JPH07197400A - 柔軟なクレープ紙及びその製造方法 - Google Patents

柔軟なクレープ紙及びその製造方法

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JPH07197400A
JPH07197400A JP5351617A JP35161793A JPH07197400A JP H07197400 A JPH07197400 A JP H07197400A JP 5351617 A JP5351617 A JP 5351617A JP 35161793 A JP35161793 A JP 35161793A JP H07197400 A JPH07197400 A JP H07197400A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 非木材パルプの少なくとも1種を木材パルプ
に少なくとも5重量%(対抄紙原料)配合し、クレープ
処理したことを特徴とするクレープ紙。 【効果】 本発明によればクレープ紙のクレープ表面が
滑らかでシルクライクな感触を与えることにより、柔軟
性が著しく向上し、しかも強度、嵩を低下するどころか
むしろ増加し、柔軟剤等では得られなかった効果をもた
らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフェイシャルティシュ
ー、トイレットティシュー、ペーパータオルなどのクレ
ープ処理された柔軟性に優れたクレープ紙、及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ティシューペーパーなどの柔軟性
を高める手段として、柔軟剤をパルプスラリーに添加す
る方法やクレープ処理前の湿紙またはクレープ処理後の
乾燥シートにスプレー塗布する方法や印刷方式による塗
工方法がすでに知られている。
【0003】前者の方法では、柔軟剤にカチオン系界面
活性剤が主に使用される。カチオン系界面活性剤の代表
例として四級アンモニウム塩、アミン塩などが挙げられ
る。
【0004】後者の方法では、カチオン系界面活性剤に
加えてアニオン界面活性剤やノニオン界面活性剤も使用
される。
【0005】しかし、いずれの方法に於いても、柔軟剤
の使用により柔軟性が向上するのは柔軟剤が界面活性剤
であるがゆえに、共通したメカニズムによるものであ
り、また種々の問題を伴う。これらを以下に記述する。
カチオン系界面活性剤を例にすると、親水基であるカチ
オン基がパルプ繊維表面に吸着し、親油基が外側に向か
って配列する。ミクロ的にこの親油基が繊維間に存在す
ると繊維間の摩擦抵抗が減少し、マクロ的にシートにぬ
めり感を与えることにより柔らかく感じられる。しか
し、繊維間の親油基は繊維間の水素結合を阻害し、強度
低下を引き起こす。またこの親油基が繊維表面に存在す
るために吸水性は悪くなる。
【0006】以上のように柔軟効果が発揮されるがそれ
に伴い強度、及び吸水性の低下を招き、ティシューペー
パーなどにとって重大な欠陥となる。さらに、強度の低
下により、紙粉の増加を引き起こし、実用上好ましくな
い。
【0007】一方、柔軟剤などの薬品を使用しないで触
感を増大させる方法が特開平2-29222 号公報で開示され
ている。これは特定のデニール、繊維長をもつポリエス
テル繊維を木材パルプに混抄する方法であるが、ポリエ
ステル繊維は水素結合能力がないので混抄する場合、バ
ンイダーを必要とする。このバインダーの使用によりあ
る程度柔軟性は損なわれる。また当該繊維は疎水性のた
め、吸水性を必要とするティシューペーパーなどには不
向きである。
【0008】さらに、木材パルプ 100%で針葉樹パル
プ、広葉樹パルプの配合比率の変更による方法やティシ
ューペーパーに適したパルフの厳選による方法がある
が、十分な柔軟性の向上は達成できないのが現状であ
る。以上のように柔軟性を向上させる方法はあるが、い
