JP2549088Y2 - コイル材供給装置の支持装置 - Google Patents

コイル材供給装置の支持装置

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JP2549088Y2
JP2549088Y2 JP4555592U JP4555592U JP2549088Y2 JP 2549088 Y2 JP2549088 Y2 JP 2549088Y2 JP 4555592 U JP4555592 U JP 4555592U JP 4555592 U JP4555592 U JP 4555592U JP 2549088 Y2 JP2549088 Y2 JP 2549088Y2
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coil material
arm
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supply device
length
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平三郎 加藤
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Sankyo Manufacturing Co Ltd
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Sankyo Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プレス加工ラインにお
けるコイル材供給装置を支持するための支持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プレス加工が高速化されるにつれて、コ
イル材を間欠送りするための時間も短くなり、この短い
時間の中で起動停止を繰り返すと、コイル材に加わった
加振力によりコイル材が振動したり、ばたつきと呼ばれ
る波打ち現象が発生する。このようなばたつきが発生す
ると、送り装置に過度な負担をかけるばかりでなく、コ
イル材に曲がりが生じたり、傷を付けたりするので、こ
れを防止するために、コイル材供給装置によりコイル材
にルーパーと呼ばれる緩衝区間を設けることが行なわれ
ている。
【0003】図6はこのうちのU字ルーパーと呼ばれる
もので、コイル材101を巻きほぐすアンコイラー10
2と機械プレス103に付属する間欠送り装置104と
の間のコイル材101にU字形の緩衝区間を設けたもの
である。また図7はS字ルーパーと呼ばれるもので、コ
イル材101を巻きほぐすアンコイラー102と機械プ
レス103に付属する間欠送り装置104との間のコイ
ル材101にS字形の緩衝区間を設けたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このようなプレス加工
ラインにおいては、使用するコイル材の物性や形状が異
なったり、送りピッチを変更したり、より高速で運転し
ようとする場合、材料の曲がり具合や慣性質量や慣性力
の影響を軽減し、それぞれの変更に対してコイル材供給
装置を最適条件に設定する必要がある。
【0005】しかしながら、従来のU字ルーパーやS字
ルーパーのようなコイル材供給装置では、以下のような
問題があった。 (1) 間欠送り装置に対するコイル材供給装置の位置関係
は、装置の据付位置によって定められ、基本的には固定
されているため、送り条件の変更に伴う位置の変更は困
難であった。 (2) コイル材供給装置を構成しているガイドまたはロー
ラーの位置関係は、初期の設定で固定されるため、送り
条件の変更に伴うガイドの形状変更やローラーの位置調
整が困難であった。 (3) U字ルーパーやS字ルーパーは、プレス加工ライン
が稼働中はその設定条件を変更することができないの
で、コイル材供給装置の最適条件を見付け出すことが困
難であった。
【0006】本考案は、このような従来の問題を解決す
るものであり、位置調整が自由にでき、最適な送り条件
を設定可能なコイル材供給装置を支持するための支持装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、基端部をフレームに揺動可能に支持され
た第1および第2アームと、これら第1および第2アー
ムの先端部に揺動可能に支持されて上端部にコイル材供
給装置が取り付けられる第3アームと、第1および第2
アームの長さをそれぞれ調整する長さ調整手段と、第1
