JP6328181B2 - 符号系列を用いた送信信号の生成検出方法、通信システム及び計測システム - Google Patents
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Description
ータを表す多値M−ary方式が開示されているが、何れもSN比改善率はDS−SSスペクトル拡散方式以下であり、また、多値M−aryの場合、個別M−ary信号の検出が難しくなるために多重度を増して十分な伝送速度を得ることは困難であるという問題点があった(非特許文献1、3、4)。
パルス列による周期の多重化基本パルス列の逆拡散と逆拡散された信号の局在化により行うが、逆拡散には被拡散符号系列に対して周期単位の基本パルス列が使用されるため拡散率を十分には大きくできずSN比改善率が制限され、高速化が抑制されるという問題点があった。
本発明は、上記送信信号の生成検出方法において、変換信号は、多重化拡散チップ列を少なくとも周波数領域で直交するように変換して多重度を1以上で多重化して生成することを特徴とする。
調して検出した変換信号から周波数領域または時間領域で取得することを特徴とする。
拡散チップ列を取得するものであることを特徴とする。
本発明は、上記の符号系列を用いた通信システムの受信装置である。
化OFDM信号に基づいて送信信号を生成して送出するものであり、送信信号検出手段が送信信号を検出するものであり、拡散チップ列取得手段が、送信信号の多重化OFDM信号を周波数領域に変換して周波数領域のOFDM信号が表す多重化拡散チップ列を取得するものであることを特徴とする。
重化信号でLCのチップを拡散するために用いられる。具体的には、本実施形態では、SCは、
1.データが写像される、すなわち、データに従って循環シフトする、
2.結合のための符号系列(CC)の符号長が1の場合には、データが写像された後、局在化のための符号系列(LC)のチップを拡散する、
3.CCの符号長が2以上の場合には、複数のSCにおいてデータが写像された後にCCで結合されて多重化され、LCのチップを拡散する。
データ0:(1,1,1,−1,−1,1,−1)
データ1:(−1,1,1,1,−1,−1,1)
データ2:(1,−1,1,1,1,−1,−1)
データ3:(−1,1,−1,1,1,1,−1)
等のようにSCとデータとの関係が設定される。例えば、データ1は、データ0の状態を右へ1つ循環シフトしたデータである。
それぞれ対応する第2、3のSCのシフト時間を循環シフトして乗積し逆拡散する処理が行われる。なお、CCの3チップを逆拡散により分離するためには、7×7×7=343回の逆拡散に係る処理が実行される。
SCには異なる種類の符合系列を用いるか、又は検出可能な範囲では同一種類の符合系列を用いることができる。なお、図中のNSは、SCの符号長を示す。また、c−1におけるCS(1,j,1)〜CS(1,j,kNS)は、それぞれ、CLj(j=1、----、
NL)に対応している。この点は、c−2及びc−3においても同様である。
およびd−3のCL1に対応する拡散チップ列が生成される。次いで、これらの拡散チッ
プ列を多重化してeのCL1に対応する多重化拡散チップ列CM(1,1)、----、CM
(1,kNS)が生成される。特に変換信号が多重化拡散チップ列を少なくとも周波数領域で直交する信号に変換し多重化して生成される場合には、LCのチップ毎に変換信号の多重度に等しい数の多重化拡散チップ列が生成される。同様にして、CLj(j=2、----、NL)に対する多重化拡散チップ列が生成される。なお、これら(k×NL×NS)
(以下、kNLNSとも記載する)個のチップの配列は以上に限るものではなく、スクランブル化する等予め定められた順序に従うように行ってよい。また、変換信号は多重化拡散パルス列であってもよい。
、---、CL(k,NL)である。
i,j)で表された各チップ(i=1、――、k、j=1、----、NL)には異なる種類の符合系列又は検出可能な範囲では同一種類の符合系列からなるSCが乗積される。
るSCとを乗積して生成する。同様にして、CL(i,j)に対応するd−2及びd−3の拡散チップ列が生成される(i=1,---,k、j=1、----、NL)。
