JPH065716U - コイル材供給装置 - Google Patents
コイル材供給装置Info
- Publication number
- JPH065716U JPH065716U JP4454592U JP4454592U JPH065716U JP H065716 U JPH065716 U JP H065716U JP 4454592 U JP4454592 U JP 4454592U JP 4454592 U JP4454592 U JP 4454592U JP H065716 U JPH065716 U JP H065716U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil material
- feeding device
- intermittent feeding
- loop
- feed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速運転してもばたつきが少なく、間欠送り
装置等の負荷を軽減でき、プレスライン長も短くできる
ようにする。 【構成】 コイル材供給装置13は、コイル材11を巻
きほぐすアンコイラー12または巻きほぐされたコイル
材を平坦にするレベラーと機械プレス22の間欠送り装
置23との間に配置されており、コイル材11を上方に
送る送りローラー14,15と、これらローラー14,
15を駆動するサーボモーター16と、コイル材11の
ループ量を検出する位置センサー18,19と、これら
位置センサー18,19からの信号によりサーボモータ
ー16の回転を制御して最適なループ量が得られるよう
に制御する制御装置21を備えている。
装置等の負荷を軽減でき、プレスライン長も短くできる
ようにする。 【構成】 コイル材供給装置13は、コイル材11を巻
きほぐすアンコイラー12または巻きほぐされたコイル
材を平坦にするレベラーと機械プレス22の間欠送り装
置23との間に配置されており、コイル材11を上方に
送る送りローラー14,15と、これらローラー14,
15を駆動するサーボモーター16と、コイル材11の
ループ量を検出する位置センサー18,19と、これら
位置センサー18,19からの信号によりサーボモータ
ー16の回転を制御して最適なループ量が得られるよう
に制御する制御装置21を備えている。
Description
【0001】
本考案は、プレス加工ラインにおける機械プレスの間欠送り装置にコイル材を 供給するためのコイル材供給装置に関する。
【0002】
プレス加工が高速化されるにつれ、コイル材を間欠送りするための時間も短く なり、この短い時間の中で起動停止を繰り返すと、コイル材に加わった加振力に よりコイル材が振動したり、ばたつきと呼ばれる波打ち現象が発生する。このよ うなばたつきが発生すると、送り装置に過度な負担をかけるばかりでなく、コイ ル材に曲がりが生じたり、傷を付けたりするので、これを防止するために、ルー パーと呼ばれる緩衝区間を設けることが行なわれている。
【0003】 図2はこのうちのU字ルーパーと呼ばれるもので、コイル材1を巻きほぐすア ンコイラー2と機械プレス3の間欠送り装置4との間のコイル材1にU字形の緩 衝区間が設けられている。図3はS字ルーパーと呼ばれるもので、コイル材1を 巻きほぐすアンコイラー2と機械プレス3の間欠送り装置4との間のコイル材1 にS字形の緩衝区間が設けられている。
【0004】
しかしながら、従来のU字ルーパーやS字ルーパーは、緩衝区間を設けない場 合に比べるとばたつきは少なくなるものの、高速運転を行なうとやはりばたつき が発生し、それ以上のスピードを上げることができず、プレス能力をフルに引き 出すことができない問題があった。また、ルーパー自体には駆動源がないので、 コイル材の送りは、間欠送り装置の引っ張り力や、アンコイラーによって巻きほ ぐされたコイル材を平坦にするレベラーの押し出し力に依存しており、その分だ け抵抗が増して間欠送り装置やレベラーの供給能力を低下させる問題があった。 さらに、緩衝区間の距離を比較的長くとる必要があり、プレスラインのライン長 が長くなる問題があった。
【0005】 本考案は、このような従来の問題を解決するものであり、高速運転してもばた つきが少なく、間欠送り装置等の負荷を軽減することができ、かつプレスライン のライン長を短くすることのできるコイル材供給装置を提供することを目的とす る。
【0006】
本考案は、上記目的を達成するために、機械プレスの間欠送り装置の近傍に配 置されて、コイル材をループを作りながら送るためのサーボモーターを備えた一 対の送りローラーと、コイル材のループ量を検出するための位置センサーと、位 置センサーからの信号によりサーボモーターを制御して送りローラーによるコイ ル材の送り量を制御する制御装置とを備えたものである。
【0007】
したがって、本考案によれば、位置センサーがコイル材のループ量を検出して 最適なループ量を維持しながらコイル材を間欠送り装置に向けて供給するので、 ばたつきが最小限に抑えられて高速運転が可能になり、間欠送り装置に対する負 荷を軽減して供給能力を向上させるとともに、ループ量を小さくできるので、プ レスライン長を短くすることができる。
