JPH0720094B2 - スペクトラム拡散通信方式 - Google Patents

スペクトラム拡散通信方式

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JPH0720094B2
JPH0720094B2 JP61267934A JP26793486A JPH0720094B2 JP H0720094 B2 JPH0720094 B2 JP H0720094B2 JP 61267934 A JP61267934 A JP 61267934A JP 26793486 A JP26793486 A JP 26793486A JP H0720094 B2 JPH0720094 B2 JP H0720094B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スペクトラム拡散通信方式に係り、特にイン
ターリーブ処理によって行うバースト誤り訂正技術の改
良に関する。
(従来の技術) 周知のように、フェージング無線回線では瞬断等によっ
てバースト誤りが発生するので、そのような無線回線で
実施されるスペクトラム拡散通信方式ではインターリー
ブ処理によってバースト誤りの訂正を行うようにしてい
る。
即ち、従来のスペクトラム拡散通信方式では、送信側装
置は、例えば第5図(a)に示すように、誤り訂正符号
化回路51と、インターリーブ回路52と、変調部である1
次変調器53およびスペクトラム拡散器54と、送信機55と
で基本的に構成される。誤り訂正符号化回路51は、送信
データをBCH符号等のブロック符号へ符号化し、それを
インターリーブ回路52へ送出する。
インターリーブ回路52は、長さL以下のバースト誤りを
L個の符号語に1ビットずつ分散させるために例えば次
のような方法で所定のインターリーブ処理を行う。即
ち、シリアルデータとして入力する符号長nのブロック
符号のL個をL行n列のバッファメモリに格納する際
に、第1行目には第1番目のブロック符号を、第2行目
には2番目のブロック符号を、以下同様に第L行目には
L番目のブロック符号を順次格納する。
そして、変調部へのデータ送出はバッファメモリの第1
列から第n列に向かって順次読出しを行うのである。こ
こに、1個のブロック符号がバッファメモリに書込まれ
読出されるまでの遅延時間をインターリーブ周期と称
し、また値「L」はインターリーブ周期を規定するパラ
メータで従来は固定的な所定値を使用している。つま
り、インターリーブ周期は一定となっている。
変調部では、入力データ信号が1次変調器53で位相変調
(1次変調)され、さらにスペクトラム拡散器54でラン
ダム符号による拡散処理を受ける。なお、実際の装置で
は、入力データ信号についてまずスペクトラム拡散処理
をし、次に位相変調を施すようにしているものもある。
そして、このように変調された信号は送信器55により送
信信号として無線送信される。
一方、受信側装置は、第5図(b)に示すように、受信
機56と、復調部であるスペクトラム逆拡散器57および1
次復調器58と、ディインターリーブ回路59と、誤り訂正
復号回路60とで基本的に構成される。
受信機56の受信信号は、スペクトラム逆拡散器57で逆拡
散処理され、次いで1次復調器58で位相復調(1次復
調)されベースバンド信号となる。復調されたデータは
ディインターリーブ回路59でインターリーブの解除動
作、即ちディインターリーブ処理され、データ系列はイ
ンターリーブされる前の元の順序に戻される。このディ
インターリーブ処理により、無線区間での瞬断等により
生じたバースト誤りはランダム誤りに分散され、このラ
ンダム誤りは誤り訂正復号回路60で訂正することによ
り、バースト誤りが訂正される。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、インターリーブ処理を用いた誤り訂正におい
ては、バースト誤り訂正の訂正能力はインターリーブ周
期に依存し、訂正可能なバースト誤りの時間幅はインタ
ーリーブ周期に比例しているので、インターリーブ周期
の長くすれば、長い時間幅のバースト誤りを訂正でき
る。
ところが、最初のバースト誤りが発生してからインター
リーブ周期の時間が経過しない間に、次のバースト誤り
が発生した場合、ディインターリーブ処理によりこの2
つのバースト誤りがランダム化されてあるブロック符号
