JPH07199081A - 顕微鏡用照明装置 - Google Patents

顕微鏡用照明装置

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JPH07199081A
JPH07199081A JP35096393A JP35096393A JPH07199081A JP H07199081 A JPH07199081 A JP H07199081A JP 35096393 A JP35096393 A JP 35096393A JP 35096393 A JP35096393 A JP 35096393A JP H07199081 A JPH07199081 A JP H07199081A
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unit
optical path
shutter
microscope
illumination
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Noriyuki Shimizu
敬之 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単かつ小型の機構を用いることにより安全
性を確保する。 【構成】 ソレノイド42に連結され光路を閉じるシャ
ッタ部材45に当接可能なフックアーム58を軸54を
中心として回転可能に支承する。軸54の先端にフィン
要素62を取り付け、ソレノイド42の復帰用ばね44
よりも付勢力の大きい引張りばね64を下方のフィン6
0bに連結する。例えば開口絞りユニットなどの交換可
能な任意のユニット66の一側に、上方のフィン60a
に当接可能な押し棒68を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッタ装置を備えた
光学顕微鏡用の照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学顕微鏡の中でも、特に落射蛍
光観察において、蛍光観察時の試料への蛍光の過剰照射
による褪色防止や標本に対する保護の観点から照明光制
御のために照明光学系の光路を開閉するシャッタ装置が
設けられるのが一般的である。
【0003】例えば、フィルターブロックとシャッタ装
置のシャッタ部材との間に連動装置を設け、人間の与え
る外部からの力により機械的にシャッタ部材の開閉を行
えなるシャッタ装置が実開昭62−16911号公報
(以下、「第1の従来例」と称す)に開示されている。
【0004】また、外部装置を用いて電気的に機械的な
機構を操作し、シャッタの開閉を行なえる電動シャッタ
装置が特開昭63−189847号公報(以下、「第2
の従来例」と称す)に開示されている。
【0005】さらに第2の従来例を改良して何らかのセ
ンサーにより動作する電動シャッタ装置もある。
【0006】次に一般的な光学顕微鏡の構成例を図1に
示す。
【0007】符号1及び符号11は例えばハロゲンラン
プや水銀ランプの如き光源、符号2及び符号12はコレ
クターレンズ、符号3及び符号13は例えば第2の従来
例に開示されている様な公知の照明光制御用電動シャッ
タ、符号4及び符号14は調光用のフィルター、符号5
及び符号16は視野絞り、符号6及び符号15は開口絞
り、符号7はコンデンサーレンズ、符号8はステージ、
符号9は標本、符号10は対物レンズを、夫々示す。
又、符号17は検鏡法に応じ光路中に切換挿脱可能に保
持されたキューブユニットを示し、このユニットとして
は例えば蛍光キューブ(励起フィルター、ダイクロイッ
クミラー、吸収フィルター)や、落射明視野キューブ
(ハーフミラー)、或いは落射暗視野キューブ(絞り、
ミラー)などがある。符号18は結像レンズ、符号19
は必要に応じて光路を観察系または写真撮影系に切り換
えるために光路中に挿脱可能に配置されたビームスプリ
ッタ、符号20は接眼レンズ、符号21は写真撮影用接
眼レンズ、符号22は顕微鏡フレーム、符号23は光源
11の電源、符号24は本体電源を示す。
【0008】通常の落射蛍光観察を行なう場合、光源1
1より出た光はコレクターレンズ12により集光され、
シャッタ13に導かれここで開閉により制御される。開
いた状態になれば開口絞り15及び視野絞り16を通過
してキューブユニット17の一例である蛍光キューブに
導びかれる。この蛍光キューブは、励起フィルター25
と、ダイクロイックミラー26と、吸収フィルター27
とを備えている。視野絞り16に導びかれた光は、吸収
フィルター27を通りダイクロイックミラー26により
