15:1のアスペクト比を有しており、即
ち約150ミクロンのY軸寸法820と約10ミクロン
のX軸寸法822とをカバーしている。上側金属層パワ
ーバス804及び806の一部がX方向において領域8
14を通過している。又、互いに0.5ミクロン離隔さ
れている埋め込まれた金属層の0.5ミクロン幅の導体
820,822,824,826がY方向において領域
814を通過している。この例について説明するため
に、FIBミリングによって導体826を露出させるか
又は切断するためにFIB操作ボックス830を配置さ
せるものとする。
【0051】パワーバス804と806との間の間隔が
広いのでY方向において10ミクロンのFIB操作ボッ
クス830を配置する上でのエラーは許容可能である
が、幅狭の隠されている導体824と826との間の狭
い間隔は、X方向において0.1ミクロンの最大の許容
可能な配置エラーを支配する。この例においては、領域
814上でのY方向における配置エラーの各1%は1.
5ミクロンに対応しており、一方領域814上でのX方
向における配置エラーの各1%は0.1ミクロンに対応
しているに過ぎない。導体820−826はコントラス
ト画像中においては見ることはできないので、FIBス
キャン区域は、パワーバス804及び806を見ること
が可能であり且つレイアウトオーバーレイ画像のレジス
トレーションのために使用することが可能である整合領
域840及び842へオフセットさせることが可能であ
る。次いで、FIBスキャン区域は見ることが可能なト
ポロジィ即ち地形的情報を有することのないコントラス
ト画像を発生させるためにFIB操作ボックス830を
配置させるべき位置上でほぼ中心に位置されるように、
シフトさせることが可能である。レジスタさせたレイア
ウトオーバーレイ画像を使用して、X軸に沿って0.1
ミクロンの最大エラーでもってFIB操作ボックス83
0を導体826上に配置させることが可能である。本発
明に基づいて画像を整合させることにより、画像のレジ
ストレーションにおいて使用する地形的な情報が全く存
在しない領域においても、FIB操作を埋め込まれてい
る特徴部と相対的に正確に位置決めさせることが可能で
ある。
【0052】画像のアスペクト比を変化させることは、
非常に大きなFOVの場合の実施上の懸念事項である時
間に関してのビームドリフトを補正するために使用する
ことが可能である。アスペクト比を変化させることは、
前にレジスタさせたコンタクト画像とレイアウト画像と
の間の不所望のシフトがビームドリフトによって導入さ
れたことを認識する場合に使用するために画像内により
多くの地形的情報(それはFIB操作ボックスの近くに
おいては充分なものでない場合がある)を持ち込むこと
が可能である。
【0053】ICの層と層との間のレジストレーション
エラー補正 ICの製造過程における複数の層のレジストレーション
即ち位置合せは、完全には正確なものではないステッパ
によって行なわれる。ICがより多くの層を有すると、
半導体装置が製造される場合により多くのエラーが蓄積
される。従って、ICの層と層との間の不可避的なオフ
セットは、CADレイアウトオーバーレイと実際のIC
装置との間で差異を発生し、その差異は、例えば、FI
B操作ボックスをもっと下側の層に対して配置させるこ
とが可能であるようにコントラスト画像において見るこ
との可能な上側の層のトポロジィをレイアウトオーバー
レイに対してレジスタ即ち位置合せさせる場合には、著
しいものとなる場合がある。下側の層の特徴部と相対的
に大きな特徴部を有する上側金属上の厚いパワープレー
ン即ち電力面は、これらのレジストレーションエラーを
悪化させる。従って、上側の層の特徴部は、下側の導体
に対する基準マークとして常に信用できるものではな
い。
【0054】このようなレジストレーションエラーは、
ダイ毎に又はウエハ毎に、ICのデバッグを開始するた
めに、層のオフセットを特性づけることによって補償す
ることが可能である。各ダイ又はウエハに対するオフセ
ットベクトルをルックアップテーブル内に格納する。こ
の格納したベクトルは、特定のダイ又はウエハにとって
独特の差別的な層のオフセットで表示されるカスタム化
したCADレイアウトを用意するために検索し且つ使用
することが可能である。ICのコントラスト画像に対し
てレイアウトオーバーレイをレジスタ即ち位置合せする
場合に、そのICに対して適用可能な格納されているベ
クトルを検索し且つ使用して、レジストレーションのた
めに使用されるトポロジィ即ち地形的情報を与える層
と、FIB操作を実施すべき埋め込まれている層との間
の実際の層オフセットを補償する。他のタイプのオーバーレイ画像 前述した説明は例えばレイアウト画像等のCADデータ
から発生されたオーバーレイ画像を参照しているが、付
