JPH0719405B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0719405B2
JPH0719405B2 JP59120963A JP12096384A JPH0719405B2 JP H0719405 B2 JPH0719405 B2 JP H0719405B2 JP 59120963 A JP59120963 A JP 59120963A JP 12096384 A JP12096384 A JP 12096384A JP H0719405 B2 JPH0719405 B2 JP H0719405B2
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康浩 米田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動特殊再生機能を備えた磁気記録再生装置に
関するものである。
従来例の構成とその問題点 近年、磁気記録再生装置(以下VTRと称す)は高密度記
録技術の発達とともに長時間記録が進み、例えばVHS方
式のVTRでは8時間記録が可能となつてきた。ところが
このように長時間にわたつて記録されたテープを2回
目、3回目と再生する際には、例えばテレビコマーシヤ
ルなど不要と感じられる部分はカツトできれは非常に便
利である。また、VTRのポータブル化が進むにつれ、ビ
デオカメラで撮影する機会も多くなり、撮影済のテープ
を早起り再生したり、スロー再生したりして楽しむ機会
が多くなつてきた。そうして、この様な特殊再生が手軽
に同じ部分を繰り返して行うことができれば非常に便利
である。
従来では、VTRを2台使用し、ソース側デツキで早送り
再生やスロー再生等の特殊再生を行い、別のもう一台の
デツキで記録した新たに別のビデオテープを作製した
り、またVTRが1台しかない場合には、使用者がキーを
操作して早送り再生やスロー再生等を行なつていた。
しかしながらVTRを2台使用する方法では、VTRが2台必
要となり高価であることに加え、新たに別に作製される
ビデオテープはダビング劣化した、S/Nの悪い質の低下
した画質しか得られないことが重大な欠点となつてい
た。また、使用者がキー操作して特殊再生等を行う方法
では、使用者が常にVTRの前で操作を続けなければなら
なくて操作が煩雑なうえ、新たにビデオテープを作製す
ることがないため、2度とまつたく同じ部分で同じ様な
特殊再生を行うことなど不可能で、再現性がないことが
最大の欠点となつていた。
発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解消するもので、別のVTR
を必要としないため、ダビング劣化のない画質で、一度
与えた再生状態を何度でも再現することができ、ある部
分は早送り再生したり、ある部分はスロー再生したりす
ることが自動的に行える自動特殊再生機能を容易に実現
できるVTRを提供することを目的とする。
発明の構成 本発明は、再生時のテープ移送速度が異なるどの特殊再
生実行時に対しても、予め設定した単一周波数の自動特
殊再生実行速度識別信号を、ビデオトラックとは別にテ
ープ長手方向に沿ったテープ端に設けたリニアトラック
に記録する自動特殊再生実行速度識別信号記録手段と、
前記自動特殊再生実行速度識別信号を再生し、この再生
信号の周波数が一定となるように特殊再生時のテープ移
送速度を制御するテープ移送速度制御手段と、前記自動
特殊再生実行速度識別信号を通常再生モードまたは特殊
再生モード実行中に記録するか再生するかを選択できる
切換え手段とを備えたものであり、前記リニアトラック
には使用者の操作によつて決められた波長の信号を記録
し、再生時にはリニアトラツクの前記記録信号を再生
し、この再生信号の周波数に応じて、早送り再生、スロ
ー再生等の実行モードを制御することにより、自動特殊
再生が再現性を持つて行うことが可能となり、特殊再生
によつて生じる新しい映像の世界を容易に創造したり修
正したりすることができ、再生画像をより効果的に楽し
む機能を得ることができるものである。
実施例の説明 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第1
図は本発明の第1の実施例の要部を示す図であり、早送
