JP4130264B2 - 電力線搬送通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力線搬送通信システムに関し、より特定的には、電源周波数に同期した伝送路特性の変動やノイズの変動が見られる電力線を用いて、デジタル通信を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電力線は、電力を配送するための線であってデータ通信をも考慮した線ではなく、また、分岐分配や終端に関してインピーダンス整合を行っていないため、データ通信に用いる伝送路としての環境(例えば、周波数対ゲイン特性やノイズ等)は劣悪である。
【0003】
まず、電力線における周波数対ゲイン特性は、低い周波数が高い周波数に比べて比較的減衰しにくいという傾向があるものの、減衰特性は伝送路によって千差万別である。このため、共振によってある周波数の信号が伝わらない現象も見られ、特性を一意に規定することはできない。
次に、電力線におけるノイズは、低い周波数が高い周波数に比べて大きいという傾向があるが、狭帯域ノイズ等を含むこともあり、これも一意に規定できない。従って、受信地点における信号強度とノイズ強度の比(S/N)は、どの周波数で最も大きいかは、伝送路に依存するためわからない。
一方、電力線における歪みに関しても同様で、どこに共振点が現れるかわからないため、歪みが比較的少ない帯域を選別して送信することは困難である。
また、上述したこれらの特性は、静的ではない。すなわち、電力線に接続された機器は、その動作が刻々と変化するため、動作を切り替えるたびに、負荷特性が変わることによる伝送路特性の変化や、発生ノイズの変化等が存在する。
【0004】
図7に、電力線のゲイン対周波数特性の一例を示す。図7に示すように、電力線のゲイン特性は、周波数に依存する。また、図8に、機器のノイズ強度対周波数特性の一例を示す。図8に示すように、機器のノイズ特性は、インバータノイズ等の高調波ノイズを含む特性であることがわかる。
なお、図7および図8は、あくまで一例であり、その他様々な周波数特性・ノイズ特性を持つ伝送路や機器が存在することはいうまでもない。
【0005】
一般的な狭帯域通信システムでは、図7や図8に示した周波数帯域の減衰やノイズの発生に的確に対抗することは困難である。これは、どの周波数帯域の信号が共振による減衰で届かなくなるか、また、どの周波数の信号が高調波ノイズでつぶされるかわからないためである。
そこで、従来から、この問題に対応すべく、スペクトラム拡散変調方式を用いて冗長性を加えることで、問題解決を目指すさまざまな手法が提案されている。特に多くの提案と工夫がされているのが、直接拡散方式のスペクトラム拡散を用いた通信システムである。
以下、直接拡散方式のスペクトラム拡散を用いた従来の電力線搬送通信システムについて簡単に説明する。
【0006】
図9に、直接拡散方式のスペクトラム拡散を用いた従来の電力線搬送通信システムの構成のブロック図を示す。図9において、従来の電力線搬送通信システムは、送信装置300と受信装置400とが伝送路500を介して接続される構成である。
送信装置300は、変調部301と、スペクトラム拡散変調部302と、拡散符号部303と、送信アンプ304とを備える。受信装置400は、受信アンプ401と、スペクトラム拡散復調部402と、拡散符号部403と、復調部404とを備える。
【0007】
まず、送信装置300の各構成を説明する。
送信シンボルは、変調部301に入力される。変調部301は、入力する送信シンボルを用い、キャリアに対し予め定めた任意の変調を施して出力する。拡散符号部303は、変調部301からのシンボルレートよりも高いチップレートの拡散符号を有しており、スペクトラム拡散変調部302へ出力する。スペクトラム拡散変調部302は、変調が施されたキャリアに拡散符号を乗算して、周波数軸上にスペクトラムを拡散させる(周波数帯域を広げる)。このスペクトラム拡散変調された送信信号は、送信アンプ304において予め定めた振幅となるように増幅処理がなされた後、伝送路500を介して受信装置400側へ送信される。
【0008】
次に、受信装置400の各構成を説明する。
伝送路500を介して受信される受信信号は、受信アンプ401において予め定めた振幅となるように増幅処理がなされた後、スペクトラム拡散復調部402へ出力される。拡散符号部403は、送信装置300における拡散符号部303の拡散符号と同じ拡散符号を有しており、スペクトラム拡散復調部402へ出力する。スペクトラム拡散復調部402は、受信信号に拡散符号を乗算することで逆拡散処理を行い、広げられた周波数帯域を元の周波数帯域まで戻す。逆拡散された受信信号は、復調部404において復調(送信装置300における変調部301で施した変調方式に対応する復調方式である)が施され、受信シンボルとして出力される。
【0009】
なお、特に記述はしないが、これらスペクトラム拡散通信方式に関しては、拡散符号の同期の取り方に関する工夫や、逆拡散のために1シンボル前の信号を参照して歪みに対する耐性を強化し、同期回路を簡略化することを目的とする遅延検波方式を採る等、様々な工夫がされている。
【0010】
このように、従来の電力線搬送通信システムは、スペクトラム拡散を用いることで周波数軸上に情報を拡散させて送信する、すなわち、変調信号に周波数的な冗長性を加えて送信する。従って、仮に一部の周波数で信号が減衰したりノイズが多かったりしても、他の周波数成分でこれをカバーし、信号を復調することを可能としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の電力線搬送通信システムは、スペクトラム拡散を用いて周波数軸上でのみ冗長性を持たせている。このため、以下に述べるような問題を残している。
