JPH07199952A - 車両用スピーカ配設構造 - Google Patents

車両用スピーカ配設構造

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JPH07199952A
JPH07199952A JP5338581A JP33858193A JPH07199952A JP H07199952 A JPH07199952 A JP H07199952A JP 5338581 A JP5338581 A JP 5338581A JP 33858193 A JP33858193 A JP 33858193A JP H07199952 A JPH07199952 A JP H07199952A
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尚宗 森山
Masaya Watanabe
雅也 渡辺
Takahito Yokouchi
敬人 横打
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両のコンパクト化を損なわず、車両のスペー
スを有効利用して高性能の共鳴筒付スピーカの配設構造
を提供する。 【構成】スピーカ1はダッシュパネル18の後方すなわ
ち車室側であってインスツルメントパネル10の背面側
すなわち前方であってカウルロワーパネル20の下方の
空間部に配置されている。図4に示すようにスピーカ1
は助手席の前方に位置しており、両側から一対の共鳴筒
2、3が車幅方向に延びている。長い方の共鳴筒2はス
ピーカ1の出力部5からいったん車幅方向に延びつぎに
後方にのびさらに車幅方向に延びて車体の側面付近で後
方に湾曲してインスツルメントパネルの位置までのび開
放されて音出部7を構成している。他方、短い方の共鳴
筒3はいったん僅かに車幅方向に延びてその後、車体の
側面に沿って後方にのび同様にインスツルメントパネル
10の位置まで延びて車室側に向けて開放される音出部
8を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載されるスピ
ーカの配設構造、特に低音用のスピーカであって共鳴筒
を備えた形式のスピーカの配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される音響機器は高性能化し
ている。特に、最近では低音用スピーカであって共鳴筒
を備えたものを搭載する車両が提供されている。低音用
スピーカに共鳴筒を付設した構成にすることよって重厚
な音質を豊富な音量で出力することができる利点があ
る。特開平4−5141号公報には、このような共鳴筒
付スピーカを備えた音響機器を搭載した車両が開示され
ている。この開示された装置では、車両の後部にスピー
カを配置しその共鳴筒をうずまき状にするとともに先端
部を前方に延設して出力部を車両の前部に設けた構造に
なっている。このような共鳴筒付のスピーカ装置は上記
のように特に低音域において音質を改善できるものであ
るが、低音域での性能を改善するためには共鳴筒を設け
て振動を増幅して強い振動を発生する必要がある。この
ため共鳴筒が必要とする容積と長さが大きくなり音響装
置が大型化することは避けられず、車両のコンパクト化
を阻害することになる。上記公報に開示された装置で
は、車両の後部にスピーカおよびダクトすなわち共鳴筒
を配置する構造にしているが、このようにするとトラン
クルームのスペースが圧迫されるという問題がある。
【0003】
【解決しようとする課題】しかし、共鳴筒の長さ、容積
を小さくすると共鳴筒付スピーカの性能が低下するため
所期の目的を達成出来なくなる。本発明はこのような事
情に鑑みて構成されたもので、車両のコンパクト化を損
なわず、車両のスペースを有効利用して高性能の共鳴筒
付スピーカの配設構造を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため以下のように構成される。本発明に係る車
両用スピーカ配設構造は、車両に搭載されるスピーカ
と、該スピーカに接続される共鳴筒と、車室前方に車幅
方向に配設されるインスツルメントパネルと、を備え、
前記共鳴筒が車室側からみてインスツルメントパネルの
背面側の空間に車幅方向に延在するように配置されたこ
とを特徴とする。好ましい態様では、前記共鳴筒はスピ
ーカの両側から互い反対方向に延びる長さの異なる複数
の筒状部からなり、前記スピーカが助手席の前方のイン
スツルメントパネル背面側空間部に配置される。この場
合、前記スピーカの一方側から延びる筒状部の長さとス
ピーカの他方側から延びる筒状部の長さの比がほぼ3対
