JPH07194353A - パック食品の加熱調理方法及びその装置 - Google Patents

パック食品の加熱調理方法及びその装置

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JPH07194353A
JPH07194353A JP6319207A JP31920794A JPH07194353A JP H07194353 A JPH07194353 A JP H07194353A JP 6319207 A JP6319207 A JP 6319207A JP 31920794 A JP31920794 A JP 31920794A JP H07194353 A JPH07194353 A JP H07194353A
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tray
rice
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packaging bag
zone
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隆輔 笠井
Kazunori Yamakura
和則 山倉
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Fujimori Plachemical Co Ltd
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Fujimori Plachemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質のパック食品を効率よく確実に製造す
る。 【構成】 トレー又は包装袋に被調理食品と所定の水分
とを充容した後、このトレー又は包装袋を封口すると共
に、リーク孔を設け、次にこのトレー又は包装袋を加熱
して内部の被調理食品を吸水させた後、100℃を越え
た加熱無菌エアーとスチームとの混合気により高温で加
熱調理し、その後無菌エアーパージ下で乾燥して上記を
抜くことにより蒸らし処理を行ってトレー又は包装袋内
で食品の加熱調理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トレー又は包装袋に充
容した被調理食品を加熱調理してパック食品を得るため
のパック食品の加熱調理方法及びその装置に関し、更に
詳述すると、加熱によって被調理食品を吸水させた後、
100℃を越えた高温でスチーム加熱し、更に蒸らし処
理を行うことにより、食品を高品質に調理することがで
き、特にトレー又は包装袋内で米を炊飯して米飯パック
を製造する場合に好適に使用されるパック食品の加熱調
理方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
米飯をトレーや包装袋にパックした米飯パックを製造す
る方法として、直下火により炊飯した米飯をトレーや包
装袋に定量充填し、このトレーの上端開放部をトップ材
で封口し又は包装袋の開口部をシールして、これをレト
ルト殺菌する方法や、炊飯時にpH調整して炊飯し、不
活性ガス充填すると共に脱酸素剤を封入して抗菌包装と
して静菌化する方法が知られている。
【0003】この方法は、炊飯を直下火により釜炊きす
るため、十分な熱対流が起こり、米も十分に吸水、膨潤
し、かつ高温下で100%アルファ化し、しかも炊き上
げられたご飯は釜から反転してホッパー内に開けられ、
ほぐされてトレーや包装袋内に定量充填されるのでご飯
粒の大きさ、光沢、水分バラツキも均一化され、風味、
テクスチュアが良好なご飯を得ることができる。しかし
ながら、この方法は処理工程が長く、またご飯になって
からトレーや包装袋へ定量充填するため定量精度が低く
歩留まりに難がある。更にまた、米飯をトレーや包装袋
に充容後、レトルト殺菌を行わなければならないため、
殺菌までの操作が煩雑で生産性に劣る上、レトルト殺菌
により風味、テクスチュアを損なうという品質上の問題
もある。また、静菌化/抗菌包装法は菌管理、維持の上
でその操作が極めて複雑であるという問題も有してい
る。
【0004】一方、米飯の製造法として、米をコンベア
に載せてスチーム炊飯する連続式スチーム炊飯法やトレ
ーや缶に米、水を充填して炊飯する方法もあるが、これ
らの方法は、熱対流が小さく、このため、 (1)米粒が十分膨潤しないので、ふっくらした風味/
テクスチュアが不十分。 (2)ごはんの「炊き上がり」において、水分の不均一