ための多重化拡散チップ列の時系列を表しており、a−(u,1)、----、a−(u,r)(但し、u=1、----、n、の集合)は第uのサブバンドに割り振られたr組の多重化拡散チップ列に対応し、横軸は時間軸である。iを1からrまでの指定された数とし、a−(u,i)のuが1からnまでのjに関して同期したチップCM(u,i,j)(但し、
j=1、----、NS)はi毎に異なる周波数分割方法でIDFT変換されてi番目のOFDM信号が生成される。同様にして全てのiに対してOFDM信号が生成され、多重化されてjにおける多重化OFDM信号が生成される。なお、図4では符号長がNSの多重化拡散チップ列が変換される場合が例示されているが、符号長の正整数倍の多重化拡散チップ列を用いてもよい。また、ウェーブレットを用いた場合には、iを1からrまでの指定された数とし、i毎にウエーブレットのパラメータであるスケーリング係数及び/またはシフトパラメータを所定の方法で設定し、a−(u,i)のuが1からnまでのjに関して同期したチップCM(u,i,j)(但し、j=1、----、NS)をIDWT変換してウェーブレットOFDM信号を生成する。この行程は各jにおいて全てのiに関して行われてウェーブレットOFDM信号が生成され、多重化されて多重度がrの多重化ウェーブレットOFDM信号が生成される。これらの多重化OFDM信号または多重化ウェーブレットOFDM信号に基づいて送信信号が生成される。なお、kが2以上の場合、この形式の変換信号には図1又は図2の多重化拡散チップ列を用いることができる。
多重化拡散チップ列に含まれるチップの値を表しており、変換され多重化されて変換信号となる。
−rのkNLNS個のチップが並列変換されてサブチャンネルに割り振られて生成されたOFDM信号を例示している。
dは多重化OFDM信号の時間―周波数分割のサブバンドG(i,j)(但し、i=1、----、NLおよびj=1、----、kNSである。以下、G(i,j)を周波数領域のチップ点と呼称する)を表し、a−0のp(i,j)に対応する。各G(i,j)はa−1、----、a−rの当該チップ点の値に対応するg(i,j,1)、----、g(i,j,r)から構成され、NSはSCの符号長であり、g(i,j,h)とg(i,j,h+1)との間隔はΔ(i,j,h)である(但し、h=1、----、r−1)。
点の値をsu(但し、u=1、―――、r(Ra+Rf)+r)、その点における各成分の
値をxv(v=1、2、―――、r(Ra+Rf)+r)、xvの係数をa(u,v)とすれば
、式(1)が成立する。
+1))を要素とする行列をA、xv(v=1、----、r(Ra+Rf+1))を要素とする列ベクトルをX及びsuを要素とする列ベクトルをSとして、式(2)が得られる。
データが写像された多重化拡散チップ列を有するLCのチップ数をLLとすれば、このkNLNS個のチップが搬送するデータ量は(k×nd×LL×r×log2NS)ビットで
ある。このデータの検出は符号系列SCのシフト時間を検出することにより行なわれる。なお、このデータ量はndとkは全ての多重化拡散チップ列で等しく設定した場合である
が、異なる設定とすることもできる。また、LCのチップ毎にk、nd、rを異なる値に設定して変換信号の集合を生成することも可能である。雑音環境では多重化拡散チップ列から特定の拡散チップ列を検出することは困難であり、また、多重化拡散チップ列の多重度が大きい場合には干渉が生じるために低雑音環境でも検出は困難である。それ故、本発明では、符号系列CCの局在化パルスを検出できる条件下では第一の局在化パルスである符号系列CCの局在化パルスを検出してSN比を改善し、符号系列を決定する。この処理は、それぞれの多重化拡散チップ列に対してSCのシフト時間を順次乗積するかまたは異なるシフト時間のSCを並列に乗積した信号から、CCに対する最大の局在化パルスを検出してSCとCCとを決定し、さらにCCよりLCを決定する。なお、この場合にはLCの符号長を1に設定して符号系列LCの局在化処理を省略してもよい。また、特に低雑音信号に対しては、さらに、結合のための符合系列(CC)の符号長NC=1及びNLが所要の符号長、又は、NC=1及びNL=1、の多重化拡散チップ列を用いて変換信号を生成することができる。他方、CCの局在化パルスの検出が困難な場合には、CCの局在化パルス列をLCのチップ列として第二の局在化パルスであるLCの局在化パルスを検出し判定して各符号系列を決定する。なお、本発明にいう符号系列を決定するとは、既知の符号系列を用いた送信信号では符号系列のシフト時間及び/または極性を決定することであり
