JPH0719578B2 - 蛍光高圧水銀灯 - Google Patents

蛍光高圧水銀灯

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JPH0719578B2
JPH0719578B2 JP21517188A JP21517188A JPH0719578B2 JP H0719578 B2 JPH0719578 B2 JP H0719578B2 JP 21517188 A JP21517188 A JP 21517188A JP 21517188 A JP21517188 A JP 21517188A JP H0719578 B2 JPH0719578 B2 JP H0719578B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は蛍光高圧水銀灯、特に発光管を取り囲む外球の
内面に蛍光体を塗布してなる蛍光高圧水銀灯の改良に関
するものである。
[従来の技術] 一般に、発光管と透明な外球から成る高圧水銀灯の放射
光は第6図に示すように水銀の輝線スペクトルである40
5,436,546,578nmにピークを有するエネルギー分布とな
っており、赤色光成分をほとんど含んでいないため演色
性が悪く、また、紫外領域の放射光が有効に利用されて
いないため発光効率も悪い。
そこで、従来から、高圧水銀灯の外球の内面に蛍光体を
塗布して演色性や発光効率の改善が行なわれており、そ
のための蛍光体として例えば、第7図で示すような紫外
放射光を赤色光に変換するユーロピウム付活バナジン酸
イットリウム蛍光体YVO4:Euやユーロピウム付活リンバ
ナジン酸イットリウム蛍光体Y(PV)O4:Euなどが多用され
ている。
上記のような蛍光体を用いると、高圧水銀灯の発光スペ
クトルは第8図で示すように600〜650nm及び700nm附近
に発光ピークを生じ、演色性及び発光効率は、蛍光体を
塗布しないものに比べて良好になる。
[発明が解決しようとする課題] 従来技術の問題点 しかし、ユーロピウム付活バナジン酸イットリウム蛍光
体(YVO4:Eu)やユーロピウム付活リンバナジン酸イッ
トリウム蛍光体(Y(PV)O4:Eu)などを単独で用いただけ
では発光効率や演色性が充分に改善されるとは言い難
い。
すなわち、上記の蛍光体の発光ピークは、比視感度の低
い600〜700nmにあるため、効率の改善効果が少ないこと
と、また、上記の蛍光体を用いても、水銀の輝線スペク
トルである436nmと546nmの間に発光がないためである。
発明の目的 本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的は高い発光効率と良好な演色性が得られる
蛍光高圧水銀灯を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明にかかる蛍光高圧水
銀灯は、600〜700nmに発光ピークをもつユーロピウム付
活バナジン酸イットリウム蛍光体又はユーロピウム付活
リンバナジン酸イットリウム蛍光体からなる第1蛍光体
層と、前記第1蛍光体層の発光管側に形成された480〜6
00nmに発光ピークをもつセリウム、テルビウム付活リン
酸ランタン蛍光体からなる第2蛍光体層と、を外球内面
に塗布して構成することを特徴とする。
また、本発明にかかる蛍光高圧水銀灯は、前記第1蛍光
体層と第2蛍光体層の膜厚比が8:1〜8:9であることが好
適である。
また、前記第2蛍光体層の膜厚が0.2〜1.8mg/cm2とする
ことも好適である。
[作用] 本発明は前述したような手段を有するので、比視感度の
高い550nm附近に強い発光ピークがあるため効率が改善
され、また、発光スペクトルに490nm附近の発光が加わ
り全体的に連続光に近づくことにより演色性も大幅に改
善することができる。
[実施例] 以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を詳細に説明
する。
まず、本発明にかかる蛍光高圧水銀灯に用いられる蛍光
体及びその付着量を次のようにして求めた。
すなわち、第1図は本発明にかかる蛍光高圧水銀灯の構
造を示すもので、発光管10を収納支持してなる外球12の
内側に二層の蛍光体層、すなわち第1蛍光体層(外球
側)14及び第2蛍光体層(発光管側)16を形成したもの
である。
このような蛍光体層を形成すべき蛍光体として、第1蛍
光体層には、前記第7図に示すように600〜700nmに発光
ピークをもつユーロピウム付活バナジン酸イットリウム
蛍光体(YVO4:Eu)又はユーロピウム付活リンバナジン
酸イットリウム蛍光体(Y(PV)O4:Eu)を選択し、第2蛍
光体層には、第2図に示すように480〜600nmに発光ピー
クをもつセリウム、テルビウム付活リン酸ランタン蛍光
体(LaPO4:Ce,Tb)を選択して、第1蛍光体層の付着量
を一定にして、第2蛍光体層の付着量を変えて実験を行
なった。
第3図は、400wの蛍光高圧水銀灯において前記第2蛍光
体層の付着量を変えた場合の全光束、平均演色評価数の
関係を示し、第4図は色度点を示すものである。
これによれば、第1蛍光体層の付着量が1.6mg/cm2にお
いて、第2蛍光体層の付着量が0.2mg/cm2未満である
