JPH071948A - 車両の空調装置 - Google Patents
車両の空調装置Info
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- JPH071948A JPH071948A JP14638593A JP14638593A JPH071948A JP H071948 A JPH071948 A JP H071948A JP 14638593 A JP14638593 A JP 14638593A JP 14638593 A JP14638593 A JP 14638593A JP H071948 A JPH071948 A JP H071948A
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- JP
- Japan
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- vehicle
- air
- pillar
- fan
- passage
- Prior art date
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車室内温度の均一化により車室環境の快適性
を高める。 【構成】 車室13の側部内面部に、該内面部に沿って
車室上下方向に延びるとともにその上端部17aを車室
上部空間13aに開口する上側通風口20とし、その下
端部17bを車室下部空間13bに開口する下側通風口1
9とした通風路17が形成されるとともに、該通風路1
7に、吹出方向を上記下側通風口19側から上側通風口
20側へ、あるいは上記上側通風口20側から下側通風
口19側へと可逆的に変更可能とされたファン18を配
置したもの。かかる構成とすることで、例えば、冷房運
転時には通風路を通して車室下部空間13bの冷たい空
気を車室上部空間13a側へ吹き出すことで足元の冷え
過ぎを緩和し、また暖房運転時には車室上部空間13a
の暖かい空気を車室下部空間13b側へ吹き出すことで
乗員の“のぼせ"を防止することができる。
を高める。 【構成】 車室13の側部内面部に、該内面部に沿って
車室上下方向に延びるとともにその上端部17aを車室
上部空間13aに開口する上側通風口20とし、その下
端部17bを車室下部空間13bに開口する下側通風口1
9とした通風路17が形成されるとともに、該通風路1
7に、吹出方向を上記下側通風口19側から上側通風口
20側へ、あるいは上記上側通風口20側から下側通風
口19側へと可逆的に変更可能とされたファン18を配
置したもの。かかる構成とすることで、例えば、冷房運
転時には通風路を通して車室下部空間13bの冷たい空
気を車室上部空間13a側へ吹き出すことで足元の冷え
過ぎを緩和し、また暖房運転時には車室上部空間13a
の暖かい空気を車室下部空間13b側へ吹き出すことで
乗員の“のぼせ"を防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、車両の空調装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車においては、車室内におけ
る乗員の快適性を高めるという観点から、車室空調用冷
暖房装置を備えるのが通例である。この場合、この冷暖
房装置からの冷気あるいは暖気の車室内への吹き出し
は、前席の乗員に対しては主としてインストルメントパ
ネル部分に設けた吹出口から、また後席の乗員に対して
は主として前席の後端部から後方へ向けて開口した吹出
口から、それぞれ行なわれるのが一般的であり、しかも
この吹き出し形態は固定化されている。従って、車室内
の快適性を確保するためには、これら各吹出口から吹き
出される冷気あるいは暖気が車室内において適度に循環
して車室内温度が均一化されることが条件となる。
る乗員の快適性を高めるという観点から、車室空調用冷
暖房装置を備えるのが通例である。この場合、この冷暖
房装置からの冷気あるいは暖気の車室内への吹き出し
は、前席の乗員に対しては主としてインストルメントパ
ネル部分に設けた吹出口から、また後席の乗員に対して
は主として前席の後端部から後方へ向けて開口した吹出
口から、それぞれ行なわれるのが一般的であり、しかも
この吹き出し形態は固定化されている。従って、車室内
の快適性を確保するためには、これら各吹出口から吹き
出される冷気あるいは暖気が車室内において適度に循環
して車室内温度が均一化されることが条件となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
各吹出口から一律的に車室内に吹き出される冷気あるい
は暖気による車室温度の分布をみた場合、次に述べるよ
うに、自然法則的理由及び車室内構造に基づく理由によ
り、車室各部間において大きな偏りが生じ易く、結果的
に十分な快適性が得られにくいという問題がある。
各吹出口から一律的に車室内に吹き出される冷気あるい
は暖気による車室温度の分布をみた場合、次に述べるよ
うに、自然法則的理由及び車室内構造に基づく理由によ
り、車室各部間において大きな偏りが生じ易く、結果的
に十分な快適性が得られにくいという問題がある。
【0004】即ち、自然法則として、空気にはその比重
差により“暖かい空気は上に溜り、冷たい空気は下に溜
