JPH0719613Y2 - 線材巻取機用ピンチロールの押圧制御装置 - Google Patents
線材巻取機用ピンチロールの押圧制御装置Info
- Publication number
- JPH0719613Y2 JPH0719613Y2 JP1988166864U JP16686488U JPH0719613Y2 JP H0719613 Y2 JPH0719613 Y2 JP H0719613Y2 JP 1988166864 U JP1988166864 U JP 1988166864U JP 16686488 U JP16686488 U JP 16686488U JP H0719613 Y2 JPH0719613 Y2 JP H0719613Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinch roll
- pressure
- solenoid valve
- wire
- air cylinder
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、線材の巻取機の入口に配置されたピンチロー
ルの押圧制御装置に関するものである。
ルの押圧制御装置に関するものである。
[従来の技術とその課題] 一般に、仕上圧延機から吐出される線材は、冷却装置を
通ってレーイング式巻取機へ導入されリング状に成形さ
れるが、この巻取機の入口にはピンチロールが設置され
ていて、線材の引込みや押込みを行っている。このピン
チロールには線材をパスライン上で直進させる2ロール
式のものが知られている。この2ロール式ピンチロール
の構造は、上、下同径のロールを使用し、これらのロー
ルにより線材をグリップして巻取機へ引込みや押込みを
行っている。
通ってレーイング式巻取機へ導入されリング状に成形さ
れるが、この巻取機の入口にはピンチロールが設置され
ていて、線材の引込みや押込みを行っている。このピン
チロールには線材をパスライン上で直進させる2ロール
式のものが知られている。この2ロール式ピンチロール
の構造は、上、下同径のロールを使用し、これらのロー
ルにより線材をグリップして巻取機へ引込みや押込みを
行っている。
かかる2ロール式ピンチロールについて、更に述べる
と、第2図において、1は線材のパスラインで、上流側
に仕上圧延機2が、下流側にレーイング式巻取機3がそ
れぞれ配置され、またこのレーイング式巻取機3の入口
にはパスライン1を挟んで1対のピンチロール4,4が配
置されている。
と、第2図において、1は線材のパスラインで、上流側
に仕上圧延機2が、下流側にレーイング式巻取機3がそ
れぞれ配置され、またこのレーイング式巻取機3の入口
にはパスライン1を挟んで1対のピンチロール4,4が配
置されている。
このピンチロール4は揺動可能のロールフレーム5で支
持され、このロールフレーム5の外端には連杆6の一端
が枢支され、この連杆6の他端は揺動杆7に枢支されて
いる。揺動杆7は支持軸8で支持され、その外端にはピ
ストンロッド9の先端が枢支されている。このピストン
ロッド9は複動型エアシリンダ10で駆動されている。
持され、このロールフレーム5の外端には連杆6の一端
が枢支され、この連杆6の他端は揺動杆7に枢支されて
いる。揺動杆7は支持軸8で支持され、その外端にはピ
ストンロッド9の先端が枢支されている。このピストン
ロッド9は複動型エアシリンダ10で駆動されている。
ところで従来、このピンチロール4の押圧力の制御は、
第3図に示すようなエア回路で行われている。すなわ
ち、工場用エアラインに通じる入口11から導入された圧
縮空気は、方向切換用電磁弁12によって前記複動型エア
シリンダ10のロッド側室またはヘッド側室へ切換えられ
て供給される。
第3図に示すようなエア回路で行われている。すなわ
ち、工場用エアラインに通じる入口11から導入された圧
縮空気は、方向切換用電磁弁12によって前記複動型エア
シリンダ10のロッド側室またはヘッド側室へ切換えられ
て供給される。
なお、13は減圧弁を示す。このエアシリンダ10の作動に
よりピストンロッド9を往復動させて、ピンチロール4,
4を互いに接近離反させ、その押圧力を制御する。
よりピストンロッド9を往復動させて、ピンチロール4,
4を互いに接近離反させ、その押圧力を制御する。
ところが、かかるピンチロール4の押圧力制御装置で
は、エアシリンダ10へ供給される圧縮空気はそのエア回
路が一系統に構成されているため、その押圧は常に一定
となっている。
は、エアシリンダ10へ供給される圧縮空気はそのエア回
路が一系統に構成されているため、その押圧は常に一定
となっている。
また、仕上圧延機における小径サイズの線材を生産する
ときには、レーイング式巻取機3のレーイングヘッドに
よって成形される線材の後端におけるリング径が大きく
拡がる傾向となるため、ピンチロール4によって線材に
引込み(張力)を与えて、線材の走行を減速させてい
る。
ときには、レーイング式巻取機3のレーイングヘッドに
よって成形される線材の後端におけるリング径が大きく
拡がる傾向となるため、ピンチロール4によって線材に
引込み(張力)を与えて、線材の走行を減速させてい
る。
しかし乍ら、前記ピンチロールの押圧力制御装置では押
