JPH0719917Y2 - 車載用電源ic - Google Patents
車載用電源icInfo
- Publication number
- JPH0719917Y2 JPH0719917Y2 JP1988118425U JP11842588U JPH0719917Y2 JP H0719917 Y2 JPH0719917 Y2 JP H0719917Y2 JP 1988118425 U JP1988118425 U JP 1988118425U JP 11842588 U JP11842588 U JP 11842588U JP H0719917 Y2 JPH0719917 Y2 JP H0719917Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- regulator
- power supply
- input terminal
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔概要〕 イグニッションスイッチがオンの期間だけ動作するレギ
ュレータを備えた車載用電源ICにおいて、全レギュレー
タの入力を前記第1の入力端子(BATT)に接続すること
によって、該スイッチをオンからオフにした時に第2の
入力端子(+B)に接続されている外部誘導性負荷の影
響により発生する負のサージ電圧によるIC内部の他の回
路の誤動作を防止し、また該スイッチオフ時に動作不要
な回路を停止する「スタンバイ時遮断回路」を設けて、
スタンバイ時の回路電流の低減を図る。
ュレータを備えた車載用電源ICにおいて、全レギュレー
タの入力を前記第1の入力端子(BATT)に接続すること
によって、該スイッチをオンからオフにした時に第2の
入力端子(+B)に接続されている外部誘導性負荷の影
響により発生する負のサージ電圧によるIC内部の他の回
路の誤動作を防止し、また該スイッチオフ時に動作不要
な回路を停止する「スタンバイ時遮断回路」を設けて、
スタンバイ時の回路電流の低減を図る。
本考案は、常時動作するレギュレータとイグニッション
スイッチのオン期間だけ動作するレギュレータを同一基
板に形成した車載用電源ICに関する。
スイッチのオン期間だけ動作するレギュレータを同一基
板に形成した車載用電源ICに関する。
車載用の電子機器にはイグニッションスイッチをオンに
している期間だけ動作する部分と、該スイッチの状態に
関係なく常時動作する部分とがある。例えば、電子制御
装置のマイクロコンピュータが前者の例で、そのバック
アップRAMが後者の例である。
している期間だけ動作する部分と、該スイッチの状態に
関係なく常時動作する部分とがある。例えば、電子制御
装置のマイクロコンピュータが前者の例で、そのバック
アップRAMが後者の例である。
このような2種類の回路を動作させる電源部に、従来は
第3図のような電源ICを使用している。このICは2種類
の安定化電源出力端子OUTA,OUTBを有し、前者からは例
えばバックアップRAM用のVDDを、また後者からはマイク
ロコンピュータ用のVCCを出力している。
第3図のような電源ICを使用している。このICは2種類
の安定化電源出力端子OUTA,OUTBを有し、前者からは例
えばバックアップRAM用のVDDを、また後者からはマイク
ロコンピュータ用のVCCを出力している。
VDDを第1のレギュレータAはバッテリEに直結された
第1の入力端子BBATTに接続されるのに対し、VCCを出力
する第2のレギュレータBはイグニッションスイッチIG
を介してバッテリEに接続される第2の入力端子+Bに
接続されている。
第1の入力端子BBATTに接続されるのに対し、VCCを出力
する第2のレギュレータBはイグニッションスイッチIG
を介してバッテリEに接続される第2の入力端子+Bに
接続されている。
ところで、+B端子が接続されるラインには外部でリレ
ーやアクチュエータのような誘導性負荷Lも接続される
ため、スイッチIGをオンからオフにしたときに過度的に
負のサージ電圧が発生し、+B端子が基板電位(GND)
以下に低下する。この結果、電源IC内の寄生NPNトラン
ジスタを動作させるため、他の動作中の回路の誤動作を
引き起こすことがある。
ーやアクチュエータのような誘導性負荷Lも接続される
ため、スイッチIGをオンからオフにしたときに過度的に
負のサージ電圧が発生し、+B端子が基板電位(GND)
以下に低下する。この結果、電源IC内の寄生NPNトラン
ジスタを動作させるため、他の動作中の回路の誤動作を
引き起こすことがある。
かかる誤動作を防止するためにはレギュレータBもレギ
ュレータAのようにBATT端子に接続すればよい。しか
し、このようにするとレギュレータBがスイッチIGのオ
フ期間(スタンバイ時)も動作するため、バッテリEを
不要に消耗させる。
ュレータAのようにBATT端子に接続すればよい。しか
し、このようにするとレギュレータBがスイッチIGのオ
フ期間(スタンバイ時)も動作するため、バッテリEを
不要に消耗させる。
本考案は電源IC内部に+B端子の電位を検出する回路を
設け、レギュレータBをBATT端子に接続するも、その動
作期間をIGオン期間に限定することで、上述した問題点