、未知の符号系列を用いた送信信号では符号系列の種類の決定と、シフト時間および/または極性の決定を行うことを含む。決定された符号系列、符号系列のシフト時間及び/又は極性で表されたデータは逆形式変換されてデータが算出され、次いでこのデータから源データが復号される。なお、多重化拡散チップ列の順序でチップが多値PSK、PAM、ASK等にマッピングされた多重化拡散チップ列のOFDM信号或いはウェーブレットOFDM信号は、周波数領域では多重化拡散チップ列を表し、直接SCで逆拡散される。
、例えば、メモリ(不図示)等に記憶され予め与えられた各符号系列の基本状態を用いて、図1のaのための基本状態のLC、b-1〜b-3のための基本状態のCC、c-1〜c-3のための基本状態のSCを生成する。他方、データは、一般的には、SC、CC、LCのいずれにも写像することができる。そのため、例えば、CCのチップ数及びLCのチップ数をそれぞれVC及びLLとすれば、データ形式変換部235でNS進数(VC×LL)桁に形式変換される。特に、VCが1の場合には、桁数はLL桁となる。そして、データ写像部232により所要の符号系列に形式変換されたデータが写像されて、図1のc-1
〜c-3、または、図2のc-1〜c-3が生成される。乗積部233では、データ写像部
232により生成されたチップ列が用いられ、SCとCCのチップとLCのチップとの乗積を行って図1のd-1〜d-3または図2のd-1〜d-3の所要の拡散チップ列が生成さ
れる。次いで、多重化部234では、乗積部233により生成された拡散チップ列が多重化されて図1のeまたは図2のeの多重化拡散チップ列が生成される。
て送信信号に重畳した遅延波を削除する方法を例示したものである。本実施例では、ウェーブレットOFDM信号通信でシンボル長を短縮して高速化を図る場合や、OFDM信号通信でGIを削除して高速化を図る場合に、この遅延波を除去する方法を用いて、図13の変換信号処理手段32において用いては、マルチパスなどにより生じる遅延波を大きなSNR改善率を生かして除去する。
表すパルス列又は変換信号が配置された送信信号を例示している。符号系列としては唯一の自己相関関数のピークを持つためM系列が好ましく、また、その長さは2周期以上であればよい。
パルス列はa-1の波形の2T−d1から2Tの部分に等しい。a-3は送信信号が時間d2遅延した遅延波であって、記載されてはいないが2Tから2T+d2のパルス列は送信
波形の2T−d2から2Tの部分に等しい。図には記載されてはいないが、受信波は反射などにより生じたこれらの遅延波が送信信号に重畳したものである。
信信号の相関関数のパルス、遅延時間d1の遅延波の相関関数のパルス及び遅延時間d2の遅延波の相関関数のパルスが生じている。これらのパルスの振幅はそれぞれ送信信号及び各遅延波の強度を表している。
d1の時間区分D1には第一の遅延波による送信信号の時間区分2T−d1から2Tまでのパルス列及び第二の遅延波による送信信号の時間区分2T−d2から2T+d1−d2までのパルス列が重畳しているので、受信波と符合系列との相関関数を算出して局在化パルスを取得し、その遅延時間とパルスの振幅とを用いて振幅が補正された各当該時間の遅延波を受信波の2Tから2T+d1の時間区分から減算して、遅延波が除去された時間区分D1のc−1の送信信号を検出する。
間区分2Tから2T+d1のパルス列からなる第一の遅延波と、送信信号の時間区分2T+d1−d2から2T+2d1−d2のパルス列からなる第二の遅延波との振幅と遅延時間を上記の相関関数に従って補正して除去して、遅延波が除去された時間区分D2の送信信号c−1を検出する。
のサブチャネル信号、OFDM信号のサブチャネル信号が含まれるが、これらに限定されるものではない。特に、ウェーブレットOFDM信号およびOFDM信号からなる変換信号では、遅延波の除去は図18に示した方法でサブチャネル毎に行うか、または、特定チャネルの遅延波または遅延除去された信号に基づく補間値を用いて当該チャネルの遅延波を除去してもよい。