【0012】
本来、電力線のノイズは、上述したような周波数帯域で発生するノイズよりも、電力線に接続された機器が経時的に発生するノイズが主に問題となる。そのノイズの時間変動の一例を、図10に示す。図10(a),(b)のそれぞれにおいて、上側の波形がノイズ波形であり、下側の波形が電源に同期したトリガ信号である。このトリガ信号は、2クロックで電源1サイクル分(この例では、電源周波数が60Hzであるとする)である。
図10を見てわかるとおり、ノイズ強度は、電源サイクルの倍の120Hzの周期性をもつ変動がみられる。この様に、電力線のノイズは、電源サイクルの倍の周波数に同期した時間軸上のノイズが一般的なのである。
【0013】
このように、電力線搬送においては、図7および図8に示したとおり、周波数軸上でS/Nが良い周波数帯域と、S/Nの悪い周波数帯域とが存在する。また、図10に示したとおり、時間軸上でも、ノイズの大きい時刻と、ノイズの小さい時刻とが存在する。特に、図10(b)に示したようなインパルス性のノイズは、広い周波数成分と強い強度を有しているため、周波数軸上に冗長性を持たせても、この強いノイズが出ている時刻においては、通信が成り立たないという問題が発生する可能性がある。
つまり、上述した従来の電力線搬送通信システムのように周波数軸上でのみ冗長性を持たせただけでは、時間軸上のノイズに対して通信エラーの発生が避けられないという問題を有している。
【0014】
それ故、本発明の目的は、電力線搬送通信において、周波数軸上のみならず、時間軸上にも冗長性を持たせることにより、電源周波数に同期した強力なインパルスノイズにも耐え得る信頼性の高い電力線搬送通信システムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、電力線を伝送路として用い、送信装置と受信装置との間におけるシンボルの通信を行う電力線搬送通信システムであって、
送信装置は、
送信するシンボルに対し、長さがmシンボル(mは、2以上の整数)である1番シンボル〜m番シンボルのシンボル列を1単位として、当該シンボル列をn種類(nは、2以上の整数)の並べ替え手法を用いて当該1番シンボル〜m番シンボルの順番をそれぞれ並べ替えたn列のシンボル列を生成するインタリーブ手段と、
インタリーブ手段が生成したn列のシンボル列を、それぞれ対応する予め定めたキャリアを用いて振幅変調および/または位相変調し、変調信号として出力する変調手段と、
変調信号を予め定めた振幅に増幅し、伝送路へ出力する送信アンプ手段とを備え、
受信装置は、
伝送路を介して受信する変調信号を予め定めた振幅に増幅して出力する受信アンプ手段と、
受信アンプ手段が出力する変調信号に対して、それぞれ対応する予め定めた基準キャリアを用いて振幅復調および/または位相復調を行い、n列の振幅/位相情報列を生成する復調手段と、
復調手段が生成したn列の振幅/位相情報列を、それぞれ対応する並べ替え手法の逆変換を行って、インタリーブ手段入力時における順番に並びを戻し、並べ戻したn列の振幅/位相情報列として出力するデ・インタリーブ手段と、
デ・インタリーブ手段が出力する並べ戻したn列の振幅/位相情報列の各情報に基づいて、1番シンボル〜m番シンボルの値をそれぞれ判定し出力する判定手段とを備える。
【0016】
上記のように、第1の発明によれば、送信装置側では、伝送路上において周波数軸と時間軸とのどちらにも冗長性を持つ形態でシンボルを送信し、受信装置側では、様々な時間タイミングと周波数とで送信された複数の信号に基づいて元のシンボル値を判断する。
これにより、任意の時刻に大きなノイズが集中した場合でも、時間軸上の冗長性によって、通信のロバスト性を保つことができる。
【0017】
第2の発明は、第1の発明に従属する発明であって、
判定手段は、並べ戻したn列の振幅/位相情報列それぞれの第k番目(kは、m以下の整数)に位置する振幅情報および/または位相情報の平均値を算出し、当該平均値に基づいてk番シンボルの値の判定を行うことを特徴とする。
【0018】
上記のように、第2の発明によれば、第1の発明において、判定手段は、各列に関し、同一シンボルの位置にある情報の平均値からシンボルの値を判定する。
従って、信頼性の高いシンボル判定を行うことができる。
【0019】
第3の発明は、第2の発明に従属する発明であって、
判定手段は、並べ戻したn列の振幅/位相情報列それぞれの第k番目に位置する振幅情報および/または位相情報の平均値を算出するにあたり、信頼性のある振幅情報および/または位相情報のみを当該平均値の算出に用ることを特徴とする。
【0020】
上記のように、第3の発明によれば、第2の発明において、判定手段における判定のアルゴリズムとして、振幅/位相情報列の各情報の信頼性を判定し、信頼性のある(信頼性が高い)情報のみを平均値算出の材料としている。
これにより、上記第2の発明の効果に加え、さらに信頼性の高いシンボル判定を行うことができる。
【0021】
第4の発明は、第3の発明に従属する発明であって、
判定手段は、信頼性の有無を、振幅情報および/または位相情報の値が予め定めた範囲内に存在するか否かによって判定することを特徴とする。
【0022】
第5の発明は、第4の発明に従属する発明であって、
判定手段は、振幅に関する信頼性の有無を、
同一のキャリアで送信された振幅/位相情報列の振幅の平均値を計算し、
振幅の平均値に対する相対振幅情報を計算して相対振幅情報列とし、