る"という普遍的性状があり、このため、特に冷房時に
は、冷気が乗員の足元近くに溜り、頭部側には届きにく
く、また逆に、暖房時には暖気は乗員の頭部付近に溜
り、足元側には届きにくくなる。また、車室内で空気が
循環する場合、障害物のない部分は空気がスムーズに循
環するが、障害物がある部分においては空気の循環が行
なわれにくいことから“空気溜り"となり易い。
差により“暖かい空気は上に溜り、冷たい空気は下に溜
る"という普遍的性状があり、このため、特に冷房時に
は、冷気が乗員の足元近くに溜り、頭部側には届きにく
く、また逆に、暖房時には暖気は乗員の頭部付近に溜
り、足元側には届きにくくなる。また、車室内で空気が
循環する場合、障害物のない部分は空気がスムーズに循
環するが、障害物がある部分においては空気の循環が行
なわれにくいことから“空気溜り"となり易い。
【0005】このような空気循環上の現象を図7に示す
ような自動車に当てはめてみると、次のようなことが言
える。
ような自動車に当てはめてみると、次のようなことが言
える。
【0006】冷房時 先ず、シート51の車幅方向外側寄りの肩部51aに近
い領域53(以下、上部領域53という)においては、車
室上部であるため冷気が届きにくく、しかもシート51
とウインドガラス57とに挟まれた部分であって空気の
循環性も悪く、さらにウインドガラス57に近いので日
射による影響を受け易い、等のことから、温度が局部的
に高くなり、特に乗員はその肩の部分に暑さを感じるこ
とになる。
い領域53(以下、上部領域53という)においては、車
室上部であるため冷気が届きにくく、しかもシート51
とウインドガラス57とに挟まれた部分であって空気の
循環性も悪く、さらにウインドガラス57に近いので日
射による影響を受け易い、等のことから、温度が局部的
に高くなり、特に乗員はその肩の部分に暑さを感じるこ
とになる。
【0007】一方、シート51の車幅方向外側寄りの下
端部51bに近い領域54(以下、下部領域54という)
においては、車室下部であるため冷気溜りとなり易く、
しかもシート51の下端部51bとドアトリム56とに
挟まれた部分であって空気の循環性も悪く、さらにドア
55によって日射がさえぎられて放射熱を受けにくい、
等のことから、温度が局部的に低くなり、特に乗員はそ
の足元に寒さを感じることになる。
端部51bに近い領域54(以下、下部領域54という)
においては、車室下部であるため冷気溜りとなり易く、
しかもシート51の下端部51bとドアトリム56とに
挟まれた部分であって空気の循環性も悪く、さらにドア
55によって日射がさえぎられて放射熱を受けにくい、
等のことから、温度が局部的に低くなり、特に乗員はそ
の足元に寒さを感じることになる。
【0008】暖房時 上部領域53においては、車室上部であるため暖気が溜
り易く、しかもシート51とウインドガラス57とに挟
まれた部分であって空気の循環性が悪いことから、温度
が局部的に高くなり、乗員が“のぼせ"易くなる。
り易く、しかもシート51とウインドガラス57とに挟
まれた部分であって空気の循環性が悪いことから、温度
が局部的に高くなり、乗員が“のぼせ"易くなる。
【0009】一方、下部領域54においては、車室下部
であるため暖気が届きにくく、しかもシート51の下端
部51bとドアトリム56とに挟まれた部分であって空
気の循環性が悪いことから、温度が局部的に低くなり、
乗員はその足元に寒さを感じることになる。
であるため暖気が届きにくく、しかもシート51の下端
部51bとドアトリム56とに挟まれた部分であって空
気の循環性が悪いことから、温度が局部的に低くなり、
乗員はその足元に寒さを感じることになる。
【0010】このような冷房時あるいは暖房時における
不具合は、全て車室内における空気の循環性の悪さ等に
よって車室内の空気温度分布に偏りが生じることに起因
するものであり、従って、これを改善するには車室内温
度の均一分布を図る必要があるが、かかる観点からの有
効な技術は未だ提案されていない。
不具合は、全て車室内における空気の循環性の悪さ等に
よって車室内の空気温度分布に偏りが生じることに起因
するものであり、従って、これを改善するには車室内温
度の均一分布を図る必要があるが、かかる観点からの有
効な技術は未だ提案されていない。
【0011】そこで本願発明は、上述の如き従来の問題
点に鑑み、車室温度の均一化を促進しもって車室内の快
適性を高めんとしてなされたものである。
点に鑑み、車室温度の均一化を促進しもって車室内の快
適性を高めんとしてなされたものである。
【0012】尚、本願発明とは直接的な関係はないが、
ドアの内部にダクトを配置し、該ダクトを通して車内空
気の循環を行わしめるようにしたものとして、実開平4
ー35905号公報に示されるものがある。
ドアの内部にダクトを配置し、該ダクトを通して車内空
気の循環を行わしめるようにしたものとして、実開平4
ー35905号公報に示されるものがある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として、請求項1記載の発
明では、車室の側部内面部に、該内面部に沿って車室上
下方向に延びるとともにその上端部を車室上部空間に開
口する上側通風口とし、その下端部を車室下部空間に開
口する下側通風口とした通風路を形成するとともに、該