と、全光束、平均演色評価数の値が低下してしまう。
また、第2蛍光体層の付着量1.8mg/cm2を越えると光源
色が緑色になってしまい、JISZ9113〜1973(放電ランプ
の色度範囲)に規定する蛍光高圧水銀ランプ(分光分布
の最大がほぼ620nmにある蛍光物質を用いて、おもに演
色性と効率とを改善したもの)の色度範囲HF2からはず
れてしまうことが理解される。
以上の実験の結果により、外球内面に塗布すべき蛍光体
量は第1蛍光体層が1.6mg/cm2のとき、第2蛍光体層は
0.2〜1.8mg/cm2の範囲が適当であることが確認された。
以下、本発明のより具体的な実施例について説明する。
実施例1 Y(PV)O4:Eu3+蛍光体200g、コロイダルシリカ240cc、水
200ccをよく攪拌混合させた後、400w高圧水銀灯の外球
内面に1.6mg/cm2の膜厚で塗布し、第1蛍光体層を構成
した。
次いで、LaPO4:Ce、Tb蛍光体200g、コロイダルシリカ24
0g、水200ccをよく攪拌混合させた後、前記第1蛍光体
層の上に1.2mgの膜厚で塗布し第2蛍光体層を構成し
た。その後、通常のランプ製造工程を用いて400w蛍光水
銀灯を作製した。
得られたランプの光束は、26,200lm、色温度4,000k、Ra
は49であり、従来の蛍光高圧水銀灯が光束23,500〜24,0
00lm、Ra41〜42程度であるのに比べ、効率及び演色性が
明らかに改善されている。
また、ランプの光源色もJISZ9113〜1973の範囲内にあり
好ましいものであった。
第7図及び第2図はそれぞれ本実施例に用いた、Y(PV)O
4:Eu蛍光体とLaPO4:Ce、Tb蛍光体の発光スペクトルの一
例である。
また、本実施例による400w蛍光高圧水銀灯の分光分布を
第5図に示す。
実施例2 第1蛍光体層の膜厚を1.6mg/cm2、第2蛍光体層の膜圧
を1.0mg/cm2になるように、実施例1と同様に構成され
た蛍光体層を400w用外球内面に塗布して、400w蛍光高圧
水銀灯を作製した。
得られたランプの光束は26,100lm、色温度4,100k、Raは
50であり、明らかに改善された効率と演色性を有すると
ともに、ランプ光源色もJISZ9113〜1973のHF2の範囲内
にあり、好ましいものであった。
実施例3 第1蛍光体層の膜厚を1.6mg/cm2、第2蛍光体層の膜厚
を1.8mg/cm2になるように、実施例1と同様に構製され
た蛍光体層を400w用外球内面に塗布して400w蛍光水銀灯
を作成した。
得られたランプの光束は、29,000lm、色温度4,300k、Ra
は51であり、明らかに改善された効率と演色性を有する
とともにランプ光源色もJISZ9113〜1973のHF2の範囲で
あった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は480〜600nmに発光ピーク
をもつ蛍光体と、600〜700nmに発光ピークをもつ蛍光体
とを併用したので、高い発光効率を維持しつつ演色性を
大幅に改善し得るとともに、ランプ光源色がJISZ9113〜
1973に規定するHF2の色温度範囲内の蛍光高圧水銀灯を
提供することができる。
また、第1蛍光体層と第2蛍光体層の膜厚比を8:1〜8:9
にすることにより、良好な発光効率及び演色性を得るこ
とができる。
さらに、第2蛍光体層の膜厚を0.2〜1.8とすることで、
実用上十分な発光効率及び演色性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる蛍光高圧水銀灯の一部断面
図、 第2図は、本発明に用いる緑色蛍光体の発光のエネルギ
ー分布図、 第3図は、蛍光体付着量と全光束、平均演色評価数の関
係を示す図、 第4図は、色度点を示す図、 第5図は、本発明にかかる蛍光高圧水銀灯の分光エネル
ギー分布図。 第6図は、蛍光体を塗布しない一般の高圧水銀灯の分光
エネルギー分布図、 第7図は、Y(PV)O4:Eu蛍光体の発光のエネルギー分布
図、 第8図は、一般の蛍光高圧水銀灯の分光図である。 10……発光管 12……外球 14……第1蛍光体層 16……第2蛍光体層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】600〜700nmに発光ピークをもつユーロピウ
    ム付活バナジン酸イットリウム蛍光体又はユーロピウム
    付活リンバナジン酸イットリウム蛍光体からなる第1蛍
    光体層と、 前記第1蛍光体層の発光管側に形成された480〜600nmに
    発光ピークをもつセリウム、テルビウム付活リン酸ラン
    タン蛍光体からなる第2蛍光体層と、 を外球内面に塗布して構成することを特徴とする蛍光高
    圧水銀灯。
  2. 【請求項2】前記第1蛍光体層と第2蛍光体層の膜厚比
    が8:1〜8:9であることを特徴とする請求項1記載の蛍光
    高圧水銀灯。
  3. 【請求項3】前記第2蛍光体層の膜厚が0.2〜1.8mg/cm2
    であることを特徴とする請求項1又は2のいづれかに記
    載の蛍光高圧水銀灯。
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