ずれも上述のような種々の欠点を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはこれらの
問題に鑑み、鋭意研究の結果、強度や吸水性の低下を伴
わないどころかむしろ増加させ、更にある場合には嵩の
増加をもたらし、柔軟性を著しく向上したクレープ紙、
及びその製造方法を発明するに至った。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は非木材パ
ルプの少なくとも1種を少なくとも5重量%(対抄紙原
料)、木材パルプに配合したことを特徴とするクレープ
紙、及びその製造方法を提供するものである
【0011】
【作用】一般に非木材パルプとは、木材繊維以外の繊維
質から得られるパルプをさし、木材以外の植物繊維から
なるパルプに限定される場合が多い。本発明における非
木材パルプもこの定義に含まれるものである。
【0012】本発明の方法により製造されるクレープ紙
は木材パルプ 100%の場合に比べ、柔軟性が著しく向上
し、しかも驚くことに強度、更に配合する非木材パルプ
によっては嵩も増加することが見出された。言い換えれ
ば本発明によるクレープ紙は表面が滑らかでシルクライ
クな感触を持つ独特な風合いを有し、しかも従来のクレ
ープ紙よりも嵩高で強度に優れている。特にケナフ、ア
バカを配合すると顕著である。
【0013】柔軟剤などの薬品を内添、もしくは塗布・
塗工する場合、柔軟性は向上するが、強度が低下する。
また叩解や紙力増強剤の使用によって強度を増加させる
ことができるが、柔軟性が悪化することは既に知られて
いる。即ち、柔軟性と強度は裏腹の関係にあることを考
えれば柔軟性と強度、更には嵩をも向上させることはテ
ィシューペーパーなどには極めて好ましく、特異なこと
である。
【0014】本発明における非木材パルプは木材パルプ
とは異なるそれぞれ固有の繊維形態、繊維特性を有して
いる。それらを詳細に検討した結果、繊維が同じ繊維長
レベルにある木材パルプに比べて細いことが判明した。
【0015】繊維の太さ/細さを示す指標に繊維粗度が
ある。これは繊維 100m当たりの重量をmgで表わすもの
である。繊維粗度が小さいほど繊維が細いことを意味す
る。この繊維粗度は繊維長分布測定装置KAJAANI
FS−100によって計測に要した繊維数と繊維重
量、計測された数平均繊維長から容易に測定できる。
【0016】本発明における非木材パルプの繊維粗度は
産地の違いで多少異なるが一例を挙げると概ね次の通り
である。単位はmg/100m ケナフ:10〜11、サイザル麻:12〜13、アバカ:10〜1
2、エスパルト:8〜9.5 、サンヘンプ:14〜15、竹:1
0〜11、ワラ:6〜7
【0017】また、繊維長は同様に次の通りである。単
位はmm ケナフ: 2.7〜3.0 、サイザル麻: 2.5〜2.7 、アバ
カ: 4.0〜4.3 、エスパルト:1.25〜1.4 、サンヘン
プ: 2.8〜3.0 、竹: 1.5〜1.7 、ワラ: 0.9〜1.0
【0018】木材パルプは材種にもよるが市販品で、繊
維粗度(mg/100m)は針葉樹クラフトパルプ:16〜28、
広葉樹クラフトパルプ:8〜18である。繊維長(mm)は
針葉樹クラフトパルプ: 2.8〜4.0 、広葉樹クラフトパ
ルプ: 0.7〜1.5 である。なお、繊維粗度はパルプ製造
方法に関係なく、その材種に依存し、木材パルプでは繊
維長が長いほど繊維粗度は大きくなる傾向にある。
【0019】したがって、本発明における非木材パルプ
は同一繊維長レベルの木材パルプに比べて繊維粗度が小
さく、特にアバカは木材パルプに比べ繊維が長い割に繊
維粗度は小さい。また、電子顕微鏡や光学顕微鏡観察か
らも上記の非木材パルプは木材パルプよりも細いことが
観察できる。
【0020】本発明における非木材パルプは繊維粗度が
16mg/100m未満であることが重要な特徴である。更に詳
しくは、繊維長が 2.5mm以上である場合、繊維粗度が16
mg/100m未満であることが必要である。これに該当する