【0008】
図1は本考案の一実施例を示している。符号11はコイル材であり、アンコイ ラー12によって巻きほぐされる。符号13は本考案によるコイル材供給装置で あり、コイル材11を搬送する一対の送りローラー14,15と、これら送りロ ーラー14,15のうち駆動側のローラー14を回転駆動するサーボモーター1 6と、このサーボモーター16を駆動するドライバー17と、コイル材11のル ープ量を検出する位置センサー18,19とを備えており、これらはスタンド2 0に取り付けられている。コイル材供給装置13とアンコイラー12との間には 、アンコイラー12によって巻きほぐされたコイル材11を平坦にするレベラー を配置することがある。コイル材供給装置13のドライバー17および位置セン サー18,19は、制御装置21に接続されており、この制御装置21は、機械 プレス22および間欠送り装置23を制御する制御装置を兼ねている。間欠送り 装置23は、機械プレス22の側面の加工時の下型24と上型25との間にコイ ル材11を水平に送る位置に配置され、本実施例ではロールフィード装置を使用 しているが、グリッパフィード装置を使用してもよい。機械プレス22は、駆動 源であるモーター26と、モーター26の回転力を蓄えるフライホイール27と 、フライホイール27の回転力を逐次取り出すためのクラッチブレーキ28と、 フライホイール27の回転力をスライダー29を介して上型25の直線往復運動 に変換するためのクランク軸30と、クランク軸30の回転角を検出する回転角 検出装置31とを備えている。
【0009】 次に上記実施例の動作について説明する。アンコイラー12は、コイル材11 が下から巻きほぐされるようにそのリールの向きを定める。コイル材供給装置1 3は、一対の送りローラー14,15の位置が間欠送り装置23の下方で、かつ 間欠送り装置23との間で所定のループ状態が得られるように、スタンド20の 高さを調整して、間欠送り装置23から離れた位置に配置する。そして下方の位 置センサー18をコイル材11の最小ループ長L1 を検出する位置に配置し、上 方の位置センサー19をコイル材11の最大ループ長L2 を検出する位置に配置 する。位置センサー18および19は、それぞれレバーを介してスタンド20に 回動可能に取り付けられ、レバーを揺動させることにより位置調整可能である。 本実施例における位置センサー18,19は近接スイッチを使用しているが、他 のタイプの位置センサーを使用してもよい。
【0010】 いま、機械プレス22のクランク軸30が回転角Nで運転され、間欠送り装置 23はクランク軸30と同期して運転され、1回転ごとに送りピッチPで間欠的 に送られるものとすれば、コイル材11は、単位時間当たりN×Pの長さが送ら れることになる。すなわち、コイル材供給装置13は、単位時間当たりN×Pの 長さで送ればよいことになる。また、コイル材供給装置13の駆動側の送りロー ラー14の直径をdとしたとき、このローラー14の回転角Xは次の式で表わさ れる。
【0011】
【数1】
【0012】 また、間欠送り装置23とコイル材供給装置13との間におけるコイル材11 のループ状態が、最小ループ長L1 と最大ループ長L2 の間にあり、かつL2 − L1 ≧Pの関係にあるように保たなければならないので、このループ状態を位置 センサー18,19により監視する。コイル材11のループが小さくなって最小 ループ長L1 が位置センサー18によって検出されると、その信号が制御装置2 1に送られ、制御装置21は、ドライバー17を介してサーボモーター16の駆 動を制御し、駆動側の送りローラー14の回転角Xをαだけ加算してコイル材1 1の送り量を増やし、適正ループ長L3 にする。逆にループが大きくなって最大 ループ長L2 が位置センサー19によって検出されると、その信号が制御装置2 1に送られ、制御装置21は、ドライバー17を介してサーボモーター16の駆 動を制御し、送りローラー14の回転角Xをαだけ減算してコイル材11の送り 量を減らし、適正ループ長L3 にする。最小ループ長L1 、最大ループ長L2 お よび適正ループ長L3 は、使用するコイル材11の形状や物性、コイル材供給装 置13と間欠送り装置23との距離などによって定められる。
【0013】 このように、上記実施例によれば、位置センサー18,19により最小および 最大ループ長L1 ,L2 を監視し、制御装置21により送りローラー14,15 の送り量を最適に制御しながらコイル材11を間欠装置23に供給するので、ば たつきの少ない、かつ間欠送り装置23の負荷の少ない高速運転が可能となる。
【0014】
【考案の効果】 以上のように、本考案は、位置センサーがコイル材のループ量を検出して最適 なループ形状を維持しながらコイル材を間欠送り装置に向けて供給するので、ば たつきの少ない高速運転が可能になり、合わせて間欠送り装置に対する負荷を軽 減して供給能力を向上させるとともに、ループ量を小さくすることができるので 、プレスライン長を短くすることができる。