中に、訂正能力以上のランダム誤りが入ることになるの
で、この場合には正しい誤り訂正動作が行われない。
このようにバースト誤りの発生間隔が短い場合にはむし
ろインターリーブ周期が短い方が、次のバースト誤りか
ら回わり込んでくる誤りを少なくできる。すなわち、イ
ンターリーブ周期を長くすると訂正可能なバースト誤り
の時間幅を長くできるが、バースト誤りの発生間隔が短
くなると正しく訂正されない。一方、インターリーブ周
期を短くすると訂正可能なバースト誤りの時間幅は短く
なるが、バースト誤りの発生間隔が短くなっても訂正可
能である。このように、インターリーブ周期が長いもの
と、短いものとでは長所短所が相反する。従って、瞬断
の時間幅や発生間隔が一様ではなく常に様々な瞬断が発
生しているフェージング無線回線において、従来のイン
ターリーブ周期一定のインターリーブ処理を施した場
合、バースト誤りの時間幅が訂正可能範囲内であったと
しても次の瞬断の発生がインターリーブ周期の時間以内
であれば、誤った誤り訂正が行われ、インターリーブ処
理をしたことにより逆に誤り訂正の特性を劣化させると
いう問題点がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、瞬断の時間幅や発生間隔が一様ではな
く常に様々な瞬断が発生している無線回線においてイン
ターリーブ処理をしたことにより生ずる誤った誤り訂正
動作の低減を図り得るスペクトラム拡散通信方式を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明のスペクトラム拡散
通信方式は次の如き構成を有する。
即ち、本発明のスペクトラム拡散通信方式は、送信側装
置は、送信データをブロック符号化する誤り訂正符号化
回路の出力について行うインターリーブ処理を互いに異
なるインターリーブ周期で行うN個のインターリーブ回
路と;前記N個のインターリーブ回路の各出力および前
記誤り訂正符号化回路の出力のそれぞれについて独立に
変調処理とスペクトラム拡散処理を行うN+1個の変調
部と;前記N+1個の変調部の各出力であるN+1チャ
ネルの各信号を合成して符号分割多重化信号を形成する
合成器と;を備え、受信側装置は、前記符号分割多重化
信号についてスペクトラム逆拡散処理と復調処理を行う
N+1個の復調部と;前記N+1個の復調部の出力の
中、前記インターリーブ処理を受けているN個の出力の
それぞれについてそのインターリーブ処理を解除するN
個のディインターリーブ回路と;前記N個のディインタ
ーリーブ回路の出力のそれぞれについて復号化処理を行
うN個の誤り訂正復号回路と;前記N個の誤り訂正復号
回路が出力する誤り訂正パルスのそれぞれについて前記
インターリーブ処理と同一内容のインターリーブ処理を
行うN個の受信側インターリーブ回路と;前記N+1個
の復調部の出力の中、前記インターリーブ処理を受けて
いない1個の出力について復号化処理を行うN+1個目
の誤り訂正復号回路と;前記N個の受信側インターリー
ブ回路の各出力と前記N+1個目の誤り訂正復号回路が
出力するN+1個目の誤り訂正パルスとを受けて、無線
区間で発生した瞬断の時間幅およびその、発生時間間隔
を求め、前記N種のインターリーブ周期の中、現在発生
している瞬断に対して最適なインターリーブ周期で誤り
訂正動作をしているチャネルを検出し、前記N+1個の
誤り訂正復号回路の各復調出力の中の該当復調出力を選
択させる選択信号を発生する切替制御回路と;を備えた
ことを特徴とするスペクトラム拡散通信方式である。
(作 用) 次に、前記の如く構成される本発明のスペクトラム拡散
通信方式の作用を説明する。
送信側装置では、N個のインターリーブ回路が、送信デ
ータをブロック符号化する誤り訂正符号化回路の出力に
ついて行うインターリーブ処理を互いに異なるインター
リーブ周期で行う。
また、N+1個の変調部が、前記N個のインターリーブ
回路の各出力および前記誤り訂正符号化回路の出力のそ
れぞれについて独立に変調処理とスペクトラム拡散処理
を行う。
そして、合成器が、前記N+1個の変調部の各出力であ
るN+1チャネルの各信号を合成して符号分割多重化信
号を構成する。この符号分割多重化信号が受信側装置へ
無線送信される。
一方、受信側装置では、N+1個の復調部が、前記符号
分割多重化信号についてスペクトラム逆拡散処理と1次
復調処理を行う。そして、N個のディインターリーブ回