相対振幅情報の値が予め定めた範囲内に存在するか否かによって判定することを特徴とする。
【0023】
第6の発明は、第4の発明に従属する発明であって、
判定手段は、振幅に関する信頼性の有無を、
同一のキャリアで送信された振幅/位相情報列の振幅の平均値と分散値とを計算し、
振幅の平均値に対する相対振幅情報を計算して相対振幅情報列とし、
相対振幅情報の値が分散値に所定の定数を乗じた値よりも絶対値が小さいか否かによって判定することを特徴とする。
【0024】
第7の発明は、第4の発明に従属する発明であって、
判定手段は、振幅に関する信頼性の有無を、
同一のキャリアで送信された振幅/位相情報列の振幅値が、1つ前のシンボルの振幅値との差が予め定めた値以内であるか否かによって判定することを特徴とする。
【0025】
上記のように、第4〜第7の発明によれば、第3の発明において、判定手段で行う信頼性の有無の典型的な判定手法を特定したものである。
【0026】
第8の発明は、第1〜第7の発明に従属する発明であって、
インタリーブ手段における1番シンボル〜m番シンボルのシンボル列は、電源の1/2サイクル時間以下の時間長であることを特徴とする。
【0028】
第9の発明は、第1〜第8の発明に従属する発明であって、
送信装置は、インタリーブ手段が出力するn列のシンボル列を、それぞれ差動シンボル化して変調手段へ出力する差動シンボル化手段をさらに備え、
復調手段は、1シンボル前の信号に対する振幅/位相情報を出力する遅延検波方式を用いて復調を行うことを特徴とする。
【0029】
上記のように、第9の発明によれば、第1〜第8の発明において、送信装置において1つ前のシンボルに対する振幅/位相変化量に情報を重畳し、受信装置において遅延検波方式を用いて復調を行う。
これにより、上記第1〜第8の発明の効果に加え、より歪みに強い通信が可能となり、さらに信頼性の高いシンボル判定を行うことができる。
【0030】
第10の発明は、第1〜第9の発明に従属する発明であって、
変調手段は、OFDM方式に基づいて変調を行い、
復調手段は、OFDM方式に基づいて復調を行うことを特徴とする。
【0031】
上記のように、第10の発明によれば、第1〜第9の発明において、変復調にOFDM方式を用いる。
これにより、上記第1〜第9の発明の効果に加え、さらにOFDM方式の利点である周波数の直交性を利用した周波数利用効率の改善等によって効果的に特性を改善することができるといった有用な効果を得ることができる。
【0032】
第11の発明は、第1〜第10の発明に従属する発明であって、
変調手段は、各々のシンボルが、周波数軸上における時間位置に連続性がなく分散して並ぶように、n列のシンボル列をそれぞれ予め定めたキャリアで変調することを特徴とする。
【0033】
上記のように、第11の発明によれば、第1〜第10の発明において、変調手段は、同一シンボルに関する情報が周波数軸上にも時間軸上にも連続性がなく分散するように変調を行う。
これにより、時間相関,周波数相関が強いノイズや伝送路特性であっても、並べ替え結果に近接時刻、近接周波数間での相関が少ないため、よりロバストな通信を行うことができる。
【0034】
第12の発明は、第1〜第11の発明に従属する発明であって、
インタリーブ手段に入力される送信するシンボルが2値であることを特徴とする。
【0035】
上記のように、第12の発明によれば、第1〜第11の発明において、送信するシンボルの典型的な形態を特定したものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムは、送信装置10と受信装置20とが伝送路30を介して接続される構成である。
送信装置10は、インタリーブ部11と、変調部12と、送信アンプ13とを備える。受信装置20は、受信アンプ21と、復調部22と、デ・インタリーブ部23と、判定部24とを備える。
【0037】
送信装置10において、送信するシンボルは、インタリーブ部11に入力される。インタリーブ部11は、後述する予め定めた並べ替え手法を用いて、送信シンボルを時間軸上で並べ替えたシンボル列を複数生成する。変調部12は、予め定めた変調方式を用いて、入力する複数のシンボル列をそれぞれ異なるキャリア周波数で変調する。送信アンプ13は、変調部12から出力される変調信号を入力し、予め定めた振幅となるように増幅処理した後、伝送路30を介して受信装置20側へ送信する。
受信装置20において、伝送路30を介して受信される受信信号は、受信アンプ21に入力される。受信アンプ21は、入力する受信信号を予め定めた振幅となるように増幅処理して、復調部22へ出力する。復調部22は、予め定めた復調方式を用いて(送信装置10における変調部12で施した変調方式に対応する復調方式である)複数のキャリアの振幅/位相情報をそれぞれ取り出し、複数の振幅/位相情報列としてデ・インタリーブ部23へ出力する。デ・インタリーブ部23は、復調部22から入力する複数の振幅/位相情報列を、送信装置10のインタリーブ部11で行われた変換の逆変換により、元の順序にそれぞれ並べ戻す。そして、デ・インタリーブ部23は、逆変換により元の並びに戻された振幅/位相情報列を判定部24へ出力する。判定部24では、各振幅/位相情報列における同一タイミングの振幅/位相情報値からシンボル値を判定し、受信シンボル列として出力する。
【0038】
以下、上記構成による本発明の第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムの処理動作を、具体的な数値の一例を示してさらに説明する。
なお、通信システム上の他の条件が、電源のサイクルが60Hz、送信されるシンボルが2値のデータ、伝送レートが28.8kbpsである場合を一例に挙げて説明する。