また、結合のための符合系列(CC)は、符号長NC=1のパルスであってLCの7チップにわたり+1となる符号系列であるとする。
が0の基準の状態が、
このとき、図1のaはXLの7個のチップ(CL1、CL2、CL3、CL4、CL5、CL6、CL7)となる。b−1は、説明を簡単するため、(CC(1,1)、CC(2,1)、CC(3,1)、CC(4,1)、CC(5,1)、CC(6,1)、CC(7,1))を全て+1として、LCの各チップの多重化拡散チップ列の多重度を1とした。また、c−1はデータがXSのシフト時間に写像された拡散符合系列(CS(1,j,1)、CS(1,j,2)、CS(1,j,3)、CS(1,j,4)、CS(1,j,5)、CS(1,j,6)、CS(1,j,7))、k=1に設定した(j=1、―――、7)。d−1、はaとb−1とc−1とを同期を取って乗積して生成したものであり、この例では、各LCのチップの多重化拡散チップ列は当該チップに一致した極性を持ちデータが写像された拡散符合系列XSに等しいバイナリパルス列である。図1のeはd−1からなるパルス列である。
ルス列であって、この例では、式(5)で表された拡散符合パルス列XSのシフト時間がデータに従って定められその極性がLCのチップに一致するように構成されたものである。この信号に、LCのチップ毎に、受信装置に用意された式(5)で表された拡散符合系列XSのシフト時間を0から6まで変化させて乗積して逆拡散処理を行うことにより図6のc−1で示される逆拡散信号を生成する。図には示されていないが、各チップの逆拡散信号はそれぞれ7組生成される。
XSとは異なる符合系列であってもよい。さらに、XSはXLのチップ毎に同じ符合系列、異なる符合系列、或いは定められた符合系列で構成することができる。なお、LCおよびSCに用いる符合系列はM系列に限ったものではなく、Gold符合系列、かざみ符合系列等を用いることができる。
aL=(7、−1、−1、−1)、及び、bL=(−1、−1、−1)、又は、
cL=(−1、−1、−1、−1)、及び、dL=(7、−1、−1)、
とに組分けられて、記憶される。
aLsum=7−1−1−1=4、
bLsum=−1−1−1=−3、
cLsum=−1−1−1−1=−4、
dLsum=7−1−1=5、
が算出される。以下、aLsum−bLsum=7およびcLsum−dLsum=9を用いて局在化パルスを算出する差分処理の場合について述べる。
aL1=(7、−1)と
aL2=(−1、−1)と、
に組み分けされる。
aL1sum=7−1=6、
aL2sum=−1−1=−2
が算出され、aL1sum−aL2sum=8が算出される。この場合、最大局在化パルス値Φ00は8×7=56となりaL1が選択される。
在化パルス値は56となる。この結果、aL11(L=1、―――、7)が選択されてLCのチップに対応する各SCのシフト時間は全て0となり、7進7桁のデータ(0,0,0,0,0,0,0)が決定される。
パスによる遅延信号、干渉雑音とその他の狭帯域雑音及び広帯域雑音が重畳している。この受信信号を図6のbに相当するSCで逆拡散すると図6のdに相当する7個のLCのチ
ップが分離され、その上に雑音が重畳している。CCの符号長は1であるために図6のdに相当する各チップのCCから算出された局在化パルスは、LCのチップに等しくなる。これらのチップはLCを用いて局在化されて局在化パルスが算出される。
同じ信号となる。
図16は復号手段35を例示している。決定手段34で決定されたSC、CC及びLCが表すデータの形式を逆形式変換部351で逆形式変換してデータを算出し、次いで入力手段31で施された諸処理を復号処理部352でデコーディングして源データを復号する。
2---符号系列を用いた通信システムの送信装置、
21---入力手段、
22---制御手段、
23---多重化拡散信号生成手段、
231---符号系列生成部、
232---データ写像部、
233---乗積部、
234---多重化部、
235---データ形式変換部、
24---変換手段、
241a---マッピング部、
242a---IDFT部、
243a---多重化部、
