JP2554099Y2 - コイル材供給装置 - Google Patents

コイル材供給装置

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JP2554099Y2
JP2554099Y2 JP1992044545U JP4454592U JP2554099Y2 JP 2554099 Y2 JP2554099 Y2 JP 2554099Y2 JP 1992044545 U JP1992044545 U JP 1992044545U JP 4454592 U JP4454592 U JP 4454592U JP 2554099 Y2 JP2554099 Y2 JP 2554099Y2
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JP
Japan
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coil material
intermittent
feed
loop
supply device
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JPH065716U (ja
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平三郎 加藤
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Sankyo Manufacturing Co Ltd
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Sankyo Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プレス加工ラインにお
ける機械プレスの間欠送り装置にコイル材を供給するた
めのコイル材供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス加工が高速化されるにつれ、コイ
ル材を間欠送りするための時間も短くなり、この短い時
間の中で起動停止を繰り返すと、コイル材に加わった加
振力によりコイル材が振動したり、ばたつきと呼ばれる
波打ち現象が発生する。このようなばたつきが発生する
と、送り装置に過度な負担をかけるばかりでなく、コイ
ル材に曲がりが生じたり、傷を付けたりするので、これ
を防止するために、ルーパーと呼ばれる緩衝区間を設け
ることが行なわれている。
【0003】図2はこのうちのU字ルーパーと呼ばれる
もので、コイル材1を巻きほぐすアンコイラー2と機械
プレス3の間欠送り装置4との間のコイル材1にU字形
の緩衝区間が設けられている。図3はS字ルーパーと呼
ばれるもので、コイル材1を巻きほぐすアンコイラー2
と機械プレス3の間欠送り装置4との間のコイル材1に
S字形の緩衝区間が設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
U字ルーパーやS字ルーパーは、緩衝区間を設けない場
合に比べるとばたつきは少なくなるものの、高速運転を
行なうとやはりばたつきが発生し、それ以上のスピード
を上げることができず、プレス能力をフルに引き出すこ
とができない問題があった。また、ルーパー自体には駆
動源がないので、コイル材の送りは、間欠送り装置の引
っ張り力や、アンコイラーによって巻きほぐされたコイ
ル材を平坦にするレベラーの押し出し力に依存してお
り、その分だけ抵抗が増して間欠送り装置やレベラーの
供給能力を低下させる問題があった。さらに、緩衝区間
の距離を比較的長くとる必要があり、プレスラインのラ
イン長が長くなる問題があった。
【0005】本考案は、このような従来の問題を解決す
るものであり、高速運転してもばたつきが少なく、間欠
送り装置等の負荷を軽減することができ、かつプレスラ
インのライン長を短くすることのできるコイル材供給装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、機械プレスにコイル材を水平に送るよう
に配置された間欠送り装置の近傍の、間欠送り装置より
下方の位置に配置されて、コイル材を上方に向けて、ほ
ぼ1/4円弧の形状のループを作るようにしながら間欠
送り装置へ送るための一対の送りローラーと、送りロー
ラーを駆動するめのサーボモーターと、送りローラー
の上方に設けられてコイル材のループ量を検出するため
の位置センサーと、位置センサーからの信号によりサー
ボモーターを制御して送りローラーによるコイル材の送
り量を制御する制御装置とを備えたものである。
【0007】
【作用および効果】したがって、本考案によれば、一対
の送りローラーがコイル材を上方に向けて、ほぼ1/4
円弧の形状のループ(すなわち、円のほぼ1/4の形状
の弧)を作るようにしながら間欠送り装置へ送るととも
に、位置センサーがコイル材のループ量を検出して最適
なループ量を維持しながらコイル材を間欠送り装置へ向
けて供給するので、ループ量が小さくなりばたつきが最
小限に抑えられて高速運転が可能になるとともに、間欠
送り装置に対する負荷を軽減して供給能力を向上させる
ことができる。また、ループ量を小さくできるので、プ
レスライン長を短くすることができる。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示している。符号
11はコイル材であり、アンコイラー12によって巻き
ほぐされる。符号13は本考案によるコイル材供給装置
であり、コイル材11を搬送する一対の送りローラー1
4,15と、これら送りローラー14,15のうち駆動
側のローラー14を回転駆動するサーボモーター16
と、このサーボモーター16を駆動するドライバー17
と、コイル材11のループ量を検出する位置センサー1
8,19とを備えており、これらはスタンド20に取り
付けられている。コイル材供給装置13とアンコイラー
