JPH0720073A - デジタル検出方式の測定装置 - Google Patents

デジタル検出方式の測定装置

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JPH0720073A
JPH0720073A JP5188934A JP18893493A JPH0720073A JP H0720073 A JPH0720073 A JP H0720073A JP 5188934 A JP5188934 A JP 5188934A JP 18893493 A JP18893493 A JP 18893493A JP H0720073 A JPH0720073 A JP H0720073A
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勇夫 田澤
聖記 ▲つる▼戸
Kiyonori Tsuruto
Kunimitsu Tamura
邦光 田村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロコンピュータを用いることなく、ハ
ードウエアのみで減算回路を構成して温度補正を行な
い、それによって構成を著しく簡単とすることができ、
安価な且つ小型とされる、デジタル検出方式の測定装置
を提供する。 【構成】 デジタル検出方式の測定装置は、抵抗型湿度
センサSからの信号をCR発振回路にて周波数に変換す
るためのセンサ情報周波数変換回路10と、温度センサ
T からの信号をパルス幅に変換するための温度パルス
幅変換回路30と、センサ情報周波数変換回路10から
の出力周波数を温度パルス幅変換回路30からの信号に
基づいて減算処理して温度補正するためのスイッチSW
2を備えた周波数減算回路40と、周波数減算回路40
からの周波数を計数し、被検体中の特定成分量を計測す
る周波数カウンタ13とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、水分セン
サ、酸素センサ、水素センサ、炭化水素センサ、一酸化
炭素センサ、窒素酸化物センサ及びその他の選択的捕捉
機能を介在させた化学センサを備えた測定装置に関する
ものであり、特に、化学センサの温度依存性をデジタル
回路により補正したデジタル検出方式の測定装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、気相又は液相等の被検体中の特
定成分量、具体例をあげれば、空気中の水分量や酵素
量、絶縁油が充填された変成器等の密閉容器内の密封ガ
ス中や絶縁油中の水分量、酵素量或は水素量、各種の石
油タンク内のシールガス中の酵素量や炭化水素量、更に
は石油中の水分量や酵素量等、を計測する各種の測定装
置には、特定成分量の変化に応じてインピーダンスが変
化する半導体型センサ、電解質型センサ、抵抗型センサ
或は静電容量型センサ等が使用されている。
【0003】本出願人は先に化学センサを使用して被検
体中の特定成分量を高精度に計測することのできるデジ
タル検出方式の測定装置を提案した。この測定装置のう
ち、抵抗型センサを用いた検出回路の一例を図4に示
す。
【0004】図4にて、上記特定成分量検出回路10
は、基本的にはCR発振回路であって、例えばC−MO
S型のシュミットインバータ11と、このインバータ1
1の入出力間、即ち、帰還回路に挿入されたパルス周波
数決定用素子である抵抗型センサSと、インバータ11
の入力側と接地間に接続されたもう1つのパルス周波数
決定用素子である固定容量Cとによって被検体中の特定
成分量に関する周波数のパルス信号を発生する。即ち、
このパルス発生回路は、センサSの抵抗Rh が成分量の
変化に応じて変化することによって周波数(FO )が変
動するパルス信号を出力する。本例にて、第2のC−M
OS型のシュミットインバータ12は、パルス発生回路
からのパルス信号のパルス波形を反転するものであり、
その出力周波数(FO )は変わらない。
【0005】つまり、周波数FO は、 FO =1/k・C・Rh (k:定数) となる。
【0006】このようにして出力されるパルス信号は、
周波数カウンタ13に直接接続して計数することが可能
であり、従って、周波数カウンタ13にて、入力された
パルス信号を計数すればその周波数に対応する成分量が
計測される。
【0007】尚、静電容量型センサを使用する場合は、
図4において、固定容量CのところにセンサCh が、セ
ンサSのところに固定抵抗R1 がそれぞれ用いられ、上
記と同様の作動により成分量に応じた周波数F0 が出力
される。この場合の周波数F0 は、 FO =1/k・R1 ・Ch (k:定数) となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな測定装置に使用する一般の化学センサSは、温度依