244a---GI挿入部、
241b---IDWTマッピング部、
242b---IDWT部、
243b---IDWT多重化部、
25---送信用信号生成手段、
26---送信手段、
27---交信手段、
3---符号系列を用いた通信システムの受信装置、
31---送信信号検出手段、
32---変換信号処理手段、
3211---GI除去部、
3212---DFT部、
3213---DFT多重化拡散チップ列取得部、
3221---DWT部、
3222---DWT多重化拡散チップ列取得部
33---可検出化手段、
331---逆マッピング部、
332---逆拡散部
34---決定手段、
341---第一局在化部、
342---第二局在化部、
343---ピーク検出部、
344---判定部
35---復号手段、
351---逆形式変換部、
352---復号処理部
36---表示・出力手段、
37---交信手段、
38---制御手段、
39---同期検出手段、
4---交換装置、
10000---符号系列を用いた計測システム、
20000---計測用送信装置、
20021---多重化拡散信号生成手段、
20022---変換手段、
20023---送信用信号生成手段、
20024---送信手段、
20025---制御手段、
30000---計測用受信装置、
30031---信号検出手段、
30032---変換信号処理手段、
30033---可検出化手段、
30034---決定手段、
30035---分析手段、
30036---表示・出力手段、
30037---制御手段
Claims (28)
- 送信信号の生成検出方法において、
データが写像されたシーケンスを含む拡散のための符号系列と結合のための符号系列のチップと局在化用符号系列のチップとを乗積した拡散チップ列が前記結合のための符号系列のチップに関して多重化された多重度が1以上の多重化拡散チップ列を生成し、少なくとも単数又は複数の前記多重化拡散チップ列を変換して生成した変換信号に基づいて送信信号を生成して送信し、
前記送信信号を検出して前記変換信号から時間領域または周波数領域で多重化拡散チップ列を取得し、当該取得された前記多重化拡散チップ列が有する拡散チップ列を当該拡散チップ列の拡散のための符号系列で逆拡散し、前記結合のための符号系列の局在化パルス、及び、前記局在化用符号系列の局在化パルスのうち少なくとも1つの局在化パルスの最大値を検出することを特徴とする符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。 - 前記変換信号は、前記多重化拡散チップ列を少なくとも周波数領域で直交するように変換して多重度を1以上で多重化して生成することを特徴とする請求項1に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記変換信号は、前記多重化拡散チップ列毎に定められた周波数分割方法で生成したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を多重化した多重度が1以上の多重化OFDM信号であり、前記多重化拡散チップ列は、前記多重化OFDM信号を周波数領域に変換して取得されることを特徴とする請求項1乃至2の何れか1項に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記変換信号は、前記多重化拡散チップ列毎に定められたパラメータ設定で生成したウェーブレットOFDM信号を多重化した多重度が1以上の多重化ウェーブレットOFDM信号であり、前記多重化拡散チップ列は前記多重化ウェーブレットOFDM信号のウェーブレット係数から取得されることを特徴とする請求項1乃至2の何れか1項に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記変換信号は、前記多重化拡散チップ列毎に定められたパラメータ設定で生成したウェーブレットOFDM信号を多重化した多重度が1以上の多重化ウェーブレットOFDM