加的に又はレイアウト画像の代わりにその他のタイプの
オーバーレイ画像も有用である。例えば、FIBコント
ラスト画像においては見ることができないか又は探し出
すことが困難な特徴部は、SEM電圧コントラスト画像
において又は光学的画像において見ることが可能な場合
がある。誘電体層の下側に横たわる導体はSEM画像に
おいてコントラスト電圧領域として表われることが可能
である。IC誘電体層は透明であるから、誘電体層の下
側に存在する導体はFIBコントラスト画像においては
見ることができない場合であっても、光学的画像中にお
いては見ることが可能な場合がある。SEM又は光学的
画像においても見ることの可能なFIBコントラスト画
像において見ることが可能な表面トポロジィは、FIB
画像をSEM画像又は光学的画像とレジスタ即ち位置合
せするために使用することの可能な整合点を与える。こ
れらの画像が位置合せされると、例えばSEM画像又は
光学的画像を画定するデータから、試料の選択した特徴
の位置を決定することが可能である。
【0055】個別的なSEM画像又は光学的画像のFO
Vは、ある場合においては、面積の大きなオーバーレイ
画像として使用するのには小さすぎる場合がある。その
場合には、複数個の面積の小さな画像を貼合わせて1つ
の面積の大きなオーバーレイ画像を形成することが可能
である。図9は複数個の面積の小さな画像を貼合わせる
ことによって構成した1つの面積の大きなオーバーレイ
画像900を示している。この例においては、FIB操
作区域506は面積の小さな光学的画像906に対応し
ており、整合区域514は面積の小さな光学的画像91
4に対応しており、且つ整合区域516は面積の小さな
光学的画像916に対応している。勿論、貼合わせた面
積の小さな画像は正確に整合されねばならない。貼合わ
せは自動貼合わせルーチンを使用して実施することが可
能であるが、このようなルーチンは必ずしも必要なもの
ではない。面積の小さな画像の倍率が正確に知られてい
ることが望ましい。そうでない場合には、2つ以上の整
合点を使用して、面積の大きなオーバーレイをFIB画
像でキャリブレート即ち較正することが可能である。面
積の小さな画像の倍率が正確に知られているか又は較正
されており、且つ面積の小さな画像の相対的な位置が正
確に知られている場合には、整合区域514及び516
及びFIB操作領域506をカバーする面積の小さな画
像のみが必要であるに過ぎない。従って、オーバーレイ
情報を採取するための時間は、面積の小さな画像91
4,916,906を採取するのに必要なものに減少さ
れる。
【0056】「コントラスト画像」という用語は、FI
Bの助けを借りて発生した画像のみならず、サンプル即
ち試料の特徴部を見分けることが可能であり、且つ画像
レジストレーション即ち位置合せのために使用すること
の可能な任意の画像のことを意味するものである。この
ような画像としては、地形的コントラスト又は電圧コン
トラスト又は同様のものとして特徴部を表わす、FIB
画像、SEM画像、レーザー画像、光学的画像、二次イ
オン画像及び二次電子画像等がある。
【0057】上述した説明は、特に、ミリング操作のた
めにFIBを使用する場合についてのものであるが、本
発明は、その場合にのみ限定されるべきものではなく、
例えば絶縁性物質又は導電性物質の化学的に援助したイ
オンビームエッチング(CAIBE)及び化学的に援助
したイオンビーム付着等のその他のFIB操作、及び化
学的な向上を伴うか又は伴うことのない電子ビーム、原
子ビーム、分子ビーム、又はレーザービーム等のその他
のタイプのビームを使用する操作も包含するものであ
る。これらのビームの組合せを使用することも可能であ
り、例えば、電子ビームでプローブ動作を行なうために
導体を露出させることによってICを準備させるために
FIBを使用することが可能である。導体が非導体層の
下側に埋め込まれている位置においてその導体上の電圧
測定を行なうために電子ビームプローブを使用すること
が知られており、本発明技術は、埋め込まれている導体
と相対的に電子ビームプローブを正確に位置決めさせる
ために使用することが可能である。ICの静電気及び/
又は磁界によって発生される不所望の電子ビーム偏向を
補正するための公知の技術は、市販されている従来の電
子ビームシステムにおいて使用されている。
【0058】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 ビーム位置決めにおける従来のCADレイ
アウトオーバーレイ方法を示した概略図。
【図1B】 ビーム位置決めにおける従来のCADレイ
アウトオーバーレイ方法を示した概略図。
【図2】 (A)及び(B)は従来のCADレイアウト
オーバーレイ方法の限界を説明するための概略図。
【図3】 (A)及び(B)は繰返し構造を有する装置