【0039】
上記条件の場合、インタリーブ部11は、長さ80シンボルの送信シンボル列をひとかたまり(1グループ)とし、5シンボルの長さを並び替えの単位としてインタリーブ処理、すなわち、16種類(=80シンボル/5シンボル)の並べ替え手法を用いて、長さ80シンボルの並べ替えられたシンボル列を16列生成する。ここで、80シンボルの長さを1グループとするのは、伝送レート28.8kbpsに対して80シンボルが120Hzの周期に相当し、電源サイクル60Hzの倍の周期となるからである。
なお、並び替えの単位としての長さ5シンボルは、伝送路30の状態等によって任意に定めることができる。
【0040】
具体的に示すと、インタリーブ部11は、5シンボルの長さを並び替えの単位として、1番シンボル〜80番シンボルを並び替えて、以下に示す16種類の第1〜第16のシンボル列を生成する。
◆第1のシンボル列:1番シンボル〜80番シンボル
◆第2のシンボル列:6番シンボル〜80番シンボル,1番シンボル〜5番シンボル
◆第kのシンボル列:(5×(k−1)+1)番シンボル〜80番シンボル,1番シンボル〜(5×(k−1))番シンボル
(ただし、変数kは、3〜15のすべての整数)
◆第16のシンボル列:76番シンボル〜80番シンボル,1番シンボル〜75番シンボル
そして、インタリーブ部11は、生成した上記第1〜第16のシンボル列を変調部12へ出力する。
【0041】
変調部12は、予め定めた変調方式、例えば、8QAM (8 Quadrature Amplitude moduration )方式を用いて、入力する第1〜第16のシンボル列でそれぞれ異なるキャリア周波数を振幅/位相変調する。
例えば、第1のシンボル列は周波数115.2kHzのキャリアを、第2のシンボル列は周波数134.4kHzのキャリアを、第kのシンボル列は周波数(19.2×(k+5))kHzのキャリアを、第16のシンボル列は周波数403.2kHzのキャリアを、それぞれ8QAM変調する。
そして、変調部12は、この変調した信号を送信アンプ13へ出力する。
【0042】
上述した16のキャリアと各キャリアを変調する並べ替えられた第1〜第16のシンボル列との対応を、図2に示す。この図2において、送信シンボルが、周波数軸および時間軸の両方に均等に冗長性を有していることがわかる。
また、各キャリアと第1〜第16のシンボル列との対応を変えれば、図3に示すようなキャリアとシンボル列の対応も考えられる。図3に示す対応の方が、同一シンボルに関する情報が時間軸にも周波数軸にもばらばらであり、時間相関,周波数相関が強いノイズや伝送路特性であっても、並べ替え結果に近接時刻、近接周波数間での相関が少ないため、よりロバストな通信ができる。
なお、このシンボルの並べ替えの手法としては、図2,図3において示した手法に限られず、周波数軸と時間軸との両方に冗長性を持たせるものであれば、他の様々な方法を用いても同様の効果を奏することができる。ここで、近接時間でかつ近接周波数に同一シンボルの情報が入らないような並べ替え手法であれば、さらに大きな効果が得られる。
【0043】
送信アンプ13は、変調部12から出力される変調信号を入力し、予め定めた振幅となるように増幅処理した後、伝送路30を介して受信装置20側へ送信する。
【0044】
次に、受信装置20を説明する。
伝送路30を介して受信される受信信号は、受信アンプ21に入力される。受信アンプ21は、入力する受信信号を予め定めた振幅となるように増幅処理して、復調部22へ出力する。
復調部22は、送信装置10における変調部12で施した変調方式に対応する復調方式、すなわちこの例では、8QAM復調を行って、入力する受信信号から16種類のキャリアの振幅/位相情報をそれぞれ取り出し、16の振幅/位相情報列としてデ・インタリーブ部23へ出力する。
デ・インタリーブ部23は、復調部22から入力する16の振幅/位相情報列を、送信装置10のインタリーブ部11で行われた変換(並べ替え)の逆変換により、元の時間順序にそれぞれ並べ戻す。そして、デ・インタリーブ部23は、逆変換により元の並びに戻された16の振幅/位相情報列を判定部24へ出力する。
【0045】
判定部24は、デ・インタリーブ部23が出力する16の振幅/位相情報列を判定して各シンボル値を求め、受信シンボルとして出力する。この判定部24で行う判定方法を、図1を再び参照して説明する。
図1において、判定部24は、位相平均計算部241と、振幅平均計算部242と、シンボル判定部243とを備える。
【0046】
上述したように、デ・インタリーブ部23が出力する16の振幅/位相情報列は、すべてシンボルの並び方が同じ(第1シンボル〜80番シンボルの順で並んでいる)であるが、そのシンボル中の幾つかは、伝送路30の特性や機器のノイズ等によってその振幅/位相に何らかの変化があると考えられる。
そこで、判定部24は、これらの変化の発生に対して、以下に示す方法によりシンボル値の判定を行う。
【0047】
位相平均計算部241は、並べ戻された16の振幅/位相情報列のそれぞれから、同一シンボルの位相情報を取り出す。例えば、第1シンボルに関しては、各振幅/位相情報列から1つずつ合計16個の第1シンボルの位相情報を取り出すのである。そして、位相平均計算部241は、第1シンボル〜80番シンボルごとに、取り出した16個の位相情報の平均値(以下、位相平均値という)をそれぞれ算出する。
