JPH0719927U - 曲面スイッチ - Google Patents

曲面スイッチ

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Publication number
JPH0719927U
JPH0719927U JP5129093U JP5129093U JPH0719927U JP H0719927 U JPH0719927 U JP H0719927U JP 5129093 U JP5129093 U JP 5129093U JP 5129093 U JP5129093 U JP 5129093U JP H0719927 U JPH0719927 U JP H0719927U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
curved
flexible substrate
curved surface
spacer member
Prior art date
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Pending
Application number
JP5129093U
Other languages
English (en)
Inventor
政郎 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP5129093U priority Critical patent/JPH0719927U/ja
Publication of JPH0719927U publication Critical patent/JPH0719927U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造がシンプルでかつ曲面の外殻を持った対
象物に対しても容易に装着できるような曲面スイッチを
提供する。 【構成】 曲面スイッチ1は、上部フレキシブル基板
2、下部フレキシブル基板3、各基板2、3に挟まれる
スペーサ部材4、スペーサ部材4と各基板2、3を接着
する粘着性接着剤5、基板2、3とスペーサ部材4によ
って画成された空間部6に設けられる導体8,9および
保護シート11からなる。基板2、3は取付け対象物の
曲面外殻10に倣って変形し、曲面へのスイッチ装着を
果たす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、外部からの押圧力によって回路等の電気的接続を果たすスイッチ に関し、特に、取付け対象物の曲面部分に取り付けることができる曲面スイッチ に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ポリエステルなどの樹脂板を複数枚重ね合わせ、その内部に空間部を 形成して、これにより上下のシートに電気接点パターンを形成し、以て外部より シート上面を押すことによりスイッチ作動するようにしたメンブレーンスイッチ (シート状スイッチ)が既に知られている。
【0003】 このようなスイッチは、その外部美観や防水性などに優れているため、近年、 家電製品や工業機械、また電子楽器などの操作部にも多く用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなシート状スイッチは、通常、平坦なる対象物の表面 上に直接設けられている。しかしながら、仮に、このようなシート状スイッチを 取付け対象物の曲面部分に設けようとした場合には、スイッチ自体が容易に変形 できない構造であるために、まず取り付け部位となる曲面外殻を削り、スイッチ 押圧方向に対して垂直な面を形成し、ここに電気接点部を設けた平面基板を設置 しなければならない。従って、このようなスイッチは構造が複雑になる傾向にあ り、製造コストが高くなるという問題がある。
【0005】 この発明は、以上のような現状に鑑み、構造がシンプルでかつ曲面の外殻を持 った対象物に対しても容易に装着できるような曲面スイッチを提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案によれば、可撓性絶縁材料から形成され前 記曲面部分の表面に貼着される下部フレキシブル基板と、前記下部フレキシブル 基板の上方に配置され可撓性絶縁材料より形成される上部フレキシブル基板と、 前記上部フレキシブル基板の下面および下部フレキシブル基板の上面に対し粘着 性接着剤を介して接着され両基板間にスイッチ用接点部空間を形成するスペーサ 部材と、前記接点部空間を画成する上部フレキシブル基板の下面部分および下部 フレキシブル基板の上面部分の各表面に、間隙を介して対向配置される導体とを 有し、以て曲面外殻を有する取付け対象物の曲面部分上に貼着可能な曲面スイッ チが提供される。
【0007】
【作用】
曲面スイッチは、その上下層にフレキシブル基板を備えるため、基板自体の可 撓性によりスイッチ取付け部位となる曲面外殻に倣って変形できる。また、両基 板に設けられた導体は、スペーサ部材により隔置されているため、曲面外殻に倣 う基板変形によっても誤接触することはない。更に、粘着性接着剤は、基板接着 後においてもスペーサ部材上でのフレキシブル基板の変位を可能にし、フレキシ ブル基板の変形による接着剤内部に生じる剪断力を緩和する
【0008】
【実施例】
図面を参照しながらこの考案の一実施例を以下、説明する。 図1はこの考案による曲面スイッチの分解組立て図であり、また図2は組立て 後の曲面スイッチの部分的縦断面であって、(a)は曲面外殻への貼着前状態、 (b)は曲面外殻に貼着した状態をそれぞれ示している。
【0009】 これらの図1、2に示すように、曲面スイッチ1は、可撓性の絶縁材料からな る上下2枚の基板2、3(以下、これを上部フレキシブル基板2および下部フレ キシブル基板3とも呼ぶ)を備えており、その間には基板同様、可撓性材料から 形成されるスペーサ部材4が挟み込まれる。
【0010】 スペーサ部材4は、上部フレキシブル基板2の下面2aおよび下部フレキシブ ル基板3の上面3aに対して粘着性接着剤5を介して接着される。この粘着性接 着剤5は、その機械的特性により、基板接着後においてもスペーサ部材4上での 基板2、3のある程度の変位(ズレ)を可能にするものであり、これにより、曲 面外殻10上への装着状態においても、基板間曲率差に起因して接着剤内部に生 じる剪断力を緩和することができる。また、この接着剤5の塗布部位に関しても 、本実施例の曲面スイッチ1は、スペーサ部材4の全面に亙って塗布されるもの ではなく、図1に示すように接着部位を点在させ、スイッチ全体を湾曲させても 接着剤内部に生じる剪断力を出来るだけ小さくする配慮がなされている。