【図1】本考案の一実施例を示すプレス加工ラインの概
略構成図。
略構成図。
【図2】従来のプレス加工ラインにおけるU字ルーパー
の概略図。
の概略図。
【図3】従来のプレス加工ラインにおけるS字ルーパー
の概略図。
の概略図。
11 コイル材 12 アンコイラー 13 コイル材供給装置 14,15 送りローラー 16 サーボモーター 17 ドライバー 18,19 位置センサー 20 スタンド 21 制御装置 22 機械プレス 23 間欠送り装置 24 下型 25 上型 26 モーター 27 フライホイール 28 クラッチブレーキ 29 スライダー 30 クランク軸 31 回転角検出装置 L1 最小ループ長 L2 最大ループ長 L3 適正ループ長
Claims (1)
- 【請求項1】 コイル材を機械プレスの間欠送り装置に
供給するためのコイル材供給装置であって、前記間欠送
り装置の近傍に配置されて、前記コイル材を上方に向け
てループを作りながら送るための一対の送りローラー
と、前記送りローラーを駆動するためのサーボモーター
と、前記送りローラーの上方に設けられて前記コイル材
のループ量を検出するための位置センサーと、前記位置
センサーからの信号により前記サーボモーターを制御し
て前記送りローラーによるコイル材の送り量を制御する
制御装置とを備えたコイル材供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992044545U JP2554099Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | コイル材供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992044545U JP2554099Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | コイル材供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065716U true JPH065716U (ja) | 1994-01-25 |
JP2554099Y2 JP2554099Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=12694478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992044545U Expired - Lifetime JP2554099Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | コイル材供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554099Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020162404A1 (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-13 | 株式会社三共製作所 | 板材供給装置 |
WO2022071132A1 (ja) | 2020-09-30 | 2022-04-07 | 株式会社三共製作所 | 加工ラインシステム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5171632A (ja) * | 1974-12-18 | 1976-06-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Inkujetsutokirokusochi |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP1992044545U patent/JP2554099Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5171632A (ja) * | 1974-12-18 | 1976-06-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Inkujetsutokirokusochi |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020162404A1 (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-13 | 株式会社三共製作所 | 板材供給装置 |
WO2022071132A1 (ja) | 2020-09-30 | 2022-04-07 | 株式会社三共製作所 | 加工ラインシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2554099Y2 (ja) | 1997-11-12 |
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