反射され、対物レンズ10により標本9に導びかれこの
標本9を励起する。この標本9より発した蛍光は対物レ
ンズ10により集光され、ダイクロイックミラー26及
び吸収フィルター27を通過し、結像レンズ18により
集光され、図示しない接眼光学系または写真光学系に導
びかれる。
【0009】上述の構成における照明光学系の中でも視
野絞り5,16及び開口絞り6,15は固定されている
のが一般的である。一方、交換可能な照明光学系キュー
ブユニットとしては前述したように蛍光キューブ、落射
明視野キューブ、落射暗視野キューブなどがあげられ
る。
【0010】通常上記のような構成で観察が行われる
が、アプリケーションによっては特別な構成が取られる
場合が考えられる。例えば、標本上の励起光照射範囲を
極度に限定したい場合には、通常の視野絞りでは最小径
に限界があるため視野絞り16のかわりにピンホールが
置かれる。また、観察以前にレーザ等により標本に何ら
かの操作を与えたい場合(Fluorescence
Recovery after Photobleac
hing等)などは、照明光路途中からレーザー等の照
明を入れてやるために、光路中にハーフミラーやダイク
ロイックミラーなどが置かれる。また蛍光観察以外で上
記照明光学系を用いる場合、標本からの蛍光にコントラ
ストをつける時がある。コントラストを得るためには、
通常、開口絞りを絞り込むが、高倍の対物レンズなどを
使用する場合にはさらに効果を上げるために、開口絞り
の位置にピンホールを置くことがある。
【0011】これらのアプリケーションを満足するに
は、図2に示す様に、各機能をユニット構成とすれば、
本体フレーム22に対してユニットごと入れ換える事に
より容易に構成が変えられるばかりではなく、本出願人
による特願平3−317100号の如き機能も容易に追
加することができる。図2の符号31は開口絞り15又
は視野絞り16を含み図示しない開閉機構も含んだ絞り
ユニット、符号32はピンホール35を含んだピンホー
ルユニット、符号33はハーフミラー又はダイクロイッ
クミラー36を含んだミラーユニットを示す。これらユ
ニットを本体フレームの取付け部34に取りつけること
で、照明光路中に挿入され、前述の様な種々のアプリケ
ーションに対応した光学的機能を果たす。
【0012】なお、図2に示すアプリケーションは一例
であり、光路中に挿脱する事で機能を果たす物であれば
良い。
【0013】ここで上記ユニットを取り外した状態を考
えると、本体フレーム側は取付け部34の穴が開いてお
り、光路が剥き出しとなっている。この場合に光源11
が点灯した状態であると、特に水銀灯の様な高輝度、高
エネルギーのものを光源11として使用した場合、光路
中はかなりの高温になっており、誤って手等を入れた場
合火傷を負う危険性がある。また、落射蛍光観察時には
多量の紫外線光が出ているので、漏れ光を浴び続けると
人体に害を及ぼす危険がある。しかしこの為、ユニット
交換時には電源を消す等の対策を行なわなければならな
いが、水銀灯などの放電管は安定するまでにある程度の
時間を要し、ランプ寿命も短くなるので、点滅を繰り返
すのには向かないため、点灯させたままが望ましい。
【0014】そこでユニットを取り外す際には図1に示
す電動シャッタ13を閉じることが考えられる。即ち、
前記ユニットの着脱を、図示しない何らかの電気的セン
サーにより感知し、シャッタ部材を駆動するソレノイド
に通電すれば、ユニット交換の際に照明光が遮断できる
ので、シャッタより光路下流のユニットを交換する時に
は安全性は確保される。
【0015】しかしながら、このように電気的センサー
の感知により電気的にシャッタ部材を動かす場合、セン
サー及び電動シャッタの電源は本体側の電源と連動して
いるので、本体側の電源が切られていると何ら効果を示
さない。一般に水銀灯等の光輝度光源は、独立した電源
23を持っており、本体の電源とは無関係に点灯可能と
なる。また電気生理学など標本の微小電流を計測する分
野では、ノイズとなるため本体の電源は切って観測が行
なわれる。このように本体の電源を切って使用する状況
下では、ユニット交換時に電気的操作によって安全性を
確保することはできない。
【0016】また、電気的な手段を用いずに機械的な機
構のみを用いたシャッタ装置は操作性が悪く、光源がつ
いたままシャッタをおろさないで、即ち光源をつけたま
ま光路を開いた状態にして、ユニット交換してしまう可
能性がある。
【0017】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、従来の技術の効果を保ちつつ簡単かつ小型の
