JPH07195546A - 浴槽の製造方法 - Google Patents

浴槽の製造方法

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JPH07195546A
JPH07195546A JP5351161A JP35116193A JPH07195546A JP H07195546 A JPH07195546 A JP H07195546A JP 5351161 A JP5351161 A JP 5351161A JP 35116193 A JP35116193 A JP 35116193A JP H07195546 A JPH07195546 A JP H07195546A
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JP
Japan
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layer
bathtub
mold
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gel coat
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JP5351161A
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Miyuki Ino
三行 井野
Yasuhiro Maeda
康宏 前田
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陶器調模様を呈する浴槽の製造方法の提供を
目的とする。 【構成】 型1上に透明または薄く着色したゲルコート
材を吹き付けて光沢層4を形成し、この光沢層4上に着
色したゲルコート材を吹き付けて化粧層5を形成し、化
粧層5上にレジンコンクリート等の補強層を積層してな
る浴槽を製造するに際し、前記化粧層5または光沢層4
の形成時に、下型1を反転させ、かつゲルコート材を部
分的に集中して吹き付け、ゲルコート材の一部を垂らし
て化粧層5または光沢層4に陶器調の垂れ模様を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浴槽の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、浴槽は実開平3−1
9389号公報に記載されているように、レジンコンク
リートの表面に着色ゲルコート材を塗布し、さらにこの
着色ゲルコート材の表面に透明ゲルコート材を塗布して
形成されているが、全体を前記着色ゲルコート材により
均一に着色したものであり、意匠性に乏しいという問題
点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、陶器調の模様を有する
意匠性に優れた浴槽の製造方法を提供せんことを目的と
し、その要旨は、型上に透明または薄く着色したゲルコ
ート材を吹き付けて光沢層を形成し、該光沢層上に着色
したゲルコート材を吹き付けて化粧層を形成し、該化粧
層上にレジンコンクリート,FRP等よりなる補強層を
積層して形成される浴槽であって、前記化粧層または光
沢層の形成時に、前記型を反転させるとともに、ゲルコ
ート材を部分的に集中吹き付けして該ゲルコート材の一
部を型に沿って垂らし、垂れ模様を形成することであ
る。
【0004】
【作用】化粧層または光沢層を着色したゲルコート材を
吹き付けて形成する際に、型を反転させてゲルコート材
の一部を集中的に吹き付けることによりゲルコート材の
一部が型に沿って垂れ落ち、この垂れ落ちたゲルコート
材の部分により垂れ模様が形成されて、この垂れ模様は
陶器の釉薬が垂れたような感じとなり、陶器調の模様を
有する浴槽とすることができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず図1は、下型の斜視図であり、この下型は製
造する浴槽の寸法形状に適合させて製造され用意される
ものである。この下型1を図2に示すように台2上に裏
返して載置し、下型1の表面にまず離型剤を塗布する。
この塗布する離型剤は油分の多い物が用いられる。下型
1の表面に油分の多い離型剤を全面に亘り塗布した後
に、図2に示すように、スプレーガン3を用いて透明ま
たは薄く着色したゲルコート材を前記離型剤の表面に吹
き付ける。なお、前記離型剤は油分の多い物を用いるた
めスプレーガン3により吹き付けられた透明、または薄
く着色したゲルコート材よりなる光沢層4は離型剤によ
りはじかれた状態となる。
【0006】次に、この光沢層4が柔らかい状態の時ま
たは硬化した後に、図3に示すように下型1を反転させ
て上向き状態とし、その状態でスプレーガン6により前
記光沢層4の表面に着色したゲルコート材を吹き付けて
化粧層5を形成する。この時に、スプレーガン6により
部分的に着色ゲルコート材を集中化させて吹き付けし、
その部分で着色ゲルコート材が下型1に沿って下方へ垂