路が、前記N+1個の復調部の出力の中、前記インター
リーブ処理を受けているN個の出力のそれぞれについて
そのインターリーブ処理を解除し、N個の誤り訂正復号
回路が、これらN個のディインターリーブ回路の出力の
それぞれについて復号化処理を行う。
また、N個の受信側インターリーブ回路が、これらN個
の誤り訂正復号回路が出力する誤り訂正パルスのそれぞ
れについて前記インターリーブ処理と同一内容のインタ
ーリーブ処理を行う。
他方、N+1個目の誤り訂正復号回路が、前記N+1個
の復調部の出力の中、前記インターリーブ処理を受けて
いない1個の出力について復号化処理を行う。最後に、
切替制御回路が、前記N個の受信側インターリーブ回路
の各出力と前記N+1個目の誤り訂正復号回路が出力す
るN+1個目の誤り訂正パルスとを受けて、無線区間で
発生した瞬断の時間幅およびその発生時間間隔を求め、
前記N種のインターリーブ周期の中、現在発生している
瞬断に対して最適なインターリーブ周期で誤り訂正動作
をしているチャネルを検出し、前記N+1個の誤り訂正
復号回路の各復調出力の中の該当復調出力を選択させる
選択信号を発生する。
このように、本発明のスペクトラム拡散通信方式によれ
ば、送信側装置では、送信データをN+1分岐し、この
内チャネル1,2,…Nに対しては周期がそれぞれ異なるイ
ンターリーブ処理を施し、これらとインターリーブ処理
されていないチャネルN+1とを符号分割多重化して無
線電送する。そして、受信側装置では、符号分割多重化
された信号のN+1個のチャネルに、それぞれ独立に逆
拡散処理をし、チャネル1,2,…Nの復調データをディイ
ンターリーブ処理した後、N+1個の各チャネルを誤り
訂正し、さらにチャネル1,2,…Nの誤り訂正パルスをイ
ンターリーブ処理をし、これらとチャネルN+1の誤り
訂正パルスとから、バースト誤りの発生状況に対して最
適なインターリーブ周期で誤り訂正動作をしているチャ
ネルを判定し、そのチャネルの復調データを受信データ
として選択出力するようにしたので、瞬断の時間幅や発
生間隔が一様でなく常に様々な瞬断が発生している無線
回線において、インターリーブ処理を施したことにより
生ずる誤った誤り訂正動作の低減が図れ、インターリー
ブ処理によるバースト誤りの訂正特性を改善できる効果
がある。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第1
図は送信側装置、第2図は受信側装置の一実施例を示
す。第1図において、1は誤り訂正符号化回路、2,3,…
4はそれぞれインターリーブ回路(1,2,…N)、5は1
次変調器、6,7,…8,9はそれぞれスペクトラム拡散器
(1,2,…N,N+1)、10は合成器、11は送信機である。
また、第2図において、12は受信機、13,14,…15,16は
それぞれスペクトラム逆拡散器(1,2,…N,N+1)、17
は1次復調器、18,19,…20はそれぞれディインターリー
ブ回路(1,2,…N)、21は誤り訂正復号回路、22は切替
制御回路、23,24,…25,26はそれぞれ遅延回路(1,2,…
N,N+1)、27はバッファ、28は切替器である。
以上の構成において、送信側装置では、送信データは誤
り訂正符号化回路1にてブロック符号化された後、N+
1個のチャネルに分岐され、その内のチャネル1、同
2、…同Nはそれぞれインターリーブ回路(1,2,…N)
に入力し、ここでそれぞれインターリーブ周期の異なる
インターリーブ処理が施される。つまり、前記パラメー
タLが各インターリーブ回路(1,2,…N)において異な
るのである。これらのインターリーブ処理されたチャネ
ル1,2,…Nのデータとインターリーブ処理されていない
チャネルN+1のデータは、それぞれ1次変調器5によ
り1次変調(位相変調)され、スペクトラム拡散器(1,
2,…N,N+1)により、それぞれ独立な拡散符号で拡散
処理される。このN+1個の変調部の各出力であるN+
1チャネルの各信号は合成器10で合成され、符号分割多
重化される。この合成器10の出力は送信機11により送信
信号として送信される。
一方、受信側装置では、送信側からの符号分割多重化さ
れた信号を受信機12により受信し、これをN+1分岐
し、スペクトラム逆拡散器(1,2,…N,N+1)によりそ
れぞれ送信側の拡散に用いたのと同じ拡散符号により、
逆拡散処理を行い、各チャネルに対して拡散復調する。