12との間には、アンコイラー12によって巻きほぐさ
れたコイル材11を平坦にするレベラーを配置すること
がある。コイル材供給装置13のドライバー17および
位置センサー18,19は、制御装置21に接続されて
おり、この制御装置21は、機械プレス22および間欠
送り装置23を制御する制御装置を兼ねている。間欠送
り装置23は、機械プレス22の側面の加工時の下型2
4と上型25との間にコイル材11を水平に送る位置に
配置され、本実施例ではロールフィード装置を使用して
いるが、グリッパフィード装置を使用してもよい。機械
プレス22は、駆動源であるモーター26と、モーター
26の回転力を蓄えるフライホイール27と、フライホ
イール27の回転力を逐次取り出すためのクラッチブレ
ーキ28と、フライホイール27の回転力をスライダー
29を介して上型25の直線往復運動に変換するための
クランク軸30と、クランク軸30の回転角を検出する
回転角検出装置31とを備えている。
【0009】次に上記実施例の動作について説明する。
アンコイラー12は、コイル材11が下から巻きほぐさ
れるようにそのリールの向きを定める。コイル材供給装
置13は、一対の送りローラー14,15の位置が間欠
送り装置23の下方で、かつ間欠送り装置23との間で
所定のループ状態が得られるように、スタンド20の高
さを調整して、間欠送り装置23から離れた位置に配置
する。そして下方の位置センサー18をコイル材11の
最小ループ長L1 を検出する位置に配置し、上方の位置
センサー19をコイル材11の最大ループ長L2 を検出
する位置に配置する。位置センサー18および19は、
それぞれレバーを介してスタンド20に回動可能に取り
付けられ、レバーを揺動させることにより位置調整可能
である。本実施例における位置センサー18,19は近
接スイッチを使用しているが、他のタイプの位置センサ
ーを使用してもよい。
【0010】いま、機械プレス22のクランク軸30が
回転角Nで運転され、間欠送り装置23はクランク軸3
0と同期して運転され、1回転ごとに送りピッチPで間
欠的に送られるものとすれば、コイル材11は、単位時
間当たりN×Pの長さが送られることになる。すなわ
ち、コイル材供給装置13は、単位時間当たりN×Pの
長さで送ればよいことになる。また、コイル材供給装置
13の駆動側の送りローラー14の直径をdとしたと
き、このローラー14の回転角Xは次の式で表わされ
る。
【0011】
【数1】
【0012】また、間欠送り装置23とコイル材供給装
置13との間におけるコイル材11のループ状態が、最
小ループ長L1 と最大ループ長L2 の間にあり、かつL
2 −L1 ≧Pの関係にあるように保たなければならない
ので、このループ状態を位置センサー18,19により
監視する。コイル材11のループが小さくなって最小ル
ープ長L1 が位置センサー18によって検出されると、
その信号が制御装置21に送られ、制御装置21は、ド
ライバー17を介してサーボモーター16の駆動を制御
し、駆動側の送りローラー14の回転角Xをαだけ加算
してコイル材11の送り量を増やし、適正ループ長L3
にする。逆にループが大きくなって最大ループ長L2
位置センサー19によって検出されると、その信号が制
御装置21に送られ、制御装置21は、ドライバー17
を介してサーボモーター16の駆動を制御し、送りロー
ラー14の回転角Xをαだけ減算してコイル材11の送
り量を減らし、適正ループ長L3 にする。最小ループ長
1 、最大ループ長L2 および適正ループ長L3 は、使
用するコイル材11の形状や物性、コイル材供給装置1
3と間欠送り装置23との距離などによって定められ
る。
【0013】このように、上記実施例によれば、位置セ
ンサー18,19により最小および最大ループ長L1
2 を監視し、制御装置21により送りローラー14,
15の送り量を最適に制御しながらコイル材11を間欠
装置23に供給するので、ばたつきの少ない、かつ間欠
送り装置23の負荷の少ない高速運転が可能となる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すプレス加工ラインの概
略構成図。
【図2】従来のプレス加工ラインにおけるU字ルーパー
の概略図。
【図3】従来のプレス加工ラインにおけるS字ルーパー
の概略図。
【符号の説明】
11 コイル材 12 アンコイラー 13 コイル材供給装置 14,15 送りローラー 16 サーボモーター 17 ドライバー 18,19 位置センサー 20 スタンド 21 制御装置 22 機械プレス 23 間欠送り装置 24 下型 25 上型 26 モーター 27 フライホイール 28 クラッチブレーキ 29 スライダー 30 クランク軸 31 回転角検出装置 L1 最小ループ長 L2 最大ループ長 L3 適正ループ長

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械プレスにコイル材を水平に送るよう
    に配置された間欠送り装置にコイル材を供給するための
    コイル材供給装置であって、前記間欠送り装置の近傍
    の、間欠送り装置より下方の位置に配置されて、前記コ
    イル材を上方に向けて、ほぼ1/4円弧の形状のループ
    を作るようにしながら間欠送り装置へ送るための一対の
    送りローラーと、前記送りローラーを駆動するためのサ
    ーボモーターと、前記送りローラーの上方に設けられて
    前記コイル材のループ量を検出するための位置センサー
    と、前記位置センサーからの信号により前記サーボモー
    ターを制御して前記送りローラーによるコイル材の送り
    量を制御する制御装置とを備えたコイル材供給装置。
JP1992044545U 1992-06-26 1992-06-26 コイル材供給装置 Expired - Lifetime JP2554099Y2 (ja)

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