圧力が常に一定となっているため、線材の径が小サイズ
となれば、ブレーキがきかずこの減速力が不足しリング
径が乱れることになる。
圧力が常に一定となっているため、線材の径が小サイズ
となれば、ブレーキがきかずこの減速力が不足しリング
径が乱れることになる。
一方、トランスファプレス等における帯板フィードライ
ンに用いられるピンチロールにおいて、広巾板と狭巾板
とに使い分けをしてその押圧力を強弱に変更して過大な
押圧力を回避する提案(特公昭49−31618号公報参照)
が知られているが、かかる提案に用いられているピンチ
ロールは帯板をプレスに送り込むだけの一定回転のもの
であるから、前記のようなレーイング式巻取機による線
材の後端におけるリング径の拡がりを防止するピンチロ
ールには適用できない。
ンに用いられるピンチロールにおいて、広巾板と狭巾板
とに使い分けをしてその押圧力を強弱に変更して過大な
押圧力を回避する提案(特公昭49−31618号公報参照)
が知られているが、かかる提案に用いられているピンチ
ロールは帯板をプレスに送り込むだけの一定回転のもの
であるから、前記のようなレーイング式巻取機による線
材の後端におけるリング径の拡がりを防止するピンチロ
ールには適用できない。
[課題を解決するための手段] そこで、本考案は、レーイング式巻取機による線材後端
におけるリング径の拡がりを防止するために提案された
もので、かつ要旨とするところは、線材仕上圧延機とレ
ーイング式巻取機との間で、かつ、巻取機の入口に配置
され、回転速度を調整するようにしたピンチロールと、
該ピンチロールの押圧力をピストンロッドの往復動によ
り制御する複動型エアシリンダと、該エアシリンダと圧
縮空気源との間に設けられた、エアシリンダを往復動さ
せるための方向切換用電磁弁を持つエア回路と、からな
り、前記圧縮空気源と方向切換用電磁弁との間に、並設
された高圧回路用減圧弁および低圧回路用減圧弁と、こ
れらの減圧弁と連通した高圧・低圧切換用電磁弁とを介
在させ、ピンチロール上流側における線材の後端通過信
号により該高圧・低圧切換用電磁弁を高圧側に切換える
と共にピンチロールの回転速度を調整することを特徴と
する線材巻取機用ピンチロールの押圧制御装置にある。
におけるリング径の拡がりを防止するために提案された
もので、かつ要旨とするところは、線材仕上圧延機とレ
ーイング式巻取機との間で、かつ、巻取機の入口に配置
され、回転速度を調整するようにしたピンチロールと、
該ピンチロールの押圧力をピストンロッドの往復動によ
り制御する複動型エアシリンダと、該エアシリンダと圧
縮空気源との間に設けられた、エアシリンダを往復動さ
せるための方向切換用電磁弁を持つエア回路と、からな
り、前記圧縮空気源と方向切換用電磁弁との間に、並設
された高圧回路用減圧弁および低圧回路用減圧弁と、こ
れらの減圧弁と連通した高圧・低圧切換用電磁弁とを介
在させ、ピンチロール上流側における線材の後端通過信
号により該高圧・低圧切換用電磁弁を高圧側に切換える
と共にピンチロールの回転速度を調整することを特徴と
する線材巻取機用ピンチロールの押圧制御装置にある。
[実施例] 本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳細に述べ
る。
る。
第1図は本考案の実施例のエア回路図を示すが、従来例
を示す第3図の共通部分は同一符号を付してある。
を示す第3図の共通部分は同一符号を付してある。
第1図において、工場用エアラインに連通する入口11か
ら導入された圧縮空気は、分岐されて高圧回路用減圧弁
13Aと低圧回路用減圧弁13Bとに導入される。これらの減
圧弁13A,13Bにおける圧力設定により、高圧空気,低圧
空気の二系統のエア回路を形成する。これらの高・低圧
空気は高圧・低圧切換用電磁弁14の作動によって、しか
も方向切換用電磁弁12を介して、エアシリンダ10へ適宜
供給される。その供給の際、圧縮空気は方向切換用電磁
弁12により従来どおりヘッド側室とロッド側室に切換え
られて供給される。
ら導入された圧縮空気は、分岐されて高圧回路用減圧弁
13Aと低圧回路用減圧弁13Bとに導入される。これらの減
圧弁13A,13Bにおける圧力設定により、高圧空気,低圧
空気の二系統のエア回路を形成する。これらの高・低圧
空気は高圧・低圧切換用電磁弁14の作動によって、しか
も方向切換用電磁弁12を介して、エアシリンダ10へ適宜
供給される。その供給の際、圧縮空気は方向切換用電磁
弁12により従来どおりヘッド側室とロッド側室に切換え
られて供給される。
そして、仕上圧延機1から線材の後端信号が発せられる
と、高圧・低圧切換用電磁弁14を消磁し、高圧回路用減
圧弁13Aからの圧縮空気をエアシリンダ10のヘッド側室
に供給し、ピンチロール4,4の線材後端部に対する押圧
力を高める。ピンチロール4,4は図外の可変速駆動モー
タによって回転されており、前記エアシリンダ10への回
路切換えと同時に又は相前後してピンチロールの駆動回
転速度が調節されて線材後端部にブレーキがかかり、線
材の走行速度が確実に減速される。したがって、レーイ
ングヘッドから繰り出される線材リングは線材後端部に
おいても拡がることなく所定どおり成形できる。