信号であり、前記多重化拡散チップ列は前記多重化ウェーブレットOFDM信号をDFT(Discrete Fourier Transfom)変換により周波数領域に変換して取得されることを特徴とする請求項1乃至2の何れか1項に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。 - 前記変換信号は前記多重化拡散チップ列であって、前記送信信号は前記多重化拡散チップ列に基づいて生成されることを特徴とする請求項1に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記送信信号は、ホッピングする搬送波を前記変換信号を含む送信信号生成のための信号で変調して生成され、前記多重化拡散チップ列は前記送信信号から検出した前記変換信号から周波数領域または時間領域で取得された信号であることを特徴とする請求項1に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記送信信号は周波数領域で直交する前記変換信号で搬送波を変調して生成した変調信号であり、前記多重化拡散チップ列は前記送信信号を復調して検出した前記変換信号から周波数領域または時間領域で取得することを特徴とする請求項1に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記送信信号は、少なくとも前記変換信号を含む信号であり、前記多重化拡散チップ列が前記送信信号の前記変換信号から周波数領域または時間領域で取得されることを特徴とする請求項1に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記符号系列はデータが写像されたシーケンスを含むことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記局在化パルスが第一の局在化パルスと第二の局在化パルスとを含み、前記第一の局在化パルスが逆拡散されて生成された前記結合のための符号系列から生成され、前記局在化用符号系列の局在化パルスである前記第二の局在化パルスが前記第一の局在化パルスから検出されるものであることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記局在化パルスの態様をさらに検出して送信信号が照射された対象物の情報を取得することを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記送信信号は源データから生成されたデータを含んでおり、前記変換信号はデータが写像されたシーケンスを含む前記符号系列から生成された信号であって、前記源データは前記局在化パルスを検出して決定した符号系列に基づいて復号されることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記送信信号が測定対象に送出された信号であって、前記測定対象の情報は前記測定対象から前記送信信号に基づく信号を検出して算出した前記局在化パルスの態様及び/または特性を用いて取得されることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 請求項1乃至14の何れか1項の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法に基づいたシステムにおいて、
源データからデータを生成する入力手段と、
前記データが写像されたシーケンスを含む拡散のための符号系列と結合のための符号系
列と局在化用符号系列とを生成する写像手段と、
前記拡散のための符号系列と前記結合のための符号系列のチップと前記局在化用符号系列のチップとを乗積した拡散チップ列が前記結合のための符号系列のチップに関して多重化された多重度が1以上の多重化拡散チップ列を生成する多重化拡散信号生成手段と、
少なくとも単数又は複数の前記多重化拡散チップ列を変換して変換信号を生成する変換手段と、
送信信号を生成するための送信用信号を少なくとも前記変換信号から作成する送信用信号生成手段と、
前記送信用信号から送信信号を生成して送出する送信手段と、
を具備した送信装置と、
前記送信装置から送信された、データを含んだ多重化拡散チップ列を変換して生成した変換信号に基づく送信信号を検出する送信信号検出手段と、
前記送信信号から検出した変換信号から時間領域または周波数領域で多重化拡散チップ列を取得する変換信号処理手段と、