り再生、ノーマル再生、スロー再生、コマ送り再生の機
能を持つた8ミリVTRを例にとり、説明する。第1図に
おいて、(1)は磁気テープ、(2)はビデオ信号とオ
ーデイオ信号、それにトラツキング信号が重畳記録され
たトラツク、(3)はキユートラツク、(4)は(2)
と(3)のガードバンド、(5)はキユーヘツド、
(6)(7)はスイツチ、(8)(9)は記録増幅器、
(10)はスイツチ、(11)は1/4分周器、(12)は1/20
分周器、(13)は1/2分周器、(14)は発振周波数が
cである発振器、(15)は再生増幅器、(16)は周波数
−電圧変換器(以下F/V変換器と称す)、(17)はサン
プル&ホールド器(以下S&H器と称す)、(18)は2
ビツト出力のアナログ−デジタル変換器(以下A/D変換
器と称す)、(19)はA/D変換器(18)の出力P0,P1を入
力とし、かつスイツチ(22)の(22a)端子からのP2
入力とし、S&H器(17)へサンプルパルスsを供給
するシステムコントロール回路、(20)はシステムコン
トロール回路(19)で制御するリールコントロール回
路、(21)はシステムコントロール回路(19)より特殊
再生時のテープ移送速度情報を得てキヤプスタンモータ
等を制御するサーボ回路である。また前記スイッチ(2
2)は自動特殊再生を実行するか、しないかを選択する
スイッチである。スイツチ(6)は記録時には(6a)−
(6b)間が接続され、再生時には(6a)−(6c)間が接
続されるようになつている。スイッチ(7)は自動特殊
再生実行速度識別信号を記録するか、再生するかを選択
する切換え手段で、後述するが、前記識別信号を記録す
るとき、VTRが通常再生または特殊再生時に(7a)−(7
b)間が接続され、自動特殊再生実行時には(7a)−(7
c)間が接続され、前記識別信号が再生されるように構
成されている。又、自動特殊再生実行時には、スイツチ
(22)の(22a)−(22c)間が接続され、自動特殊再生
を行わない従来の使用者の操作で行なわれる再生時に
は、(22a)−(22b)間が接続されるようになつてい
て、P2がHレベルかLレベルかをシステムコントロール
回路(19)が判断できるようにしている。スイツチ(1
0)はモードアフレコ時に使用者が自動特殊再生状態を
指示する際に切換えるもので、ノーマル再生を指示する
時には(10a)−(10b)間が接続され、早送り再生を指
示する時には(10a)−(10c)間が接続され、スロー再
生を指示する時には(10a)−(10d)間が接続され、コ
マ送り再生を指示する時には(10a)−(10e)間が接続
され、スイツチ(7)が(7a)−(7b)間が接続され、
かつスイツチ(6)の(6a)−(6c)間が接続された
際、記録増幅器(9)を介してキユーヘツド(5)によ
つてキユートラツク(3)に信号が記録される構成とな
つている。即ち、記録したテープ速度と同じ速度で再生
画像を見て、早送り再生したければ、その場面再生中ス
イツチ(10)を(10a)−(10c)と接続すればよい。
又、上記操作をした後、再びノーマル再生で見たい場合
には、その最初よりスイツチ(10)を(10a)−(10c)
と接続すればよい。
第2図は第1図における/V変換器(16)の入力周波数
Finと出力電圧V0の関係を示した図であり、第3図は第
1図におけるA/D変換器(18)のアナログ入力電圧V1
出力ビツトP0,P1の関係を示した図、第4図はスイツチ
(22)が(22a)−(22c)間が接続され、入力P2がHレ
ベルであるときのシステムコントロール回路(19)の中
のマイクロコンピユータのこの部分のフローチヤートで
ある。
以上のように構成された本実施例のVTRについて、以下
その動作を説明する。一般に磁気ヘツド再生周波数と
記録波長λ、テープ速度υの関係は下記の通りである。
つまり再生周波数は、テープ速度υが速い程、また記
録波長λが短い程高くなり、逆にテープ速度υが遅い
程、また記録波長λが長い程、再生周波数は低くなる
関係にある。モードアフレコ(再生状態指令を記録する
モード)に設定すると、第1の実施例のVTRではノーマ
ル再生モードとなり、スイツチ(6)は(6a)−(6c)
間、スイツチ(7)は(7a)−(7b)間が接続されるの
で、スイツチ(10)、記録増幅器(9)を介して信号が
キユーヘツド(5)によつてキユートラツク(3)に記