1になっているのが好ましい。インスツルメントパネル
の背面側に装備される場合には、共鳴筒がインスツルメ
ントパネル背面側空間において車幅方向に延びるステア
リングサポートメンバを構成することによって両者を単
一の部材にすることができ、スペースを共通に利用する
ことができる。
【0005】また、乗員前方には衝突時等において乗員
がインスツルメントパネルに当たったときの衝撃を吸収
するために特に膝筒が衝突したときに衝撃を吸収する膝
用緩衝部材が設けられている。この緩衝部材はプラスチ
ックなどで中空に構成されるがこの部材を共鳴筒と共通
に構成することによりスペースを節約することができ
る。さらに本発明の別の特徴によれば、車両に搭載され
るスピーカと、該スピーカに対して互いに反対側から接
続される一対の共鳴筒と、車両のフロア面より上方に突
出して車両の前後方向に延びるトンネル部とを備え、前
記共鳴筒がトンネル部に沿って前後方向に配設される。
これによって、車両の下部のデッドスペースを有効利用
することができる。この場合、一対の共鳴筒の長さは異
なっており、前記スピーカは座席の下方に配置される。
良好な性能を確保するためにスピーカの一方側から延び
る共鳴筒の長さとスピーカの他方側から延びる共鳴筒の
長さの比がほぼ3対1になるように構成されている。
【0006】さらに好ましい態様では、一対の共鳴筒は
前部座席乗員用と後部座席乗員用にそれぞれ設けられる
とともに前部座席乗員用共鳴筒と後部座席乗員用共鳴筒
との切り換え機構が設けられる。
【0007】
【作用】本発明にかかるスピーカは高性能の音響効果を
追求する上で不可欠の共鳴筒を備えた形式のものであ
り、したがってそのようなスピーカを車両に搭載するに
あたっては、レイアウト上の困難を克服する必要があ
る。本発明の1つの態様では比較的レイアウトに余裕の
あるインスツルメントパネルの背面側の空間に車幅方向
に延びるように配設することにより細長い空間を有効利
用することができる。従来の構造では、車両の後部に共
鳴筒を折り畳むような構造でスピーカアンプ筒に近接し
てレイアウトしていたので、トランクルームの容積が圧
迫されるという問題があった。しかし、本発明のように
インスツルメントパネルの背面に車幅方向の延設するこ
とにより、スピーカ装置を配設するために特別の大きな
空間を設ける必要がなくなる。そして、共鳴筒の配設に
当たっても細長いスピーカを設ければ良いので、配設の
自由度が増大する。この結果、共鳴筒の性能を阻害する
要因を極力排除して設置することができるので、高性能
のスピーカ装置を提供することができる。さらに本発明
の別の態様では、スピーカを座席の下方のデッドスペー
スに配置している。そして、共鳴筒を車両の前後方向に
延びるようトンネル部に沿って配置している。このよう
にすることより、スピーカの配設によって他の機器のレ
イアウトを変更する必要はなく、大型、高性能のスピー
カ装置の配設に関わらず、車両のコンパクト化を推進す
ることができる。特に、共鳴筒は前後方向に延びるよう
に配設するので、まとまった大きな空間を必要とせず、
細長いスペースで十分であり、容易にレイアウトするこ
とができる。
【0008】さらにこのような車両のデッドスペースを
有効に利用するので、前部座席乗員用共鳴筒と後部座席
乗員用共鳴筒の両方を設けることも可能であり、これを
切り換えて使用することによって乗員に対する音響効果
をさらに高めることができ、車両のコンパクト化を維持
しつつ高品質の車両搭載音響設備を提供することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、添付の図面に基づいて本発明の実施例
を説明する。図1を参照すると本発明に係るスピーカ1
およびこれに接続される共鳴筒2、3の概念図が示され
ている。本例のスピーカ1は低音域における性能を高め
るために車両の音響設備の一部として搭載されるもので
あって中央部に円筒上の胴部4がありその両側に円錐状
に先細になった出力部5、6が設けられているそして、
共鳴筒2、3はその出力部5、6から互いに反対方向に
延びている。一方の共鳴筒2は他方の共鳴筒3の3倍の
長さを有する。そして共鳴筒2、3の先端部は開放され
ており、音を出力する音出部7、8を構成する。共鳴筒
2、3内においては双方の出力部5、6から出力された
音波が共鳴によって増幅されて音出部7、8から出力さ
れるようになっている。図15には、従来のスピーカ1
の搭載状態が斜視図によって示されている。図示のよう
に共鳴筒2、3はスピーカの両側から延びているが、長
い方の共鳴筒2はいったん水平方向に反対側の共鳴筒ま
で延び、折り返しを3回行った後上方に延びて開放され
ている。短い方の共鳴筒3は水平の一端延びた後上方に