における従来のステージ精度エーリアシング問題を説明
するための概略図。
【図4】 従来のFIBシステムを示した概略図。
【図5】 本発明に基づく面積の大きなレイアウトオー
バーレイレジストレーション方法を示した概略図。
【図6】 本発明に基づくビーム偏向制御回路を有する
FIBシステムを示した概略図。
【図7】 FIBの大きな偏向の場合の潜在的なエラー
発生源を説明するための概略図。
【図8】 (A)及び(B)は本発明に基づいて可視的
なトポグラフィに対する画像アスペクト比の適用を示し
た概略図。
【図9】 本発明に基づいて面積の大きなオーバーレイ
画像を発生するために複数個の画像を貼合わせる状態を
示した概略図。
【符号の説明】
402 FIBカラム 410 FIB 414 ステージ 416 IC(試料) 426 画像メモリ 428 メモリ 430 ディスプレイ装置 432 制御CPU 502,504 埋込導体 506 コントラスト画像領域 508 FIB操作ボックス 510,512 パワーバス 514,516 コントラスト画像領域 518,520 角部(整合点)
フロントページの続き (72)発明者 ダグラス マスナゲッティ アメリカ合衆国, カリフォルニア 95115, サン ノゼ, ドライスデール ドライブ 5641

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の選択した特徴の位置を決定する方
    法において、 (a)前記試料の選択した特徴(504)の予測した位
    置を包含する領域(506)にわたってビーム供給源
    (402)からのビーム(410)を試料(416)の
    表面へ指向させることが可能であるように前記試料の表
    面と相対的に前記ビーム供給源を固定し、 (b)前記表面の第一整合区域(514)にわたって前
    記ビームをスキャニングして、第一特徴(518)が可
    視的であり且つ前記選択した特徴の選択した位置を排除
    する第一コントラスト画像を採取し、 (c)前記第一コントラスト画像を表示し、 (d)前記試料の特徴を記述する格納されているデータ
    から、前記第一特徴の表示を有する第一オーバーレイ画
    像を発生し、 (e)前記第一オーバーレイ画像を表示し、 (f)前記第一コントラスト画像内において可視的な前
    記第一特徴及び前記第一オーバーレイ画像内の前記第一
    特徴の表示を第一整合点として使用して前記第一オーバ
    ーレイ画像を前記第一コントラスト画像とレジスタさ
    せ、 (g)前記第一整合点を基準として使用して前記格納さ
    れているデータから前記選択した特徴の位置を決定す
    る、 上記各ステップを有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、更に、上記ステップ
    (g)の前に、 (h)前記表面の第二整合区域(516)にわたって前
    記ビームをスキャニングして、第二特徴(520)が可
    視的であり且つ前記選択した特徴の予測される位置を排
    除する第二コントラスト画像を採取し、 (i)前記第二コントラスト画像を表示し、 (j)前記第二特徴の表示を有する第二オーバーレイ画
    像を前記格納されているデータから発生させ、 (k)前記第二オーバーレイ画像を表示し、 (l)前記第二コントラスト画像において可視的な前記
    第二特徴及び前記第二オーバーレイ画像における前記第
    二特徴の表示を第二整合点として使用して前記第二オー
    バーレイ画像を前記第二コントラスト画像とレジスタさ
    せる、 上記各ステップを有しており、ステップ(g)が前記第
    一整合点及び前記第二整合点を基準として使用して前記
    格納されているデータから前記選択した特徴の位置を決
    定することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、更に、上記ステップ
    (g)の前に、 (m)前記表面の第三整合区域にわたって前記ビームを
    スキャニングして、第三特徴が可視的であり且つ前記選
    択した特徴の予測された位置を排除する第三コントラス
    ト画像を採取し、 (n)前記第三コントラスト画像を表示し、 (o)前記第三特徴の表示を有する第三オーバーレイ画
    像を前記格納されているデータから発生し、 (p)前記第三オーバーレイ画像を表示し、 (q)前記第三コントラスト画像において可視的な前記
    第三特徴及び前記オーバーレイ画像における前記第三特
    徴の表示を第三整合点として使用して前記第三オーバー
    レイ画像を前記第三コントラスト画像とレジスタさせ
    る、 上記各ステップを有しており、ステップ(g)が前記第
