JPH07199728A - 電子写真感光体用フランジ - Google Patents

電子写真感光体用フランジ

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JPH07199728A
JPH07199728A JP35027293A JP35027293A JPH07199728A JP H07199728 A JPH07199728 A JP H07199728A JP 35027293 A JP35027293 A JP 35027293A JP 35027293 A JP35027293 A JP 35027293A JP H07199728 A JPH07199728 A JP H07199728A
Authority
JP
Japan
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flange
electrophotographic photosensitive
drive shaft
resin
drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP35027293A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Adachi
俊雄 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造の簡素化、部品点数の削減により全体の
コストを下げることができる電子写真感光体用フランジ
を提供する。 【構成】 基体の外周表面に感光層を設けてなる電子写
真感光体用ドラムの基体両端に取付固定される電子写真
感光体用フランジにおいて、体積抵抗率が100Ω・c
m以下の導電性を有するプラスチック材料により形成さ
れ、前記感光体用ドラムに取付固定された際に、フラン
ジ表面と基体外周表面に設けられた感光層とを電気的に
接続するように構成されていることを特徴とする電子写
真感光体用フランジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体用ドラ
ムの基体両端に取付固定される電子写真感光体用フラン
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真感光体用ドラムには、基
体表面の有機感光層とドラム駆動軸とを電気的に接続す
るために、該ドラムの基体両端に取付固定される電子写
真感光体用フランジに金属製のアース部材が使用されて
いる(実開平4−101572号、実開平4−1242
71号、特開平4−237085号公報等参照)。
【0003】しかしながら、電子写真感光体用フランジ
に金属製アース部材を組み込んだ場合、アース部材の取
付のためフランジの構造が複雑化し、組立効率が悪く、
部品点数の増加と共にコスト上昇の原因となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の欠点を解消するためになされたもので、構造
の簡素化、部品点数の削減により全体のコストを下げる
ことができる電子写真感光体用フランジを提供すること
を目的とする。
【0005】上記目的を達成するため、本発明によれ
ば、基体の外周表面に感光層を設けてなる電子写真感光
体用ドラムの基体両端に取付固定される電子写真感光体
用フランジにおいて、体積抵抗率が100Ω・cm以下
の導電性を有するプラスチック材料により形成され、前
記感光体用ドラムに取付固定された際に、フランジ表面
と基体外周表面に設けられた感光層とを電気的に接続す
るように構成されていることを特徴とする電子写真感光
体用フランジが提供される。
【0006】また、本発明によれば、基体の外周表面に
感光層を設けてなる電子写真感光体用ドラムの基体両端
に取付固定される電子写真感光体用フランジにおいて、
体積抵抗率が100Ω・cm以下の導電性を有するプラ
スチック材料と非導電性材料との2種類の材料により形
成され、前記感光体用ドラムに取付固定された際に、導
電性を有するプラスチック材料からなる部分によって、
フランジ表面と基体外周表面に設けられた感光層とを電
気的に接続するように構成されていることを特徴とする
電子写真感光体用フランジが提供される。さらに、本発
明によれば、上記構成において、電子写真感光体用ドラ
ムとその駆動軸とが一体となって回転可能な電子写真感
光体に使用されるものであって、前記駆動軸を固定する
ための駆動軸固定構造を備えていることを特徴とする電
子写真感光体用フランジが提供される。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、フランジそのものを導電
性を有する材料で形成することで、アース用部材を用い
ずに感光層とドラム駆動軸との電気的接続を行うことが
可能となる。従って、フランジ構造が簡素化されるとと
もに、部品点数及び組立工数が削減できる。
【0008】請求項2の発明では、導電性材料を一部分
のみに限って使用することで、接着性、寸法安定性など
のよい材料と組み合わせて、目的に合った構造のフラン
ジが容易に得られるようにある。
【0009】請求項3の発明では、フランジに駆動軸固