(上、下、等)が生ずる。 (3)100%アルファ化させにくい。 (4)炊き上がりにおいて、光沢/風味が出にくい。 等の問題があり、固めのご飯と柔らかめのご飯が同居す
る傾向が解消し得ない。更に、連続式スチーム炊飯法は
炊き上げたご飯をトレーや包装袋に定量充填しなければ
ならず定量精度に難があり、また菌管理が困難であると
いう問題点も有する。更にまた、トレーや缶を用いて炊
飯する方法は米の性状に合わせた炊飯/適性許容が限ら
れるという欠点も有している。
【0005】本発明は、上記欠点を解消するためになさ
れたもので、外観、風味に優れた米飯パックを簡単かつ
能率よく得ることができ、かつ高い定量精度が得られる
と共に、菌の管理を確実に行うことができ、しかも適性
許容範囲が広く米の性状に合わせた炊飯を確実に行うこ
とができる上、各種惣菜類等の米以外の食品を加熱調理
するのにも良好に適応させることができるパック食品の
加熱調理方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、トレーに被調理食品と所定の水分を充容し
た後、このトレーの上端開放部を下掛けトップ材で封口
すると共に、トレー内外を連通するリーク孔を設け、次
にこのトレーを加熱してトレー内の被調理食品を吸水さ
せた後、100℃を越えた加熱無菌エアーとスチームと
の混合気により高温で加熱調理し、その後無菌エアーパ
ージ下で乾熱して蒸気を抜くことにより蒸らし処理を行
うことを特徴とするパック食品の加熱調理方法、及び包
装袋内に被調理食品と所定に水分を充容した後、この包
装袋の開口部をシールして封口すると共に、該シール時
に部分的に未シール部を残して該未シール部を包装袋内
外を連通するリーク孔とし、次にこの包装袋を加熱して
包装袋内の被調理食品を吸水させた後、100℃を越え
た加熱無菌エアーとスチームとの混合気により高熱で加
熱調理し、その後無菌エアーパージ下で乾燥して蒸気を
抜くことにより蒸らし処理を行うことを特徴とするパッ
ク食品の加熱調理方法を提供する。
【0007】また、本発明は、被調理食品と所定の水分
を充容し、下掛けトップ材で上端開放部を封口すると共
に、内外を連通するリーク孔を形成したトレー、又は被
調理食品と所定の水分を充容し、その開口部を部分的に
未シール部を残してシールすることにより封口すると共
に、該未シール部を内外を連通するリーク孔とした包装
袋を搬入する処理物搬入ゾーンと、この搬入されたトレ
ー又は包装袋を加熱してトレー又は包装袋内の被調理食
品を吸水させる吸水ゾーンと、この吸水した被調理食品
の入ったトレー又は包装袋を100℃を越えた温湿度に
加熱する高温調理ゾーンと、このトレー又は包装袋内の
被調理食品を無菌エアーパージ下で乾熱して蒸気を抜く
ことにより蒸らし処理する蒸らしゾーンとを具備し、上
記高温調理ゾーンを、上端面が閉塞された外筒体の該上
端面とこれの下方に水平方向に沿って配設された仕切壁
との間に形成すると共に、上記外筒体の一側壁内面との
間に上記高温調理ゾーンと上記吸水ゾーンとにそれぞれ
連通する処理物上昇間隙を形成する第一区画壁を設け、
かつ上記外筒体の他側壁内面との間に上記高温調理ゾー
ンと上記蒸らしゾーンとにそれぞれ連通する処理物下降
間隙を形成する第二区画壁を設けてなり、上記高温調理
ゾーン内に加熱無菌エアーとスチームとの混合気を導入
することにより、該高温調理ゾーンを加圧状態に維持す
ると共に、上記上昇間隙と下降間隙から過加圧分をリー
クして、該高温調理ゾーンを100℃を越えた所定温度
に維持するよう構成したパック食品の加熱調理装置を提
供する。
【0008】
【作用】本発明の加熱調理方法によれば、トレー又は包
装袋内に収容された被調理食品が吸水ゾーンで十分に吸
水、膨張し、高温調理ゾーンにおいて、100℃を越え
る温度で加熱調理され、蒸らしゾーンで十分な蒸らし効
果が与えられるため、良好な吸水処理、加熱調理、蒸ら
し処理が被調理食品に連続的に施され、高品質な加工調
理食品を短時間で能率よく得ることができる。更に、被
調理食品を滅菌処理しておき、かつ上記一連の処理を無
菌雰囲気で行うことにより、レトルト殺菌の必要もな
い。
【0009】従って、本発明の加熱調理方法により米飯
パックを製造すれば、トレー又は包装袋内に収容された
米粒が吸水ゾーンで十分に吸水、膨張し、高温調理ゾー
ンにおいて、100℃を越える温度で炊飯され、蒸らし
ゾーンで十分な蒸らし効果が与えられるため、炊飯され
た米飯は米粒が大きくかつ光沢があり、しかも水分バラ
ツキもなく、均質化した炊き上がり状態で、100%ア
ルファ化された風味、テクスチュアの良好なものである