機構を用いることにより安全性の確保された顕微鏡用照
明装置を提供することを目的とする。詳細には、開口絞
りや視野絞りがユニット構成をとり、ダイクロイックミ
ラーなど照明光学系キューブユニットと交換が可能であ
り、電源に関係なくユニット交換時に連動して必らずシ
ャッタが開閉して、検鏡上または人体に害のある光源と
害のない光源との漏れ光を放射させないような、構成が
簡単で機械的な機構の電動シャッタを具備する顕微鏡用
照明装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】従って本発明は、光源か
ら標本に至るまでの光路上に少なくとも視野絞りユニッ
トと開口絞りユニットとフィルター切り換えユニットと
を含む顕微鏡本体を具備する顕微鏡用照明装置におい
て、前記顕微鏡本体に対し着脱及び入れ替え可能な少な
くとも1つの照明光学系ユニットと、前記照明光学系ユ
ニット挿脱時に前記光路を開閉するシャッタ部材とこの
シャッタ部材を電気的に作動させる電気的要素とを有す
る電動シャッタ装置と、前記シャッタ部材に機械的に連
結された機械的機構と、前記照明光学系ユニットの挿脱
に応じて前記シャッタ部材が前記光路を開閉するように
前記機械的機構を前記顕微鏡本体の外部から操作する外
部装置とを具備することを特徴とする顕微鏡用照明装
置。
【0019】
【作用】照明光学系ユニットが顕微鏡本体に挿脱される
際には主に電動シャッタ装置によって光路が開閉され
る。例えば顕微鏡本体の電源が切られているために電動
シャッタ装置が作動しない場合には、照明光学系ユニッ
トの挿脱時に外部装置が機械的機構を操作することによ
りシャッタが移動され光路が開閉される。
【0020】
【実施例】以下に添付図面を参照して本発明の一実施例
を説明する。
【0021】図3は本発明の第1実施例の顕微鏡用照明
装置に用いられる電動シャッタ装置40を示す。なお本
実施例の照明装置は、電動シャッタ装置40周辺以外の
構成は図1及び図2で説明した従来の照明装置とほぼ同
様の構成を取っているので、本実施例では電動シャッタ
装置40周辺の構成のみを説明する。
【0022】この電動シャッタ装置40はシャッタベー
ス41を有している。このシャッタベース41は照明装
置の本体フレームに固定されている。このシャッタベー
ス41にはソレノイド42が固定されている。このソレ
ノイド42はプランジャ43を有しており、このプラン
ジャ43はソレノイド42側の吸引位置とソレノイド4
2から突出する復帰位置との間で移動可能となってい
る。ソレノイド42に通電がなされるとソレノイド42
の電磁的作用でプランジャ43は吸引位置に吸引され
る。このプランジャ43とソレノイド42との間には圧
縮コイルばねよりなる復帰用ばね44が配置されてい
る。これによってソレノイド42への通電が停止される
とプランジャ43は復帰位置に復帰する。
【0023】プランジャ43の先端部には、シャッタ部
材45のレバー46の基端部が枢支されている。このレ
バー46の途中部には、シャッタベース41に固定され
た軸48が嵌合されており、この軸48を中心としてレ
バー46はシャッタベース41に回動可能に支持されて
いる。レバー46の先端部には円板状のシャッタ板50
が一体的に形成されている。
【0024】ソレノイド42に通電しない状態では、プ
ランジャ43は復帰用ばね44の付勢力によって復帰位
置にもたらされているので、シャッタ部材45は図3に
おいて実線で示すように光路から外れた位置に保持され
ている。ソレノイド42に通電することにより、プラン
ジャー43が復帰用ばね44の付勢力に抗して吸引位置
に吸引され、シャッタ部材45が軸48を中心として回
転して図中2点鎖線で示す位置に移動する。この位置で
は、シャッタ板50が光路内に挿入され、光線を遮断す
る。
【0025】このような電動シャッタ装置40に連動す
る機械的な開閉機構及び外部装置を図4に示す。
【0026】図4の(A)に示すように、機械的開閉機
構52は、回転軸54を有している。この回転軸54は
本体フレームに固定された軸受け56によって回転可能
に支承されている。この回転軸54の一端部はソレノイ
ド42の近傍に位置しており、この一端部にはシャッタ
部材45のレバー46に当接可能なフックアーム58が
固着されている。このフックアーム58は回転軸54と
一体で回転するようになっている。
【0027】回転軸54の他端部には、上方及び下方に
夫々延出した2個のフィン60a,60bを有するフィ
ン要素62が固着されている。このフィン要素62の下
方のフィン60bには引張りコイルばね64の一端部が
連結されている。この引っ張りコイルばね64の他端部