と、高圧・低圧切換用電磁弁14を消磁し、高圧回路用減
圧弁13Aからの圧縮空気をエアシリンダ10のヘッド側室
に供給し、ピンチロール4,4の線材後端部に対する押圧
力を高める。ピンチロール4,4は図外の可変速駆動モー
タによって回転されており、前記エアシリンダ10への回
路切換えと同時に又は相前後してピンチロールの駆動回
転速度が調節されて線材後端部にブレーキがかかり、線
材の走行速度が確実に減速される。したがって、レーイ
ングヘッドから繰り出される線材リングは線材後端部に
おいても拡がることなく所定どおり成形できる。
[考案の効果] 本考案によえば、ピンチロール上流側における線材の後
端通過信号により電磁弁を高圧側に切換えてエアシリン
ダへ供給する圧縮空気を高圧にして、線材の後端部を高
圧力操作されるピンチロールで押圧し、ピンチロールの
回転速度を調整することにより線材後端部を確実に制動
するので、レーイングヘッドから繰り出される線材リン
グは線材後端部においても拡がることがなく所定どおり
に成形できる。
端通過信号により電磁弁を高圧側に切換えてエアシリン
ダへ供給する圧縮空気を高圧にして、線材の後端部を高
圧力操作されるピンチロールで押圧し、ピンチロールの
回転速度を調整することにより線材後端部を確実に制動
するので、レーイングヘッドから繰り出される線材リン
グは線材後端部においても拡がることがなく所定どおり
に成形できる。
第1図は本考案の実施例のエア回路図、第2図は本考案
の実施例のピンチロール側面図、第3図は従来例のエア
回路図である。 2…仕上圧延機 3…レーイング式巻取機 4…ピンチロール 9…ピストンロッド 10…複動型エアシリンダ 12…方向切換用電磁弁 13A,13B…減圧弁
の実施例のピンチロール側面図、第3図は従来例のエア
回路図である。 2…仕上圧延機 3…レーイング式巻取機 4…ピンチロール 9…ピストンロッド 10…複動型エアシリンダ 12…方向切換用電磁弁 13A,13B…減圧弁
Claims (1)
- 【請求項1】線材仕上圧延機とレーイング式巻取機との
間で、かつ、巻取機の入口に配置され、回転速度を調整
するようにしたピンチロールと、該ピンチロールの押圧
力をピストンロッドの往復動により制御する複動型エア
シリンダと、該エアシリンダと圧縮空気源との間に設け
られた、エアシリンダを往復動させるための方向切換用
電磁弁をもつエア回路と、からなり、 前記圧縮空気源と方向切換用電磁弁との間に、並設され
た高圧回路用減圧弁および低圧回路用減圧弁と、これら
の減圧弁と連通した高圧・低圧切換用電磁弁とを介在さ
せ、ピンチロール上流側における線材の後端通過信号に
より該高圧・低圧切換用電磁弁を高圧側に切換えると共
にピンチロールの回転速度を調整することを特徴とする
線材巻取機用ピンチロールの押圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988166864U JPH0719613Y2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 線材巻取機用ピンチロールの押圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988166864U JPH0719613Y2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 線材巻取機用ピンチロールの押圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0287505U JPH0287505U (ja) | 1990-07-11 |
JPH0719613Y2 true JPH0719613Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31454632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988166864U Expired - Lifetime JPH0719613Y2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 線材巻取機用ピンチロールの押圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719613Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS509771B2 (ja) * | 1972-07-28 | 1975-04-16 | ||
JPS6380920A (ja) * | 1986-09-24 | 1988-04-11 | Hitachi Ltd | 連続帯板圧延機での巻取方法 |
-
1988
- 1988-12-26 JP JP1988166864U patent/JPH0719613Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0287505U (ja) | 1990-07-11 |
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