を対決しようとするものである。
設け、レギュレータBをBATT端子に接続するも、その動
作期間をIGオン期間に限定することで、上述した問題点
を対決しようとするものである。
第1図は本考案の原理図で、Cはスタンバイ時遮断回路
である。レギュレータA,BはいずれもBATT端子から電力
(入力INA,INB)を供給されるが、レギュレータBとBA
TT端子の間にはスタンバイ時遮断回路Cが介在する。
である。レギュレータA,BはいずれもBATT端子から電力
(入力INA,INB)を供給されるが、レギュレータBとBA
TT端子の間にはスタンバイ時遮断回路Cが介在する。
スタンバイ時遮断回路CはイグニッションスイッチIGと
連動して動作する一種のスイッチである。即ち、スイッ
チIGがオンになるとレギュレータBに入力INBを与え、
該スイッチがオフになると入力INBを遮断する。従っ
て、レギュレータBをスイッチIGのオフ期間だけ停止さ
せることができる。
連動して動作する一種のスイッチである。即ち、スイッ
チIGがオンになるとレギュレータBに入力INBを与え、
該スイッチがオフになると入力INBを遮断する。従っ
て、レギュレータBをスイッチIGのオフ期間だけ停止さ
せることができる。
一方、スイッチIGがオンからオフになるとき、外部の誘
導性負荷Lに発生する負のサージで+B端子が負電位に
なっても、本考案では該端子を信号端子として使用して
いるため、この端子を使用しない他回路への影響は少な
い。つまり、レギュレータを+B端子に接続する場合、
一般には該レギュレータのブーストトランジスタのコレ
クタを+B端子に接続するため、+B端子が負電位にな
ると寄生NPNトランジスタが動作して、他の回路が誤動
作する。これに対し、本考案のような回路構成では、+
B端子をスタンバイ時遮断回路の入力端子として使用す
るので、第1図のように+B端子に高抵抗RBを接続する
ことが可能である。さらに外部にクランプダイオードD1
を接続すれば、負のサージ電圧が発生した時に遮断回路
Cから流れる電流を制限でき、他回路への影響を少なく
できる。
導性負荷Lに発生する負のサージで+B端子が負電位に
なっても、本考案では該端子を信号端子として使用して
いるため、この端子を使用しない他回路への影響は少な
い。つまり、レギュレータを+B端子に接続する場合、
一般には該レギュレータのブーストトランジスタのコレ
クタを+B端子に接続するため、+B端子が負電位にな
ると寄生NPNトランジスタが動作して、他の回路が誤動
作する。これに対し、本考案のような回路構成では、+
B端子をスタンバイ時遮断回路の入力端子として使用す
るので、第1図のように+B端子に高抵抗RBを接続する
ことが可能である。さらに外部にクランプダイオードD1
を接続すれば、負のサージ電圧が発生した時に遮断回路
Cから流れる電流を制限でき、他回路への影響を少なく
できる。
第2図は本考案の実施例の回路図で、レギュレータA,B
は基本的に同じ回路構成である。つまり、Q1,Q4はNPN
型のブーストトランジスタで、それらのコレクタはBATT
端子に接続される。Q2,Q5はブーストトランジスタQ1,
Q4のベース電流を制御するPNPトランジスタで、それら
のベース電位は誤差増幅器G1,G2の出力で制御される。
これら誤差増幅器G1,G2は基準電圧回路Fの出力VREFと
出力端子VREFと出力端子OUTA,OUTBの電圧を抵抗R1,R2
およびR4,R5で分割した電圧とを比較し、出力端子OU
TA,OUTBの電圧が一定になるようにQ2,Q5のベース電圧
を制御する。IA,IBは定電流源である。
は基本的に同じ回路構成である。つまり、Q1,Q4はNPN
型のブーストトランジスタで、それらのコレクタはBATT
端子に接続される。Q2,Q5はブーストトランジスタQ1,
Q4のベース電流を制御するPNPトランジスタで、それら
のベース電位は誤差増幅器G1,G2の出力で制御される。
これら誤差増幅器G1,G2は基準電圧回路Fの出力VREFと
出力端子VREFと出力端子OUTA,OUTBの電圧を抵抗R1,R2
およびR4,R5で分割した電圧とを比較し、出力端子OU
TA,OUTBの電圧が一定になるようにQ2,Q5のベース電圧
を制御する。IA,IBは定電流源である。
スタンバイ時遮断回路CはPNPトランジスタQ3と抵抗R3
からなり、トランジスタQ3のベースを+B端子に接続し
ている。このトランジスタQ3がオフしていると、遮断回
路Cがない状態に等しい。これは+B端子が正電位、従
ってスイッチIGがオンの状態である。スイッチIGがオフ
状態になると、トランジスタQ3のベース電流Iが抵抗RB
を通して外部負荷Lに流れるので、トランジスタQ3はオ
ンしてトランジスタQ4をカットオフする。
からなり、トランジスタQ3のベースを+B端子に接続し
ている。このトランジスタQ3がオフしていると、遮断回
路Cがない状態に等しい。これは+B端子が正電位、従
ってスイッチIGがオンの状態である。スイッチIGがオフ
状態になると、トランジスタQ3のベース電流Iが抵抗RB
を通して外部負荷Lに流れるので、トランジスタQ3はオ
ンしてトランジスタQ4をカットオフする。
トランジスタQ3のベースは+B端子に接続されている