一方、振幅平均計算部242は、並べ戻された16の振幅/位相情報列のそれぞれから、同一シンボルの振幅情報を取り出す。例えば、第1シンボルに関しては、各振幅/位相情報列から1つずつ合計16個の第1シンボルの振幅情報を取り出すのである。そして、振幅平均計算部242は、第1シンボル〜80番シンボルごとに、取り出した16個の振幅情報の平均値(以下、振幅平均値という)をそれぞれ算出する。
そして、算出された第1シンボル〜80番シンボルの位相平均値および振幅平均値は、それぞれシンボル判定部243へ出力される。
【0048】
シンボル判定部243は、位相平均計算部241から与えられる位相平均値がどの基準位相値に近いか、すなわちこの例では、8QAMを用いて変復調を行っているため、位相平均値が基準位相値である0,π/2,π,3π/4のどれに一番近い値を持っているかを、各シンボルごとに判定する。また、シンボル判定部243は、振幅平均計算部242から与えられる振幅平均値がどの基準振幅値に近いか、すなわちこの例では、8QAMを用いて変復調を行っているため、振幅平均値が基準振幅値であるa,3a(ただし、aは、復調部22において予め定まる正の実数)のどちらに一番近い値を持っているかを、各シンボルごとに判定する。
そして、シンボル判定部243は、判定したそれぞれ位相値および振幅値から各シンボルの最終的な値を判断し、受信シンボル列として出力する。
【0049】
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムによれば、送信装置10側では、伝送路30上において周波数軸と時間軸とのどちらにも冗長性を持つ形態でシンボルを送信し、受信装置20側では、様々な時間タイミングと周波数とで送信された複数の信号に基づいて元のシンボル値を判断する。
これにより、任意の時刻に大きなノイズが集中した場合でも、時間軸上の冗長性によって、通信のロバスト性を保つことができる。
【0050】
なお、上記第1の実施形態では、変調部12および復調部22における変復調方式として8QAMを用いたが、この他の変復調方式を用いても同様の効果を奏することができる。
また、上記第1の実施形態では、判定部24におけるシンボル値の判定に用いる情報として振幅情報と位相情報の両方を用いたが、どちらか一方の情報だけでシンボル値を判定してもよい。
さらに、上記第1の実施形態では、電源サイクル,伝送レート,1グループとするシンボル数およびキャリア数について具体的な数値を上げて説明した。しかし、本発明はこれらの数値に限定されるものでなく、通信環境や目的に応じて他の数値を自由に用いることができる。ここで、上述したように、1グループとするシンボル数を、電源サイクルの倍の周波数サイクルと同じになるように設定すれば、さらに大きな効果が得られる。
【0051】
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成を示すブロック図である。図4において、第2の実施形態に係る電力線搬送通信システムは、送信装置10と受信装置20とが伝送路30を介して接続される構成である。
送信装置10は、インタリーブ部11と、変調部12と、送信アンプ13とを備える。受信装置20は、受信アンプ21と、復調部22と、デ・インタリーブ部23と、判定部24’とを備える。
【0052】
図4に示すように、第2の実施形態に係る電力線搬送通信システムは、上記第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムの判定部24を、判定部24’に代えた構成である。
なお、第2の実施形態に係る電力線搬送通信システムにおけるその他の構成は、上記第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成と同様であり、当該その他の構成部分については、同一の参照番号を付してその説明を省略する。
【0053】
図4を参照して、判定部24’は、位相平均計算部241と、振幅平均計算部242と、シンボル判定部243と、信頼性判定部244とを備える。
信頼性判定部244は、位相平均計算部241および振幅平均計算部242と同様に、並べ戻された16の振幅/位相情報列を入力する。次に、信頼性判定部244は、この入力した16の振幅/位相情報列のそれぞれの情報に対して、位相平均値および振幅平均値の算出に用いるべきか否かという信頼性を判定する。そして、信頼性判定部244は、予め定めた信頼性が得られた情報のみを位相平均値および振幅平均値の算出に用いるように、位相平均計算部241および振幅平均計算部242へ指示する。
【0054】
この信頼性判定部244において行う信頼性判定の手法には、いくつかの方法がある。以下に、その一例を示す。
1.振幅情報の信頼性判定について
振幅値が小さい場合、これは信号強度が小さいことを意味するので、対応する位相情報の信頼性が低い可能性がある。また、振幅値が大きい場合も、電源投入時の巨大なサージノイズのようなものを検出したためと予想され、信頼性が低い可能性がある。従って、振幅値が所定の範囲内に存在するか否かで、信頼性を判定することができる。
この所定の範囲の設定方法も、次に挙げるいくつかの方法が考えられる。
・絶対値で範囲を規定する手法
・所定時間内の統計的平均値から算出した相対値で範囲を規定する手法
ここで、相対値で範囲を規定する手法は、絶対値で範囲を規定する方法より計算等が煩雑になるが、より確実な信頼性判定が行える。この相対値で範囲を規定する手法としては、例えば、同一のキャリアで送信された振幅/位相情報列の振幅の平均値を計算し、振幅の平均値に対する相対振幅情報を計算して、この相対振幅情報の値が予め定めた範囲内に存在するか否かによって判定する手法や、同一のキャリアで送信された振幅/位相情報列の振幅の平均値と分散値とを計算し、振幅の平均値に対する相対振幅情報を計算して、この相対振幅情報の値が分散値に所定の定数を乗じた値よりも絶対値が小さいか否かによって判定する手法等が考えられる。