    一整合点及び前記第二整合点及び前記第三整合点を基準
    として使用して前記格納されているデータから前記選択
    した特徴の位置を決定することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、ステップ(b)が所
    定の精度で前記第一オーバーレイ画像を前記第一コント
    ラスト画像とレジスタさせるのに充分な分解能で前記第
    一コントラスト画像を採取することを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、更に、ステップ
    (b)の前に、低分解能で前記領域(506)及び前記
    第一整合区域(514)を有する大面積コントラスト画
    像を採取し、前記低分解能は前記所定の精度でコントラ
    スト画像をレイアウト画像とレジスタさせるのに不適切
    なものであることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1において、更に、 (h)前記領域(506)のコントラスト画像を採取す
    ると共に表示し、 (i)前記領域の表示されたコントラスト画像上に前記
    装置の隠れた特徴の位置を示すオーバーレイを重畳させ
    る、 上記各ステップを有することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記ビーム供給源
    が、偏向制御信号に応答し前記表面にわたって前記ビー
    ムを制御可能にスキャニングさせるFIBカラムを有し
    ており、ステップ(b)が前記第一整合区域にわたって
    前記ビームをスキャニングさせるための偏向制御信号を
    発生することを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第一整合区域に
    わたって前記ビームをスキャニングさせるための偏向制
    御信号を発生させる場合に、前記領域にわたって前記ビ
    ームをスキャニングさせるための偏向制御信号を発生
    し、且つ前記領域にわたって前記ビームをスキャニング
    させるための前記偏向信号をオフセット信号と加算して
    その際に前記第一整合区域にわたって前記ビームをスキ
    ャンさせることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記第一整合区域に
    わたって前記ビームをスキャニングさせる場合に、前記
    ビーム供給源の動作条件を不変に維持することを特徴と
    する方法。
  10. 【請求項10】 請求項1において、ステップ(c)が
    1:1以外のXYアスペクト比で前記第一コントラスト
    画像を採取することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、ステップ(e)
    が前記採取した第一コントラスト画像のXYアスペクト
    比に等しいXYアスペクト比で前記第一オーバーレイ画
    像を表示することを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項1において、前記試料が装置の
    複数個の層の間にオフセットを有する多層IC装置を有
    しており、前記格納されているデータが前記IC装置の
    各層に対するレイアウト情報及び前記装置の層間のオフ
    セットを記述するオフセット情報を有しており、且つス
    テップ(g)が前記レイアウト情報及び前記オフセット
    情報から前記選択した特徴の位置を決定することを特徴
    とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項1において、前記試料の特徴を
    記述する前記格納されているデータが、前記試料のCA
    D記述を有しており、且つ前記第一オーバーレイ画像が
    CADレイアウト画像を有していることを特徴とする方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項1において、前記試料の特徴を
    記述する前記格納されているデータが、前記試料の光学
    的記述を有しており、且つ前記第一オーバーレイ画像が
    光学的画像を有していることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項1において、前記ビーム供給源
    が偏向制御信号に応答し前記表面にわたって電子ビーム
    を制御可能にスキャニングさせる電子ビームカラムを有
    しており、且つステップ(b)が前記第一整合区域にわ
    たって前記ビームをスキャニングさせるための偏向制御