れるように模様を形成する。すなわち、この化粧層5は
通常はスプレーガン6により均一に0.3mm程度の厚み
に吹き付けされるものであるが、部分的に垂れを出さす
ために部分的に0.5〜1mm以上に集中化させて吹き付
けし、これにより着色ゲルコート材が集中した部分では
重力により下方へ着色ゲルコート材が垂れ流れるため、
これにより垂れ模様を形成することができる。
【0007】垂れ模様を形成した化粧層5は、約60℃
の温風で約20分程度の時間で硬化させ垂れ模様を安定
させる。その後に再び下型1を裏向きに図4のように反
転させて、化粧層5の上方に隙間をおいて上型7を配設
し、下型1と上型7間の空間内にレジンコンクリートま
たはFRPを注入して、前記化粧層5の表面に補強層8
を積層形成させる。なお、この補強層8を形成するレジ
ンコンクリートまたはFRPは着色されたものである。
その後に補強層8を硬化させて図5に断面拡大図で示す
ような積層断面を有する浴槽を得ることができ、下型1
から脱型して製造が完了する。なお、前記補強層8は1
0mm程度の厚みを有するものであり、レジンコンクリー
トまたはFRPに代えて3mm程度のガラスマットを樹脂
で化粧層5の表面に貼付けて補強層8とすることもでき
る。
【0008】このように形成した浴槽においては、内側
から視認した場合、薄い光沢層4の裏側に垂れ模様を有
する化粧層5が存在し、この化粧層5が光沢層4を通し
視認されるため、化粧層5に形成された垂れ模様が陶器
の釉薬が垂れたような模様を呈し、浴槽の内面が良好な
陶器調模様を呈することとなる。なお、この場合、表面
側の光沢層4は平滑面であるため、汚れが付くことが少
なく、掃除が楽な浴槽となる。なお、本例では化粧層5
に陶器調の垂れ模様を形成させたものを例示したが、前
記光沢層4の吹き付けを行なう際にゲルコート材を集中
化させて、光沢層4に垂れ模様を形成させても良く、同
様な陶器調の浴槽とすることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明は、型上に透明または薄く着色し
たゲルコート材を吹き付けて光沢層を形成し、該光沢層
上に着色したゲルコート材を吹き付けて化粧層を形成
し、該化粧層上にレジンコンクリート,FRP等よりな
る補強層を積層して形成される浴槽であって、前記化粧
層または光沢層の形成時に、前記型を反転させるととも
に、ゲルコート材を部分的に集中吹き付けして該ゲルコ
ート材の一部を型に沿って垂らし、垂れ模様を形成した
ことにより、製造された浴槽には垂れ模様が存在し、こ
の垂れ模様が良好に視認されて浴槽の内壁面が陶器調の
高級感を呈し、浴槽の意匠性が極めて向上される効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴槽を製造する下型の斜視図である。
【図2】下型上に光沢層を吹き付け形成する側面構成図
である。
【図3】下型を反転させて光沢層の表面に垂れ模様を有
する化粧層を形成する側面構成図である。
【図4】化粧層の表面に補強層を形成する側面構成図で
ある。
【図5】造形された浴槽の一部断面拡大図である。
【符号の説明】
1 下型 3,6 スプレーガン 4 光沢層 5 化粧層 7 上型 8 補強層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型上に透明または薄く着色したゲルコー
    ト材を吹き付けて光沢層を形成し、該光沢層上に着色し
    たゲルコート材を吹き付けて化粧層を形成し、該化粧層
    上にレジンコンクリート,FRP等よりなる補強層を積
    層して形成される浴槽であって、前記化粧層または光沢
    層の形成時に、前記型を反転させるとともに、ゲルコー
    ト材を部分的に集中吹き付けして該ゲルコート材の一部
    を型に沿って垂らし、垂れ模様を形成することを特徴と
    する浴槽の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015202572A (ja) * 2014-04-10 2015-11-16 幸政 西田 水回り用部材の製造方法
JP2016158774A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 浴槽、浴槽が設置される床パン、ならびに、浴槽および床パンが設置される浴室の排水構造

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JP2015202572A (ja) * 2014-04-10 2015-11-16 幸政 西田 水回り用部材の製造方法
JP2016158774A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 浴槽、浴槽が設置される床パン、ならびに、浴槽および床パンが設置される浴室の排水構造

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