次に1次変調器17によりベースバンド信号に復調し、復
調されたデータの内のチャネル1、同2、…同Nのデー
タは、それぞれインターリーブされているので、ディイ
ンターリーブ回路(1,2,…N)により送信側でのインタ
ーリーブ処理と逆操作のディインターリーブ処理が行わ
れ、各チャネルのデータは送信側でのインターリーブ処
理前の元の信号系列の順序に戻される。
その結果、無線区間で生じた瞬断によるバースト誤りは
ランダム誤りに分散されることになる。
そして、ディインターリーブ処理されたチャネル1、同
2、…同Nおよびインターリーブ処理が施されていない
チャネルN+1のデータは誤り訂正復号回路21にて復号
されるとともに、ブロック符号中の誤りビットの位置が
検出され、この誤りビット位置に誤り訂正パルスが発生
し、データと排他的論理和を取ることにより誤り訂正が
行われる。各チャネルの誤り訂正復号回路21の復調出力
は、送信側でのチャネル間で同期の異なるインターリー
ブ処理および受信側でのディインターリーブ処理により
生じた各チャネル間でのデータ遅延差があるため、遅延
回路1、同2、…同N、同N+1によりデータ遅延差が
生じないよう遅延調整され次のバッファ27で切替制御回
路22で後述する如き切替判定動作が行われるのに要する
時間が経過するのを待った後に切替器28へ入力され、切
替制御回路22からの選択信号により選択されたチャネル
のデータが受信データとして出力されるようになってい
る。
ところで、インターリーブ処理によるバースト誤りの訂
正能力はインターリーブ周期および誤り訂正符号の訂正
能力で決まる。
第3図は本実施例のチャネル1、同2、…、同Nのバー
スト誤り訂正能力の一例を示す。
ここで、チャネル1、同2、…同Nのインターリーブ周
期をそれぞれT1、T2、…TNとおき、T1>T2>…>TNとな
っているものとする。
また、訂正可能なバースト誤りの最大時間幅(バースト
誤り許容時間幅)をチャネル1、同2、…同Nについて
それぞれτ1…τとおく。
このバースト誤り許容時間幅はインターリーブ周期に比
例するので、T1>T2>…>TNよりτ>τ>…>τ
となる。一方、バースト誤り許容時間幅のバースト誤り
が繰り返して発生している場合、訂正可能な繰返し周期
(バースト誤り許容繰返し周期)はインターリーブ周期
に等しく、チャンネル1,2,…Nで、それぞれT1,T2,…TN
となる。
さて、誤り訂正復号回路21が発生する誤り訂正パルスを
調べることにより、各チャネルでの誤り訂正動作を知る
ことができる。また、誤り訂正が訂正能力範囲内で行わ
れている場合は、この誤り訂正パルスは実際の誤りビッ
トの位置と一致する。ところが、チャネル1、同2、…
同Nの誤り訂正復号回路21が発生する誤り訂正パルスは
ディインターリーブ処理後のものであるため、無線区間
で実際に生じたバースト誤りに対する誤り訂正位置の並
びとは異なっており、そのままでは、バースト誤りに対
する訂正動作を調べることができない。そこで、これら
のチャネル1、同2、…同Nの誤り訂正パルスを送信側
と同じインターリーブ処理をするインターリーブ回路
(1,2,…N)により同一のインターリーブ処理をする。
このインターリーブ処理された誤り訂正パルス2−1、
同3−1、…同4−1は実際の無線区間で生じたバース
ト誤りに対する誤り訂正位置の並びに戻り、これらによ
り各チャネルのバースト誤りに対する誤り訂正動作を調
べることができる。
一方、チャネルN+1についてはインターリーブ処理が
行われていないので、誤り訂正復号回路21からの誤り訂
正パルス21−1はインターリーブする必要がなく、その
ままで無線区間でのバースト誤りに対する誤り訂正位置
に対応している。
以上のチャネル1、同2、…同Nのインターリーブ処理
された誤り訂正パルス2−1、同3−1、…、同4−1
およびチャネルN+1のインターリーブされていない誤
り訂正パルス21−1を切替制御回路22へ入力する。
切替制御回路22は次の要領で切替判定を行う。
(1)チャネルN+1の誤り訂正パルス21−1に基づき
バースト誤りを検出し、バースト誤りの部分が低レベル
となる瞬断検出信号を作る。
(2)瞬断検出信号から瞬断の時間幅Wおよび瞬断が発
生してから次の瞬断が発生するまでの時間tを求める。
(3)チャネル1、同2、…同Nのインターリーブ処理
された誤り訂正パルス2−1、同3−1、…、同4−1
が全て一致している時は切替動作は行わない。