非木材パルプはサンヘンプ、ケナフ、サイザル麻、アバ
カなどが挙げられる。この場合、繊維粗度が16mg/100m
以上であると針葉樹クラフトパルプと同レベルとなり十
分な柔軟性の向上は得られない。針葉樹クラフトパルプ
の一部、または全量をこれらの非木材パルプに置き換え
て配合することにより上記の効果が得られる。
【0021】また、繊維長が 1.1mm以上〜2.5mm 未満で
ある場合、繊維粗度が12mg/100m未満であることが必要
である。これに該当する非木材パルプとしてエスパル
ト、竹などが挙げられる。
【0022】さらに、繊維長が 1.1mm未満である場合、
繊維粗度が8mg/100m未満であることが必要である。こ
れに該当する非木材パルプとしてワラなどが挙げられ
る。これらの場合、それぞれ繊維粗度が12mg/100m以
上、8mg/100m以上であると広葉樹クラフトパルプと同
一繊維長で同レベルとなり十分な柔軟性の向上は得られ
ない。広葉樹クラフトパルプの一部、または全量をこれ
らの非木材パルプに置き換えて配合することにより上記
の効果が得られる。
【0023】いずれにしても同一繊維長レベルの木材パ
ルプに比べて繊維粗度が低い非木材パルプを配合するこ
とが上記の効果を得るのに必要である。以上を容易に理
解するために、本発明に該当する非木材パルプの形態上
の概略位置づけ(繊維長 VS.繊維粗度)を図1に示す。
また本発明に係わる代表的な非木材パルプの概要を以下
記す。
【0024】サンヘンプはアジア南部に産する一年生草
本で、製紙特性は強度に優れ、剛度の低い紙を与える。
【0025】ケナフはアオイ科の一年生草本で、黄麻代
用の繊維植物として製紙原料の他ロープ、魚網に使用さ
れている。製紙特性は強度、平滑性に優れ、嵩高な紙を
与える。
【0026】サイザル麻はヒガンバナ科に属し、中南
米、アフリカ等で栽培されている。葉から繊維を採取
し、6〜7年でパルプ原料となるといわれる。製紙特性
は吸水性に優れ、剛度の低い紙を与える。
【0027】アバカは別名マニラ麻と呼ばれ、バショウ
科に属する多年性草本である。フィリピンや中米で栽培
され、葉から繊維を採取する。製紙特性は繊維が細く、
強度が著しく高い紙を与える。
【0028】エスパルトはイネ科の多年性草本で、北ア
フリカ、スペイン等で栽培されている。大部分は製紙用
に利用され、製紙特性は繊維が細く、嵩高な紙を与え
る。
【0029】竹は多年性植物で、中国等で製紙原料とし
て利用されている。製紙特性は吸水性に優れ、剛度の低
い紙を与える。
【0030】ワラは木材の代替として、森林資源に乏し
い地域で製紙原料として利用されている。製紙特性は繊
維が非常に細く、地合、平滑性に優れている。
【0031】これらの非木材パルプは少なくとも1種を
配合すればよいが、柔軟性のほかに要求される品質によ
って2種以上配合することも可能である。むしろ複数配
合の方が個々の特長を生かし、柔軟性においても相乗効
果が発揮できるため、より好ましい。そして、前記条件
に当てはまる非木材パルプと木材パルプとからなる全抄
紙原料パルプの平均繊維粗度が6mg/100m以上、16mg/1
00m未満であれば、本発明の効果が発揮される。
【0032】本発明において、上記の非木材パルプを木
材パルプに配合する割合は少なくとも5重量%(対抄紙
原料)が望ましいが、更に5〜80重量%がより好まし
く、特に10〜50重量%配合することが最も好ましい。上
記の非木材パルプの配合割合が5重量%未満では満足い
く柔軟性が得られず、80重量%を越えるとそれ以上の柔
軟性の向上は見られない。
【0033】加えて、上記の非木材パルプは未叩解時で
木材パルプに比べ強度が高いものもあり、乾燥紙力増強
剤や叩解は不要で紙力の向上も達成できる。また、品目
によって柔軟性を損なわない程度に全抄紙原料を叩解し
たり、木材パルプのみ叩解する分別叩解も可能である。
【0034】以上のような効果が得られる原因は必ずし
も明らかではないが、本発明者らの研究結果から非木材
パルプの繊維粗度という特性がティシューペーパーなど