また、簡易的に相対値による判定をしたい場合は、直前シンボルとの振幅差が著しく大きいときに信頼性が低いと判定する手法も考えられる。
【0055】
2.位相情報の信頼性判定について
S/Nが良い場合には、位相情報は、ある特定のシンボルを意味する位相値を示す。これにノイズ等が加わることにより、示すべき位相値からずれた値となり、信頼性が低くなってしまう。従って、位相情報についても、所定の範囲内に存在するか否かで、信頼性を判定することができる。
例えば、0とπの2値の位相変調を用いた場合を考えてみる。この場合、本来なら、各位相値は、0またはπの近辺の位相値を持つはずであるが、ある位相値がπ/2近辺の値を持っていたとすれば、これは極めて信頼性の低い情報だと考えられる。従って、S/Nが良い場合に取るべき値から所定の範囲内にあるか否かで信頼性を判定する。
【0056】
このように、信頼性判定部244が信頼性を判定した後、位相平均計算部241は、第1シンボル〜80番シンボルごとに、信頼性判定部244の指示に基づいて取り出した複数(16個以下)の位相平均値をそれぞれ算出する。また同様に、振幅平均計算部242は、第1シンボル〜80番シンボルごとに、信頼性判定部244の指示に基づいて取り出した複数(16個以下)の振幅平均値をそれぞれ算出する。
【0057】
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る電力線搬送通信システムによれば、判定部24’における判定のアルゴリズムとして、振幅/位相情報列の各情報の信頼性を判定し、信頼性の高い情報のみを位相平均値および振幅平均値算出の材料としている。
これにより、上記第1の実施形態で述べた効果に加え、さらに信頼性の高いシンボル判定を行うことができる。
【0058】
なお、上記第2の実施形態において、判定部24’におけるシンボル値の判定に用いる情報として振幅情報または位相情報のどちらか一方だけを用いる場合には、信頼性判定部244で行う判定も当該一方の情報に対する判定だけでよい。
【0059】
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成を示すブロック図である。図5において、第3の実施形態に係る電力線搬送通信システムは、送信装置10と受信装置20とが伝送路30を介して接続される構成である。
送信装置10は、インタリーブ部11と、差動シンボル化部14と、変調部12と、送信アンプ13とを備える。受信装置20は、受信アンプ21と、復調部22と、デ・インタリーブ部23と、判定部24とを備える。
【0060】
図5に示すように、第3の実施形態に係る電力線搬送通信システムは、上記第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムの送信装置10のインタリーブ部11と変調部12との間に、差動シンボル化部14を加えた構成である。
なお、第3の実施形態に係る電力線搬送通信システムにおけるその他の構成は、上記第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成と同様であり、当該その他の構成部分については、同一の参照番号を付してその説明を省略する。
【0061】
送信装置10において、インタリーブ部11は、上述した並べ替え手法を用いて、送信シンボルを時間軸上で並べ替えたシンボル列を複数生成する。そして、インタリーブ部11は、生成した複数のシンボル列を差動シンボル化部14へ出力する。差動シンボル化部14は、入力する複数のシンボル列の各シンボルの情報を、1つ前のシンボルとの位相差(相対位相)に対応させる変換を行い、変調部12へ出力する。
受信装置20において、復調部22は、送信装置10における変調部12で施した変調に対応する復調を行って、入力する受信信号から複数のキャリアの振幅/位相情報を取り出すにあたり、それぞれのキャリアが1つ前のシンボルに対してどう変化したかの差としての振幅/位相情報列を出力する。つまり、復調部22は、入力する受信信号に対して、遅延検波を行うのである。
【0062】
以上のように、本発明の第3の実施形態に係る電力線搬送通信システムによれば、送信装置10において1つ前のシンボルに対する振幅/位相変化量に情報を重畳し、受信装置20において遅延検波方式を用いて復調を行う。
これにより、上記第1の実施形態で述べた効果に加え、より歪みに強い通信が可能となり、さらに信頼性の高いシンボル判定を行うことができる。
【0063】
なお、上記第3の実施形態においては、受信装置20の構成として上記第1の実施形態で述べた判定部24を用いたが、上記第2の実施形態で述べた判定部24’を用いることも勿論可能である。判定部24’を用いた構成とした場合は、上記第2の実施形態で述べた効果と同様のさらに信頼性の高いシンボル判定を行うことができる。
【0064】
(第4の実施形態)
ところで、本発明は、所定の長さのシンボル列を、n種類(nは、正の整数)の異なる並べ替え手法を用いて並べ替え、n種類の異なる並びを持つシンボル列をそれぞれ周波数に割り当てて送信することを特徴としている。従って、各シンボル列を周波数軸上にマッピングさせる手法としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調を用い、周波数軸上にマッピングされた情報を取り出す手法としてOFDM復調を用いても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以下、このOFDM変復調を用いる電力線搬送通信システムを説明する。