と共に、このような高品質な米飯が短時間で能率よく得
られ、更に予め滅菌された米を用い、炊飯を無菌雰囲気
で行うことにより、レトルト殺菌の必要なく、米飯パッ
クが得られる。更に、炊き上げる前の米の状態でトレー
又は包装袋内に充填されるので正確に定量充填すること
ができるものである。
【0010】また、本発明の加熱調理方法により米飯パ
ックを製造する場合には、高温調理ゾーンにおいて炊飯
を行う際、まずトレー正常状態又は包装袋正常姿勢にて
炊飯し、次いでトレー又は包装袋反転状態にて追い炊き
炊飯を行うことにより、トレー正常状態又は包装袋正常
姿勢の炊飯において十分なアルファー化が生じると共
に、トレー又は包装袋反転状態の追い炊き炊飯において
熱対流が十分に行われ、より高品質な米飯パックを確実
に製造することができる。
【0011】次に、本発明の加熱調理装置によれば、高
温調理ゾーンは上述した構成を有し、スチーム圧の余圧
は下方にリークされる開放型であるにも拘らず、該高温
調理ゾーンはこのリーク箇所より高低差のある上方に形
成されているので、加圧状態に維持されて100℃を越
える温度で被調理食品を加熱調理でき、上記米飯ような
高品質の加工調理食品を確実に製造することができる。
【0012】この場合、本発明の加熱調理装置により米
飯パックを製造する場合には、上記高温調理ゾーン内の
一部にトレー又は包装袋を反転させる反転ゾーンを設
け、トレー又は包装袋を反転させた状態で追い炊き炊飯
するように構成することにより、上記高品質の米飯パッ
クをより確実に製造することができる。
【0013】なお、本発明の加熱調理方法及び加熱調理
装置は、米飯パックの製造に好適に用いられるものであ
るが、各種惣菜等の米飯以外のパック食品を製造する場
合にも良好に適用し得るものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。図1,2中1は本発明の一実施例に係る加
熱調理装置を示すもので、米を炊飯し米飯パックを製造
する炊飯装置として構成したものである。この装置1
は、偏平四角箱状の基体2上に上端面が閉塞された四角
外筒体3が突設されていると共に、この外筒体3内に上
端面が閉塞された四角内筒体4が配設されている。上記
内筒体4はその互に対向する一方の両側壁4a,4bが
上記外筒体3の互に対向する一方の両側壁3a,3bと
それぞれ所定間隔離間して配置されていると共に、内筒
体4の互に対向する他方の両側壁と外筒体3の互に対向
する他方の両側壁3c,3dとはそれぞれ互に共通し、
これらの間に間隙は形成されていない。また、内筒体4
の下端面は、他側に若干の隙間5を形成した状態で底壁
6によって閉塞されていると共に、この底壁6は一側に
延出され、上記内外筒体4,3の一側壁4a,3a間の
間隙7の下端がこの底壁6により閉塞されている。更
に、上記内筒体4の一側壁4aの下端面は上記底壁6と
所定間隔離間するように形成されていると共に、内筒体
4の他側壁4bの下端部は他側にL字状に折曲され、そ
の折曲先端部と外筒体3の他側壁との間隙8aが上記内
外筒体4,3の他側壁4b,3b間の隙間8よりも狭く
形成されている。なお。図中9は、上記底壁6に突設さ
れた容積調整ブロックである。
【0015】また、上記基体2上には、上記外筒体3の
一側方に、処理物搬入口10が設けられていると共に、
外筒体3の他側方に該外筒体3と隣接して一側下部に導
入口11a,他側下部に導出口11bが形成された四角
箱体11が配設され、かつその他側方に処理物搬出口1
2が形成されている。なお、上記装置1は無菌室内に配
置されている。
【0016】上記装置1内には、上記処理物搬入口10
の下側に処理物搬入ゾーンAが形成されていると共に、
内筒体4内に吸水ゾーンBが形成され、かつ内筒体4の
上端面が仕切壁とされ、この仕切壁と外筒体3の上端面
との間に炊飯ゾーン(高温調理ゾーン)Cが形成され、
また上記四角箱体11内に蒸らしゾーンDが形成されて
おり、これらゾーンA〜Dを順次通過するエンドレスコ
ンベア13が配設されている。なお、図中14はローラ
である。
【0017】次に、上記装置1を用いて炊飯する方法に
つき説明すると、まず図3に示すように、予め滅菌され
た米と水21が所定量充容され、上端開放部を蒸気が通
過可能な多数の微細孔(リーク孔)22が形成されたプ
ラスチックフィルムからなる下掛けトップ材23で封口
したトレー24が処理物搬入口10より図示していない
自動搬入装置で処理物搬入ゾーンAに搬入され、エンド
レスコンベア13に着脱可能に取り付けられる。
【0018】次いで、上記トレー24は、内筒体4の他