通風路に、吹出方向を上記下側通風口側から上側通風口
側へ、あるいは上記上側通風口側から下側通風口側へと
可逆的に変更可能とされたファンを配置したことを特徴
としている。
を解決するための具体的手段として、請求項1記載の発
明では、車室の側部内面部に、該内面部に沿って車室上
下方向に延びるとともにその上端部を車室上部空間に開
口する上側通風口とし、その下端部を車室下部空間に開
口する下側通風口とした通風路を形成するとともに、該
通風路に、吹出方向を上記下側通風口側から上側通風口
側へ、あるいは上記上側通風口側から下側通風口側へと
可逆的に変更可能とされたファンを配置したことを特徴
としている。
【0014】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
車両の空調装置において、上記ファンを、車室上部空間
と車室下部空間との温度差が所定値以上となった時に作
動するように構成したことを特徴としている。
車両の空調装置において、上記ファンを、車室上部空間
と車室下部空間との温度差が所定値以上となった時に作
動するように構成したことを特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の車両の空調装置において、上記ファンを
車室空調用冷暖房装置と連動して作動させ、且つ冷房運
転時には下側通風口側から上側通風口側へ、また暖房運
転時には上側通風口側から下側通風口側へ、それぞれ車
内空気を循環させる如くその吹出方向を制御することを
特徴としている。
請求項2記載の車両の空調装置において、上記ファンを
車室空調用冷暖房装置と連動して作動させ、且つ冷房運
転時には下側通風口側から上側通風口側へ、また暖房運
転時には上側通風口側から下側通風口側へ、それぞれ車
内空気を循環させる如くその吹出方向を制御することを
特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
において、上記通風路を、車体側部を上下方向に延びる
ピラーの車室内面側に沿って配置されるピラートリムの
一部で構成したことを特徴としている。
において、上記通風路を、車体側部を上下方向に延びる
ピラーの車室内面側に沿って配置されるピラートリムの
一部で構成したことを特徴としている。
【0017】
【作用】本願各発明ではかかる構成とすることによって
それぞれ次のような作用が得られる。
それぞれ次のような作用が得られる。
【0018】 請求項1記載の発明では、車室内にお
いて最も空気の循環が悪く“空気溜り"となり易い車室
側部内面部に、その上下両端にそれぞれ通風口をもった
通風路を設けるとともに、該通風路内に吹き出し方向を
可変としたファンを配置しているため、例えば、冬季に
おいて車室下部空間の温度が過度に下がって乗員が足元
に寒さを感じるような場合には、上記ファンを作動させ
て車室下部空間の冷たい空気を上記通風路を通して上側
通風口側に送り、ここから車室上部空間側へ吹き出させ
ることで、車室温度の均一化を図り、もって乗員の足元
の寒さを解消することができる。
いて最も空気の循環が悪く“空気溜り"となり易い車室
側部内面部に、その上下両端にそれぞれ通風口をもった
通風路を設けるとともに、該通風路内に吹き出し方向を
可変としたファンを配置しているため、例えば、冬季に
おいて車室下部空間の温度が過度に下がって乗員が足元
に寒さを感じるような場合には、上記ファンを作動させ
て車室下部空間の冷たい空気を上記通風路を通して上側
通風口側に送り、ここから車室上部空間側へ吹き出させ
ることで、車室温度の均一化を図り、もって乗員の足元
の寒さを解消することができる。
【0019】一方、夏季において車室上部空間の温度が
過度に上がって乗員が“のぼせ"易くなるような場合に
は、上記ファンを作動させて車室上部空間の暖かい空気
を上記通風路を通して下側通風口側に送り、ここから車
室下部空間側へ吹き出させることで、車室温度の均一化
を図り、もって乗員の“のぼせ"を未然に防止すること
ができる。
過度に上がって乗員が“のぼせ"易くなるような場合に
は、上記ファンを作動させて車室上部空間の暖かい空気
を上記通風路を通して下側通風口側に送り、ここから車
室下部空間側へ吹き出させることで、車室温度の均一化
を図り、もって乗員の“のぼせ"を未然に防止すること
ができる。
【0020】 請求項2記載の発明では、車室上部空
間と下部空間との温度差が所定値以上となったときにお
いてのみ、即ち、実際に車室内の快適性が損なわれるお
それがある場合においてのみ、上記に記載した室内温
度の均一化作用が実行されるものであり、上記記載の
場合よりもさらに室内状況に即した空調制御が実現され
るものである。
間と下部空間との温度差が所定値以上となったときにお
いてのみ、即ち、実際に車室内の快適性が損なわれるお
それがある場合においてのみ、上記に記載した室内温
度の均一化作用が実行されるものであり、上記記載の
場合よりもさらに室内状況に即した空調制御が実現され
るものである。
【0021】 請求項3記載の発明では、上記記載
のファンによる室内温度の均一化作用が室内空調用冷暖
房装置の作動に連動して行なわれることで、冷房時ある
いは暖房時における冷気あるいは暖気の循環性がより一
層良好ならしめられ、車室内における快適性がさらに高
められることになる。