定構造を備えていることで、フランジが軸受構造をもた
ないため、フランジに使用可能な材料が摺動性のよい材
料に限定されず、目的に合った材料を自由に選択できる
ようになる。
【0010】
【実施例】以下本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図1は本発明による第1のフランジの一例を装着し
た電子写真感光体を示す断面図である。図中1は電子写
真感光体全体、2は基体、3は基体2の外周表面に設け
られる感光層、4は駆動軸、5、6は本発明によるフラ
ンジである。フランジ5、6は基体2の両端に圧入嵌合
あるいは接着により取付固定され、その材質は体積抵抗
が100Ω・cm以下の導電性を有するプラスチック材
料からなる。このような材料としては、炭素繊維、金属
粉などの導電性物質を、PC樹脂、ABS樹脂、PPO
樹脂、POM樹脂、ナイロンなど、あるいはこれらのア
ロイ樹脂に混入させたものを挙げることができる。
【0011】上記のようにフランジそのものを導電性の
あるものとすることにより、従来使用していたアース用
部材が不要となり、部品点数、組立工数が削減できる。
また、アース用部材がないため、従来発生していたアー
ス用部材の落下、破損等による駆動軸と感光層との間の
導通不良の問題は発生しない。
【0012】図2は本発明による第2のフランジの構造
の一例を示すもので、(a)が正面図、(b)が断面図
である。図中10はフランジ全体、11は導電性材料
部、12は非導電性材料部、13は中心穴、14は外周
部である。このフランジ10は導電性材料部11及び非
導電性材料部12の2種類の材料からなる部分より一体
に形成されている。導電性材料部11は、フランジ10
の外周部14と中心穴13の部分とをつなぐような形態
をなしている。導電性材料部11は体積抵抗が100Ω
・cm以下の導電性を有するプラスチック材料から構成
され、具体的には、前記と同様、炭素繊維、金属粉など
の導電性物質を、PC樹脂、ABS樹脂、PPO樹脂、
POM樹脂、ナイロンなど、あるいはこれらのアロイ樹
脂に混入させたものを用いることができる。また、非導
電性材料部12の構成材料としては、従来よりフランジ
構成材料として使用されているPC樹脂やABS樹脂の
ような非導電性プラスチック材料を用いることができ
る。図3は本発明による第2のフランジの構造の別例を
示す図2の(a)と同様な図である。このフランジ10
も導電性材料部11及び非導電性材料部12の2種類の
材料からなる部分より一体に形成されている。
【0013】図2あるいは図3のフランジでは、導電性
材料を一部分のみに限って使用しているので、該導電性
材料と接着性、寸法安定性などのよい材料と組み合わせ
ることにより、目的に合った構造の部品を容易に作るこ
とができる。また、2種の材料を射出成形してフランジ
を製造すれば、量産性が確保でき、材料変更によるコス
ト増を小さくできる。
【0014】図4〜図6は本発明による第3のフランジ
の一例を説明するためのもので、図4は該フランジをド
ラム及び圧入ピン付き駆動軸に固定した状態を示す断面
図、図5は圧入ピン付き駆動軸を、フランジを装着した
ドラムに取り付ける様子を示す斜視図、図6の(a)は
フランジの断面図、(b)はフランジの正面図、(c)
は(b)のA−A線断面図である。これらの図中、21
はドラム、22は駆動軸、23は感光層、24はフラン
ジ、25は圧入ピン、26は駆動軸固定部、27はリブ
である。
【0015】本例はドラム21とその駆動軸22とが一
体となって回転することが可能な電子写真感光体に適用
されるフランジ24を示すもので、このフランジ24
は、図6に示すように、駆動軸固定部26を備えてい
る。フランジ24自体は前記第1のフランジと同様に全
体が体積抵抗率が100Ω・cm以下の導電性プラスチ
ック材料で形成されていてもよいし、前記第2のフラン
ジと同様に体積抵抗率が100Ω・cm以下の導電性プ
ラスチック材料からなる導電性材料部及び非導電性材料
部の2種類の材料からなる部分より一体に形成されてい
てもよい。
【0016】このような構成にすると、前記第1及び第
2のフランジの効果に加え、次のような利点がある。一
般に、導電性材料は炭素繊維や金属粉体などを含んでい
るため、図1〜図3のような形態のフランジとした場
合、摩擦特性や軸との回転性を考慮して材料選択を行う
必要がある。ところが、本例の構造のフランジでは、軸
受構造を持たないことにより、摺動性のよい材料に限定
することなく、目的に合った材料を自由に選択可能にな
る。
【0017】図7は本発明による第3のフランジの別例
を説明するためのもので、図7(a)は該フランジをド
ラム及び固定用ローレット付き駆動軸に固定した状態を
示す断面図、(b)はその側面図、図8はローレットの
縦断面図である。これらの図中、31はドラム、32は
駆動軸、33は感光層、34はフランジ、35はフラン
ジ34のローレット固定部、36は駆動軸32のローレ
ット面である。
【0018】本例は、図4〜図6の場合と同様、ドラム
31とその駆動軸32とが一体となって回転することが
可能な電子写真感光体に適用されるフランジ34を示す