アームを揺動させてその揺動角を調整する回転駆動手段
とを備えたものである。
【0008】
【作用】したがって、本考案によれば、第1アームや第
2アームの長さをそれぞれ長さ調整手段により調整した
り、第1アームの揺動角を回転駆動手段により調整する
ことにより、第3アームの上端部に取り付けられるコイ
ル材供給装置の間欠送り装置に対する位置関係を自由に
変更して、最適な送り条件を設定することができ、また
はプレス加工ラインの稼働中でもコイル材供給装置の最
適条件を見付け出すことができる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示すコイル材供給
装置支持装置の正面図、図2はその概略断面側面図であ
る。図1および図2において、符号1はフレーム、2は
第1アーム、3は第2アーム、4は第3アーム、5は第
1アーム2に設けられた長さ調整手段、6は第2アーム
3に設けられた長さ調整手段、7は第1アーム2に設け
られた回転駆動手段、8は第3アーム4の上端部に取り
付けられたコイル材供給装置、9は機械プレスに付属す
る間欠送り装置である。10はアンコイラーであり、コ
イル材11を巻きほぐしてコイル材供給装置8に送る。
【0010】第1アーム2は、その基端部が支持ピン1
2により軸受13を介してフレーム1に揺動可能に取り
付けられ、第2アーム3は、その基端部が支持ピン14
により軸受15を介してフレーム1に揺動可能に取り付
けられている。支持ピン12と14との間の距離は、鉛
直方向にL1 に設定されている。第1アーム2の先端部
は、軸受16を介した支持ピン17により第3アーム4
に揺動可能に取り付けられ、第2アーム3の先端部は、
軸受18を介した支持ピン19により第3アーム4に揺
動可能に取り付けられている。支持ピン17と19との
間の距離はL2に設定されるとともに、第1アーム2の
支持ピン12と17との間の距離はR1に設定され、第
2アーム3の支持ピン14と19との間の距離はR2
設定されている。
【0011】第1アーム2は断面矩形に形成され、その
基端部は、支持ピン12を固定されたスライドガイド2
0に滑動可能に嵌合するとともに、長さ調整ねじ21と
螺合しており、ナット部22を回転させることにより、
第1アーム2がスライドガイド20を滑動してその長さ
すなわち支持ピン間距離R1 が調整される。これらによ
って長さ調整手段5が構成されている。
【0012】第2アーム3は断面円形に形成され、その
基端部には長さ調整ねじ23が形成されて支持ピン14
と螺合しており、ナット部24を回転させることによ
り、第2アーム3の長さすなわち支持ピン間距離R2
調整される。これらによって長さ調整手段6が構成され
ている。
【0013】第1アーム2の基端部を揺動可能に支持す
る支持ピン12のスライドガイド20とは反対の端部に
は、セクターギヤ25が固定され、その歯部はウォーム
ギヤ26に噛み合っている。ウォームギヤ26は、フレ
ーム1に横架された回転軸27に固定されており、回転
軸27の一端部にはハンドル28が固定されている。ハ
ンドル28を回すことにより、ウォームギヤ26を介し
てセクターギヤ25が回転し、第1アーム2の揺動角θ
が調整される。これらによって回転駆動手段7が構成さ
れている。
【0014】次に、上記実施例の動作について説明す
る。アンコイラー10から巻きほぐされたコイル材11
は、第3アーム4の上端部に取り付けられたコイル材供
給装置8に向けて送られる。コイル材供給装置8は、図
2のA部の断面平面図に示すように、サーボモーター2
9に軸継手30を介して駆動される駆動ロール31と、
この駆動ロール31にスプリング32により押圧されて
従動するアイドルロール33とを備えている。駆動ロー
ル31とアイドルロール33との間に供給されてループ
34を形成されて送り出されたコイル材11は、機械プ
レスのクランク軸と同期して回転制御される一対のロー
ル35,36を備えた間欠送り装置9から機械プレスに
送られる。
【0015】いま、機械プレスのクランク軸が回転角N
で運転され、間欠送り装置9は、クランク軸1回転ごと
にピッチPでコイル材11を間欠的におくるものとする
と、コイル材11は、単位時間当たりN×Pの長さで送
られることになる。また、コイル材供給装置8の駆動ロ
ール31の直径をdとすると、この駆動ロール31の回
転角Xは、次式の関係を保つように制御される。
【0016】
【数1】
【0017】ここで、αはループ34の形状を適正に保
つための補正回転量である。コイル材供給装置8により