側壁4bと底壁6の他側端面との間に形成された隙間5
を通って吸水ゾーンBに導入される。この吸水ゾーンB
には、図示していないが加熱装置が設けられており、こ
の吸水ゾーンBで上記トレー23は60〜100℃、よ
り好ましくは70〜85℃に約10〜15分間加熱さ
れ、これによりトレー24内の米を十分に吸水、膨潤さ
せる(吸水炊飯)。ここで、上記加熱は、スチームによ
り行うことができる。
【0019】上記吸水後、トレー24は、内筒体4の一
側壁(第一区画壁)4aと外筒体3の一側壁3aとの間
隙7(トレー上昇間隙)を通って炊飯ゾーンCに導入さ
れ、ここで外筒体3の上端面に形成されたスチーム導入
口15より導入された常圧スチーム及びエア導入口16
より導入された無菌加熱・加圧エアによりトレー24は
100℃を越える温度、好ましくは104〜105℃で
約15〜20分間加熱され、スチーム炊飯される。
【0020】ここで、炊飯ゾーンCは、そのトレー上昇
間隙7の下端が吸水ゾーンBと連通する一方、内筒体4
の他側壁(第二区画壁)4bと外筒体3の他側壁3bと
の間隙(トレー下降間隙)8の下端が基体1内と連通
し、開放状態にあるが、外筒体3の上部に形成され、か
つ上記トレー上昇間隙7及びトレー下降間隙8は狭いの
で、炊飯ゾーンCに導入された高圧ガスは上記連通部を
通って外部に逃散するものの、炊飯ゾーンCは十分加圧
状態に維持され、100℃を越えた温度、特に104〜
105℃の過熱状態に維持されて、該温度で炊飯が行わ
れる。この場合、上記トレー上昇間隙7及びトレー下降
間隙8(或いは上記隙間8a)をトレー24が通過可能
な最小間隙することによりトレー24に邪魔されて高圧
ガスの逃散が可及的に防止されると共に、内筒体4の一
側壁(第一区画壁)4aと底壁6との間の隙間7a及び
上記隙間8aにエアシャワーを与えることにより高圧ガ
スの逃散が同様に可及的に防止される。また、炊飯ゾー
ンCはかかる高圧高温維持の点から底壁6より1.5m
以上、特に2m以上、より好適には2.5m以上上方に
形成することが有効である。
【0021】なお、上記常圧スチームと加熱、加圧エア
との導入割合は、容積比として10:1〜20:1であ
ることが好ましく、またこの場合加熱、加圧エアは18
0〜200℃、0.2〜0.3kg/mm2の圧力であ
ることが好ましい。また、炊飯ゾーンCは図示していな
いが、自動制御弁を設置することにより湿度が75〜8
5%の範囲で一定に保たれるようになっている。
【0022】また、上記炊飯ゾーンCにおいて、トレー
24は最初正常状態(下掛けトップ材23が上になった
状態)でスチーム炊飯が行われた後、トレー24内に実
質的に水がなくなった段階(水が全て米に保水された段
階)でトレー24を反転し、該反転状態(下掛けトップ
材23が下になった状態)でスチーム炊飯(追い炊き炊
飯)が行われる。これにより、熱対流が大きくなると共
に、トレー24底部の過水分が下方(トレー表面側)に
リークしてより均一な水分バランスが得られ、十分なア
ルファ化がなされて全体的に均質の一定品質の米飯が得
られる。なお、上記正常状態での炊飯時間と反転状態で
の炊飯時間はほぼ同じ割合とすることが好適である。
【0023】なお、反転機構としては、エンドレスコン
ベア13として多段ゴンドラ付コンベアを用い、そのゴ
ンドラカセットのハンギング部のニュートラル/ロック
状態を制御する方法を採ることができる。即ち、多段ゴ
ンドラ付コンベアのゴンドラカセットにトレー24が搬
入されると、ゴンドラカセットの蓋が閉じ、トレー24
が正常状態でコンベアに吊下げられた状態となり、この
状態でトレー24が装置1内を搬送されるようにする。
この場合、通常はゴンドラのハンギング部がニュートラ
ル状態となるように設定し、コンベアの上昇、下降、折
り返し工程においても常に正常姿勢が保持されるように
する。そして、反転工程においてハンギング部がロック
され、ゴンドラの折り返し等によりゴンドラカセットが
反転し、これと共にトレー24が反転するように構成す
ることができる。
【0024】上記炊飯後は、トレー24はトレー下降空
隙8を通って蒸らしゾーンDに導入され、ここでトレー
24は60〜95℃、より好ましくは70〜85℃に約
10〜15分間維持され、米飯が蒸らされる。ここで、
上記温度の維持は蒸らしゾーンDに加熱、加圧エアを導
入することによって行われ、トレー24は乾熱加熱さ
れ、米飯の蒸らしと共に、トレーの乾燥が行われる。
【0025】次いで、トレー24は処理物搬出口12か
ら装置1外に排出され、図4に示すように上記下掛けト
ップ材23上にプラスチックフィルムからなる上掛けト