(4)上記(3)を満足しない場合、バースト誤り訂正
能力が上記(2)で求めた時間幅Wおよび瞬断発生間隔
tの瞬断を満足するチャネルを捜し、検出できればその
チャネルのデータを選択するように選択信号を切替器28
に送出する。
(5)上記(4)で瞬断に対して訂正能力を満足するチ
ャネルが検出できなかった場合、瞬断検出信号の高レベ
ルの部分(瞬断以外の部分)において各チャネル毎に、
誤り訂正パルスの数を求め、この数が最小となるチャネ
ルを捜し、そのチャネルのデータを選択するように選択
信号を切替器28に送出する。
次に、以上の切替要領を第4図を用いて説明する。チャ
ネルN+1はインターリーブ処理を施していないので、
無線区間での瞬断によるバースト誤りは正しく訂正でき
ないが、バースト誤りが発生している間は誤り訂正パル
ス21−1を出力するので、誤り訂正パルス21−1がバー
スト状に集中しているところがバースト誤りであると判
定できる。そして、このチャネルN+1の誤り訂正パル
ス21−1によってバースト状のところで低レベルとなる
瞬断検出信号を作り、瞬断1、同2、同3に対してそれ
らの時間幅W1,同W2,同W3および瞬断の発生する時間間隔
t1,同t2,同t3を求める。ところで、N+1個のチャネル
は送信側において、符号分割多重化されて送信されてい
るので、送信信号の中心周波数および周波数帯域は全て
のチャネルで同一であるため、無線区間で生じる瞬断は
全てのチャネルに対して共通なものとなる。従って、イ
ンターリーブ処理が行われているチャネル1、同2、…
同Nの全てについて、瞬断によるバースト誤りが、それ
ぞれのチャネルの訂正能力範囲内のものである場合に
は、全てのチャネル1、同2、…同Nの誤り訂正パルス
は一致する。この場合は切替動作をする必要はない。
誤り訂正パルスが、チャネル間で一致しなくなった場合
には、あるチャネルで訂正能力を超えた動作をしている
ことを示している。
この場合には、瞬断1、同2、同3に対して訂正能力が
満足されているチャネルを捜す。
チャネル1のバースト誤り許容時間τは瞬断時間W1
満足しているが、瞬断1と同2の発生間隔t1がチャネル
1のバースト誤り許容繰返し周期T1より短いため、ディ
インターリーブ処理後、ランダム化されたバースト誤り
1の領域にバースト誤り2もランダム化され回わり込ん
でくる。これはあるブロック符号中に訂正能力以上の誤
りが入ることを示し、その結果誤った誤り訂正動作が行
われ、瞬断以外の領域でも誤り訂正パルスを出力する。
チャネル2は瞬断1に対して瞬断時間W1および瞬断発生
間隔t1を共に満足しており、チャネルNは満足していな
い。
従って、この場合にはチャネル2がバースト誤り1を正
しく訂正しており、瞬断1と同2の間の無瞬断領域に誤
った誤りパルスを出力していない。
そこで、切替制御回路22はチャネル2を選択するように
選択信号を切替器28に送出する。
次に、瞬断2と同3について、チャネル1は無瞬断領域
にも誤りパルスを出力しており、またチャネル2につい
ても瞬断発生間隔t2がバースト誤り許容繰返し周期T2よ
り短いため、チャネル1およびチャネル2共に誤った誤
り訂正動作を行っている。ところで、チャネルNは瞬断
2の時間幅W2に対しては訂正能力を満足していないが、
瞬断2の終了後チャネルNのインターリーブ周期TN経過
後はインターリーブ周期TNが短いことにより、瞬断3か
ら回わり込んでくる誤りはなく、誤った誤り訂正パルス
は出力されない。
また、瞬断3の瞬断時間W3はチャネルNの訂正能力範囲
内であるため、バースト誤り3を正しく訂正する。従っ
て、瞬断2と同3の間の無瞬断領域での誤った誤り訂正
パルス数が最小となるチャネルNが選択されるように切
替制御回路22は選択信号を切替器28に送出する。以上の
ような要領にて切替制御回路22は切替選択の判定および
選択信号の送出を行うのである。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明のスペクトラム拡散通信方
式によれば、送信側装置では、送信データをN+1分岐
し、この内チャネル1,2,…Nに対しては周期がそれぞれ
異なるインターリーブ処理を施し、これらとインターリ
ーブ処理されていないチャネルN+1とを符号分割多重
化して無線伝送する。そして、受信側装置では、符号分
割多重化された信号のN+1個の各チャネルに、それぞ