のファンによる室内温度の均一化作用が室内空調用冷暖
房装置の作動に連動して行なわれることで、冷房時ある
いは暖房時における冷気あるいは暖気の循環性がより一
層良好ならしめられ、車室内における快適性がさらに高
められることになる。
【0022】 請求項4記載の発明では、車室内空気
の循環路となる通風路がピラートリムの一部を利用して
形成されることで、通風路形成に伴うコストアップが可
及的に少ならしめられるものである。
の循環路となる通風路がピラートリムの一部を利用して
形成されることで、通風路形成に伴うコストアップが可
及的に少ならしめられるものである。
【0023】
【発明の効果】従って、本願各発明の車両の空調装置に
よれば、車室内において最も“空気溜り"が生じ易い側
部内面部にファンを備えた通風路を設け、該ファンを必
要に応じて可逆的に作動させることで“空気溜り"の発
生を防止して車室温度の均一化を図るようにしているこ
とから、車室温度の偏りに起因する乗員の局部的な寒さ
あるいは暑さを解消して車室内における快適性のより一
層の向上が図れ、延いては車両の商品価値の向上にも寄
与し得るものである。
よれば、車室内において最も“空気溜り"が生じ易い側
部内面部にファンを備えた通風路を設け、該ファンを必
要に応じて可逆的に作動させることで“空気溜り"の発
生を防止して車室温度の均一化を図るようにしているこ
とから、車室温度の偏りに起因する乗員の局部的な寒さ
あるいは暑さを解消して車室内における快適性のより一
層の向上が図れ、延いては車両の商品価値の向上にも寄
与し得るものである。
【0024】さらに、かかる基本的効果に加えて各請求
項記載の発明においてそれぞれ次のような特有の効果が
得られるものである。
項記載の発明においてそれぞれ次のような特有の効果が
得られるものである。
【0025】請求項2記載の車両の空調装置によれば、
ファンを作動させての車内空気の循環作用を快適性の確
保上必要と思われる場合においてのみ作動させること
で、該ファンの不必要な作動がなくなり、この結果とし
て、車室内における快適性と経済性の両立が可能となる
ものである。
ファンを作動させての車内空気の循環作用を快適性の確
保上必要と思われる場合においてのみ作動させること
で、該ファンの不必要な作動がなくなり、この結果とし
て、車室内における快適性と経済性の両立が可能となる
ものである。
【0026】請求項3記載の車両の空調装置によれば、
ファンを作動させての車内空気の循環作用が車室空調用
冷暖房装置の作動と連動して行なわれることで、特に車
室内温度の不均一が大きくなり易い冷暖房時においても
快適な冷暖房性を確保することができ、車室内における
快適性のより一層の向上が可能ならしめられるものであ
る。
ファンを作動させての車内空気の循環作用が車室空調用
冷暖房装置の作動と連動して行なわれることで、特に車
室内温度の不均一が大きくなり易い冷暖房時においても
快適な冷暖房性を確保することができ、車室内における
快適性のより一層の向上が可能ならしめられるものであ
る。
【0027】
【実施例】以下、本願発明の車両の空調装置を添付図面
に基づいて具体的に説明すると、図1及び図2には本願
発明の実施例にかかる空調装置Xを備えた自動車の車体
1の要部が示されており、同各図において符号2は車体
1の下端側部を車体前後方向に配置されるとともにその
車幅方向内側にはフロアパネル6が接合されたサイドシ
ル、3は車体1の上端側部を車体前後方向に配置される
とともにその車幅方向内側にはルーフパネル5が接合さ
れたルーフレール、4は車室13の車体前後方向の略中
央部に位置するようにして上記サイドシル2とルーフレ
ール3との間に跨って上下方向に向けて配置された後述
のセンターピラー、7は車室13の後端部において上記
サイドシル2とルーフレール3とに跨って配置されたリ
ヤパネルである。そして、上記センターピラー4の車体
前方側位置にはフロントドア8が、また車体後方側位置
にはリヤドア9がそれぞれ配置されている。また、フロ
ントドア8の内方側にはフロントシート11が、さらに
リヤドア9の内方側にはリヤシート10が設けられてい
る。。
に基づいて具体的に説明すると、図1及び図2には本願
発明の実施例にかかる空調装置Xを備えた自動車の車体
1の要部が示されており、同各図において符号2は車体
1の下端側部を車体前後方向に配置されるとともにその
車幅方向内側にはフロアパネル6が接合されたサイドシ
ル、3は車体1の上端側部を車体前後方向に配置される
とともにその車幅方向内側にはルーフパネル5が接合さ
れたルーフレール、4は車室13の車体前後方向の略中
央部に位置するようにして上記サイドシル2とルーフレ
ール3との間に跨って上下方向に向けて配置された後述
のセンターピラー、7は車室13の後端部において上記
サイドシル2とルーフレール3とに跨って配置されたリ
ヤパネルである。そして、上記センターピラー4の車体
前方側位置にはフロントドア8が、また車体後方側位置
にはリヤドア9がそれぞれ配置されている。また、フロ
ントドア8の内方側にはフロントシート11が、さらに
リヤドア9の内方側にはリヤシート10が設けられてい
る。。
【0028】上記センターピラー4は、図2及び図4に
示すように、車体外面側に位置するピラーアウター41
と内面側に位置するピラーインナー42とで閉断面を形
成するものであって、該ピラーインナー42の下端寄り