ップ材25を積層し、下掛けトップ材23の微細孔を閉
塞することにより、米飯パックを得るものである。この
場合、上掛けトップ材25の積層はトレー24内を不活
性ガス置換した後に行い、また下掛けトップ材23と上
掛けトップ材25との間に脱酸素剤26を封入すること
が好適であり、これにより米飯27の酸化を防止するこ
とができる。なお、上記不活性ガス置換は、注射針状の
ガス注入管を下掛けトップ材23を差し通してトレー2
4内に挿入し、該注入管から不活性ガスをトレー24内
に導入すると共に、トレー24のヘッドスペースを陽圧
状態として残存O2を追い出す方法が好適に採用され
る。
【0026】上述した炊飯方法によれば、吸水ゾーンB
で米粒が十分に吸水、膨張し、かつ炊飯ゾーンCにおい
て、100℃を越える温度でまずトレー正常状態におい
て炊飯することにより十分なアルファ化が生じると共
に、その後トレー反転状態において炊飯することにより
熱対流が向上すると共に、水分バランスが均一化し、か
つ蒸らしゾーンDで十分な蒸らし効果が与えられる。従
って、米飯の米粒が大きく光沢があり、水分バラツキが
解消され、100%アルファ化された風味、テクスチュ
アの良好な米飯が短時間で能率よく得られるものであ
る。
【0027】また、上記炊飯装置によれば、炊飯ゾーン
Cは、上述した構成であるため、スチーム圧の余圧は下
方にリークされる開放型であるが、炊飯ゾーンCは、リ
ーク箇所より高低差のある上方に形成され、蒸気圧の機
能的特徴が有効に利用されて、加圧状態となり、従って
100℃を越えた過熱状態に維持されて確実に100℃
を越えたスチーム炊飯が行われる。しかもこの場合、加
熱、加圧エアを主力とし、蒸気圧をバックアップとして
コントロールし得、必要に応じて自動制御弁を設置する
ことにより、炊飯ゾーンCを一定に保つことができ、省
エネルギーが計られる。
【0028】ここで、上記炊飯装置の代りに従来の連続
レトルト装置を用いた場合は、本システムの如く数段階
の処理条件を満たすことが困難である上、密閉式である
ため、本パック/スチーム炊飯に適さないものである。
【0029】更に、上記炊飯方法によって得られた米飯
パックは、炊飯装置を無菌室に入れ、導入エアを無菌エ
アとし、かつ処理物搬入口12から米と水を入れたトレ
ーを搬入する前に、予め滅菌しておくと共に、装置1か
ら搬出後、上掛けトップ材を下掛けトップ材に積層、シ
ールする工程を無菌状態で行うことにより、レトルト殺
菌を行う必要もなく、上掛けトップ材をシールした後、
そのまま流通することができる。
【0030】次に、上記炊飯方法を実際に実施した場合
のトレー温度(内容物温度)と経過時間との関係を図5
に示す。図5に示されているように、本発明法によれ
ば、約45分という短時間で良好な炊飯を行うことがで
きた。また、図5の方法により炊飯して得られた米飯
は、大粒で光沢があり、またトレー内の上下に水分バラ
ツキもなく、固めのご飯と柔らかめのご飯が併存してい
ることもなく、均質で、直下火で炊飯したものに匹敵し
得る風味を有していた。また、米飯の充填量も炊き上げ
る前の米の状態でトレー内に充容されるため、一定の充
填量となっており、定量精度も優れたものであった。
【0031】図6〜8は、本発明の他の実施例にかかる
パック食品の加熱調理方法を説明するもので、この加熱
調理方法は図1〜5に示した上記第1の実施例において
トレー24に代えて図6に示した包装袋30を用い、図
1,2に示された炊飯装置1を用いて炊飯を行い、この
包装袋30に米飯が充填された米飯パックを得るもので
ある。
【0032】この図6に示した包装袋30は、不通気性
材料からなるもので、この包装袋30内に所定に米31
と水32を定量充填し、その開口部33を熱シール(図
6中斜線部34)等により封口すると共に、このシール
時に部分的に未シール部35,35を残して該未シール
部35,35を包装袋30内外を連通するリーク孔と
し、この状態で上記図1,2に示した炊飯装置1の処理
物搬入口12から該装置1に供給され、コンベアベルト
13に取り付けられて、上記第1実施例のトレー24を
用いた炊飯方法と同様にして、吸水炊飯、スチーム炊
飯、反転状態でのスチーム炊飯(追い炊き炊飯)、蒸ら
し処理が順次行われ、炊飯装置1から排出された後、上
記未シール部35,35(図6参照)を熱シール等によ
り封口して炊飯パックが製造される。
【0033】この場合、上記炊飯装置1のコンベアベル
ト13に図7,8に示したバケット36を取り付け、こ
のバケット36に上記包装袋30を保持して上記炊飯を
行うことができる。
【0034】即ち、図7に示したように、複数(図では