れ独立に逆拡散処理をし、チャネル1,2,…Nの復調デー
タをディインターリーブ処理した後、N+1個の各チャ
ネルを誤り訂正し、さらにチャネル1,2,…Nの誤り訂正
パルスをインターリーブ処理をし、これらとチャネルN
+1の誤り訂正パルスとから、バースト誤りの発生状況
に対して最適なインターリーブ周期で誤り訂正動作して
いるチャネルを判定し、そのチャネルの復調データを受
信データとして選択出力するようにしたので、瞬断の時
間幅や発生間隔が一様でなく常に様々な瞬断が発生して
いる無線回線において、インターリーブ処理を施したこ
とにより生ずる誤った誤り訂正動作の低減が図れ、イン
ターリーブ処理によるバースト誤りの訂正特性を改善で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスペクトラム拡散通信方式の送信側装
置の構成ブロック図、第2図は本発明のスペクトラム拡
散通信方式の受信側装置の構成ブロック図、第3図はチ
ャネル1、同2、同Nのバースト誤り訂正能力の説明
図、第4図は瞬断と各チャネルの誤り訂正パルスおよび
切替選択のための説明図、第5図は従来のスペクトラム
拡散通信方式の構成ブロック図である。 1……誤り訂正符号化回路、2,3,4……インターリーブ
回路(1,2,N)、5……1次変調器、6,7,8,9……スペク
トラム拡散器(1,2,N,N+1)、10……合成器、11……
送信機、12……受信機、 13,14,15,16……スペクトラム逆拡散器(1,2,…N,N+
1)、17……1次復調器、18,19,20……ディインターリ
ーブ回路(1,2,N)、21……誤り訂正復号回路、22……
切替制御回路、23,24,25,26……遅延回路(1,2,N,N+
1)、27……バッファ、28……切替器、 51……誤り訂正符号化回路、52……インターリーブ回
路、53……1次変調器、 54……スペクトラム拡散器、55……送信機、56……受信
機、57……スペクトラム逆拡散器、58……1次復調器、
59……ディインターリーブ回路、60……誤り訂正復号回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側装置は、送信データをブロック符号
    化する誤り訂正符号化回路の出力について行うインター
    リーブ処理を互いに異なるインターリーブ周期で行うN
    個のインターリーブ回路と;前記N個のインターリーブ
    回路の各出力および前記誤り訂正符号化回路の出力のそ
    れぞれについて独立に変調処理とスペクトラム拡散処理
    を行うN+1個の変調部と;前記N+1個の変調部の各
    出力であるN+1チャネルの各信号を合成して符号分割
    多重化信号を形成する合成器と;を備え、受信側装置
    は、前記符号分割多重化信号についてスペクトラム逆拡
    散処理と復調処理を行うN+1個の復調部と;前記N+
    1個の復調部の出力の中、前記インターリーブ処理を受
    けているN個の出力のそれぞれについてそのインターリ
    ーブ処理を解除するN個のディインターリーブ回路と;
    前記N個のディインターリーブ回路の出力のそれぞれに
    ついて復号化処理を行うN個の誤り訂正復号回路と;前
    記N個の誤り訂正復号回路が出力する誤り訂正パルスの
    それぞれについて前記インターリーブ処理と同一内容の
    インターリーブ処理を行うN個の受信側インターリーブ
    回路と;前記N+1個の復調部の出力の中、前記インタ
    ーリーブ処理を受けていない1個の出力について復号化
    処理を行うN+1個目の誤り訂正復号回路と;前記N個
    の受信側インターリーブ回路の各出力と前記N+1個目
    の誤り訂正復号回路が出力するN+1個目の誤り訂正パ
    ルスとを受けて、無線区間で発生した瞬断の時間幅およ
    びその発生時間間隔を求め、前記N種のインターリーブ
    周期の中、現在発生している瞬断に対して最適なインタ
    ーリーブ周期で誤り訂正動作をしているチャネルを検出
    し、前記N+1個の誤り訂正復号回路の各復調出力の中
    の該当復調出力を選択させる選択信号を発生する切替制
    御回路と;を備えたことを特徴とするスペクトラム拡散
    通信方式。
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