延びてスピーカ1に対し他方の開放端7と対照の位置に
おいて上方に向けて開放されている。
【0010】このように従来では共鳴筒2、3を折り曲
げ状態にし、スピーカ1および共鳴筒2、3を一体化し
て一箇所に集中してレイアウトする構造になっている。
そして、この構造体は車両後部の後部座席のすぐ後ろの
空間に配置されていた。この構成ではスピーカ1と共鳴
筒2、3との構造体をレイアウトするためのまとまった
空間をトランクルーム内に確保する必要があり、トラン
クルームが狭くなるという問題があった。図2、図3お
よび図4を参照して本発明の1実施例に従うスピーカ1
および付属の共鳴筒2、3の配設構造について説明す
る。本実施例に係るスピーカ1は、車室9の前方のイン
スツルメントパネル10の裏面側に配設される。車両の
前部には、ステアリング・ホイール11が配置され、こ
のステアリング・ホイール11から斜め下方前方には、
ステアリング・コラム12が延びるている。このステア
リング・コラム12を支持するために車幅方向には、ス
テアリング・サポートメンバ13が配置されており、ス
テアリング・コラム12はブラケット14によってステ
アリングサポートメンバ13に支持されている。ステア
リング・サポートメンバ13の車幅方向の真ん中付近に
当たる位置には、フロアパネル15のトンネル部16の
上面にその下端が固定されたセンターステー17が設け
られており、ステアリング・サポートメンバ13はこの
センターステー17によって下方から支持されている。
フロアパネル15の前端部には、ほぼ垂直に上方に延び
るダッシュパネル18が設けられ、ダッシュパネル18
の上端部はカウルロワーパネル20に接続されている。
【0011】さらに車室9の前部においては、インスツ
ルメントパネル10がステアリング・コラムの下方を覆
うように車幅方向に延びて車室の前面を覆っている。イ
ンスツルメントパネル10においてステアリング・コラ
ム12のやや上方には計器類の表示部21が設けられて
いる。この表示部21の上方には、ほぼ水平方向に前方
に延びるインスツルメントアパーパネル22が設けられ
ており、このインスツルメントアパーパネル22の前端
部には、カウルアパーパネル23によってカウルボック
ス24が形成され、フロントガラス25の下端を支持し
ている。本例の構造においては、スピーカ1はダッシュ
パネル18の後方すなわち車室側であってインスツルメ
ントパネル10の背面側すなわち前方であってカウルロ
ワーパネル20の下方の空間部に配置されている。図4
に示すようにスピーカ1は助手席の前方に位置してお
り、両側から一対の共鳴筒2、3が車幅方向に延びてい
る。長い方の共鳴筒2はスピーカ1の出力部5からいっ
たん車幅方向に延びつぎに後方にのびさらに車幅方向に
延びて車体の側面付近で後方に湾曲してインスツルメン
トパネルの位置までのび開放されて音出部7を構成して
いる。他方、短い方の共鳴筒3はいったん僅かに車幅方
向に延びてその後、車体の側面に沿って後方にのび同様
にインスツルメントパネル10の位置まで延びて車室側
に向けて開放される音出部8を備えている。
【0012】図4に示すように共鳴筒2の音出部7はイ
ンスツルメントパネル10にブラケット26によって取
り付けられている。また、スピーカ1は、ブラケット2
7、28によってダッシュパネル18およびカウルロワ
ーパネル20に支持されている。さらに共鳴筒2、3は
ブラケット29、30、31によってインスツルメント
パネル10に支持されている。図5および図6を参照し
て本発明の他の実施例を説明する。本例の構造では、長
い共鳴筒2の一部が上記ステアリング・サポートメンバ
13を兼ねるように構成されている。すなわち共鳴筒2
はスピーカ1の出力部5から水平方向の僅かに延びて後
方の屈曲しサポートメンバ13に接続される。サポート
メンバ13は中空のパイプ部材で構成されているので共
鳴効果を発生できるようになっている。そして左右はフ
ランジ部32、33を介して、フェンダパネルに固定さ
れている一方のフランジ部付近において、別の筒部材3
4がサポートメンバ13に接続されてその先端部が音出
部7を構成するようになっている。なおサポートメンバ
13の筒部材の接続部をこえて車幅方向にのびる部分の
内部には、バッフルプレート35が内部空間を遮断する
ように配置されてその方向への音波の伝播を遮蔽する。
【0013】なおこの場合にはサポートメンバ13は開
放端付近においてブラケット36で支持されている。図
7および図8を参照すると、本発明のさらに他の実施例
が示されている。本例においては、共鳴筒はインスツル
メントパネル10の背後に設けられるニープロテクタ3
7を兼用する構成になっている。ニープロテクタ37は