は図示しない照明装置本体に固着されている。
【0028】フィン要素62の上方のフィン60aは、
図2に示す交換可能なユニットのうちの任意のユニット
66の一側面に固定された押し棒68と当接可能となっ
ている。この押し棒64は、外部装置の一部を構成して
いる。
【0029】以上の構成においてその作用を説明する。
この機械的開閉機構52の構成は、電動シャッタ装置4
0と併用して設けられており、図4の(A)に示すよう
に任意のユニット66が光路に挿入されている状態にお
いては、押し棒68により上方のフィン60aが押さ
れ、回転軸54が引っ張りコイルばね64の付勢力に反
して回転された状態となっている。この結果、フックア
ーム58はシャッタ部材45のレバー46から離間して
おり、電動シャッタ装置40は任意の電気的な操作が可
能となっている。
【0030】この状態でユニット66を交換するために
ユニット66を光路より外したときには、押し棒68が
上方のフィン60aから離間し、フィン要素62が引っ
張りコイルばね64の付勢力により回転する。すると、
図4の(B)に示すように、回転軸54がフィン要素6
2と共に回転され、回転軸54と一体のフックアーム5
8はシャッタ部材45のレバー46に当接してこのレバ
ー46を回転させる。この場合、ソレノイド42の復帰
用ばね44(図4の(B)参照)の力量に勝る様に引っ
張りコイルばね64の力量を設定しておくことで、レバ
ー46はプランジャ43が吸引位置に至るまで回転され
る。即ち、レバー46と一体的に形成されたシャッタ板
50は光路に挿入され光を遮断する。
【0031】更に再度任意のユニット66を挿入した時
には、押し棒68の先端によりフィン60aが押され、
フィン要素62及び回転軸54を介してフックアーム5
8が回転されることによりフックアーム58は図4の
(A)に示す状態に戻り、復帰用ばね44の作用により
シャッタ板50は自動的に光路よりはねのけられる。
【0032】以上の如き作用により、本体の電源のオ
ン、オフに拘らず、任意のユニットを外した状態ではシ
ャッタが閉まるため、任意のユニット交換時の安全性は
確保される。また、ユニットが挿入されている状態で
は、電動シャッタ装置の機能は何ら損なうことはない。
また、従来より光路中に在る電動シャッタ装置を利用し
ているため、光学的に省スペースですむ。この様な電動
シャッタ装置を簡単な機械的機構と組合せているので安
価である。
【0033】次に第2実施例を図5乃至図7を用いて説
明する。なお第1実施例におけるものと同一の部材には
同一の参照符号を付し、異なるところのみを説明する。
【0034】第1実施例の構成は特定の1個のユニット
にのみに機械的開閉機構52が作用するが、図1に示す
ように照明光路中には一般的に少なくとも視野絞りユニ
ット16と、開口絞りユニット15と、フィルター切換
えユニット14との3ユニットを配置することができ、
前述した如きアプリケーションに応じて組み合わせて使
用することが考えられる。つまり、複数のユニットのど
れを着脱する際にも安全性が確保されなければならな
い。
【0035】本実施例はこの様な要望に対応するもので
ある。即ち本実施例は、図6に示すように、複数例えば
3つのユニット66(66a,66b,66c)に対応
可能な機械的開閉機構52を有している。
【0036】この機構52の回転軸54は、2つの軸受
け56によって回転可能に支持されている。この回転軸
54の下周面には、図6の(A)に示すように突出片7
0が形成されている。この突出片70には、引っ張りコ
イルばね64の一端部が連結されている。
【0037】図5に示すように、回転軸54の上周面に
は3つのユニット66に対応する位置に配置された3つ
のフィン60(60a,60b,60c)が形成されて
いる。これらフィン60には、3つの圧縮コイルばね7
2(72a,72b,72c)の基端部が夫々固着され
ている。これら圧縮コイルばね72の先端部には、ユニ
ット60の押し棒68(68a,68b,68c)が当
接可能な3つの当接片74(74a,74b,74c)
が夫々固着されている。これら当接片74は、図示しな
い案内手段によって押し棒68の移動方向にのみ移動可
能なように案内されている。この他の構成は第1実施例
と同様である。
【0038】以上の構成においてその作用を示す。3つ
のユニット66が共に光路に挿入されている状態では、
図5及び図6の(A)に示すように押し棒68が当接片
74を押しているため、3つの圧縮コイルばね72の合
力が引っ張りばねコイル64の力量に勝るように設定さ
れていれば、回転軸54は図6の(A)及び図7の
(A)に示す状態に保たれ、フックアーム58はシャッ