録される。このモードアフレコ時にはテープ(1)は一
定速度で走行するため、キユートラツク(3)に記録さ
れる信号の記録波長は(10a)端子の周波数に依存す
る。したがつてスイツチ(10)がどの端子と接続される
かに依存することになる。即ち、(10a)−(10e)と接
続された時のキユートラツク(3)に記録される信号の
記録波長λeが最も短かく、以下、(10a)−(10d)間
接続の時の記録波長λa、(10a)−(10b)間接続の時
の記録波長λb、(10a)−(10c)間接続の時の記録波
長λcの順に長くなつていく。
λe<λd<λb<λc 記録時にはスイツチ(6)は(6a)−(6b)と接続する
ため、記録増幅器(8)を介して、周波数 の信号がキユーヘツド(5)へ供給される。したがつ
て、モードアフレコ時に再生状態指令をノーマル再生と
指示した際には、スイツチ(10)が(10a)−(10b)と
接続され、スイツチ(7)が(7a)−(7b)と接続され
るため、前記スイツチ(6)が(6a)−(6b)と接続さ
れた時と同じ周波数を持つた信号がキユートラツク
(3)に記録されることになる。
次に自動特殊再生時の動作について説明する。自動特殊
再生時にはスイツチ(6)は(6a)−(6c)を接続さ
れ、スイツチ(7)が(7a)−(7c)と接続され、キユ
ートラツク(3)に記録された信号がキユーヘツド
(5)で再生され、再生増幅器(15)を介してF/V変換
器(16)へ入力される。そして、F/V変換器(16)では
第2図に示した関係でもつて電圧V0を出力する。S&H
器(18)では入力電圧V0をシステムコントロール回路
(19)より出力されるサンプルパルスsでサンプリン
グし、出力電圧V1をA/D変換器(18)へ入力させる。A/D
変換器(18)では第3図に示した関係のように入力電圧
V1がV2電位よりも低いときは出力P1がHレベルとなり、
入力電圧V1がV3電位よりも高いときは出力P0がHレベル
となる。システムコントロール回路(19)はA/D変換器
(18)の出力P0,P1がL→Hレベルへ変化することを検
出し、入力P2がHレベルのときには第4図に示した処理
を行い、再生モードを変え、それにともないテープスピ
ードも変化させている。キユーヘツド(5)から再生さ
れる信号の再生周波数Finはテープ(1)が速度υ
走行していれば、(25)式に示した通り となる。
第5図はモードアフレコ時に再生状態指令をノーマル再
生モードよりスロー再生モードに変える指示を行つた
後、スイツチ(7)を(7a)−(7c)と接続させ、前記
再生状態の変更指示を行つた部分を再生したときの各要
部波形である。モードアフレコ時に再生状態指令をノー
マル再生モードからスロー再生モードに切換えた所で
は、キユートラツク(3)に記録された信号の記録波長
はλbからλdに変わつている。従つてノーマル再生時
にテープ(1)が速度υbで走行すれば、F/V変換器(1
6)の入力周波数Finは(25)式より となり、その周波数に応じた電圧V0が出力される。この
ときの出力電圧V0と基準電圧V2,V3の関係はV2<V0<V3
となるように設計されており、A/D変換器(18)の出力P
0,P1が共にLレベルになる様にされている。システムコ
ントロール回路(19)よりS&H器(17)へ供給するサ
ンプルパルスsは第4図に示したタイミングで発生さ
れる。
さて、ノーマル再生モードを実行中に再生状態指令がノ
ーマル再生モードからスロー再生モードに切換えられた
部分になると、再生周波数Finは と変化する。λd<λbの関係から、電圧V0は高くな
り、それにともない電圧V1も高くなり、このとき基準電
圧V3を越える様に設計されているため、A/D変換器(1
8)の出力P0がL→Hレベルへ変化する。システムコン
トロール回路(19)では第4図に示した如く、入力P2
Hレベルのときノーマル再生モード実行中に入力P0がL
→Hレベルに変化することを検出すること、実行モード
をスロー再生モードに変える指令をサーボ回路(21)や
リールコントロール回路(20)へ発する。この結果テー
プ(1)の走行速度が遅くなり、電圧V0は低くなり、そ
れにともない電圧V1も低くなり、このときV2<V1<V3
なる様に設計されているため、出力P0はH→Lレベルへ
変化する。以上の様にして、ノーマル再生モードからス