3つ)の収容ポケットを有するパンチングメタル製のバ
ケット30の各ポケット内に上記包装袋30を収容し
(A図)、次いで各ポケットの上端開口部一側壁に回動
可能に取り付けられた蓋体37を閉方向に回動させて、
各ポケットを閉じると共に、このとき各ポケットの上端
開口部から突出した包装袋30先端部(シールされた開
口部)が折り曲げられ(B図)、この状態で吸水炊飯及
びスチーム炊飯を行い、包装袋30内に実質的に水がな
くなった段階(水が全て米に保水された段階)でバケッ
ト36を反転させ(C図)、各包装袋30を倒立させた
状態で追い炊き炊飯するようにすることができる。
【0035】また、図8に示したように、バケット36
の各ポケットに包装袋30を収容し、蓋体37を閉じて
包装袋30の先端部を折り曲げた状態でこれを横にし
(A図)、この状態で吸水炊飯及びスチーム炊飯を行
い、次いで包装袋30内に実質的に水がなくなった段階
でバケット36を反転させ(B図)、追い炊き炊飯を行
うようにすることもできる。
【0036】この方法によれば、包装袋30が横向きに
倒れた状態でスチーム炊飯及び追い炊き炊飯が行われる
ので熱対流が行われる高さが低く、このため熱対流がよ
りスムーズに行われ、高品質な米飯が得られるものであ
る。なお、包装袋30内に水が存在している吸水炊飯時
及びスチーム炊飯時に包装袋30は横向きに倒れた状態
となるが、図8(A)に示されているように、折り曲げ
られた包装袋30の先端部が上を向いた状態となり、か
つその先端が包装袋30の本体より高い位置となるの
で、リーク孔(未シール部35,35)から内部の水が
漏れるようなことはない。
【0037】このバケット36による反転制御以外の操
作及びその作用効果は上記図1〜5の炊飯方法と同様で
あるので、その説明を省略する。
【0038】ここで、本発明の加熱調理方法及び加熱調
理装置では、被調理食品が充容されたトレー又は包装袋
を加圧容器に収容して上記加熱調理を行うこともでき
る。具体的には、図1〜5の上記第1実施例、及び図6
〜8の上記第2実施例において、トレー24又は包装袋
30を搬送する容器として図9〜11に示したリテーナ
40のような圧力容器を用い、該圧力容器内に加熱調理
装置外からスチームを導入して容器内を加圧し、該容器
内を100℃を越える温度に確実に調整し、より良好に
加熱調理を行うようにすることができる。
【0039】上記加圧容器の一例としては、図9〜11
に示したリテーナ40が挙げられ、このリテーナ40
は、図9に示されているように、密閉蓋41を備えた四
角箱型の容器本体42に該本体42内を一定圧力に保持
する制御弁43及び該本体42内にスチームを導入する
ためのプラグ44を設けたものである。なお、上記制御
弁43は、図11に示したように、所定重量を有する重
し蓋46の下面に挿入竿46aを突設し、該挿入竿46
aを容器本体42内と連通した円筒45内に遊嵌したも
ので、常時は上記重し蓋46が円筒45の上端開口部を
閉塞し(A図)、容器本体42内が所定圧力以上になる
とその圧力により重し蓋46が持ち上げられて円筒45
の上端から容器本体42内の圧力が容器本体42内から
容器外に抜けるようになっている。また、上記プラグ4
4には圧力バルブ(図示せず)が備えられており、容器
外から容器内へと圧力がかかった時に該バルブが開き、
容器内の圧力が容器外よりも高いときには該バルブが閉
じるようになっている。即ち、このプラグ44に容器外
から所定の圧力でスチームを導入すると上記バルブが開
いてスチームが容器本体42内に導入され、一方容器本
体42内の圧力を外部へと逃がさないようになってい
る。
【0040】このリテーナ40は、内部に上記トレー2
4又は包装袋30を収容し、容器本体42の両端部に設
けられた吊り下げ片47,47部分を図1のコンベア1
3引掛けることにより該コンベア13吊り下げられ、上
記第1の実施例と同様に装置内を搬送されるもので、こ
の場合図10に示されてように、その所定搬送位置で上
記プラグ44にスチーム導入ソケット50が接続され、
容器本体42内にスチームが導入されて容器本体42内
が加圧され、この状態で本発明の加熱調理を行うもので
ある。
【0041】即ち、図10に示されているように、搬送
チェーン48によりトレー又は包装袋を収容した上記リ
テーナ40を間欠駆動して搬送し、所定の搬送位置で調
理装置1内に設けられたスチーム導入ソケット50をエ
アーシリンダ51により前進させてリテーナ40の上記
ソケット44に連結し、装置1外からスチームをリテー
ナ40内に導入した後、上記エアーシリンダ51により
上記ソケット50を後退させて上記プラグ44から切り