タ部材45に何ら影響を与えない。
【0039】ここで任意の1ユニット、例えば中央のユ
ニット66bを抜いたとすると、3つのばね72による
合力が減少する。ここで各々の圧縮コイルばね72の力
量をAとし、引っ張りコイルばね64の力量をFとする
と、 A+A+A>F かつ A+A<F 即ち A+A<F
<A+A+A となるよう力量設定されているのであれば、ユニットが
1つでも抜けた場合には引っ張りばね64の力量Fが勝
り、回転軸54は回転し、フックアーム58はシャッタ
部材45を引っ掛けながら回転する。即ちフックアーム
58は図6の(B)及び図7の(B)に示す状態に保た
れるまで回転する。
【0040】この状態では、シャッタ部材45のシャッ
タ板50は光路に挿入され光を遮断する。また、ユニッ
ト66が2つ以上同時に抜けた場合でも同じ作用であ
る。再度光路にユニット66が3つとも挿入された状態
になれば、回転軸54は図6の(A)及び図7の(A)
に示す状態に戻り、シャッタ部材45はフリーな状態と
なる。
【0041】このような機構によれば、ユニットが複数
であっても、任意のどのユニットを交換する際において
も安全性は確保される。また、本来光学的に配置された
電動シャッタ装置を併用し、簡単な機構で実現している
ので、省スペースかつ安価である。
【0042】また、本実施例では3つのユニットに対応
する開閉機構52を説明したが、さらにこれより多い数
または少ない数のユニットに対しても同様の機構で対処
できるのは明らかである。
【0043】また、上記2つの実施例は落射照明を主に
解説したが、透過照明においても適用できることは全く
同様である。
【0044】
【発明の効果】任意の機能をユニット化した照明装置に
おいてユニット交換の際に照明光に対する安全性が本体
電源のオン・オフにかかわらず常に確保される。この安
全性の確保は、従来技術において用いられていた電動シ
ャッタ装置を活用して行われるので、省スペースかつ安
価に装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な光学顕微鏡の構成例を示す側面図。
【図2】光学顕微鏡の各機能をユニット化したときのユ
ニット及び顕微鏡本体を示す斜視図。
【図3】本発明による顕微鏡用照明装置の第1実施例に
用いられる電動シャッタ装置を示す斜視図。
【図4】第1実施例における電動シャッタ装置と開閉機
構とを示し、(A)はユニットが光路に挿入されている
状態を示す斜視図、(B)はユニットが光路から取り外
された状態を示す斜視図。
【図5】第2実施例における電動シャッタ装置を開閉機
構とを示す上面図。
【図6】(A)は図5におけるVI-VI(A)線の断面図であ
り、3つのユニットが光路に挿入されている時の状態を
示す図、(B)は図5におけるVI-VI(B)線の断面図であ
り、中央のユニットが光路から取り外された時の状態を
示す図。
【図7】図5におけるVII-VII 線の断面図であり、
(A)は3つのユニットが光路に挿入されている時の状
態を示す図、(B)は中央のユニットが光路から取り外
された時の状態を示す図。
【符号の説明】
40…電動シャッタ装置、42…ソレノイド、43…プ
ランジャ、44…復帰用ばね、45…シャッタ部材、5
2…開閉機構、54…回転軸、58…フックアーム、6
2…フィン要素、64…引っ張りコイルばね、66…任
意のユニット、68…押し棒、72…圧縮コイルばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から標本に至るまでの光路上に少な
    くとも視野絞りユニットと開口絞りユニットとフィルタ
    ー切り換えユニットとを含む顕微鏡本体を具備する顕微
    鏡用照明装置において、前記顕微鏡本体に対し着脱及び
    入れ替え可能な少なくとも1つの照明光学系ユニット
    と、前記照明光学系ユニット挿脱時に前記光路を開閉す
    るシャッタ部材とこのシャッタ部材を電気的に作動させ
    る電気的要素とを有する電動シャッタ装置と、前記シャ
    ッタ部材に機械的に連結された機械的機構と、前記照明
    光学系ユニットの挿脱に応じて前記シャッタ部材が前記
    光路を開閉するように前記機械的機構を前記顕微鏡本体
    の外部から操作する外部装置とを具備することを特徴と
    する顕微鏡用照明装置。
JP35096393A 1993-12-29 1993-12-29 顕微鏡用照明装置 Withdrawn JPH07199081A (ja)

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