のクレープ紙の柔軟性に大きく寄与していることを見出
した。
【0035】即ち、前述のように本発明における非木材
パルプ繊維は木材パルプと同等もしくはそれ以上の繊維
長を有しているにもかかわらず、繊維粗度等から見られ
るように同一繊維長レベルの木材パルプに比べ繊維が細
く、繊維自身がしなやかであり、かつ繊維間結合能力に
も優れているため、両者の相乗効果によりヤンキードラ
イヤーでクレープ化された後、細かいクレープが形成さ
れて剛度が減少し、クレープ表面のざらつき感がなくな
り表面の滑らかさが向上したため、強度があって、しか
も手の触感や肌触りで柔らかく感じられるものと推定さ
れる。
【0036】本発明によるクレープ紙には、フェイシャ
ルティシュー、トイレットティシュー、ペーパータオ
ル、ワイパー等が当てはまり、必要に応じて抄紙時にポ
リアミド・ポリアミン・エピクロルヒドリン樹脂などの
湿潤紙力増強剤やポリエチレンオキサイドなどの分散剤
の併用も可能である。特にアバカなどの長繊維を配合す
る場合、分散剤は必要である。
【0037】
【実施例】以下に、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって何ら制限され
るものではない。
【0038】針葉樹クラフトパルプ/広葉樹クラフトパ
ルプ=50/50より成る木材パルプに対し、非木材パルプ
を表1に示すように配合し(すべて未叩解)、更に分散
剤としてポリエチレンオキサイドを0.15%(対抄紙原
料)、湿潤紙力増強剤としてポリアミド・ポリアミン・
エピクロルヒドリン樹脂を0.12%(対抄紙原料)それぞ
れ添加し、長網ヤンキーマシンにより坪量15g/m2
クレープ紙(クレープ率20%)を抄造した。その後クレ
ープ紙は2プライに加工し、品質試験に供した。
【0039】なお、比較品4は木材パルプ 100%を原料
とし、上記薬品のほかにカチオン系柔軟剤を 0.1%(対
抄紙原料)を添加し、上記と同条件で抄造した場合であ
る。以下に、各種品質試験の測定方法を説明する。
【0040】嵩:試料を10プライ重ねたときの紙厚(m
m)を嵩とした。
【0041】引張り強度:MD方向、CD方向において
試料を15mm幅にカットし、各方向の引張り強度を1プラ
イにて測定し、次式により算出したものを引張り強度と
した。 引張り強度(g)=(MD引張り強さ×CD引張り強
さ)1/2
【0042】吸水度:試料表面に0.01mlの水を滴下し、
吸収するまでの時間(秒)
【0043】柔軟度:JIS L1096に記載されて
いる織物の風合い計測法の一つであるハンドリングテス
タ法により測定した。引張り試験機を使用し、測定リン
グから試料が引き抜かれる時の最大抵抗(g)を柔軟度
とした。よって値が小さいほど引き抜きに要する抵抗が
小さいことから柔軟性が高いことを示す。
【0044】平均摩擦係数、摩擦係数の平均偏差:カト
ーテック社製KES−SE試験機により測定した。ピア
ノ線よりなる摩擦子が試料表面を走査し、計測する。平
均摩擦係数が小さい程滑りやすく、その平均偏差が小さ
い程ざらつき感が小さいことを示す。
【0045】柔軟性の官能総合評価:パネラー10名によ
り手の触感、及び肌触りの評価を行った。 評価基準はA:非常に柔らかい B:柔らかい C:普
【0046】
【表1】
【0047】表の結果から明らかなように、実施例によ
って得られた各本発明品は木材パルプ 100%の比較品1
に比べ、表面の滑らかさとシルクライクな感触を示すこ
とにより、柔軟性が著しく向上し、しかも引張り強度、
嵩においても優れていた。これらは本発明における非木
材パルプが独特の繊維形態と繊維特性を有しているから
である。
【0048】なお、比較品2では、柔軟性の向上がほと
んどみられず、比較品3では、本発明品以上の柔軟性の
向上は認められなかった。さらに、比較品4では、ある
程度の柔軟性の向上は得られたが、その分強度低下が生
じた。
【0049】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明は繊