    信号を発生することを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 試料の選択した特徴の位置を決定する
    方法において、 (a)前記試料の選択した特徴(504)の予測される
    位置を有する領域(506)にわたってビーム供給源
    (402)からのビーム(410)を試料(416)の
    表面へ指向させることが可能であるように前記試料の表
    面と相対的に前記ビーム供給源を固定し、 (b)前記表面の第一整合区域(514)にわたって前
    記ビームをスキャニングして、第一特徴(518)が可
    視的であり1:1以外のXYアスペクト比を有する第一
    コントラスト画像を採取し、 (c)前記第一コントラスト画像を表示し、 (d)前記第一特徴の表示を有する第一オーバーレイ画
    像を前記試料の特徴を記述する格納されているデータか
    ら発生し、 (e)前記第一オーバーレイ画像を表示し、 (f)前記第一コントラスト画像において可視的な前記
    第一特徴及び前記第一オーバーレイ画像における前記第
    一特徴の表示を第一整合点として使用して前記第一オー
    バーレイ画像を前記第一コントラスト画像とレジスタさ
    せ、 (g)前記第一整合点を基準として使用して前記格納さ
    れているデータから前記選択した特徴の位置を決定す
    る、 上記各ステップを有することを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項16において、ステップ(e)
    が前記採取した第一コントラスト画像のXYアスペクト
    比と等しいXYアスペクト比で前記第一オーバーレイ画
    像を表示することを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項16において、前記ビーム供給
    源が、偏向制御信号に応答し前記表面にわたって前記ビ
    ームを制御可能にスキャニングするFIBカラムを有し
    ており、且つステップ(b)が前記第一整合区域にわた
    って前記ビームをスキャニングするための偏向制御信号
    を発生することを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項16において、前記ビーム供給
    源が、偏向制御信号に応答し前記表面にわたって電子ビ
    ームを制御可能にスキャニングする電子ビームカラムを
    有しており、且つステップ(b)が前記第一整合区域に
    わたって前記ビームをスキャニングするための偏向制御
    信号を発生することを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項16において、前記試料の特徴
    を記述する前記格納されているデータが、前記試料のC
    AD記述を有しており、且つ前記第一オーバーレイ画像
    がCADレイアウト画像を有していることを特徴とする
    方法。
  21. 【請求項21】 試料の選択した特徴と相対的にビーム
    を位置決めする装置において、 (a)試料(416)の表面の1領域にわたってビーム
    (410)を制御可能にスキャニングするために偏向制
    御信号に応答するフォーカス型粒子ビームカラム(40
    2)が設けられており、 (b)XY偏向制御信号の供給源(438)が設けられ
    ており、 (c)Xオフセット制御信号の供給源(604)が設け
    られており、 (d)前記X偏向制御信号と前記X偏向オフセット信号
    とを結合して合成X軸信号を発生し且つ前記合成X軸信
    号を前記フォーカス型粒子ビームカラムへ供給する第一
    接続部(608)が設けられており、 (e)Y偏向制御信号の供給源(440)が設けられて
    おり、 (f)Yオフセット制御信号の供給源(606)が設け
    られており、 (g)前記Y偏向制御信号と前記Y偏向オフセット信号
    とを結合して合成Y軸信号を発生し且つ前記合成Y軸信
    号を前記フォーカス型粒子ビームカラムへ供給する第二
    接続部(614)が設けられており、 前記領域の寸法が前記X偏向制御信号と前記Y偏向制御
    信号とによって決定され、且つ前記領域の位置が前記X
    オフセット制御信号と前記Yオフセット制御信号とによ
    って決定されることを特徴とする装置。
JP6210030A 1993-09-02 1994-09-02 Fib操作用レイアウトオーバーレイ Pending JPH07201300A (ja)

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