存性を有するので、被測定量を温度で補正する必要があ
る。通常、上述したようなデジタル検出方式の測定装置
では、斯かる補正は、図5に示すようにマイクロコンピ
ュータ14を用いたデジタル温度補正回路にて行なわれ
ている。
【0009】つまり、図5に示すように、デジタル温度
補正回路は、特定成分量検出回路10に温度検出回路2
0を組み込んだ回路構成が採られている。特定成分量検
出回路10は、図4にて説明した検出回路10と同じ構
成とされ、化学センサSの抵抗Rh が成分量の変化に応
じて変化する出力周波数FO は、スイッチSWを介して
マイクロコンピュータ14に送り、マイクロコンピュー
タ14内のカウンタ部にて計数する。
【0010】一方、化学センサSの温度依存性を補正す
るための温度検出回路20は、センサとして、例えばサ
ーミスタのような抵抗変化式の温度センサST を使用す
る以外は、上記特定成分量検出回路10と同様の、基本
的にはCR発振回路とされる。
【0011】つまり、温度検出回路20は、例えばC−
MOS型のシュミットインバータ21と、このインバー
タ21の入出力間、即ち、帰還回路に挿入されたパルス
周波数決定用素子である抵抗型温度センサST と、イン
バータ21の入力側と接地間に接続されたもう1つのパ
ルス周波数決定用素子である固定容量Cとによって被検
体中の特定成分量に関する周波数のパルス信号を発生す
る。即ち、パルス発生回路は、温度センサST の抵抗R
T が温度の変化に応じて変化することによって周波数
(Ft )が変動するパルス信号を出力する。第2のC−
MOS型のシュミットインバータ22は、パルス発生回
路からのパルス信号のパルス波形を反転するものであ
り、その出力周波数(Ft )は変わらない。
【0012】つまり、周波数Ft は、 Ft =1/k・C・RT (k:定数) となる。
【0013】このようにして出力された周波数(Ft
のパルス信号は、スイッチSWを介してマイクロコンピ
ュータ14に送り、マイクロコンピュータ14内のカウ
ンタ部に入力される。
【0014】なお、スイッチSWには制御線15を介し
てマイクロコンピュータ14より制御信号が供給され、
スイッチSWの切り換え作動を制御する。
【0015】従って、特定成分量検出回路10からの成
分量出力と温度検出回路20からの温度出力は、マイク
ロコンピュータ14からの制御信号によってスイッチS
Wを作動させることによって、例えばこれら両出力信号
を交互に、マイクロコンピュータ14に供給し、このマ
イクロコンピュータ14の演算処理部にて所定の演算式
に基づき演算処理され、成分量出力値が温度出力値に応
じて補正される。
【0016】このように、従来のデジタル検出方式の測
定装置における化学センサ出力値の温度補正は、マイク
ロコンピュータを用いたデジタル温度補正回路にて行な
うものであり、その構成が複雑であるという欠点を有し
ていた。
【0017】従って、本発明の目的は、マイクロコンピ
ュータを用いることなく、ハードウエアのみで減算回路
を構成して温度補正を行ない、それによって構成を著し
く簡単とすることができ、安価な且つ小型とされる、デ
ジタル検出方式の測定装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
デジタル検出方式の測定装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、化学センサからの信号を周波数に変換す
るためのセンサ情報周波数変換回路と、温度センサから
の信号をパルス幅に変換するための温度パルス幅変換回
路と、前記センサ情報周波数変換回路からの出力周波数
を前記温度パルス幅変換回路からの信号に基づいて減算
処理して温度補正するための周波数減算回路と、前記周
波数減算回路からの周波数を計数し、被検体中の特定成
分量を計測する周波数カウンタとを有することを特徴と
するデジタル検出方式の測定装置である。
【0019】本発明の好ましい実施態様によると、前記
センサ情報周波数変換回路は、化学センサをパルス周波
数決定用素子として含むCR発振回路にて被検体中の特
定成分量に応じた周波数のパルス信号を発生し、前記温
度パルス幅変換回路は、抵抗型温度センサの温度に起因
した抵抗の変化に応じてコンデンサに充電し、又これを
放電する回路を備え、更に、前記周波数減算回路は、前
記温度パルス幅変換回路からの充、放電に基づく出力信
号にて作動し、そして前記センサ情報周波数変換回路か
らの周波数を減算処理するスイッチ手段を備えている。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係るデジタル検出方式の測定