位置にはベルト取出開口43が開口され、さらに該ベル
ト取出開口43に形成したリトラクター取付ブラケット
44にはシートベルト装置30のベルトリトラクター3
2が閉断面内に位置するようにして締着固定されてい
る。また、このベルトリトラクター32から延びるシー
トベルト31は、上記ピラーインナー42の車室側面に
沿ってルーフレール3側に引き出され、ベルトガイド取
付部45に固定されたベルトガイド34において折り返
された後、さらにサイドシル2側に引き出されるととも
にその一端は該サイドシル2に固定されたベルトアンカ
ー33に連結されている。
示すように、車体外面側に位置するピラーアウター41
と内面側に位置するピラーインナー42とで閉断面を形
成するものであって、該ピラーインナー42の下端寄り
位置にはベルト取出開口43が開口され、さらに該ベル
ト取出開口43に形成したリトラクター取付ブラケット
44にはシートベルト装置30のベルトリトラクター3
2が閉断面内に位置するようにして締着固定されてい
る。また、このベルトリトラクター32から延びるシー
トベルト31は、上記ピラーインナー42の車室側面に
沿ってルーフレール3側に引き出され、ベルトガイド取
付部45に固定されたベルトガイド34において折り返
された後、さらにサイドシル2側に引き出されるととも
にその一端は該サイドシル2に固定されたベルトアンカ
ー33に連結されている。
【0029】また、上記センターピラー4のピラーイン
ナー42の内側には、図2〜図4に示すように、樋状の
ピラートリム16が該ピラーインナー42を車室側から
覆うようにして取り付けられる。この場合、この実施例
においては、該ピラートリム16と上記ピラーインナー
42との間に、さらに樋状のダクト15を該ピラートリ
ム16と対向するようにして配置し、該ピラートリム1
6とダクト15とによりサイドシル2側からルーフレー
ル3側に連続する矩形通路状の通風路17を形成してい
る。そして、この通風路17の下端は、上記ピラートリ
ム16の下端側面に形成した下側通風口19,19を介
して車室13の下部空間に臨ましめられる一方、該通風
路17の上端は上記ルーフレール3の近傍に開口する上
側通風口20を介して車室13の上部空間に臨ましめら
れている。尚、このダクト15とピラートリム16には
それぞれ相互に重合する開口26と開口27が形成さ
れ、上記シートベルト31はこの各開口26,27を通
して車室車室13側に引き出されている。
ナー42の内側には、図2〜図4に示すように、樋状の
ピラートリム16が該ピラーインナー42を車室側から
覆うようにして取り付けられる。この場合、この実施例
においては、該ピラートリム16と上記ピラーインナー
42との間に、さらに樋状のダクト15を該ピラートリ
ム16と対向するようにして配置し、該ピラートリム1
6とダクト15とによりサイドシル2側からルーフレー
ル3側に連続する矩形通路状の通風路17を形成してい
る。そして、この通風路17の下端は、上記ピラートリ
ム16の下端側面に形成した下側通風口19,19を介
して車室13の下部空間に臨ましめられる一方、該通風
路17の上端は上記ルーフレール3の近傍に開口する上
側通風口20を介して車室13の上部空間に臨ましめら
れている。尚、このダクト15とピラートリム16には
それぞれ相互に重合する開口26と開口27が形成さ
れ、上記シートベルト31はこの各開口26,27を通
して車室車室13側に引き出されている。
【0030】さらに、上記ダクト15の下端近傍にはフ
ァン取付用凹部29が凹設されるとともに、該ファン取
付用凹部29にはブラケット25を介してファン18が
上記通風路17内に位置するようにして配置されてい
る。また、このファン18には可逆運転可能のファンモ
ータ21が連結され、該ファンモータ21によって上記
ファン18を正転あるいは逆転駆動するようになってい
る。尚、この実施例においては、上記ファン18が正転
することで図1に白抜き矢印で示すように車室13の下
部側の空気を上記下側通風口19,19から吸入し、上
記通風路17を通して上記上側通風口20から車室13
の上部側へ吹き出し、また逆に、上記上記ファン18が
逆転することで図1に黒色矢印で示すように車室13の
上部側の空気を上記上側通風口20から吸入し、上記通
風路17を通して上記下側通風口19,19から車室1
3の下部側へ吹き出すように、上記ファン18の回転方
向を設定している。
ァン取付用凹部29が凹設されるとともに、該ファン取
付用凹部29にはブラケット25を介してファン18が
上記通風路17内に位置するようにして配置されてい
る。また、このファン18には可逆運転可能のファンモ
ータ21が連結され、該ファンモータ21によって上記
ファン18を正転あるいは逆転駆動するようになってい
る。尚、この実施例においては、上記ファン18が正転
することで図1に白抜き矢印で示すように車室13の下
部側の空気を上記下側通風口19,19から吸入し、上
記通風路17を通して上記上側通風口20から車室13
の上部側へ吹き出し、また逆に、上記上記ファン18が
逆転することで図1に黒色矢印で示すように車室13の
上部側の空気を上記上側通風口20から吸入し、上記通
風路17を通して上記下側通風口19,19から車室1
3の下部側へ吹き出すように、上記ファン18の回転方