当該取得した前記多重化拡散チップ列に含まれた拡散チップ列を拡散のための符号系列で逆拡散して結合のための符号系列を生成する可検出化手段と、
少なくとも前記可検出化手段の出力から前記結合のための符号系列の局在化パルスを検出して符号系列を決定する決定手段と、
決定された前記符号系列から源データを復号する復号手段と、
を具備した受信装置とを備えたこと、
を特徴とする符号系列を用いた通信システム。 - 前記変換信号は前記多重化拡散チップ列毎に定められた周波数分割方法で生成したOFDM信号を多重化した多重度が1以上の多重化OFDM信号であって、前記変換手段が前記多重化OFDM信号を生成するものであり、前記送信信号検出手段は、前記多重化OFDM信号を検出するものであり、前記変換信号処理手段は前記送信信号の前記多重化OFDM信号を周波数領域に変換して周波数領域でOFDM信号の多重化拡散チップ列を取得するものであることを特徴とする請求項15の符号系列を用いた通信システム。
- 前記変換信号は前記多重化拡散チップ列毎に所定のウエーブレット及び又はパラメータ設定で生成したウェーブレットOFDM信号を多重化した多重度が1以上の多重化ウェーブレットOFDM信号であって、前記変換手段が前記多重化ウェーブレットOFDM信号を生成するものであり、前記送信信号検出手段は前記多重化ウェーブレットOFDM信号を検出するものであり、前記変換信号処理手段は前記多重化ウェーブレットOFDM信号のウェーブレット係数を検出して多重化拡散チップ列を表すウェーブレットOFDM信号のウェーブレット係数を取得するものであることを特徴とする請求項15に記載の符号系列を用いた通信システム。
- 前記送信信号はホッピングする搬送波を少なくとも前記変換信号で変調して生成したホッピング信号であって、前記送信手段が前記ホッピング信号を生成するものであり、前記送信信号検出手段は前記ホッピング信号を検出して復調するものであり、前記変換信号処理手段は前記送信信号が有する変換信号から周波数領域または時間領域で多重化拡散チップ列を取得するものであることを特徴とする請求項15に記載の符号系列を用いた通信システム。
- 前記送信信号は搬送波を少なくとも前記変換信号で変調して生成した変調信号であって、
前記送信手段が前記変調信号を生成するものであり、前記送信信号検出手段は、前記変調信号を復調するものであり、前記変換信号処理手段は前記送信信号が有する前記変換信号から周波数領域または時間領域で多重化拡散チップ列を取得するものであること、を特
徴とする請求項15に記載の符号系列を用いた通信システム。 - 前記送信信号は少なくとも前記変換信号からなる信号であって、前記送信手段が前記送信信号を生成するものであり、前記送信信号検出手段は、前記少なくとも変換信号からなる前記送信信号を検出するものであり、前記変換信号処理手段は前記送信信号の変換信号から周波数領域または時間領域で前記多重化拡散チップ列を取得するものであること、を特徴とする請求項15に記載の符号系列を用いた通信システム。
- 請求項15乃至20の何れか1項の符号系列を用いた通信システムの送信装置。
- 請求項15乃至20の何れか1項の符号系列を用いた通信システムの受信装置。
- 請求項1乃至14の何れか1項の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法に基づいたシステムにおいて、
拡散のための符号系列と結合のための符号系列のチップと局在化用符号系列のチップとを乗積した拡散チップ列が前記結合のための符号系列のチップに関して多重化された多重度が1以上の多重化拡散チップ列を生成する拡散信号生成手段と、
単数又は複数の前記多重化拡散チップ列から変換信号を生成する変換手段と、
少なくとも前記変換信号から送信信号を生成するための送信用信号を生成する送信用信号生成手段と、
前記送信用信号に基づいて送信信号を生成して対象物に送出する送信手段と、
を具備した送信装置、および、
前記送信信号を検出する送信信号検出手段と、
前記送信信号の前記変換信号から時間領域または周波数領域で前記多重化拡散チップ列を取得する拡散チップ列取得手段と、