ロー再生モードへ実行モードが自動的に切換えられる。
次にノーマル再生モードから早送り再生モードへ実行モ
ードが自動的に切換えられる例を説明する。第6図はモ
ードアフレコ時に再生状態指令をノーマル再生モードよ
りスロー再生モードに変える指示を行つた後、スイツチ
(7)を(7a)−(7c)間に接続させ、前記再生状態の
変更指示を行つた部分を再生しているときの各要部波形
である。モードアフレコ時に再生状態指令をノーマル再
生モードからスロー再生モードに切換えられた所では、
キユートラツク(3)に記録された信号の記録波長λb
からλcに変つている。従つてノーマル再生時にテープ
(1)が速度υbで走行していると、再生周波数Finは から へ変わる。λb<λcの関係より電圧V0は低くなり、そ
れにともなつて電圧V1も低くなり、このとき基準電圧V2
より低くなる様に設計されているため、A/D変換器(1
8)の出力P1がL→Hレベルへ変化する。システムコン
トロール回路(19)では第4図に示した如く入力P2がH
レベルのとき、ノーマル再生モード実行中に入力P1がL
→Hレベルに変化することを検出すると、実行モードを
早送り再生モードに変える指令をサーボ回路(21)やリ
ールコントロール回路(20)に発する。この結果テープ
(1)の走行速度が速くなり、電圧V0は高くなり、それ
にともない電圧V1も高くなり、このときV2<V1<V3とな
る様に設計されているため、出力P1はH→Lレベルへ変
化する。以上の様にして、ノーマル再生モードから早送
り再生モードへ実行モードが自動的に切換えられる。
次にコマ送り再生モードからスロー再生モードへ実行モ
ードが自動的に切変えられる例を説明する。第7図はモ
ードアフレコ時に再生状態指令をコマ送り再生モードよ
りスロー再生モードに変える指示を行つた後、スイツチ
(7)を(7a)−(7c)間に接続させ、前記再生状態の
指示変更を行つた部分を再生しているときの各要部波形
である。モードアフレコ時に再生状態指令をコマ送り再
生モードより再生モードに切換えた所では、キユートラ
ツク(3)に記録された信号の記録波長はλeからλd
に変つている。コマ送り再生モードではテープ(1)は
間欠に走行するため、テープ(1)が停止していれば、
いくら記録波長の短い信号が記録されていても再生信号
は取り出すことができない。従つてテープ(1)が移動
している間に信号を処理する。第4図においてコマ送り
モード実行中の処理でサンプリングパルスsのタイミ
ングが他モードと異なるのは上述した理由である。コマ
送り再生モードでテープ(1)が速度υeで移動してい
るとすると、再生周波数Finは間欠的に となる。サンプルパルスsは第7図に示したタイミン
グで発せられるため、電圧V0は図に示した様に間欠的な
一定していない値をとつても電圧V1はほぼ一定な値とな
る。さて、切換え部分では再生周波数Finが と変化するため、λe<λdの関係から電圧V1が低くな
り基準電圧V2より低くなるように設計されているため、
A/D変換器(18)の出力P1がL→Hレベルへ変化する。
システムコントロール回路(19)では入力P2がHレベル
のときには第4図に示した処理を行い、実行モードがス
ロー再生モードへ移る。上述したようにして、コマ送り
再生モードからスロー再生モードへ自動的に実行モード
が移行する。
以上、3つの例で再生モードが自動的に移ることを詳細
に述べたが、他のモード間での移行も同様にして行なわ
れる。また、早送り再生モードからスロー再生モードへ
の移行についても、早送り再生モードからノーマル再生
モードへ、ノーマル再生モードからスロー再生モードへ
と考えれば、上述の3つの例と同様である。
さらに、この様な自動特殊再生を行なわず、従来通りの
使用者の操作で行なわれる通常再生にするには、スイツ
チ(22)を(22a)−(22b)と接続すればよい。この際
にはP2がLレベルとなり、システムコントロール回路
(19)は第4図に示した処理は行なわず、従来通りの通
常再生を行なうよう制御されている。
本実施例では、早送り再生、ノーマル再生、スロー再
生、コマ送り再生の4つのモードを自動切換えする例に
ついて述べたが、スイツチ(10)の端子を多くすれば、
他のテープ速度が異なるモード例えは早送りモードへの
自動切換えも可能である。
また本実施例では分周器(11)(12)(13)について具