放し、搬送チェーン48を駆動させて以降の工程に順次
リテーナ40を搬送し、本発明の調理方法により加熱調
理を行うものである。
【0042】この場合、上述の本発明の加熱方式により
リテーナ42ごと加熱され、内部のトレー又は包装袋に
充容された被調理食品が加熱調理されるが、このリテー
ナ42内は導入されたスチームにより加圧状態となり確
実に100℃を越えた温度で被調理食品を加熱調理する
ことができる。また、リテーナ42内は上記制御弁43
により所定圧力に保持され、内圧が上昇し過ぎて内部が
必要以上に高温となるようなことはない。なお、リテー
ナ内圧は、通常0.01〜0.3kg/cm2程度に調
整することが好ましい。
【0043】また、この加圧方式により上記第2の実施
例に従って包装袋30に充容された被調理食品を加熱調
理する場合には、図7,8に示したバケット36を密閉
型とし、これに上記制御弁43及びプラグ44を設けて
上記リテーナ42と同様に加圧すればよい。
【0044】なお、本発明の加熱調理方法及び加熱調理
装置は、上記実施例に限定されるものではない。例え
ば、上記実施例では米飯パックを製造したが、各種惣菜
等、米飯以外の加工調理食品の食品パックを製造しても
よい。また、上記トレーを反転させる機構は必ずしも設
ける必要はなく、米の性質や各種惣菜等被調理食品の種
類によっては省略することもでき、また上記第1の実施
例では下掛けトップ材に微細孔を設けてこの微細孔から
蒸気をリークするようにしたが、トップ材をトレーにシ
ールする際に部分的に未シール部を形成し、該未シール
部をリーク孔とすることもでき、この場合は上掛けトッ
プ材のシールを行うことなく、最終的に未シール部をシ
ールすることにより最終密封包装とすることができ、更
に上記第2の実施例において用いた包装体を保持搬送す
るバケットや上記加圧方式を実施する際の圧力容器(リ
テーナ)の態様や制御方法は、適宜変更することができ
る。更にまた、その他の構成についても本発明の要旨を
逸脱しない限り、種々変更して差し支えない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパック食
品の加熱調理方法によれば、外観及び風味に優れた高品
質の食品パックを短時間で効率よく製造することがで
き、本発明の加熱調理装置は、かかる食品パックを確実
に製造し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す概略正面断面図で
ある。
【図2】同例の概略側面断面図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる炊飯方法(加熱調理
方法)に用いる米と水が充容されたトレーの一例を示す
断面図である。
【図4】同方法において、炊飯後、上掛けトップ材をシ
ールした同トレーの断面図である。
【図5】本発明法を実施した場合のトレー温度と経過時
間との関係の一例を示すグラフである。
【図6】本発明の他の実施例にかかる炊飯方法(加熱調
理方法)に用いる米と水が収容された包装袋の一例を示
す斜視図である。
【図7】同方法において、包装袋を保持搬送する方法の
一例を示す概略図である。
【図8】同方法において、包装袋を保持搬送する方法の
他の例を示す概略図である。
【図9】本発明の加熱調理方法及び加熱調理装置に用い
られる圧力容器(リテーナ)の一例を示す斜視図であ
る。
【図10】同圧力容器(リテーナ)内にスチームを導入
して内部を加圧する際の動作を説明する概略図である。
【図11】同圧力容器(リテーナ)を構成する制御弁の
構造及び動作を示す概略部分断面図である。
【符号の説明】
1 炊飯装置(加熱調理装置) 3 外筒体 4 内筒体 4a 第一区画壁 4b 第二区画壁 7 トレー上昇間隙 8 トレー下降間隙 21 米及び水(被調理食品) 22 微細孔(リーク孔) 23 下掛けトップ材 24 トレー 25 上掛けトップ材 30 包装袋 31 米(被調理食品) 32 水 33 開口部 34 シール部 35 未シール部 36 バケット 40 圧力容器 A トレー搬入ゾーン B 吸水ゾーン C 炊飯ゾーン(高温調理ゾーン) D 蒸らしゾーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレーに被調理食品と所定の水分を充容
    した後、このトレーの上端開放部を下掛けトップ材で封
    口すると共に、トレー内外を連通するリーク孔を設け、
    次にこのトレーを加熱してトレー内の被調理食品を吸水
    させた後、100℃を越えた加熱無菌エアーとスチーム