維粗度が16mg/100m未満である非木材パルプを少なくと
も1種以上を木材パルプに少なくとも5重量%(対抄紙
原料)配合し、クレープ処理することであり、それによ
りクレープ表面が滑らかでシルクライクな感触を与える
ことにより、柔軟性が著しく向上し、しかも強度、嵩を
低下するどころかむしろ増加し、柔軟剤等では得られな
かった効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】木材パルプと非木材パルプの繊維長 VS.繊維粗
度の概略値を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 15/02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非木材パルプの少なくとも1種を木材パ
    ルプに少なくとも5重量%(対抄紙原料)配合し、クレ
    ープ処理したことを特徴とするクレープ紙。
  2. 【請求項2】 前記非木材パルプの繊維粗度が16mg/100
    m未満である請求項1に記載のクレープ紙。
  3. 【請求項3】 非木材パルプの平均繊維長が 2.5mm以上
    であり、繊維粗度が16mg/100m未満である請求項1に記
    載のクレープ紙。
  4. 【請求項4】 非木材パルプの平均繊維長が 1.1mm以上
    〜 2.5mm未満であり、繊維粗度が12mg/100m未満である
    請求項1に記載のクレープ紙。
  5. 【請求項5】 非木材パルプの平均繊維長が 1.1mm未満
    であり、繊維粗度が8mg/100m未満である請求項1に記
    載のクレープ紙。
  6. 【請求項6】 全抄紙原料パルプの繊維粗度が6mg/100
    m以上〜16mg/100m未満である請求項1から5までのい
    ずれか1項に記載のクレープ紙。
  7. 【請求項7】 非木材パルプの配合%(対抄紙原料)が
    5〜80重量%である請求項1から6までのいずれか1項
    に記載のクレープ紙。
  8. 【請求項8】 非木材パルプの配合%(対抄紙原料)が
    10〜50重量%である請求項1から6までのいずれか1項
    に記載のクレープ紙。
  9. 【請求項9】 非木材パルプがサンヘンプ、ケナフ、サ
    イザル麻、アバカ、エスパルト、竹、ワラのいずれか1
    種または1種以上から得られたパルプである請求項1か
    ら8までのいずれか1項に記載のクレープ紙。
  10. 【請求項10】 クレープ処理後の坪量が5〜60g/m
    2 のフェイシャルティシューである請求項1から9まで
    のいずれか1項に記載のクレープ紙。
  11. 【請求項11】 クレープ処理後の坪量が5〜60g/m
    2 のトイレットティシューである請求項1から9までの
    いずれか1項に記載のクレープ紙。
  12. 【請求項12】 クレープ処理後の坪量が5〜60g/m
    2 のペーパータオルである請求項1から9までのいずれ
    か1項に記載のクレープ紙。
  13. 【請求項13】 非木材パルプの少なくとも1種以上を
    木材パルプに少なくとも5重量%(対抄紙原料)配合
    し、クレープ処理することを特徴とするクレープ紙の製
    造方法。
  14. 【請求項14】 非木材パルプの繊維粗度が16mg/100m
    未満である請求項13に記載のクレープ紙の製造方法。
  15. 【請求項15】 非木材パルプがサンヘンプ、ケフナ、
    サイザル麻、アバカ、エスパルト、竹、ワラから得られ
    たパルプである請求項13または14に記載のクレープ紙の
    製造方法。
  16. 【請求項16】 抄紙時に分散剤を添加する、請求項13
    から15までのいずれか1項に記載の製造方法。
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