【0011】 このスペーサ部材4は、上部フレキシブル基板2と下部フレキシブル基板3と の間にあって、曲面スイッチ1の押圧部位となる空間部6を提供するものであり 、曲面スイッチ1の押圧部位数に対応する数の通し穴7を備えている。更に、こ の空間部6を画成する上部フレキシブル基板2の下面2a(部分)と、下部フレ キシブル基板3の上面3a(部分)には、曲面スイッチ1の接点部を構成する導 体8、9がそれぞれ印刷される。また、本実施例による曲面スイッチ1は、図2 (a)に示す未装着状態はもとより、同図(b)に示すような曲面外殻10上に 設置された状態においても、導体8、9間に間隙が残り、互いに誤接触すること のないように、取付け部となる外殻部の曲率を考慮してスペーサ部材4の厚さや 導体8、9の幅などが適正な値に予め設定されている。
【0012】 上部フレキシブル基板2の上には、曲面スイッチ1全体の耐久性を向上するた め、例えば絶縁性樹脂フィルムやゴムシートからなる保護シート11が貼り付け られる。
【0013】 以上の構成からなる曲面スイッチ1は、上・下部フレキシブル基板2、3の持 つ可撓性により、装着対象物の外殻曲面10に倣って容易に変形でき、接着剤( 図示せず)を介して外殻表面上に密に接着される。図3は曲面スイッチ1の各曲 面外殻10への装着例を示したものである。これらの図からも明らかなように、 曲面スイッチ1は凸状に湾曲した曲面外殻10aのみならず、(b)に示すよう な凹状曲面外殻10bにも、或いは(c)のような円柱対象物10cの外周にも 装着することができ、種々の製品の操作スイッチとして使用することができる。 また図4は、以上のようにして曲面外殻上に設けられた曲面スイッチ1のスイ ッチ動作例を示したものである。この動作例に示したように、本実施例による曲 面スイッチ1は、操作する側から見て凸状に湾曲した装置部分に設けることがで きるため、(a)のように指12で押す場合でも、或いは(b)のようにスティ ック13で擦る場合でも、平坦な部分に配置されるスイッチに比較して操作性が 良いという効果を奏することができる。
【0014】 尚、図4(b)のようなスイッチ操作する装置の具体的な例としては、例えば 特開平5−188955号公報に開示されるような電子ドラム楽器の角部に、本 考案の曲面スイッチを貼付し、いわゆるギロ(南米系音楽に使用されるパーカッ ション楽器)のような連続したリズム演奏及び各種効果制御を可能にするスクレ ーパ機能スイッチとして使用することも可能である。なおスティック13の向き は上下逆でもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案による曲面スイッチは、可撓性絶縁材料からな る2枚のフレキシブル基板を備えており、その使用にあたっては上部フレキシブ ル基板を下部フレキシブル基板に対して押圧することにより導体接触可能なため 、曲面外殻表面のみでスイッチが形成され、曲面内部に基板を設けなくとも良く 、構造がシンプルでかつ曲面の外殻を持った対象物に対しても容易に装着できる ような曲面スイッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案による曲面スイッチの分解組立て図
である。
【図2】 図1の曲面スイッチの部分的縦断面図であっ
て、(a)は曲面外殻取付け前、(b)は取付け後をそ
れぞれ示す図である。
【図3】 図1の曲面スイッチの曲面外殻への装着例を
示した図である。
【図4】 曲面スイッチのスイッチ動作例を示した図で
ある。
【符号の説明】
1; 曲面スイッチ 2; 上部フレキシブル基板 3; 下部フレキシブル基板 4; スペーサ部材 5; 粘着性接着剤 6; 空間部 8,9; 導体 10; 曲面外殻 11; 保護シート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲面外殻を有する取付け対象物の曲面部
    分上に貼着可能な曲面スイッチであって、 可撓性絶縁材料から形成され前記曲面部分の表面に貼着
    される下部フレキシブル基板と、前記下部フレキシブル
    基板の上方に配置され可撓性絶縁材料より形成される上
    部フレキシブル基板と、前記上部フレキシブル基板の下
    面および下部フレキシブル基板の上面に対し粘着性接着
    剤を介して接着され両基板間にスイッチ用接点部空間を
    形成するスペーサ部材と、前記接点部空間を画成する上
    部フレキシブル基板の下面部分および下部フレキシブル
    基板の上面部分の各表面に、間隙を介して対向配置され
    る導体とを有することを特徴とする曲面スイッチ。
  2. 【請求項2】 更に、上部フレキシブル基板上に貼着さ
    れる保護シートを有することを特徴とする請求項1に記
    載の曲面スイッチ。
JP5129093U 1993-09-21 1993-09-21 曲面スイッチ Pending JPH0719927U (ja)

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JP5129093U JPH0719927U (ja) 1993-09-21 1993-09-21 曲面スイッチ

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JP5129093U JPH0719927U (ja) 1993-09-21 1993-09-21 曲面スイッチ

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JPH0719927U true JPH0719927U (ja) 1995-04-07

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JP5129093U Pending JPH0719927U (ja) 1993-09-21 1993-09-21 曲面スイッチ

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JP (1) JPH0719927U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010129401A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Mitsuboshi Belting Ltd 接触検知スイッチ

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