装置を図面に則して更に詳しく説明する。本実施例に
て、本発明に係るデジタル検出方式の測定装置は、抵抗
型及び静電容量型センサを使用して被検体中の特定成分
量、特に水分量を高精度に計測することのできるデジタ
ル検出方式の水分量測定装置として説明するが、本発明
の測定装置は、これに限定されるものではない。
【0021】図1に、本発明の一実施例である抵抗型セ
ンサを使用した水分測定装置を示す。ここで、水分測定
装置は、水分センサSからの信号を周波数に変換するた
めのセンサ情報周波数変換回路10と、温度センサST
からの信号をパルス幅に変換するための温度パルス幅変
換回路30と、センサ情報周波数変換回路10からの出
力周波数を温度パルス幅変換回路30からの信号に基づ
いて減算処理し温度補正するための周波数減算回路40
と、周波数減算回路40からの周波数を計数し、水分量
を計測する周波数カウンタ13とを有する。
【0022】前記センサ情報周波数変換回路10は、図
4に関連して上述した水分量検出回路10と同じ構成と
され、例えばC−MOS型のシュミットインバータ11
と、このインバータ11の入出力間、即ち、帰還回路に
挿入されたパルス周波数決定用素子である抵抗型水分セ
ンサSと、インバータ11の入力側と接地間に接続され
たもう1つのパルス周波数決定用素子である固定容量C
とによって被検体中の水分量に関する周波数のパルス信
号を発生するパルス発生回路にて構成される。従って、
水分センサSの抵抗Rh が水分量の変化に応じて変化す
ることによってこのパルス発生回路から周波数(FO
が変動するパルス信号が出力される。第2のC−MOS
型のシュミットインバータ12は、パルス発生回路から
のパルス信号のパルス波形を反転するものである。シュ
ミットインバータ12の出力端は、後で詳しく説明する
周波数減算回路40のアナログスイッチSW2の一方の
固定接点X1 に接続されている。シュミットインバータ
12から出力されるパルス信号は、図3でで示される
通りである。
【0023】上記温度パルス幅変換回路30は、サーミ
スタのような抵抗型センサである温度センサST とコン
デンサCとを有し、アナログスイッチSW1を介して直
列に接続可能とされる。即ち、温度センサST は、アナ
ログスイッチSW1の固定接点X1 に接続され、コンデ
ンサCは、アナログスイッチSW1の可動接点X0 に接
続される。又、アナログスイッチSW1の他の固定接点
2 には放電用抵抗RS が接続される。
【0024】又、スイッチSW1とコンデンサCとの接
続位置に、例えばC−MOS型の第1のシュミットイン
バータ31の入力側が接続され、この第1のシュミット
インバータ31の出力側には、同様にC−MOS型とさ
れる第2のシュミットインバータ32が直列に接続され
る。
【0025】今、スイッチSW1の可動接点X0 が固定
接点X1 に接続され、それによって温度センサST とコ
ンデンサCとが直列に接続されると、温度により変動す
る温度センサST の抵抗値RT に比例して温度センサS
T を流れる電流IT がコンデンサCに蓄積され、電圧V
C に変換される。
【0026】このコンデンサCに蓄積される電圧VC
は、第1及び第2の2つのシュミットインバータ31及
び32を直列に接続した電圧検出部33で検出される。
第1のシュミットインバータ31は高レベルのスレッシ
ョルド電圧VTHと低レベルのスレッショルド電圧VTL
2つのスレッショルド電圧を有し、入力電圧が高レベル
のスレッショルド電圧VTHより低いときには高レベルの
出力電圧VH を発生し、入力電圧が高レベルのスレッシ
ョルド電圧VTHに達すると出力電圧が高レベルVH から
低レベルVL に切換わり、かつ入力電圧が低レベルのス
レッショルド電圧VTLに降下するまで低レベルの出力電
圧VL を保持し、入力電圧が低レベルのスレッショルド
電圧VTLに降下したときに出力電圧が低レベルVL から
高レベルVH に切換わるように動作する。
【0027】従って、温度センサST に電流IT が流れ
ないときには、即ち、コンデンサCに電荷が蓄積されな
いときには、その出力電圧は高レベルVH であり、ま
た、コンデンサCの充電電圧VC が高レベルのスレッシ
ョルド電圧VTHに等しくなると、シュミットインバータ
24の出力電圧は高レベルから低レベルVL に切換わ
る。更に、コンデンサCの蓄積電荷が放電によりシュミ
ットインバータ31の低レベルのスレッショルド電圧V
TLにまで低下すると、シュミットインバータ31の出力
電圧は低レベルVL から高レベルVH に切換わる。第2
のシュミットインバータ32も高レベルのスレッショル
ド電圧VTHと低レベルのスレッショルド電圧VTLの2つ