助手席の前方に配置されて、衝突時等において乗員の下
半身特に膝がインスツルメントパネル10等の部材に当
たったときの衝撃力を緩和する役割を果たす。なお本例
の構造ではインスツルメントパネル10上方のインスツ
ルメントアパーパネル22との間の空間にはエアーバッ
グ装置38が設けられインスツルメントパネル10と連
続平面を構成するエアーバッグリッド39の背後に設置
されている。本例のニープロテクタ37は、図8に示す
ように断面が矩形形状の中空部材で構成される。好まし
くは、プラスチックを成形して構成される。本例の構成
では、共鳴筒の一部に上記矩形中空断面のニープロテク
タ部分を構成することによって対応している。すなわ
ち、長い方の共鳴筒2は前例と異なりスピーカ1の助手
席側の出力部5からいったん車幅方向外方にのびその後
斜め上方かつ後方に延びて屈曲しその後車幅方向に反対
側に延び車両の側部付近に達している。そしてその後U
字状に湾曲して後方に向けて開放されている。また、短
い方の共鳴筒3は車幅方向運転席側の出力部6から延び
後方に湾曲して後方かつ上方に延び上記長い共鳴筒の上
方で屈曲して車幅方向助手席側の側部に延びている。そ
の後下方にU字状に延びて後方に向けて開放されてい
る。図8に示すように長短一対の共鳴筒23で構成され
るニープロテクタ37はインスツルメントパネル10に
沿って上下二段に並んで位置するように設けられる。そ
して、長い共鳴筒2はそのまま矩形断面のまま運転席を
越えて延び開放端付近に達している。
【0014】この構成ではニープロテクタ37を特別に
設ける必要がなく共鳴筒2、3およびニープロテクタ3
7のためのスペースを節約できるとともに部品点数を減
少できる利点もある。図9および図10を参照すると本
発明のさらに別の実施例が示されている。本例の構成で
はスピーカ1は助手席40の下方の空間に配置されてい
る。この場合助手席下方のフロアパネル15は上方に突
出して座席のすぐ下方まで延びるカバー41が設けられ
てこのカバー41とフロアパネル15の上面との間の空
間内にスピーカ1が配置されている。そして、共鳴筒
2、3はフロアパネル15の中央部を突出状態で前後方
向に延びるトンネル部16の両側に沿って配置され前方
にのびインスツルメントパネル10の背面にそって上方
にのびステアリング・コラム12の下方の位置で開放さ
れている。このような配置にすると座席下部のデッドス
ペースを有効に使用できるとともにトンネル部16に沿
って共鳴筒2、3を配置できるので他の装置の配設に支
障を来すことはなく、トンネル部16はもともとフロア
パネル15の上面に張り出す構成であるので共鳴筒2、
3が配置されることによる違和感はない。
【0015】図11、図12、図13および図14を参
照すると本発明のさらに別の実施例が示されている。本
例の構成では、共鳴筒2、3が前例のものに加え、後方
に延びる共鳴筒42、43が更に設けられている。この
後方に延びる対の共鳴筒42、43は特に後部座席の乗
員に優れた音響効果を与えるために設けられるもので、
その音出部ば両側のセンターピラー内側の中間レベル付
近に設けられている。この後方に延びる共鳴筒42、4
3は前方に延びる共鳴筒2、3の反対側に接続されてト
ンネル部16に沿って後方にのびフロアパネル15のキ
ックアップ部45の前方でキックアップ部45に沿って
座席40、44の下方を車幅方向にのび上方に湾曲して
センターピラー46、47構造内を上方にのびて所定レ
ベルに達した所で開放され音出部を形成している。この
構成では上記のようにデッドスペースを活用してさらに
良好な音響効果を得ることができるものである。なお、
図14に示すように共鳴筒2、43および3、42の接
続部の内部にはそれぞれ切り換えダンパ48が設けられ
ており、音波が前方または後方の共鳴筒2、43または
3、42に選択的に伝播するようになっている。この場
合図13に示すように前方延びる長い共鳴筒2に後方に
延びる短い共鳴筒43が接続され、前方にのびる短い共
鳴筒3に後方に延びる長い共鳴筒42が接続される。こ
れによって双方の出力部に接続される前後の合計の共鳴
筒の長さを等しくすることができバランス良く配置する
ことができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、上記したようにスペー
スを有効に利用することにより従来の構造では大幅にス
ペースをとる必要のあった低音域改善のための音響設備
を、そのための特別のスペースを極力少なくして車両の
コンパクト化を図りつつレイアウトすることができる。
すなわち、所定の容量と長さを必要とする共鳴筒付スピ
ーカを無理なく配置することができるので本来の特質を