前記拡散チップ列取得手段により取得された前記多重化拡散チップ列に含まれた前記拡散チップ列を当該拡散チップ列の拡散のための符号系列で逆拡散して前記結合のための符号系列を生成する可検出化手段と、
少なくとも前記可検出化手段の出力から前記結合のための符号系列の局在化パルスを検出する局在化パルス検出手段と、
前記局在化パルスの態様を検出して前記対象物の情報を取得する測定手段と、
を具備した受信装置と、
を備えたことを特徴とする符号系列を用いた計測システム。 - 前記変換信号は多重度が1以上の多重化OFDM信号であって、前記変換手段が前記多重化拡散チップ列からOFDM信号を生成し多重化して前記変換信号である前記多重化OFDM信号を生成するものであり、前記送出手段が前記多重化OFDM信号に基づいて前記送信信号を生成して送出するものであり、前記送信信号検出手段が前記送信信号を検出するものであり、
前記拡散チップ列取得手段が、前記送信信号の前記多重化OFDM信号を周波数領域に変換して周波数領域のOFDM信号が表す前記多重化拡散チップ列を取得するものであることを特徴とする請求項23に記載の符号系列を用いた計測システム。 - 前記変換信号は多重度が1以上の多重化ウェーブレットOFDM信号であって、前記変換手段が前記多重化拡散チップ列からウェーブレットOFDM信号を生成し多重化して前記変換信号である前記多重化ウェーブレットOFDM信号を生成するものであり、前記送出手段が前記多重化ウェーブレットOFDM信号に基づいて前記送信信号を生成して送出するものであり、前記送信信号検出手段が前記送信信号を検出するものであり、前記拡散チップ列取得手段が、前記送信信号の前記多重化ウェーブレットOFDM信号から算出したウェーブレット係数から前記ウェーブレットOFDM信号のウェーブレット係数が表す
前記多重化拡散チップ列を取得するものであることを特徴とする請求項23の符号系列を用いた計測システム。 - 前記拡散チップ列取得手段が、請求項25に記載の前記送信信号の前記多重化ウェーブレットOFDM信号から算出したウェーブレット係数から前記ウェーブレットOFDM信号のウェーブレット係数が表す前記多重化拡散チップ列を取得することに代えて、前記送信信号の前記多重化ウェーブレットOFDM信号をDFT変換して前記多重化拡散チップ列を取得することを特徴とする請求項23に記載の符号系列を用いた計測システム。
- 前記送信信号が2周期以上の符号系列からなるプリアンブルを含み、検出された前記送信信号に重畳した遅延波が前記プリアンブルに基づいて除去され、前記遅延波が除去された検出された前記送信信号から前記時間領域または前記周波数領域の前記多重化拡散チップ列が取得されることを特徴とする請求項1に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
- 前記拡散のための符号系列がシフト時間及びまたは極性にデータが写像されてなり、
前記局在化用符号系列の各チップに対応する前記拡散のための符号系列の全てのシフト時間に対して前記多重化拡散チップ列を逆拡散して加算信号を算出する第1ステップと、
前記加算信号を少なくとも2グループに分割する第2ステップと、
それぞれの前記グループの加算値を算出する第3ステップと、
前記加算値間の差分を算出する第4ステップと、
前記差分を用いて前記局在化パルスを算出する第5ステップと、
前記局在化パルスの最大ピークを検出して、当該最大ピークを与える前記加算値のグループを決定する第6ステップと、
決定された前記加算値のグループをさらにグループに分割してそれぞれの前記グループの加算値を算出する第7ステップと、
前記グループの加算値の差分用いて局在化パルスを算出する第8ステップと、
前記局在化パルスの最大ピークを検出して当該最大ピークを与えるグループを決定する第9ステップと、
前記第7ステップ乃至前記第9ステップの処理を前記加算信号の数が1組となるまで繰り返す第10ステップと、
前記局在化用符号系列のチップ毎に前記1組の加算信号で定まる前記拡散のための符号系列のシフト時間及び極性のうち少なくとも1つを決定する第11ステップと
を含むことを特徴とする請求項1に記載の符号系列を用いた送信信号の生成検出方法。
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