体的な分周比を記したが、例えば分周器(11)と(12)
の関係で説明するならば早送り再生におけるテープ速度
がノーマル再生におけるテープ速度の約5倍であれば、
(25)式に示した関係から記録波長を約5倍の長さにし
ておくと再生周波数がほぼ同じとなり設計が容易になる
からで、前記分周比は特定の値に定めることはないが、
テープがN倍速で走行するモードでは記録波長も約N倍
となるように記録周波数を設定してやり、指示された再
生モードのときの電圧V0がほぼ同じとなるようにする必
要がある。
以上のように本実施例によれば、キユートラツク等のリ
ニアトラツクスに記録された信号の再生周波数が一定に
に収まるように実行モードが制御されることにより、あ
る部分はスロー再生を行ない、またある期間は早送り再
生したりするようなことが、一度使用者が再生状態を指
示すれば何度でも自動的に行なうことができ、再生画像
を効果的に楽しむことができる。
次に本発明の第2実施例について、図面を参照しながら
説明する。第8図は本発明の第2の実施例を示すVTRの
要部を示した図である。第1図と同じ構成を示すブロツ
クは第8図において同じ番号を付与している。第8図に
おいて、(22)は自動特殊再生を行うか、使用者の操作
で実行モードを制御する通常再生を行うかを選択するた
めのスイツチで、一旦がVcc電源(Hレベル)へ接続さ
れ、もう一端が接地(Lレベル)されている。(23)は
P0,P1,P2を入力とし、サンプルパルスsをS&H器
(17)へ供給するシステムコントロール回路である。
(24)は記録時とモードアフレコ時には(24a)−(24
b)と接続され、それ以外の時には(24a)−(24c)と
接続されるスイツチである。
このように構成された第2の実施例のVTRについて、以
下早送り再生、ノーマル再生、スロー再生の機能を持つ
た8ミリVTRを例にしてその動作を説明する。モードア
フレコ時には、スイツチ(22)を(22a)−(22b)と接
続し、P2をLレベルにし使用者の操作で実行モードを制
御する通常再生を行なうようにする。よつて第1の実施
例でモードアフレコ時にはテープ移動速度であつたこと
が大きな相違点である。この場合、キユートラツク
(3)に記録される信号の記録波長は発振器(14)の発
振周波数がcで一定のため、テープ(1)の移動速度
υに依存する。即ち、テープ(1)の移動速度υ
速ければ速い程、記録波長は長くなり、遅くなればなる
程、短くなる。従つて、このモードアフレコ時に、使用
者が実行モードをノーマル再生から速送り再生に切換え
ると、キユートラツク(3)における切換えた所の記録
波長もテープ移動速度が速く変化するにしたがい長くな
る。
第9図は第8図におけるシステムコントロール回路(2
3)の中ののマイクロコンピユータのこの場合のフロー
チヤートで、スイツチ(22)が(22a)−(22c)に接続
されて入力PがHレベルになつた際に行う処理を示した
ものである。モードアフレコ時にノーマル再生から早送
り再生へ切換えた所での自動特殊再生モード実行中の動
作を第6図を参照にして説明する。
切換えた所のキユートラツク(3)に記録された記録波
長は長く変化しているため、再生周波数Finは、実行モ
ードがノーマル再生でテープが移動していると、第6図
のように切換えた所で周波数が低くなる。再生周波数Fi
nが低くなると、F/V変換器(16)の出力電圧V0は基準電
圧V2を低下するように設定されているため、第1の実施
例で解説した如くA/D変換器(18)の出力P1がL→Hへ
変化する。システムコントロール回路(23)の中のマイ
クロコンピユータは、第9図に示したように、P2がHレ
ベルの際には、ノーマル再生モード実行中にP1がL→H
レベルへ変化するのを検出すると、早送り再生モードへ
移行する指令をリールコントロール回路(20)、サーボ
回路(21)へ発する。この結果、テープ移動速度が速く
なるため、再生周波数Finが高くなり、それにともない
電圧V1も高くなり、このとき、V2<V1<V3となる様に設
計されているため、出力P1はH→Lレベルへ変化する。
以上の様にして、ノーマル再生モードから早送り再生モ
ードへ実行モードが切換えられる。他のモード間への切
換えについても、同様にして説明されるが、ここでは省
略する。