向を設定している。
【0031】また、この自動車には、上記空調装置Xと
は別に、従来公知の車室空調用冷暖房装置(図示省略)が
備えられており、この実施例においては上記空調装置X
をこの冷暖房装置に連動させて制御することで車内空気
の循環状態を調整して車内温度の均一化を図りもって車
内の快適性を確保するようにしている。このため、この
空調装置Xの制御用に、上記ルーフレール3側にはその
近傍の空気温度を検出する上部温度センサ22を、また
サイドシル2側にはその近傍の空気温度を検出する下部
温度センサ23をそれぞれ設けている。
は別に、従来公知の車室空調用冷暖房装置(図示省略)が
備えられており、この実施例においては上記空調装置X
をこの冷暖房装置に連動させて制御することで車内空気
の循環状態を調整して車内温度の均一化を図りもって車
内の快適性を確保するようにしている。このため、この
空調装置Xの制御用に、上記ルーフレール3側にはその
近傍の空気温度を検出する上部温度センサ22を、また
サイドシル2側にはその近傍の空気温度を検出する下部
温度センサ23をそれぞれ設けている。
【0032】以下、この空調装置Xの冷暖房装置との関
連における作動制御を、図5及び図6を参照して説明す
る。
連における作動制御を、図5及び図6を参照して説明す
る。
【0033】先ず、図5には空調制御の制御ブロック図
を示している。ここで、コントロールユニット70は、
冷暖房装置をしての風量制御と吹出口制御と吸込口制御
と吹出温度制御とを行うとともに、上記空調装置Xをし
ての冷気あるいは暖気の循環方向制御とを行うように構
成されており、これらの制御要素として、冷暖房装置に
属するオートスイッチ(AUTO-SWと略記する)71と内気
センサ72と外気センサ73と温度設定スイッチ74
と、上記空調装置Xに属する上記上部温度センサ22と
下部温度センサ23とからそれぞれ制御信号を入力する
ようになっている。
を示している。ここで、コントロールユニット70は、
冷暖房装置をしての風量制御と吹出口制御と吸込口制御
と吹出温度制御とを行うとともに、上記空調装置Xをし
ての冷気あるいは暖気の循環方向制御とを行うように構
成されており、これらの制御要素として、冷暖房装置に
属するオートスイッチ(AUTO-SWと略記する)71と内気
センサ72と外気センサ73と温度設定スイッチ74
と、上記空調装置Xに属する上記上部温度センサ22と
下部温度センサ23とからそれぞれ制御信号を入力する
ようになっている。
【0034】次に、図6のフロ−チャ−トを参照して上
記コントロールユニット70における上記各制御を、上
記空調装置Xの制御を中心として説明する。
記コントロールユニット70における上記各制御を、上
記空調装置Xの制御を中心として説明する。
【0035】ドライバーによりオートスイッチが操作さ
れると(ステップS1)、これを受けてステップS2にお
いて設定温度、車外環境等により空調風の吹き出しモー
ドを設定し、これに基づき空調制御(冷房運転制御ある
いは暖房運転制御)を実行する(ステップS3)。
れると(ステップS1)、これを受けてステップS2にお
いて設定温度、車外環境等により空調風の吹き出しモー
ドを設定し、これに基づき空調制御(冷房運転制御ある
いは暖房運転制御)を実行する(ステップS3)。
【0036】次に、この冷暖房装置の制御に引き続いて
本願発明の対象である空調装置Xの制御に移行し、冷房
運転時あるいは暖房運転時における車内空気の循環状態
を調整して車内温度の均一化を図る。即ち、先ずステッ
プS4において、車室13内に“空気溜り"が生じてい
るかどうか(即ち、車室13の上下両空間部間において
温度の不均一状態が発生しているかどうか)を、上記上
部温度センサ22により検出される車室13の上部のし
かもルーフレール3近傍における空気温度と、下部温度
センサ23により検出される車室13の下部のしかもサ
イドシル2の近傍における空気温度との比較から判定す
る。具体的には、両検出温度の差温が所定値以上である
場合には“空気溜り"が生じていると判定し、差温が所
定値以下である場合には“空気溜り"は生じていないと
判定する。
本願発明の対象である空調装置Xの制御に移行し、冷房
運転時あるいは暖房運転時における車内空気の循環状態
を調整して車内温度の均一化を図る。即ち、先ずステッ
プS4において、車室13内に“空気溜り"が生じてい
るかどうか(即ち、車室13の上下両空間部間において
温度の不均一状態が発生しているかどうか)を、上記上
部温度センサ22により検出される車室13の上部のし
かもルーフレール3近傍における空気温度と、下部温度
センサ23により検出される車室13の下部のしかもサ
イドシル2の近傍における空気温度との比較から判定す
る。具体的には、両検出温度の差温が所定値以上である
場合には“空気溜り"が生じていると判定し、差温が所
定値以下である場合には“空気溜り"は生じていないと
判定する。
【0037】ここで、“空気溜り"は生じていないと判
定された場合(即ち、車室13の上下空間間において大
きな温度の偏りがなく車室内の快適性が十分に確保され
ていると認められる場合)には、空調装置Xの制御は行
わず、そのまま冷暖房装置の制御にリターンさせる(ス
テップS4)。
定された場合(即ち、車室13の上下空間間において大
きな温度の偏りがなく車室内の快適性が十分に確保され