のスレッショルド電圧を有し、同様に動作する。即ち、
第1のシュミットインバータ31から高レベルの電圧信
号VH が入力されているときには低レベルの電圧出力V
L を発生し、低レベルの電圧信号VL が入力されている
ときには高レベルの電圧出力VH を発生する。
【0028】又、アナログスイッチSW1の可動接点X
0 は、その制御線34を介して第1のシュミットインバ
ータ31から高レベル出力電圧VH が印加されたときに
は、第1の固定接点X1 と接続され、逆に低レベル出力
電圧VL が印加されたときには、可動接点X0 は第2の
固定接点X2 と接続されるように構成されている。
【0029】つまり、上記構成の温度パルス幅変換回路
30において、温度センサST に電流IT が流れず、従
ってコンデンサCに電荷が蓄積されない状態において
は、第1のシュミットインバータ31の出力は高レベル
H にあるから、アナログスイッチSW1の可動接点X
0 は第1の固定接点X1 と接続されている。温度センサ
T に電流IT が流れると、コンデンサCは充電され
る。コンデンサCの充電電圧VC がシュミットインバー
タ31の高レベルのスレッショルド電圧VTHに達する
と、このシュミットインバータ31の出力電圧は高レベ
ルVH から低レベルVL に切換わる。これによってアナ
ログスイッチSW1の可動接点X0 は第2の固定接点X
2 側に切換わり、コンデンサCの充電電圧VC は抵抗R
S を介して放電される。放電によってコンデンサCの充
電電圧VC がシュミットインバータ31の低レベルスレ
ッショルド電圧VTLにまで降下すると、シュミットイン
バータ31の出力電圧は低レベルVL から高レベルVH
に切換わる。これによってアナログスイッチSW1の可
動接点X0 が再び第1の固定接点X1 と接続され、コン
デンサCに充電電流が流れる。以下、同様の動作が繰り
返される。
【0030】その結果、温度センサST にて測定された
温度はパルス幅に変換されることとなる。第1のシュミ
ットインバータ31からの出力電圧は第2のシュミット
インバータ32にて反転され、第2のシュミットインバ
ータ32の出力電圧波形は、図3にで示すようにな
る。
【0031】つまり、この温度パルス幅変換回路30に
て、出力電圧が低レベルVL とされる時間TL は、T
L =KCRT であり、出力電圧が高レベルVH とされ
る時間TH は、TH =KCRS である。このように、温
度センサST により計測された温度は、パルス幅に変換
される。
【0032】本実施例で、上記周波数減算回路40は、
アナログスイッチSW2の可動接点X0 を、例えばC−
MOS型のシュミットインバータ41の入力側に接続
し、このシュミットインバータ41の入力側と接地間に
抵抗Rを接続して構成される。
【0033】アナログスイッチSW2の第1の固定接点
1 は、上述のように、上記センサ情報周波数変換回路
10の第2のシュミットインバータ12の出力側に接続
されており、固定接点X2 は接地される。又、このアナ
ログスイッチSW2は、その制御線42が温度パルス幅
変換回路30の第2のシュミットインバータ32の出力
側に接続され、第2のシュミットインバータ32の出力
信号が、低レベルVLとなるTL 時間は、可動接点X0
は第2の固定接点X2 に接続され、第2のシュミットイ
ンバータ32の出力信号が、高レベルVH となるTH
間は、可動接点X0 は第1の固定接点X1 に接続される
ように構成される。
【0034】従って、センサ情報周波数変換回路10に
より出力された出力信号波形は、アナログスイッチS
W2とされる周波数変換回路により、図2に示される出
力信号波形に変換される。つまり、センサ情報周波数
変換回路10からの出力周波数F0 は、時間TL に比例
して、次式で示すような周波数Fに減算される。 F=F0 *TH /(TL +TH ) =F0 *RS /(RT +RS ) =F0 *[1−RT /(RT +RS )] 上記式より、温度センサST の抵抗値RT が温度に比例
して小さく、即ち、出力周波数F0 が大きくなれば、出
力信号の周波数Fは、温度の影響を受けなくなること
が理解される。
【0035】なお、周波数変換回路40におけるシュミ
ットインバータ41及び抵抗Rは、安価なカウンタでも
出力信号を十分な精度で計数することができるように
するための波形整形を行なう。
【0036】勿論、本発明にて、検出回路の出力信号周
期TS 及び周波数カウンタのサンプリング周期TK の関
係は、 TS ≪TH ,TL ≪TK とされる。
【0037】上述のようにして出力された周波数変換回
路40からの出力信号は、周波数カウンタ13に入力さ
れ、そこで計数されて、水分量が計測される。