【0065】
図6は、本発明の第4の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成を示すブロック図である。図6において、第4の実施形態に係る電力線搬送通信システムは、送信装置10と受信装置20とが伝送路30を介して接続される構成である。
送信装置10は、インタリーブ部11と、OFDM変調部15と、送信アンプ13とを備える。受信装置20は、受信アンプ21と、OFDM復調部25と、デ・インタリーブ部23と、判定部24とを備える。
【0066】
図6に示すように、第4の実施形態に係る電力線搬送通信システムは、上記第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムの送信装置10の変調部12をOFDM変調部15に、受信装置20の復調部22をOFDM復調部25にそれぞれ代えた構成である。
なお、第4の実施形態に係る電力線搬送通信システムにおけるその他の構成は、上記第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成と同様であり、当該その他の構成部分については、同一の参照番号を付してその説明を省略する。
【0067】
送信装置10において、OFDM変調部15は、インタリーブ部11から入力するn種類のシンボル列パラレルデータの1シンボルに対して逆FFT(Fast Fourier Transform)演算を行い、周波数軸上の振幅/位相情報を時間軸データに変換する。次に、OFDM変調部15は、時間軸データに変換した後のn種類のシンボル列パラレルデータをパラレル/シリアル変換し、シンボルの時系列信号を得る。そして、OFDM変調部15は、この時系列信号をD/A変換し、送信アンプ13へ出力する。
一方、受信装置20において、OFDM復調部25は、受信アンプ21から入力する受信信号をA/D変換した後、1シンボルに対してシリアル/パラレル変換を行って時間軸データのn種類のシンボル列パラレルデータを得る。そして、OFDM復調部25は、この時間軸データのn種類のシンボル列パラレルデータに対しFFT演算を用いて周波数解析を行い、周波数軸上の振幅/位相情報を求め、このn種類のシンボル列パラレルデータをデ・インタリーブ部23へ出力する。
【0068】
以上のように、本発明の第4の実施形態に係る電力線搬送通信システムによれば、変復調にOFDM方式を用いる。
これにより、上記第1および第2の実施形態で述べた効果に加え、さらにOFDM方式の利点である伝送特性の劣化が少ない、また、ある特定の周波数帯にノイズが存在する場合でも、インタリーブ等によって効果的に特性を改善することができるといった有用な効果を得ることができる。
【0069】
なお、上記第4の実施形態においては、受信装置20の構成として上記第1の実施形態で述べた判定部24を用いたが、上記第2の実施形態で述べた判定部24’を用いることも勿論可能である。判定部24’を用いた構成とした場合は、上記第2の実施形態で述べた効果と同様のさらに信頼性の高いシンボル判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】キャリア周波数とシンボル列との対応の一例を示す図である。
【図3】キャリア周波数とシンボル列との対応の一例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係る電力線搬送通信システムの構成を示すブロック図である。
【図7】電力線のゲイン対周波数特性の一例を示す図である。
【図8】機器のノイズ強度対周波数特性の一例を示す図である。
【図9】直接拡散方式のスペクトラム拡散を用いた従来の電力線搬送通信システムの構成を示すブロック図である。
【図10】機器が発生するノイズの時間変動の一例を示す図である。
【符号の説明】
10,300…送信装置
11…インタリーブ部
12,301…変調部
13,304…送信アンプ
14…差動シンボル化部
15…OFDM変調部
20,400…受信装置
21,401…受信アンプ
22,404…復調部
23…デ・インタリーブ部
24,24’…判定部
25…OFDM復調部
30,500…伝送路
241…位相平均計算部
242…振幅平均計算部
243…シンボル判定部
244…信頼性判定部
302…スペクトラム拡散変調部
303,403…拡散符号部
402…スペクトラム拡散復調部
Claims (16)
- 電力線を伝送路として用い、送信装置と受信装置との間におけるシンボルの通信を行う電力線搬送通信システムであって、
前記送信装置は、
送信するシンボルに対し、長さがmシンボル(mは、2以上の整数)である1番シンボル〜m番シンボルのシンボル列を1単位として、当該シンボル列をn種類(nは、2以上の整数)の並べ替え手法を用いて当該1番シンボル〜m番シンボルの順番をそれぞれ並べ替えたn列のシンボル列を生成するインタリーブ手段と、
前記インタリーブ手段が生成した前記n列のシンボル列を、それぞれ対応する予め定めたキャリアを用いて振幅変調および/または位相変調し、変調信号として出力する変調手段と、
前記変調信号を予め定めた振幅に増幅し、前記伝送路へ出力する送信アンプ手段とを備え、
前記受信装置は、
前記伝送路を介して受信する変調信号を予め定めた振幅に増幅して出力する受信アンプ手段と、
前記受信アンプ手段が出力する変調信号に対して、それぞれ対応する予め定めた基準キャリアを用いて振幅復調および/または位相復調を行い、n列の振幅/位相情報列を生成する復調手段と、