生かした高性能の音響効果を享受することができる。ま
た、共鳴筒のレイアウトにも自由度が増大するので性能
の低下を招くことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用するスピーカおよび共鳴筒の概念
図、
【図2】本発明の1実施例に従うスピーカおよび共鳴筒
を配設した車両の前部断面図、
【図3】図2の実施例のスピーカと共鳴筒の斜視図、
【図4】図2の実施例の共鳴筒とインスツルメントパネ
ルとの接続状態を示す断面図、
【図5】本発明の他の実施例にかかる車両の前部断面
図、
【図6】図5の実施例に係るスピーカと共鳴筒の斜視
図、
【図7】本発明のさらに他の実施例にかかる車両の前部
断面図、
【図8】図7の実施例に係るスピーカと共鳴筒の斜視
図、
【図9】本発明のさらに他の実施例にかかる車両の前部
平面図、
【図10】図7の実施例の車両の前部断面図、
【図11】本発明のさらに他の実施例にかかる車両の前
部平面図、
【図12】図11の実施例に係る車両の前部断面図、
【図13】図11の実施例におけるスピーカと共鳴筒の
配設状態を示す斜視図、
【図14】図11の実施例における共鳴筒の連結部の内
部構造を示す断面図、
【図15】従来のスピーカおよび共鳴筒の配設状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 スピーカ、2、3 共鳴筒、5、6 出力部、7、
8 音出部、10 インスツルメントパネル、11 ス
テアリング・ホイール、12 ステアリング・コラム。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載されるスピーカと、 該スピーカに接続される共鳴筒と、 車室前方に車幅方向に配設されるインスツルメントパネ
    ルと、を備え、 前記共鳴筒が車室側からみてインスツルメントパネルの
    背面側の空間に車幅方向に延在するように配置されたこ
    とを特徴とする車両用スピーカ配設構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記共鳴筒はスピーカ
    の両側から互い反対方向に延びる長さの異なる複数の筒
    状部からなり、前記スピーカが助手席の前方のインスツ
    ルメントパネル背面側空間部に配置されていることを特
    徴とする車両用スピーカ配設構造。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記スピーカの一方側
    から延びる筒状部の長さとスピーカの他方側から延びる
    筒状部の長さの比がほぼ3対1になっていることを特徴
    とする車両用スピーカ配設構造。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記共鳴筒がインスツ
    ルメントパネル背面側空間において車幅方向に延びるス
    テアリングサポートメンバを構成することを特徴とする
    車両用スピーカ配設構造。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記共鳴筒が乗員前方
    に配設される膝部緩衝部材を構成することを特徴とする
    車両用スピーカ配設構造。
  6. 【請求項6】車両に搭載されるスピーカと、 該スピーカに対して互いに反対側から接続される一対の
    共鳴筒と、 車両のフロア面より上方に突出して車両の前後方向に延
    びるトンネル部とを備え、 前記共鳴筒がトンネル部に沿って前後方向に配設されて
    いることを特徴とする車両用スピーカ配設構造。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記一対の共鳴筒の長
    さは異なっており、前記スピーカは座席の下方に配置さ
    れることを特徴とする車両用スピーカ配設構造。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記スピーカの一方側
    から延びる共鳴筒の長さとスピーカの他方側から延びる
    共鳴筒の長さの比がほぼ3対1になっていることを特徴
    とする車両用スピーカ配設構造。
  9. 【請求項9】請求項6において、前記一対の共鳴筒は前
    部座席乗員用と後部座席乗員用にそれぞれ設けられると
    ともに前部座席乗員用共鳴筒と後部座席乗員用共鳴筒と
    の切り換え機構が設けられたことを特徴とする車両用ス
    ピーカ配設構造。
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