【0038】図2は、本発明の他の実施例である静電容
量型センサを用いた水分測定装置を示す。この測定装置
は基本的には、図1と同じであり、センサ情報周波数変
換回路10において、図1の固定容量Cに代えて水分セ
ンサCh が、又センサSに代えて固定抵抗R1 がそれぞ
れ用いられている。即ち、図2において、例えばC−M
OS型のシュミットインバータ11と、このインバータ
11の入出力間、即ち、帰還回路に挿入されたパルス周
波数決定用素子である固定抵抗R1 と、インバータ11
の入力側と接地間に接続されたもう1つのパルス周波数
決定用素子である静電容量型水分センサCh とによって
被検体中の水分量に関する周波数のパルス信号を発生す
るパルス発生回路が構成される。従って、水分センサC
h の静電容量が水分量の変化に応じて変化することによ
ってこのパルス発生回路から周波数(FO )が変動する
パルス信号が出力される。この場合も、シュミットイン
バータ12から出力されるパルス信号は、図3でで示
される通り、図1の測定装置と同じである。
【0039】従って、他の部分は図1で説明したのと同
じ構成で、又同じ作動を行なう。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデジ
タル検出方式の測定装置は、化学センサからの信号を周
波数に変換するセンサ情報周波数変換回路からの出力周
波数を、デジタル周波数減算回路にて、温度センサから
の信号をパルス幅に変換する温度パルス幅変換回路から
の信号に基づいて減算処理し、この周波数減算回路から
の周波数を周波数カウンタにて計数し、被検体中の特定
成分量を計測する構成とされるために、ハードウエアの
みで減算回路を構成して温度補正を行なうことができ、
マイクロコンピュータを用いる必要がなく、それによっ
て構成を著しく簡単とすることができ、製品のコストを
低減し、且つ製品の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル検出方式の抵抗型センサ
を用いた測定装置の一実施例を示す回路構成図である。
【図2】本発明に係るデジタル検出方式の静電容量型セ
ンサを用いた測定装置の一実施例を示す回路構成図であ
る。
【図3】センサ情報周波数変換回路、温度パルス幅変換
回路及び周波数減算回路からの電圧出力を示す波形図で
ある。
【図4】従来のデジタル検出方式の測定装置の一例を示
す回路構成図である。
【図5】従来のデジタル検出方式の測定装置の他の例を
示す回路構成図である。
【符号の説明】
10 センサ情報周波数変換回路 11、12 シュミットインバータ 13 周波数カウンタ 30 温度パルス幅変換回路 31、32 シュミットインバータ 40 周波数減算回路 41 シュミットインバータ S 化学センサ ST 温度センサ SW1、SW2 切換えスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学センサからの信号を周波数に変換す
    るためのセンサ情報周波数変換回路と、温度センサから
    の信号をパルス幅に変換するための温度パルス幅変換回
    路と、前記センサ情報周波数変換回路からの出力周波数
    を前記温度パルス幅変換回路からの信号に基づいて減算
    処理して温度補正するための周波数減算回路と、前記周
    波数減算回路からの周波数を計数し、被検体中の特定成
    分量を計測する周波数カウンタとを有することを特徴と
    するデジタル検出方式の測定装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ情報周波数変換回路は、化学
    センサをパルス周波数決定用素子として含むCR発振回
    路にて被検体中の特定成分量に応じた周波数のパルス信
    号を発生し、前記温度パルス幅変換回路は、抵抗型温度
    センサの温度に起因した抵抗の変化に応じてコンデンサ
    に充電し、又これを放電する回路を備え、更に、前記周
    波数減算回路は、前記温度パルス幅変換回路からの充、
    放電に基づく出力信号にて作動し、そして前記センサ情
    報周波数変換回路からの周波数を減算処理するスイッチ
    手段を備えていることを特徴とする請求項1のデジタル
    検出方式の測定装置。
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CN104297296A (zh) * 2014-10-25 2015-01-21 王陈梓 一种适用于水和导电介质检测的断隙无源射频传感器

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