以上のように、第2の実施例においては一定の周波数信
号をテープ移動速度の異なるモードに対してそれぞれキ
ユートラツクに記録するため、それぞれの実行モードに
応じた記録波長を有した信号がキユートラツクに記録さ
れる。従つて自動特殊再生を行えば、前回実行したモー
ドを自動的に繰り返すことができ、特殊再生等によつて
創造された画像を保存し、また容易に修正し、またすぐ
に再現することが可能で、再生画像も効果的に楽しむこ
とができ、その実用的効果は大きい。
尚、本実施例においては8ミリVTRのキユートラツクを
使用する例で第1、第2の実施例とも説明したが、VHS
方式VTRにおけるオーデイオトラツク2チヤンネル内の
1チヤネルン等を利用しても同様な自動特殊再生が実現
できるのは言うまでもない。
発明の効果 以上本発明の磁気記録再生装置は、再生時のテープ移送
速度が異なるどの特殊再生実行時に対しても、予め設定
した単一周波数の自動特殊再生実行速度識別信号を、ビ
デオトラックとは別にテープ長手方向に沿ったテープ端
に設けたリニアトラックに記録する自動特殊再生実行速
度識別信号記録手段と、前記自動特殊再生実行速度識別
信号を再生し、この再生信号の周波数が一定となるよう
に特殊再生時のテープ移送速度を制御するテープ移送速
度制御手段と、前記自動特殊再生実行速度識別信号を通
常再生モードまたは特殊再生モード実行中に記録するか
再生するかを選択できる切換え手段とを備えたものであ
り、これにより、ある部分はスロー再生を行なったり、
ある期間は早送り再生を行なう等の特殊再生が自動的
に、しかも何度でも同じ様に再現性をもつて行なうこと
ができ、さらに再生状態指令は容易に修正も可能である
ので、映像を特殊再生等によつて創造し、作品として残
すこともでき、再生画像を効果的に楽しむことができ
る、極めて便利な機能を得ることができ、その実用的効
果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の要部を示した図、第2
図は第1図におけるF/V変換器の特性を示した図、第3
図は第1図におけるA/D変換器の特性を示した図、第4
図は第1図におけるシステムコントロール回路のマイク
ロコンピユータの入力P2がHレベルにおける際の処理を
示した図、第5図はノーマル再生モードからスロー再生
モードへ実行モードが自動的に移行するときの各要部波
形を示した図、第6図はノーマル再生モードから早送り
再生モードへ移行するときの各要部の波形を示した図、
第7図はコマ送り再生モードからスロー再生モードへ移
行するときの各要部の波形を示した図、第8図は本発明
の第2の実施例の要部を示した図、第9図は第8図にお
けるシステムコントロール回路の中のマイクロコンピユ
ータの入力P2がHレベルにおける際の処理を示した図で
ある。 (3)……キユートラツク、(16)……周波数−電圧変
換器、(17)……サンプル&ホールド器、(18)……ア
ナログ−デジタル変換器、(19)(23)……システムコ
ントロール回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−96552(JP,A) 特開 昭56−90443(JP,A) 特開 昭58−169360(JP,A) 特開 昭59−48843(JP,A) 実開 昭58−190843(JP,U) 実開 昭55−7149(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生時のテープ移送速度が異なるどの特殊
    再生実行時に対しても、予め設定した単一周波数の自動
    特殊再生実行速度識別信号を、ビデオトラックとは別に
    テープ長手方向に沿ったテープ端に設けたリニアトラッ
    クに記録する自動特殊再生実行速度識別信号記録手段
    と、前記自動特殊再生実行速度識別信号を再生し、この
    再生信号の周波数が一定となるように特殊再生時のテー
    プ移送速度を制御するテープ移送速度制御手段と、前記
    自動特殊再生実行速度識別信号を通常再生モードまたは
    特殊再生モード実行中に記録するか再生するかを選択で
    きる切換え手段とを備えたことを特徴とする磁気記録再
    生装置。
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