    との混合気により高温で加熱調理し、その後無菌エアー
    パージ下で乾熱して蒸気を抜くことにより蒸らし処理を
    行うことを特徴とするパック食品の加熱調理方法。
  2. 【請求項2】 トレーに米と水を充容した後、このトレ
    ーの上端開放部を下掛けトップ材で封口すると共に、ト
    レー内外を連通するリーク孔を設け、次にこのトレーを
    加熱してトレー内の米を吸水膨張させた後、このトレー
    内の米を100℃を越えた加熱無菌エアーとスチームと
    の混合気により高温で炊飯し、次いでトレーを反転させ
    た状態で追炊き炊飯を行い、その後無菌エアーパージ下
    で乾熱して蒸気を抜くことにより蒸らし処理を行なっ
    て、米飯パックを製造する請求項1記載のパック食品の
    加熱調理方法。
  3. 【請求項3】 包装袋内に被調理食品と所定の水分を充
    容した後、この包装袋の開口部をシールして封口すると
    共に、該シール時に部分的に未シール部を残して該未シ
    ール部を包装袋内外を連通するリーク孔とし、次にこの
    包装袋を加熱して包装袋内の被調理食品を吸水させた
    後、100℃を越えた加熱無菌エアーとスチームとの混
    合気により高熱で加熱調理し、その後無菌エアーパージ
    下で乾燥して蒸気を抜くことにより蒸らし処理を行うこ
    とを特徴とするパック食品の加熱調理方法。
  4. 【請求項4】 包装袋内に米と水を充容した後、この包
    装袋の開口部をシールして封口すると共に、該シール時
    に部分的に未シール部を残して該未シール部を包装袋内
    外を連通するリーク孔とし、次にこの包装袋を加熱して
    包装袋内の米を吸水膨張させた後、この包装袋内の米を
    100℃を越えた加熱無菌エアーとスチームとの混合気
    により高熱で炊飯し、次いで包装袋を反転させた状態で
    追炊き炊飯を行い、その後無菌エアーパージ下で乾燥し
    て蒸気を抜くことにより蒸らし処理を行って米飯パック
    を製造する請求項3記載のパック食品の加熱調理方法。
  5. 【請求項5】 被調理食品と所定の水分を充容し、下掛
    けトップ材で上端開放部を封口すると共に、内外を連通
    するリーク孔を形成したトレー、又は被調理食品と所定
    の水分を充容し、その開口部を部分的に未シール部を残
    してシールすることにより封口すると共に、該未シール
    部を内外を連通するリーク孔とした包装袋を搬入する処
    理物搬入ゾーンと、この搬入されたトレー又は包装袋を
    加熱してトレー又は包装袋内の被調理食品を吸水させる
    吸水ゾーンと、この吸水した被調理食品の入ったトレー
    又は包装袋を100℃を越えた温湿度に加熱する高温調
    理ゾーンと、このトレー又は包装袋内の被調理食品を無
    菌エアーパージ下で乾熱して蒸気を抜くことにより蒸ら
    し処理する蒸らしゾーンとを具備し、上記高温調理ゾー
    ンを、上端面が閉塞された外筒体の該上端面とこれの下
    方に水平方向に沿って配設された仕切壁との間に形成す
    ると共に、上記外筒体の一側壁内面との間に上記高温調
    理ゾーンと上記吸水ゾーンとにそれぞれ連通する処理物
    上昇間隙を形成する第一区画壁を設け、かつ上記外筒体
    の他側壁内面との間に上記高温調理ゾーンと上記蒸らし
    ゾーンとにそれぞれ連通する処理物下降間隙を形成する
    第二区画壁を設けてなり、上記高温調理ゾーン内に加熱
    無菌エアーとスチームとの混合気を導入することによ
    り、該高温調理ゾーンを加圧状態に維持すると共に、上
    記上昇間隙と下降間隙から過加圧分をリークして、該高
    温調理ゾーンを100℃を越えた所定温度に維持するよ
    う構成したパック食品の加熱調理装置。
  6. 【請求項6】 高温調理ゾーン内の一部にトレー又は包
    装袋を反転させる反転ゾーンを設け、米と水が収容され
    たトレー又は包装袋を処理物搬入ゾーンから搬入し、吸
    水ゾーンでトレー又は包装袋内の米を吸水、膨張させ、
    高温調理ゾーンで100℃を越えた温度で高温炊飯する
    と共に、上記反転ゾーンでトレー又は包装袋を反転させ
    た状態で追炊き炊飯し、蒸らしゾーンで蒸らし処理を行
    うことにより、米飯パックを製造するように構成した請
    求項5記載の加熱調理装置。
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