ていると認められる場合)には、空調装置Xの制御は行
わず、そのまま冷暖房装置の制御にリターンさせる(ス
テップS4)。
【0038】これに対して、“空気溜り"が生じている
と判断された場合には、車室温度の不均一を解消すべ
く、先ず上記ファン18による空気循環の方向を設定し
これに基づいて該ファン18を作動させる(ステップS
5及びステップS6)。具体的には、冷房運転時におい
ては、上記ファン18を正転させてサイドシル2近傍の
冷たい空気を通風路17を通してルーフレール3側に移
動させ、上側通風口20から車室13の上部空間に吹き
出させる。また、暖房運転時においては、上記ファン1
8を逆転させてルーフレール3近傍の暖かい空気を通風
路17を通してサイドシル2側に移動させ、下側通風口
19,19から車室13の下部空間に吹き出させる。
と判断された場合には、車室温度の不均一を解消すべ
く、先ず上記ファン18による空気循環の方向を設定し
これに基づいて該ファン18を作動させる(ステップS
5及びステップS6)。具体的には、冷房運転時におい
ては、上記ファン18を正転させてサイドシル2近傍の
冷たい空気を通風路17を通してルーフレール3側に移
動させ、上側通風口20から車室13の上部空間に吹き
出させる。また、暖房運転時においては、上記ファン1
8を逆転させてルーフレール3近傍の暖かい空気を通風
路17を通してサイドシル2側に移動させ、下側通風口
19,19から車室13の下部空間に吹き出させる。
【0039】そして、このようなファン18をしての空
気循環は、車室内温度が均一化されるまで(即ち、上記
差温が所定値以下となるまで)継続され(ステップS
7)、均一化が確認された時点でファン18の作動を停
止させ(ステップS8)、通常の冷暖房制御にリターンさ
せる。従って、一旦、車室温度の均一化が達成されて上
記ファン18の動が停止された後においても、その後の
冷暖房運転の継続により再び車室13内に“空気溜り"
が生じた場合には再度ファン18による車室空気の循環
制御が行なわれるものである。
気循環は、車室内温度が均一化されるまで(即ち、上記
差温が所定値以下となるまで)継続され(ステップS
7)、均一化が確認された時点でファン18の作動を停
止させ(ステップS8)、通常の冷暖房制御にリターンさ
せる。従って、一旦、車室温度の均一化が達成されて上
記ファン18の動が停止された後においても、その後の
冷暖房運転の継続により再び車室13内に“空気溜り"
が生じた場合には再度ファン18による車室空気の循環
制御が行なわれるものである。
【0040】このように、この実施例においては、車室
13内に“空気溜り"が生じて車室内温度がその上下間
において不均一となり快適性が損なわれると思われる状
態に至った場合には、空調装置Xを作動させて車内空気
を適正方向に循環させることで車内温度の均一化を図る
ようにしていることから、例えば、冷暖房運転時におい
て乗員の肩部分が局部的に暑くなったり、乗員の足元、
特に空気循環の悪い車室側部寄りの足元が局部的に冷え
て寒さを感じたりすること、あるいは暖房運転時におい
て乗員が“のぼせ"易くなったりすることが未然に且つ
確実に防止され、これにより車室13内における快適性
が常時良好に維持されるものである。
13内に“空気溜り"が生じて車室内温度がその上下間
において不均一となり快適性が損なわれると思われる状
態に至った場合には、空調装置Xを作動させて車内空気
を適正方向に循環させることで車内温度の均一化を図る
ようにしていることから、例えば、冷暖房運転時におい
て乗員の肩部分が局部的に暑くなったり、乗員の足元、
特に空気循環の悪い車室側部寄りの足元が局部的に冷え
て寒さを感じたりすること、あるいは暖房運転時におい
て乗員が“のぼせ"易くなったりすることが未然に且つ
確実に防止され、これにより車室13内における快適性
が常時良好に維持されるものである。
【図1】本願発明の実施例にかかる空調装置を備えた車
両の車室内側からの要部斜視図である。
両の車室内側からの要部斜視図である。
【図2】図1のII-II拡大縦断面図である。
【図3】図2のIII-III要部拡大断面図である。
【図4】図1に示したセンターピラー部分の分解斜視図
である。
である。
【図5】図1に示した車両の空調装置における制御ブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】図1に示した車両の空調装置における制御フロ
−チャ−ト図である。
−チャ−ト図である。
【図7】空調状態説明用の車両の要部縦断面図である。
1は車体、2はサイドシル、3はルーフレール、4はセ
ンターピラー、5はルーフパネル、6はフロアパネル、
7はリヤパネル、8はフロントドア、9はリヤドア、1
0はリヤシート、11はフロントシート、12はトップ
シーリング、13は車室、15はダクト、16はピラー
トリム、17は通風路、18はファン、19は下側通風
口、20は上側通風口、21はファンモータ、22は上
部温度センサ、23は下部温度センサ、25はブラケッ
ト、26は開口、27は開口、28は通風溝、29はフ
ァン取付用凹部、30はシートベルト装置、31はシー
トベルト、32はベルトリトラクター、33はベルトア
ンカー、34はベルトガイド、41はピラーアウター、
42はピラーインナー、43はベルト取出開口、44は