もので、このフランジ34は駆動軸固定部(ローレット
固定部)35を備えている。フランジ34自体は前記と
同様、全体が体積抵抗率が100Ω・cm以下の導電性
プラスチック材料で形成されていてもよいし、体積抵抗
率が100Ω・cm以下の導電性プラスチック材料から
なる導電性材料部及び非導電性材料部の2種類の材料か
らなる部分より一体に形成されていてもよい。
【0019】このような構成にしても図4〜図6の場合
と同様な優れた効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、前記構成としたので、
構造の簡素化、部品点数の削減により全体のコストを下
げることができる電子写真感光体用フランジが実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1のフランジの一例を装着した
電子写真感光体を示す断面図である。
【図2】本発明による第2のフランジの一例を示すもの
で、(a)は正面図、(b)は断面図である。
【図3】本発明による第2のフランジの別例を示す図2
(a)と同様な図である。
【図4】本発明による第3のフランジの一例をドラム及
び圧入ピン付き駆動軸に固定した状態を示す図である。
【図5】圧入ピン付き駆動軸を、フランジを装着したド
ラムに取り付ける様子を示す斜視図である。
【図6】(a)は図4のフランジの断面図、(b)は正
面図、(c)は(b)のA−A線断面図である。
【図7】(a)は本発明による第3のフランジの別例を
ドラム及び固定用ローレット付き駆動軸に固定した状態
を示す断面図、(b)はその側面図である。
【符号の説明】
2 基体 3 感光層 4 駆動軸 5、6 フランジ 10 フランジ 11 導電性材料
部 12 非導電性材料部 21 ドラム 22 駆動軸 23 感光層 24 フランジ 25 圧入ピン 26 駆動軸固定部 27 リブ 31 ドラム 32 駆動軸 33 感光層 34 フランジ 35 ローレット固定部 36 ローレット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の外周表面に感光層を設けてなる電
    子写真感光体用ドラムの基体両端に取付固定される電子
    写真感光体用フランジにおいて、体積抵抗率が100Ω
    ・cm以下の導電性を有するプラスチック材料により形
    成され、前記感光体用ドラムに取付固定された際に、フ
    ランジ表面と基体外周表面に設けられた感光層とを電気
    的に接続するように構成されていることを特徴とする電
    子写真感光体用フランジ。
  2. 【請求項2】 基体の外周表面に感光層を設けてなる電
    子写真感光体用ドラムの基体両端に取付固定される電子
    写真感光体用フランジにおいて、体積抵抗率が100Ω
    ・cm以下の導電性を有するプラスチック材料と非導電
    性材料との2種類の材料により形成され、前記感光体用
    ドラムに取付固定された際に、導電性を有するプラスチ
    ック材料からなる部分によって、フランジ表面と基体外
    周表面に設けられた感光層とを電気的に接続するように
    構成されていることを特徴とする電子写真感光体用フラ
    ンジ。
  3. 【請求項3】 電子写真感光体用ドラムとその駆動軸と
    が一体となって回転可能な電子写真感光体に使用される
    電子写真感光体用フランジであって、前記駆動軸を固定
    するための駆動軸固定構造を備えていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の電子写真感光体用フランジ。
JP35027293A 1993-12-29 1993-12-29 電子写真感光体用フランジ Pending JPH07199728A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9046860B2 (en) 1995-03-27 2015-06-02 Canon Kabushiki Kaisha Coupling part, photosensitive drum, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
JP2019070697A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 富士ゼロックス株式会社 感光体ユニット、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び感光体ユニットの製造方法

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US9046860B2 (en) 1995-03-27 2015-06-02 Canon Kabushiki Kaisha Coupling part, photosensitive drum, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
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