前記復調手段が生成した前記n列の振幅/位相情報列を、それぞれ対応する前記並べ替え手法の逆変換を行って、前記インタリーブ手段入力時における順番に並びを戻し、並べ戻したn列の振幅/位相情報列として出力するデ・インタリーブ手段と、
前記デ・インタリーブ手段が出力する前記並べ戻したn列の振幅/位相情報列の各情報に基づいて、前記1番シンボル〜m番シンボルの値をそれぞれ判定し出力する判定手段とを備える、電力線搬送通信システム。 - 前記判定手段は、前記並べ戻したn列の振幅/位相情報列それぞれの第k番目(kは、m以下の整数)に位置する振幅情報および/または位相情報の平均値を算出し、当該平均値に基づいてk番シンボルの値の判定を行うことを特徴とする、請求項1に記載の電力線搬送通信システム。
- 前記判定手段は、前記並べ戻したn列の振幅/位相情報列それぞれの第k番目に位置する振幅情報および/または位相情報の平均値を算出するにあたり、信頼性のある振幅情報および/または位相情報のみを当該平均値の算出に用いることを特徴とする、請求項2に記載の電力線搬送通信システム。
- 前記判定手段は、信頼性の有無を、振幅情報および/または位相情報の値が予め定めた範囲内に存在するか否かによって判定することを特徴とする、請求項3に記載の電力線搬送通信システム。
- 前記判定手段は、振幅に関する信頼性の有無を、
同一のキャリアで送信された振幅/位相情報列の振幅の平均値を計算し、
前記振幅の平均値に対する相対振幅情報を計算して相対振幅情報列とし、
前記相対振幅情報の値が予め定めた範囲内に存在するか否かによって判定することを特徴とする、請求項4に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記判定手段は、振幅に関する信頼性の有無を、
同一のキャリアで送信された振幅/位相情報列の振幅の平均値と分散値とを計算し、
前記振幅の平均値に対する相対振幅情報を計算して相対振幅情報列とし、
前記相対振幅情報の値が前記分散値に所定の定数を乗じた値よりも絶対値が小さいか否かによって判定することを特徴とする、請求項4に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記判定手段は、振幅に関する信頼性の有無を、
同一のキャリアで送信された振幅/位相情報列の振幅値が、1つ前のシンボルの振幅値との差が予め定めた値以内であるか否かによって判定することを特徴とする、請求項4に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記インタリーブ手段における前記1番シンボル〜m番シンボルのシンボル列は、電源の1/2サイクル時間以下の時間長であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の電力線搬送通信システム。
- 前記送信装置は、前記インタリーブ手段が出力する前記n列のシンボル列を、それぞれ差動シンボル化して前記変調手段へ出力する差動シンボル化手段をさらに備え、
前記復調手段は、1シンボル前の信号に対する振幅/位相情報を出力する遅延検波方式を用いて復調を行うことを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の電力線搬送通信システム。 - 前記変調手段は、OFDM方式に基づいて変調を行い、
前記復調手段は、OFDM方式に基づいて復調を行うことを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載電力線搬送通信システム。 - 前記変調手段は、各々のシンボルが、周波数軸上における時間位置に連続性がなく分散して並ぶように、前記n列のシンボル列をそれぞれ予め定めたキャリアで変調することを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の電力線搬送通信システム。
- 前記インタリーブ手段に入力される前記送信するシンボルが2値であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の電力線搬送通信システム。
- 電力線を伝送路として用い、送信装置と受信装置との間におけるシンボルの通信を行う電力線搬送通信システムに用いる送信装置であって、
送信するシンボルに対し、長さがmシンボル(mは、2以上の整数)である1番シンボル〜m番シンボルのシンボル列を1単位として、当該シンボル列をn種類(nは、2以上の整数)の並べ替え手法を用いて当該1番シンボル〜m番シンボルの順番をそれぞれ並べ替えたn列のシンボル列を生成するインタリーブ手段と、
前記インタリーブ手段が生成した前記n列のシンボル列を、それぞれ対応する予め定めたキャリアを用いて振幅変調および/または位相変調し、変調信号として出力する変調手段と、
前記変調信号を予め定めた振幅に増幅し、前記伝送路へ出力する送信アンプ手段とを備えることを特徴とする、送信装置。 - 前記変調手段は、各々のシンボルが、周波数軸上における時間位置に連続性がなく分散して並ぶように、前記n列のシンボル列をそれぞれ予め定めたキャリアで変調することを特徴とする、請求項13に記載の送信装置。
- シンボル列およびキャリア周波数を、それぞれの並び替えシンボルの単位が1つまたは複数づつシフトするように並べることを特徴とする、請求項14に記載の送信装置。
- シンボル列およびキャリア周波数を、近接時間でかつ近接周波数に同一シンボルの情報が入らないように並べることを特徴とする、請求項14に記載の送信装置。
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