形成されたループ34が大きくなりすぎた場合は、これ
をセンサーが検出してその信号により制御装置がサーボ
モーター29の回転数を制御し、駆動ロール31の回転
角Xをαだけ減算してコイル材11の送り量を減らし、
ループ34の形状を適正に戻す。逆に、ループ34が小
さくなりすぎた場合は、駆動ロール31の回転角Xをα
だけ加算してコイル材11の送り量を増やし、ループ3
4の形状を適正に戻す。
【0018】一方、間欠送り装置9に対するコイル材供
給装置8の位置関係は、次のような種々の方法により調
整される。例えば、コイル材供給装置8を間欠送り装置
9に近づけたい場合は、図3に示すように、長さ調整手
段6により第2アーム3の長さすなわち支持ピン間距離
2 を長くするか、または長さ調整手段5により第1ア
ーム2の支持ピン間距離R1 を短くする。逆に、コイル
材供給装置8を間欠送り装置9から遠ざけたい場合は、
図4に示すように、長さ調整手段5により第1アーム2
の長さすなわち支持ピン間距離R1 を長くするか、また
は長さ調整手段6により第2アーム3の支持ピン間距離
2 を短くする。また、コイル材供給装置8の位置を高
くしたい場合は、図5に示すように、回転駆動手段7に
より第1アーム2を図において反時計回り方向に揺動さ
せる。逆に、コイル材供給装置8の位置を低くしたい場
合は、回転駆動手段7により第1アーム2を図において
時計回り方向に揺動させる。
【0019】このように、第1および第2アーム2,3
の支持ピン間距離R1 およびR2 と第1アーム2の揺動
角θを調整することにより、コイル材供給装置8から間
欠送り装置9までの水平距離xおよびコイル材供給装置
8のロール高さから間欠送り装置のロールまでの鉛直距
離yと、間欠送り装置9の送り方向に対するコイル材供
給装置8の送り方向がなす角度aを自由に設定すること
ができる。
【0020】
【考案の効果】以上のように、本考案は、基端部をフレ
ームに揺動可能に支持された第1および第2アームと、
これら第1および第2アームの先端部に揺動可能に支持
されて上端部にコイル材供給装置が取り付けられる第3
アームと、第1および第2アームの長さをそれぞれ調整
する長さ調整手段と、第1アームを揺動させてその揺動
角を調整する回転駆動手段とを備えているので、第1ア
ームや第2アームの長さを調整したり、第1アームの揺
動角を調整するとにより、第3アームの上端部に取り付
けられるコイル材供給装置の間欠送り装置に対する位置
関係を自由に変更して、最適な送り条件を設定すること
ができ、またプレス加工ラインの稼働中でもコイル材供
給装置の最適条件を見付け出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すコイル材供給装置の支
持装置の正面図。
【図2】図1の概略断面側面図。
【図3】同実施例における動作説明図。
【図4】同実施例における動作説明図。
【図5】同実施例における動作説明図。
【図6】従来のプレス加工ラインの一例を示す概略構成
図。
【図7】従来のプレス加工ラインの他の例を示す概略構
成図。
【符号の説明】
1 フレーム 2 第1アーム 3 第2アーム 4 第3アーム 5,6 長さ調整手段 7 回転駆動手段 8 コイル材供給装置 9 間欠送り装置 10 アンコイラー 11 コイル材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル材を機械プレスの間欠送り装置に
    供給するコイル材供給装置を支持するための支持装置で
    あって、基端部をフレームに揺動可能に支持された第1
    および第2アームと、前記第1および第2アームの先端
    部に揺動可能に支持されて上端部にコイル材供給装置が
    取り付けられる第3アームと、前記第1および第2アー
    ムの長さをそれぞれ調整する長さ調整手段と、前記第1
    アームを揺動させてその揺動角を調整する回転駆動手段
    とを備えたコイル材供給装置の支持装置。
JP4555592U 1992-06-30 1992-06-30 コイル材供給装置の支持装置 Expired - Lifetime JP2549088Y2 (ja)

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JPH066340U JPH066340U (ja) 1994-01-25
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