リトラクター取付ブラケット、45はベルトガイド取付
部、Xは空調装置である。
ンターピラー、5はルーフパネル、6はフロアパネル、
7はリヤパネル、8はフロントドア、9はリヤドア、1
0はリヤシート、11はフロントシート、12はトップ
シーリング、13は車室、15はダクト、16はピラー
トリム、17は通風路、18はファン、19は下側通風
口、20は上側通風口、21はファンモータ、22は上
部温度センサ、23は下部温度センサ、25はブラケッ
ト、26は開口、27は開口、28は通風溝、29はフ
ァン取付用凹部、30はシートベルト装置、31はシー
トベルト、32はベルトリトラクター、33はベルトア
ンカー、34はベルトガイド、41はピラーアウター、
42はピラーインナー、43はベルト取出開口、44は
リトラクター取付ブラケット、45はベルトガイド取付
部、Xは空調装置である。
Claims (4)
- 【請求項1】 車室の側部内面部に、該内面部に沿って
車室上下方向に延びるとともにその上端部を車室上部空
間に開口する上側通風口とし、その下端部を車室下部空
間に開口する下側通風口とした通風路が形成されるとと
もに、該通風路には、吹出方向を上記下側通風口側から
上側通風口側へ、あるいは上記上側通風口側から下側通
風口側へと可逆的に変更可能とされたファンが配置され
ていることを特徴とする車両の空調装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記ファンは、車室
上部空間と車室下部空間との温度差が所定値以上となっ
た時に作動するように構成されていることを特徴とする
車両の空調装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
ファンは車室空調用冷暖房装置と連動して作動せしめら
れ、且つ冷房運転時には下側通風口側から上側通風口側
へ、また暖房運転時には上側通風口側から下側通風口側
へ、それぞれ車内空気を循環させる如くその吹出方向が
制御されることを特徴とする車両の空調装置。 - 【請求項4】 請求項1において、上記通風路が、車体
側部を上下方向に延びるピラーの車室内面側に沿って配
置されるピラートリムの一部で構成されていることを特
徴とする車両の空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14638593A JPH071948A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 車両の空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14638593A JPH071948A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 車両の空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071948A true JPH071948A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15406511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14638593A Pending JPH071948A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 車両の空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071948A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5755220A (en) * | 1996-02-09 | 1998-05-26 | Ando; Toshiharu | Flow adjusting valve for anesthetic device |
US7159651B2 (en) | 2003-09-26 | 2007-01-09 | Denso Corporation | Air conditioner for vehicle use |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14638593A patent/JPH071948A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5755220A (en) * | 1996-02-09 | 1998-05-26 | Ando; Toshiharu | Flow adjusting valve for anesthetic device |
US7159651B2 (en) | 2003-09-26 | 2007-01-09 | Denso Corporation | Air conditioner for vehicle use |
DE102004046354B4 (de) | 2003-09-26 | 2018-09-20 | Denso Corporation | Klimaanlage zur Fahrzeugnutzung |
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