が、+B端子をスタンバイ時遮断回路の入力端子として
使用する場合には、高抵抗(RB)を外付することが可能
である。さらに外部にクランプダイオード(D1)を接続
すれば、負のサージ電圧が発生した時に遮断回路Cから
流れる電流を制限でき、他回路への影響を少なくでき
る。
が、+B端子をスタンバイ時遮断回路の入力端子として
使用する場合には、高抵抗(RB)を外付することが可能
である。さらに外部にクランプダイオード(D1)を接続
すれば、負のサージ電圧が発生した時に遮断回路Cから
流れる電流を制限でき、他回路への影響を少なくでき
る。
以上述べたように本考案によれば、車載用電源IC内の一
部レギュレータをイグニッションスイッチのオン期間だ
け動作させることができるため、バッテリを不要に消耗
させることがない。しかも該スイッチのオンからオフの
切換え時に外部誘導性負荷に発生する負のサージ電圧が
IC内部の他の回路動作に影響を与えずに済む利点があ
る。
部レギュレータをイグニッションスイッチのオン期間だ
け動作させることができるため、バッテリを不要に消耗
させることがない。しかも該スイッチのオンからオフの
切換え時に外部誘導性負荷に発生する負のサージ電圧が
IC内部の他の回路動作に影響を与えずに済む利点があ
る。
第1図は本考案の原理図、 第2図は本考案の一実施例を示す回路図、 第3図は従来の車載用電源ICの一例を示す構成図であ
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】バッテリ(E)から直接電力を供給される
第1の入力端子(BATT)と、 イグニッションスイッチ(IG)を介して該バッテリ
(E)から電力を供給される第2の入力端子(+B)
と、 基板電位を決定するアース端子(GND)と、 前記第1の入力端子(BATT)に接続され、バッテリ電圧
を安定化した安定化電圧を第1の出力端子(OUTA)から
出力する第1のレギュレータ(A)、および前記バッテ
リ電圧を安定化した安定化電圧を第2の出力端子(OU
TB)から出力する第2のレギュレータ(B)と、 イグニッションスイッチがオフで、前記第2の入力端子
(+B)が所定の電圧以下の期間だけ該第2のレギュレ
ータ(B)を停止させるスタンバイ時遮断回路(C)と
を備えてなることを特徴とする車載用電源IC。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988118425U JPH0719917Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 車載用電源ic |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988118425U JPH0719917Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 車載用電源ic |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0239943U JPH0239943U (ja) | 1990-03-19 |
JPH0719917Y2 true JPH0719917Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31362773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988118425U Expired - Lifetime JPH0719917Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 車載用電源ic |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719917Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190060377A (ko) * | 2017-11-24 | 2019-06-03 | 현대오트론 주식회사 | 유도성 부하의 전류 흐름을 제어하는 차량 제어 장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01173809U (ja) * | 1988-05-12 | 1989-12-11 |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP1988118425U patent/JPH0719917Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190060377A (ko) * | 2017-11-24 | 2019-06-03 | 현대오트론 주식회사 | 유도성 부하의 전류 흐름을 제어하는 차량 제어 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0239943U (ja) | 1990-03-19 |
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